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元スレ八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その3だよ」
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>>196本当に1か?
>>196は偽もんだろ
ていうかそんなことして何が楽しいのか分からん、いい加減成長してみたらどうだ?
ていうかそんなことして何が楽しいのか分からん、いい加減成長してみたらどうだ?
>>203
sage
sage
ちょっとお前らに聞いてみたいんだけど
このスレに来てる奴は両方の作品知ってるの?
このスレに来てる奴は両方の作品知ってるの?
俺ガイルしか知らなかったけどこのssのせいでしぶりんPになって今やちっひの奴隷(ガチャガチャ
俺ガイルは平坂の帯で手にとって一巻発売時から読んでる
アイマスは本家もDSもモバマスもグリマスもプレイはしたことないけどアニメとか二次創作とかで前から知ってた
アイマスは本家もDSもモバマスもグリマスもプレイはしたことないけどアニメとか二次創作とかで前から知ってた
俺ガイルは全巻持ってるけどモバマスの方は全然知らない
このSSに出てきたキャラはググって画像みたけど
このSSに出てきたキャラはググって画像みたけど
同じく
キャラはネット広告のおかげで知ってた
モバマスクロスだから読んでるけどアイマスのPが八幡なったら多分読まないなぁ
キャラはネット広告のおかげで知ってた
モバマスクロスだから読んでるけどアイマスのPが八幡なったら多分読まないなぁ
ガイルはアニメから、モバマスは二次創作から入ったけど両方好き。
・・・八幡が提督になる鑑これとのクロスSS誰か書かない?(他力本願)
・・・八幡が提督になる鑑これとのクロスSS誰か書かない?(他力本願)
俺ガイルはアニメから知って原作集めた
モバマスは知らんがアニマスは見てた
モバマスは知らんがアニマスは見てた
年末だ >>1にも かぞくが いるだろう
皆さんありがとうごぜーます。2時に投下開始しますんで、どうぞご歓談を。
最近アイマスヒストリーを聴いてて、団結のモバマスVerとかあったら良いなーとか思った今日この頃。あ、もちろん765も大好きですよ?
最近アイマスヒストリーを聴いてて、団結のモバマスVerとかあったら良いなーとか思った今日この頃。あ、もちろん765も大好きですよ?
*
城ヶ崎美嘉。
今回臨時プロデュースする事になったそのアイドルを、実の所俺は少しばかり知っていた。
知っていると言っても、顔を覚えていた程度だがな。
名前なんて知る由も無かったし、正直こうして関わる事になるとは微塵も思っていなかった。
俺が彼女を初めて見たのは、シンデレラプロダクションの社内だった。
まぁ会う事があるとすればどうしたってアイドル関係なんだから、当たり前なんだが。
その時俺は休憩スペースでMAXコーヒーを飲んでいて、凛も他のアイドルもいない中一人でくつろいでいた。
そんな俺の至福のぼっち時間に割り込んできたのが、城ヶ崎美嘉だ。
と言っても、俺の斜め向かいのソファーに座っただけなのだが。
基本的に休憩スペースは社員とアイドル全員が使える。
けれど知らない奴が座っていると、どうも同席するのには気が引ける。
いわゆる学生が学食等で気まずい空気になるあれである。
ま、コミュ力のある奴はそういう時も気にせず話しかけたり、遠慮せずメシ食ったりするんだろうがな。俺には無理だ。
つまりその時も、俺がソファーに座っているせいで誰も相席しようととは思わないだろうと、そう思っていたのだ。
しかし、彼女は遠慮なく座った。
正直な所、俺はデレプロ内では異色の存在なのだと思う。色々とやらかしているし、他一般Pからの評判もよろしくない。その理由に見た目が多分に含まれているのが悲しい所だが。
そんな腐った目のプロデューサーが座っているのに、よく気にもせず座るなと。
俺はその時思った記憶がある。
第一印象は、やはりギャル。
見た目的には由比ヶ浜に似ているが、俺の印象的には三浦の方が頭を過った。
何と言うか、こう遠慮せずにドカッと来る辺りがあーしさんっぽい。駅の待合室の女子高生、みたいな。
そしてギャルと言えば必須なのが携帯電話(完全に俺の偏見)。かく言う彼女も、座っている最中はほぼケータイを弄っていた。
一緒にいたのは30分程度。もちろん会話など無い。
それだけならば当たり障りのない日常のエピソードとして、記憶にも残らずに過ぎ去っていただろう。
しかし俺は彼女を覚えていた。
それは、ケータイを弄る彼女の表情。
誰かとメールでもしているのだろうか。
その表情は、とても愛おしそうな微笑みだった。
その顔が、何となくずっと頭に残っている。
もちろん、彼女が当然ながら可愛いというのもあるかもしれない。
けれど、不思議と印象に残っていた。
あれだろうか。やっぱ、彼氏とか? 駆け出しアイドルとは言え、ぶっちゃけいない方が少ないだろうしな。
実の所、2chで何か面白いスレでも見つけたとかかもしれない。いや無いか。
真偽はともあれ、その時の笑顔が忘れられないのは事実。
その後も何度か休憩スペースで見かけた事もあったが、結局会話をした事は一度も無かった。
そんな彼女が、今回の臨時プロデュース対象。
それは分かったのだが……
八幡「正直、俺が臨時プロデュースする必要があるんですか?」
これが、一番の疑問だった。
あの後、凛はレッスン、俺はCDデビューにあたっての説明会議へと向かい、それを終えた後にこうしてまた集まっていた。
場所はすっかり定位置になってしまったコタツ。事務スペースが物寂しそうにしているのは気のせいだろう。
またもお茶を淹れてくれているちひろさんに、差し当たっての疑問をぶつけてみる。
八幡「今まで臨時プロデュースしたアイドルには一応理由がそれぞれありましたけど、今回の城ヶ崎にはそれが見受けられないんですよね」
凛「確かに、CDデビューも決まってるもんね」
今日出た説明会議で聞いた限りでは、今回のCDデビューにはいくつかの成果を出したアイドルが選ばれたらしい。
CM出演をした者や、地方ロケで有名になった者。そして、ライブをしたアイドルもな。
城ヶ崎が選ばれた理由は知らないが、選ばれたからにはそれなりの成果を上げているのだろう。
ならば、臨時プロデュースをする必要があるのだろうか?
ちひろ「そこなんですよねー……」
困ったような顔で唸るちひろさん。
何か、言い辛いような内容なのだろうか。
八幡「臨時プロデュースを頼むって事は、城ヶ崎にもプロデューサーはついてないんですよね? けど、それでもCD化に選ばれたって事は一人でも充分活動出来ていたって事じゃないですか。一体何が問題なんです?」
ちひろ「ええっとですね、確かにCDデビューが決まるまでは問題無くアイドル活動出来ていたんですよ」
凛「決まる“まで”は?」
ちひろさんのその言い方は、まるでCDデビューが決まったからこそ問題があるように聞こえた。
いや、むしろそういう意味だったのだろう。
ちひろ「実はですね、美嘉ちゃんはーー」
「話があるって言われたから来たけど、ここでよかったんだよね?」
ちひろさんが続きを話すその前に、聞き慣れない声に遮られる。
顔を向けてみれば、件の少女。
城ヶ崎美嘉が、そこにいた。
美嘉「……あれ、ここってソファー無かったっけ? なんでコタツ?」
城ヶ崎は至極当然の、むしろ何故誰も深く突っ込まないのかが不思議な点を真っ先に口にした。
おお、これだけでコイツが常識人なのが分かった。もしかしてコレはそういう試験的なトラップ? ねーか。
だとしても、すぐに順応した俺と杏はアウトであった。
ちひろ「こ、こんにちは美嘉ちゃん。まぁまぁそんな所に立ってないで、座って座って♪」
不思議そうにしている城ヶ崎をコタツに座らせ、また新たにお茶を汲み始めるちひろさん。今、明らか誤摩化そうとしてたよな……
美嘉「それで? 話って何?」
前置きも無く進めようとする城ヶ崎。
心なしか、淡々としているような気がする。
あの時の、印象と違った。
ちひろ「えっとですね。最初に紹介しておきますけど、こっちが奉仕部デレプロ支部部長兼プロデューサーの比企谷くんです」
八幡「え? あ、いやはい。比企谷八幡です……」
びっくりした。いつの間にか部長にされてたぞ俺。
いやーやっぱ部長ってなると雪ノ下じゃん? まぁ確かにデレプロ支部ってなったら俺しかいないんだけどさ……
俺がキョドりまくりの自己紹介をすると、城ヶ崎はどこか思い出したような素振りを見せる。
美嘉「あれ? キミって……へー、そっか。キミが奉仕部って奴だったんだ」
何か一人で納得していた。
つーか奉仕部の事知ってんのかよ……
俺がちひろさんに向けて意味ありげな視線を送ると、察したのか笑いながら説明してくれる。
ちひろ「比企谷くんが思ってるより、奉仕部はウチの会社の中では有名ですよ? 成果もそれなりですし、何よりプロデュースを受けたアイドルたちが証言してくれてますから」
つまり、俺が臨時プロデュースをすればする程噂は広まっていくわけだ。何だこの悪循環ェ……
俺が知りたくなかった事実にげんなりしていると、今度は凛の了解に移る。
ちひろ「それで、こっちが比企谷くんの担当アイドルの凛ちゃんです」
凛「えっと、渋谷凛です。よろしくね」
少しだけ緊張した面持ちで挨拶する凛。
まぁ年上の女子ってなると、やっぱ最初は緊張するよな。見た目が見た目だから尚更だろう。
すると城ヶ崎が言葉を返す前に、ちひろさんが補足説明をしてくれる。
ちひろ「実は凛ちゃんも、今回CDデビューする一人なんです。なので、いわゆる同士って事になりますね♪」
ちひろさんのその一言に、城ヶ崎はぴくっと一瞬反応する。
しかし、その面持ちは、何故だかあまり良いものとは言えなかった。
美嘉「……ふーん? なるほどね。そういう事か」
その様子は、いっそ不機嫌とも言える。
ちひろ「み、美嘉ちゃん……?」
美嘉「ちひろさん。アタシ帰るね」
八幡「え?」
言うや否や、城ヶ崎はコタツから立ち上がり、帰る仕度を始めてしまう。
いやいや、展開が早過ぎてついていけない。帰るって、え? 今何かマズイ事言ったか?
帰ろうとする城ヶ崎を、しかしちひろさんは何とか引き止めようとする。
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