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    元スレ苗木「じょうずな絶望とのつきあいかた」

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    701 = 33 :


    「早速希望ヶ峰のカードっすけど、盾子ちゃんはこの戦いどう見るっすか?」


    江ノ島「一蹴」


    苗木「え?」


    戦刃『……』ダッ ヒュン


    ドグシャアッ


    斑井『ぶぐっ』

    ドサッ

    戦刃『……』シュタッ


    戦刃『……』

    戦刃『……弱』ボソ


    「お、終わったーっ!?盾子ちゃんの予想通りまさに一蹴!空中回し蹴り一発で終わっちゃったっすー!むくろちゃん武器も使っていない!」

    702 = 33 :


    苗木「超高校級のボディーガードを一撃で……!」

    江ノ島「あんなの何人いてもお姉ちゃんには適いっこないって。きっとお姉ちゃんの噛ませ犬になる為に生まれてきたんじゃない?」

    「あのー盾子ちゃん?お忘れかもしれないっすけどこれ全校放送っすからね?」

    「って、唯吹も忘れてたっすけどね!」ブェッヘ

    苗木「忘れないでお願いだから!」


    「これで一式ちゃんは残念ながら敗退というわけっすけども、盾子ちゃんズバリ敗因は?」

    703 :

    残姉ちゃん強かわ

    704 :

    斑井ェ・・・お前はここでもこんな扱いかいww

    705 = 33 :


    江ノ島「全て。って言いたいけど解説だしもうちょっと詳しく語ってやろっかなー」

    江ノ島「体格に頼り過ぎ。多少瞬発力があってもあの覆い被さるような攻撃じゃあ隙が多過ぎだって」

    江ノ島「雑魚を取り押さえるのには有効なんだろうけど相手がお姉ちゃんじゃなくてもある程度強かったらカウンター貰って終わりじゃない?」

    江ノ島「今回はカウンターどころか完全にお姉ちゃんのスピードに着いていけてなかったみたいだしー、勝ち目ゼロ?」

    「なるほどなるほど」フムフム


    江ノ島「まああの見た目じゃ負けは運命づけられてるよね!」ウププ

    苗木「江ノ島さん、全校放送だって……!」

    706 = 33 :


    ○●


    「希望ヶ峰以外の参加者が次々脱落する中……またも希望ヶ峰同士が睨み合いっす!」



    『……』ビキビキ

    弐大『……』ビリビリ


    「いやーこうして二人並ぶとマジ漫画みたいっすねー」

    苗木「二人ともすごい迫力……」


    『……大和田紋土だ』ビキビキ

    弐大『……弐大猫丸じゃあ』ビリビリ


    江ノ島「はっ!なんっか急に名乗り合ってんだけど!ウケる!とっとと始めろよ!」ズギャーン

    707 :

    今気づいたけど、弐大の紹介なくない?

    708 = 33 :


    『……行くぞオラァァァァァ!!』ダッ

    弐大『来いやぁぁぁぁ!!』バッ


    「睨み合っていた二人がついに衝突ーっ!紋土ちゃんが猫丸ちゃんに向かって突っ込んでいったっすー!」


    『うぉらぁ!』ボゴッ

    「紋土ちゃんが先制攻撃っす!猫丸ちゃんの顔面にいったーっ!」

    弐大『むぅっ……!どぉりゃあ!』ドゴッ

    「猫丸ちゃん突き刺さった拳を払いのけもせず殴り返したー!」

    『ぐっ……!うおおおお!』

    ドガッ

    バキッ

    ボグッ

    ボキャッ

    709 = 33 :

    >>690>>691の間


    弐大『うおおおおおおお!!』


    苗木「なんか叫んでる……」

    「お次は弐大猫丸ちゃん!見るからに強そうっすね!でも超高校級のマネージャーっす!素手で参戦!」

    江ノ島「どこかで見たような外観ですね……」ジメジメ

    苗木「超高校級の番長って感じだよね……」

    「まあでも見た目通りメチャ強いっすからご安心を!ちなみに猫丸ちゃんのマッサージはマジでヘヴンっす!速攻でシャカリキ状態になるっすよ!」

    苗木「その辺の技術は流石、超高校級のマネージャーだよね」

    710 :

    >>708の次

    「猛烈な殴り合いっす!双方ノーガード!互いの顔にお腹に拳が次々叩き込まれるぅーっ!」

    江ノ島「なんつー泥臭い戦いだよ」

    苗木「この二人ならこうなるよね……」

    「これは互角の戦いっすね!」

    江ノ島「互角ー?全然互角じゃないってばよく見なよ」


    弐大『うおりゃあ!』ボゴッ

    『おああっ!』ゴッ

    弐大『ふんっ!』ドゴッ


    『……っ』ゼェゼェ


    弐大『おらぁ!どうしたんじゃ打ってこんかい!』ボゴッ

    『ぐっ……!』ヨロ

    711 :


    「紋土ちゃんが押されてるっす!互角に見えたのにどうしてー!?」

    江ノ島「だから互角じゃなかったってハナっからさー」

    江ノ島「弐大センパイの方は最初から大和田のパンチじゃビクともしてなかったよ」

    苗木「そ、そんな!」

    江ノ島「身体の鍛え方を熟知してるマネージャーと喧嘩屋もどきのゾクじゃタフネスが違うからね」


    弐大『こんの……』

    弐大『根性なしがぁぁぁっ!!』ボグァッ


    『ぐぼぇっ!!』フワッ

    ドサッ……

    712 = 33 :


    「猫丸ちゃんのアッパーが入ったー!紋土ちゃんの身体が宙に浮く強烈な一撃っす!立ち上がれない!」


    『……ち……くしょ……』

    『強く……なりてえ……』ガクッ

    弐大『……だったらワシが嫌って程鍛えてやるわい』


    「勝負ありっす!番長VSリーゼント対決の勝者は弐大猫丸ちゃんでしたーっ!」

    苗木「なんか壮絶な戦いだったね……」

    江ノ島「勝敗は決まってたけどねー」

    713 :


    ○●


    終里『ふっ!』ビュン

    戦刃『……っ!』サッ


    終里『っと』シュタッ


    戦刃『……』


    「おーっとー!?むくろちゃんと赤音ちゃんがエンカウント!赤音ちゃんの跳び蹴りをむくろちゃん紙一重でかわしたっす!」

    714 = 33 :


    終里『……よう。お前戦刃むくろだろ?』

    戦刃『私を知ってるの……?』

    終里『手にオオカミのイレズミ……ソニアが言ってたぜ。めちゃんこつええ超高校級の軍人がいるってな』ヘヘッ

    戦刃『ソニアさんが……』ポー


    苗木「あれ、なんだか戦刃さんぼーっとしてない?」

    江ノ島「お友達が自分の話してたみたいなんで悦に浸ってんでしょ。スイッチ入ったと思ったんだけどなー」チッ

    「むくろちゃん!唯吹もむくろちゃんの話しまくってるっすよ!」

    715 = 33 :


    終里『でもほんとにつええのか?見た感じ細っこいし、なんかぼーっとしてっし。さっきのかわしたのは認めてやっけど』

    戦刃『……』


    戦刃『……試してみればいい』スッ


    江ノ島「あ、スイッチ入った」

    「むくろちゃんが木銃構えたっす!」

    苗木「い、戦刃さん怒っちゃったの?」

    江ノ島「いや強いって言ってくれたお友達の期待に応えなきゃ、ってとこじゃない?」

    江ノ島「その友達の友達ぶちのめすことに抵抗ないところがほんと残念だよねー」

    716 = 33 :


    終里『……ま、それもそうか。ダラダラくっちゃべるなんて性に合わねーことしちまったぜ』

    終里『行くぞ!』ゴッ

    戦刃『……いつでも』


    終里『……ふっ!』ダッ


    終里『だだだだだ!!』シュシュシュシュシュ

    戦刃『……』ヒョイッ ヒョイッ


    「赤音ちゃん猛ラッシュ!むくろちゃんはそれを右へ左へかわし続ける!」

    717 = 33 :


    戦刃『……』バッ……

    戦刃『……っ!』ビシュッ


    ガッ


    終里『ぐっ!』


    ガシャーン


    「むくろちゃんの強烈な一突き!赤音ちゃん間一髪でガードするも、吹っ飛んで教室へ突っ込んだっす!」

    江ノ島「ガードした腕死んだねー」

    苗木「……腕どころか、あれじゃ全身ただじゃすまないよ!」


    終里『ってて……!なにすんだ!』バーン

    「立ち上がったー!流石っす赤音ちゃん!」

    苗木「す、すごいタフさ……」

    718 = 33 :


    戦刃『……』


    戦刃『……降参して』


    終里『……は?』

    終里『何言ってんだお前……?』


    「これは……むくろちゃんが赤音ちゃんに降伏要請っす!」

    苗木「い、戦刃さん……!?」ゾッ


    戦刃『その、あなたはもう……解ったから』

    終里『解っただぁ?こっちはわけ解んねーぞ!』

    719 = 33 :


    戦刃『右腕……使えないよね』

    終里『だからなんだよ?こっからだろ?勝った気でいんじゃねーぞ!』


    戦刃『……次は左腕』


    終里『……は?』


    戦刃『その次は右脚……そのまた次は左脚』

    戦刃『……あなたの意識を奪うのは大変そうだから、まず身体を壊してくしかない』


    戦刃『……できればやりたくない。降参して』

    終里『っざけんじゃねー!』ガシッ ブンッ

    「赤音ちゃんが教室の机を投げつけたーっ!」

    720 :



    戦刃『……』ダッ

    ヒュン  ガシャンッ


    「むくろちゃん地を這うような姿勢で駆け出した!机はむくろちゃんの頭上を通過!」


    終里『返り討ちにしてやる!』シュッ

    戦刃『……』ヒョイ……ビシュッ


    ズガッ


    終里『ぐっ……!』タタッ

    「赤音ちゃん左腕を突かれてしまった!」

    721 :

    この腑抜けがッッッ. 敵に勝利を哀願するとは. なんという軟弱ッッッ. 消え失せいッッ

    722 = 33 :


    戦刃『……降参して』

    終里『ふざけんな……!』


    戦刃『子どものケンカじゃないんだから……』ユラ

    戦刃『いくら身体能力がすごくても、ベースの固まってない敵の相手なんて簡単だよ……』



    戦刃『だって人を壊すのにものすごい力なんていらないから……ただ壊す方法を知ってれば』



    終里『……っ!?』ゾゾゾ

    終里(なんだこれ……!?オレが……ビビってんのか……!?)

    723 :


    「あのー、なんかむくろちゃんがダークな感じになってるんすけどー……」

    江ノ島「お姉ちゃんは元々あんな感じだよ。基本的に空気読めずに思ったことそのまま言うから、戦闘に関しては平気でおっそろしー台詞吐くよ」

    苗木「……確かにああいう一面もあるけど、普段の大人しくて優しい戦刃さんが偽者ってわけじゃないからね」

    江ノ島「その大人しくて優しいって一面は誰かさんのおかげで形成されたっぽいんだけどねー」ハァ


    戦刃『……もう一度言う。降参して』ジリ

    終里『だ、誰がするかよ……!』


    戦刃『……仕方ないなぁ』ボソ


    終里『……っ!』ゾクッ

    724 = 33 :



    戦刃『……あ』ハッ


    終里『……は?』


    戦刃『……なにあれ……』スッ

    終里『……っ!?』バッ



    戦刃『……』ダッ……クルッ……


    終里『……何もねーじゃ』
    戦刃『……』ブンッ


     ゴ ン ッ 


    終里『……きゅう』ドサッ


    「む、むくろちゃんまさかの古典的トラップ!!よそ見した赤音ちゃんの頭を木銃の銃床(ストック)部分でぶん殴ったーっ!」

    725 = 33 :


    戦刃『……うまくいった』フゥ


    「赤音ちゃん気絶!むくろちゃんの勝利っす!」

    苗木「な、なんていうか……」

    江ノ島「これこそ子どものケンカでしょーよ……なにこの残念なカード」



    江ノ島「……まあ、ビビらせまくってたからうまくいったんだろうけど、んなこと計算してないんだろーなー」

    726 :


    ○●


    「えー、出会ってしまったというか、出会うべくして出会ったというか……」

    「猫丸ちゃんとさくらちゃんのご対面っす!」


    弐大『……』バチバチバチ

    大神『……』ドドドドド


    弐大『……弐大猫丸じゃ』

    大神『……大神さくら……だが』

    大神『口先での語り合いに興味はない……!』スッ

    弐大『がっはっは!それは失礼した!ならばとっとと、拳で語るとするかのう!』スッ


    「両者構えたっす!」

    江ノ島「完全に画ヅラが格ゲーだよこれ」

    727 :



    弐大『……のう大神』

    大神『……口先で語らぬと言ったはずだが』


    弐大『一撃じゃ』

    大神『……フン、いいだろう』


    苗木「……一撃?」


    弐大『……』

    大神『……』



     ド ン ッ 



    「うひゃあぁぁあ!!」

    苗木「どわぁっ!?」

    728 :

    安元で一撃だとどこぞのマッキー思い出すな

    729 = 33 :



    弐大『ふ……』

    弐大『……見事……!』ドサッ


    大神『そちらこそ……な』グラッ


    「な、何が起きたっすかぁ!?気づいたらクロスカウンターみたくなってて猫丸ちゃんが倒れたっす!」

    苗木「衝撃で周りのガラスとか割れてるよ!」


    江ノ島「ほんとに一撃で終わっちゃったよ……」

    「盾子ちゃん解説プリーズ!」

    江ノ島「解説も何も見た通り、クロスで必殺パンチ打ち合って大神が勝ったってだけだって」

    苗木「初めは果たして決着がつくのかって思ったけど……強い人同士の戦いが長引くとは限らないのか……」

    730 = 33 :


    ○●


    戦刃『……』タタタタタ

    外部参加者『ひいい!』タタタタタ


    「えー人数も残り数人となった現在。むくろちゃんは逃げる最後の外部参加者を追っかけてるっす」

    江ノ島「鬼ごっこじゃないんだからさー……」


    外部参加者(畜生!ここまできたら逃げ切ってやる!)タタタタタ

    戦刃(逃げ足速い……けど、もうすぐ潰せる)タタタタタ


    「おーっと!外部参加者廊下を曲がった!」

    苗木「これ実況する意味あんのかな……」



    外部参加者『ぎゃあああ!!』

    731 = 33 :



    戦刃『!』ピタッ


    「外部参加者の断末魔ーっ!むくろちゃんも曲がり角の先を警戒してストップっす!」


    コツッ……コツッ……コツッ……コツッ……



    辺古山『……』スッ

    戦刃『……!』


    「ペコちゃんだーっ!曲がり角の先にいたのは超高校級の剣道家、辺古山ペコちゃんだったっすー!」

    732 = 33 :


    辺古山『今の男は……お前の獲物だったか?』

    戦刃『……多分』

    辺古山『済まない。打ちのめしてしまった』

    戦刃『……別にいい』

    辺古山『そうか、では……』スッ


    辺古山『私達の勝負といこうか』ギン

    戦刃『……!』スッ


    「流石ペコちゃん!シビれるっすねー!」

    苗木「ぼ、木刀だけど真剣を持ってるみたいに感じる……!」

    江ノ島「木銃対木刀かー!銃剣道対剣道の異種戦ってやつだ!」

    733 :


    辺古山『……斬る』

    戦刃『……』



    バッ



    ビシュッ
    ヒュンッ
    ガキィッ
    バシュッ
    シュンッ
    ……


    「め、目にも留まらぬ攻撃の応酬ーっ!それぞれの武器がマジで見えねーっす!」

    江ノ島「ここまでくると刃があろうがなかろうが喰らったら死ぬよね、うん」

    苗木「銃剣道は見たことないけど……少なくともボクの知ってる剣道の試合はこんなんじゃないよ……!」

    734 :

    むくろん強すぎ

    735 :

    流石は武器有りならオーガと渡り合える人

    736 :


    辺古山『基本的に刺突しかできない木銃でここまで出来るとは……やるな』ヒュンッ ビシュッ

    戦刃『……あなたも』シュッ シュバッ


    辺古山『……』シュバババ

    戦刃『……』シュバババ


    「も、もーついてけねーっす!」

    苗木「は、速過ぎる」

    江ノ島「えー?二人ともよく見てないとー、ほら」

    738 :

    まさにヤムチャ視点

    739 = 33 :


    辺古山『……』スッ……

    戦刃『!』


    江ノ島「辺古山センパイがタイミングずらしたよ」

    苗木「い、戦刃さん……!」


    辺古山『……』ギロ

    辺古山『………フッ!』シュッ


    ガキィッ


    戦刃『くっ……!』ギリギリギリ……

    「と、止めたっす!むくろちゃん間一髪でペコちゃんの胴打ちを止めた!」

    740 :


    苗木「でもあの止め方じゃ反撃できないよ……!」

    江ノ島「それはどうかなー?」


    戦刃『……』ガシィッ グイッ

    辺古山『なっ……!?』ガクンッ


    「むくろちゃんなんと木刀を掴んでペコちゃんを引き寄せっ……!?」


    戦刃『……っ!』ググッ……

    ブンッ

    辺古山『なんだと!?』ヒュオッ


    「ブン投げたァーっ!?」

    741 = 33 :


    ドシャァァ

    辺古山『ぐっ、く……!』


    戦刃『……』スチャッ


    辺古山『!?』

    戦刃『……』


    「むくろちゃん立ち上がろうとしたペコちゃんに木銃を突きつけたーっ!これは……」


    辺古山『完敗だ……降参する』


    「ペコちゃん降参!むくろちゃんの勝利っすー!」

    苗木「な、なんて無茶苦茶な……」

    江ノ島「だから言ったじゃーん。なんでもありのお姉ちゃんは強いってさ」

    742 :


    戦刃『……』ホッ

    辺古山『……敗者の身で図々しいかもしれないが……名前を訊いてもいいか?』

    戦刃『……戦刃むくろ。あなたは?』

    辺古山『辺古山ペコだ』

    戦刃『……かわいい名前。羨ましい』ボソ

    辺古山『えっ……』

    戦刃『えと……じゃあまたいつか』

    辺古山『……ああ、また手合わせしてくれ』

    743 :


    ○●


    「えー、我らが77期は全滅しちゃったっす!」

    「で、予想通りというかなんというか、残ったのは78期のこのお二人っす!」

    「戦刃むくろちゃんと大神さくらちゃーん!」


    戦刃『……』

    大神『……』


    苗木「クラスメイトの対決かぁ……」

    江ノ島「あらん苗木?もちろんお姉ちゃんを応援してくれるよねー?」

    苗木「い、いやだからどっちもクラスメイトだし!」

    江ノ島「あーあ、可哀想なお姉ちゃん。こんな舞台でも苗木に応援してもらえないなんて」

    「唯吹はむくろちゃん応援するっすよ!お友達っすからね!」

    苗木「澪田さんは少しは私情抑えなよ……」

    744 = 33 :


    大神『やはり、お主が最後の壁か……』

    戦刃『……大神さん……』


    大神『……来い』ドドドドド

    戦刃『うん……』コク

    戦刃『……』スッ


    戦刃『……っ』ダッ


    大神『はぁぁぁ!』グッ

    ブォンッ

    戦刃『!?』バッ

    ブォンッ
    ゴォッ
    ギュアッ

    戦刃『くっ……!』サッ サッ


    「さくらちゃん猛攻!滅茶苦茶はえーっす!それにこのヤバい風切り音!当たればミンチ確実っす!」

    745 = 737 :

    原作で見たかった対決だ

    746 :


    「しかしむくろちゃん避ける避ける避けまくりっす!踊るような華麗な回避!しかし攻撃に転じることができない!」


    苗木「え、江ノ島さんは……戦刃さんが勝つって予想してるんだよね?」

    江ノ島「うん。アタシが予想してるってことは、お姉ちゃんの優勝は決定事項だよ」

    苗木「戦刃さんはこれ、どうするの……?」

    江ノ島「……」


    江ノ島「これをなんとかしちゃうのがお姉ちゃんなんだよなー」

    747 = 33 :


    ○●


    戦刃「はぁ……はぁ……」バッ サッ

    大神「ふん!」ゴォッ ブォンッ

    戦刃(避けるので……精一杯……辺古山さんとの戦いでの消耗も……このままじゃ……)タタッ

    大神「はぁぁぁぁ!」ゴォォッ

    戦刃(このままじゃ……負ける……?)サッ



    (江ノ島「お姉ちゃん!希望ヶ峰武闘会出るんだよね?」)

    (江ノ島「ま、せいぜいがんばんなよ!アタシと苗木も実況席で見てるからさー!」)



    戦刃(見てる……盾子ちゃんと、苗木君が……!)バッ

    748 :


    大神(目に力が宿った……!来るか戦刃よ!)ブォンッ


    戦刃(……負けたくない!)ズサッ

    大神(だが我とて負ける気はない!)ブンッ


    戦刃(大神さんに小細工は通用しない……!)ヒュッ


    戦刃(通じ得るとすれば……自分を弾丸にした全身全霊の突撃だけ!)バッ

    749 = 33 :


    大神(覇気が溢れ出てきている……早く決めるべきか!)ゴォォッ


    チカッ


    大神「!?」

    大神(不覚っ……!弐大の一撃のせいかっ!)クラッ


    戦刃(今っ……!)グググッ……


    ダ ン ッ


    ビュンッ

    大神(速い……!?)

    戦刃「……っ!!」ヒュッ……


    ズ ゴ ォ ッ

    750 :


    ○●


    「いったぁぁぁぁ!!むくろちゃんの電光石火の一突きがさくらちゃんに突き刺さったぁぁぁ!!」


    戦刃『……』ハァ ハァ


    大神『……』


    戦刃『……っ』カクン


    苗木「お、大神さん倒れてないよ……!」

    「逆にむくろちゃんは力を出し切って膝を折っちゃったっす!これは勝負ありっすか……?」

    江ノ島「……そーだね」



    江ノ島「お姉ちゃんの勝ちー!」ウププ



    苗木「え……?」



    大神『……』


    「さ、さくらちゃん……立ったまま気絶してるっす!!」


    苗木「え、ええー!?」

    江ノ島「苗木はお姉ちゃんの戦闘能力とアタシの分析能力を舐めてたみたいだねー!」


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