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    元スレお嬢様「みずぼらしい弁当ですこと」男「うん、貧乏だからね」

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    202 :

    オタク「女ちゃんは何を考えてるのかの」

    「急にシリアスですね」

    オタク「ふふん、わっちだってシリアルぐらいはできるのだよ」

    「食べるのですか?」

    オタク「…」カァ

    「まぁ、突っ込みは置いといて、急にどうしたんです?」

    オタク「なんだか心配でのぉ、女の勘ってやつかの?」

    「昔も同じようなことを言ってましたね」

    オタク「え?覚えてるの?」

    「覚えてますよ、お陰で助かったこともかなりありましたし」

    オタク「ふふふ、今になって女の勘は侮れないと分かったかね」

    「悪いことした後、一番に逃げて」

    オタク「あーあー!聞こえない~」

    「そして不良君が被害に」

    オタク「…」

    「…」

    オタク「正直すまんかった」

    「昔は最強のお嬢様だったのに今では変わり果ててしまいましたとさ」

    オタク「オタクで悪いか!」

    「いいえ、今も昔も好きですよ」

    オタク「お、おう。それはどういう意味で?また遊んでるでしょ?」

    「さぁ、どうでしょう?」ニコニコ

    オタク「ガルル、襲ってやるぅぅ」

    「あ、妹」

    203 :

    おつ

    204 :

    オタク「妹様!?」バッ

    「…」

    オタク「居ない?」

    「…プッ、ククク」

    オタク「男殿?」

    「あはは、」

    オタク「だ、騙したなぁ~!」

    「わっ!」

    オタク「うひゃー!」

    「うひゃー!」

    「なんで両方驚いてるんだよ」

    「だってびっくりしたんだもん」

    オタク「騙されたと思ったから…」

    「騙したなんて心外な連携プレーって言って欲しいですね」

    オタク「ん?んー??…結局騙してるじゃないですかー!」

    「はいはい、妹、おかえり」

    「ただいまー!オタクちゃん、驚かせてごめんなさい」ペコッ

    オタク「むぅ…妹様に謝られたら怒れないなり」

    「えへへ」

    オタク「でも罰は罰なり、エイッ!」ギュゥ

    「うひゃー捕まったー」バタバタ

    オタク「うへへ、柔らかいのぉ柔らかいのぉ」

    「くすぐったいよ~」

    205 :

    これに手出したら救いようのない人間の屑だな

    206 :

    オタクは女ですし

    207 :

    (オタク♀と妹がじゃれあってる微笑ましい光景、)これに手出したら救いようのない人間の屑だな

    って言いたかったんだよ、きっと!

    208 :

    ?の刺客疑惑もあるしな
    そんな屑登場の不安もない事はない

    オタク姐さん頼りになるし、妹センサーあれば大概大丈夫かなとは思うけど

    209 :

    待つ

    210 :

    まだかい?

    211 :

    この人基本完結させず放置だから無理だよ

    212 :

    ーーーー下校中。


    「…」

    オタク「ええですよ、ええですよ」

    「わーい」ブランブラン

    「…」

    オタク「色白の首、マシュマロの様なほっぺた、赤く染めたいのぉ」ジュルリ

    「…」

    「うへへ、オタクちゃんいい匂いー」パタパタ

    「…(この年齢で、小学生を羽交い締めにしたまま運べる力持ちはオタクさんしかいないだろうな)」

    オタク「ねぇねぇ、今日、私の部屋に来ない?お菓子とかお菓子とかお菓子があるから」

    「お菓子しかないんですか?」

    オタク「んー?愛も?」

    「重そうですね」

    「わーい!でも今日はお兄ちゃんと寝るー!」

    オタク「うぐぐ…ハッ」

    「ちゃんと自分の家で寝てくださいね」ニコッ

    オタク「いいじゃんかよー!意地悪するなよぉー!」ジタバタ

    「仮にも女の子なんですからその辺はちゃんとしましょう」

    オタク「くっそ~世知辛い世の中だ」

    「世の中関係ないです」

    216 :

    乙でした

    217 :

    オタク「ねぇ男殿、前々から思ってたのだがのぉ」

    「なんでしょうか?」

    オタク「たまに言葉が酷いなり」

    「ドSですから」

    オタク「え!?もしかして私が言ったこと気にしてるの?」

    「冗談です」

    オタク「もぉおおおお」ジタバタジタバタ

    「わーい」

    「妹を抱えたままジタバタしたら危ないって注意しようと思いましたが妹が喜んでいるので黙っていましょう」

    オタク「何一つ黙ってないよぉ?!」


    ーーーー商店街。


    オタク「はぁ、今日も男殿にいじめられる毎日だった。酷くね?超酷くね?」

    「地が出てますよ」

    オタク「どうせわっちは品がないなりよーだ」

    「ついに開き直りましたね」

    「アジの開き!」

    「今日は魚にする?」ニコッ

    「うん!」

    「魚はいい。生の日持ちはしないけど、天気が良ければ干物にして保存ができるようになるから楽しい。しかもここの商店街は魚の値段が驚く程安くて新鮮だ。この事実を誰にも教えたくないが利益がなければ値段が上がってしまう。しかしその分の競争率を考えると学生には…」

    オタク「おーい、男殿。なるべく早く帰ってきてね」

    「…。大丈夫です」

    オタク「絶対嘘なり!目が獲物を狙う目だったなり」

    「お兄ちゃん!アジが25円!」

    オタク「え?まだ魚屋さんまでまだあるなりよ?」

    「ふっ、素晴らしいぞ妹よ、だがその先の魚屋は23円だ」

    「さすがお兄ちゃん!」

    オタク「…(正直、魚屋のさの字も見えないけど、どんな視力してるの?)」

    218 :

    きてた

    219 :

    続きだー

    220 :

    どこのマサイ族だよ

    221 :

    こいつらやべえ……

    223 :

    ーーーー魚屋。

    オタク「ほ、本当に23円」

    「アジ下さい」

    魚屋「お、いつもどうもな!数は?」

    「6/π+48Σ[n=1~∞]n/(e^(2πn)-1)で」

    オタク「呪文?!」

    魚屋「=2だな、あいよ」

    オタク「即答!?」

    「ふむふむ~なるほどー」

    オタク「妹ちゃん分かったの!?」

    「なるほど、分からないー」

    オタク「ですよねー!びっくりしたなり」


    ーーーー買い物帰り。


    オタク「いつもあんな買い方してるなりか?」

    「なんとなく言ってみただけですよ」

    オタク「即答できる魚屋さんは何者なりか…」ドンヨリ

    「謎は謎のままがいいと思いますよ」

    オタク「そういうもの?」

    「ですね」

    「ふんふーん」ニコニコ

    224 :

    魚屋すげーーー

    225 :

    商売人は数字のプロだぜ?

    これくらいは出来なきゃな・・・

    226 :

    続きはまだかのう

    227 :

    魚屋さんって無限級数の計算が必要なのか……

    228 :

    ちょっと魚屋で修行してくる

    229 :

    やはりお嬢様よりもオタクさんのほうがメインヒロインな件について。いいけどね、幼馴染とか腐れ縁系好きだし

    230 :

    ーーーー夜。

    「お魚美味しかった!」

    「そうだね、魚屋さんがおまけで大きいのにしてくれたから一匹で済んだ、明日はおにぎりの具にするね」

    「うん!楽しみにしてる」

    オタク「わっちも楽しみなりよ!」

    「…」

    「楽しみだねー」

    オタク「だの!」

    「いや、オタクさんのおにぎりはないですよ?」

    オタク「えぇー!」ガーン

    「そんな露骨に悲しそうにしてもないですから」

    オタク「家にある具材カンパしてもなりか?」

    「…いえ、そこまで言うならいいですけど」

    オタク「ちょっと悩んだなりね」フフン

    「…」ナデナデ

    オタク「…!」アセアセ

    「私もー!」

    「…」ナデナデナデナデ

    「えへへ」

    「さて、妹。今日はもう寝なさい」

    「うーもうちょっとー」

    オタク「ならわっちと今日一緒に寝るかの?」

    「うん!」

    オタク「今日こそわっちの家にジュルリ…失礼したなり」

    「…」

    オタク「…?男殿、どうしたなりか?」

    「今日は、オタクさんにお願いしようかな」




















    明日、更新します。

    おやすみなさい。

    232 :

    じゅるり

    233 :

    オタク「どういう事?まさか男君…」

    「ただのアルバイトですよ」

    オタク「…ッ」

    「オタクちゃん?」

    オタク「…ごめんね」ギュッ…

    「?」


    ーーーー数分後、外。


    オタク「妹ちゃん寝たよ」

    「…どうも」

    オタク「それで?今日のアルバイトは何かしら?」

    「懐かしい言葉遣いに戻ってますよ」

    オタク「男、いいから答えなさい」

    「もう、なんでもないんですけどね」

    オタク「…」

    「今日は比較的安全なバイトですよ、ただの護衛です護衛」

    オタク「護衛?充分危険そうに聞こえるのだけど?」

    「ここは平和な国ですよ。自分よりも警察が仕事をしますので大丈夫です」

    オタク「大丈夫ならあなたが行く必要ないじゃない」

    「その対象者が警察と護衛がすごく嫌いらしくて」

    オタク「そう、それで男なのね」

    「納得してくれましたか?」

    オタク「するわけないじゃない」

    「ですよね」

    オタク「そもそも、あなたも護衛じゃない」

    「そうなのですが、実は護衛と紹介されないみたいです」

    オタク「どういう事?」

    「…許嫁って紹介されるらしいですよ」

    オタク「なっ!!」

    「シー!、近所迷惑になりますよ」

    オタク「…」ジッ

    「そう睨まないでください」

    234 = 1 :

    オタク「睨みたくもなるわよ。それでそのお嬢様はどこの誰なのかしら?」

    「知ってどうするつもりですか?」

    オタク「…」ニコッ

    「絶対にお教えしません」ニコッ

    オタク「…」

    「ただの演技なのですから安心してください」

    オタク「安心できるわけ無いでしょ?」

    「信じてください」ジッ

    オタク「…」

    「…」

    オタク「はぁ、わかったなり、ちゃんと戻ってきたら妹様に寝てても顔を見せるなりよ」

    「了解です」

    オタク「それと、あのバカに伝えといて欲しいなり、男に何かあったら、本家に戻って全力で潰すなり」

    「本家から逃げたのに、自分のために戻るのはやめてください」

    オタク「うるさいなり」

    「…はは(顔は笑ってるけどすごく怒ってるな)」

    235 :

    おつ

    236 :

    乙乙

    237 :

    更新来てたのか
    乙なりよ~

    238 :

    ーーーーとある場所。

    「給料はでないんですけどねっと」タッ、スタッ

    (どこかのお嬢様しか知らなかったけど、学校のあの人じゃなくてホッとしてるなんてな)

    スッ。

    (写真見る限りでは大人しそうな人だな、年齢は一つ下で…趣味はなし、話しかけられるまで話さない。典型的な内気タイプ。)

    「ひどい言われ様…これ依頼主に見せたら怒るんじゃないの?」

    警備員「ん?」

    「おっとまずい」タッ、ガサガサ…シーン

    警備員「動物?…気のせいか」

    「…(近くに木があって助かった…ここからちょうどパーティしてるのが見えるな、お嬢様は…あれかな?)」

    依頼主「娘が失礼を」

    若い「…」

    の子「…」

    「…(トラブルかな?若い男が依頼主に謝られてる…若い男の口元が見えないから何話してるか分からないな)」

    依頼主「…ん、今日は暑いですな」クイッ

    「…(ネクタイを直す仕草、依頼の紙にあった合図か、)」バサバサ、スタッ、タッタッタッ

    の子「…!?」

    依頼主「どうした?」

    の子「…」フルフル

    「遅れて申し訳ございません」

    依頼主「ああ、よく来てくれた!」ガシッ

    「…いいえ、仕事が遅れてしまいまして(急な握手は話を合わせろだったな)」ニコッ

    若い「この方は?」

    依頼主「実はですな、彼の父は私の経営のパートナーだったのだが…」

    「言いづらいでしょうからここは私が、実は父が旅行先で事故に…色々ありまして、私が今の会社を引き継いだのですがなかなかどうも」

    依頼主「そこでパートナーだった私が彼のサポートをしていたのだが、この際、会社を一つにしたらどうかと話してな」

    若い「なるほど、それはいい考えですね」チラッ、

    「…ええ」ニコニコ

    依頼主「それで、ひとつになるという事は私の後継にもなるのだから、娘を許嫁にと提案したんだ」

    「私には勿体無い話なのですが、彼女の様に可憐で美しい女性に出会う機会もないですし」

    の子「…」

    「(反応なし…褒められても嬉しくないタイプか)今日はお会いするだけでもっとなった次第です」ニコニコ

    若い「なるほど、私もできれば立候補したかったのですが仕方がないですね」ニコッ

    依頼主「それこそ勿体無い、若旦那様は私の様な中小企業とは釣合いません」アセアセ

    「…」

    若い「ふふ、褒め言葉として受け取っておこう。それでは、邪魔者は去ります」タ、タ、タ

    依頼主「な!?そのような事は、お待ちください」タ、タ、タ

    240 = 1 :

    の子「…キモい」

    「同感です」

    の子「…!」

    「どうしたました?お嬢様」ニコッ

    の子「変な人」

    「よく変態と言われます」キリッ

    の子「嘘?」

    「ええ、嘘です」

    の子「変人?」

    「中らずと雖も遠からずですね」

    の子「…ちょっと来て」

    「ええ、良いですよ」

    ーーーー離れた場所。

    の子「誰?」

    「男です」

    の子「違う、職業」

    「給料のないアルバイトです」

    の子「???」

    「意外と良くお話になるのですね」

    の子「周囲とは喋る話題もないし、つまらない」

    「趣味を持てば良いのでは?」

    の子「私と同じ子がいない」

    「たしかに見る限りでは大人の方しかいらっしゃいませんね」

    小百合「小百合、私の名前」

    「ええ、存じております」

    小百合「変態」

    「たしかに、変態かもしれませんがその場合はストーカーと突っ込むと良いですよ」

    小百合「うん、分かったストーカー」

    241 = 1 :

    「様を最後に付けるのが今の流行りです」

    小百合「ストーカー様」

    「騙されやすいと楽しいですね」

    小百合「…ふふ」

    「怒るところですよ?」

    小百合「嘘、怒らせるつもりなんてない。楽しませようとしてくれてる」

    「…ッ」

    小百合「ありがとうございます」

    「どっかのオタクさんより一枚上手ですね」ニコッ

    小百合「ストーカー様はどうしてここに?」

    「はは、護衛です。」

    小百合「帰って」

    「はは、手厳しい。では帰ります」

    小百合「まって変態」

    「なんでしょう?」

    小百合「どうして帰るの?」

    「帰っていいと許可を頂きましたので」

    小百合「…ほかの人たちとは違う」

    「よく言われます」

    小百合「給料なし?」

    「家計に厳しいという意味です」

    小百合「覚えとく」

    「では、私はこれで」

    小百合「オーダー」スッ

    「これは?飴?」

    小百合「お金じゃないけど給料」

    「…家計に優しいですね」ニコッ

    小百合「うん、優しい」

    「では、オーダーをどうぞ」

    小百合「もう少しだけ居て」

    「畏まりました、お嬢様」

    242 :

    おお来てた

    243 = 1 :

    小百合「いつも何してるの?」

    「普段の生活でしたら、普通の学生ですね。ただ家庭に両親が居ないので、その代わりはしているつもりです」

    小百合「護衛の仕事?」

    「アルバイトでしたらこれは特殊ですね。アルバイトと言ってもいいのか考えものですが」

    小百合「変なの」

    「そうですね、私もよく思います」

    小百合「護衛の仕事ってどういうのなの?」

    「ただそばにいて、私と同類が来たら返り討ちにするだけです」

    小百合「変態」

    「その通りです、お嬢様」

    小百合「さ・ゆ・り」

    「失礼しました小百合様」

    小百合「うん、苦しゅうない」

    「時代劇好きなのですか?」

    小百合「執事の人が時代劇が好きで私がスネークして内緒で見たり」

    「それは良いご趣味で、どうやら別の趣味もお持ちのようですね」

    小百合「本当?」

    「ええ、良い趣味に関しては世間を知らないよりはよろしいかと」

    小百合「脱げ、良いではないか良いではないか」

    「訂正いたします、小百合様。二度と見ないほうが良いでしょう」

    ガサガサ。

    小百合「護衛の仕事」

    「きっと犬でしょう」

    小百合「やる気ない?」

    「変態の匂いがしません」

    小百合「じゃあ、あれは」スッ

    「ふむ…」

    若い「やぁ奇遇ですね、パーティはもう宜しいので?」

    「小百合様、ビンゴです」

    小百合「賞品は?」

    「護衛時間二分です」

    244 = 1 :

    小百合「短い、カップラーメン食べられない」

    「良くご存知で」

    小百合「メイドの人が涙を流しながら食べてた。今月使いすぎた~ふえぇーん。だって」

    「…びっくりしました。モノマネうまいですね」

    小百合「ふふ、たまにそれでイタズラしてる。今までバレた事無いの」

    「…(バレてないからこそあのプロフィールか、これでよくこの子の事を内気とか言えたな)」

    若い「なぁ君たち、さっきから僕を無視してくれてどういうつもりだい?」

    小百合「こういう時、どんな顔すればいいと思う?」

    「笑えばいいと思いますよ、小百合様」ニコッ

    小百合「…」ニコッ

    若い「ふ、ふふふ、どうやら馬鹿にしてるようだね」

    小百合「馬鹿にしてない」

    若い「さっきだって僕のこと散々無視したじゃないか、それがどうしてそんな男と話しているんだい?」

    小百合「なんて言えば良いの?」

    「マジラブだからと言えばよろしいかと」

    小百合「…私はこの方を愛しているからです。貴方の様な貧弱で親のすねかじりのピー、ピーピーで『禁則事項』は帰ればいいと思うの」

    「素敵です、小百合様」

    小百合「…」フンス

    若い「おい、こいつら痛めつけろ」

    黒服「…」

    「今時こんなこと言う人初めて見ました」

    小百合「ビデオ持ってない、すごく残念」

    黒服「…」シュッ

    「良いですか?小百合様。ストレートに対して有効的なのは関節技、カウンターなどがありますけど基本的には逃げるのが一番です」グイッ

    黒服「…グッ」

    小百合「…」

    「今回は関節技を極めましたけど、ただ動けなくしてるだけです」

    小百合「あまり痛そうなのはダメだと思う」

    「では、放しましょう」

    黒服「…ッ!……若様、ここは引いた方が宜しいかと」

    若い「ふ、ふざけるな!」

    245 :

    想像以上にハイスペックなお兄ちゃんだった

    246 :

    なんか会話というかやりとりがいいな
    好き

    247 = 1 :

    小百合「相手が引かない場合は?」

    「場所が場所なのでこの場合、人を呼ぶのがいいでしょう」スー、ダレッ

    若い「い、行くぞ!」タッ、タッ、タッ

    黒服「…」チラッ、タ、タ、タ

    「ふぅ、言う前に助かりましたね」

    小百合「変態、強いね」

    「変態というのはだいたい高スペックですよ」

    小百合「貴方はどんな変態なの?」

    「シスコンですかね」

    小百合「わぁ」キラキラ

    「どうして、瞳を輝かせるんですか?」

    小百合「本当の変態に会えた気がしたから」

    「しかも小学生です」

    小百合「合格」グッ

    「しかし、小百合様は本当に明るい方ですね」

    小百合「普段は暗くしてる」

    「理由を聞いても?」

    小百合「封印されたもう一人の私が出ないようにしてる」

    「小百合様も変態でしたか」

    小百合「うん、一緒だね」ニコニコ

    ーーーーパーティ会場。

    依頼主「ッ!小百合が……あんなに笑って…」タ、タ、タ

    ーーーー離れた場所。

    「どうやら、オーダーが終わりのようです。依頼主…失礼、お父様がこちらに向かってますよ」

    小百合「…うん」クイクイ

    「なんでしょうか?」

    小百合「次はいつ来るの?」

    「依頼があればいつでも」

    小百合「どこに依頼すればいいの?」

    「企業秘密です」

    小百合「さよなら?」

    「ええ、さよならです」

    タ、タ、タ。

    依頼主「二人共、仲良くなったようで何よりだ」

    小百合「結婚します」ニコッ

    「お断りします」ニコッ

    依頼主「こ、これはどういう状況だね?」

    「申し訳ございませんが、時間ですので私はこれで失礼致します」

    依頼主「そ、そうだな…」

    248 = 1 :

    小百合「…」

    「では、小百合様またお会いしましょう」

    小百合「待って」

    「…」タ、タ、タ



    ーーーー数分後。


    依頼主「小百合、いつまでここに居るんだ?」

    小百合「…」

    依頼主「い、許嫁なのだからまた会えるんだぞ?」

    小百合「嘘吐き」

    依頼主「父に向かって嘘吐きとはなんだ」

    小百合「許嫁なんて嘘なのでしょ?お父様」

    依頼主「ゴホン、なんのことだ?」

    小百合「あの人は嘘もつくけど本当のことも話してくれた」

    依頼主「な!まさか護衛だと言ったのか?」

    小百合「フフ、素直に言われると何も言えないんですね。びっくりしました」ニコニコ

    依頼主「今日は…機嫌が良いみたいだな」

    小百合「いいえ、お父様。あの人は最後に嘘をつきましたから」

    依頼主「…すまんな」

    小百合「…」ツー

    依頼主「な、泣くんじゃない…」

    小百合「泣いてません」

    依頼主「…」

    小百合「…」

    依頼主「…ん?小百合、その髪飾りは誰にもらったんだ?」

    小百合「!」サワッ、カチッ

    依頼主「綺麗な髪飾りだな。これは都忘れ…か、フフ、ハッハッハ」

    小百合「お父様?」

    依頼主「キザな奴だ、まったく気に入らん。娘を絶対に渡したくない奴だな」

    小百合「…?」

    依頼主「小百合、お前の母もこの花が好きだった。あいつの葬儀の時に、花屋に頼んでわざわざ私のところに送るよう手配していたらしくてな」

    依頼主「最初は嫌がらせかと思ったものだ。だけど、なぜかその時に学生時代、よくいじめられていた記憶がな…」クックック

    小百合「…」

    依頼主「いや、すまない。なんのことか分からないだろう」










    なに、簡単なことだ。この花の花言葉はな。

    249 = 1 :

    ーーーー道路。

    「また会う日まで、小百合様」

    「さて、今日のバイト代は飴1個…か妹喜ぶかな?」

    「…」

    「ん?ああ、先程はどうも」

    黒服「…」

    250 :

    えぇ...
    そこでやめちゃうwwww


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