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    元スレ兄「彼女できない」妹「そうだね」

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    51 = 47 :

    「だってお父さんさ、確実に兄貴に嫉妬してんじゃん」

    「は?」

    「そうでしょ。私が兄貴と話してたらめっちゃ割り込んでくるんじゃん」

    「自意識過剰だろ。父さんは母さんラブだし」

    「そうなんだけどさ、でもあれは確実に兄貴に妬いてんね」

    「お前が冷たくするからだろ。普段からある程度構っとけばなんもしてこねぇよ」

    「髭ジョリジョリがウザい」

    「それはウザい」

    「だからヤダ」

    「わかったわかった。俺のほうから父さんに言っといてやるよ」

    「…兄貴はお父さんとお母さんには優しいよね」

    「遠回しに妹には優しくしてないと?」

    「どうだろうね」

    52 = 47 :

    「そろそろ飯食わね?腹減った」

    「うん、ファミレスでいいよ」

    「ロイホは高いな…やっぱり安定のサイゼ」

    「安定のミラノ風ドリア」

    「メニューを見る必要すらない」

    「安定のミラノ風ドリア2つとドリンクバー2つで」

    店員「は、はい。かしこまりました(…安定のミラノ風ドリア?)」

    「しかし妹よ、安定のミラノ風ドリアだけで足りるのか?」

    「足りないかな?」

    「あれ結構量少ないよ」

    「じゃあなんかサラダでも頼む」

    「生ハムがいい。名前忘れたけど」

    「あーあれ美味いよね。名前忘れたけど」

    「…メニュー開くと負けな気がする」

    「同意」

    「ペペロンチーノでいいか」

    「いいよ」

    53 = 47 :

    【デート2】

    「ごちそうさま」

    「ナチュラルに奢らされた」

    「まぁデートだからね」

    「さて、帰るのか?」

    「どんだけ帰りたいんだよ」

    「あったかホームが待っている?♪」

    「セキスイハ?イム?♪」

    「あ、スパイク見たい」

    「ならスポーツショップだね」

    「行くか」

    「うん」

    54 = 47 :

    「これの新型出たんすか?」

    店員「はい、旧型よりさらに軽くなりました」

    「う?ん、軽すぎるのもあんまり好きじゃねぇんだよな」

    店員「あはは、わかります」

    「お姉さんもサッカーしてるんですか?」

    店員「まぁフットサルですけどね」

    「なるほど。フットサルも面白いですよね」

    店員「大学生とか超やってますよ」

    「大学かぁ…なにやろっかな?」

    店員「フットサルどうです?」

    「それもアリかな。これの旧型出してもらっていいすか?」

    店員「かしこまりました」

    55 = 47 :

    「………」

    「……なに睨んでんの」

    「放置された」

    「だってお前にサッカーの話してもしょうがねぇだろ」

    「ジダン知ってるよ」

    「それは常識の部類に入ると思う」

    「けっ」

    「やさぐれてんなぁ」

    店員「お待たせしました」

    「ども」

    「………ぷん」

    56 = 47 :

    【デート3】

    「いつまで拗ねてんのお前」

    「……うるさい」

    「めんどくさい女の固まりみてぇな奴だな」

    「[ピーーー]ぞ」

    「ちょっと来い」

    「え、ちょっと。何手繋いでんの?」

    「あ? あぁ、わりぃ」

    「いや、別にいいんだけど、ちょっとびっくりしただけだから」

    「そうか。わりぃ」

    「いいよ別に」

    「こっちだ」

    「…うん」

    57 = 47 :

    「ほれ、着いたぞ」

    「うわぁ…桜が満開だ」

    「綺麗なもんだろ」

    「うん! 凄い!」

    「放置した詫びだ。許せ」

    「仕方がないな」

    「あざー」

    「こんなところ、一体いつ見つけたの?」

    「部活の連中と部品買いに来た時たまたまここ見つけてな」

    「へぇ、マネージャーと?」

    「……そうだけど」

    「ふーん、それはそれは」

    「なんでそういう所は鋭いのかね」

    「女の勘ってやつ?」

    58 = 47 :

    「ま、いいや。それで一度お前に見せてやろうと思ってな」

    「それでちょっと遠くの街まで連れてきてくれたの?」

    「まあな」

    「ふーん。なんか兄貴って卑怯だよね」

    「なぜに?」

    「ツンデレなの?」

    「男のツンデレとか需要ねぇだろ」

    「兄貴」

    「なんだよ」

    「ありがとね。凄く嬉しい」

    「…ツンデレはどっちだよ」

    59 = 47 :

    「なんか言った?」

    「別に。じゃあ帰るか」

    「もうちょっと遊びたかったけど。ま、いっか」

    「もう金がねぇ。また今度な」

    「また連れてきてくれるんだ?」

    「気が向いたらな」

    「約束だからね」

    「へいへい」

    60 = 47 :

    【帰宅】

    父母「おかえり」

    「ただいま」

    「デートはどうだった?」

    「うーん、60点ってとこかな」

    「お兄ちゃんもまだまだね」

    「生意気すぎるんだけどこの人」

    「息子よ…妹とデートとか羨ましすぎるんだが」

    「ホントに妬いてたよこの人」

    61 = 47 :

    「代わってくれ」

    「知るかよ」

    「ギニューになりたい」

    「その発想はなかった」

    「ごめんね明日行けなくて」

    「別にいいよ。気にしてないし」

    「……有休取ろっかな」

    「いいっていいって。兄貴が来てくれるし」

    「お前ホント調子に乗んなよ」

    「それは理不尽だろ」

    「兄のくせに」

    「なんなんこれ?」

    62 = 47 :

    「ホントすまんな妹。よし、今日は皆で晩御飯食べに行こう」

    「あらあら」

    「寿司に一票」

    「焼き肉に一票」

    「じゃあ父さんは寿司に一票」

    「じゃあ母さんも寿司に一票」

    「3対1で兄の負けー」

    「負けー」

    「キレていい。これはキレていい。」

    63 = 47 :

    「じゃあ準備してくるね!行こ!兄貴」

    「ちょっと引っ張るな」

    「早く!」

    「俺たちも準備するか」

    「そうね」

    「……大きくなったな」

    「…そうね」

    「色々あったが、2人とも立派に育ってくれた。お前のおかげだ」

    「そうかしら?アナタがしっかりしてくれてるおかげだと思うわ。今日だってホントは仕事で疲れてるんでしょ?」

    「いや、子ども達の姿を見てるとそれだけで元気100倍アンパンマンだ」

    「私ね、アナタと結婚してよかったわ」

    64 = 47 :

    「…俺もだ」

    「これからも色々とあると思うけれど、2人で乗り越えていこうね」

    「いや、4人で乗り越えていくんだ」

    「ふふ、そうね」

    「おい、あんまりハシャぐなよ」

    「トロたくさん食っちゃる」

    「エグいなお前」

    「さぁ、行こうか」

    「ええ、あなた」

    「アンタらのラブコメに需要はないと思うんだが」

    65 = 47 :

    本日はここまでのつもりです。

    これから『モテない男たちの会』に参加するのでたぶん今日はもう投稿できないと思います。

    それでは皆さん、メリークリスマス。

    66 :


    楽しんでらっしゃいwwww

    67 = 66 :


    楽しんでらっしゃいwwww

    68 :

    妹からにじみでるこの感じ
    ええな

    69 :

    乙乙
    クリスマス一人ぼっちじゃなくてよかったな

    70 = 9 :

    俺はいつも家族と一緒だぜ

    71 :

    日付変わっちまったが乙ー

    72 :

    モテ会から帰ってきたので続き投稿します。

    【回転寿司】

    「あ、トロ回ってきた」

    「シュバァ!」

    「………」

    「兄、大人げないわよ」

    「あ、マグロ回ってきた」

    「スビャア!」

    「………」

    「………」

    「父上、美味である」

    「真でござるか」

    「妹、お母さんのたまごいる?」

    「……うん」


    74 = 72 :

    「うむうむ、このトロ、トロだけにトロトロした食感。極めて美味」

    「ほむほむ、このマグロ、まさしく生きた味、極めて美味」

    「迎撃を許可します」

    「ラジャー」

    「暴力よくない」

    「平和的解決を求む」

    「そのネタよこせよ…さもないと潰すぞ」

    「下半身を見て潰すとか言うなよ寒気がする」

    「早くしないと、つ・ぶ・す・よ?」

    「どうぞ召し上がってください」

    「……アホな親子」

    75 = 72 :

    「ほら、次」

    「へい、お待ち。イカです」

    「またイカ?もう飽きた。お父さんのいくら頂戴」

    「え、でもこれはさっき父さんが自分で頼んだやつで」

    「ちょうだい」

    「………はい」

    「お茶」

    「粗茶でございます」

    「お父さんが頼んでた特性ウナギ巻き寿司ももらうね」

    「すみませんでしたもう悪ふざけしないから許してください」

    「超ムカついたんですけど」

    「つい意地悪したくなっちゃって」

    「は?」

    「いえ、なんでもないです」

    「さすがに情けないわお父さん」

    76 = 72 :

    「母さんアナゴいる?」

    「兄、アンタはああなったらダメよ」

    「………それを母さんの口から聞くことになるとは思わなかった」

    「たぶんお父さんなりのコミュニケーションなんだと思うんだけどね」

    「まあそうなんだろうな」

    「アンタが妹と仲良いからアンタの真似をしたつもりなんでしょうけど……そういう問題じゃないんだけどなぁ」

    「どういうこと?」

    「あら?アナタは気付いてると思ってたけど?」

    「知らんわ。そんなことよりとりあえずアレなんとかすれば?」

    「アレ?」

    77 = 72 :

    「いくらとマグロとネギトロとエビと納豆取って」

    「お父さん食べられない…とほほ」

    「………」

    「……なぁ、いいの止めなくて」

    「失敗から学ぶことはたくさんあるわ。ほっといていいわよ」

    「ラジャー」

    「お茶冷めたんだけどお父さん?」

    「……とほほ」

    78 = 72 :

    短いですがここまでです。
    サンタさん渋谷にたくさんいました。
    おやすみなさい。

    79 :


    部の話とかもあるのかな?

    80 = 72 :

    【キッカケ】

    「もう食えない」

    「……お腹減った」

    「夜食でも作ろうか?」

    「頼む」

    「兄ー、風呂沸かしてきて」

    「へいよ」

    「兄ー、タオルケット取ってきて」

    「却下」

    「むー」

    「うーん、萌えない」

    「やかましい」

    81 = 72 :

    「ほれ」

    「うが!……タオルケット?」

    「んじゃ風呂沸かしてくる」

    「優しいんだかひねくれてんだか…やれやれ」

    「…たぶん、優しいんだと思うよ」

    「妹がデレた」

    「おい」

    「……なるほど、1つまた学んだ」

    「お父さん…また失敗を繰り返すの?」

    82 = 72 :

    「…あのクソ兄貴」

    「…ふふ」

    「この雰囲気をぶち壊してやりたい」

    「…なんだこの悪寒は」

    「兄貴ってさ、なんで彼女作らないんだろ?」

    「これはまた唐突な質問ね」

    「性格に難あり!」

    「この前聞いたらはぐらかされたんだよ」

    「まぁ、アレはそれなりにモテるだろうからね」

    「なるほどチャラ男か☆」

    「女さんと付き合ってあってると思ってたし」

    「女ちゃん? 私はてっきりMGちゃんと付き合ってるのかと思ってたけど」

    83 = 72 :

    「誰それ?」

    「サッカー部の今1年生のマネージャー。まぁもう2年生と言ったほうがいいのかしら」

    「私の先輩になるのか。どうして?」

    「一度だけ兄が家まで連れてきたことがあるの」

    「……ほぅ?」

    「ヤっちゃったね。これは確実にヤっちゃったね」

    「なんか部活関係のことだったらしいけど、兄が家に誰かを呼ぶなんて珍しいからちょっとビックリしちゃったわ」

    「……ちゃっかりしてやがる」

    「男友達の兄友君ならよく来るけどね」

    「あー、あのサッカー馬鹿」

    「よく2人でウイイレしてるわ」

    84 = 72 :

    「よく2人でウイイレしてるわ」

    「兄貴ってさ、なんでサッカー始めたの? なんというか、キャラではないと思うんだけど」

    「才能が無さそうというわけですね。プスススス」

    「うーん、これは言ってもいいのかしら」

    「?」

    「暴露大会開催しました」

    「アナタのためにサッカー始めたのよ確か」

    「わたし?」

    「そういう暴露大会やめよう。兄がなんかカッコいい系はやめよう」

    「アンタが小さい時だけどね。アンタ一時期ずっと泣いてばっかで手が着けられない時があったのよ」

    「それとサッカーが関係あるの?」

    「まぁまぁ、それでお母さんもお父さんも必死にあやしてたんだけど、なかなか泣き止んでくれなくてね」

    「あれは大変だったなぁ」

    「でもね、お母さんは家事あったし、お父さんは仕事あったから途中で諦めたんだけど、兄はずっと諦めなかったの」

    「………」

    「時に諦めは肝心」

    85 = 72 :

    「終わったぜー」

    「あら、お疲れさん」

    「お疲れ」

    「遅い」

    「うるせーアホ父。てか、なに皆して。俺の顔になんか付いてる?」

    「…兄貴」

    「なんだ?」

    「やっぱりなんでもない」

    「……ふふ」

    「なんなんだよ一体」

    「うるせぇこのくそリア充が」

    「結婚してるやつにそれを言われるとは思わなかったな」


    86 = 72 :

    【確認】

    「んで…なんでまたいんの?部屋帰れや」

    「ウイイレしよ」

    「乗った」

    「私無敵艦隊スペインね」

    「じゃあ俺はブラジルにしよっかな」

    「は?強すぎでしょ。兄貴はウズベキスタン」

    「1人も知ってる選手がいないんですけど」

    「さ、試合開始よ」

    「ぜってえ勝つ」

    87 = 72 :

    「……」

    「……」

    「きた!ゴール!」

    「あんな所からシュート打って入るの? それはないぜぱっつぁん」

    「ふふん。ボコボコにしてあげる」

    「なあ」

    「なによ」

    「どこからシュート打っても全部キーパーに止められるんだけど」

    「スペインのキーパーはカシージャスだもの」

    「これはチートじゃないすか」

    「知りませーん」

    88 = 72 :

    「なあ」

    「なによ」

    「母さんと何話してたわけ」

    「女の話を聞きたがるなんてデリカシーないな」

    「女というよりは親子だろ」

    「まぁいいや。秘密」

    「だってなんか皆して俺に対する態度が変なんだもん。父さんはなんかひたすらウザかったし」

    「はい、試合終了。私の圧勝だね」

    「………チートやチート」

    89 = 72 :

    「ねぇ」

    「あん?」

    「久しぶりにリフティング見てみたいな」

    「リフティング?まぁ別にいいけど」

    「え、家の中ですんの?」

    「もう昔と違って家具壊したりはしねーよ」

    「へぇ、ねぇやってみて」

    「へいへい」

    「………」

    「………」

    「……わかんないなぁ」

    「よっと……なにが?」

    「なんでもない」

    「?」

    90 = 72 :

    「そう言えば兄貴」

    「なんだ」

    「後輩マネージャーに手を出してんじゃねぇぞクソが」

    「」

    「じゃ、おやすみ」

    「………母さんか。てかドア閉めろし」

    91 = 72 :

    【入学式】

    「どうよ制服姿」

    「学校で毎日のように見てる制服を見ても別にって感じ」

    「そりゃそうか」

    「それじゃ兄、よろしくね」

    「パンチラも可」

    「御意」

    「そこ二人」

    「なんでもないっす」

    「ほら、遅刻するわよ」

    「いってきます」

    父母「いってらっしゃい」

    92 = 72 :

    「自転車通学にしよっかな~」

    「いや、10分ぐらい歩けよ」

    「だってめんどくさいし」

    「太るぞ」

    「黙れ」

    「あ、兄友にメールしとかないと」

    「兄友さん来るの?」

    「てか、部紹介の時にパフォーマンスがあるからさ」

    「あーなるほど。兄貴も出るんだ」

    「俺主将だもん」

    「そういやそうだったな」

    93 = 72 :

    「学校見えてきたぞ」

    「お、ホントだ」

    「人いっぱいいんなぁ」

    「だねぇ。こりゃはぐれるかも、というわけで」

    「あ?…………おい」

    「なに?」

    「なにしてんのお前」

    「え、腕に抱きついてみた」

    「キャラじゃねぇだろ。離せや」

    「いいじゃん別に。兄妹なんだし」

    「他の奴らに見られたら俺終わる」

    「それが目的でもある」

    「そんなに俺の学校生活を終わらせたいか」

    「違うよ鈍チン」

    94 = 72 :

    「…おい、兄、どういうことだ」

    MG「先輩……おはようございます」

    「」

    「あ、兄友さん。お久しぶり!」

    「あ、なんだ妹ちゃんか。ビックリしたわ」

    MG「妹ちゃん?」

    「紹介するよ。この張り付いてるのは妹の妹だ」

    「初めまして…えっと」

    MG「あ、私、サッカー部のマネージャーのMGって言います!今2年生です!」

    「よろしくお願いします」

    MG「う、うん!よろしくね!」

    95 = 72 :

    「で、君らなにしてんの?注目の的だよ」

    「離せや」

    「仕方ねぇな」

    「相変わらず仲がよろしいね」

    「ありがとうございます」

    「褒めてはないけど」

    MG「兄友先輩。このあと打ち合わせが…」

    「あーそうだった。兄は後で来るんだろ?」

    「ああ。妹の晴れ姿を写真に撮る任務がある」

    「そうかい。他の奴らには俺から説明しとくわ」

    「頼むわ」

    「じゃあな、お二人さん。あ、妹ちゃん!入学おめでとう」

    MG「それでは先輩!妹さん入学おめでとうございます!」

    「ありがとうございます! 部紹介楽しみにしてます」

    96 = 72 :

    「んじゃあ行くか」

    「あれが兄貴が手を出したMGさんか」

    「誤解を招くようなこと言うな」

    「おっぱいデカいね」

    「あれはFはあると推測している」

    「死んだら?」

    「さ、お前は向こうだな」

    「ちゃんと最前列取れよ」

    「善処はする」

    「じゃね」

    「じゃな」

    97 = 72 :

    【帰り道】

    「あー疲れたー」

    「130×46枚で5980円か。キタコレ」

    「おい」

    「それにしても疲れたわ」

    「部紹介お疲れさん」

    「お、見ててくれたか」

    「まあね。皆結構上手いね」

    「まぁ俺ほどじゃねぇけどな」

    「自分で言うなよ」

    「部活すんの?」

    「サッカー部のマネージャーやろっかな」

    「断る」

    98 = 72 :

    「なんでよ」

    「お前には絶対できない。やめとけ」

    「ま、確かにマネージャーとか私のキャラじゃないけどね」

    「だろ?」

    「で、あのMGさんとは付き合ってるわけじゃないの?」

    「ただの先輩後輩」

    「そうかー?MGさんは兄貴のことすきなんじゃね?」

    「知らんがな」

    「だって私が腕に抱きついてる時、笑顔引きつってたよ」

    「ありゃ誰だってドン引きだろ」

    「そっかなー」

    「ったく、思春期はこれだからめんどくせぇ」

    「うるせー」

    99 = 72 :

    「まぁあのおっぱいはたまらんけど」

    「最低すぎる」

    「無い物ねだりってやつかな」

    「どういう意味だ」

    「そういう意味だ」

    「ああいう意味か、[ピーーー]ぞ」

    「うち、どっちもペチャパイだもの」

    「…最近少しは大きくなってきてるもん」

    「貧乳に価値はねぇ」

    「てめぇちょっと表出ろ」

    「最初から表だ。通学路だ」

    100 = 72 :

    「……明日からまたこうやって一緒に帰ったりすんのかな」

    「俺は部活あるから、オフの日だけだけどな」

    「そうだね」

    「友達できた?」

    「何人か。まだ少ないけど」

    「ま、最初はそんなもんだ」

    「てかサッカー部の顧問の人がうちの担任になったよ」

    「え、あの髭爺が?」

    「うん、『お前兄の妹なのか!よし!それなら是非ともうちのマネージャーにならないか!兄の妹なら期待大だ!』とか言って肩バシバシ叩かれた」

    「髭爺はアホだからな」

    「アホばっかりだね」

    「お前もアホだけどな」

    「……」

    「……」

    「……帰るか」

    「…うん」


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