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    元スレ八幡「また俺の妹が小町じゃないんだが」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 俺ガイル + - 八幡 + - 輝日東高校 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    焼きそばもじゃ子キタコレ

    152 = 109 :

    「そういえばさ」

    八幡「ん?」

    「アンタよくうちのファミレス来るわよね」

    八幡「え?なんで?」

    「うっそ、気づいてなかったの?」

    八幡「なににだよ」

    「アタシあそこでバイトしてんのよ?何回もコーヒー注いであげてるのにー」

    八幡「いや、店員の顔なんてそんな見ないだろ」

    「ちょっと見なさすぎじゃないの?」

    八幡「そうか?」

    「まぁそれはいいんだけどさ」

    八幡「はぁ…」

    「いっつも勉強してるわよね、そんなに楽しいの?」

    八幡「いや、あそこは学校と家の間くらいにあってちょうどいいし、それにいっつも空いてるから」

    「空いててわるかったわね」

    八幡「なんでお前が謝るの?お前の親父さんが店長かなんかなのか?」

    「別にそんなんじゃないわよ、それよりそんなにやることないの?」

    八幡「まぁな、それにあそこの近くには本屋もあって色々と都合がいいんだよ」

    「本買うお金があるならもうちょっと高いの注文しなさいよー、いっつもコーヒーだけじゃない」

    八幡「えぇ?だってコーヒー美味しいし、コスパ的にもいいし」

    「ふふ、アタシが注いだコーヒー、そんなにおいしかった?」

    八幡「いや、誰が注ごうが同じだろ」

    「…冷めること言わないでよ」

    八幡「事実だろうが」

    「はぁ、というかアンタこうやって二人で話すときはしっかり話せるわよね、なんで教室だと喋らないの?」

    八幡「バッカお前、なんで相手も居ないのに一人で喋らなきゃいけないんだよ、不気味すぎるだろ」

    「それもそうね」

    八幡「ほら、俺は裏門からだからここでいいだろ」

    「うん、あんがとね」

    八幡「別に」

    153 :

    違和感あんまないな

    154 :

    薫って現実にいてもおかしくないキャラ

    155 = 109 :

    ―SHR前―

    八幡(…昨日撮りためてたアニメ見てたから…眠い)

    八幡「……zzz」

    「…あむ」

    八幡「うおっ!」

    「あっははは!」

    八幡(コココイツなにをしてるんだよ!耳噛まれたの!?)

    「あははっ!八幡キョドりすぎ!」

    八幡「んなっ…なんだよ」

    「あれっ?意外と反応薄いわね」

    八幡「いや、反応とか求められても困るっての」

    八幡(落ち着け、今まで食べたパンの枚数を数えるんだ)

    「釣れないなー」

    八幡「…ふぅ、で」

    「ん?」

    八幡「いや、だからなんだっての」

    「別に、いっつもつまんなそうな顔してるから楽しませてあげようと思って」

    八幡「だからそんなに仲良くないだろうが」

    「なによ、仲良くないとやっちゃいけないわけ?」

    八幡「多分」

    「まったく…」

    八幡「用がないなら座れ、もうみんな座ってる」

    「堅いなー」

    八幡「普通だっての」

    156 = 134 :

    さすがワカメかわいい

    157 = 109 :

    田中「比企谷くん」

    八幡「え?」

    田中「朝から大変だね」

    八幡「え?いや、まぁ別に」

    田中「でも凄いね」

    八幡「…?」

    田中「薫に絡まれてそんなに落ち着いてるの、比企谷くんくらいだよ」

    八幡「いや、そんなに言うほど絡まれてないし」

    田中「そうかなぁ、薫、結構比企谷くんのこと気に入ってると思うけど」

    八幡「なにそれ」

    田中「ちょっと前から比企谷くんがゲームすっごい上手って話してたよ?」

    八幡(え、なにそれ)

    田中「たまに私も薫についてってゲームセンターに行くんだけどさ、比企谷くん結構薫と対戦してるんだよ?」

    八幡「へぇ」

    八幡(それはまた驚きだ、筐体の裏には女子高生ってか、でも負けまくってるってことはロースコアガールってとこ
       ろかな)

    田中「それにダーツもやってるよね」

    八幡「まぁ、一人でできるし」

    八幡(結構知られちゃってんのね)

    田中「薫と行ってみればいいのに」

    八幡「いやいや、無理でしょ」

    田中「どうして?」

    八幡「だって友達じゃないし」

    田中「そこははっきり言うんだね…」

    八幡「まぁ、あぁ言うのは一人で行くからいいんだよ」

    八幡(人と行ったことないからそっちの楽しさはわからんけど)

    田中「ふぅん」

    八幡「…」

    158 :

    田中って誰?参考画像はよ

    160 :

    田中と伊藤が可愛すぎてつらい

    161 = 109 :

    ※時代設定はアマガミ、現代のタイムリーなネタはメタってことで許してね

    ―昼休み―

    八幡「…ふぅ」

    八幡(なぜかいつのも場所にはカラーコーンが置いてあった、穴掘ってるみたいだったが、そういうのは俺に許可とって
       からにしてもらいたい、ボッチから場所まで奪うのかよ)

    「ねぇ」

    八幡「…」

    「ねってば」

    八幡「…」

    「聞いてんの?」

    八幡「…」

    「イヤホン外しなさいよっ!」

    八幡「…あれ」

    「アンタ、結構良いもの持ってるわね」

    八幡「はぁ?」

    「ミュージックプレイヤーなんて結構珍しいわよ?」

    八幡「そうか?」

    「何聞いてんのよ」

    八幡「…」

    「…?全然わかんない」

    八幡「適当に洋楽入れてるだけだし、なんとなく気に入ったの流してるだけだから俺も詳しくはわからん」

    「結構適当なのね」

    八幡「いや、洋楽聞いてわざわざしっかり意味まで調べるヤツのほうが珍しいだろ」

    「日本の曲はないの?」

    八幡「あんまし」

    「つまんなーい!」

    八幡「…で」

    「なに?」

    八幡「いや、朝も言ったが用件を言ってくれないと」

    「あぁ、そうそう」

    162 = 109 :

    「アンタ、今日の放課後暇?」

    八幡「暇じゃないが」

    「なんか用事あんの?」

    八幡「ファミレス行って勉強」

    「なにそれ、っていうかそれなら暇じゃないの」

    八幡「失礼な、学業は学生の本文だぞ」

    「いいから、っていうかアンタ自転車なんだから帰る時に校舎裏通るわよね」

    八幡「まぁ、裏門だし」

    「そしたらそのついででいいから寄ってきなさいよ」

    八幡「えー」

    「ないよー、嫌なの?」

    八幡「まぁ…」

    「かぁー!全くこんなにかわいい子が誘ってんのになんで来ないのよー」

    八幡「別にお前がかわいいとかかわいくないとか関係ないだろ」

    「え?そうなの?」

    八幡「それに詐欺師は綺麗で若い女の人が多いんだよ、絵とか買わされるんじゃないかと思ってビクビクするわ」

    「捻くれてる…」

    八幡「なんとでも言え」

    「…ねぇん、あなたぁん」

    八幡「ちょおい、ひっつくな」

    「来るって言わないとだめよ」

    八幡「…お前、将来ろくな大人にならねぇな」

    「なんですって?」

    八幡(怖い!)

    八幡「……わかった、行くよ、行くから」

    「ホント?なんか悪いわね」

    八幡「そう思うなら呼ぶ」

    「………」

    八幡「なんでもないですますはい」

    163 = 109 :

    八幡(…で)

    八幡「うす」

    「あ、遅い」

    田中「ごめんね?比企谷くん」

    八幡(なんで二人いるの?)

    八幡「いや、別に…で、用件は」

    「アンタは世間話の一つも出来ないの?」

    八幡「あいにく」

    田中「まぁまぁ、比企谷くんには無理言って来てもらってるんだから」

    八幡(何この子、いい子じゃん)

    「まったく、じゃあ恵子」

    田中「うん、実はね、私クラスのある男の子に告白したの」

    八幡「へぇ」

    田中「それで、私、その人に返事は少し待って欲しいって言われたから、しばらく待ってたんだけど…」

    八幡「…」

    田中「一ヶ月くらい返事が来なくて…」

    八幡「はぁ、そりゃ残念ですね」

    「こらぁっ!」

    八幡「いたっ!グーで殴るな!グーで!」

    「アンタねぇ!」

    田中「いいの薫…やっぱり、比企谷くんもそう思うよね」

    八幡「まぁ、そうだろうな」

    「…んっんん、それで、最近ソイツから返事が来たんだけど」

    八幡「あぁ、よかったな」

    「それがよくないのよ」

    八幡「…?」

    「あんだけ待たせて、ソイツ、恵子になんて言ったと思う?」

    八幡「さぁ、まぁ思いつく妥当な線はあまりお子様には見せられないこったろうな」

    「…アンタ、結構鋭いわね」

    八幡「普通はすぐ思いつくだろ…で?答えは」

    「キス…させろだってさ、バカにするのもいい加減にしろってぇの」

    八幡「…はぁ」

    「…どうしたのよ」

    八幡「いや、普通その話俺にする?」

    田中「…ごめん」

    「八幡!」

    八幡「あぁいやぁ、なんていうか俺ってそういうの全然縁がないし、あまりにも的はずれなんじゃないかなぁっと…」

    164 = 109 :

    「そうね、アンタに頼んだアタシがバカだったわ」

    八幡「…で、したの?キス」

    田中「ううん、さすがにその時は断ったけど、次言われたら…」

    「そういうわけで、まぁなんかアンタの意見を聞こうと思って」

    八幡「いや、意見も何も、もう解は出てるだろうが」

    「うっ…」

    八幡「悪いが、俺はそういうことは全く検討もつかんし、そもそも他人の恋愛事情に顔を突っ込むような性格でもな
       いんだ」

    田中「うん…ごめんね、変なこと聞いて」

    八幡「いや、別に、それじゃあ、俺行くから」

    田中「うん、比企谷くん、ありがとうね」

    八幡「礼を言われるようなことは」

    「本当よ、全然役に立たないんだから」

    八幡「失礼こきやした」

    「ごめんね?コイツ全ッ然役にたたなくて」

    田中「ううん、そんなことないよ」

    八幡「それじゃあ」

    田中「うん、ばいばい」

    「…」

    165 = 134 :

    田中さん1号はかわいいなぁ!

    166 = 109 :

    八幡「……」

    八幡(確かに、なんで俺はいっつもここに来るんだろうか、まぁ暇だからなんですけど)

    八幡(しかし、知り合いが働いてるってわかった途端いきなり来づらくなるな)

    「コーヒー、お待たせしました」

    八幡「あ、ども」

    「…ねぇ」

    八幡「あ?…あぁ、おう」

    「何読んでるの?」

    八幡「安部公房」

    「なにそれ?」

    八幡「読んでる俺が聞きたいくらいにわけのわからん話を書く作家だ」

    「それ、面白いの?」

    八幡「まぁ」

    「…」

    八幡「…?どうした、仕事中じゃないのか」

    「…あれ、本心なの?」

    八幡「まぁ、お前はそれ以外に考えられるのか?」

    「んぅ…」

    八幡「だろ?田中…?だっけ、あいつがお前にとって大事なの友人なのはわかったが、それは他人にはどうしようも
       ない」

    「…一発バシッと決めたいのよね」

    八幡「そうか、頑張れ」

    「うん」

    八幡「…おい、コーヒーこぼれてんぞ」

    「あっ!ご、ごめん」

    八幡「いや、いいけどさ」





    167 = 109 :

    ―翌日―

    八幡(腹が痛い、なんでわかってんのに牛乳一気飲みしちゃうんだろ)

    八幡(それにしてもトイレってやっぱ落ち着く)

    生徒1「でさ、この前の話の続き何だけどよ」

    生徒2「あぁ、あの田中って女の話?」

    生徒1「そうそう」

    八幡(…ん)

    生徒1「全くよー、この前なんてキスさせろっつったらすっげぇ顔しててさ、もう無理やりやっちまおうかと
        思ったぜ」

    生徒2「ははっ、やっちまえばよかったじゃんか」

    生徒1「バーカ、じらしてんだよ」

    生徒2「嫌なやつだなー」

    生徒1「でもよー」

    生徒2「なんだ?」

    生徒1「次なんか言われたらやっちゃおーっと」

    生徒2「とうとう!?」

    生徒1「とうとうっ!」

    生徒2「いいねーっ」

    生徒1「だろ?」

    生徒2「でもそれお前の彼女にバレたらやばくねぇ?」

    生徒1「大丈夫だろ、アイツも田中もバカっぽいしよ!気付きゃしねーよ」

    生徒2「んまぁ、それもそうか!」

    男生徒1&2「あっはっはっはっはっ!」

    八幡(アホ、バカはお前らだ、そんなでかい声で喋ってたらすーぐにバレるってぇのに」

    八幡(…しかし、まさかこんなに簡単に情報が入ってくるとは、知りたくなかったけど)

    八幡「…ふぅ」

    八幡(普通、トイレの後ろのドア閉まってたらあんな話するかね…まぁバカだからするんだろうが)

    八幡(…ま、関係ねぇか)

    168 = 109 :

    八幡「……」

    「ねぇ」

    八幡「ん?なんだ、またお前か」

    「悪い?」

    八幡「別にそうでもないが」

    「恵子がね、ソイツに手紙書くんだってよ」

    八幡「はぁ」

    八幡(それはやめたほうがいいと思うが)

    「昨日の夜電話が来てさ、何回もこれでいいかな?って聞いてきて、ほんっと、かわいい子だよね」

    八幡「ほう」

    「アタシもあんたと同じように思うけどさ、止められないよ」

    八幡「へぇ…」

    「…あれ、やけに怖い顔してるわね」

    八幡「そうか?」

    「…うん」

    八幡「…」

    「アンタ、なんか隠してるでしょ?」

    八幡「別に、聞かれてないことを喋ってないだけだ」

    「随分変な言い方をするのね、聞いたら答えてくれることなの?」

    八幡「まぁな」

    「そっか、じゃあ、まずその話がなんなのかって質問はいい?」

    八幡「あぁ、その田中…の相手の考えがわかったってところか」

    「…!?どういう…こと?」

    八幡「いや、今朝トイレに入ってたらたまたまだな」

    「うんうん……」

    169 = 109 :

    八幡「まぁ俺が聞いたのはこんなところだな」

    「あ…ありえない…」

    八幡「お前が聞いたんだろ、それに嘘はついてないぞ」

    「わかってるわよ…しっかしムカつくわねー、キスの件で嫌なやつだとは思ってたけど、まさかそこまでサイテーな
      ヤローだったなんて」

    八幡「…で」

    「…なによ」

    八幡「一発、バシッと決めるのか」

    「当たり前でしょ!?」

    八幡「そうか」

    「アイツ、ぶん殴って蹴り飛ばして…」

    八幡「随分と物騒だな」

    「だって恵子が…っ!」

    八幡(お前でも、そんな顔をするのか)

    八幡「…まぁ、お前がぶん殴るのは別にいいが、それは当事者の話を聞いてからでも遅くないんじゃないか?」

    「はぁ?」

    八幡「いやよ、田中…の断りもなしにいきなり殴りかかったら気まずいだろうが」

    「そうだけどさ」

    八幡「……ま、俺はどっちでもいいんだけど」

    「…わかった、一応恵子と話してみる」

    八幡「おう、懸命だな」

    「そのかわり恵子に許可もらったらアイツマジでボッコボコにしてやるんだから!」

    八幡「お…おう」

    八幡(こええよ)

    170 = 109 :

    少し考える時間をくだちい

    休憩

    171 :



    続き待ってます。

    172 :

    どうせ八幡が自己犠牲するんでしょ。そんで嫌われ者になるんでしょ

    173 = 144 :

    このあと薄い本なら確実に・・・

    174 = 109 :

    よし、書く、次レスから↓

    175 = 154 :

    気付いたこと、絢辻さん以外の他ルートは美也と塚原先輩がフォローしないと話が進まないということ

    176 :

    ウメちゃんを材なんとか座ポジにすればなんとかなるんじゃね(投げ遣り)

    177 = 116 :

    薫は俺ガイルのなかではあーしさんに近いかんじ

    178 = 109 :

    ―中休み―

    生徒1「でさー」

    八幡「すまん、ちょっといいか」

    生徒1「…?あぁ、棚町の…なんだ?」

    八幡(棚町のなんだよ)

    八幡「さっきお前らがトイレで話してたの、聞いちまったんだ」

    生徒1「え?」

    八幡「悪いな、ちょうどトイレに入ってて」

    生徒1「お、おう」

    八幡「まぁ、それだけなんだが」

    生徒1「ちょっと待てよ」

    八幡「…?」

    生徒1「まさか、それ周りに言いふらすつもりか」

    八幡「はぁ?なんで」

    生徒1「いや、それだとこっちが困るんだよ」

    八幡「いや、そんなこと言われてもこっちが困るんだが」

    生徒1「なぁ、黙っててくれよ」

    八幡「別に、誰にも言いふらすつもりはないさ」

    生徒1「そ…そうか」

    八幡「だが」

    生徒1「…?」

    八幡「俺以外の誰かがバラすって可能性も、考えたほうがいいんじゃないか?」

    生徒1「ど…どういう…」

    八幡「まぁ、気をつけとけ、どこに聞き耳が立ってるかなんてわかんないからな」

    生徒1「あ、あぁ」

    八幡「…」

    八幡(…多分これで大丈夫だろう、こういう、いわゆるキョロ充というカーストに位置する人間はそのバカな
       頭とは裏腹に世間体だけは守ろうとする)

    八幡(自分達が噂好きなぶんだけ、それがどのくらいのスピードでどのくらいの範囲に広がっていくのかを把握
       している、ある意味こいつらの集団がその地域の治安を作っていると言っても過言じゃない)

    八幡(なら、この手の人間にはその類の臭いをかがせるだけで効果はあるはずだ、もう既に一人に知られている、
       それは奴らにとって、ない可能性までを深読みさせる効果がある)

    八幡(これに相乗してあとで棚町が殴りこんでくるんだ、当然最初は威勢のいい態度を見せるだろうが、少しでも
       棚町が話の緒を掴もうものならみるみるうちに黙るだろうな)

    八幡(俺の仕事はここまでだ、棚町にはどれだけ暴れても咎められないあいつにとっての独壇場をセッティングして
       やったんだ、あとはアイツに好き勝手やってもらうだけ、俺はもう関係ない)

    「…ねぇ」

    八幡(お、噂をすれば)

    生徒1「なんだ…!?」

    「なに逃げようとしてんのよ…ねぇっ!?」

    八幡(おぉこわ、見たくないね、退散退散)

    179 :

    いまだに薫以外のヒロインに興味がわかない

    180 :

    八幡(…で)

    八幡「どうだった」

    「うん、ぶん殴ってやった」

    八幡「そうか」

    八幡(屋上でボケっとしてたら満足そうな顔の棚町が現れた)

    「アイツのビビった顔!八幡にも見せてあげたかったわ!」

    八幡「ほう、そりゃあ惜しいことをしたな」

    「ホントよ、だってアンタ、あのタイミングで出てっちゃうんだもん」

    八幡「残念だ」

    「…」

    八幡「…?どうした」

    「ううん、どうせアンタがなんか仕込んだんだろうなって思って」

    八幡「…?」

    「だって、あんなサイテーな事する連中がちょっと脅しただけであんなにちっちゃくなっちゃうんだもん、
      どう考えてもおかしいでしょ」

    八幡「脳筋のお前でもそんな考えが」

    「ん?なんて?」

    八幡「あ、いや、なんでも」

    「あー、さっきアイツをノックアウトした右フックを今ココで見せてあげたいなー」

    八幡「遠慮しておきます」

    八幡(…つーかノックアウトって…その上これからクラスの奴らにやっかまれるんだからたまったもんじゃないだろ
       うな)

    「…んまぁ、恵子もぶっ倒れてるあいつらに『ふざけんな!』って言い返してたし、よかったんじゃない?」

    八幡「ほう、あの田中…がね」

    「うん、あの子、あぁ見えて実は結構芯が強いのよね」

    八幡「へぇ」

    「…ありがと」

    八幡「なにが」

    「そりゃあ…ううん、やっぱなんでもない」

    八幡「そうか」

    181 = 180 :

    「アタシ、寒いのは嫌いなんだけど、この季節の空は好きなんだよね」

    八幡「いきなりなんだよ」

    「うまく言えないけど、澄み切ってて、やけに高く見えるなって」

    八幡「うまいこと言えてるじゃねぇか」

    八幡(うまく言えないけど宝物だよってのも、結構うまいこと言えてると思います)

    「ふふっ、そうかしら」

    八幡「ん」

    「はい、終わり」

    八幡「なにが」

    「空の感想」

    八幡「ホントいきなりなんなんだよ、詩人か?」

    「いいじゃない、たまにはそういうこと言ったって」

    八幡「いや、たまにとか普段のお前のことそんなに知らねぇし」

    「あはっ、それもそっか」

    八幡「…」

    「ねぇ」

    八幡「なんだ」

    「アタシたちの関係って、なんなんだろうね」

    八幡「あ?他人だろ」

    「それにしては最近やけに一緒にいる時間があるじゃない」

    八幡「…まぁ、言われてみれば」

    「なんなんだろうね」

    八幡「知らん、他人じゃだめなのか?」

    「うん、曖昧すぎてパッとしないし」

    八幡「あっそ」

    「ちょっと考える時間をちょうだい」

    八幡「ご自由に」

    182 = 180 :

    「うーん、全ッ然思い浮かばない」

    八幡「なに、そんな無理してまで考えなきゃいけないことなの」

    「うん」

    八幡「大変だな、お前も」

    「アンタのせいだってのに」

    八幡「え、なんで俺なの」

    「アンタのせいでこんなモヤモヤしてるんで…あ」

    八幡「…?」

    「へっ!変なこと言わせないでよね!」

    八幡「別になんも言ってねぇじゃん」

    「…ねぇ、ちょっと遊びに行こうよ」

    八幡「は?何言ってんだお前」

    「いいじゃない、もう今さら教室戻っても気まずいしさ」

    八幡「いや、それお前だけ」

    「だからカバン持ってきてもらおうと思ってんじゃない」

    八幡「パシリですか」

    「そうとも言うわね」

    八幡「一応聞くが、拒否権は?」

    「なんであると思ったの?」

    八幡「…まぁ、今日は単位とる必要もないし、いいか」

    「やったね!それじゃあ先に行って待ってるから!」

    八幡「どこで」

    「裏門に決まってるでしょ?」

    八幡「…わかった、ちょっと待っとれ」

    「オッケー」

    183 = 180 :

    八幡(…で)

    「おっそいわよ」

    八幡「普通だろ」

    「アンタなら気付かれないで出てこれたでしょ?」

    八幡「まぁ、否定はしないが」

    「それじゃ、行きましょ」

    八幡「どこに」

    「どうしよっかな、とりあえずゲーセンとか」

    八幡「あいよ」

    「よし…っと」

    八幡「…なぜ荷台に?」

    「アンタが運転するんだから当然でしょ?」

    八幡「いや、俺的にはお前に運転してもらいたいんだが」

    「なによ、女の子に運転させる気?」

    八幡「いや、男をノックアウトするような女は女とは」

    「うっさい!」

    八幡「ぐえっ」

    八幡(い…いいパンチだ、だがもう少し内角を)

    「なにぼーっとしてんのよ」

    八幡「ぶん殴っといてひでぇ言い草だな」

    「いいからさ、それじゃレッツゴー!」

    八幡「はいよ」

    184 = 180 :

    八幡(…ゲーセンか、随分久々に来たな)

    「ここ、ダーツもあったわよね」

    八幡「確か」

    「ねぇ、勝負しましょ」

    八幡「ダーツでか」

    「そっ、負けたほうが勝ったほうのいうことをなんでも聞くの」

    八幡(なんでも…だと?)

    「…?なによ」

    八幡「あぁ、いや」

    「あ、さては負けるのが怖いのね?」

    八幡「バッカお前、トンエイティーの八幡って呼ばれてるほどだぞ」

    八幡(主に俺の中で)

    「まぁ御託はいいから早くしなさいよ」

    八幡「まぁ、いいけどよ」

    「へへっ、何してもらおうかな~」

    八幡(もう勝った気でいやがる)

    185 = 180 :

    八幡「…まだやんの?」

    「待って、あと一回だけ」

    八幡「いや、さすがにもう金が」

    「えー」

    八幡(一体何回負ければ気が済むんだよ、もう14回目だぞ)

    「しょうがないな、ま、アタシももう少しでバイトだし」

    八幡「あっそ」

    「あ~あ、悔しいな~」

    八幡「…いやいや、なにしれっと逃げてんだよ」

    「ぎくっ」

    八幡「なんでもしてくれんじゃないの」

    「…いやぁ、あれは」

    八幡「あれはなんだよ」

    「うっ…」

    八幡「…まぁいいや、貸しだからな」

    「て…てんきゅ」

    八幡「それじゃあ行くか」

    「うん」

    186 :

    いい雰囲気だな

    187 = 180 :

    今日はここまで、やっと半分くらいか
    まぁ別に毎回八幡が汚れ無くていいと思うんだよね、うん
    もの足りないって人、すいません

    それじゃあ読んでくれた人ありとう、おつかれちゃーん

    188 :

    乙乙

    190 :


    ところでこれってアマガミの原作準拠のストーリーなの?それともまったくオリジナル?

    191 :

    薫かわいいよぉ

    192 :

    >>190
    起こった事件はだいたい一緒のはず
    それを解決するための方法が違う

    193 :

    んー薫に至っては別に幼馴染でも良かったんじゃね?>八幡

    全くの他人に甘噛む理由がちょっと見当たらない。
    肝心のイベントでも影薄いし

    195 :

    >>193
    そしたらリホコとキャラかぶりだろ。
    >>1の話のチュートリアル部分ですでに出てきちゃってるし

    196 :


    きっと変態成分が足りないんだな

    197 :

    八幡のコラボでの使いやすさ半端ないな

    スト子はよ

    198 :

    アニメ1期の梨穂子ルートは事故だった

    199 :

    薫って中学時代からの悪友って設定じゃなかったけ?

    200 :

    中学から一緒だったら八幡の場合すでに告白して玉砕して黒歴史化してそうだし…


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