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    元スレ小町「雪乃さん!結衣さん!実はお兄ちゃんって抱き枕がないと寝れないんですよ!」

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    151 = 1 :

    八幡「じゃあ、寝ますよ」バタン

    陽乃「ほいじゃ、失礼しまーす」ゴソゴソ

    八幡「(やべぇ。今までで一番緊張する。今まではある程度気心知れた相手ばっかだったけど、雪ノ下さんとか一方的に心読まれてそうで怖い)」

    八幡「(これは最悪殺されるまで想像しといたほうが良いかも…だってこの人超怖いもん。何で女の子と一緒に寝るのにこういう感じのドキドキを体験しなきゃならないんだよ)」

    八幡「(でも超いい匂いするし…作り笑いだとわかっていても、この人の笑顔の前には警戒心を弱めてしまう)」

    八幡「(これはもう、さっさと寝るに限るな。流石の雪ノ下さんでも寝てる相手にちょっかいかけないだろう)」

    八幡「…向こう向いてもらえますか?正面向かれるとなんつうか…」

    陽乃「嫌だよ。別に比企谷くんの言うこと聞く義理ないし」

    八幡「そうですか…じゃあ仕方ありません。このまま抱きますよ」

    陽乃「いいよー」

    ギュ




    八幡「(こうなることは分かってた。分かってたけどさー…)」

    八幡「(胸が当たってるー!てか押し潰されてる!もしこのままだったら絶対寝れない!)」

    八幡「(てか足絡めてこないで!太もものスベスベのムチムチの感触がヤバい!)」

    八幡「(この人俺を籠絡させようとでもしてんのか?どんだけ手駒を増やしたいんだよ!)」

    八幡「(くそ、これが年上の包容力か。ていうか俺が抱き枕にされてない?)」



    陽乃「(うっわ~、これ結構破壊力あるねー。ちょっとドキドキしてきたかも)」

    陽乃「(こんなの雪乃ちゃんはひとたまりも無かっただろうねー)」

    陽乃「(でも私も付き合いで男の人とはよく遊ぶけど、一緒に寝るのは性的な意味を抜きにしても絶対に嫌だから拒んできた。

    だから男の人に抱きしめられるとか初めてだなー)」

    陽乃「(比企谷くんと一緒に寝るのは何で嫌とは思わなかったんだろ?まさか恋しちゃってるとか?)」

    陽乃「(ないない。私が雪乃ちゃん以外の人を好きになるとかありえないよ。…でも、抱きしめられてもいいって思うくらいには心許しちゃってるんだなー、私)」

    陽乃「(ただの面白いおもちゃのつもりだったのに…面白すぎて夢中になったってことかな?)」

    陽乃「(まぁなんでもいいや。自分の感情なんてこの仮面をつけたときから分からないようなもんだし…でも比企谷くんの前では不意にはがれたりするんだよねー。自分で外そうと思っても外れないのに)」

    陽乃「(兎に角、今はこの心地よさを味わえばいっか。でもちょっとだけからかっちゃお)」

    陽乃「比企谷くん…」フゥ

    八幡「ひぃ!」ゾク

    八幡「(なに?耳に息吹きかけられた?)」

    八幡「(ただでさえ理性が持たない状況なのに、そんなことしないでいただきたい!)」











    152 = 1 :

    八幡「はぁ、はぁ」

    陽乃「どうしたの比企谷くん?息上がっちゃってるよ?」フゥ

    八幡「ひ!そ、それのせいですよ。それのせいで色々と参ってるんです」

    陽乃「そっかー。疲れてるんだね。じゃあお姉さんがその疲れを取ってあげるね」

    八幡「え?」

    陽乃「そーれ、いい子いい子~」ナデナデ

    八幡「な!?」

    八幡「(なんだこれ…超気持ちいい…)」

    八幡「(雪ノ下の奴こんなことされてたのか。そらああなるわ)」

    八幡「(くそ、力が全身から抜けていく…なんか着々と籠絡されていってないかこれ。)」

    八幡「(こんなことされたら陽乃さんとの間にあった壁がどんどん溶かされていく…これはまずい。この人に踏み込まれたらなにされるかわかったもんじゃない)」

    陽乃「はい、終わり―」ピタ

    八幡「あっ…」

    陽乃「なに?もっと欲しかった?まぁそれは次の機会にね?」

    八幡「い、いやべちゅにしょういうわへでは」

    八幡「(噛みすぎだろ。死にたくなってきた)」

    陽乃「じゃあ次は比企谷くんね。お願い」ズイ

    八幡「わ、分かりました」ナデナデ

    八幡「(なんかもう何も考えられん)」ナデナデ

    陽乃「(おほ~。これはなかなかいいねー。病みつきになっちゃいそう)」

    陽乃「(なんかお父さんに撫でてもらったときの感触に似てるなー。まぁ今じゃ絶対あの人には触られたくないけど)」

    陽乃「(手櫛も結構気持ちいいし…このままぐっすりねむれ・・・そ・・・・う)」スピー

    八幡「(寝たのか?寝たふりという可能性もあるが)」

    八幡「(ていうか…さっきの事があってから雪ノ下さんを見ると…なんかムラムラしてきたんですけど)」ムラムラ

    八幡「(この人体つき完璧すぎでしょ。寝てる姿まで完璧に様になってるとかどういうことだよ)」

    八幡「(そんな雪ノ下さんを俺は今抱きしめてる…理性持ってくれよ。化け物なんだろ!でないと反撃で俺死んじゃう)」


    ―――2時間後―――
    八幡「」ムラムラ

    陽乃「」グーグー

    ―――3時間後―――

    八幡「」モミモミ

    陽乃「んっ」ピク

    ―――4時間後―――
    八幡「」スースー

    陽乃「」ムニャムニャ






    153 :

    どうした理性の化け物、なんのための理性だ

    154 = 1 :

    陽乃「おはよう!比企谷くん!」

    八幡「…おはようございます」ゲッソリ

    八幡「(あまり眠れなかった…それにしてもなにか寝ぼけてとんでもないことをしでかした気がするが、あえて思い出さないでおこう)」

    陽乃「(なーんか胸触られた気がするんだけど、あんだけ誘うようなことしちゃったし、仕方ないかな?

    むしろ比企谷くんがその気になってくれてちょっとうれしかったり?)」








    小町「お兄ちゃんがまた間違えた予感!」ピコーン

    155 :

    おめでとう
    ヒッキーはボッキーに進化した!

    156 = 1 :

    今日は終わり

    次はいろはす

    いろはすは9巻のあとまたなんやかんやあって、八幡に惚れてる設定でお願いします

    157 :

    とりあえず寝るまえに風呂ぐらい入れよ

    158 :


    風呂なんて入ったらはるのんに突撃されちゃうだろ!いい加減にしろ!

    159 :

    いろはす・

    160 :

    やっはろーでも良いんじゃね?
    原作だと陽乃もやっはろーだし
    アニメの声優さんが声当てたらひゃっはろーってなっただけだし

    それよりも主は広島の人なのかな?
    ほいじゃって広島弁でしょ

    161 :

    原作のはるのんもひゃっはろー

    163 :

    一度ぐらいやっはろーって言ってた気がしたけど、調べてみると少なくとも小説では言ってないな、はるのんまじ世紀末

    >>160
    原作ってなに指してる?
    知らないのだったらぜひ買いたいから教えてほしい

    164 :

    七巻のボーナストラックの原稿?のもんじゃ焼き屋に入ったところやで
    多分そこでしか言って無いと思うが

    まあボーナストラックを原作と取るかは主次第って事で

    165 = 164 :

    陽乃が先回りして待っとる店に八幡達が入った時に言っとると思う

    167 :

    いろはすきたこれで勝つる

    168 :

    数学教師「Xの二乗を微分すると…」

    八幡「(いつもなら寝ている数学の授業だが、昨日あたりからある二人からの視線が気になって寝るに寝られない)」


    沙希「」チラ

    結衣「」ジー

    八幡「(もうほんとやめてくれ。なんでこんなに教室で恥ずかしい思いをしなきゃならんのだ)」

    八幡「(おまえらが見てくる度に夜のことがフラッシュバックしてきてるんだぞ。もうそれぞれの記憶が混ざって三人で寝てる妄想が浮かぶレベル)」

    八幡「(小町は今日も帰ってこないらしい。メールで必死に帰ってこいと頼んだが、そう言ってくれるのはポイント高いけどまだ帰れないと言っていた。もう俺だけじゃなくて親父も死にそうな顔してたぞ)」

    八幡「(そして川崎はちらちらと見続けるな。まだ由比ヶ浜みたいにたまにじっと見られる方がましだ。それも恥ずかしいことには変わりないが)」チラ

    沙希「!」バッ

    八幡「(やべ、目会っちまった。それでそんな反応されると困るんだけど。昔ならきもがられてると思ってへこむだけだったが、今はそう割り切ることが出来ないのが辛い)」カァァ

    キンコンカンコン

    八幡「(よし、昼休みだ。さっさとベストプレイスに行ってしまおう。ここは俺には心臓に悪すぎる)」ダダッ

    ???「せんぱーい」

    八幡「(誰かが先輩を呼んでいるようだ。まぁ俺には関係のないことだが)」

    いろは「先輩ってば!」グイ

    八幡「ぐぇ!な、なんだいきなり」

    いろは「私、さっきから呼んでたんですけど!」

    八幡「ああ、さっきのはお前が俺を呼んでたのか」

    八幡「(まぁ、薄々気づいてたけどね)」

    いろは「そうですよ!こんなかわいい後輩の呼びかけを無視するなんて信じられないです!」プンプン

    八幡「はいはいあざといあざとい。で、なんか用か?」






    169 = 1 :

    いろは「ちょっと先輩にお聞きしたいことがありまして…」

    八幡「(あれ?なんか嫌な予感がしてきた)」

    いろは「先輩がいろんな女の人と寝てるってほんとですか?」

    八幡「え?なにそれ?そんなの俺知らないから。じゃあな」

    いろは「いやー、昨日結衣先輩が廊下で顔を真っ赤にしながらぼーっとしてたんですよ。それでどうしてたんですかって声掛けたら

    、べつに先輩に抱かれながら寝たときの事なんか思い出してないとか言って勝手に自爆しましてー」ガシ

    八幡「あのアホの子め…」

    いろは「それで、あーもう先輩と結衣先輩はそこまで行っちゃったかーと思って軽く絶望してたんですけど、結衣先輩がまた先輩にもう一回あたしだけ抱いてほしいとか思ってないって言いまして…あぁそれで他の人も何人かそういうふうに寝たことあるんだなーって」

    八幡「はぁ…どんだけ語るに落ちれば気が済むんだよ…」

    八幡「(ていうかそんなこと思ってたの?どんだけビッチだよ。でも俺以外にはこんなことしないとか言ってたような…いや、由比ヶ浜はビッチだ

    そう言うことにしとかないと俺が恥ずか死ぬ)」

    八幡「いやぁそれはだな、カクカクシカジカで…」

    いろは「は~なるほど、それで女の子の抱き枕が必要だと…」

    八幡「いや、別に女っていうか人じゃなくていいんだけどな。でもなぜかこういうことになっちまって…」

    いろは「フムフム…じゃあ今日はこのいろはちゃんが先輩の抱き枕になりますよ!」

    八幡「なんでそうなる。ていうかお前はダメだ」

    いろは「えー何でですかー」ブーブー

    八幡「いやお前葉山のことが好きなんだろ?なら俺と寝るのはNGだ」

    八幡「(今まで何人も抱いてきて今更とは思うが、それでもはっきりわかってるやつには拒絶するべきだろう)」

    いろは「え?もう葉山先輩なんてどうでもいいっていうか好きでも何でもないですよ?」

    八幡「は?何お前、もう諦めたのか?まぁ諦めることを悪いとは言わんが」

    いろは「いや、そうじゃなくてですねー…先輩だけには言えない理由があると言いますか…とにかく、葉山先輩の事なら気にしなくていいですよ」

    八幡「なんだよ、俺に言えない理由って…でもそれでも嫌なんだけど。今回の事で恩を売って生徒会手伝わせようって匂いがプンプンする」

    いろは「あは、ばれちゃいました?でも“ダメ”から“嫌”になってるってことはOKってことですかね?」

    八幡「お前の日本語はどういうことになってんだよ…まぁでもお前の腹黒さなんて嫌というほど知ってるしな、等価交換ということなら俺もやりやすい。お願いしていいか?」

    いろは「了解しました!…でもやっぱり私って先輩から腹黒いって思われてるんですね…」

    八幡「でもお前なんかより腹黒い奴を何人か知ってるけどな。たとえば俺とか。教室ではしゃいでるやつを見るとそいつに対して呪いの言葉を浴びせてるくらい」

    いろは「なんですかそれ?フォローしてくれてるんですか?お気持ちは嬉しいですけど比較対象が先輩っていう時点で全然慰められません」

    八幡「何ちゃっかり俺の事蔑んでくれてんの…まぁあれだ、多少腹黒いのなんて俺は気にしないし、むしろそういうところが魅力に見えてくるまである」

    八幡「(まぁ主に小町のせいなんだが…あの腹黒さも傍からみてたらかわいく見えてきたりするから困る)」







    170 = 1 :

    いろは「な、なんですかそれ口説いてるんですか人の気にしてるとこまで魅力とか言ってだれにでもそんなこといってるから先輩はダメなんですよごめんなさい罰として私と一緒に寝てくれるまで無理です」

    八幡「へいへい…(早口すぎて何言ってるのかわからんがまた勝手にふられた事は分かった)」

    いろは「で、では、今日お邪魔しますからね!住所は結衣先輩に聞いときます。えへへ」

    八幡「あいよ。はぁ…なんかまずい方向にどんどん行ってる気がする…あ、由比ヶ浜に今日も無理だって伝えなきゃな」

    171 = 1 :

    抱き枕パートはバイト帰ってきてから
    11時ぐらいには

    172 :


    楽しみに待ってます

    174 :

    乙!
    ガハマさんのターンはもう二度と来ないのか……。なんか可哀想wwww

    175 :

    ―――夜―――

    八幡「(そしてまたもや心休まらない夜の到来である)」

    八幡「(年下だから大丈夫だと思っていたが、全然そんなことは無く、むしろこいつは素で可愛い方なので、もう心臓がバクバク言っている状態である)」

    いろは「せんぱーい。何ぼーっとしてるんですか?たまにそんな感じになりますけど」

    八幡「あぁ悪い、少し考え事をな」

    いろは「後輩が夜這いしてきてるのに考え事しないで下さいよー」

    八幡「言葉を改めろ。だいたい俺に夜這いしかけるのとかお前にとっても不本意だろ」

    いろは「それはどうですかね?」

    八幡「答えは出てるだろ。あんまり先輩をからかうんじゃありません」

    いろは「もーほんと先輩って鉄壁ですね」

    八幡「そりゃそうだ。なんせ俺の身を護ってるのは両手では数えきれないほどのトラウマで出来た鎧だからな。そうやすやすと剥がされてたまるか」

    いろは「一瞬かっこいい事言ってるように聞こえましたが、ものすごくかっこ悪いですねそれ」

    八幡「それだいぶ前にも雪ノ下に言われたわ。ていうか真顔でかっこ悪いとか言うな。また鎧の強度が上がっちゃうだろうが」

    いろは「あーはいはい…でも結衣先輩に夜の先輩は妙に素直だから気を付けたほうが良いって言ってました」

    八幡「それ何をどう気を付けるんだよ…」

    いろは「いやー自分の欲望に素直になった先輩だったらこんなにかわいい私なんてすぐに食べられちゃいますね!」

    八幡「しねーからそんなこと。ていうかそんな度胸無いぞ俺には」

    いろは「クスッ、分かってますよそういうの抜きにしても先輩は本当に人の嫌がることはしない人だって」ニコッ

    八幡「…そんなこたーない。普通に女子に暴言とか吐いたこともあるぞ俺は」

    いろは「あーそれ文化祭の事言ってます?あれが先輩の考えがあっての事だってことくらい、私にだってわかります」

    八幡「…深読みしすぎだ。俺は思ったことを言ったまでだ」

    いろは「私も先輩に会うまではそう思ってました。でも生徒会選挙の時、こんなに慎重でそこそこ頭いい人が、そんなことするわけないって。

    そしてクリスマスイベント終わったときに考えてみたら、先輩は実行委員長の事をどうにかしたかったんだろうなって思いました。理屈はいまいち分かりませんけど」

    八幡「…あれはほかに目的があった。相模のあれは副産物みたいなもんだ」

    いろは「それでもそうなることが分かってて先輩は動いたんですよね。それは素直にすごいと思います」

    八幡「…俺を褒めてもなんも出ねーぞ」

    いろは「褒めてなんかいません。思ったことを言ったまでです…なんか私も夜になると素直になるタイプみたいですね。何言ってんだって感じです」

    八幡「…まぁこういう話は今はやめておこう。なんか眠たくなってきたし」

    いろは「そうですね!ぱぱっと寝てしまいましょう」

    八幡「じゃあその…こっち来い。悪いがおとなしく抱き枕になってくれ。」ポンポン

    いろは「はーい」ゴソゴソ

    八幡「向こう向いてろ。行くぞ」

    いろは「はい」クルッ

    ギュッ

    176 :

    いろは「(うわ~~~~~私今先輩にだきしめられちゃってるよー!どうしようどうしようどうしよう)」

    いろは「(この蒲団…先輩の匂いが充満してる…正直最高です)」

    いろは「(なんか抱きしめ方もすごく優しいですし…大事にされてる感がヤヴァい)」

    八幡「(年下だからか、小町以外で一番庇護欲がかきたてられるなこいつ…)」

    八幡「(この小さな体にいろんなもんを自分の都合で背負わせて…そら責任とれって言われるわ)」

    八幡「(今日のこれだってなんだかんだ善意でやってくれてるわけだし…これ以上の負担はこいつにかけたくないな)」

    いろは「(う~~幸せすぎて心が持たないよこのままじゃ…先輩に冗談でも言って心を紛らわそう)」

    いろは「それにしても先輩って不思議な人ですよね。可愛い後輩にこんなことされても全く動じてないじゃないですか」

    八幡「あほか、ぼっちのひととの触れ合いの不慣れさなめんなよ。これでも心臓バックバクだっつーの」

    いろは「それならもっとデレてくれてもいいと思うんだけどなー」

    八幡「なんでそんなに俺に惚れてほしいんだよ。どうせ碌な理由じゃないだろうが」

    いろは「それはそのほうが使いやすいですからね」

    八幡「それなら残念だったな。時期が遅すぎだ」

    いろは「?」

    八幡「中学までの俺は話しかけられただけで惚れそうになるほどのちょろさだったからな。その頃ならお前にも籠絡してたかもな」

    いろは「なにそれキモイです…ていうかそんなに底の浅い先輩だったら私だって好きになってませんよ~」

    八幡「まぁそうだよな。しかしだな、そうやって出来上がったトラウマによって今の俺はお前にも勘違いすることがない訳だ。

    トラウマも案外捨てたもんじゃないぞ。」

    いろは「なんか先輩が言うと妙に説得力ありますね…でも惚れっぽいのが元々の性格だとすると、いまはこのいろはちゃんに惚れないように必死だってわけですね?」

    八幡「あぁ、お前に限らずよく話すような女には感情のブレーキを掛けながら話すようにしている…てかお前今変な事言わなかったか?」

    いろは「へ?変な事なんて言ってないですよ」

    八幡「そ、そうか…ていうか不思議っていうんならお前の方が不思議だろ」

    いろは「え?どこがですか?」

    八幡「お前ってその持前の腹黒さでいろんな策略を企てながら生きてるだろ?とくに男にモテるために」

    いろは「そりゃそうですよ。使える男が多いに越したことはないですし、本当に欲しいものも手に入れるために絶対必要な事ですから」

    八幡「まぁお前のその腹黒さは魅力だとは思うし、いろいろ考えて行動する気持ちはよくわかるが、恋愛のことについてはもっと力抜いてもいいんじゃないか?お前のその容姿ならだまってても男はひっついてくるだろ」

    いろは「なっっ‼なんてこと言うんですか口説いてるんですか今こんな状況でそんなこと言われたら色々と無理ですありがとうございますごめんなさい」

    八幡「だからもっとゆっくり話せっての…どんだけ勢いよくふりたいんだよ…」

    いろは「(ほんとになんてこと言ってくれるんですか!それって比企谷語を翻訳したら“お前はありのままでも十分にかわいいからそのままでもいいんだぞ”ってことですよね?これが結衣先輩の言っていた素直な先輩の破壊力…!普段のひねてる先輩もいいですがこれはギャップのせいでうろ色ヤバい!)」

    八幡「まぁなんだ…おまえは今でもサッカー部とか生徒会とか頑張ってるんだから恋愛ぐらいはもっと楽しめってことだ。

    お前がしんどそうにしてるのを見てると生徒会長にした俺のばつが悪くなる」

    いろは「(先輩、気遣ってくれてる…そんなことされたらもう結婚しないと私の想いはとまりませんよ?

    ていうか天然でこんな事言えちゃう先輩マジ卑怯です)」

    いろは「はい…ありがとう、せんぱい♪えへへー」


    177 :

    なんかeoの回線がつながらなくてこんな時間になってしまいました

    何回もエラーが出て書いたものが消えちゃったり…心折れそうでした

    今もデザリングで書き込んでます

    もう眠いので、明日いろはの続きとあーしさん編を終わらせます

    では

    178 :

    お疲れさま

    180 :

    いろはす~

    181 :

    比企谷語にワロタ

    182 :

    いろはすはす!!!

    183 :

    オツ乙です~
    あーし!

    184 :

    乙でした。
    いろはにあーしさんとは、いつから全裸で待機すればいいのやら。

    185 :

    ぱんつ脱いだ

    186 :

    八幡「(なんか素直に礼を言われると何というかむず痒いな。)」

    いろは「(こうなったらもう私、猛アタックしちゃいますよ?)」

    いろは「せんぱーい、頭撫でてくださいよ」クルッ

    八幡「おいこら、こっち向くなっつの。」

    いろは「別に良いじゃないですかー。ほら、早く撫でてください」スリスリ

    八幡「顔を胸にこすりつけるな。分かったから」

    いろは「はーい」

    八幡「(くそ、なんかこんなに甘えられると可愛く見えてくるな。ていうか昼と夜でキャラ変わりすぎでしょ。可愛いこいつとかそれもう小町じゃん)」

    八幡「(いや、小町は小町だけだ、一人しかいない。千葉のシスコンともあろう者が何言ってんだ)」

    八幡「撫でるぞ」ナデナデ

    いろは「ん~~」

    いろは「(すごい…すごく幸せです。先輩に頭撫でてもらえるなんて。でもせっかくだから…)」

    いろは「そう言えば先輩ってシスコンなんですよね?」

    八幡「シスコン言うな。ただ妹を世界一愛してるだけだぞ」ナデナデ

    いろは「それシスコンって言うんですよ…じゃあサッカー部も生徒会も頑張ってる私に、妹に接するように労わってください」

    八幡「なんでそうなる」ナデナデ

    いろは「だって先輩って妹さんが世界一大事なんですよね?でしたら労わり方も世界一ってことになりますから。

    妹に頭撫でる感じで私の事も撫でてください」

    いろは「(この人、ガード固いからなー。まずは妹ポジションを得てそっからゆっくりと…)」

    八幡「はぁ、分かった。だが俺は妹を小町以外に持つ気は無い。今日だけだからな」ナデナデ

    いろは「分かってますって」

    八幡「つっても頭の撫で方なんて別に使い分けてるわけでもないんだがなー」スー

    いろは「(あ、手櫛になった!なんですかこれ!気持ち良すぎます!そこらへんの美容院の店員よりよっぽどうまいですって!)」

    八幡「(しかたない、今だけこいつを妹と思うことにしよう。小町の名前がいろはになったと思えばいい。

    その方が俺も落ち着ける)」ナデナデスー

    八幡「(さっきから小町や雪ノ下より微妙に成長したアレが当たっているが、妹の物だと考えればギリギリ耐えられる)」

    いろは「ふわぁぁ、せんぱい…」

    八幡「(それにしてもこいつ、かなり力抜けてるな、よっぽど疲れてたんだろう。たしか小町は頑張ってる妹には頑張れって言うんじゃなくて

    なんて言えば良いって言ってたかな…)」

    八幡「(あぁそうだ思い出した)」

    187 = 1 :

    八幡「お前、妹みたいに労わって欲しいんだよな?」ナデナデ

    いろは「ふぁい、そうですけど?」トローン

    八幡「いろは」ボソ

    いろは「え?(今先輩名前で…)」

    八幡「愛してる」コショコショ

    いろは「っ~~~~~~‼」

    いろは「(この人いっつも妹に対してこんなこといってるんですか?だとしたら羨ましすぎます!

    だいたいこんなことさらっと言うなんて先輩はあまり私の事意識してないんですかね?

    まぁ今は幸せすぎてそんなことどうでもいいですけど)」

    いろは「先輩…じゃなくてお兄さん、もう一回言ってください」

    八幡「はぁ…愛してる」

    いろは「もう一回!」

    八幡「アイシテルぞー」

    いろは「あと一回」

    八幡「愛してる」

    いろは「はぅ~~~~」

    八幡「(こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こいつは妹こうつはいもう)」


    1時間後―――

    八幡「」グー

    いろは「」モンモン


    2時間後―――

    八幡「」スヤスヤ

    いろは「」ドキドキ

    3時間後―――

    八幡「」スースー

    いろは「」クンカクンカ

    4時間後―――

    八幡「」スー

    いろは「」スヤスヤ



    ―――朝―――


    いろは「おはようございます!お兄さん♪」

    八幡「やめろ、兄妹ごっこは昨日までだ」

    八幡「(妹暗示によって早く寝ることが出来たな…久しぶりによく眠れた)」

    いろは「(あのあとも中々寝られなかったな~。まぁ寝たくなかったのでいいですけど)」






    小町「なんか小町のポジションが危うい予感!」ドーン

    188 = 1 :

    結衣「(ヒッキーと一緒に寝て何日か経つのに、まだヒッキーと顔を合わせるのも恥ずかしい…でもあれをもう一度体験したい…)」ボケー

    優美子「どしたん結衣?なんか最近ぼーっとしてるけど」

    結衣「え!?い、いや、なんでもないよ!うん、何でもない」

    優美子「その反応はなんかあるっしょー。ほら、遠慮せずに言ってみ?」

    結衣「え、えーと、その…」

    海老名「(ほうほう、これは面白いことになりそうだねー)」
     
    海老名「ヒキタニ君と一緒に寝たことを思い出してたとか?」

    結衣「な、なんでそのこと姫菜が知ってるの!?」

    海老名「いやー、ちょっと結衣と後輩ちゃんが話してるのをたまたま聞いちゃってねー」

    優美子「へー、結衣ってあいつと付き合ってんの?変わった男の趣味してんね」

    結衣「つ、付き合ってるとかそんなんじゃなくて…」

    優美子「え?なに?あいつ付き合っても無いのに結衣と一緒に寝たの?あーしそういう男許せないんだけど。しかもあーしの結衣に手出したとか、

    これは一回しめるしかないっしょ」

    結衣「いや、一緒に寝るっていうのは本当に一緒に寝ただけで…しかもヒッキーの場合には止むに止まれぬ事情があるっていうか…」

    優美子「どっちにしろ付き合ってもいないのにそんなことしたのは事実っしょ。だったらそれ相応の罰が無いと…」

    結衣「いや、ほんとにヒッキーは悪くないから!ただちょっと抱き枕が無いと寝れないって体質なだけで…それであたしが抱き枕になるって言っただけで…」

    優美子「ふーん、まぁあんたがそこまで言うなら今回は見逃すよ。でもそれってあんたの優しさにつけこんでるってことだよね?マジで最低だわ」

    結衣「いやー、最低っていうのはどうかと…」

    海老名「でも、今日あたりにまた結衣の番が回ってくるんだよね?」

    結衣「う、うん、多分そうなると思うんだけど…」

    優美子「え?結衣以外にも抱いてんの?マージで最低っしょ、それ」

    海老名「あー、このままだと私たちの大事な結衣がヒキタニ君の毒牙にかかっちゃうかも!

    よし、私が結衣の代わりにヒキタニ君の抱き枕になるしか…」

    優美子「はー?そんなんあーしが一発かまして結衣に近づけさせないようにするし」

    海老名「でもでもーヒキタニ君にとっても睡眠っていうのは死活問題でしょ?

    それに意外に鬼畜攻めのヒキタニ君が優美子になんかされたぐらいで結衣を諦めないかもしれないよ?」

    結衣「え、えーっと…」

    優美子「う、そ、それなら…あーしが結衣の身代わりになるし!あんな男に抱かれるなんて嫌で嫌でしょうがないけど」

    結衣「うえ!?」

    海老名「えー、でも最低っていう割には修学旅行でのことは感謝してるとかいってなかったっけ?あたしもそのことについては感謝してるし、

    一回ぐらい抱き枕になるのも吝かではないよ?」

    優美子「う~、あ、あーしがなるって言ったらなるの!あんたら二人は大人しくあーしに守られてればいいんだし!

    ちょっとヒキオに言ってくる!」ダッ

    海老名「(思いどうりに動いてくれるねー優美子は)」

    結衣「うぅ、次こそあたしの番だったのに…」


    189 = 1 :

    八幡「(さて、今日こそさっさとベストプレイスに…)」

    優美子「ヒキオ、ちょっと待てし」

    八幡「…なにか御用でしょうか、三浦さん」

    優美子「その気持ち悪いしゃべり方やめろし。あと今日の夜あんたん家行くから」

    八幡「は?」

    優美子「もう結衣には手を出させないから。あーしが代わりになってあげるんだから満足でしょ?」

    八幡「(…なるほど、全てを察した。恐らく俺の秘密を何らかの形で知った海老名さんあたりが三浦を唆したのだろう)」

    八幡「(しかし、こいつこそ本当に葉山が好きなはずだ。俺なんかと一緒に寝たら案外中身乙女のこいつは絶対後悔する。底辺ぼっちの俺がクラスの中心人物を後悔なんてさせてはならない)」

    八幡「(まぁ今更何人とも寝た俺が何言ってんだって話だが、これは流石に越えちゃいけない一線だ)」

    八幡「無理だな」

    優美子「はぁ?なんでよ!もしかしてあーしに魅力がないからっていうんじゃないでしょうね!」

    八幡「そうだよ。誰がお前みたいなビッチくさい女なんて抱くか」

    優美子「な!」

    八幡「由比ヶ浜とはもう一緒に寝ないし、お前がいくら俺を罵ろうと構わんがな、おまえと一緒に寝るのはごめんだ」

    優美子「…あんた、あーしを怒らせてタダで済むと…」

    八幡「(さあ来いビンタ。それでこのことが終わるんだったら万々歳だ)」

    優美子「あんたの思い通りには絶対させないから、とにかく今夜あんたん家行くのは決定ね」

    八幡「は?」

    優美子「じゃ、そういうことで」

    八幡「あ、おい!」

    八幡「(まぁ家に来ても同じ部屋で寝なかったらいいだけか。)」



    190 = 1 :

    続きはバイト帰ってきてから

    191 :

    アホのあーしさんだった~
    パンツどこだろう

    192 :

    >>191
    お前のパンツなら俺の横で寝てるぜ

    193 :

    >>191>>192
    お前ら…

    194 :

    >>193
    ちなみにお前のパンツは今、俺がはいてる

    195 :

    そのお前のは俺が食べたがな

    196 :

    195>>
    ちなみにお前のパンツは全て俺のパンツが食べた

    197 :

    >>1


    >>191-196
    おまわりさんこいつらです

    198 = 184 :

    いろはの陥落には出遅れたが、あーしさんは一部始終見届けたい

    199 :

    ―――夜―――

    八幡「(結論から言うと三浦は来た。家の前に立っていたので招き入れたが、一緒に寝るつもりはさらさらない)」

    八幡「帰るつもりが無いんだったら妹の部屋に行ってくれ。さっきも言ったが俺はお前とは寝ない」

    優美子「はぁ?なんであーしがあんたの言うこと聞かないといけないわけ?あーしもここで寝るし」

    八幡「ああそうかい。じゃ、俺は妹の部屋で寝てくるわ」

    優美子「ちょっと待て」ガシ

    八幡「なんだよ」

    優美子「あーしにも女のプライドがあるの。このままじゃ納得できないし」

    八幡「じゃあ、俺みたいな底辺があなたと一緒に寝るなんて恐れ多すぎて無理です。これでいいか?」

    優美子「良い訳ないし。ちゃんと答えて」

    八幡「ちゃんとっつってもなぁ、それなら昼言ってたことが答えだ。それ以上でもそれ以下でも無い」

    優美子「…嘘だね」

    八幡「あ?」

    優美子「あんたの家の場所結衣から聞いたとき、結衣があんたの事、意味も無く女の子を傷つける男じゃないって言ってたし」

    八幡「おまえそれを今の俺を見ても信じられるのか?」

    優美子「はぁ?普通友達の言うことなら信じるっしょ。少なくとも今のあんたの態度を信じる気にはなれないし」

    八幡「うぐっ」

    優美子「それにヒキオは夜になるとちょっと素直になるから、問い詰めればちゃんと答えてくれるって言ってたし」

    八幡「(何言ってくれてんだよあいつ…しかも行動パターン完璧に掌握されてんじゃん俺)」

    八幡「はぁ、どうしても言わなきゃダメか?」

    優美子「当り前だし」

    八幡「ちょっと言うの恥ずかしいんだけどな…」

    優美子「男ならうじうじすんな」

    八幡「あぁ、えーっとだな…まぁお前って葉山の事が好きだろ?」

    優美子「は、はぁ!?いきなり何言うんだし!」////

    200 = 1 :

    優美子「てかなんであんたにあーしの好きな人教えなきゃいけないんだし」///

    八幡「いや、結構バレバレだから、見てたらすぐにわかるぞ」

    優美子「え、なに?あんたあーしのこと見てたわけ?」

    八幡「おまえほど目立つ容姿してたら嫌でも目に入ってくんだよ」

    優美子「そ、そう」///

    八幡「で、どうなんだ?俺が本音を晒すのにお前だけ秘密にするのは不公平だと思うんだが」

    優美子「…わかったし。あーしは隼人のこと、好きだよ。それがどうかしたの?」

    八幡「で、だ。他に好きな人がいるのに好きでもない男と一緒に寝てしまったら、一生癒えないほどの後悔となるんじゃないかと思いまして…」

    優美子「…ふーん、あーしのこと心配してくれてたんだ」

    八幡「まぁ、そういう解釈で構わねえよ」

    優美子「で、どうしてあーしのこと心配してくれるわけ?」

    八幡「どうしてって…どうしてだろうな…」

    優美子「あんた、修学旅行の時もそうだったけど、なんであーしらのこと気に掛ける訳?よっぽどのお人よしなん?」

    八幡「いや、あれは依頼があって…」

    優美子「奉仕部だかなんだかしんないけど、普通あんなことまで部活の一環としてやんないよね?」

    八幡「あれはいろいろ事情があったんだよ…てか俺なんて余計なことしてお前らのグループ引っ掻き回しただけだ。そのことについては謝る

    この通りだ」ペコリ

    優美子「頭上げろし。べつにあーしはあのことについては怒ってない…ていうかむしろ感謝してるくらいだし」

    八幡「え?」

    優美子「あーしらのグループを護ろうと動いたのは隼人じゃなくてあんたでしょ…傍から見ててもそれくらいわかったよ、あーしでも

    隼人が動いてくれなかったのは…悔しかったけど」

    八幡「まぁあいつにも動けない理由がいろいろあるんだろうよ、察してやれ」

    優美子「でもあんたが動く意味が分かんない…あーしらのことなんかほっといてもあんたは何の損失もない。

    いろいろ事情があるっていうんならそれを話して」

    八幡「(…まぁこいつには本音を話してもいいかもな。お互いがお互いにどうでもいいと思ってる間柄だ。どうせ俺の言うことに理解なんて示さないだろうし、話した内容もすぐ忘れてくれるだろう。

    だから誰にも言えなかった思いをこいつに言って膿を取ってしまうのもありかもしれん)」

    八幡「長くなるが、いいか?」

    優美子「全然構わないし」

    八幡「…まぁ俺は二年の春からある組織に所属しててな、俺は人間関係なんて築きたくなかったから、その構成員とも一定の距離をとってた。

    だが月日が流れていくにつれ、そいつらとの関係もある程度深まっちまったわけだ」

    八幡「そんで修学旅行、俺は、名前は伏せさせてもらうが、ある二人から俺のみに依頼が舞い込んだ。

    戸部の告白によって崩れるであろうお前らのグループを、何とかしてほしいというものだった。」

    八幡「以前の俺ならそんなことぐらいで崩壊するようなものはさっさと崩れてしまった方がいいという考えのもと、傍観していただろう。

    でもそん時俺は、そいつらの想いに…共感してしまった。関係を失うことの恐怖が、痛みが、想像できた。

    たとえそれがまがい物の関係でも、それを失うことが悲しいという思いが分かっちまった」

    八幡「そうなったらもうその依頼を断るわけにはいかない…そしてあのときできた最大限の行動があのアホみたいな告白だったってわけだ」

    八幡「以上が俺が行動を起こした動機だ。もう俺からは何も言うことは無い」






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