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    元スレお嬢様「みずぼらしい弁当ですこと」男「うん、貧乏だからね」

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    タグ : - お嬢様 + - 貧乏 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    お嬢様「それは何かしら?」

    「もやしの炒め物だよ」

    お嬢様「もやしって何かしら?」

    「あはは、お嬢様は食べたことないんだね」

    お嬢様「ん、馬鹿にしてるのかしら?」

    「ううん、まず食べないんだろうなって思ったよ」

    お嬢様「どういう意味かしら?」

    クラス「おいおい、またお嬢様があいつに絡んでるぞ?」ヒソヒソ

    クラス男子2「仕方がないと思うよ。まともにお嬢様と話せる人なんて男君しか居ないんだから」ヒソヒソ

    クラス「しかし相変わらずの弁当だな」ヒソヒソ

    クラス男子2「うん、もやし炒めって弁当の主食ではないよね」ヒソヒソ

    クラス「本来、ご飯があるべきところにもやし、おかずのところにも、もやし、もやしだらけだ」ヒソヒソ

    クラス男子2「男君…大丈夫かな?」ヒソヒソ

    クラス「いい奴だからな、たまに俺も弁当分けたりするし」ヒソヒソ

    クラス男子2「ああ、僕もあげるよ」ヒソヒソ

    お嬢様「全く、そんなものをいつも食べているから貧弱に見えるのよ」

    「気をつけるよ」

    お嬢様「あら、もうこんな時間…男、ちゃんといいもの食べなさい」

    「分かった、努力するよ」

    お嬢様「ふふ、約束よ?」

    クラス「男君可愛そう」

    クラス女子2「相変わらずあの人に絡まれてたら嫌になるよね」

    クラス「男君の家って確か…」



    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1385729740

    2 = 1 :

    ーーーー男の家。

    「ただいま」

    「お兄ちゃんお帰り!」

    「…また玄関で待ってたの?」

    「うん!お父さんとお母さんも待ってる」

    「…そっか、いい子だね」スッ、ナデナデ

    「えへへ、今日のごはんは?」

    「妹はカレーだよ」

    「お兄ちゃんは?」

    「もやしのカレー風味」

    「あはは、お兄ちゃんもやし好きだね」

    「うん、妹はいっぱい食べて元気になるんだよ?」

    「はーい!」

    4 = 1 :

    ーーーー両親の部屋。

    「お父さん、お母さん。妹は元気です。自分は大丈夫ですので妹を見守っていてください」

    ガチャ。

    「おにーちゃーん!みーっけ!お腹減ったよー」タッタッタ、ギュッ

    「うん、すぐに行くね」ナデナデ

    「ねぇねぇ、その煙突ってお風呂?」

    「ん?これは線香って言うんだよ」

    「せんこう?ってなーに?」

    「んー、大切なことなんだけど…妹には少し早いかな」ニコッ

    「うん!よくわかんない!」アハハ

    「ご飯、作るね」

    「うん!」


    ーーーー食卓。


    「どうかな?」

    「あはは、学校のカレーと違うよー!」

    「そっか、もうちょっと小麦粉入れるべきだったかな?」

    「ううん!お肉入ってない!あはは、なんだか楽しい!」

    「お、お肉は挽肉が少しだけだからね」

    「もうちょっとお肉食べたいー」

    「ごめんね、次はお肉増やすから」

    「分かったー!楽しみにしてるね」

    「うん、いい子だね」

    「えへへ、褒められたのです」

    「…ん」ニコニコ


    5 = 1 :

    ーーーー風呂場。

    「お風呂ーお風呂ー」

    「お風呂で暴れたらダメだよー怪我したら大変だよ?」

    「お風呂大好きなんだもん」プクー

    「うん、ちゃんと体を洗ってキレイにしないとね」

    「わかったー!でも頭洗えないー」バタバタ

    「こらこら、分かったから。目を閉じてね」

    「んー!」

    「あはは、口は閉じなくていいからね」

    「んんー!!」バタバタ

    「洗うから!洗うからね!!息して!!!」


    ーーーー寝室。


    「ねぇねぇ、お兄ちゃん」

    「ん?どうしたの?」

    「学校でね、私の家は貧乏って言われたの。でもね、楽しいからいいんだよって言ったんだ」

    「…いい子だね」ナデナデ

    「えへへ、お兄ちゃんにナデナデしてもらうの好きー」

    「…」ナデナデ

    「…」ウトウト

    「…」ナデナデ

    「…スースー」

    「…ごめんね、高校卒業したら就職するから…もう少しだけ辛抱してね」


    6 :

    俺も部屋から出て働くから続きはよ

    7 :

    今北
    続きはよ

    8 = 1 :

    ーーーー翌日、学校。

    お嬢様「その制服どうしたのかしら?」

    「え?…どうも、しないと思うけど」

    お嬢様「膝のあたりの穴を別の布で塞いでるのよね?」

    「あ、ああ、そうだよ」アセアセ

    お嬢様「どうしてそう言うことをするのかしら?新しいのを買えばいいじゃない」

    「うん、そうだね」ニコッ

    お嬢様「なんでしたら、私が買ってあげてもいいのよ?」

    「ううん、それは遠慮するね」

    クラス「普通人前でそういう事言うか?」ヒソヒソ

    クラス男子2「流石に…」ヒソヒソ

    クラス「…なんとかならんのか、あのお嬢様は?」ヒソヒソ

    クラス男子2「やめておいたほうがいいよ、詳しくは分からないけど本当にすごいお嬢様らしくて、僕たちなんて簡単に退学に出来るんだって」ヒソヒソ

    クラス「マジかよ」ヒソヒソ

    お嬢様「それに、その服、少しサイズが大きいのではなくて?」

    「近所のお兄さんに頂いたからね」

    お嬢様「今時、お下がりだなんて恥ずかしいわよ?」

    「そうだね、気をつけるよ」アハハ

    9 :

    惚れた。

    10 :

    男がいい人過ぎて

    11 = 1 :

    「次は体育の授業だね」

    お嬢様「そうね、私と少し離れてしまうけど寂しがりなさいよ?」

    「え?あ、うん(体育は苦手だな、あんまり動くと…)」

    お嬢様「…ふふ(そんな顔して、よっぽど私と離れるのが辛いのね)」


    ーーーー体育。


    体育教師「おい、男。調子悪いのか?」

    「あ、いえ。大丈夫です」

    体育教師「そうか、お前だけ特別扱いはできないが事情は知っている。俺が見てないときはサボるんだぞ」

    「あはは、いつもありがとうございます」

    体育教師「おら!そこ!こっちみて何笑ってんだ!走れ!!」

    「…(僕は恵まれてるな…がんばろ)」


    ーーーー女子側。


    お嬢様「あの体育教師…男に何か因縁を付けてるのかしら?だとしたら…」

    クラス女子2「あ、あの…次はお嬢様の番ですよ―」ボソッ

    お嬢様「…」クルッ

    クラス女子2「ヒッ!」

    お嬢様「すぐに行きます」スタスタスタ

    クラス女子2「結構、聞こえて…るの?」


    ーーーー昼。


    お嬢様「ふふ、今日の私のお弁当はシェフに命令してもやしを入れさせたのよ」

    「そうなんだ。すごいね」

    お嬢様「あなたのは?」

    「今日は…もう食べたんだ」

    お嬢様「な!どうして…私と一緒に食べるのが嫌なのかしら!」

    「そ、そうじゃないよ。ほら、体育の後ってお腹減るでしょ?その時に…」

    お嬢様「…もう、仕方がないですわね。少し分けてあげますわ」

    「ううん、それは遠慮して」

    お嬢様「なにかしら?」ギロッ

    「…じゃあ、」ガサゴソ

    お嬢様「…?」

    12 :

    あかん、読んでるだけで涙が・・・・

    13 :

    これは近代稀に見る良SSの予感

    15 :

    実はもやしよりおからの方が安かったりするよね

    あと、魚屋と仲良くなればアラとかくれたりするよね

    期待

    16 :

    大正義パンの耳はまだですか?

    17 :

    あれ?お嬢様ただの嫌みなやつかと思ってたけどあれ?

    18 = 1 :

    「これに、入れてもらってもいいかな?」

    お嬢様「見たところプラスチックの容器ね…これはなんなのかしら?」

    「タッパだよ…マイタッパ、良ければこれに…」

    お嬢様「あなたの胃に入るのにどうしてタッパと言うものに入れなくちゃいけないのかしら?」

    「あ、その…ほら、あとでじっくり味わいたいし」

    お嬢様「そ、そうなのね…ふふ、いいわ。後でちゃんと感想をいいなさい」

    「ありがとうすごく嬉しいよ(妹にすごいお土産が出来た…お嬢様に感謝しなきゃ)」ニコッ

    お嬢様「ふふ…(これぐらいで喜ぶなんて男の人って単純なのね)」


    ーーーー男の家、玄関。


    「ただい…ま」

    「…スースー」

    「こんなとこで寝たら風邪ひいちゃいますよ?小さなお姫様」ニコッ

    ーーーー男の部屋。

    「…」カキカキ

    「う…うん」

    「ん?妹…起きた?」

    「はーい」ボー

    「ご飯食べる?」ニコニコ

    「うーん食べるー」ゴシゴシ

    「目に悪いからこすっちゃダメ」

    「ううんーいいのー」

    「今日はお肉あるよ」ボソッ

    「ほ、ほんとー?」

    「ん、いい子は?」

    「ちゃんとお水で顔を洗います!」

    「うん、よく出来ました」

    19 :

    ぜひ完結してほしい

    20 :

    1レス目で既にお嬢様に惚れた

    21 :

    ーーーー食卓。

    「お、お兄ちゃん!これはなんですか?」

    「ステーキじゃないかな?小さい頃食べた気がするよ」

    「ステーキってあの…あの…んーと」

    「ファミレスにあるね」

    「うん!うんうん!あのステーキ?」

    「んーもっと上かもね」ニコニコ

    「もっと上なのですか!すごいのですね!」

    「ほらちゃんと食べな」

    「お兄ちゃんは?」

    「スーパーで箱のキャベツもらったし、いつものお豆腐屋さんがおからくれたんだ、だからそれを食べるよ」

    「お兄ちゃんはお肉食べないの?」

    「ふふん、実はもう食べちゃったんだよー」

    「むー!ずるいー!いっぱい食べたんでしょ?」

    「さぁねーほら、妹も食べないとお兄ちゃんが狙っちゃうぞ?」ニコッ

    「がるる!だめー!」モグモグ

    「…」ニコニコ

    22 :

    この男にはDQN達も優しそう

    23 :

    こういうのすごくすき

    24 :

    こんなふうに人に優しく接したいものですな。

    あ、接する人がいなかった。

    25 = 1 :


    ーーーー次の日、学校。

    「すごく美味しかったって」

    お嬢様「当たり前です!私が変なもの食べてるとお思いなのです?(って?)」

    「あ、もやし食べたけどすごいね。あんな味付け出来るなんて知らなかったよ」

    お嬢様「ふふ、使ってる調味料が違うんですわ…き、きっと」

    「調味料か…確かに家にあるのは最低限のしかないし、ワゴンセールの調味料はなかなかないしね」

    お嬢様「ワゴンセール?」

    「庶民の味方だよ」

    お嬢様「そう、わ、私も味方ですわよ!?」

    「う、うん。友達だしね」

    お嬢様「え、友達」

    「うん、友達だよ?」

    お嬢様「友達って言ってくださったの男君だけです」カァ

    「そうなんだ…珍しいね」

    お嬢様「ふふ、今日は特別にずっと居てあげます!」

    「隣の席だよ?」

    お嬢様「ふふ」ニコニコ

    「…(楽しそうだからいいかな?)」












    寝ますね、おやすみなさい。

    27 :

    乙。
    これは是非完結させてほしい

    30 :


    続きお待ちしてます

    31 :



    男も妹もお嬢様も皆でハッピーエンドになって欲しい

    32 :

    こういう系は男が周りの人間に恵まれてると少しは報われるよね

    33 :

    どうなるのか想像つかん
    期待

    34 :

    山田太郎物語を思い出した

    36 :

    良いね
    この男には幸せになってほしい

    37 :

    ーーーーお嬢様の邸宅。

    お嬢様「ふふ、今日はいっぱい一緒だった…」ニコニコ

    メイド1「お嬢様どうされたのでしょう?いつも不機嫌そうなのに」ボソボソ

    メイド2「ほっときなさい、どうせ男かなんかでしょ?」ボソボソ

    メイド1「お嬢様に男…それって!」

    メイド3「二人共静かにしなさい」

    メイド1「は、はい。失礼しました」

    メイド2「フンッ」

    メイド3「…」ニコッ

    メイド2「…」ダラダラ

    お嬢様「ちょっとそこの…」ジッ

    メイド1「は、はひぃ」

    お嬢様「来なさい」テマネキ

    メイド1「…」ガタガタ、チラッ

    メイド2「…」スッ

    メイド1「…」ガタガタ、チラッ

    メイド3「大丈夫だから行きなさい」

    メイド1「ひーん」タ、タ、タ

    お嬢様「耳を貸しなさい」

    メイド1「ビクビク」ビクビク

    お嬢様「口でなにを言ってるのよ、早くしなさい」

    メイド1「はい」

    お嬢様「手作りのお弁当って…その、男の人は喜ぶかしら?」

    メイド1「…」パタンッ

    お嬢様「…ちょ、ちょっと、どうして倒れるのよ!」

    メイド2「クビ?」

    メイド3「死刑?」ニコニコ

    メイド2「…」ビクビク

    38 :

    来てたか
    読ませてもらってます

    39 :

    無知なだけでいい子か

    40 = 1 :

    ーーーー?邸宅。

    「ふーん、そんなことが」

    受話器「ええ、あのお嬢様にちょっかいを出している男が居るみたいですよ」

    「君はそういうことを僕に伝えてもいいのかい?」

    受話器「貴方のメイドですから」

    「戻ってきたら可愛がってあげるよ」

    受話器「フフ、それは楽しみですわ」

    「ふっ、それじゃあ今後も頼むよ」

    ーーーガチャッ

    「これはこれは、ハエは潰すか…薬で苦しませるか…ふふ、ふふ…あははは」


    ーーーー男の家、食卓。


    「美味しい?」

    「うん!すごく美味しい!おからクッキー!」

    「近所のおばさんに砂糖を頂いたからね。あとでちゃんとお礼するんだよ?」

    「はーい!お兄ちゃんも食べようよぉ」

    「僕は味見でもう食べたからね、いっぱい食べな」

    「いいの?」

    「うん」ニコッ

    「…ふぁ!いただきまーす!」モグモグ

    「…」ニコニコ


    ーーーー男の部屋。

    「今日は勉強するから先に寝てね」

    「うー、わかったー」ゴソゴソ

    「こらこら、自分の布団があるでしょ?」

    「えーやだやだー」

    「…わかった。もう少ししたら僕も寝るから先に寝てな」

    「うん!早く来てね」

    「…」ニコッ、カキカキ

    「…」ウトウト

    「…」カキカキ、チラッ

    「…スースー」

    「…」グー

    「!……頑張ろう」カキカキ

    41 = 1 :


    ーーーー学校、図書室。

    「…」

    不良「…」

    「…」

    不良「…」

    「…どう?」

    不良「答えは…こうだ!」

    「…全然違う」

    不良「…馬鹿なッ!」

    「図書室だから静かにね」

    生徒達「…(怖い)」ビクッ

    不良「お、おう。わりぃな」チラッ

    生徒達「…(目を合わせたら殺される)」サッ

    不良「…」

    「でも、急に勉強教えてくれってどうしたの?」

    不良「いや、弟がな…テストの点数が低いのは兄貴が馬鹿だからだとか吐かすからよ」

    「…なるほど」

    不良「だから、俺が少しでもいい点取れば弟も少しは変わるかと思ってよぉ」

    「弟君の点数はいくつだったの?」

    不良「…点だ」ボソッ

    「ごめん、聞こえなかった」

    不良「…16点だ」

    「…ちなみに不良君は?」

    不良「…そもそもテスト受けてないから0点だ」ドヤッ

    「そっかぁ…でもこの高校に入れたんだから大丈夫なんじゃないのかなぁ」

    不良「ふっ、昔は俺も真面目だったんだよ」

    「何があったの?」

    不良「いや、見たアニメが不良なんだけどすげぇかっこよくてさ、俺もあんなふうになれたらなって」

    「…」

    生徒達「…(中二病だったんだ…不良君)」ガクッ

    42 = 1 :

    ーーーー教室。

    お嬢様「…」ソワソワ

    クラス女子2「あ、あの…」

    お嬢様「な、何かしら?」

    クラス女子2「お、男君なら不良君と図書室で何かしてたけど…」

    お嬢様「ほ、本当?…コホン、本当なのかしら?」キリッ

    クラス女子2「…うん」

    お嬢様「…いつも教えてくださってありがとうございます」スッ、タッタッタ

    クラス女子2「…もしかして、いい子なのかな?」

    クラス「だ、大丈夫だった?」

    クラス女子2「うん、少し意外な一面見たかも」

    クラス「ほぇー?」


    ーーーー図書室、入口。


    お嬢様「…」ソワソワ

    生徒「あ、あの…通れない」

    お嬢様「何かしら?」ギロッ

    生徒「何でもないです」

    お嬢様「…(この中に男が…)」

    不良(脳内)「知識の泉で俺と愛を囁こうぜ」

    (脳内)「だ、だめだよ…ここは人が来るから」

    不良(脳内)「フッ、相変わらずのいい子ちゃんだな、ほら俺に…」サスリサスリ

    (脳内)「あ、ああ…」ビクンビクン

    お嬢様「なんてこと…アダムとアダムだなんて…」

    ーーーー図書室。

    お嬢様「そこまでよ!」

    生徒達「…(今度はなんだ!)」ビクビク

    お嬢様「アダムとアダムなんて許さないわよ!」

    女子生徒数人「…」ガタッ、キョロキョロ

    子生徒「…」

    お嬢様「…居ない?」

    43 :

    なんてことだ…腐ってやがる…

    44 = 1 :

    ーーーー屋上。

    ――カチャ、プシュッ!

    「飲み物もらっちゃってごめんね?」

    不良「お礼なんだからいいだろ?」

    「…」

    不良「なぁ男は高校卒業したらどうするんだ?」

    「就職だよ、雇ってもらえるかわからないけど働かないと今の生活が…ね」

    不良「もう、決めてるのか…すげぇな」

    「はは、不良君は?」

    不良「んー、大学に行けたら行きてぇけどよ」

    「大学?」

    不良「んだ、大学にサークルってあるだろ?」

    「うん」

    不良「大学に入ってアニ研に入るのが夢なんだ」

    「…」

    不良「…かっこいいだろ?」

    「そうだね…頑張ろう」

    不良「おうよ!」ニカッ

    ーーーー屋上、入口。

    お嬢様「…」タ、タ、タ

    45 :

    頭が不良だった

    46 :

    俺らじゃねーか

    47 :

    いいやつだな

    48 = 1 :

    ーーーー教室、授業中。

    「…」チラッ

    お嬢様「…はぁ」

    「…(どうしたんだろう?帰ってきてからあの調子だ…体調でも悪いのかな?)」

    お嬢様「…(友達…いつもああやって夢を話し合うのでしょうか…私の夢……)」

    「…」カキカキ

    お嬢様「…」カキカキ


    ーーーー放課後。

    お嬢様「…」ソワソワ

    「…さて、今日の特売は」

    「ねぇ男くん」

    「え?女さんどうしたの?」

    「今日スーパー行くよね?」

    「う、うん」

    「一緒に行かない?」ニコニコ

    お嬢様「…!(な、なんですって!なんですのこの人は?どうしていきなり話しかけて!!)」

    「…妹もいるけどいいの?」

    お嬢様「…(断りなさいよ!)」

    「うんうん、妹ちゃんにも会ってみたいな」

    「…まぁ、いいけど」チラッ

    お嬢様「…グググ」

    「…(元気そうだけど…女さんのことすごい見てる…明日聞こうかな)」

    「じゃあ行こっか」タ、タ、タ

    「う、うん」タ、タ、タ

    お嬢様「あ…」

    クラス「…」

    クラス女子2「…んー」

    49 :

    ドキドキ……


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