私的良スレ書庫
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元スレP「その後のお話」
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P(響と別れ、沖縄から戻った数日後、日曜日)
P(その週は木曜日にらぁめんを食いに行ったので、らぁめんを食べに行けないと唸る貴音をなだめてまったりと過ごしていた、そんなとき)
P(不意に、メールが来た)
P(最近登録した渋谷さんたち候補生やモバP君は別として、俺は765プロのアイドルからのメールにはアイドルそれぞれの持ち歌を着信音として設定してある)
P(なので、遠くからでもある程度は誰なのか判別はつくのだが、音で聴いてもにわかには信じにくくて)
P(仕方なしに貴音にカップラーメンを投げ渡した後。携帯を開いて、誰から来たのかをを確認すると……)
From:星井美希
Sub:久しぶりプロデューサー!
本文:久しぶりに休みがもらえたの!
今、会えるかな?
P(俺としては、もちろん二つ返事で了承したいところだった)
P(久しぶりに美希も話したいこともあったろうし、俺もみんなに就職が決まったことを言わなければならない)
P(とはいえ、俺にしてみたら身近な人でも、彼女は今のアイドル界を引っ張るSランクアイドル。スキャンダラスなことは避けなければならない)
P(そこで、美希には事務所で待っていてもらい、俺から新生765プロに凸することになった。俺でも、スーツでも着れば営業マンにはなるだろう)
P(律子に土下座する勢いで、と言うよりは実際に電話越しに土下座して、密室空間である社長室を時間制限をかけて貸してもらい)
P(春香や真、やよいがいないタイミングを見計らって、見慣れた事務所に飛び込んだ)
P(エレベーターが動くようになってたのは感動したな)
P(そして、アイドルをやめてからは新生765プロの事務員として就職したらしい秋月涼君に誘われるがまま、社長室に案内されたのだが……)
P「み、美希さーん……?」
美希「…………」ギュー
P(社長室に入って鍵を閉めた瞬間ダイブされて、そのまま離れてくれない)
美希「…………」ギュー
P「……なあ美希?」
美希「…………」ギュー
P「離してくれないと、話が進まないんだが」
美希「……ねぇ、ハニ、プロデューサー」
P「……なんだ?」
美希「貴音から聞いたらしい響から聞いたよ。どこかのアイドルプロダクションの事務員になったんだってね」
P「……うん」
美希「どうして、ここに戻ってきてくれなかったの?ミキ、ずっと待ってたのに」
P「あー、それな……」
P「まあ端的に言うと、またここに来て働いてもつまらないって思ってしまうかもしれないから、だな」
美希「ミキたちとのお仕事、つまらないの?」
P「いや、美希たちとの仕事が、じゃなくて、なんかこう……やりがいみたいなさ」
美希「やりがい?」
P「俺が来るまで、765プロって閑古鳥が鳴いてたじゃないか」
美希「うん」
P「今俺がいるところだと俺がするわけじゃないけどさ」
P「まずプロダクションの名前とアイドルたちの名前を覚えてもらうために営業に回りまくって」
P「顔を覚えてもらったら根気よく売り込んで、小さな仕事から少しずつ始めてさ」
P「徐々に大きな仕事を貰えて、頑張って、頑張って、頑張って」
P「……で、プロデュースしてる子をトップアイドルにする。俺的に、これがプロデューサー業の醍醐味だと思うわけよ」
美希「ふうん。よく分からないの」
P「うん、美希には分からないかもしれないな。でも、俺的なプロデューサーとしての醍醐味が、美希からは得られないんだよ」
美希「えと、つまり……」
P「美希の名前は関係者なら誰でも知ってる。新生であれ765プロもアイドル業界を牽引するプロダクション。売り込まなくても、仕事は入ってくる」
美希「…………」
P「普通の人から考えたら、これの方が楽でいいと思われるかもしれないけど、プロデューサーとしてはどうだろう」
P「俺は、すごくつまらないって思うんだ。我が身を削って駆けずり回るのが、俺の中でのプロデューサーだしな」
美希「…………」
P「だから、行かなかったし、行けなかった」
P「まあ何より、何年もニートしてたおっさんがいきなりトップアイドルのプロデューサーになったら、変じゃないか?」
美希「……それが、本音?」
P「こっちが割とガチな方の理由かな。何より、今の俺の体でお前らのスケジュールについて行けるとは思えん」
美希「ふーん……」
P「ってのが、言い訳ってやつだな。納得は……」
美希「してないの」
P「ですよねー」
美希「別に、ハニ、プロデューサーがいてくれるならプロデューサーじゃなくてもいいの。事務員でもよかったの」
P「うん」
美希「それでもミキたちのところに来なかったのは、やっぱり自分のはたらいてるところを信頼してるの?」
P「そりゃあそうさ。向こうのプロデューサーも事務員も癖はあるけど悪い人じゃあないと思うし、候補生たちもいい子ばかりだよ」
美希「SGプロダクション、だっけ」
P「ああ」
美希「シンデレラはCinderellaなの。Sじゃないの」
P「……それは、うちの社長に言ってくれ。俺のせいじゃない」
P(まさか社長も、美希にスペルミスを指摘されるなんて夢にも思わないんだろうなぁ)
美希に就職したプロダクションの社長の話を口が滑って話してしまい、そこからりっちゃんへ伝わり、りっちゃんプッツンして新生765でCGプロを実力で叩きつぶそうとするって内容になったら燃える展開かも(笑)
美希「ドジな人なんだね、その社長って」
P「まあ、そうだな。あの人がドジなのはいつも通り……」
美希「あれ?その社長さんとプロデューサー、昔からの知り合いなの?」
P「あ、ああ」
美希「本当にドジなの?」
P「い、一応な」
美希「仕事人間だったプロデューサーにトモダチがいるなんて思えないし、でも知り合いの中でドジで社長になれる人なんて…………」
P「ミキ。それ以上はいけない」
美希「分かった!765プロの社長さんなの!そのSGプロの社長さんは、昔の765プロの社長さんなの!」
P(アカン)
美希「ね、そうでしょ?」
P「………………」
美希「プーローデューサー?」
P「美希」
美希「なに?」
P「………律子には言うなよ?」
美希「合点承知なの!あはっ☆」
P「言うなよ!?絶対言うなよ!?振りとかじゃないからな!?」
美希「大丈夫なの。ミキ、ハニーとの約束はちゃんと守るの」
P「……あのなぁ、美希。ハニーって呼ぶのはトップアイドルになった時から禁止……」
美希「あ、もしもし律子さん?あのね、実はね……」
P「やめて。洒落にならんから」
美希「じゃ、ハニーって呼ばせてね?」
P「………この際やむを得んか。こことか、765プロの人しか周りにいないときだけだぞ?」
美希「そこらへんは任せるの!」
P「……はあ。しくじったな」
美希「あ、そう言えばいちごババロア最近食べてないなー。食べたいなー……」
P「ああもう、はいはい。買いに行けばいいんだろ?」
美希「急いで帰ってきてね?じゃないと、春香たち帰ってきちゃうよ?」
P「分かった分かった……」
美希「あ、二人分買ってきてね!二人っきりで一緒に食べよ?」
美希「ね、ハニー!」
美希編・了
美希編完了です。まさか展開が読まれるとは……やはり天才か。
ここでいったん、765プロ×Pの会話編はいったん終了です。
この√については以降は間章的なものとしてところどころに入れて765プロ(小鳥含む)全キャラを補填する予定。
では、今後の安価をば。
ここからは安価で分岐。どれか一つだけやるわけではなく、やる順番が変わるだけだと思ってください。
√1:今いるSGメンバーでのぐだぐだ会話。主にPとちひろの会話がメインとなります。
√3:アイドル新規参入&レッスン、アイドルだけの絡み。参入アイドルは安価で決定予定。
(CuとPaは新規参加メンバー決定済み。安価取るのはCoキャラ)
√4:新生765プロ×SGプロの絡み。飲み会(お酒は無し)のパーティになるかも。
※765側から参加させられるのは今まででPと会話した人のみです。
安価は>>167にでも。
√3を選ぶ場合は参入させたいCoキャラを一人添えて書き込んでくださいませ。ではでは。
ここでいったん、765プロ×Pの会話編はいったん終了です。
この√については以降は間章的なものとしてところどころに入れて765プロ(小鳥含む)全キャラを補填する予定。
では、今後の安価をば。
ここからは安価で分岐。どれか一つだけやるわけではなく、やる順番が変わるだけだと思ってください。
√1:今いるSGメンバーでのぐだぐだ会話。主にPとちひろの会話がメインとなります。
√3:アイドル新規参入&レッスン、アイドルだけの絡み。参入アイドルは安価で決定予定。
(CuとPaは新規参加メンバー決定済み。安価取るのはCoキャラ)
√4:新生765プロ×SGプロの絡み。飲み会(お酒は無し)のパーティになるかも。
※765側から参加させられるのは今まででPと会話した人のみです。
安価は>>167にでも。
√3を選ぶ場合は参入させたいCoキャラを一人添えて書き込んでくださいませ。ではでは。
合鍵を得た響が実印探し出して婚姻届提出する展開はまだですか!!!!
乙さんどー
乙さんどー
このPもうフェアリー組を嫁にすれば良いんじゃないかな~
え、重婚は罪??いや貴音なら…きっと貴音なら何とかしてくれる…はず
え、重婚は罪??いや貴音なら…きっと貴音なら何とかしてくれる…はず
フェアリーだけなくシンデレラメンバーもP争奪戦なりそうだな…まぁ、いつの間にかPハーレムでおk
お待たせしました。
新規参入三名含めての、モバマスキャラ6人のアイドルの会話風景をぼちぼち投稿していきます。(一人は安価で小梅に決定)
……まさかこの時間帯に、いないですよねぇ?
新規参入三名含めての、モバマスキャラ6人のアイドルの会話風景をぼちぼち投稿していきます。(一人は安価で小梅に決定)
……まさかこの時間帯に、いないですよねぇ?
――――――
――――
――
社長「ふむ……。スカウトに来たのはいいものの、めぼしい子はなかなかいないか」
社長「まあそう簡単にアイドルのタマゴは見つかるわけではないし、そろそろ場所を……」
?「~♪~~♪」
社長「…………む?あの子は……」
?「~~♪」
社長(こ、これは………)
社長(女性でありながら私と並ぶほどの巨体。それでいて、どことなく幼さを感じられるその風貌)
社長(しかも先ほどの鼻歌。粗削りだが、磨けば光ると見た。ルックスも申し分なし。おそらく、身のこなしも然り)
社長(まれにみる逸材と見た!これは………)
社長「………ティンときた!」
?「にょ?」
――
――――
――――――
――――
――
社長「ふむ……。スカウトに来たのはいいものの、めぼしい子はなかなかいないか」
社長「まあそう簡単にアイドルのタマゴは見つかるわけではないし、そろそろ場所を……」
?「~♪~~♪」
社長「…………む?あの子は……」
?「~~♪」
社長(こ、これは………)
社長(女性でありながら私と並ぶほどの巨体。それでいて、どことなく幼さを感じられるその風貌)
社長(しかも先ほどの鼻歌。粗削りだが、磨けば光ると見た。ルックスも申し分なし。おそらく、身のこなしも然り)
社長(まれにみる逸材と見た!これは………)
社長「………ティンときた!」
?「にょ?」
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――――――
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――――
――
モバP「こ、困りますって!そんなこと言われても!」
?「ほらー。ああ言ってるんだし、無理に行っちゃ向こうに悪いよー」
??「あんたは黙ってなさい!最近あんた、学校も最低限しか行ってないじゃないの!」
?「いいじゃん、だるいんだもん。別に授業受けなくても点数とれるし」
??「そういう問題じゃないでしょ!大体学校っていうのはね……」
モバP「まあまあ……その辺にしてやってくださいよ叔母さん」
??「でもねぇモバPちゃん。この子ったら、やればできるのに何にもしないのよ?私、そういうのダメだと思うの」
モバP「は、はぁ」
?「人の考えを他人に押し付けるなー」
??「働いてない人より働いてる人の方がいいのは当たり前です!」
?「ステレオタイプだよそれー」
??「……もう!ああ言えばこういう!」
?「言わせるのはお母さんじゃないかー」
??「あーはいはいそうですね!」
??「……じゃあモバPちゃん!この子よろしくね!そっちの家にしばらく預けるから!じゃ!」
P「え、あ、ちょっと叔母さん!?」
??「本当にやればできる子なの!立派なアイドルにしてあげてね!」
P「ちょっと待ってくださいってば!……行ってしまった」
?「うげぇ。あんたと同居かー。ま、私のスペースくれるならどこでもいいけどさー」
P「……ああ、どうしよう。困った………」
――
――――
――――――
>>180 訂正。P→モバP
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――――
――
P「……んー。休日は暇だから律子にオススメされた映画見に行ったんだが……」
P「ただひたすら、グロかった。それだけだな」
P「いや、もう映画のタイトルからしてやばかったし。貴音は怖いもの嫌いだから来なかったし」
P「感想聞かせてくれって言ってたからな。後でメールで『グロいだけじゃねぇか』って送っておいてやろう」
P「……しかしまあ、最初は映画館の半分ぐらいは人いたのに、今ほとんど残ってないじゃないか」
P「もしかしたら残ってるのは俺だけ……」
P「……ん?向こうに人影が」
?「……お、面白かった……!」
P「……ふむ」
――
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P「……んー。休日は暇だから律子にオススメされた映画見に行ったんだが……」
P「ただひたすら、グロかった。それだけだな」
P「いや、もう映画のタイトルからしてやばかったし。貴音は怖いもの嫌いだから来なかったし」
P「感想聞かせてくれって言ってたからな。後でメールで『グロいだけじゃねぇか』って送っておいてやろう」
P「……しかしまあ、最初は映画館の半分ぐらいは人いたのに、今ほとんど残ってないじゃないか」
P「もしかしたら残ってるのは俺だけ……」
P「……ん?向こうに人影が」
?「……お、面白かった……!」
P「……ふむ」
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――
凛「……へえ。みんなのスカウトの理由って、そんなのだったんだ」
未央「……あれ?私たちはそれぞれモバPさんにスカウトされたんだっけ?」
卯月「そうだよ未央ちゃん!簡単に忘れないで!」
双葉杏「……あーあー、疲れた。わたしゃ早く帰りたいよ」
諸星きらり「にょわー☆杏ちゃんお疲れー?はぴはぴすぅ?」
白坂小梅「わ、私も……み、見たい映画が、あ、あるかなって……」
未央「映画って言えば、小梅ちゃん、いつも映画見てるっていってるよね?」
小梅「は、はい……。す、好きだから………」
卯月「なんの映画見てるの?せっかく小梅ちゃんの家にお邪魔させてもらってるんだし、みんなで一緒に見ない?」
杏「……あー、私パス」
きらり「にょわー?杏ちゃんおねむー?」
杏「Pから、小梅の好きなジャンルの映画の話聞いたんだ。私には合わないかなーって」
凛「杏、おじさんと仲良いもんね」
未央「へー?どんなのどんなの?杏ちゃんが苦手なのって……」
杏「ま、せっかくだし一緒に見てみれば?私は向こうで酒飲んでるモバPと社長ととまったりしてるよ」
卯月「杏ちゃん、お酒飲むの?」
凛「……大きくなれないよ?体に毒だし」
杏「ほっといてくれよ」
未央「……ほんとに行っちゃった」
きらり「にょわー……。杏ちゃん映画見ないのー?」
凛「みたいだね。そんなに嫌なジャンルなのかな」
卯月「まあまあいいじゃない!DVDデッキはあるし。早速見ようよ!」
凛「そうだね。小梅、何かオススメある?」
小梅「は、はい……。オススメ、あ、あります……。と、取ってきますね?」
凛「うん、お願いね?」
――――
――
小梅「も、持ってきました……!」
未央「よし!じゃあそれ見ちゃおう!レッツビデオ観賞会!」
卯月「おー!」
きらり「にょわー☆」
凛「……ところで小梅、そのオススメってなに?」
小梅「こ……これです………」
ホステル「」
一同「「「「」」」」
―――――映画鑑賞後。
凛「」
未央「」
卯月「」
きらり「にょ…わ……」
小梅「お……面白かった……!」
杏「ただいま戻りましたよーっと……あーあ、全滅じゃないか」
小梅「あ、杏さん。みなさんどうしちゃったんでしょう?」
杏「あー……うん。感動して気絶しちゃったんじゃないかな。うん」
小梅「そ、そっか……。そ、そうだよね。じゃ、じゃあ、今度みんなが起きてきたら、こ……これを……」
杏「よせ。それ以上はいけない。オーバーキルだ」
杏「……しっかしあれだよねぇ?小梅って、ホラー映画終わってたまたま同じ映画を見ていたPに目をつけられてスカウトされたんだっけ?随分変わってるよね」
小梅「あ、杏さんは……学校行かないでニ、ニートになってるところをおか、お母さんに……」
杏「そ。うちの親が従兄のモバPに私を押しつけてアイドルに強制的にさせたってやつ。私も大概変わってるか」
小梅「う、うん……」
杏「はっきり言うね……まあいいけどさ」
小梅「……き、きらりさんは……」
杏「きらりはごく普通にしゃちょーさんにスカウトされたんだっけ」
杏「奴風に言うなら、『えっとねー!きらりんソング歌いながらお散歩してたら社長さんにスカウトされちゃったのー☆にょわー☆』とでもなるのかな」
小梅「……ふふ」
オーイアンズー、ミンナハダイジョウブカー!
杏「もう手遅れだからほっといても勝手に目を覚ますと思うよー」
オー、ワカッター!
小梅「……て、手遅れ?」
杏「ああ、いや、うん。気にしないで。こっちの話」
小梅「え、えっと……お話……」
杏「あー、そうだったね」
小梅「も、モバPさんは、私の好きな映画は、に、苦手らしくて……」
杏「一回タイトル見たときびっくりするぐらい拒絶反応してたしね。まあ私も無理だけど」
小梅「で、でも、Pさんはちゃ、ちゃんと……」
杏「……あれは別格でしょ。しゃちょーさんもちひろさんも無理だったんだよ?その映画たち」
社長『な、なんだねそれは!頼むから近づけないでくれ!』
ちひろ『……さすがにとびっきりグロいのはちょっと』
ちひろ『……卯月ちゃん、なにその顔?私が怖いもの苦手だって信じられない顔ね?ちょっとこっちに来なさい?』
小梅「う、うう……」
杏「まあ、あんまりそれ人に勧めないようにね?本当にダメな人もいるんだから」
小梅「じゃ、じゃあ……」
杏「Pに全部押し付けなさい。あの人なら全部受け入れてくれるって。多分」
小梅「う、うん……そ、そうする……!」
杏(かわいい笑顔してるだろ?スプラッター映画大好きなんだぜ、こいつ……)
小梅「……P、Pさんと言えば……」
杏「うん?」
小梅「あ、杏さんも、Pさんには懐いてるって、り、凛さんが……」
杏「……ああ、それね」
杏「あの人ってさ、それより前はガッチガチの仕事人間だったけど、その後で4年は完成されたニート生活を送ってるわけだよ」
小梅「う、うん」
杏「たった四年とはいえ、旧765プロのアイドルたちに気をかけてもらって、社交的なニート生活を過ごしたわけだ」
杏「まあ、幸か不幸か、アニメとかゲームには疎いみたいだから、本当に無駄な日々を過ごしてたらしいんだけどね」
杏「私にはそれが羨ましくって羨ましくって。ありゃニートの星だよ。我らの希望だよ」
小梅「へ、へぇ……」
杏「んでまあ、今は私がありがたーいことにアニメやらゲームの知識を吹き込んでやってるわけさ」
小梅「そ、そうなんだ……」
杏「Pがオタクの知識を身につけて、それでもって杏の味方になってくれたら……」
杏「もしそうなったらさ、モバPはPに頭が上がらないようだし」
杏「もしかしたらPの『やめてやれ。杏が可哀そうだろ』の一声で、私は仕事をしなくてよくなるかもしれないのさっ!」
凛「……仕事って言っても今はほとんどレッスンだけどね」
小梅「!?」
杏「あ、凛。おはよー」
凛「……うん。でもまあ、それは考えにくいね」
杏「ほう?どうしてだい?この杏ちゃんのぱーふぇくとな計画に隙は……」
凛「おじさんも昔は立派なプロデューサーだったわけだし、昔はびっくりするぐらいの仕事人間だったんだよ?」
凛「むしろ、あれやこれやで杏を論破して、働かざるを得ない状況に追い込むかもしれないし」
凛「何より、おじさんは公私の分別はしっかりしてるって社長も言ってたし、杏の味方になるのはまあありえないかな」
杏「」
杏だったもの「」
卯月「……んぅ、あれ、私……」
きらり「あ、卯月ちゃんやっと起きたにぃ?おはよー☆」
卯月「おはよう、きらりちゃん……。私ってなんで気絶してたんだろ?」
未央「……忘れてるなら、それはそれで幸せだと思うよ」
凛「……うん。無理に思い出す必要はないと思うな。きらりも忘れてるみたいだし」
卯月「?」
きらり「にょ?」
杏だったもの「」
未央「……それはそうと、これ、何?口から魂みたいなもの出かけてるんだけど」
小梅「り、凛さんが、ろ、論破したら……こ、こうなったんです」
凛「常識論を述べただけだよ。私は何も悪くない」
卯月「でも、早く起きてもらわないと困るよ?もうそろそろお開きの時間みたいだし」
凛「もうそんな時間か……。気絶してたからね、しかたないか。きらり?」
きらり「どうしたの凛ちゃんー?」
凛「きらりのぱわーで、杏を目覚めさせてあげて」
きらり「にょわー☆分かったにぃ☆」
きらり「いっくよー、杏ちゃーん☆」
杏だったもの「」
卯月「……ねぇ、凛ちゃん。大丈夫なのかな?杏ちゃん」
未央「明らかに、この先には杏の絶望しか待ってない気がするんだけど……あれ?小梅ちゃんは?」
凛「モバPさんを呼びに行ったよ。……まあ、なんとかなるんじゃないかな」
卯月「あ、曖昧なのはちょっと怖いんだけど……」
未央「……あ、始まるね」
きらり「にょわー☆元気のない杏ちゃんにきらりんぱぅわーを注入するにぃ☆」
きらり「きらりーん…………ぱぅわああああああああ!(物理)」
ゴッ
杏だったもの「ケプゥ」
ドサァ
未央「……ダメだったみたいだね」
卯月「……私、しーらないっと」
凛「……大丈夫だよ。杏を運ぶのはモバPさんの役目だから……」
モバP「ふう、ちょっと酔っちまった……ってなんじゃこりゃ!?」
杏のようなもの「」
モバP「杏!?おいどうした!?返事をしろ!杏!あんずうううううううううう!」
了
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