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元スレ総合P「過労死必死」
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ネタ拾ってくださってありがとうございます
赤い娘達の絡みを見たら青…蒼い娘達や黄色い娘達の絡みを
見たくなってしまった自分は絶対に間違ってないはず
赤い娘達の絡みを見たら青…蒼い娘達や黄色い娘達の絡みを
見たくなってしまった自分は絶対に間違ってないはず
もしかしたら、倒れた三人を見つけて救急車を呼んだのは、不幸に敏感なほたるだったのかも
で、自分を責めて一人泣いてた可能性
で、自分を責めて一人泣いてた可能性
千秋と千早とか結構似てそうな2人が見たいです
グリマスの方はよく知らないけど似たタイプの娘はいるんだろうか
グリマスの方はよく知らないけど似たタイプの娘はいるんだろうか
―――
P「うぉっ!? なんだこりゃ」
小鳥「ここ本当に談話室ですよね?」
ちひろ「昨日の今日でよくもまぁここまで」
(様々な装飾を施され、扉の前には雰囲気のある看板が立つ)
P「これ、凄いですね」
小鳥「ここだけなら誰が見てもお洒落なイタリアンレストランですよ」
ちひろ「いくら普段来ないとはいえ、よく気づきませんでしたねわたし達」
P「聞かれてた事といい、仕事中は内向きに集中しすぎるからなぁ俺達」
小鳥「とりあえず中入りましょうか」
(ゆっくりと扉をあける音)
芽衣子「いらっしゃいませ~!」
琴葉「いらっしゃいませ」
貴音「いらっしゃいませ」
(ウェイトレス衣装に身を包んだアイドル達)
P「お前達……」
芽衣子「三名様ですねー、こちらの席へどうぞ!」
(瞬く間に中央の席に座らせられる三人)
琴葉「こちらがメニューになります」
貴音「ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいませ」
(これまた作りこまれたメニューを置き、礼をして去る)
P「徹底してるなぁ……」
ちひろ「すごい、内装までしっかりと」
小鳥「うわぁ本当にレストランになってますね」
志乃「ふふっ、素敵でしょう?」
礼子「こんばんわP君。お先に頂いているわ」
(ワイングラス片手に微笑む二人)
P「志乃さんに礼子さん……、今日のこれは二人が?」
志乃「いいえ、私達は便乗しただけよ」
礼子「美味しいお酒を頂いてるわ」
P「じゃあ誰が……っつかこれ、戻せるのか……? 壁とか色塗っちゃってるだろ?」
桃華「大丈夫ですわPちゃま」
P「うわっ桃華!?」
小鳥「ってことはこれは」
ちひろ「なるほど櫻井の力ですか……」
P「それで、大丈夫ってのは?」
桃華「こちらを普段使うのは大人組の方達ですし、
その大人組の方々もこちらで宴会する時に雰囲気があっていいとおっしゃってました」
(筆頭である志乃と礼子がこちらに手を振る)
小鳥「いえ、ここ一応会社の部屋なんだけど……」
ちひろ「考えたら負けです。どうせ本当に怒る人なんていません」
P「そう言う事だ。事務室以外だったら好きに使えとも前に言ったしな」
(言いながらメニューに目を通す)
P「うぉっ!? なんだこりゃ」
小鳥「ここ本当に談話室ですよね?」
ちひろ「昨日の今日でよくもまぁここまで」
(様々な装飾を施され、扉の前には雰囲気のある看板が立つ)
P「これ、凄いですね」
小鳥「ここだけなら誰が見てもお洒落なイタリアンレストランですよ」
ちひろ「いくら普段来ないとはいえ、よく気づきませんでしたねわたし達」
P「聞かれてた事といい、仕事中は内向きに集中しすぎるからなぁ俺達」
小鳥「とりあえず中入りましょうか」
(ゆっくりと扉をあける音)
芽衣子「いらっしゃいませ~!」
琴葉「いらっしゃいませ」
貴音「いらっしゃいませ」
(ウェイトレス衣装に身を包んだアイドル達)
P「お前達……」
芽衣子「三名様ですねー、こちらの席へどうぞ!」
(瞬く間に中央の席に座らせられる三人)
琴葉「こちらがメニューになります」
貴音「ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいませ」
(これまた作りこまれたメニューを置き、礼をして去る)
P「徹底してるなぁ……」
ちひろ「すごい、内装までしっかりと」
小鳥「うわぁ本当にレストランになってますね」
志乃「ふふっ、素敵でしょう?」
礼子「こんばんわP君。お先に頂いているわ」
(ワイングラス片手に微笑む二人)
P「志乃さんに礼子さん……、今日のこれは二人が?」
志乃「いいえ、私達は便乗しただけよ」
礼子「美味しいお酒を頂いてるわ」
P「じゃあ誰が……っつかこれ、戻せるのか……? 壁とか色塗っちゃってるだろ?」
桃華「大丈夫ですわPちゃま」
P「うわっ桃華!?」
小鳥「ってことはこれは」
ちひろ「なるほど櫻井の力ですか……」
P「それで、大丈夫ってのは?」
桃華「こちらを普段使うのは大人組の方達ですし、
その大人組の方々もこちらで宴会する時に雰囲気があっていいとおっしゃってました」
(筆頭である志乃と礼子がこちらに手を振る)
小鳥「いえ、ここ一応会社の部屋なんだけど……」
ちひろ「考えたら負けです。どうせ本当に怒る人なんていません」
P「そう言う事だ。事務室以外だったら好きに使えとも前に言ったしな」
(言いながらメニューに目を通す)
バハッてるアイドル達の絡みがみたいです。モバマスのバハ枠やグリマスのファンタジーガシャやイベントと結構なアイドルがいると思うので
モバマスの方も凄いな
バハ枠でググったら想像以上に強烈だった
蘭子ちゃんや奏さんとかラスボス感のある子が気になる
バハ枠でググったら想像以上に強烈だった
蘭子ちゃんや奏さんとかラスボス感のある子が気になる
小鳥「雰囲気も店名もそうでしたけどやっぱりイタリアンなんですね」
P「Apertivoはないのか?」
桃華「ご希望でしたらおだししますわ」
P「おっ、じゃあどうする?」
小鳥「私はシャンパン……んんっchampagneで」
ちひろ「えっ、……わたしもしゃんぱーにぇ」
P「可愛い」
小鳥「可愛い」
ちひろ「ちょっと多言語使えるからって……」
桃華「はい、ではすぐ用意させますわ」
(手の平を二度叩く音)
芽衣子「お待たせいたしました」
P「うお、クリュッグだ」
ちひろ「有名なんですか?」
小鳥「有名もなにも、シャンパンの帝王と言われているものよ」
(グラスに注がれていく音)
P「じゃあ乾杯」
小鳥「かんぱーい」
ちひろ「かんぱい」
P「ん~、っまい」
ちひろ「上品ですね」
小鳥「本当に」
P「ありがとう桃華、この間の話聞いてたんだろ?」
桃華「はい。……けれど、本当はレストランを近くに建てようと思っていたのですけれど」
貴音「わたくしがそれは辞めた方がいいと」
P「よくやった貴音」
桃華「とにかく、普段外食する暇もないとおっしゃっていたので
感謝の気持ちを込めてこのようなことをさせていただきました」
琴葉「私達も、それを知ってなにか手伝えることはないかって」
芽衣子「ゆっくりしていってね!」
小鳥「ありがとうみんな」
ちひろ「本当に素敵なレストランに居るみたい」
P「またここが七階なのもいいな。窓の外が夜景なのが雰囲気をだしてる」
それからゆっくりとした雰囲気でお食事を楽しみました。
こんなにのんびりと食事を楽しんだのはどれ位ぶりだったのか
>>762
最下段右から二番目引きで見るとアへってる様にしか見えんな……
最下段右から二番目引きで見るとアへってる様にしか見えんな……
【ある日の日常その5】
瑞希「トランプで手品ですか……?」
響「うん! なんか自分達にもできそうなのってないかな」
李衣菜「ひとつお願いします!」
瑞希「そうですね……では、簡単なのをいくつか……」
(ポケットからトランプを取り出し手馴れた動きでシャッフルする)
李衣菜「おぉ、格好良い」
響「流石瑞希さー」
瑞希「や、やめてください。まだなにもしてないですから……。
えっと、では早速」
(トランプを上から順に机の上に重ねていく)
瑞希「適当な所でストップって言ってください」
響「ん~じゃあ……」
李衣菜「ストップ!」
響「あっ、なんで李衣菜が言うんだー! 自分が言おうと思ったのに!」
瑞希「えっと……いいですか?」
響「あ、うんいいぞ!」
瑞希「ではいま分けたこちらを使います」
(分けられた方の山札を上から順番に四つの山に分けていく)
響「ふんふん」
瑞希「はいできました……。では今から念を込めるので手を貸してください」
李衣菜「手? はい」
響「こうか?」
瑞希「はい、では失礼して」
(二人の手を掴んで目を瞑り二秒ほどして離す)
瑞希「じゃあこの四つの山をめくっていきます。まず一枚目」
李衣菜「ハートのAですね」
瑞希「二つ目」
響「クローバーのAだぞ……、あれ?」
瑞希「三つ目」
李衣菜「ダイヤのAだ!」
響「うわ、なんでだ!?」
瑞希「ふふっ……じゃあこれが最後ですね」
響「うわぁー! スペードのAだ!」
李衣菜「えっ、どうしてそうなるんですか!?」
瑞希「最初のシャッフルのときにAを山札の一番上に集めておくんです。
そして上から分けていけば一番下にいきますから、また上から四つに分けていけば」
響「あ、なるほど」
李衣菜「え、つまりどういうこと?」
瑞希「じゃあわかりやすくトランプを逆向きにしてやってみましょうか」
それからこのメンバーでたまに手品の練習が行われてるようです
そういえば、みずきさんって呼んだら三人ないし四人返事するのね
>>713のイカれた三人を見て
ヘルシングの少佐と最後の大隊を思い出した
「さくりさくりと死んでいく
だが涙一粒 舌打ち一ツ 誰一人こぼさない
なぜなら彼らの心にあるのは歓喜だからだ
一つの歓喜を共通意志として 無数の命が一つの命のようにうごめきのたうち
血を流しながら血を求め
増殖と総滅をくりかえしながら
無限に戦い続ける」
ヘルシングの少佐と最後の大隊を思い出した
「さくりさくりと死んでいく
だが涙一粒 舌打ち一ツ 誰一人こぼさない
なぜなら彼らの心にあるのは歓喜だからだ
一つの歓喜を共通意志として 無数の命が一つの命のようにうごめきのたうち
血を流しながら血を求め
増殖と総滅をくりかえしながら
無限に戦い続ける」
芽衣子も悪くないんだがここはデレマスの方の志保さんを見たかった
>>762
上条のメガネアーマー姿はいつ見てもやべえな
上条のメガネアーマー姿はいつ見てもやべえな
>>713
―――
「えっ!? うわっ、本当に来たっ!」
タクシーの運転手に万札を渡し、釣りも受け取らず
ダッシュで事務所に入ると同時。
ロビーのソファに腰掛けていた美嘉が
まるで敵襲を受けたかのような反応で出迎えてくれた。
「おっす美嘉。事務所大丈夫か?」
あわあわとテンパっている美嘉に声をかける。
もちろん大丈夫だとはちぃとも思っていない。
「あ、多分大丈夫。……だから三人ともさっさと――」
「え、本当に大丈夫なんですか?」
語尾に重ねるようにちっひが言う。
それにピヨが「あれ? 今日実は全員オフだった……?」とか呟く。
俺自身もまさか普通に大丈夫と返ってくるとは思ってなかった。
三人が五時間居なかっただけなのにとは思わない、
自己評価はしっかりできてるつもりだ。
「うん、だから――」
「と、とりあえず事務室に行きましょう!」
再び台詞をさえぎられる美嘉。
心配しての言葉が当の本人に邪魔されてわかりやすく不満そうだ。
「悪いな美嘉。つっても流石に信じられんし、確認だけ、な」
いつの間にやら取り出していた黒い物。
おそらくトランシーバーの類を手にしていた美嘉は、
少しだけ逡巡して。
「もー! わかった。もしも来たら連絡してって言われてたけど、
黙っとくからさっさと行けば!?」
「ありがとう」
エレベーターに向か――おうと思ったら七階で止まっていたので、
そのまま通り過ぎ、階段で二階に向かう。
カンカンと足音が響く。
「え?」
「……嘘」
「まさか」
そのままの勢いで事務室を開けるとそこに居たのは二人だけだった。
一人は晶葉、地下の研究室から持ってきたのであろう大きなPCを
事務所のパソコン全てとケーブルで繋ぎ、作業している。
そしてもう一人は……。
「社長……」
それは実に一年半ぶりにみる、我が社の最高責任者の姿だった。
―――
「えっ!? うわっ、本当に来たっ!」
タクシーの運転手に万札を渡し、釣りも受け取らず
ダッシュで事務所に入ると同時。
ロビーのソファに腰掛けていた美嘉が
まるで敵襲を受けたかのような反応で出迎えてくれた。
「おっす美嘉。事務所大丈夫か?」
あわあわとテンパっている美嘉に声をかける。
もちろん大丈夫だとはちぃとも思っていない。
「あ、多分大丈夫。……だから三人ともさっさと――」
「え、本当に大丈夫なんですか?」
語尾に重ねるようにちっひが言う。
それにピヨが「あれ? 今日実は全員オフだった……?」とか呟く。
俺自身もまさか普通に大丈夫と返ってくるとは思ってなかった。
三人が五時間居なかっただけなのにとは思わない、
自己評価はしっかりできてるつもりだ。
「うん、だから――」
「と、とりあえず事務室に行きましょう!」
再び台詞をさえぎられる美嘉。
心配しての言葉が当の本人に邪魔されてわかりやすく不満そうだ。
「悪いな美嘉。つっても流石に信じられんし、確認だけ、な」
いつの間にやら取り出していた黒い物。
おそらくトランシーバーの類を手にしていた美嘉は、
少しだけ逡巡して。
「もー! わかった。もしも来たら連絡してって言われてたけど、
黙っとくからさっさと行けば!?」
「ありがとう」
エレベーターに向か――おうと思ったら七階で止まっていたので、
そのまま通り過ぎ、階段で二階に向かう。
カンカンと足音が響く。
「え?」
「……嘘」
「まさか」
そのままの勢いで事務室を開けるとそこに居たのは二人だけだった。
一人は晶葉、地下の研究室から持ってきたのであろう大きなPCを
事務所のパソコン全てとケーブルで繋ぎ、作業している。
そしてもう一人は……。
「社長……」
それは実に一年半ぶりにみる、我が社の最高責任者の姿だった。
たまに来て仕事していく社長とかいいなあと思ってたら本当にそうなったパターン?
これはワクワクするわ
これはワクワクするわ
>>773
2枚目にガンエデン来るかと思った
2枚目にガンエデン来るかと思った
てか書類全部スキャンすればアイドルでも
パソコンできる娘に何かしら手伝ってもらえそう
パソコンできる娘に何かしら手伝ってもらえそう
モバではわくわくさん、グリではこのみんか、事務仕事ができるのは
前職持ってる人はみんなある程度出来るんじゃね。
グリだと風花さんもある程度書類仕事出来るそうな
グリだと風花さんもある程度書類仕事出来るそうな
お嬢様が複数いるんだし世界各国から有能な人材を呼び寄せるくらい…
どんなに入力早かろうと、判断が下せるのはPピヨちっひと社長だろ
入力の手間が減る代わりに確認&指示出し&最終確認という工程が増えるワケで…
外食の時間を惜しむくらいなこの3人なら、他人の仕事の確認や指示出しする時間があるなら自分で判断しつつ入力をしたほうが早いという育成力皆無な判断しそう
入力の手間が減る代わりに確認&指示出し&最終確認という工程が増えるワケで…
外食の時間を惜しむくらいなこの3人なら、他人の仕事の確認や指示出しする時間があるなら自分で判断しつつ入力をしたほうが早いという育成力皆無な判断しそう
あー、書くペースが最初より随分遅くなっててすみません
本当に申し訳ありません、一気に進めますんで許して
本当に申し訳ありません、一気に進めますんで許して
>>791
ほどほどでいいから休め
ほどほどでいいから休め
>>791
おう ええからゆっくり休めや(懇願)
おう ええからゆっくり休めや(懇願)
>>791
自分のペースでやっていいんやで。ちゃんと待ってるさかい
自分のペースでやっていいんやで。ちゃんと待ってるさかい
ここは堕ちる心配もないし無理せんでもいいよー
気楽にやってよ
気楽にやってよ
>>775
俺達が社長の姿を認め、動きをとめると同時。
社長も受話器を戻してこちらを向いた。
「……久しぶりだね諸君」
懐かしい、と思ってしまう位聞いていなかった声だ。
俺をこの世界に引き込んだ張本人。
『君には才能がある。我が社で働いて見ないか?』
懐かしい、懐かしい記憶が蘇る。
「まさか、社長が一人で?」
なんと言ったらいいかわからずに立ち尽くす俺をどかして、
ピヨが前にでて困惑したように問う。
室内に入り改めて見回すもののアイドルの姿は晶葉の他に居ない。
「いやいや、それこそまさかだよ。
私は来客の対応や、電話対応の一部を受け持っただけさ。
書類はほとんど手付かずで残っている、
むしろ今日働いてくれたのは――」
そこまで言って、いまだ作業中の晶葉に目を向ける。
「ん? あぁ、戻ってきていたのか。すまない気がつかなかった。
――しかし美嘉め、やはりこちらに連絡しなかったか……、
まぁ予測はできていたが」
振り向いて、困ったように笑いながら晶葉は眼鏡を直し立ち上がる。
「おかえり三人とも。本当はこのシステムを君達が倒れる前に完成させたかったんだが……」
すまない。と頭を下げられた。
「完成させたかったって、……なにをだ?」
「うむ、三人とも自分のデスクに座ってPCを立ち上げて見てくれ」
俺達が社長の姿を認め、動きをとめると同時。
社長も受話器を戻してこちらを向いた。
「……久しぶりだね諸君」
懐かしい、と思ってしまう位聞いていなかった声だ。
俺をこの世界に引き込んだ張本人。
『君には才能がある。我が社で働いて見ないか?』
懐かしい、懐かしい記憶が蘇る。
「まさか、社長が一人で?」
なんと言ったらいいかわからずに立ち尽くす俺をどかして、
ピヨが前にでて困惑したように問う。
室内に入り改めて見回すもののアイドルの姿は晶葉の他に居ない。
「いやいや、それこそまさかだよ。
私は来客の対応や、電話対応の一部を受け持っただけさ。
書類はほとんど手付かずで残っている、
むしろ今日働いてくれたのは――」
そこまで言って、いまだ作業中の晶葉に目を向ける。
「ん? あぁ、戻ってきていたのか。すまない気がつかなかった。
――しかし美嘉め、やはりこちらに連絡しなかったか……、
まぁ予測はできていたが」
振り向いて、困ったように笑いながら晶葉は眼鏡を直し立ち上がる。
「おかえり三人とも。本当はこのシステムを君達が倒れる前に完成させたかったんだが……」
すまない。と頭を下げられた。
「完成させたかったって、……なにをだ?」
「うむ、三人とも自分のデスクに座ってPCを立ち上げて見てくれ」
>>791
遅くても構わんぜ
遅くても構わんぜ
言われた通りに席に座り、使い慣れたパソコンに向かう。
立ち上げて、と言われたもののすでに電源は入っているのでモニターだけを点ける。
すると――。
「なんですか、この見慣れないアイコンは?」
「押して見てくれ」
デスクトップの中心に一度も見たことのない拡張子exeのアイコンが一つ置いてあった。
それは他二人も同じだったようで俺達は言われた通りにそれをクリックして見る。
『おはようございますマスター。私、頑張りますね!』
「え、卯月ちゃん……?」
『マスター! 電話ですよ! 電話!』
「春香ちゃんそっくり」
『おはようございまーす!! これからよろしくお願いします!!』
「うるせぇ!」
三者三様。それぞれのパソコンからアイドルの声が飛び出した。
それどころか、俺のモニターの上にはデフォルメされた愛がピコピコと動いている。
「これは一体なんだ……?」
「私が開発した電話応対、会計処理、データ整理などの事務仕事を手伝ってくれるAIプログラムだ。
無限に近い電話上でのやりとりを円滑に行えるようにするために少々時間を食ってしまって、
まだ不安定な所もあるが。君達が倒れてしまったと聞いて慌てて導入させた」
「まじか」
それは出すべきところにだせば十億単位の金が悠々と動く発明だと思うが。
「というか、晶葉。どういうものかはわかったが何でアイドルの姿をしているんだ?」
「うむ、どうせなら親しみやすくという意味と、学習機能を持たせているからな、
君達とも会話できる形態にしたかった」
「会話?」
「あぁ、君達が教えれば仕事もより覚えて効率的にこなせる様になる。
そうすれば君達の仕事は実際に書類に判子を押したり
感覚や経験が必要な物のみになるし、ずいぶんと楽になるはずだ」
「相変わらず凄いわね晶葉ちゃん」
「天才と言われるだけはありますね……」
ふんと胸を張る晶葉からまたモニターに顔を戻す。
『うぅ……うるさいって言われた……やっぱり私、ダメなんだ』
パソコン上の愛がへこんでいた。
なんだこれ。
「おい晶葉、なんかAIが凹んでるんだが……」
「君がさっきうるさいって言ったからだろうな」
「……え、それだけでか?」
「言ったろう? まだ不安定なんだ」
あぁ、不安定ってそっちが?
俺は動作が不安定なのかと思っていたんだが、
まさかAIの情緒不安定と来るとは……。
「ごほん。いいかね」
科学の力ってすげー。とかなんとか思っていると、
すっかり放置された社長が咳払いを一つ。
「っと、失礼しました」
「いやいいんだ。私もその発明には随分と驚いた」
苦笑する社長。
よくみればその頬には赤いあとが残っていた。
「社長、その顔は……?」
「ん? あぁ、……まぁもてなしだな。
ずいぶんと効いたよ。君達がアイドルにとても慕われているのが伝わってきた」
「……全員にやられなくてよかったですね」
「そうだな……ははは」
乾いた笑いを一つ。
そしてやおら真面目な顔をして、頭を下げられた。
今日は頭を下げたり下げられたり忙しい日だ。
「君達には、本当にすまないことをしたと思っている。
私はすべてを投げ出し、押し付け、逃げ出した屑だ、
君達は長い間迷惑をかけた。その結果が今日のこれだ、
アイドルにも言われたよ。今更なにをしに戻ってきた、とね」
顔をあげぬまま、社長は続ける。
「いくら謝ったところで、済むとは思っていない。
今更社長面するつもりなどもっとない。
本当に申し訳ない……!」
深い後悔と、自己嫌悪。
強い謝罪の意とか色々。
「顔を上げてください社長。私達は床にはいませんよ」
ピヨ……小鳥が軽く声をかけ、
そこで社長がようやく顔をあげる。
「謝られても、ね?」
「そうだな。社長はバカンスに行ってただけだしな」
「仕事が多いのもプロデューサーさんがむやみやたらにスカウトしまくる所為ですもんね」
「……おう、大変申し訳ない」
などと空気をリセットするべく軽く会話をこなして。
社長に向かって言葉を紡ぐ。
「なので社長」
「これからもよろしくおねがいします」
「おかえりなさい」
そう言った。
P達なんか怖いな…
俺ならそのままそしてさようならとかいっちゃって張り倒すよ…
俺ならそのままそしてさようならとかいっちゃって張り倒すよ…
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