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    元スレいろは「せーんぱいっ」八幡「」

    SS+覧 / PC版 /
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    51 :





    これはいくら俺でも分かる。一色いろはが抱き付いてきたのだ。いや待て、全然分かんない。


    時折小さく嗚咽を漏らしては鼻をすする音がするのできっと、いや間違いなく泣いているのだろう。



    八幡「お、おい一色?」



    後ろにいる一色に声をかけるが一色は何も応えず、さらに強く抱き締めてくる。






    あれれー?一色さんじゃないのかなー?
    いやいや、そんなはずはない。ていうか一色じゃなかったら怖いのでやめて頂きたい。一色だったら良いというわけではもちろんない。



    腕ごとホールドされてはいるが肘は動くのでそのまま一色の手をどかそうと思ったが、一色の喋り出したことでやめた。



    いろは「グスッ…先輩、ちゃんと聞いて下さい…。」


    喋りながら一色はなおも腕の力を強める。うーむ、このまま潰す気だろうか…



    八幡「聞くも何も、もうお前言っただろ。葉山の事を好きじゃない、ケジメをつけれたって。それで話は終わりだろ。」



    俺はこの先を言わせるわけにはいかない。もう一色が俺を好きじゃないなんて思わない。この一色の涙が、握り締める手が、背中の確かな温もりが、それを証明している。



    確かに本物は欲しい。この一色とだってそういう関係を築きたいとは思う。だが、そこに恋愛事を絡める気はない。俺は友達と同等以上にその関係を信じられないからだ。





    そして何よりその関係は友達以上に、怖いからだ。





    52 :





    いろは「先輩!違うんです!まだ話はーーー」



    八幡「終わってる。これ以上何を話すんだ?明日も買い物付き合って下さいってか?それとも生徒会の事か?それとも何かの愚痴か?俺が聞いてやれるのは…そんくらいだ。」



    いろは「そんな事じゃないです!でも、先輩に聞いて欲しいんです!先輩にだけ聞いて欲しいんです!!先輩、私は先輩のことg」



    八幡「やめろっつてんだろ!!」



    再び静寂が俺たちを包み込む。


    こんなに怒鳴ったのはいつぶりだろうか。


    それきり黙りこんでしまった一色は、それでも腕の力を緩めようとはしなかった。その手はもうずっとカタカタと震えている。寒いからなのか、俺に怒鳴られたからなのか、それともここまでするのに勇気を振り絞っているのか、俺には分からない。でもここは分かってやるわけねはいかないんだ。



    八幡「離せ」


    いろは「…嫌です」


    八幡「離せ」


    いろは「嫌です!だから、話を聞いて下さい」


    八幡「断る」



    このままだと埒があかない。一色もそれを感じとったのか、再び沈黙が流れた。



    53 :

    いやー文章力のあるいろはすSSがやっぱ一番だわ

    54 :

    イイね
    でも原作で八幡が叫んだりしてる所ってあったっけ?

    55 :

    特に変なキャラ崩壊してる訳じゃないのに何でいちいち原作が~って言うんだ…?
    原作で叫んでなかったら叫ばしたらダメなん?

    56 :

    ツッコミと脳内ではしょっちゅう叫んでる気が

    57 :

    いろはす~
    しかし男と遊び回るビッチである。

    58 :

    こういうのでいろはが葉山の事どうでもいいとか言い出すと一気に薄っぺらくなるな

    59 :






    沈黙の中で俺は冷静さを少しずつ取り戻していった。後ろで泣いている女の子を俺はどうするべきなのか。


    嫌な沈黙ではあったが、一旦冷静になって考えるには充分な時間だった。



    八幡「一色。さっきは、怒鳴って悪かった。」


    いろは「………いえ。グスッ…先輩でも、ああゆう声を出すこと、あるんですね…。ちょっと、グスッ…ビックリしました……」


    八幡「………俺はお前がこんなことしてる方にビックリしてる」



    少し場の空気が和んだところで、一色、と切り出した。



    八幡「お前が今抱いてる感情は偽物だ」


    いろは「………え?」


    八幡「…だからそれは、偽物の気持ちだ」


    いろは「ち、違います!!それは絶対に違います!!なんで!…なんで、そんなこと、そんな酷いこと…言うんですか…」


    それは当然、一色が傷付くだろう言葉を選んでるからだ。俺だってこんな場面で相手にそんな事を言われたらその場ではさすがになくとも、家に帰ってから泣き崩れる自信がある。でも言ってやる。ここでコイツのこの思いを終わらせる。



    八幡「本当のことだろ?ならなぜお前はそんな気持ちになってるんだ?」


    いろは「それは!……先輩はいつも私のこと助けてくれますし、それにーーー」


    それだ。そこまで聞けたら充分だ。
    俺はあの時、由比ヶ浜に言った様に一色の言葉を遮る。


    八幡「別に俺は、お前だから助けたわけじゃない」


    一色の手がピクッと動く。


    60 = 59 :





    八幡「たまたま依頼に来たのがお前で、たまたま俺がその依頼を受けただけだ。実際のところお前じゃなくても、誰でも良かったんだ。雪ノ下を落選させられればな。」



    なんで相手を傷付ける言葉を言うと胸の奥がズキズキとするのだろう。こんな酷いことを今までに何度も言っているのに、俺にもまだ良心があるのだろうか。



    八幡「それに、お前は言ったな。葉山の事を好きじゃなかったって。それこそ偽りだ。俺の前でカッコつけてアピールしてるだけだ。お前はあの時、確かに泣いてた。あれはお前の素だ。好きな葉山にフラれて悲しくて涙が出たんだよ」




    普段喋んないのにこういう時だけ饒舌になってしまうから喉の奥はカラカラだ。だがさらに俺は畳み掛ける。



    八幡「だからお前が求めるべきなのは葉山との本物だ。さっきも言った様に俺は雪ノ下を落選させたかった。それは俺が奉仕部を守りたかったからだ。俺が求めた本物はあの場所と、あの2人だ。お前のことは求めてねぇんだよ」




    俺が言い切ると一色の腕の力はフッと抜けそのまま一色は地べたに座り落ちた。それと同時に俺も振り返る。下を向いてはいるが噛み締めた口に手を当て必死に声を抑えてはいるが、目から溢れる涙は止めどなく流れ落ちていた。



    61 = 59 :





    言い過ぎたとも思った。俺もここまで言われると泣くを通り越して自殺願望が芽生えると思う。でもこれしか思い浮かばなかった。



    もう少し優しく言ってもきっと一色は諦めない。なぜならこいつは由比ヶ浜よりも強引だからだ。


    由比ヶ浜も強引ではあるが、彼女は空気を読むことにおいてプロフェッショナルだ。その空間の空気と相手の事を直感的に理解して身を預けるか引くかを判断する。


    でも一色は違う。
    確かに空気は読めるだろうが、あえてそこで居座るのが一色だ。





    嗚咽をもらしながらずっと泣き崩れている一色に、俺は頭を撫でてやることも、謝罪の言葉をかけてやることも、しない。



    きっとコイツの思いも、この瞬間も時間が経てば俺への恨みに変わり、やがて風化して最後には記憶にも残らない。それでいいんだ。



    しばらく時間が流れた。次第に一色の嗚咽も小さくなり、気持ちが落ち着いてきたようだ。そして一色はフラッと立ち上がって涙は零しながらも喋った。



    いろは「先輩は、グスッ、ばか、です。ヒッグ…わだし、何を言われだって、先輩が、グスッ、好ぎ、なんです」




    62 :

    二期ではいろはす出るんかな

    63 :

    むしろなぜ出ないと思うのか

    64 :

    いろはすの声誰かなー

    65 :

    あやねるとかありえそう

    66 :

    早見沙織って声優がいいんじゃないかな

    67 :






    今にも消え入りそうな声で、でもしっかりとそう言った一色は俺に身体を預け今度は我慢することなく、盛大に泣き始めた。



    ………不意打ちではあったが言われてしまった。言わせてしまった。さっきからずっと避けていた言葉を。




    一色が泣き止むのに時間はかからなかった。



    いや、その間完全に俺、比企谷八幡は空白で、時間の流れも、わんわんと泣いている一色の声も、涙に濡れてカッターシャツの中が湿っていくのも、何も感じられたかった。



    だから時間はだいぶ過ぎたのかもしれない。だがもう俺には時間なんて概念は存在しなかった。




    八幡「…聞かせろよ。お前の話」




    一色が泣き止んで、止まった思考が動き出して、ようやく口を開いた。



    あの言葉を言われてしまっては、もう一色の話を聞かない理由なんて俺には思い浮かばなかった。




    68 :

    改行多すぎよー」ー

    69 :

    行間を読むんだ!たぶんすごく時間が経ったんだ!

    70 :

    >>66には誰もツッコミ入れないのか、それともここがスルー検定の受験会場なのか

    71 :

    >>70
    不合格

    72 = 65 :

    >>70分かっていってるとおもうしスルー安定でしょ!

    73 :

    >>66は語尾をいいと思うのだけれどって
    そこまでネタに徹してたらつっこんでた

    74 :

    空行が異様に多いくせに改行は使わないから、とにかく読みにくすぎて内容以前の問題なんだよなあ……。
    空行については一般的な文章の作法を守らないのに、改行については一般的な紙媒体での文章作法を遵守しているから、チグハグな感じを受ける。
    何か特殊なこだわりがあるのか、単に頭がおかしい人なのか判別つかないわ。

    75 :

    うひー気持ち悪い

    76 :

    >>74
    か、カッコいいっすね

    77 :

    >>74
    あなたの作品をぜひ読んでみたいです!
    作品名かコテハンさらしてください!

    78 :





    そうしてまたあの公園である。


    八幡「ほれ」


    公園の出入り口にある自販機で2人分の飲み物を買って一色に手渡す。俺も先ほど喋り過ぎたせいで喉は乾いてたし、一色も泣き過ぎて乾いているだろうと思い買ってやる。


    いろは「ありがとうございます。ホント、先輩は人のことあざといって言いますけどー、先輩のこういうとこも充分あざといです」



    八幡「………。やっぱ返せ。俺が飲む」



    渡したジュースを奪い取ろうとすると一色はふいっとその手を交わしていたずら顏をつくる。


    いろは「ダメです!なんですか先輩?あざといって言われて怒っちゃいましたか?それとも照れちゃいましたかー?」



    う、うううざい!!うざすぎる!!
    ここはあえて無視して一色の横に腰を下ろす。



    そんな他愛のない会話をしながら互いに気恥ずかしさを払拭するよう努める。



    ………はぁ、ホントこいつ強いよな。仮にも告白して、それでいてまだ返事をしてくれないような相手と一緒にいるのに、普段通り喋れるなんて。むしろ俺の方がさっきからドキドキしちまってるじゃねーか。これが経験の差なのかちくしょー。





    だが何とかこんな空気を作り出しても本題に入る勇気は互いになかった。ていうか俺から話を振らなくちゃダメなの?何て言えば良いんだよおい。



    『それで、なんで俺の事、す、すすす、好きになったんだ?』か?

    いや、キモいな。自分を好きになった理由を尋ねるなんて難易度高過ぎるし。つか想像の中でもこんだけ噛んじゃうとかないわ。想像でこれなら実際その単語を言う時には黙ってしまうまである。


    うん、やめとこう…。


    こんなしこうをしていると一色の方から切り出してきた。



    いろは「それで先輩、話、ちゃんと聞いてくれますか?」


    79 = 78 :

    >>68 >>74
    すいません。今までずっと読む側だったので、個人的に地の分が多いのにずっと空行がなかったりすると目が疲れるし読みにくいなぁと思っていましたのでこうしています。直した方がよろしいでしょうか?

    80 = 77 :

    俺は空行多くてもいいと思うんだけどねー
    むしろ好きよ。
    でも句点での改行は確かに欲しいかも。

    81 = 75 :

    好きにしな

    82 :

    あんなの気にする必要なし

    83 :

    じぶんのスレなんだから どうSSをかくかは じぶんのかって
    ほんとうにおもしろいSSなら どうかこうと よむひとはよむ

    85 = 46 :

    そうかパソコンで見てる人の方が多いのか!すいません、自分パソコン持ってないんで気にしてませんでした。確かにパソコンだと文が少ないのに空行が多いと見ずらいですよけね。今後は少し気をつけて書いてみます!

    86 = 46 :





    八幡「お、おう。つか聞くに決まってんだろ。ここまで来て何も聞かずに帰るとか気になって眠れねぇよ。」



    いろは「あははっ、確かにそうですよねー」


    一色はケラケラと笑うとこちらの顔を覗き込んで聞いてくる。


    いろは「でも先輩、お腹空きませんか?もうこんな時間ですし」


    言われて携帯で時計を確認すると、ふむなるほど、確かに時刻はすでに21時30分を回っている。
    まぁ空いたっちゃ空いたが…でもここで帰るわけにはいかないのでーーー



    八幡「お前こそどうなんだよ。その話題振ってくるってことは腹減ったのか?」



    会話の流れを利用してこちらは答えないまま相手に話を振り返すという我が奥義。いや、日本人なら大半がこの技使ってそうだな…



    いろは「少し空いてきました。なのでこれを食べましょう!」


    かばんの中から目当ての物を探し、じゃーんっ!と言ってトッポを取り出した。
    …イメージ通り、女子高生は常に無難なお菓子を持ち歩いていた。女子高生のかばんの中はお菓子と化粧道具しか入っていないという噂は本当っぽい。



    トッポの箱の中身は一袋しか入っておらず、2人で食べるとあっという間になくった。



    いろは「人の物たくさん食べて図々しい先輩ですねー。」


    八幡「いや、大半お前が食っただろ。俺は3本くらいしか食ってねえぞ」


    いろは「いちいち数えてたんですかー?小さい男はダメですよー」


    八幡「いや、3本程度数えてなくても覚えるてるだろ普通」



    トッポを食した後は、2人ともジュースを飲んだ。
    そしてふぅーと少し息を吐いて間をおいた一色はゆっくりと話し始めた。



    87 :

    >>84
    雰囲気(ふんいき)ね

    pcで見てる人にはスッカスカに見えるけど携帯とかスマホの人はちょうどよかったりするんだよな……

    88 :

    >>87
    なぜか変換できないでググればわかるが古典的2chネタだぞ

    89 = 46 :





    いろは「先ほど先輩に言われて気付いたことがあります。それは私が葉山先輩の事を確かに好きだった、という事です。ここは訂正しておきます。」


    喋りながら一色は顔を上げ、また遠くを見やった。俺もその視線の先を追いかけたが、そこにはただの暗闇が広がっていて俺には何も見えない。


    いろは「でも、好きよりも憧れが強かったと思うんです。葉山先輩にはもちろん憧れてましたし、その葉山先輩と付き合ってる私に憧れてたんですねきっと。」


    ふむ。それならなおさらこいつが葉山を諦める理由が分からない。いや、本当に分からないのは別のことだ。
    自分では手が届かないと悟って葉山を諦めたとしても、そこでなぜ俺にベクトルが向くんだ?俺と葉山はまさしく象と蟻。いや、天と地ほどの差があるのに。



    八幡「分かんねーな。憧れてたんなら葉山を追いかけるべきだろ。そこが無理でも葉山みたいな奴はいくらでもいただろ」


    思っていることを素直に言ってみる。
    すると一色はクスッと笑みを浮かべた。



    いろは「確かにそーですよねー。葉山先輩が無理だったとしてもそこから先輩になびく人はまずいませんよねー」


    おいこら待てどういうことだ説明されなくても分かるがもっとオブラートに包めよこの野郎!


    でも、と一色は続ける。


    90 :

    そのとうり(←なぜか変換できない)
    最近、マジレスが多すぎてマジレスで返すのが定石なのかと思っちゃうよ。

    91 = 46 :





    いろは「私は先輩を好きになっちゃったんです」



    そう言って身体を傾け俺の目をじっと見つめる一色。俺もその視線から目を離せない。



    いろは「………やっぱ、理由も言わなくちゃダメ…ですよね?」



    八幡「そりゃ言ってくれるとありがたい。考えるのも返答するのもしやすくなるからな」




    ここでしばしの沈黙が訪れた。一色は言う言葉をまとめているのか少し下を向いているが時間が経つにつれ顔を紅くしている。


    ……熱?

    ちょっと心配になってきたので声をかけることにする。


    八幡「おい、大丈夫か?」



    やはりこうゆう時におデコを手で触ったりおデコとおデコをコツンしないところが悲しくも俺の主人公性のなさを証明してやがるぜ。
    俺がしたら即タイーホだからな……泣きそう



    いろは「い、いいいいいえ!ぜんっぜん大丈夫ですよ!気にしないで下さい!」



    手を振って思いっきり否定する。…オーバー過ぎだろ。ほんとあざとい。


    92 = 46 :





    再び一色はふぅーと白い息を吐いて調子を整える。だが顔は紅いままだ。
    …うむ、もしやこいつこんな空気で何かイヤらしい事でも考えていたのか?いや、一色に限ってそれはないだろう。そんなのは海老名さん一人で充分だ。



    いろは「あのですね、先輩」

    八幡「おう」


    再び上げた顔をまた下に向けて喋る一色。なるほど、単に恥ずかしいのか。まぁ俺もかなり恥ずいしな。

    そりゃ当然だ。面と向かって俺を好きになった理由を聞かされるわけだし、コイツは本人の前でそれを言うわけだし。
    そもそも俺は自分から本気で告白したことはあったがされたことはない。同様に一色もこの前の葉山以外には自分から告白したことなんてないのだろう。
    一色はそのまま続けた。


    いろは「先ほど先輩が言ったように、確かに私は生徒会選挙で先輩に背中を押してもらいましたし、クリスマスイベントでは助けてもらって、それらのことでも先輩には感謝してますし好意も抱いています。」


    でも、と付け足すと一色は顔を上げ俺の目を真っ直ぐ見てくる。


    いろは「それだけが好きになった理由じゃありません!そんなのは私の中で些細な事なんです!」


    八幡「……は?ならお前はいったいなにをーーー」


    言いかけた言葉を一色の言葉が遮る。


    いろは「それを今から言うんで先輩は黙ってて下さい!!」


    怒られてしまった。
    どうやら一色はもう迷いも恥ずかしさも吹っ飛ばしたようだ。本当に凄いなと感心する。


    93 = 46 :





    一色はすっと息を吸い込むとカッと目を見開き続けた。



    いろは「先輩は私を認めてくれるんです!あざとい、って言いながらもちゃんと話を聞いてくれます!私の素が出た時でもちゃんと返事してくれます!私が猫被ってることにちゃんと気付いてくれています!泣いてたら優しい言葉でそっと包んでくれます!こんな風にどんな私でも先輩は認めてくれるんです!だから私は、先輩のことがーーーーー!」


    八幡「ちょ、ちょっと待て一色!」


    俺が止めに入ると は?ていう顔をしなさる一色さんマジこえぇっす…


    八幡「と、とりあえず落ち着け。近いから」


    一色はふと我にかえり自分と俺の位置を確認する。
    もう少しで俺が一色に押し倒されそうな格好だ。おかげでこちとら腰が痛い。
    コホンッとこれまたあざとく咳をすると体勢を整える。


    いろは「すみません取り乱してしまったようです。でも先輩、良いところで話を折るなんて酷いですっ!」


    ふーんだっとでも言いたげに身体の向きを変えて背中を向けてくる一色。
    …なんかリアクションが一々面倒くさいしあざといよなコイツは。



    94 :

    恋するいろははせつなくて八幡を想うと直ぐHしちゃうの

    95 :

    そういう理由なら確かに葉山じゃ駄目だろうな

    97 = 46 :




    八幡「それに関しては悪かった。でもお前が言うような人間は俺以外にも、それこそお前のクラスの中にだっているだろ」


    俺が謝ると一色は再び身体を俺の向きに変えた。


    いろは「いません。…確かに女子は私が猫被ってる事に気付いてますが大半は私を嫌っています。たまに男子でも私が素じゃないことに気付く人もいます。昔告白してきた人にも居ました。『いろはちゃん、俺の前では素で居て良い。だから付き合おう』って」


    八幡「良いじゃねえかそういう奴。ま、まさか顔で選んだのか…?」


    恐る恐る問いかける。


    いろは「いえーーーー」

    よ、良かったぁ。もしそうなら怖くてチビってたわ。

    いろは「ーーーそれもありますけど」

    あるのかよっ!!やっぱこの子恐ろしいわっ!
    やっぱり女はおっかねぇ。やはり俺の道を照らしてくれる天使は戸塚と小町と戸塚と戸塚くらいだな。戸塚のお義父さんお義母さん、戸塚を産んでくれてありがとう。




    98 :

    どんな時でもヒッキーの戸塚に対する愛は平常運転なんですねわかります

    99 :

    げいいん (←なぜか変換できない)?
    ふいんき (←なぜか変換できない)?
    すくつ(←なぜか変換できない)?
    そのとうり (←なぜか変換できない)?
    しゅずつ (←なぜか変換できない)?
    ほっぽうりょうど (←なぜか返還されない)?
    見つめあうと (←なぜかお喋りできない)?
    ロマンティック(←なぜか止まらない)
    どうてい (←なぜか卒業できない)


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