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    元スレ京太郎「虹の見方を覚えてますか?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    451 = 1 :


    洋榎「なんかここまで、えらい長い道来た気ぃするわ」

    京太郎「色々ありましたからね」

    洋榎「京太郎と初めて会ったとき追いかけっこしたのが、めっちゃ懐かしく感じる」

    京太郎「はは、俺もです」


    洋榎「なぁ、もしこの試合。うちが勝てたら…」

    京太郎「?」

    洋榎「…いや、何でもあれへん」

    京太郎「は、はぁ」

    452 = 1 :


    放送が鳴る

    京太郎「呼ばれたみたいですね」

    洋榎「みたいやな」

    京太郎「行かないんですか?」

    洋榎「……」

    洋榎「なぁ、行く前にちょっとギュってしてもらってもええかな?」

    え?

    ギュ?……ギョギョギョ~~!

    いや、違うな。ギュ、だ。ギュッ!

    えーと、それはつまり、俺の推論が正しければ、抱き締めるということで間違いないだろうか?

    抱き締める?ハグ?

    それってあれだよな?

    こう…互いに腕を回して、2点間の距離をゼロにして、接触を図るあれだよな?

    453 = 1 :


    いやしかしこれは、健全な男女関係を今まで構築してきた俺と洋榎さんにとって、

    著しく重大な意味を持つ行為になり得る可能性が極めて高く、であるならば時間的

    かつ質的により丁寧な議論と吟味を重ねる必要があり、その後発生するであろう

    関係の変化及び永続的な心理的影響も考慮するべきなのだが、このことを考察する上で

    必須となる心理学・生理学・物理学・生物学・医学の知識を総括しまとめることで得られる

    既知の理論だけではなく人間が持つ普遍的な曖昧さから生じる量子論的な世界観に近いそれは

    やはり人の脳髄で演繹するのに無理があるのでここでの正しいアプローチ仕方は確率・統計の

    極めて集団的な母集団に依るのが一般的であるのだがそれは個の持つ非線形性を否定するような

    ものに感じられしかしそれは量子電磁気学における繰り込みの計算の気味悪さが現実をうまく表し

    てしまうことに近似しているようであたかもウィトゲンシュタインが述べたような語り得ないこと

    についての考えに肉薄してようでもあり進化論的立場から生物が目指している進化の方向性と

    エピジェネティクスの持つ可能性が──────



    京太郎「……」

    京太郎「はい!」

    洋榎「また、えらいかかったな…」

    京太郎「男の葛藤というやつでして

    454 = 1 :



    でも、ここが他の人に声が届かないところとはいえ

    京太郎「変な人に思われるかもしれませんよ?」

    洋榎「それでも、や」

    京太郎「…分かりました。では、いきますね」

    洋榎「うん」


    洋榎さんに近付き、その身体を包み込むようにして腕をまわす

    身長差もあって、肩の上から抱きかかえるような形になった

    恥ずかしそうに身を強張らせる洋榎さんを安心させるように、思い切って力を込めて抱き寄せる

    微かにビクッと反応するが、すぐに向こうの方からも腕もまわしてきて、身体を預けてくる

    心臓音がすごい。間違いなく洋榎さんにも聞こえてる

    しかし、そんなささいなことは不思議と気にならなかった

    それくらい、心地よい感覚

    こうして、身体全体で誰かの体温を感じるのはいつ以来だろう?

    自分の存在を感じた

    455 = 1 :


    洋榎「ん…」

    名残惜しかったが10秒ほど経ったところで、身体を離す

    洋榎「もう大丈夫や」

    京太郎「はい」

    洋榎「それじゃ……ん?あれ??」ゴシゴシ

    洋榎「え?、え!?」ゴシゴシ

    京太郎「どうかしました?」

    洋榎「いや、あれっ?おかしいな……今確かに、京太郎が…」

    京太郎「はい?」

    洋榎「い、いや…気のせいやったみたいや」

    京太郎「?」

    456 = 1 :



    洋榎「んじゃ、そろそろ」

    京太郎「はい、行ってらっしゃい……うーん、いや違うな」

    洋榎「?」

    京太郎「おはようおかえり、洋榎さん」

    洋榎「ははっ、行ってきます!」


    後ろを振り返らずに、片手だけ挙げてこれに答えてくれた

    どうやら、俺にできることはもう無いようだ

    あとは、遠くから見守るだけ。なんとももどかしい

    戦地へ赴く夫を見送る妻の気持ちとは、こういうものなのかもしれない

    俺は男だけども



    京太郎「洋榎さん…」

    457 = 1 :


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




    アカギ「久しぶりだな……と言っても、1ヶ月くらいか……」

    洋榎「今日は他の2人はいないみたいやな」

    アカギ「ああ、ちょっとしご……いや用事があってな…」

    洋榎「?」

    アカギ「しかし、お嬢ちゃんにとってはそっちの方が都合が好いだろう……?」

    洋榎「せやな。確かにあんたら3人をいっぺんに相手にするのは、正直言うて無理や」

    アカギ「……ほう」

    洋榎「でも、うちをこの前のままの木偶と思うてもろたらは困るで」

    アカギ「ククク……言うねぇ……!」

    洋榎「御託はここまでや、行くで!」




    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    458 = 449 :

    サイはもう死んでいるから仕方がないけど京太郎はやめて!

    459 = 1 :


    運命の試合が始まった

    俺は控室から観客席に移動し、雅恵さんや絹恵さんと洋榎さんを見守る


    雅恵「うぁ~…、ほんまに大丈夫やろか洋榎のやつ」

    雅恵「こんな大事な時に、お父ちゃんおれへんしまったく、娘の一大事に……」ブツブツ

    雅恵「帰ったらアルゼンチン・バックブリーカーで……」ブツブツ

    絹恵「お母さん、試合見よう」


    恭子「それにしても、洋榎。打ち方少し変わったやん、うまく言えへんけど」

    由子「そう?」

    恭子「前から、勘とか読みは鋭かったんやけど、今はそれにも増してって感じやな」

    由子「ふーん」

    絹恵「前の大会でボロ負けして、それからいきなり『修業やー!』言うて全国飛び回ってましたけど」

    由子「それがよかったんかな?」

    絹恵「どうなんでしょう」

    「この前、部活で少し打たしてもらった時なんかも、確かにちょっと変でしたね」

    郁乃「でも、めちゃめちゃ強くなったで~。見違えるようやな~」

    「「!?」」

    460 = 1 :


    試合が進んでいく

    対戦相手は、アカギさんと他の二人は洋榎さんより少し年上であろう女性だ

    この二人は、今までの対戦成績を見る限り、そこまでの打ち手じゃない

    それを自ら察しているのか、この二人は最初から守りに入った無難な戦略を取っているようだ

    しかし、そんな痩せた考えの腑抜けた打ち方を、アカギさんが見逃すはずもない

    彼は根っからの勝負師だ。弱者を瞬時に明確に見分ける

    そして、むしり取る。どこまでも、執拗に、死なない程度に、いつまでも


    洋榎さんの点数は3万ちょい、アカギさんとは1万点以上離れている

    だけど、焦りはない。虎視眈々とチャンスを狙っている

    形の上では四人の戦いだが、実質的には洋榎さんとアカギさんの独擅場になっている


    そして、南入。ここからが勝負だ

    461 = 1 :


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ─清澄高校


    「彼女、そろそろ対局してる頃かしら?」

    まこ「何の話じゃ?」

    「ほら、愛宕さんよ」

    「そういえば、確か今日って言ってましたね」

    「……」

    「咲、どうしたの急に黙っちゃって?」

    「いえ、愛宕さんは大丈夫だと思いますよ」

    「少なくとも、私レベルの打ち手となら問題なく勝てるはずです」

    優希「でも、大阪のおねーさん、最後はのどちゃんに負けてたじぇ」

    「まあ、そうなんだけど…」

    優希「?」

    462 = 1 :


    「はいこれ、その時の牌譜。ちょっと見てみて優希ちゃん」

    優希「うーん、いたって普通としか」

    「確かに変なところはなかった思うわよ。一緒に打った私でもそう感じたわ」

    「……なるほど。プラスマイナスゼロですね。偶然でしょうけど」

    優希「ああ、咲ちゃんが…最近は全くやらなくなってたから気付かなかったじぇ」

    まこ「けど、なんで咲はわざわざこんなことしたんじゃ?」

    「確か、対局前は本気で打つって言ってたわよね?」

    優希「矛盾してるじょ」

    「いいえ、私は本気で打ちましたよ。間違いなく」

    「「えっ?」」

    463 = 1 :


    「おそらく、愛宕さんのあの対局での目標は私に勝つことだったんです。それも徹底的に」

    「理由はよく分かりませんけど」

    「確かに、咲に対しては異様に執念燃やしてたしね」

    「しかも、私の点数をプラマイゼロに調整してなお且つ、1位になることが目標だったんです」

    「いかにも屈辱的でしょう?」

    まこ「そんなこと可能なんか?それに自分の点数調整ならまだともかく…」

    「そんなオカルトありえません」

    「結果だけ見ると、和ちゃんが1位になったので不可能だったんでしょうけど」

    「それでも、できるという確信があったのかもしれません」

    「愛宕さんは、私にも見えない何かを卓上で見ていたはずなんです」

    464 = 1 :



    ─アカギ



    なるほど、これは確かに前とは違う……

    タン

    勘が鋭いとか、ツキが味方しているとか……もはやそんな言葉では済まされなくなった……!

    タン

    こいつの……これはっ……!!

    タン



    洋榎「ロン、6400」



    アカギ「……」

    洋榎「どや?今のは、流石に痛かったんちゃう?」

    ふっ……ガキが……!

    465 = 1 :


    ─愛宕洋榎




    やっと、1000点差まで詰め寄ったで

    ここまで、ほんまに長かった。こちとら1ヶ月、あんたを追い詰めることだけ考えて打ってきたんや

    そしてついに、この化け物の首が見えた。安手で上がっても十分捲れる位置、うちの射程圏や

    このオーラス、うちの親!ここで確実に仕留めるっ!!


    タン


    不思議な気分や。いままで、数えきれないぐらい対局してきたけど、こんなん初めてや


    タン


    分かる。聴牌気配が、危険牌が、安牌が。理屈やない、感じる


    タン


    別に、オカルトが覚醒したわけやない。それは分かる

    京太郎の感覚をトレースしているのか、あるいはパターンを無意識に学習したのか

    理屈が何であれ、もしそうなら、これが京太郎の見ている世界なのかもしれない

    だとしたら、また少し見えないものに近づけた気がして嬉しくなる

    はっきり言うて、負ける気せぇへん

    466 = 1 :


    タン

    アカギ「一つ聞いてもいいか?」

    タン

    洋榎「なんや、急に?」

    タン

    アカギ「何がおまえをここまで強くした……?」


    何が?新手の精神攻撃か、これは?

    うーん、でも考えたこともあれへんなぁ、そないなこと

    才能?指導者に恵まれたこと?切磋琢磨できる友人がいたこと?ライバルの存在?

    確かにそうゆうのもあるんやろうけど…


    洋榎「正直言うて、うちにもよくわからん。けど敢えて言うなら」

    467 = 1 :


    洋榎「それは、あんたには見えへんもんや」

    タン

    アカギ「……なるほど、な」

    タン

    アカギ「それは、狂気だ……間違いない……孤独と言ってもいい……」

    洋榎「……」

    タン

    アカギ「お嬢ちゃん、あんたは今…間違いなく自分の勝利を確信している……」

    タン

    アカギ「しかし、後学ために一つ教えておいてやろう……」

    タン

    アカギ「勝利とは…それを確信した瞬間から、はるか彼方に遠ざかってしまうものだということを……!!」

    タン

    はたして、そうかなっ!

    来たでっ!!

    468 = 1 :


    洋榎「リーチ!!」













    「あ、それロンです」












    洋榎「へ」





    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    469 = 1 :


    京太郎「へ」

    雅恵「へ」

    絹恵「へ」

    恭子「へ」

    由子「のよー」

    「へ」

    郁乃「へ」



    「「…………」」



    「「えっ!?!!?」」

    470 = 449 :

    ネキちゃん、いけてないんじゃな~い?

    471 = 411 :

    よくある

    472 = 1 :


    ________

    _____

    __




    洋榎さんのところに駆け付けようとしたが、もうすでに皆に取り囲まれて近づけない

    茫然自失といった感じで、魂ここにあらず状態だ


    洋榎「あはは~、ほらおかん見て見て~」

    洋榎「あそこリバー・フェニックスとクリスティアーノ・ロナウドとクレイントン・カーショーが来てるで~」

    洋榎「みんなで阪神に入団すんやって~、心強いな~、あはは」

    雅恵「洋榎!阪神にカーショーの給料は払えへんのや!それに前の二人は野球関係あれへんで、しっかりするんや!!」ガクガク

    絹恵「いや、お母さん。ロナウドの身体能力なら適応できればあるいは…」

    「何言うてるんですか、先輩。カーショーはうちのチームのファースト守る約束なんですよ」

    由子「私はミゲレラのバッティングを一年通して見てみたいのよー」

    恭子「プイーグみたいな、野性味溢れるプレーも魅力的やね」

    郁乃「チャップマンのファストボールも捨てがたいで~」

    雅恵「いやいや、シモンズの守備の方が見応えあると思うわ」


    なぜか、野球談話が始まった

    というか、洋榎さんの話をしましょうよ。みなさん

    473 = 1 :


    この状態の洋榎さんに話し掛けても、どうしようもないと思い、少し時間を置くことにした

    落ち着いてから、いくらでも話を聞いてあげよう

    それに結果はまだ出てないのだ。慰めるにはまだ早い


    京太郎「ん?」

    アカギさんが外に向かう姿目に映った。もう帰るのだろうか?

    不思議に思って、近づいていくと、ちょうど電話をしているようだった




    アカギ「ああ…終わったよ…もう帰るところだ……」

    アカギ「他の対局は棄権した……用は済んだからな……」

    アカギ「結果?……思った以上だ……俺の首元に手か届くところだった……」

    アカギ「思わず、本気を出しちまうところだった……それくらいだ…」

    474 = 1 :


    アカギ「十分合格だ」

    京太郎「!!」

    アカギ「ああ、またな……もう若くないんだから身体には気を付けるんだな」

    ピッ

    アカギ「ククク……宮永姉妹…神代に天江、それに愛宕洋榎か……つくづく俺を楽しませてくれる……」

    アカギ「やはり……狂気の沙汰ほどおもしろい……!」


    どうやら、洋榎さんのことをちゃんと見ていてくれたみたいだ

    京太郎「ありがとうございました」ペコリ













    アカギ「ん、気のせいか…?」

    475 = 1 :


    ________

    _____

    __



    洋榎「うちはう○こなんや。う○こ製造機以下のゴミやったんや……」

    洋榎「だから、これから下水処理場に行って、きれいな水に生まれ変わるんや……」

    京太郎「年頃の女性がう○こなんて汚い言葉使っちゃダメでしょ」

    洋榎「うちはハエや、蛆虫や、ゴキブリや、ゲジやったんや…」

    京太郎「ゲジはあの見た目で益虫なんで、その括りはちょっとかわいそうですね」

    京太郎「それに蛆虫だって、すごくきれいに腐肉を食べてくれるんで治療の役に立つこともあるんですよ」

    洋榎「んなもん、知らんわ…」


    京太郎「そういえば、他の皆さんは?」

    洋榎「ラウンジで、NPBで通用する外人選手の特徴は何か、について語ってる……」

    京太郎「ま、まあ、そういうこともありますよ…」

    洋榎「変な慰めやめて…」

    476 = 1 :


    京太郎「はぁー……」

    こりゃあ、後の試合にも影響するかもしれないな。仕方がない人だ

    京太郎「ほんとはちゃんとした連絡が来るまで、黙っているつもりでしたけど、言いますね」

    洋榎「?」

    京太郎「合格です。おめでとうございます、洋榎さん」

    洋榎「合格…?クズ人間検定が合格ってこと?」

    京太郎「どこまで卑屈なんですか…違いますよ。見事、麻雀プロ合格です」


    洋榎「へ」


    京太郎「春からプロとして活動できるんですよ」

    洋榎「なんで…だってまだ…?」

    京太郎「なんで、ですか。うーん……実はテレパシー能力も獲得したみたいでして」

    京太郎「そういう信号をピーンとキャッチしたんです」

    477 = 1 :


    洋榎「嘘や」

    京太郎「まあ半分嘘ですけど、洋榎さんが合格したのは本当です」

    洋榎「嘘や」

    京太郎「俺が、洋榎さんを傷つけるために嘘をつくことなんてありえませんね」

    洋榎「嘘やぁ…」ジワァ

    京太郎「洋榎さん、もう安心してください。もう大丈夫ですから」

    洋榎「嘘や。だって、うちの負け方無様やったもん…」ウルッ

    京太郎「確かに、最後のなんかアカギさんのことしか見えてませんでしからね」

    洋榎「だって……だって…」ポロポロ


    いくら俺だって、こういう時どうすればいいのかぐらい分かる

    今度は、自然に抱き締めることができた

    堰を切ったように泣く洋榎さんを、しばらくそのままにしておいてあげた

    普段は表に出さないが、この1ヶ月間ずっと緊張しっぱなしだったのだろう

    だけど、それもたった今で終わりだ。お疲れ様、洋榎さん

    478 = 1 :


    こうして、俺たちの長い長い物語は終わりを迎えた

    これから何度も同じような困難が、俺たちの前に立ちはだかって来るのだろう

    だけど、俺たちは負けない。今回だってできたんだ。これかもきっとできるさ


    時は移ろい、処変われど、人の営みは変わらない

    俺たちはこれからも、生きていく。この世界を生き抜いて見せるぜ!


    オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな

    このはてしなく遠い麻雀坂をよ……



    カンッ!!

















    いや待て、違うだろう須賀京太郎。一番大事な事忘れてるじゃん

    なんか一仕事終えたみたいになって、その雰囲気に流されるとこだった

    だって、俺、俺…


    京太郎「全然戻れてねえ!!」

    479 = 1 :

    この辺で
    ではまた夜に

    481 :

    乙ー
    しかし洋榎が京太郎の姿を見れそうになったのは何でなんだろうな
    愛?

    484 :

    ホント京ちゃんどうやったら治るんだコレ

    486 :


    なんかもうこのままでもいい気がしてきた……
    嫁さんが稼いで主夫すればよくね?
    子作りも出来そうだからネキは処女懐胎、麻雀界のマリア様や!

    487 = 430 :

    聖母洋榎ちゃん想像したら不覚にもwww

    488 :


    ここまで一気読みしたけどネキ可愛いよネキ
    続きに期待

    489 = 449 :

    最終的に消えそうだけどな
    サイと違って生きているからやめてほしいけど

    490 :

    ときどきでいいから きえてしまったひとのこと おもいだしてあげてください

    491 :


    俺、消えっから!

    492 :

    時の狭間的な場所で先に消えてた嫁田君とハイタッチするのか

    493 = 426 :



    >>481
    愛だよ、愛

    494 :


    概念になった京太郎を割くのかもしれない

    495 :

    おつー
    咲ちゃんなんか感じて欲しかったな最初写真に違和感持ってたし
    あと愛宕母は雅枝ね
    愛宕家の女連中「え」はみんな違うんだよな細かい

    >>490
    それ何だっけ

    497 = 1 :

    >>495
    訂正ありがとうございます
    咲の辞書DLしたので、過信しすぎていたようです
    正直最初からやり直したいところですが、あまりに面倒なので皆さん脳内変換よろしくお願いします

    雅恵→雅枝

    以上でよろしくおねがいします

    498 = 1 :

    あと、所々で『雅枝』と書いてあったり、『雅恵』と書いてあったりしています
    読みにくくなって申し訳ありません
    二つのパソコンを使ってこのSSを使って書いたのですが、そのそれぞれに別の咲の辞書を使ったのが原因かと思います

    これ以降投下するものに関しては、きちんと訂正します
    ご迷惑おかけしました

    499 :

    それくらい気にしないから投下はよ

    500 = 1 :


    ──3月下旬 大阪



    ─阿倍野


    大会からさらに1ヶ月。俺はまだ大阪にいる

    あれっ、俺そろそろやばいんじゃないか?もしかして、一生このままインビジブル!?

    そういう考えが、頭の片隅にすら残らなくなってきた今日この頃。今なら悟りが啓けそう

    でも、今日はそんなことどうでもいいのだ


    天気は雨。俺は今、阪堺電気軌道の上町線を使って阿倍野まで来ていた

    傘を差しながら、人を待っているのだ

    服は2週間かけて選んだ。たぶん、おそらく大丈夫だ。他の人には見えないんだけど

    髪も綺麗にカットできたと思う。もう慣れたはいえ、やはり美容院のようにはうまくいかない

    うん、これは仕方がない、忘れよう。まあ、他の人には見えないんだけど


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