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    元スレ三浦「ヒキオに近づいてみた」

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    1 :


    葉山「すまない、優美子」

    三浦「やっぱり、ダメなんだ…」

    葉山「本当にすまない…」

    三浦「あのさ参考までに聞きたいんだけど…やっぱり雪ノ下さん狙い?」


    葉山「それは…」

    三浦「あ、やっぱりいいや。ゴメン、あーしもう行くね」タタ

    葉山「優美子……」


    ………

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1455951554

    2 = 1 :

    教室

    三浦「は~~~」

    結衣「どうしたの、優美子?凄い溜息ついてさ」


    三浦「ん~なんでも」

    結衣「でもさ、もう1週間くらいそんな調子じゃん」

    三浦「結衣あんた…よく数えてるね。丁度ピッタリだし」

    結衣「なにが?」

    三浦「ううん、なんでもないって」

    結衣「そう?ならいいんだけどさ」


    三浦「ちょっとあーし、外の空気吸ってくるし」スタスタ

    結衣「うん、わかった」

    3 = 1 :

    三浦「あれから一週間経ってるんだ…なんか全然実感ないけど」


    三浦「一週間ね、隼人は普通に過ごしてる…あーしはまだこんな感じ」

    三浦「隼人にとっては、あーしはそんなに大きな存在じゃなかったのかな?」


    三浦「はあ…」スタスタ


    三浦「あれって…なんだ、ヒキオか」

    八幡「…」

    三浦「なんか言えっての」

    八幡「ぼっちの聖域おかして何の用ですか?三浦さん」

    三浦「は?ここ学校の敷地内だし。そこに自分の聖域作るなっての、バカ?」

    八幡「俺はお前よりも成績いい気がするんだが、最近は特に」

    三浦「そういう返しすんなっての、キモイ」

    4 = 1 :

    八幡「その眼光で威嚇しないでくれませんか?怖すぎます」

    三浦「適当に言うなっての、全然脅えてないし」

    八幡「なんだかんだで、お前らのグループとも長い付き合いだしな」


    三浦「…悔しいけど、そうかもね」

    八幡「つっても、まだ一年くらいだけどな」

    三浦「そういやそんなになるっけ、高校生の一年だったら長いし」

    八幡「それもそうか」

    三浦「…」

    八幡「…」

    5 = 1 :

    三浦「ま、この際だから言っとくけど」

    八幡「なんだよ?急に」

    三浦「この一年くらい?お世話になりました」


    八幡「……へ?」

    三浦「ヒキオにっていうか、奉仕部全体に対してだけどさ」


    八幡「…はあ」

    三浦「素っ頓狂な顔すんな」

    八幡「いや、そりゃそんな顔にもなるって。なんだよ一体」

    三浦「あんたらに世話になってたから、お礼言っただけ」

    三浦「結衣にはもう言ってあるけどさ」

    八幡「律儀ですね、あーしさん」

    三浦「うるさい」

    6 = 1 :

    三浦「で、あんたはなんでこんな所いんの?」

    八幡「話聞いてなかったのか?孤独に飯食べてるんだよ」

    三浦「一人で?」

    八幡「材木座の阿呆呼ぶ気にはなれんし、戸塚は部活のなんちゃらで忙しいしな」

    三浦「なんでそこで男だし、結衣とか雪ノ下さんとかいるじゃん」

    八幡「呼んでも来ないだろ」

    三浦「いや、普通に来てくれるでしょ」

    八幡「それに…変な噂になったらあいつらにも悪いしな」

    三浦「うっわ、アホな発想…」


    八幡「なんとでも言え。俺は去年の文化祭から嫌われ者のレッテル貼られてんだよ」

    三浦「あ~そういえば、そんなアホなこともあったっけ」

    7 = 1 :

    八幡「というわけで、変な噂になるからお前もどっか行け」

    三浦「あーしに対してそんなことになったら、噂自体なくすし」

    八幡「うわ…本当に実行しそうだよ…この人」


    三浦「だから気にする必要ないし」

    八幡「…なんか最近様子が違うと思ってたけど、なんかあったか?」

    三浦「はあ?なんでそんなことわかんの?」

    八幡「いや、見てたらわかるだろ」

    三浦「は、はあ?見てた?あーしをっ?」

    八幡「嫌でも目立つからな」

    三浦(ビックリした…そういうことか…まあ、結衣も近くにいるしねそっち見てたか、うわヒキオの奴エロい)

    8 = 1 :

    三浦(いやヒキオなんかにドキドキするとか…今のあーし絶対変だ)

    三浦(いやそもそもドキドキとかなに?意味わかんない)


    八幡「葉山に振られたか?」

    三浦「!!…なんで知ってんの?」

    八幡「ビンゴかよ」

    三浦「誰かに聞いたの?」

    八幡「いや、ただお前が落ち込む内容って言ったら、それが一番確率高いと思っただけだ」

    三浦「なんか…あーしの心のなか見透かされたような気がするんだけど」

    八幡「気にすんなよ」

    三浦「ヒキオに当てられたことが気になるし」

    八幡「そこかよ…」

    9 = 1 :

    三浦「もう一週間になるけどさ…バッサリ振られたし」

    八幡「マジか…まあ、あいつ一色の奴も振ったしな」


    三浦「ああ、そういえばそんなことあったね去年の年末だっけ」

    三浦「あの子泣いてたし」

    八幡「まあ、かなり泣いてた」

    三浦「で、あの後泣いてる後輩をヒキオが慰めたと」

    八幡「なにその意味深な言い方…なにもしてませんよ?」

    三浦「ま、いいやこの際だし。依頼でもしとこうかな」

    八幡「は?依頼?」

    三浦「あーしを元気づけてよ」

    八幡「……」

    10 = 1 :

    奉仕部


    三浦「というわけで、私三浦優美子は奉仕部のみなさんに依頼させていただきます」

    結衣「優美子…え?え?」

    八幡「…」

    雪乃「それはいいのだけれど、どうしてそんな話し方なの?」


    三浦「いや、依頼する立場だし?なんか個人的っていうかそんな頼みだし?」

    雪乃「もう戻ったわね」

    八幡「元気づけろっていう依頼がそもそもよくわからんけどな」

    三浦「なんでもいいって、無理なら断ってくれてもいいし」

    結衣「いやそんなことはしないけどさ」

    三浦「さっすが結衣、親友だし~」

    結衣「うん、そうだよっ」

    11 = 1 :

    三浦「それに…」

    八幡「ん?」

    三浦「ヒキオに言えば、なんとかしてくれるっていう安心感みたいなの?」

    三浦「そういうのがあるなって思ったし」



    八幡「三浦さん、なにか変な物でも食べました?おかしいですよ、今日のあなた…」

    結衣「ヒッキー、顔がにやけてるよ」

    八幡「に、にやけてねぇし…」

    結衣「にやけてるよ、ば~かっ」

    三浦「それでさ、依頼受けてくれるの?」


    雪乃「そうね、受けましょう。二人もいいかしら?」

    結衣「あたしはもちろんいいよっ」

    八幡「まあ、しょうがないか」

    三浦「よかった、それじゃよろしくねっ」


    ガラガラ

    12 = 1 :

    雪乃「さて、どうしようかしら、具体的には」

    結衣「う~んそうだねっ」

    八幡「というか簡単だろ?」

    雪乃「なにか考えがあるの?」

    八幡「由比ヶ浜が遊びに連れて行けばそれでよくないか?」


    結衣「う~ん、どうなんだろう」

    雪乃「そうね」

    八幡「なにか問題があるか?」

    結衣「ほら隼人くんが近くにいる場合もあるしさ」

    八幡「なるほど、同じグループだしな」

    13 = 1 :

    結衣「優美子と姫菜と3人で遊びに行くっていうのは有りあんだけどさ」

    結衣「それだといつもと全然変わらないから」

    八幡「あいつは一週間落ち込んでたんだな…それだと気分晴れないか」


    結衣「うん、時間かかると思うよ。やっぱり同じグループのこと思い出すし」

    雪乃「なら今までにない奇抜なことが必要ね」


    八幡「雪ノ下と出かければいいんじゃないか?」

    結衣「あ、それいいかも」

    雪乃「バカなことを言わないで」

    結衣「やっぱり?無理かな~」

    雪乃「私は彼女が嫌いだわ、三浦さんも好きではないでしょうし」

    八幡「はっきり言うなこいつ」

    結衣「バッサリだね」

    14 = 1 :

    雪乃「そんな二人が出かけたりなんかしたら…どうなるかわかってるでしょ?」

    結衣「えっと…考えないようにしよっか」

    八幡「阿鼻叫喚だな」


    結衣「じゃあ…どうするの?」

    雪乃「そうね…比企谷くんと出かけるというのは?」

    八幡「はあ?待て、難易度高すぎるだろそれは」

    結衣「そ、そうだよ…!ヒッキーには無理だよ、優美子とデートなんてっ」

    雪乃「あら?そんなことないでしょ?この前、一色さんとデートしてたんだから」


    八幡「な…なんでそれを…」

    結衣「ええっ!?ヒッキー、本当に?」

    八幡「ま、まて由比ヶ浜…あれはあいつの誕生日プレゼントを買わされただけだっ」

    結衣「それって、思いっきりデートじゃんっ!」

    八幡「だから違うっての…」

    15 = 1 :

    雪乃「とにかく一色さんとデートを楽しめるプレイボーイなら三浦さんを元気づけてあげられるでしょ?」


    八幡「誰がプレイボーイだ、誰が…対極じゃねぇか」

    雪乃「それに、そのくらい刺激のある組み合わせの方が気分が変わっていいと思うわ」


    八幡「…ま、それはそうかもな」

    結衣「ええっ?なんで二人で納得してるの?」

    結衣「ヒッキーと優美子だよ…?ええ~?」

    雪乃「とりあえずその案で行きましょう」

    八幡「もう決定かよ」

    雪乃「構わないでしょう?」

    八幡「…わかったよ」

    結衣「うう~」

    16 = 1 :

    今日はここまでにしますね

    17 :

    乙乙~
    これは期待

    19 :

    居酒屋きたー

    21 :

    あーしさんの人か、期待

    22 :

    寝ちまえよ。一夜で女は変わる

    23 :

    変えたことあんのかよ?

    24 :

    >>23
    あるわけねーだろ!

    25 :

    >>24

    26 :

    後日


    雪乃「というわけなの、なにか文句はある?」

    三浦「いや、話はわかったんだけどさ、なんで喧嘩腰?」

    雪乃「あらそんなことないわ」


    結衣「優美子さ、その…いいの?」

    三浦「ヒキオとデートか…そりゃ考えもしなかったし」

    三浦「ダサい男連れて歩くのはちょっとね」

    結衣「だよねだよねっ」

    八幡「なんか言われたい放題なんですけど」

    三浦「でも依頼したのはあーしだし、それに従うよ」

    27 = 1 :

    結衣「あ、そ、そうなんだ…」

    雪乃「それじゃあ決まりね。比企谷くん、ちゃんとエスコートするのよ」

    八幡「なあ、これって俺だけが働かないか?」

    雪乃「細かいことを気にする男はモテないわよ」

    八幡「なんだそりゃ」

    雪乃「とにかく出発して」

    八幡「へいへい」



    三浦「ヒキオとって…想像してなかったし」

    八幡「俺だってこんな案がくるとは思わなかったんだよ」

    28 = 1 :

    結衣「行っちゃったね」

    雪乃「そうね、この後どうしましょうか?」

    結衣「帰ってもいいのかもしれないけど、喫茶店でも入る?」

    雪乃「ええそれがいいわね」


    ---------------

    八幡「…」

    三浦「キョドってない?あんたさ」

    八幡「あーしさんの隣は緊張するんだよ」

    三浦「はあ?意味わかんない」

    八幡(多分こいつは無意識に他人を威嚇してたな、間違いない)

    三浦「ていうか、あんたのその服なんとかなんないの?」

    八幡「この服か?」

    29 = 1 :

    三浦「地味すぎ」

    八幡「そんなこと言われてもな、一応家から引っ張ってきたやつだ」

    三浦「あーしの隣にはふさわしくない」

    八幡「なんですかその女王様発言は」

    三浦「それは冗談として、とにかく服屋行くし」

    八幡「服屋かよ」

    三浦「とにかくヒキオの服買うから」

    八幡「おいおい、あんま金ないぞ、俺」

    三浦「そんな高くなくてもマシなんはあるって」

    30 = 1 :

    喫茶店

    結衣「…」

    雪乃「上の空ね、由比ヶ浜さん」

    結衣「え?そんなことないけど」

    雪乃「比企谷くんのことが気になるのかしら?」

    結衣「そ、そんなこと…!」

    雪乃「隠すようなことでもないと思うけど」

    結衣「うう…ゆきのんは平気なの?」

    雪乃「どういう意味かしら?…というのも無粋ね」

    結衣「うん」

    31 = 1 :

    雪乃「私は自分の気持ちが今はわからないわ」

    結衣「そうなんだ」

    雪乃「由比ヶ浜さん、あなたは?」


    結衣「あ、あたし?あたしは…その、あははははっ」

    雪乃「この前に色々あったばかりだけど、自分の気持ちに正直になった方がいいわ」

    雪乃「私たちの絆はそんなに安っぽいものじゃないでしょ?」

    結衣「ゆきのん…」

    ----------------


    八幡「おい三浦…このシャツは」

    三浦「あんたワイルドさが足りないし、偶には柄物とかいいんじゃない?」

    八幡「なんだよそれ」

    三浦「つーか、あんた着せ替え人形みたい」

    八幡「なんか遊ばれてるような気がするんですが」

    三浦「気のせいだって」

    32 = 1 :

    三浦「ま、その上下なら少しはマシかもね」

    八幡「結構な出費だ、受験生だし金もねぇのに」

    三浦「グダグダ言うなっての、みっともない」


    八幡「ジーパンの方が特に高かったじゃねぇか」

    三浦「まあ確かに高かったし、昼はあーしが奢ってあげるし」

    八幡「あーしさんに奢ってもらうのも新鮮でいいんだが…」

    三浦「なに?」

    八幡「実は弁当作ってきてあってだな」

    三浦「は?だれが?」

    八幡「俺だよ、こう見えてもそんくらいはできるぞ」

    33 :

    女子かとww

    34 = 1 :

    三浦「へえ、器用なことしてんじゃん」

    八幡「ま、せっかく作ってきてあるから食ってくれ」

    三浦「味は大丈夫なんでしょうね?」


    八幡「まあおそらく」

    三浦「なにそれ頼りない」


    ベンチ

    八幡「どうだ?」

    三浦「悔しいけど…うまいし」

    八幡「専業主夫志望だしな、今年に入ってからもレパートリー増やしてるんだぞ」

    三浦「花嫁修業じゃないんだから、なにやってんの?」

    八幡「ちゃんと受験に支障ないようにしてるっての」

    36 = 1 :

    三浦「でもマジでおいしいね、ビックリしたし」

    八幡「まあ普段は絶対見せないからな」

    三浦「ちょっと見直した」

    八幡「なんだよ突然…」

    三浦「作ってくれたことに感謝してるだけだし?勘違いすんなよ」


    八幡「誰がするか」

    ------------------

    三浦「ごちそうさま」

    八幡「お粗末さまでした、お茶いるか?」

    三浦「そんなのまで用意してんの?ピクニックじゃないんだから」

    八幡「お前元気づけるっていう名目だからな。今までと違う感じの方がいいだろ」

    三浦「そういうことね」

    37 = 1 :

    ゴクゴク

    三浦「お茶がまたうまいし」

    八幡「そうだろそうだろ、これは妹がどこからか買ってきたのだ」

    三浦「そういや妹いるんだっけ」

    八幡「まあな、俺に似てなくてかわいい妹なわけだ」

    三浦「シスコン発言はいいから」

    八幡「誰がシスコンだ、妹大好きなだけだ」

    三浦「それをシスコンって言うんでしょ、キモイ」

    八幡「うるせーよっ」


    八幡「そういや、今日のこと伝えたら三浦によろしくだってよ」

    三浦「え?そうなん?」

    八幡「お前って1年の間でも有名みたいだな」

    三浦「ま、あーしの美貌ならそれくらいいくっしょ」

    八幡「あーしさん、キャラおかしくないですか?」

    38 = 1 :

    三浦「…それでも隼人には振られちゃったけどさ」

    八幡「顔だけで選ぶ男ってのもどうかと思うけどな」

    三浦「隼人はそんなことしないし」

    八幡「あいつは、まだ誰とも付き合わないんだろ」


    三浦「そうかもね」

    八幡「…」

    三浦「次どこ行くの?あんたがエスコートしなよ」

    八幡「エスコートかよ…そうだな…う~ん」

    三浦「遅いヒキオっ、とりあえず映画館行くし」

    八幡「お前が決めてどうするんだよ…」

    39 = 1 :

    今日はここまで~

    41 :

    あーしさんかわいい

    44 :

    乙です~
    いやぁ良きかな良きかな

    45 :

    はてさて
    どうなることやら

    46 :

    映画館

    三浦「ここはあーしが出すから」

    八幡「おいおい、割り勘でいいぞ?」


    三浦「さっきのお弁当のお礼も兼ねてるから」

    八幡「いやお礼って」

    三浦「あーしだって、あんなのもらって何もしないと気持ちわるいし」

    八幡「んじゃ、お言葉に甘えます」

    三浦「ん、そうしな」


    八幡「なに見るんだよ?」

    三浦「なんでもいいでしょ?適当に飽きないアクションでも」

    八幡「おう」

    47 = 1 :

    三浦「この3D対応の映画でいいでしょ」

    八幡「ちょっと割高になるぞ?いいのか?」

    三浦「それくらいいいって」



    八幡「3Dメガネって弱冠かけにくいよな」

    三浦「なんか安っぽいつくりだしね」

    八幡「経費削減か」

    三浦「いや、それはわからないけど」

    八幡「この作品ももう5作品目なんだよな~」

    三浦「俳優が結構歳いってるし、さすがにスパイとかは無理が出て来てない?」

    八幡「まあ無難な作りにはなってるだろうから、心配はしてないが」

    三浦「ドバイを舞台にした前作も良かったしね」

    八幡「なんで俺は三浦と映画談議してんだよ」

    三浦「あーしに聞くな、聞きたいのはこっちだしっ」

    八幡(これだと、なんかカップルで映画見に来てるみたいじゃねぇか)

    八幡(これは依頼だからね?依頼)

    48 = 1 :

    それから 喫茶店


    三浦「映画どうだった?」

    八幡「まあまあだったんじゃね?迫力あったし」

    三浦「確かに面白かったけど…」


    八幡「なんだ?どうした?」

    三浦「あんた暗いのをいいことに、あーしにセクハラしようとしてなかった?」

    八幡「は、はあ…?なに言ってんだよ…!?」

    三浦「なんか挙動おかしかったし、太ももに触れられた気が」

    八幡「おい…濡れ衣だ」

    三浦「あっそ」

    八幡(予想以上にあーしさんとの距離が近くて焦りはしたけどな)

    八幡「別に何もしてないからな?」

    三浦「ふ~ん、まあヒキオだしね」

    八幡「どういう意味だ?」

    三浦「なんでも」

    49 = 1 :

    八幡「それはともかく」

    三浦「なに?話変えたし」

    八幡「おい…なんで喫茶店に二人きりなんだ?」


    三浦「なんでって…映画帰りに寄っただけでしょ」

    八幡「それはわかってるが、まさか三浦と」

    三浦「こっちのセリフだっての本当に」

    八幡「そろそろ由比ヶ浜とかにバトンタッチでもいいんじゃないか?」


    三浦「あれ?もしかして結衣たちいんの?」

    八幡「多分近くにはいると思うぞ、一応今日は依頼って名目だから」

    三浦「……」

    八幡「というわけで早速連絡するぞ」

    三浦「ちょい待って、まだいいでしょそんな焦んなっての」

    八幡「なんでだよ…」

    三浦「別にヒキオでも問題ないっていうか」

    八幡(なんかあーしさんの言葉とは思えない…)

    50 = 1 :

    喫茶店の外


    雪乃「なんだかいい雰囲気ね」

    結衣「優美子…ヒッキー…」


    雪乃「一色さんのことといい、比企谷くんはなんなのかしら?女の敵?」

    結衣「し、信じられないよ…あのヒッキーだよ?自分でボッチとか言っちゃう…」

    雪乃「そうね奉仕部の備品だし」

    結衣「……」


    雪乃「心配してるのかしら?」

    結衣「そ、そんなことないよ、だって唯の依頼だしさ」

    雪乃「そうね唯の依頼ね。決してデートなんかじゃないわね」

    雪乃「でも普通に楽しそうね、もしこのままこういうのが続いたら…」

    結衣「えっ、ゆきのん?」

    雪乃「いいえ、なんでもないわ」


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