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元スレモバP「ご褒美ボックス?」
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――事務所、朝
P「なんですか、それ?」
ちひろ「その名の通りですよ。アイドルの子たちにご褒美を与えるためのボックスです」
P「いやまあ……よくある抽選箱にマジックでそう書かれていたらわかりますけど。訊きたいのはそっちじゃないです」
ちひろ「一生懸命仕事をしたアイドルにご褒美も与えたくないだなんてプロデューサーさんのおに、あくまっ」キラキラ
P(立場が変わってるからって嬉しそうに……)
P「違いますよ。単にご褒美ってだけなら普通に訊いたらどうなんです。抽選箱だったら希望もくそもないんじゃ?」
ちひろ「それだと面白くな……こほん。それだと私が面白く無いからです」ニコ
P(言い直して悪化した――!?)
ちひろ「まあ、プロデューサーさんは普段からそういうのはしてますし、被るのもどうかと思いまして。一種の余興みたいなものです」
P「……それって結局損するのアイドルですよね?」
ちひろ「やだな、プロデューサーさん。アイドルの新たな一面を見つけて伸ばすのもプロデューサーの役目ですよ!」
P「よくもまあいけしゃあしゃあと……」
ちひろ「プロデューサーさんって結構辛口ですよね」
P「お互い様です」
ちひろ「相思相愛?」
P「アイドル達への思いならそうですけど。……それで、もう中身は入ってるんですか?」
ちひろ「勿論入ってますよ。アイドルの子はたくさんいるのでまだ少数ですけど」ユサユサ
P「全員分があった方が驚きですよ」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1389101828
ちひろ「それじゃ、誰か来たら中身を引かせてあげてくださいね♪」
P「……あの、その紙に書かれたご褒美が高額なプレゼントとかだった場合って」
ちひろ「……♪」ニッコリ
P(うーわー……)
ちひろ「ふふ、冗談です。一応紙を入れる時に内容を確認しましたのでそういうのは無いですよ」
P「それなら一応安心ですね。まあ形はどうであれアイドルを慰労できるならよしとしますか――」
ガチャ…パタン
ちひろ「と、早速来たようですね。私は潜んでますので後はお願いしますっ」シュタッ!
P「おい潜むんじゃなくて仕事しろ事務員――って、もういねえ……」
トコトコ…
P「……仕方ないか。誰だかわからないけどとりあえず頑張ろう、ビッグになろう」
亜季「おはようございます、であります。プロデューサー殿!」ビシッ
P「おはよう。今日も朝から元気だな」
亜季「上官への挨拶が貧弱とあっては重罰もの。当然であります」
P「いや俺軍に所属してないからな? 経歴も普通の大卒だからな?」
亜季「沢山の部下を従え戦場を駆け抜ける姿はまさに熟練の戦士そのものでありますよ」
P(上官なら戦場を駆け抜けはしないと思うぞ…勝手なイメージだけど)
P「まあそれはともかくとしてだ、早速だがこれを引いてくれないか?」
亜季「む? この箱はなんです?」
P「ちょっとしたお遊びみたいなもんだ。引いた内容を俺がプレゼントすることになってるんだが、亜季がトップバッターだな」
亜季「プロデューサー殿が、でありますか? 不思議ですね……了解、この大和亜季、いざ先陣を――」ガサッ
つ[ささやかなティータイム]
P「ん? これは……雪乃の字だな」チラ
亜季「ティータイム……むむ、私には似合わぬ優雅な響きです」
P「亜季はこういうのはしないタイプか?」
亜季「どちらかといえば動き回る身ですから。プロデューサー殿も同じでは?」
P「そうでもないさ。誘われて嗜む事もあればふと腰を落ち着けたくなる時もある。大事なのは常に動くんじゃなくて、忙しい中でいかにして休むか、だ」
亜季「流石でありますな。ちなみにプロデューサー殿はいつお休みになられるのでありますか?」
P「はっきりとした休みって訳じゃないが、こうしてアイドルの皆と話したり、仕事が終わってなんとなく居酒屋に入ったりして料理を楽しんだり、な」
亜季「それは私との会話でも、でありますか?」
P「おう、勿論だ。亜季の言葉からはよく元気をもらうよ」
亜季「そう、ですか……何だか照れますな、あはは」
P「お、珍しい顔ゲット。今のは可愛いぞ」
亜季「……プロデューサー殿は良い戦術師でもあるようですな」
・ ・ ・
P「はい、コーヒー。砂糖は好みで入れてくれ」コト
亜季「申し訳ありません、紅茶はあまり心得がなく……プロデューサー殿を遣わせてしまうとは」
P「そういうのはナシだ。気楽に行こうな」
亜季「はっ、了解であります」
P(その返事がもう気楽じゃないような気が……)
亜季「ところで、ティータイムとはどのようにするのでありますか? 私は何分経験が無く……」
P「いや、そんな身構える必要はないぞ。ティータイムなんてただの手段でしか無いからな」
亜季「手段とは?」
P「腰を落ち着けるための名分でしかないということ。極端な話、茶を飲まなくても休めるならティータイムだということだ」
亜季「紅茶ではなくコーヒーというのも、そうでありますか?」
P「あれ、亜季はコーヒー苦手だったか?」
亜季「いえ、この苦味がよい目覚めを生んでくれるので好きであります。しかしプロデューサー殿、ティータイムといえば紅茶では?」
P「確かにその通りだし、実際雪乃とするときは紅茶を飲んでるな。大体ジャスミンティーだ」
亜季「なのに今回はプロデューサー殿もコーヒーなのですね」
P「……ほら、なんだ。ティータイムって、ゆっくりする時間を共有するだろ? だったら同じコーヒーの方がいいかと思ってな」ハハ
亜季「なるほど……ティータイムも奥が深いのであります」
P「はは、勝手な俺の考えだよ。じゃ、頂きますか」
亜季「了解、いざ出撃であります!」
コク、コク…カチャ
P「亜季はもう事務所に慣れたか、って訊くのはもう遅いぐらいだな」
亜季「はい、もはやここは私の庭でありますよ」
P「でも早朝とか事務所に入る時たまにクリアリングするのは止めような」カチャ
亜季「……っ!」ドキッ
P「俺時々事務所で夜過ごすからさ、時々すごい慣れた動きが見れるんだけど……一応仕事の場だから、うん」コク
亜季「き、気をつけます……」カァァ
P「いやまあ誰もいない部屋に居ると色々したくなるのはわかるぞ。実は俺もよくやるから」
亜季「へ、プロデューサー殿も、でありますか?」
P「何となく事務所を歩き回ってみたくなったり鼻歌をしたくなったりな」ハハ
亜季「意外な一面です……」
P「真面目な堅物だと思ってたか?」
亜季「いつもスーツを着ておられるので、何となくそう見えてしまいます」
P「んー、じゃあ今度の夏はアロハシャツで仕事でもしてみるか」
亜季「あはは、アロハシャツでありますか!」
P「おいおい、笑うなよ」ハハ
亜季「ふふ、すみません。お優しいのは承知していましたが、こんな冗談を聞くのは初めてで驚きました」
P(割と冗談というわけでもないんだけどな。暑いし)
P「俺も普段はそんな冗談を言う事は滅多にないからな。これが特別だ」
亜季「これもティータイムの力、でありますか?」
P「そんな感じだな。亜季にはまだわからんだろうが、普段話せないことでも酒を挟めばどんどん進むことがある。ティータイムも似ている部分はあるんだろうな」
亜季「この雰囲気が、穏やかにさせてくれるのでありますな」
P「そういうこと。そう思うのは俺だけかもしれないけど」
亜季「……私もプロデューサーに賛同いたしますよ」
P「そう言ってくれると嬉しいな」
亜季「私もいつもより饒舌になっているような気がします。プロデューサー殿と一緒にコーヒーを飲む時間はこうも楽しいのでありますな」
P「これで紅茶なら堂々とティータイムを名乗れるんだけどな。そこはご愛嬌だ」
亜季「では今度は、紅茶で試してみるのであります!」
P「お、やる気だな」
亜季「見えなくとも突き進まなければ活路は見いだせません! 紅茶は飲まないのでわかりませんが、プロデューサー殿の言う事なら道は明るいでしょう!」
P「いや、そこは人の好みだから……」
亜季「ならば私の好みを見つければ良いこと。ですが明かりの無い今は難しいのであります。……よかったらプロデューサー殿のおすすめをお聞かせ願えませんか?」
P「それなら喜んで。じゃあ亜季はどんなタイプの紅茶が飲みたい?」
亜季「そうですね、私は――」
00
・ ・ ・ ――:
00
亜季「ありがとうございました。とても楽しい時間を頂いたのであります!」
P「こちらこそありがとう。レッスン前で早く来てくれたのに悪いな」
亜季「いえ、ティータイムを通じて私はもっと精神を研ぎ澄ませられそうですから、むしろ早く来てよかったのですよ」
P「いい顔だ。ああ、そうだ。ついでに亜季も希望の紙をまたあとで書いてもらえると嬉しい」
亜季「了解であります。それでは大和亜季、レッスンルームへ突撃します!」
ガチャ…パタン
P「……ティータイムとはまた違った形だが、まあお題はクリア……ですよね、ちひろさん?」
ちひろ「はい、オーケーです」ヒョコ
P(当てずっぽうに言ったんだが本気で潜んでたのか……)
ちひろ「亜季ちゃん、すごく楽しそうな顔してましたよ。流石ですね」
P「慣れないことさせて悪い気もしますけどね。楽しんでくれたならまあ良しとしましょう」
ちひろ「その調子ですよ。じゃあ次からも頑張って下さいね!」
P「……ですよねー」
ちひろ「プロデューサーさんならできますよ! じゃあまた私は潜んでますから!」シュタッ
P「いやだから潜んでないで仕事――……もう消えたか」
P(その無駄で謎な能力を仕事に活かして欲しいんですが)
カチャ…
P「ん、また誰か来たのか。まあ仕事まで時間あるし、次もやってみよう。……決して暇な訳じゃないからな」ボソ
ちひろ(誰に対しての言い訳ですか?)
P(こいつ……直接脳内に……!)
奈緒「あーねむい……夜更かししすぎたか」トコトコ
P「おお、奈緒か。おはよう」
奈緒「うお、Pさんっ!?」ビクッ
P「会うなり驚くたぁこっちもびっくりだぞ…」ドキ
奈緒「あ、ゴ、ゴメン……ちょっとぼーっとしてた」
P「また溜まってたアニメ消化してたのか?」
奈緒「う」
P「見るのは構わんが程々にしてくれよ。目にも悪いしな」
奈緒「き、気をつけるよ」
P「ほい、それじゃあ早速これを引いてくれ」ゴソッ
奈緒「いきなり何だよPさん、箱を抱えて」
P「こいつを見てくれ、これをどう思う?」
奈緒「すごく、抽選箱です……」
P「まあ書いてるしな」
奈緒「いやというか、ホントにいきなり何だよ」
P「かくかくしかじか」
奈緒「まるまる……ってそれじゃわからねェよ!」
P「ふむ、奈緒にはまだ早かったか」
奈緒「早い遅いの問題じゃなくて!」
P「一応説明しておくと、ここに入ってる紙の内容をプレゼントするコーナーだ」
ちひろ(コーナーって言った…)コソ
奈緒「どこのテレビ番組だよ……んで、私が引いていいのか?」
P「一応他のアイドル達の欲しい物を紙に書いてもらってるから、それのどれかをもらう形になるな」
奈緒「私は書いてないぞ?」
P「……それはちひろさんに訊いてくれ」ボソ
奈緒(ああ、やっぱりちひろさんの悪巧みだったんだなァ…)
P「眠い所悪いな。ちゃっちゃと終わらせるから頼むよ」
奈緒「んまあ、貰えるなら悪い気はしないけどよ……そいっ」ガサ
つ[膝枕]
奈緒「」
P「」
奈緒「え、ちょ、まっ……誰だよこれ書いたのぉ!」
P「そこそこ綺麗な字だが……」チラッ
シーン
P(教えてはくれないか……)
奈緒「待ってくれよPさん、これってプレゼントってことだから、つまり――」
P「あー、うん。……俺の膝で眠れ、ってことかな」
奈緒「」ボッ
P「落ち着け奈緒、湯気が出てる」
奈緒(うわああああああああPさんの膝とかあああああああああ)プシュー
P「嫌なのは解ってるから! でもそういうコーナーだから一分だけ、な? クリーニングしたてだからスーツも汚くないし」
奈緒「なんでクリーニングしてんだよおおおおお」
P「えっ」
奈緒「……あっ」
P「……始めるか?」
奈緒「……お願いします」
ゴソ、スス…
P「どうだ、気持ち悪くないか」
奈緒「な、何も考えられない……」
P「判断に困るな、それは」
P(今事務所のソファで俺が座って、その膝に奈緒が頭を預けている)
奈緒「ふぁ……」
P「ん、大丈夫か奈緒?」ナデ
奈緒「――!?」ビクッ
P「そういえば夜更かししてたって言ってたっけ。眠いみたいだな」
奈緒(Pさんがわ、私の頭を撫で……っ!)
P「はは、こんな固い枕で悪いが、静かにしてるから寝てみるのはどうだ?」
奈緒「え……あ、そ、そうするよ……」
P「次の予定の時間になったら起こすから心配しないでいいぞ」
奈緒(寝れるわけないだろばかああああああああん)
――十分後
奈緒「……すぅ」
P(……ホントに眠かったんだな)サラ
奈緒「んゅ……」
P(寝顔は穏やかだな……はは、普段はあれだけぎゃいぎゃい言ってるのに)
奈緒「……」
P(恥ずかしがってても、ちゃんと前向きに仕事を頑張ってくれる。そんな所、俺は好きだぞ、奈緒)ナデ
P(……)
P(……俺も、眠たくなってきたな)
奈緒「ぁ……」
P(少しだけ、少しだけ……寝よう)
チッ、チッ、チッ……
00
・ ・ ・ ――:
00
ちひろ「……プロデューサーさん、奈緒ちゃん、時間ですよ」コソ
P「んえ……あ、ちひろさん……って、今何時です?」ボソ
ちひろ「プロデューサーさんが寝てから三十分ですよ」クス
P「うああ、良かった……まだ少し時間じゃないですね」
ちひろ「ふふ、よく眠ってましたよ……奈緒ちゃんもね?」
奈緒「っ!?」ビクッ
P「って、奈緒、起きてたのか?」
奈緒「ん、ま、まあ……ついさっきだよ」ムク
P「そうか。ああ、髪が少し崩れてるな」サワ
奈緒「ひゃっ……」
ちひろ「あら。じゃあ、化粧室に行って少し戻してきたらどう?」
奈緒「う、うん。そうする……っ」ボッ
タタタタ…
P「やっぱり女性は髪型気にしますよね」
ちひろ「えっ」
P「えっ」
P「……それで、これでいいんですよね?」コホン
ちひろ「色々(プロデューサーさんが)心配ですけど、まあ大丈夫です」
P「どういう判断基準なんですか…」
ちひろ「あ、そういえば奈緒ちゃんに紙書くの言ってませんでしたね」
P「そうですね……まあ、仕事送る時にでも言いますよ」
ちひろ(……大丈夫かな、奈緒ちゃん。私が言うのもなんだけど)
P「ついでとはいえ少し眠れてスッキリしましたし、さあ仕事しましょうか、ちひろさん」
ちひろ「えー」
P「えーとか言わない!」
ちひろ「仕方ないですねえ。これぐらいで勘弁してあげます」
P(むしろ勘弁して欲しいのはアイドルの方だと思うんだけどなあ……)
To be continued...
比奈や由愛、蘭子等お絵かきアイドルの似顔絵をPが書く
響子、川島さん、拓海等に手料理を振る舞う
杏をゲームでフルボッコ
晴ちんと個人的なファッションショー
かな子、法子、雪乃、志保、みちる、菜帆等と食べ歩き
夏樹、又は拓海と(タンデム)ツーリング
ゆかり、音葉、あい、星花、千秋、久美子等とコンサート鑑賞
パッと思い付いたものでこんな感じ
響子、川島さん、拓海等に手料理を振る舞う
杏をゲームでフルボッコ
晴ちんと個人的なファッションショー
かな子、法子、雪乃、志保、みちる、菜帆等と食べ歩き
夏樹、又は拓海と(タンデム)ツーリング
ゆかり、音葉、あい、星花、千秋、久美子等とコンサート鑑賞
パッと思い付いたものでこんな感じ
寿司パーチーならナターリアをお忘れなく。みくで笑い取るのもいいかもトカオモッテナイデスヨ
紗南でサバゲ
森久保でラグビー
ヘレンでおままごと
薫で結婚式(ごっこ)
紗南でサバゲ
森久保でラグビー
ヘレンでおままごと
薫で結婚式(ごっこ)
荒木先生と蘭子とゆあちゃんと沙紀ちゃんをスケッチに連れて行ってあげたい
ネタ出しはいいが趣旨として「Aのお願いをBが引く」って前提忘れて
当人の希望やPがそのままご褒美内容考えたようなの何人か書いてないか?
まぁたまたま趣味に合致するのを引いたと考えればそれでもいいんだが
あ、ネタとして
・夜の森(自殺の名所)に散歩にいく藍子
・ランニングにいくかな子or海老ちゃん
・着ぐるみプレゼントされる美優さん
・スーパーヒーロータイム鑑賞するほたるや先輩
・Pが全身マッサージ引いたjsかjc組
・Pの奢りで飲み会にいく菜々さん
適当にハズレ?な人も考えてみた
当人の希望やPがそのままご褒美内容考えたようなの何人か書いてないか?
まぁたまたま趣味に合致するのを引いたと考えればそれでもいいんだが
あ、ネタとして
・夜の森(自殺の名所)に散歩にいく藍子
・ランニングにいくかな子or海老ちゃん
・着ぐるみプレゼントされる美優さん
・スーパーヒーロータイム鑑賞するほたるや先輩
・Pが全身マッサージ引いたjsかjc組
・Pの奢りで飲み会にいく菜々さん
適当にハズレ?な人も考えてみた
証人ちっひー&社長、Pの名前記入済み婚姻届けを手渡しするるーみんの希望を志乃さんあたりの他の年長組が引く
・ ・ ・
ちひろ「さて本日も始まりましたご褒美ボックスのコーナー」
P「始まっちゃいましたねえ……」
ちひろ「ほらほら、プレゼンターが調子低くてどうするんですか!」
P「いや調子高かったら駄目ですよね、立場的に」
ちひろ「前回初めてやってみてどうでした?」
P「んー、亜季はまあ素直かな、と。そういう意味では『広い』ですよね」
ちひろ「受け入れる気持ちがありましたからね。では奈緒ちゃんは?」
P「一言で言えば……可愛いですよね」
ちひろ「ええ、まあ、わかります。なんなんですかねあの空気」
P「仕草とか、作ってないのがよくわかって逆に好評価的な。しどろもどろ奈緒は定番ですけど」
ちひろ(定番化してる……まあその通りなんですが)
P「ああ、それと亜季と奈緒の紙も回収してきたんで入れときますね」ポイー
ちひろ「毎度空三でビールグビーですか」
P「いや意味わかんないす」
ガチャ…
ちひろ「お、早速来ましたねー。じゃ、前回よろしく今回もおねがいします――」シュタッ
P「おおっとそうはさせない既にちひろさんの腕を掴んで――……って、丸太だと……!?」
ちひろ(れでぃのぼでぃは気軽にたっちしてはいけないのですわ)
P(誰だアンタ!?)
みく「にゃにゃーん、にゃーん、うみみゃあ♪」
P「おいバカやめろ」
みく「おっはよ、Pチャン! 今日もいい朝だにゃ!」
P「お、おう、おはよう。いつもながら元気だな」
みく「あったり前川クラッカーにゃ! みくは元気印なんだからね♪」
P(何か妙に古いな…)
みく「そーれーでー、ご褒美あるんでしょ? でしょ?」ニャン
P「ああ、みくは既に紙書いてたんだっけな。じゃあルールも知ってるか」
みく「勿論にゃ! みくのお願い、引くんだからねーっ」
P「よし、その調子だ。じゃあこの中から引いてくれ」ドサッ
みく「なんか音でかいような気もするけどみくは負けないにゃ――」ガサッ
つ[わんこと散歩]
みく「」
P「oh...」
・ ・ ・
聖来「――はい、わんこ。三十分ぐらいで満足すると思うからよろしくね」
P「わかった。休みなのに悪いな」
聖来「いいのいいの。出来ればアタシが引きたかったけどね」
みく「うう、まさかわんこと散歩だなんて……みくはにゃんこなのに…ぺるそにゃだにゃ」
P「猫アイドルであってにゃんこじゃないからな?」
聖来「そうだよー。みくちゃんはわんこ嫌い?」
みく「……嫌いじゃないにゃ。可愛いし」
聖来「ふふ、よかったー。じゃ、あとはよろしくねっ」フリ
バタム…
P「よし、じゃあ行くか、みく」
みく「う、うん。行くにゃ」
――公園
トタトタ…
みく「ほらほらみくに追いついてみるがいいにゃ――って早っ!?」ニャアア
P「はは、小型犬だしな」
ペロペロ
みく「ちょ、やめ、くすぐったいにゃー!」ステン
P「犬に舐め回される猫か……悪くないな」
ペロペロ
みく「にゃ、にゃはは! 見てないで助けてよPチャン!」
P「はは、わかったわかった。ほぅらわんこー、ちょっと止めようなー」ダキ
フリフリ
みく「た、助かったにゃあ……わんこも侮れない……っ」フヘェ
P「異種の仲良し画像って癒やされるよな」ウン
みく「確かに癒やされるけど、今言うことじゃないにゃあっ」
P「それもそうか。ほらハンカチ」ハイ
みく「ありがとPチャン…顔がベトベトだにゃ」
P「みくの顔がベトベトか、……アリだな」
みく「早苗さん呼んでもいい?」
P「すいません冗談です」
チュンチュン
P「――はい、ソフトクリーム」
みく「ありがとPチャン! んー、美味しいにゃあっ」
P「わんこには聖来からもらったお菓子なー」ヒョイ
パクッ
P「流石、いい食いっぷりだ」ナデナデ
みく「……Pチャン」ムス
P「どうした?」
みく「あーん、にゃ」スッ
P「えっ」
みく「いいから食べるにゃ! それともアタシのメシが食えねえのかっ」
P「色々崩壊してるぞおい……まあ、みくがいいなら――」
パクッ
みく(――っ)
P「んー、やっぱりソフトクリームはハズレがないな。いつでも美味い」モキュ
みく「だ、だよねー。みくはバニラもチョコもなんでも好きにゃ!」パクッ!
P「そうそう。それに地方に行くと面白い味があったりして――って、みく、顔が少し赤いぞ、大丈夫か?」
みく「うみみゃあ!?」カアッ
P(取り憑かれたのか……?)
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