私的良スレ書庫
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元スレモバP「ラッキースケベ?」
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ある日の午後、事務所の自分の席で遅めの昼食をとっていたPは、ふとあることに気がつき、一点を見つめた。
それはPの机の縁からひょっこりと目元から上半分ほど顔を覗かせて、こちらを見ている女性。
彼はいったん箸を置き、彼女と目を合わせ、じっと見つめ合う。
……何をするつもりだ?
端からはわからないが、実は彼の頭の中は既に臨戦態勢であった。
楓「……弁当早く食べんとう…」
それはPの机の縁からひょっこりと目元から上半分ほど顔を覗かせて、こちらを見ている女性。
彼はいったん箸を置き、彼女と目を合わせ、じっと見つめ合う。
……何をするつもりだ?
端からはわからないが、実は彼の頭の中は既に臨戦態勢であった。
楓「……弁当早く食べんとう…」
そんな中、ふいに相手の口から漏れた言葉は、お得意のおやじギャグだった。
しかし、彼は思わず身構えてしまう。
彼女をプロデュースしてから一年以上経つ彼だからこそ、彼女がこれだけでは終わらず、何か仕掛けてくるということが何となくわかる。
油断するな……。
彼は自分に言い聞かせる。
これまでも彼女からいろいろな目にあったことを思い出す。
しかし、彼は思わず身構えてしまう。
彼女をプロデュースしてから一年以上経つ彼だからこそ、彼女がこれだけでは終わらず、何か仕掛けてくるということが何となくわかる。
油断するな……。
彼は自分に言い聞かせる。
これまでも彼女からいろいろな目にあったことを思い出す。
仕事中に素敵な背中だったからという理由で抱きつかれたこと。
ズボンのチャックが開いてたからという理由で、わざわざご丁寧に口で閉めてくれたこと。
仕事先の旅館で部屋が違うのにいつの間にか全裸で隣に寝てたこと。
他にもいろいろあったが、油断しているといつも何かされる。
今回もわざわざギャグを言いに来たわけではないだろう。
そう思い、彼はひとまず理由を聞こうと少し乾いた口を開く。
ズボンのチャックが開いてたからという理由で、わざわざご丁寧に口で閉めてくれたこと。
仕事先の旅館で部屋が違うのにいつの間にか全裸で隣に寝てたこと。
他にもいろいろあったが、油断しているといつも何かされる。
今回もわざわざギャグを言いに来たわけではないだろう。
そう思い、彼はひとまず理由を聞こうと少し乾いた口を開く。
P「どうかしたんですか?楓さん」
楓「いえ、プロデューサーがお弁当作ってくるの久しぶりだなと思いまして」
P「え?あぁ……そういえば」
昔から彼はよく自分で弁当を作って持ってきていた。
倹約を兼ねた趣味のようなものだが、最近は忙しくて作る暇がなかった。
今日は余裕があったため久しぶりに作ってきたのだ。
楓「いえ、プロデューサーがお弁当作ってくるの久しぶりだなと思いまして」
P「え?あぁ……そういえば」
昔から彼はよく自分で弁当を作って持ってきていた。
倹約を兼ねた趣味のようなものだが、最近は忙しくて作る暇がなかった。
今日は余裕があったため久しぶりに作ってきたのだ。
P「……一番最初の出会った頃、思い出しますね。ほら、何を思ったか俺が、あーんなんて楓さんにしたとき」
楓「ふふふっ。懐かしいですね」
彼は彼女が事務所に入ってきたばかりの頃、ぎこちない態度だった彼女に、食べます?なんて弁当のおかずを突き出したことを思い出す。
彼は今でも、当時の自分が何を考えていたのか彼自身でもわからない。
完全に変な奴だったなと、時折思い出しては穴に埋まりたくなる衝動に彼は駆られる。
しかし、あの日を境に彼と彼女はよく喋るようになったのだ。
弁当のおかずを箸でつつきながら、昔の思い出に浸っていたPは、昼間から何思い出してんだかと少し呆れたように笑った。
楓「棒を持ったままボーッとしちゃ、めっですよ。プロデューサー」
耳元で呼ばれた彼は楓の方を向くと、唇が触れてしまいそうなほど近くに彼女の顔があり、思わず仰け反ってしまった。
P「近い近い、近いですよ楓さん」
楓「あの、また前みたいにあーんしてくれませんか?」
P「は、はい?いや、唐突になんですか?」
楓「今なら人も疎らですし…ね?」
ほんのり頬を染めて微笑む彼女に彼は思わずドキリとする。
確かに事務所内は人が疎らであるし、一度自分からやってしまっているせいか、お願いもそんなに突拍子もないことではないように彼には感じられた。
P「いや、ね?じゃないんですけど……まぁ、それぐらいなら良いですよ」
楓「うふふっ、ありがとうございます。正直、断られるんじゃないかなと思ってました。」
P「前に一度、俺の方からやっちゃってますしね。まぁでも、これっきりですよ?」
箸でおかずのエビチリを一つ摘むと、彼女の口元へと慎重に運ぶ。
P「はい、……あーん」
同じようにあーんと言いながら口を開けて待っている彼女の口におかずを入れる。
月並みな言い方だが、彼は親鳥になった気分であった。
おいしそうに食べる彼女に彼は愛おしさを感じた。
P「味、どうですか?」
楓「おいしいです。やっぱりプロデューサーはお料理上手ですね」
P「ははっ、そんなことないですよ」
そういうと彼は机に置いてあったマグカップを手に取り、冷めたお茶に口をつける。
マグカップを再び机に置くと、今度は彼女が置かれたばかりのマグカップを取って、彼が口をつけたところとまったく同じところに口をつける。
楓「覚えてますか?最初に食べさせてくれたのも、エビチリだったんですよ?」
P「あぁ、確かそうでしたね。楓さんの口元についちゃったチリソースを拭いた記憶あります。」
楓「(チリのチリソース)…本当に懐かしいですね」
そういって彼女はマグカップを置くと箸を手にし、エビチリを一つ摘んだ。
楓「はい、お返しです。あーん」
P「いや、別にいいですよ。……いや、そんなにしょんぼりしないでください」
明らかに落ち込む彼女に、しょうがないなぁ、と言い口を開く、しかし笑みを隠しきれない。
彼は相変わらず可愛らしい人だと内心で思っていた。
……それは明らかな油断であった。
P「あーん」
少しずつ近づいてくるエビチリを口を開けて待つ。
が、エビチリは彼の口に入ることは無く、寸前で彼女の口の中に入れられた。
思わず彼は笑う。この後の展開を知る由もなく。
P「はははっ、一本取られ……」
ガシリ
という効果音がつきそうな勢いで両手で頭を固定される。
P「えっ」
などと驚きの声を上げている間に、彼女の顔は彼の目の前だった。
P「ん!?」
口移し!咀嚼されたエビチリが流し込まれる!
少しずつ近づいてくるエビチリを口を開けて待つ。
が、エビチリは彼の口に入ることは無く、寸前で彼女の口の中に入れられた。
思わず彼は笑う。この後の展開を知る由もなく。
P「はははっ、一本取られ……」
ガシリ
という効果音がつきそうな勢いで両手で頭を固定される。
P「えっ」
などと驚きの声を上げている間に、彼女の顔は彼の目の前だった。
P「ん!?」
口移し!咀嚼されたエビチリが流し込まれる!
いつの間にか、のしかかるように、椅子に座る彼に跨り、彼女はその細い腕で彼の頭をがっちりホールドしていた。
流し込まれたエビチリを彼が飲み込むと、とうとう彼女は情熱的なディープキスに入る。
何人か事務所にいたアイドルたちが気がついて、チラリと彼らの方を向いたが、すぐに個々の日常へと戻った。
たった今、役場から事務所に戻ってきて、婚姻届を握り締め硬直している一人を除いて。
彼は何度か押し返そうとしたが、如何せん触った所が胸であり、押し返そうとする度に揉む形になるものだから、彼女の方はより熱が入り舌を絡ませた。
全てが終わると彼女は紅潮した顔で、ふふっ、と少女のような笑みを見せウインクすると、笑顔でその場を去った。アラレちゃん走りで。
それを見送りながら、彼はため息を吐く。
何を言う気力も残ってはいなかった。
彼はもう一度ため息を吐くと、彼女が去った入り口から背を向けるように椅子をくるりと回して、ギンギンに勃った息子をどうするか悩む。
疲れた顔で天井を仰ぐと、目の前には和久井留美の顔があった。
P「あっ」
第二ラウンドのゴングが鳴った。
番外編、完
paとcuも考えたんですが、何個か書いてユッキ以外は全部没に
ユッキは別のSSで書こうと思うので今回は出しません
今回楓さんは変態分を少な目にしました
これで番外編は終了
後は本編以外は書きません
ギンギンに立ったバベルの塔をワクワクさんがどうにかする所を書く必要があるんじゃないですかねぇ…
あっ(察し)
Coは重くて変態が多いという風潮
いいと思います
Coは重くて変態が多いという風潮
いいと思います
>>179
これはラッキースケベ? だから、間違ってはいない
これはラッキースケベ? だから、間違ってはいない
チャックって下りてたら口であげてもらえるのかー
ちょっと外に出かけてこようかな
ちょっと外に出かけてこようかな
>>187
何言ってんの?
何言ってんの?
>今回楓さんは変態分を少な目にしました
つまり楓さんはあと2回も変態を残していると…?
つまり楓さんはあと2回も変態を残していると…?
今日か明日には投下します。
今回は変態は間接的にしか出てきません。
今更ながらに気づいたんだが、アイドル達のPへの好感度と変態度って正比例してないかい?
晴「チッ…レッスンじゃねーならちゃんと言えよ」
P「ごめんな、昨日の夜に決めたからさ……朝に連絡すべきだったな」
晴を助手席に乗せてPはある場所へと向かっていた。
彼女がアイドルに興味を持つか。あわよくば、なる気になるか。今日が勝負どころだと彼は意気込む。
しかし、どうも先程から肝心の彼女の機嫌が悪いことが彼には気がかりだった。
原因はわからない、しかし今日がレッスンではないことを、事前に知らせなかったから怒っているというわけでは無いことは、わかっていた。
彼がそのことを知らせる前から彼女は不機嫌だったからだ。
P「ごめんな、昨日の夜に決めたからさ……朝に連絡すべきだったな」
晴を助手席に乗せてPはある場所へと向かっていた。
彼女がアイドルに興味を持つか。あわよくば、なる気になるか。今日が勝負どころだと彼は意気込む。
しかし、どうも先程から肝心の彼女の機嫌が悪いことが彼には気がかりだった。
原因はわからない、しかし今日がレッスンではないことを、事前に知らせなかったから怒っているというわけでは無いことは、わかっていた。
彼がそのことを知らせる前から彼女は不機嫌だったからだ。
お互いに無言、車内にかかるラジオの音が、大したボリュームでも無いのにやたらと大きく聞こえる気が彼にはした。
目的地に向かう途中の信号待ち、Pは女性に頬を抓られている男を窓ガラス越しに見ていた。
少し前に男が、すれ違った女性に見惚れていたように見えたので、そのせいであろう。
そこで、ふと、彼の頭にある考えが過ぎった。
信号が青になり、車を発進させる。
いや、まさか……。
しかしこのまま放っておくのも、これからのことに支障が出かねない。
Pは少し迷ったが晴に話しかけた。
P「……レッスンといえば、そういえばな」
道を左折する際にチラリと彼女の顔を見る。
少し不機嫌そうだ。
彼はそのまま話を続けた。
P「今日の朝、ドタキャンの連絡をトレーナーさんに」
晴「うるせー」
彼は見事に地雷を踏んだ。そして理解した。
女性の多い職場、さらにあれだけ自身に好意を示してくるアイドルがいる彼には、見慣れた感情。
理由はわからない、だが晴は、彼女は、明らかにPが女性と接触することを好んではいない。
そう、それは嫉妬であった。
それはあまりにも唐突だった。
道を左折する際にチラリと彼女の顔を見る。
少し不機嫌そうだ。
彼はそのまま話を続けた。
P「今日の朝、ドタキャンの連絡をトレーナーさんに」
晴「うるせー」
彼は見事に地雷を踏んだ。そして理解した。
女性の多い職場、さらにあれだけ自身に好意を示してくるアイドルがいる彼には、見慣れた感情。
理由はわからない、だが晴は、彼女は、明らかにPが女性と接触することを好んではいない。
そう、それは嫉妬であった。
それはあまりにも唐突だった。
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