元スレ苗木「江ノ島さんを更生させてみた」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
651 :
>>650
2のキャラは苗木くん達の1年先輩やで
652 :
盾子たんは笑顔が似合ってる! うん。絶望はもう良いよ…乙です
654 :
いいね
655 :
まあ記憶失う前の78期生は全員親友だったんだしオリジナルでもこんなことやってたんだろうな
十神も人知れずはしゃいじゃったりするような
絶望姉妹もこの時だけは本気で楽しんでたはずだし
656 :
コロシアイを強要する妹様なんていなかったんや…
657 :
絶望姉妹も仲が良かったからこそ本編で絶望できる訳だしな
658 :
21:00
舞園「そろそろプレゼント交換始めましょうか!」
桑田「いえーい!!」
朝日奈「誰の当たるかなあ!」
江ノ島(うわーきたよプレゼント交換!)
江ノ島(頼んだからね、モノクマ……!)
戦刃「始めるクマー!」
江ノ島「」ビクッ
セレス「クマ……ですか……?」
戦刃「あっごめん盾子ちゃん! クマーってちょっと口癖になっちゃったかも……」
セレス「はい?」
江ノ島「なんでもないから! ほんとに!!」
659 = 1 :
苗木「そういえば、プレゼント交換ってどうやってやるの?」
霧切「あそこに2つ箱があるでしょ?」
苗木「うん」
霧切「まず小さい方の箱から紙を1枚引くと、この16人の誰かの名前が書いてあるわ」
苗木「名前が出てきた人が次の箱から紙を引くってこと?」
霧切「あら、察しがいいじゃない」
霧切「大きい箱の中の紙には番号が書いてあって、それと同じ番号のプレゼントがもらえるわ。そして小さい箱から紙を引いて、次の人にバトンタッチよ」
苗木「ああ、集めたプレゼントに貼ってある番号はそういうことね」
苗木「ん? それって自分のが当たっちゃう人もいるんじゃ……」
霧切「その時はその時よ。それに、そういうハプニングは盛り上がるわ」
苗木「ははは……」
660 = 1 :
苗木「最初に小さい箱から紙を引く人は責任重大だね」
舞園「何言ってるんですか苗木くん」
苗木「へっ?」
江ノ島「トップバッターは『超高校級の幸運』の苗木に決まってんじゃん」
苗木「えええ!? 聞いてないよ!?」
江ノ島「だって今決めたもん」
舞園「みんなに苗木くんの幸運を分けてあげるんですよ!」
十神「苗木、何をもたもたしている! 早くクジを引かないか!」ソワソワ
戦刃「はやくはやくー!」ワクワク
苗木「ああもう、わかったよ! 誰が出ても知らないからね!?」
霧切「はい、どうぞ」
苗木「くっ……」ガサゴソ
苗木「これに決めた!」バッ
舞園「誰の名前が書いてありますか?」
苗木「えーっと……」ピラッ
【苗木】
苗木「……僕?」
661 :
江ノ島たんかわいそう
662 = 1 :
江ノ島「!」
舞園「ええっいきなりですか!?」
十神「さすがは『超高校級の幸運』、といったところか」
霧切「あら、いきなり私のプレゼントが苗木くんの手に渡るのね」
セレス「だから貴女のその変な自信はどこからくるんですか……」
江ノ島(やばいよ、やばいって、まだ心の準備できてないんですけど!?)
苗木「次はこっちの箱ね……」ゴソゴソ
江ノ島(モノクマ……)
苗木「んと、これかな?」ヒョイ
江ノ島(お願い……!)
苗木「ええっと……3番だ!」
舞園「3番ですね!」
大和田「おい3番のプレゼントどこだ!」
663 = 661 :
あ、これはあれか!?
江ノ島の苗字が苗木になったのか?!
664 = 1 :
不二咲「あ、あったよ! はい、苗木くん!」
苗木「うわあ、緊張するなあ」
江ノ島「……」ゴクリ
苗木「よいしょ……お、これは……」
苗木「マフラーだ!」
江ノ島「……」
戦刃(盾子ちゃん……)
セレス「これからの季節にピッタリですわね」
セレス(私のは当たりませんでしたか……)
舞園「……」
朝日奈「誰のプレゼントか当ててみてよ苗木!」
苗木「ええ!? 当てるのはさすがに無理じゃない!?」
葉隠「いや案外当たるもんだべ! なんなら特別価格にしとくから占ってやろうか?」
苗木「うーん……よく気が利く人な気がするな……」
葉隠「無視!?」
665 = 1 :
苗木「んー……舞園さん……だったりする……?」
舞園「……」
苗木「は、ハズレだったかな?」
舞園「……正解です! 私でした!」
苗木「よかったあ! ありがとう、舞園さん! 大事に使わせてもらうよ!」
舞園「はい!」ニコッ
舞園(よかった……一生懸命選んで、本当によかった……!)
舞園(でも苗木くんに当たるなら手編みにしたほうがよかったかな……)
舞園(なーんてね。とにかくよかったぁ……)ホッ
セレス「貴女じゃありませんでしたね、霧切さん」
霧切「」
セレス「霧切さん?」
霧切「」
666 = 661 :
あれなんか色々間違えたごめんなさい
667 = 1 :
苗木「えーと次の人は……」
江ノ島(……)
江ノ島(いきなり、かあ……)
苗木「戦刃さんだ!」
江ノ島(いきなりハズれちゃったなあ……)
江ノ島(苗木に当ててほしかったなあ……)
戦刃「わ、わたし!?」
江ノ島(プレゼント交換でもないと渡す勇気ないのになあ……)
江ノ島(頼んだって、言ったのに……)
江ノ島「はぁ……絶望的……」
江ノ島「ふぇ……」グス
668 = 1 :
戦刃「盾子ちゃん盾子ちゃん!」
江ノ島「……なにお姉ちゃん」ウルウル
戦刃「じゃじゃーん! 盾子ちゃんのモノクマさん当たったよ!」エヘヘ
江ノ島「……」
戦刃「ちゃんと当ててきたよ!」
江ノ島「……」
戦刃「ありがとクマー!」クマー!
江ノ島「……」
江ノ島「うぷぷっ、感謝しなさいよねお姉ちゃん!」
戦刃「うん!」
669 = 661 :
可愛い
673 = 1 :
21:30
不二咲「き、緊張するねえ」
江ノ島「そ、そだね」
江ノ島(あとはあたしと不二咲の2人だけ……残りのプレゼントは、苗木と霧切のプレゼント……)
江ノ島(苗木のプレゼントをもらえる確率は、2分の1……!)
石丸「む! 次は江ノ島くんの番だぞ!」
江ノ島「!」
江ノ島「はーい!」
江ノ島(うわあ緊張してきた!?)
苗木「はい、この箱から引いてね」
江ノ島「……」ジー
苗木「江ノ島さん?」
江ノ島「……なんでもない」プイッ
江ノ島(苗木の幸運、分けてもらえてるかな……)
674 = 1 :
江ノ島「……よっし」
スッ
江ノ島(あたし、苗木のプレゼントがもらえたら……)
ゴソゴソ
江ノ島(なんて、前のあたしが聞いたら、死亡フラグでも立ててるのかって笑い飛ばしたんだろうな)
ゴソ…
江ノ島(初恋って、楽しいなあ)
ヒョイッ
江ノ島(ちょっと苦しいけどね)
ピラッ
江ノ島「9番だ……」
675 = 1 :
舞園「9番はこっちですね。はい、どうぞ!」
江ノ島「ありがと」
シュルッ
江ノ島(けっこう箱大きいな……ていうか長い……)
シュルシュル
江ノ島「……天体望遠鏡?」
舞園「ではそのプレゼントは、苗木くんと霧切さん、どちらのものでしょうか!」
江ノ島「……」
江ノ島(苗木の、だったらいいな……)
江ノ島「……」クルッ
江ノ島「苗木の……かな……?」
苗木「……」
676 = 1 :
江ノ島「……」
苗木「……違う、よ」
江ノ島「……」
霧切「それは私からのプレゼントよ」
江ノ島「……そっか」
江ノ島「ありがとね!」
霧切「どういたしまして」
江ノ島「霧切って星好きなの? ちょっと意外なんですけどー!」
霧切「まあ、どちらかといえば天体望遠鏡は男の子っぽいプレゼントだったかしら」
江ノ島「くっそー、まさか2択で外すとはねー!」
霧切「ふふっ。私としてはしてやったりといったところね」
江ノ島「あははっ!」
江ノ島「はは……」
677 = 1 :
江ノ島「……」
戦刃「盾子ちゃん?」
江ノ島「……」
戦刃「大丈夫?」
江ノ島「……せっかくだし星ちょっと見てくるね!」
戦刃「ええっ、今から!?」
江ノ島「すぐ戻ってくるから!」
戦刃「わたしも一緒に……」
江ノ島「だーめ、お姉ちゃんは普段あんまり喋らないんだからクラスメイトと話してなさい! んじゃね!」
戦刃「あっ……」
戦刃「盾子ちゃん……」
678 = 1 :
次回でクリスマスイブ終わりです
679 :
乙
妹様に救いを…!
680 = 661 :
死亡フラグ
681 :
これが希望ヶ峰学園史上最大最悪の絶望的事件の発端か…
682 :
最後には苗木クンがなんとかしてくれる、ボクはそう確信しているんだ
683 :
何故なら彼は……
684 :
まてよ、皆でクリスマスパーティーをやるとは言ったが二人きりでもやる可能性が微粒子レベルで存在するかもしれぬ
685 :
>>684
というかそれがメインだろ
686 :
こっから超高校級の希望が何とかしてくれるはず。。。っか頼みます
687 :
>>686
カムクライズルさんに期待かwwww
688 :
苗木「あれ?」
苗木「うーん……」キョロキョロ
苗木「……」
苗木「いないや」
苗木「江ノ島さん、どっか行ったのかな」
苗木「……」
苗木「ねえ戦刃さん、ちょっといい?」
戦刃「苗木くん?」
――――
――
689 = 1 :
江ノ島「おー! 見える見える!」
江ノ島「へえ、星ってこんなに綺麗だったんだ!」
江ノ島「天体望遠鏡すげー!」
江ノ島「霧切には感謝しなくちゃね、ほんと!」
江ノ島「……」
江ノ島「霧切って、望遠鏡に詳しそうだよねえ」
江ノ島「探偵の仕事で使いそうだし」
江ノ島「苗木の写真撮るのにも使いそうだし」
江ノ島「……」
江ノ島「苗木……」
江ノ島「……」
江ノ島「星、きれいだな」
江ノ島「……」
江ノ島「ちょっと寒いけど」
690 = 1 :
江ノ島「……」
江ノ島「あたしのプレゼントは、苗木に当たらなかった」
江ノ島「苗木のプレゼントも、あたしに当たらなかった」
江ノ島「……」
江ノ島「はぁ……」
江ノ島「絶望的だな……」
江ノ島「すっごく、絶望的……」
江ノ島「……」
江ノ島「そりゃそうだよね」
江ノ島「あたしは、『絶望』だったんだ」
江ノ島「そんなあたしが、あたしなんかが……」
江ノ島「都合よく、簡単に……幸せになっちゃいけないんだ……」
苗木「それは……違う、よ……!」
691 = 1 :
江ノ島「!」ビクッ
江ノ島「な、苗木……?」
苗木「はぁ、はぁ……江ノ島さん、こんなとこにいたんだ……」
江ノ島「なんで苗木が……ここにいんの……?」
苗木「江ノ島さんを、探しに、来たんだ……」
江ノ島「あたしを……?」
苗木「うん。ふう、久しぶりにこんな走り回ったよ」
江ノ島「……」
苗木「……」
江ノ島「……なんの用?」
苗木「なんでパーティ、抜け出したの?」
江ノ島「星が見たかったの。ちょうど天体望遠鏡もらったことだし」
苗木「本当に?」
江ノ島「はぁ? 他に理由なんてないっつーの」
苗木「……」
苗木「なら……」
苗木「江ノ島さんは、なんで泣いているの?」
692 = 1 :
江ノ島「え……?」
江ノ島「あたしが、泣いてる……?」
苗木「……」
江ノ島「なんで? あたし今、泣いてるの?」
苗木「うん」
江ノ島「そっか……」
苗木「クリスマスパーティ、楽しくなかった……?」
江ノ島「……ううん。楽しかった」
江ノ島「人生で一番楽しい、クリスマスだった」
苗木「じゃあ、どうして……」
江ノ島「……」
江ノ島「楽しかったけどね、辛いことも、少しあったんだ」
苗木「辛いこと?」
江ノ島「もしこうだったらって考えてたのが、実現しなかった」
江ノ島「勝手に期待して、勝手に絶望したの」
江ノ島「それだけの、些細なことだよ」
693 = 1 :
苗木「でも、江ノ島さんにとっては大切なことだったんでしょ?」
江ノ島「別に、そんなこと……」
江ノ島「……」
江ノ島「ううん、そうだね」
江ノ島「そんな些細なことも、きっとあたしにとっては、とっても大事なことだった」
苗木「……」
江ノ島「……」
苗木「ねえ、江ノ島さん」
江ノ島「なに?」
苗木「江ノ島さんに、受け取ってもらいたい物があるんだ」
江ノ島「は?」
苗木「はい、これ」
スッ
江ノ島「箱……?」
694 = 1 :
江ノ島「開けていい……?」
苗木「うん」
江ノ島「……」
シュル…
江ノ島「……」
パカッ
江ノ島「……」
江ノ島「ペン、ダント……?」
苗木「ロケットペンダントだよ」
江ノ島「これ、あたしに……?」
苗木「うん」
苗木「江ノ島さん、誕生日おめでとう」
695 = 1 :
江ノ島「えっ……?」
江ノ島「な、なんで知ってるの? 雑誌とかでも言ったことないのに……」
苗木「少し前に、戦刃さんに聞いたんだ」
江ノ島「……」
苗木「江ノ島さん、クリスマスパーティを独占したくなかったんでしょ?」
江ノ島「……」
苗木「みんなと同じようにクリスマスを楽しみたかった。だから、言わないでいたんだよね?」
江ノ島「……さあね」
苗木「それは、そんな優しい江ノ島さんへの僕からのプレゼントだよ」
江ノ島「プレゼント……」
苗木「喜んでもらえたらいいんだけど……」
江ノ島「……」
苗木「……」
江ノ島「……嬉しい」
江ノ島「すっごく嬉しいよ、苗木!」
苗木「ほんと? よかったあ……」
696 = 1 :
江ノ島「苗木からの、プレゼント……」
江ノ島(もらっちゃった……)
江ノ島(苗木からプレゼント、もらっちゃった……!)
江ノ島「ふぇぇ……」グスッ
苗木「え、江ノ島さん!?」
苗木「どうしたの!? 実は気に入らなかったとか!?」
江ノ島「違うのぉ……嬉しすぎて……」
江ノ島「ありがとね……ほんとに、ありがと……!」グス
苗木「そっか……」
苗木「どういたしまして」ニコ
697 = 1 :
江ノ島(あたし、苗木からプレゼントもらえたんだ……)
江ノ島(……)
江ノ島(もしも……)
江ノ島(もしも、あたしのモノクマが苗木に当たったら……)
江ノ島(それか、あたしが苗木のプレゼントをもらえたら……)
江ノ島(そのときは……)
江ノ島(……)
江ノ島(そうだね、決めていたんだもんね)
江ノ島「……ふふっ」
江ノ島「ねえ、苗木」
苗木「ん、なに?」
江ノ島「あたしからも、苗木に渡したい物があるんだ」
苗木「え?」
江ノ島「これなんだけどさ」
698 = 1 :
699 = 1 :
苗木「……手紙?」
江ノ島「中、読んでよ」
苗木「うん」
ペリ…
苗木「……」
江ノ島「……」
苗木「……」ゴクリ
ピラッ
『あなたのことが、好きです』
江ノ島「あのね……」
江ノ島「江ノ島盾子はね、苗木誠に、恋しちゃったんだ」
江ノ島「好きだよ」
江ノ島「大好きだよ、苗木」
700 = 1 :
今回でクリスマスは終わりだと言ったな
すまん、あれは嘘だった
みんなの評価 : ★
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