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元スレ冬馬「プロデューサー、人間やめるってよ」
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黒井のおっさんのジュピターのPを陰でやってる可能性も……
何かしらあって人間辞める=感情をなくすって事で黒井プロにいるとか
何かしらあって人間辞める=感情をなくすって事で黒井プロにいるとか
日記じゃなくてネタ帳の様な
プロデュースのノウハウが書き込まれてたんじゃないのかな
たぶん
プロデュースのノウハウが書き込まれてたんじゃないのかな
たぶん
>>256がいらんこと言うから…
「響ちゃん、春香ちゃん、それってこれぐらいの大きさ?」
私は手で、あの時目にした日記帳の大きさを表す。
響「ああ。そうだと思うぞ」
「全体的に黒い色で」
春香「うんうん」
真「それで鍵は真ん中あたりについていて、よく見ると色もグラデーションかかってる?」
響「そうだったぞ! 自分、思い出した」
春香「それだよ、それ!」
あれ?
真ちゃん、もしかしてあの日記を知ってる?
真「間違いないよ、それはプロデューサーが作っていたアイドル虎の巻だよ!」
真美「アイドル……」
亜美「虎のマキ?」
私は手で、あの時目にした日記帳の大きさを表す。
響「ああ。そうだと思うぞ」
「全体的に黒い色で」
春香「うんうん」
真「それで鍵は真ん中あたりについていて、よく見ると色もグラデーションかかってる?」
響「そうだったぞ! 自分、思い出した」
春香「それだよ、それ!」
あれ?
真ちゃん、もしかしてあの日記を知ってる?
真「間違いないよ、それはプロデューサーが作っていたアイドル虎の巻だよ!」
真美「アイドル……」
亜美「虎のマキ?」
亜美の妄想(プロデューサー失踪9日後)
『亜美が赴くは星の大会』
亜美「虎よ! 虎よ! あかあかと萌える!!」
マキ「萌えーーー!!!」
亜美「あれ? あなたはだあれ?」
マキ「ボクはタイガー!」
亜美「しかも強くて?」
マキ・亜美「丈夫です!!!」
……
…………
………………
亜美「ふふふふふ、象印には負けないもんね→……」
貴音「亜美? どうしたのですか?」
亜美「ハッ! だ、だめよ、亜美……だめぇ!!」
涙を流しながら、乙女走りをする亜美ちゃん。
あ、真美ちゃんに確保された。
小鳥さんの、悪い影響だろうか。
話が逸れた。
『亜美が赴くは星の大会』
亜美「虎よ! 虎よ! あかあかと萌える!!」
マキ「萌えーーー!!!」
亜美「あれ? あなたはだあれ?」
マキ「ボクはタイガー!」
亜美「しかも強くて?」
マキ・亜美「丈夫です!!!」
……
…………
………………
亜美「ふふふふふ、象印には負けないもんね→……」
貴音「亜美? どうしたのですか?」
亜美「ハッ! だ、だめよ、亜美……だめぇ!!」
涙を流しながら、乙女走りをする亜美ちゃん。
あ、真美ちゃんに確保された。
小鳥さんの、悪い影響だろうか。
話が逸れた。
美希「その虎の巻って、なんなの?」
真「プロデューサーはさ、ボク達をプロデュースするにあたって得た経験を全部、書き留めていたんだ」
律子「それはまあ、私もやってるけど」
真「それに加えてプロデューサーは、考察や他の資料や予測、仮説と検証とかを思いつくままに書いていたんだよ」
律子「……ワーカーホリックだとは思っていたけど、すごい情熱ね」
真「上手く読み解けば、オーディションでも敵無しの武器になりうる。そうプロデューサーは言っていたけど」
「真ちゃん、その日記帳……じゃなかった。そのアイドル虎の巻について、知っていることをもっと教えて」
真「え?」
「その虎の巻は、プロデューサーさんが失踪して3日目の夜、私と社長がプロデューサーさんの部屋で見かけたの。でも、警察が捜査に入るとなぜか部屋から消えていたのよ」
春香「それってつまり……」
響「ジュピターは、プロデューサーの部屋から盗んだものを使って、自分達に勝ったんだな!? なんてやりかただ!!」
真「いや、それは……どうかなあ」
首を傾げる、真ちゃん。
伊織「どういう事なの?」
真「あの虎の巻さあ、プロデューサー以外の人には読めないと思うんだよね」
そう言うと、真ちゃんは話し出した。
真「プロデューサーはさ、ボク達をプロデュースするにあたって得た経験を全部、書き留めていたんだ」
律子「それはまあ、私もやってるけど」
真「それに加えてプロデューサーは、考察や他の資料や予測、仮説と検証とかを思いつくままに書いていたんだよ」
律子「……ワーカーホリックだとは思っていたけど、すごい情熱ね」
真「上手く読み解けば、オーディションでも敵無しの武器になりうる。そうプロデューサーは言っていたけど」
「真ちゃん、その日記帳……じゃなかった。そのアイドル虎の巻について、知っていることをもっと教えて」
真「え?」
「その虎の巻は、プロデューサーさんが失踪して3日目の夜、私と社長がプロデューサーさんの部屋で見かけたの。でも、警察が捜査に入るとなぜか部屋から消えていたのよ」
春香「それってつまり……」
響「ジュピターは、プロデューサーの部屋から盗んだものを使って、自分達に勝ったんだな!? なんてやりかただ!!」
真「いや、それは……どうかなあ」
首を傾げる、真ちゃん。
伊織「どういう事なの?」
真「あの虎の巻さあ、プロデューサー以外の人には読めないと思うんだよね」
そう言うと、真ちゃんは話し出した。
真の回想(プロデューサー失踪4日前)
真「いやー、すっかり遅くなりました。もう10時過ぎかあ」
P「ああ、真が帰って来た。うん、それじゃあまたな」
真「プロデューサー、帰りました」
P「ああ。悪かったな、電話しててすぐに挨拶できなくて」
真「気にしないでください。あれ? これ、なんですか?」
P「……見られたか。これはな、人呼んで『アイドル虎の巻』! これまでみんなをプロデュースしてきた経験のすべてを、ここに書き記してある」
真「へえ。ボクもですか」
P「当然だろ。そこに加えて、考察や海外も含めた他の資料や予測、仮説と検証とかを思いつくままに書きしたためてある」
真「なんだかすごいですね。免許皆伝の書、みたいなものですか?」
P「そうだな。上手く読み解ける事ができれば、オーディションのノウハウだって豊富だから、敵無しだと思うぞ」
真「すごい! ボクにちょっと見せてくださいよ」
P「いやいや、これは真といえども……」
ヒョイッ
真「へへっ! やーりぃ!」
P「な! なんだ今の真の動き……見えなかったぞ!」
真「ボクだって日々、進歩していますからね。では、拝見しま……あれ?」
P「ふっふっふっ、どうしたのかね? 菊地クン」
真「いやー、すっかり遅くなりました。もう10時過ぎかあ」
P「ああ、真が帰って来た。うん、それじゃあまたな」
真「プロデューサー、帰りました」
P「ああ。悪かったな、電話しててすぐに挨拶できなくて」
真「気にしないでください。あれ? これ、なんですか?」
P「……見られたか。これはな、人呼んで『アイドル虎の巻』! これまでみんなをプロデュースしてきた経験のすべてを、ここに書き記してある」
真「へえ。ボクもですか」
P「当然だろ。そこに加えて、考察や海外も含めた他の資料や予測、仮説と検証とかを思いつくままに書きしたためてある」
真「なんだかすごいですね。免許皆伝の書、みたいなものですか?」
P「そうだな。上手く読み解ける事ができれば、オーディションのノウハウだって豊富だから、敵無しだと思うぞ」
真「すごい! ボクにちょっと見せてくださいよ」
P「いやいや、これは真といえども……」
ヒョイッ
真「へへっ! やーりぃ!」
P「な! なんだ今の真の動き……見えなかったぞ!」
真「ボクだって日々、進歩していますからね。では、拝見しま……あれ?」
P「ふっふっふっ、どうしたのかね? 菊地クン」
真「KVoト↑ひ5おーば……DaオーデアピVo……なんですか!? これ」
P「そうした俺の、いや765プロみんなの集大成が、もしも無くしたり誰かの手に渡ったら大変だろ?」
真「暗号、ですか」
P「そんな、大げさでもないけどな。俺だけが読むんだから、俺だけがわかるように書いてる。しかも筆跡を微妙に変えようと、書くときは利き腕じゃない方の腕で書いてる」
真「? 何か意味があるんですか?」
P「なんか、カッコイイだろ。いかにも秘密の書、って感じで」
真「はあ、一気にさっき言ってた能書きが疑わしくなりましたよ」
P「うーん。やっぱり真も女の子だな、男はこういうのに燃えるんだが。実際この鍵だって、その気になれば簡単に壊せるしな」
真「あ、あたりまえですよ。ボクは……女の子なんですから」
P「だから、そう言ってるだろ。さて、さっきの真の動きは見事だった。これも書き加えないとな、K味↑8……と」
プロデューサーは、左手でさらさらと虎の巻に書き加える。
真「それは、なんとなくわかります。Kっていうのはボクで、味はアジリティーでしょう?」
P「そうだ。なんでKかわかるか?」
真「菊地、だからじゃないんですか?」
P「ふふふ、ノーコメントにしておこう」
P「そうした俺の、いや765プロみんなの集大成が、もしも無くしたり誰かの手に渡ったら大変だろ?」
真「暗号、ですか」
P「そんな、大げさでもないけどな。俺だけが読むんだから、俺だけがわかるように書いてる。しかも筆跡を微妙に変えようと、書くときは利き腕じゃない方の腕で書いてる」
真「? 何か意味があるんですか?」
P「なんか、カッコイイだろ。いかにも秘密の書、って感じで」
真「はあ、一気にさっき言ってた能書きが疑わしくなりましたよ」
P「うーん。やっぱり真も女の子だな、男はこういうのに燃えるんだが。実際この鍵だって、その気になれば簡単に壊せるしな」
真「あ、あたりまえですよ。ボクは……女の子なんですから」
P「だから、そう言ってるだろ。さて、さっきの真の動きは見事だった。これも書き加えないとな、K味↑8……と」
プロデューサーは、左手でさらさらと虎の巻に書き加える。
真「それは、なんとなくわかります。Kっていうのはボクで、味はアジリティーでしょう?」
P「そうだ。なんでKかわかるか?」
真「菊地、だからじゃないんですか?」
P「ふふふ、ノーコメントにしておこう」
真「あー! 気になるなあ。もう一回、見せてください」
ヒョイッ
P「な! このやりとりの間にも早くなっている、だと!?」
真「女子は、3秒目を離したら ※かつもく して見てくださいね。ええと……このB72もっと↑に……って、千早の事が書いてあるんですか?」
P「な! なんでわかった!?」
真「怒りますよ、きっと」
P「? なんでだ? じゃあBは真にするか? それで千早は……いや、それも困るか……」
真「なんだかわかりませんけど、この事は千早には内緒にしておいた方がいいですよ」
P「わかった。助言と貴重なデータの貢献に、感謝する」
ヒョイッ
P「な! このやりとりの間にも早くなっている、だと!?」
真「女子は、3秒目を離したら ※かつもく して見てくださいね。ええと……このB72もっと↑に……って、千早の事が書いてあるんですか?」
P「な! なんでわかった!?」
真「怒りますよ、きっと」
P「? なんでだ? じゃあBは真にするか? それで千早は……いや、それも困るか……」
真「なんだかわかりませんけど、この事は千早には内緒にしておいた方がいいですよ」
P「わかった。助言と貴重なデータの貢献に、感謝する」
千早「くっ……」
真「……げ、元気だしなよ。千早」
「良かった……」
真ちゃんの話が終わり、私は深いため息をついた。
その私を、みんなが不思議そうに見る。
貴音「今の話、何か安堵するような情報がありましたか?」
「あ? い、いいえ、ちがうのよ。ご、ごめんなさい。そ、そうだ春香ちゃん! じ、時間は大丈夫?」
春香「はい。まだ9時50分ですし、大丈夫ですけど……」
真「? ともかく、何が書いてあるかは、プロデューサーしかわからないと思うんだ。だからジュピターがあの虎の巻を手に入れても、プロデューサーが解説しないと……」
真ちゃんは、はっとする。
みんなも、気がついた。
春香「プロデューサーさんは」
響「ジュピターに」
貴音「いえ、むしろその所属する」
真美・亜美「961プロに」
律子「監禁されて」
やよい「おしごとしてるんですかー?」
雪歩「きっと、無理矢理だよ」
真「そうさ! たぶん脅されて」
千早「仕方なくやっているのよ」
伊織「……ゆるさない! 今度という今度は、ゆるさないわよ!!」
事務所の壁を、伊織ちゃんが蹴る。
これまでで最高の、音がする。
真「……げ、元気だしなよ。千早」
「良かった……」
真ちゃんの話が終わり、私は深いため息をついた。
その私を、みんなが不思議そうに見る。
貴音「今の話、何か安堵するような情報がありましたか?」
「あ? い、いいえ、ちがうのよ。ご、ごめんなさい。そ、そうだ春香ちゃん! じ、時間は大丈夫?」
春香「はい。まだ9時50分ですし、大丈夫ですけど……」
真「? ともかく、何が書いてあるかは、プロデューサーしかわからないと思うんだ。だからジュピターがあの虎の巻を手に入れても、プロデューサーが解説しないと……」
真ちゃんは、はっとする。
みんなも、気がついた。
春香「プロデューサーさんは」
響「ジュピターに」
貴音「いえ、むしろその所属する」
真美・亜美「961プロに」
律子「監禁されて」
やよい「おしごとしてるんですかー?」
雪歩「きっと、無理矢理だよ」
真「そうさ! たぶん脅されて」
千早「仕方なくやっているのよ」
伊織「……ゆるさない! 今度という今度は、ゆるさないわよ!!」
事務所の壁を、伊織ちゃんが蹴る。
これまでで最高の、音がする。
ようやく筋道のたった、予想ができた。
きっとプロデューサーさんが、961プロにいるのは間違いないだろう。
まだ、じゃあなぜそういう状況になっているのか? という点はわからない。
解けていない、謎もある。
今までわかったことが、どのくらい、どう結びついていくのかは私にもわかってはいない。
でも……
美希「でも……」
不意に、それまで黙っていた美希ちゃんが口を開く。
美希「ハニーは……ハニーは生きてるの? 無事、なの?」
真「ジュピターが、あの虎の巻を使いこなしているのなら、きっとあれを読み解けるプロデューサーが協力させられてているのは、間違いないよ」
美希「じゃあ……」
雪歩「無事だよ。きっと。ね」
美希「うう……良かった……良かったの……良かったのー! ミキ、ミキね、ずっとずっと心配してたの。ハニーは、もしかしたら……もしかしたら……」
プロデューサーさんが失踪してから、もう何度目かの美希ちゃんの涙。
でも、今回は今までと違う。
これは嬉し涙だ。
希望が見えて、みんなの目にも力が宿る。
ようやくに真実と、プロデューサーさんが765プロに帰ってくるという希望が見えてきたのだ。
きっとプロデューサーさんが、961プロにいるのは間違いないだろう。
まだ、じゃあなぜそういう状況になっているのか? という点はわからない。
解けていない、謎もある。
今までわかったことが、どのくらい、どう結びついていくのかは私にもわかってはいない。
でも……
美希「でも……」
不意に、それまで黙っていた美希ちゃんが口を開く。
美希「ハニーは……ハニーは生きてるの? 無事、なの?」
真「ジュピターが、あの虎の巻を使いこなしているのなら、きっとあれを読み解けるプロデューサーが協力させられてているのは、間違いないよ」
美希「じゃあ……」
雪歩「無事だよ。きっと。ね」
美希「うう……良かった……良かったの……良かったのー! ミキ、ミキね、ずっとずっと心配してたの。ハニーは、もしかしたら……もしかしたら……」
プロデューサーさんが失踪してから、もう何度目かの美希ちゃんの涙。
でも、今回は今までと違う。
これは嬉し涙だ。
希望が見えて、みんなの目にも力が宿る。
ようやくに真実と、プロデューサーさんが765プロに帰ってくるという希望が見えてきたのだ。
さて、それではもうひとつの謎も解いてしまうとしまょう。
私は、春香ちゃんに言った。
「春香ちゃん、時間は? 大丈夫?」
春香「時間……あ、10時になっちゃいましたね」
「今、10時なのね?」
春香「? そうですけど?」
W……
プロデューサーさんの部屋にあった、ケータイ唯一のアドレス登録者。
おそらくプロデューサーさんは、このWとやりとりするためだけにあのケータイを所持していた。
そして毎日夜の10時になると、電話をかけていた。
帰宅をすると、メールをしていた。
どういう意味があるのかは、はっきりわからない。
だけど、私はある種の確信を持っていた。
Wは、765プロのアイドル。
すなわち今、この中にいる誰かだ、と。
私は、春香ちゃんに言った。
「春香ちゃん、時間は? 大丈夫?」
春香「時間……あ、10時になっちゃいましたね」
「今、10時なのね?」
春香「? そうですけど?」
W……
プロデューサーさんの部屋にあった、ケータイ唯一のアドレス登録者。
おそらくプロデューサーさんは、このWとやりとりするためだけにあのケータイを所持していた。
そして毎日夜の10時になると、電話をかけていた。
帰宅をすると、メールをしていた。
どういう意味があるのかは、はっきりわからない。
だけど、私はある種の確信を持っていた。
Wは、765プロのアイドル。
すなわち今、この中にいる誰かだ、と。
♪ ホンノササーイナ コトバーニキズツイタ♪
千早「あら? THE IDOLM@STER?」
根拠は、プロデューサーさんが電話をしているのを目の当たりにした、春香ちゃん、千早ちゃん、真ちゃんのいずれもがとても親しそうに話していた、としている事。
あれほどのワーカーホリックのプロデューサーさんだ、ここにいる私たち以外にそれほど親しい女性がいるとは考えにくい。そもそも私たちは、プロデューサーさんに女性の影がチラつかないかいつも気にしているのだ。
自意識過剰かも知れないが、私たち全員の目をかいくぐってプロデューサーさんが女性と親しくなるとは思っていない。
まあ、恐れてはいるけれど……
♪ ダケドアマイモノタベテ シアワセヨ♪
真美「ケータイの着信じゃない?」
そして私は、さっきの真ちゃんの話で確信を深めた。
『真が帰ってきた』は部外者に言う、言い方ではない。
プロデューサーが『真』と言うのを、真ちゃんだと言外に理解できる人物が相手なのだ。
♪ キマグレニツキアウノモ タイヘンネ♪
亜美「誰→?」
確信を深められて、私はほっとした。
もし、Wがこの場でわからなかったら、二度と誰かわからなくなるかも知れなかったのだ。
社長には、夜10時にWに電話をかけてくれるように頼んだ。
不意に、かかってくるはずの時間にプロデューサーさんからかも知れないケータイが鳴ったら、Wは必ず出るだろう。
これは賭けだ。
不安もあった。
だが、着信音は鳴った。
やはりこの中の誰かが、W。
彼女は、大慌てで立ち上がった。
千早「あら? THE IDOLM@STER?」
根拠は、プロデューサーさんが電話をしているのを目の当たりにした、春香ちゃん、千早ちゃん、真ちゃんのいずれもがとても親しそうに話していた、としている事。
あれほどのワーカーホリックのプロデューサーさんだ、ここにいる私たち以外にそれほど親しい女性がいるとは考えにくい。そもそも私たちは、プロデューサーさんに女性の影がチラつかないかいつも気にしているのだ。
自意識過剰かも知れないが、私たち全員の目をかいくぐってプロデューサーさんが女性と親しくなるとは思っていない。
まあ、恐れてはいるけれど……
♪ ダケドアマイモノタベテ シアワセヨ♪
真美「ケータイの着信じゃない?」
そして私は、さっきの真ちゃんの話で確信を深めた。
『真が帰ってきた』は部外者に言う、言い方ではない。
プロデューサーが『真』と言うのを、真ちゃんだと言外に理解できる人物が相手なのだ。
♪ キマグレニツキアウノモ タイヘンネ♪
亜美「誰→?」
確信を深められて、私はほっとした。
もし、Wがこの場でわからなかったら、二度と誰かわからなくなるかも知れなかったのだ。
社長には、夜10時にWに電話をかけてくれるように頼んだ。
不意に、かかってくるはずの時間にプロデューサーさんからかも知れないケータイが鳴ったら、Wは必ず出るだろう。
これは賭けだ。
不安もあった。
だが、着信音は鳴った。
やはりこの中の誰かが、W。
彼女は、大慌てで立ち上がった。
♪ ワルイトハオモウケド ヤメラレナイ♪
雪歩「すみません。ちょっと失礼しますぅ」
立ち上がったのは、雪歩ちゃんだった!
この中の誰か、確かにそう思ってはいた。
だけどそれでも、少なからず私は驚いた。
雪歩ちゃん?
あの大人しくて、ひっこみじあんな雪歩ちゃんが、謎の人物Wなの?
真「あれ? 雪歩、そのケータイって変えたの?」
真ちゃんの質問にも答えず、雪歩ちゃんは慌てて着信相手を確認すると電話に出た。
雪歩「もしもし? もしもし!? 答えてください! プロデューサー? プロデューサーなんですか!? もしもし!! もしもし!!!」
高木「残念だが……」
事務所のドアを開け、社長がゆっくりと入ってきた。
手には、件のケータイが握られている。
高木「彼ではない。残念だったね、雪歩君。いや、Wとお呼びしようか?」
雪歩ちゃんは、がっくりとうなだれた。
雪歩「すみません。ちょっと失礼しますぅ」
立ち上がったのは、雪歩ちゃんだった!
この中の誰か、確かにそう思ってはいた。
だけどそれでも、少なからず私は驚いた。
雪歩ちゃん?
あの大人しくて、ひっこみじあんな雪歩ちゃんが、謎の人物Wなの?
真「あれ? 雪歩、そのケータイって変えたの?」
真ちゃんの質問にも答えず、雪歩ちゃんは慌てて着信相手を確認すると電話に出た。
雪歩「もしもし? もしもし!? 答えてください! プロデューサー? プロデューサーなんですか!? もしもし!! もしもし!!!」
高木「残念だが……」
事務所のドアを開け、社長がゆっくりと入ってきた。
手には、件のケータイが握られている。
高木「彼ではない。残念だったね、雪歩君。いや、Wとお呼びしようか?」
雪歩ちゃんは、がっくりとうなだれた。
春香「あのぉー」
春香ちゃんが、右手を挙げながら言った。
春香「状況が、まったくつかめないんですけどぉ」
「春香ちゃん。社長が持っているケータイ、見覚えない?」
春香「ええと……あっ! プロデューサーさんが持っていた、あのケータイ!!」
千早「そうね。間違いないわ」
真「そう言えば……でも、雪歩が持っているのは……色違いの同じケータイ?」
確かに、雪歩ちゃんが手にしているのも、色は違うが同じスライド式のケータイだ。
そして雪歩ちゃんがいつも持っている、白い二つ折りケータイではない。
春香「じゃあ、あの時プロデューサーさんと親しげに電話をしていたのは……」
雪歩「……私、ですぅ」
「雪歩ちゃん。誤解しないでね、私たちは雪歩ちゃんを責めるつもりはないの」
雪歩「……はい」
「でもプロデューサーさんの事を、全部解き明かして真実に迫りたいのよ」
雪歩「それは、私も……ですぅ」
涙目で小声だが、雪歩ちゃんははっきりと言った。
そうだ、雪歩ちゃんだってもう昔の弱いだけの彼女じゃない。
ちゃんと戦って、困難に立ち向かってきたんだ。
私たちのプロデューサーさんと。
「じゃあ聞かせて。Wについて……いいえ、そもそもWってどういう意味なのか」
雪歩「それなんですけど……」
おずおずと、雪歩ちゃんは言った。
雪歩「そのWって、なんなんですか?」
「え?」
春香ちゃんが、右手を挙げながら言った。
春香「状況が、まったくつかめないんですけどぉ」
「春香ちゃん。社長が持っているケータイ、見覚えない?」
春香「ええと……あっ! プロデューサーさんが持っていた、あのケータイ!!」
千早「そうね。間違いないわ」
真「そう言えば……でも、雪歩が持っているのは……色違いの同じケータイ?」
確かに、雪歩ちゃんが手にしているのも、色は違うが同じスライド式のケータイだ。
そして雪歩ちゃんがいつも持っている、白い二つ折りケータイではない。
春香「じゃあ、あの時プロデューサーさんと親しげに電話をしていたのは……」
雪歩「……私、ですぅ」
「雪歩ちゃん。誤解しないでね、私たちは雪歩ちゃんを責めるつもりはないの」
雪歩「……はい」
「でもプロデューサーさんの事を、全部解き明かして真実に迫りたいのよ」
雪歩「それは、私も……ですぅ」
涙目で小声だが、雪歩ちゃんははっきりと言った。
そうだ、雪歩ちゃんだってもう昔の弱いだけの彼女じゃない。
ちゃんと戦って、困難に立ち向かってきたんだ。
私たちのプロデューサーさんと。
「じゃあ聞かせて。Wについて……いいえ、そもそもWってどういう意味なのか」
雪歩「それなんですけど……」
おずおずと、雪歩ちゃんは言った。
雪歩「そのWって、なんなんですか?」
「え?」
ちょいミスったな
雪歩→雪→冬→Winter→Wが正しいか
雪歩→雪→冬→Winter→Wが正しいか
>P「? なんでだ? じゃあBは真にするか? それで千早は……いや、それも困るか……」
千早はblueのBで真はblack=黒のKかな?
千早はblueのBで真はblack=黒のKかな?
乙
Wの問題もだが、何故雪歩だけ個別に連絡を取ってたのか…もなぁ
Wの問題もだが、何故雪歩だけ個別に連絡を取ってたのか…もなぁ
しかし風俗の人のはよくできてるな
今までの肩書きおさらいしないと忘れてるわ
今までの肩書きおさらいしないと忘れてるわ
伊織の言ってた映画の甘い生活のくだりが、理解できない。
わかる人いる?
わかる人いる?
予想してもいいがここに書くな
>>1が書きにくくなるのが分からないのか?
>>1が書きにくくなるのが分からないのか?
亜美の妄想も、なんだかよくわからないな。
けどそうだな。予想は書かないでいくか。
けどそうだな。予想は書かないでいくか。
先の事についてでなければ、
暗号の予想をしても別にいいと思うが…
作者の意見を聞きたい
暗号の予想をしても別にいいと思うが…
作者の意見を聞きたい
同じスレに正解の予想を書かれると投下しにくくなると思う
予想のしあい自体は楽しいとは思うけど
予想のしあい自体は楽しいとは思うけど
>>292
あれはネタで挟んだだけだろ
あれはネタで挟んだだけだろ
申し訳ありません。
本日は体調面の理由で、更新出来ません。
明日か明後日、更新いたします。
ごめんなさい。
内容が内容なので、あまりレスができませんがいつも皆様からのレスに感謝しています。
ありがとうございます。
本日は体調面の理由で、更新出来ません。
明日か明後日、更新いたします。
ごめんなさい。
内容が内容なので、あまりレスができませんがいつも皆様からのレスに感謝しています。
ありがとうございます。
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