元スレP「風俗嬢に恋をした……」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 = 200 :
あ、「するなら」が重複したのはコピペミスだ、特別な意味はないよ
なんか誤解されそうなので一応
202 :
続きはよ
203 :
>>202
気持ちはわかるけど気長に待とうぜ
204 :
それにしても、一応毎日見ているはずなのに>>20では状況で別人だと判断しているPェ・・・・
美希はすぐにわかったし、真美と亜美も本物と似た人を判断できるのに・・・・・
この差はなんだろう?
205 :
暗かったんだろ
206 :
>>205
簡潔だな
207 :
目の輝きじゃね?
208 :
P「失礼します」
社長「ああ……かけたまえ」
いつもと違う社長の口調は、事態の深刻さを物語るのに十分だった。
社長「来週発売の週間誌のゲラだ、読んでみてくれたまえ」
P「……拝見します」
『765プロ躍進の原動力 天才プロデューサーのアブない性癖』
ゲスながら、なかなかいいセンスのタイトルだ。
きっと売り上げは伸びるだろう。
『P氏は、担当アイドルに似た娘を見つけては、スカウト名目でアイドルと同じ格好をさせその身体を弄び、挙げ句には風俗に売り飛ばし……』
『食い物にされた娘は、両手で足りず……』
『最近では、担当アイドル本人にもその毒牙を……』
思わず吐き気を催した。
ここにはなにひとつ、真実は書かれていない。
嘘と虚構を悪意で塗り固めた、恥ずべき文字の羅列だ。
209 = 204 :
黒井社長は初期の金田一みたいな死体になるべき!!
地獄の傀儡師さん来てーーーーー!!
210 = 76 :
社長「どうかね?」
P「酷いですね。これを書いた人間は、天才でしょう。同時に最低の人間だとも思いますが」
社長「内容に、多少なりとも心当たりは?」
P「それは……こんなふうに書かれる経緯としてなら、多少はあります」
社長「だろうねえ」
P「どういう事ですか?」
社長「この業界、火のない所に煙はたたない。この記事が99%の嘘で作られていたとしても、真実も1%は含まれているはずだ」
P「ですが社長!」
社長「まあ待ちたまえ。目下の問題は、もうこの記事が世に出てしまうという事だ。君のイメージダウンは免れない。いや、状況如何では君は、業界から抹殺されてしまう恐れすらある」
ついにこういう時がきた。
きてしまった。
明確にこうなる事を予測していたわけではないが、這い寄るように徐々に迫っていた暗い影がついに目の前に現れた、そう俺は感じた。
自分がしでかした事への報いを受ける時が、ついにきたのだ。
211 :
これ書いたの、本当に冤罪の人?
212 = 76 :
P「俺のイメージダウンや抹殺なんて、プロダクションにとっては大した問題では……」
社長は、大きく息を吐いた。
社長「君ほどの男が、やはり自分の事はわかっていないようだね」
それは以前に俺が、春香に言った事でもある。
『自分の事って、なかなか自分ではわからないもんだよな』
またか?
またしても俺は、大事な何かを見逃していたのか?
気づかずにいたのか?
社長「君は今や、業界では知らぬ者なき有名人だ。どこの局でも君は、VIP扱いされている」
P「? そんな特別待遇、受けた覚えがないんですが……」
社長「君がそう要望したからね。いつだか言ったんじゃないのかね? 特別な事は何もしなくていいですから、と」
P「それは……はい」
213 = 76 :
社長「逆にもし君が局側に何か特別な要望を出してごらん、すぐに用意されるはずだ」
P「まさか……」
社長「765プロも、前とは違う。今はテレビをつければ、ウチの誰かが必ずどこかで出ている。歌声も、街に溢れている」
それは確かに本当の事だ。765プロの勢いは、まさに破竹の勢いと言える。
社長「そのほとんどの仕事を、君が取り仕切っている。局側も君への対応には細心の注意を払っている。担当者をおいている局だってある」
驚くと、開いた口がふさがらなくなる……それは本当だ。
俺は今日、それを初めて知った。
俺の周囲の世界は、いつの間にそんなに変わってしまったんだ?
ほんの少し前……そう、何ヶ月か前だ。
一年にも満たない前、俺は必死にテレビ局に営業をかけていた。
頭を下げ、頼み込み、それでも門前払いすらくらった事もある。
あれはなんだったんだ?
夢か幻だったとでもいうのか?
214 = 76 :
社長「話を戻そう。その君のイメージダウンや抹殺は、由々しき問題だ。アイドル達の今後の仕事に影響は免れないだろう。たとえ記事の内容が真実でなくても」
P「そんな……」
社長「アイドルのみんなが、色眼鏡でみられる事になるんだよ」
確かに俺は、自分の事がわかっていなかった。
P「謹慎を……必要なら辞表を出します」
社長「私は君を失いたくない。君は、私の信条である『絆』の体現者であると、信じているからね」
P「でも、それでは!」
社長「懸案事項はもうひとつある。それは961プロだ」
961プロ? 961プロがこの件にどう関係あるんだ?
社長「そもそもこのゲラ、どうやって入手したと思う?」
P「社長のコネクションですか?」
社長「そう。そしてそのコネによると、この記事の出所をたぐると961プロに行き着くらしい」
215 = 203 :
>>211
何で?
216 = 211 :
>>215
いやなんか、ふいんき違いすぎる感じで。
あれを期待してきたので、ビックリしました。うれしい誤算でもありますが。
217 :
多才でいいじゃない
218 = 211 :
亀王の油そば、美味しかったよ
219 = 211 :
>>218 は誤爆です。ごめんなさい。
>>217
そうですよね。でもまた、冤罪もやって欲しいデス。
220 = 204 :
さて、黒井社長にはどんな目にあって貰うのが最良だろう?
ディアボロがやったみたいに輪切りにする?送り相手が見つからないが・・・・
221 = 198 :
まぁでも黒井じゃなくてもこれはマスゴミから逃れられない気はするな
222 = 76 :
社長「今のウチなら、出版社や報道陣に圧力をかける事はできる。しかしそれは、得策ではないと私は考えた」
P「同感です。あの黒井社長が背後にいるなら、この記事は先の一手に過ぎないでしょうから」
社長「さすがに聡いな。そう、黒井は所属タレントを駒と呼ぶだけあって、チェスが得意だ」
P「こちらの出方は総て予想して、更に立場が悪くなるように仕掛けているはずですね」
社長「くやしいがその通りだ。今現在、我々がおかれている立場は最悪とまでは言えないが、それに近い」
つまり765プロとしては、打つ手も無くやられるのを待つだけなのか……
俺自身はともかく、765プロに危機が迫っている。
それも全部、他ならぬ自分のせいで。
P「社長、やはり俺を……」
223 = 76 :
社長「君がいなくなったら、あの娘たちはどうなる?」
P「!」
社長「今度は、この間のような生易しい事態では済まない。そうは思わないかね?」
ああ!
ああ……
みんなの顔が、1人1人浮かんでくる。
全員がすばらしい魅力を持ったアイドルだ。
誰ひとり、仕事を疎かにしたり、投げ出したりする娘じゃない。
そのみんなが、仕事を投げ出して俺を心配して探してくれた。
俺がいなくなったら?
みんなは、アイドルをも投げ出す。
予感以上の、確信が俺にはあった。
なんてことだ!
なんてことだ……
社長「わかったようだね」
P「……はい」
224 = 204 :
元を辿れば、休みなさいと言った伊織のせいだけどね。
まあ、結果論だし意味がないけど・・・・・
225 = 198 :
それはおかしいだろwwwwww
226 = 76 :
社長「ではこれより、現状を打破する作戦会議を始めよう」
P「……は?」
いやいやいや。
社長。
社長?
P「現状は最悪、打つ手は無い、それが分析の結果じゃなかったんですか?」
社長「私は『最悪だ』などとは言ってはいないよ。『最悪とまでは言えないが、それに近い』と言ったんだ」
P「じゃあ打つ手もあるんですか?」
社長「確かに黒井は、チェスの名手だ。だが、この私にも特技がある」
P「それってまさか……」
それからの作戦会議は、数時間に及んだ。
勝算があるとまでは言えないが、一筋の光明が俺達には見えた。
最後に社長は言った。
社長「後は、君個人の問題の解決だが……」
P「……それはもう決めてあります」
そう、これから俺は決着をつける。
俺の抱えるふたつの問題に。
227 :
休むな→プロデューサーを休ませない伊織は人を人と思わない鬼畜
休め→普段休まない人間が思わぬトラブルを起こす可能性を考えない伊織は阿呆
こういうことですね分かります
228 = 204 :
今思いついたが、事務所で休ませればよかったかもしれん。
それか、伊織の家で休ませれば・・・
229 = 227 :
事務所で休む→ワーカーホリックなPが事務所で休めるとでも?
伊織の家→パパラッチは?水瀬の人間をどうせ動員するだろうしPが申し訳なく思ったりして気疲れしそう
230 :
お前らがそんなに伊織嫌いなら俺がもらってやるよ
>>229
お前はsageろ
231 = 204 :
じゃ、回避できないのかよ・・・・シュタインズゲートで言うまゆりの死みたいなものか・・・
232 = 76 :
なんてこったい(ヨシャパテ)!
今日は、社長とのやり取りで終わってしまいました……
一旦ここで、止まります。
いつも読んで下さったり、レスをいただけて嬉しいです。
内容については、あまりレスできないので、なんか反応薄い書き手みたいで申し訳ないのですが、いつもレスに大変感激しております。
感謝です。
さて、内容意外の所でレス返しを。
冤罪のSSも読んでいただいた方がおいでのようで、嬉しいです。
でもやはり、冤罪の人って呼ばれてる……ハハハ。
しかし、このSSだと『風俗の人』とか呼ばれたり……ハハハ……ハハ……
233 :
風俗の人乙です!
234 :
おつ
>>230
社長は貰っていきますね
235 :
風俗の人は対応が丁寧でいいな
乙
236 :
乙
時間を気にせず書けるからやはりクオリティも安定だな速報は
237 :
風俗の兄ちゃん乙です!
それからさ、えらそうな事言っちゃうけど、皆>>1が書いてる途中に話しすぎじゃないかな
読むときに読みづらいし、予想たてる人もいるし
ここの>>1の場合今日はここまでーって言ってくれるんだし、なるべく控えたほうがいいんじゃないかな?
238 :
そりゃそう呼ばれるのは避けれないだろ
別にいいと思うが、マイナスイメージの方が逆にいいんじゃね?
呼び名()みたいな風潮もあるし
239 :
雑談は確かにな、VIPじゃないんだし
風営法の許可があるなら別だがあまり好ましくないんじゃないだろうか
240 :
これ、訴えたら出版社も記者も一気にアウトじゃね?
241 :
社長室から戻ると、驚いた事に全員が待っていた。
アイドルはもちろん、律子や小鳥さんもだ。
P「どうした? みんなで」
律子「なんだったんですかプロデューサー。社長の話は」
P「ああ、それが……」
千早「深刻な顔をして出て行ってから、一日中……」
そう、気が付けばそれだけの時間が過ぎていた。
そうか、みんな心配で待っていたんだな。
P「961プロが、また仕掛けてきた」
一同の緊張が、少しだけ緩む。
不倶戴天の間柄とはいえ、いつもの事という気風も確かにある。
そして俺達は961プロの妨害を、その都度跳ね返してきていた。
真「なーんだ。またいつもの嫌がらせですか」
亜美「正直、もっと大問題かとおもったよ→」
真美「そ→そ→。961プロなんか、も→まんた→い!」
いや、今回は今までの仕掛けとは違う。
その言葉が喉まで出るが、俺は無用の心配をみんなにかけたくはなかった。
P「だけど油断するな。今回はちょっと今までとは違う」
あずさ「どう違うんですか?」
P「攻撃の対象は、俺です」
伊織「アンタを? ふうん、961プロも考えたわね」
P「俺としては、俺なんてどうなってもいいが……」
美希「ハニーにもしものことがあったら、ミキ耐えられないのー!!!」
P「……というような者もいるから、俺も自衛する」
実際は、事態はもっと深刻だ。
しかし彼女たちにはこの程度の説明の方がいい。
そう、ひとりを除いて。
242 = 76 :
P「そういうわけで、しばらくの間は俺は今まで通りには仕事ができない事もある。その事はみんなわかっておいてくれ」
雪歩「じゃあお仕事は……?」
P「律子と社長が代行する場合もある」
俺はその後、細かい指示を各自に与えてその夜は解散とした。
P「春香、遅くなったな。電車に間に合うか?」
春香「うーん。正直、ギリギリですね」
P「駅まで送ろう」
春香「いいんですか? ありがとうございます」
美希がぶうぶうと文句を言ってきたが、俺は春香を乗せて車を走らせた。
車中で、春香は話しかけてきた。
春香「961プロ、今度はどんな事をしてきたんですか?」
P「……知りたいか?」
春香「私達、今まではプロデューサーさんに961プロから守ってもらって……だから私、プロデューサーさんが961プロから何かされてるなら、今回は逆に守ってあげられないか、って思って」
243 = 76 :
P「……春香」
春香「はい? なんですか?」
P「春香に大事な話がある」
春香「それは961プロと関係があることなんですか?」
P「……明日」
春香「え?」
P「今日はもう遅い。この間のカフェの場所、覚えているか?」
春香「はい。大丈夫ですけど」
P「10時に来てくれないか?」
春香はなぜか、すぐに返事をしなかった。
しばらく黙っていた後、ようやく口を開いた。
春香「……プロデューサーさん?」
P「なんだ?」
春香「961プロのこと……もしかしてかなり深刻なことなんですか?」
P「……それも明日、話す」
春香「私だけ送るって言い出したのは、私が関係しているからですか?」
P「それは……」
返答しにくい質問だ。
今回の一件に、春香という存在は関与しているが、直接春香が関係しているかと言われると微妙だ。
P「それも、明日」
春香「嫌です」
珍しい春香の拒否の言葉。
俺は、少なからず驚いた。
横目で見ると、春香は一直線に俺を見つめていた。
春香「今、話してください」
P「今日はもう遅いから……」
春香「収録で、もっと遅くなることもあります」
P「ご両親が心配を……」
春香「大丈夫です」
こうなった春香は、絶対に自分を曲げない。
しまった……話の持って行き方を間違えたかな?
春香「だいいち、ここで帰っても気になって眠れませんよ」
P「……仕方ない」
俺達は、事務所に戻った。
既に誰もいない。
244 :
灯りを付けた事務所は、昼間とは別の場所のように静まりかえっていた。
とりあえずソファーにかけると、春香がお茶をいれてくれた。
春香「雪歩みたいに、美味しくはいれられないんですけど」
P「ありがとう」
沈黙。
話があると言っておきながら、俺はなんと切り出したものか考えあぐんでいた。
そもそも、もう少し雰囲気というか、ムードのある所で話したかった。
全て後の祭りだが。
春香「お話……」
P「え、ああっ!?」
春香「私に言いにくいこと、なんですか……?」
P「い、いや、あの、な。その……」
そう、ここまできて今更どうする。
春香には話す。
いや、話さなくてはならない。
そう決めたじゃないか。
そうだろ、俺。
俺は意を決して、春香に言った。
245 :
P「実はな、春香。俺は……俺は、風俗営業の店に通っている!」
俺の言葉を聞いた春香の表情を上手く表現する術を、俺は持っていない。
よって端的な単語で、表現しておきたい。
キーワードは3つ
『カチーン』
『ヒクヒク』
『タラー』
P「いや、正確には通っていた、なんだけど……春香?」
春香「 」
P「春香? なにか喋っているのか? まったく言葉になっていないが……」
春香「ふ」
P「ふ?」
春香「ふ、ふっふっふっ、ふー、ふー」
P「どうした春香? なんか掛かりの悪いバイクみたいになってるぞ」
春香「ふー、ふーぞく? ふーぞくって!? ふ、風俗……です……か?」
P「あ、ああ。その、風俗だ」
今回も単語で説明してもいいだろうか?
キーワードはやはり3つ
『ガックリ』
『ハアー』
『ジロ』
P「し、思春期の女の子にこんな話をした事は、謝る」
春香「もう! 本当ですよプロデューサーさん。そんなにデリカシーが無いとは思いませんでした!」
P「ご、ごめん」
春香「あれ? でも、それって……」
P「ああ、そうだ春香。961プロが仕掛けてきた事の内容は、それに関係がある」
246 :
P「その風俗の店に行ったのは、偶然なんだ。そもそもそういう店に行った事は、それまであんまり無かったし」
春香「でも初めてじゃ、ないんですね?」
P「ま、まあ」
痛い所を突かれた。
そりゃあまあ、そうだが。
ああ、また春香がため息ついている。
おお、春香の目が冷たい。
P「そ、その店はアイドルのそっくりさんがいる店で、その、俺は春香のそっくりさんを……」
春香「ええっ!!」
P「指名して……」
春香「信じられません! ひどいですプロデューサーさん!! あんまりです!!!」
P「ま、まてまてまて! 興味もあったし、なによりその時は春香みたいな娘が、そんなに世間にいるわけないって思ったから」
春香「……え」
P「どんな人かみてやろう、そう思ってだな」
春香「そ、そうなんですか……」
247 = 76 :
どうやら春香も、少し落ち着いてくれたらしい。
その頃合いを見計らい、俺は続けた。
P「なにより俺は! その、春香が好きだったから……」
春香「え?」
P「す、好きだったんだよ。春香の事が! だから余計に、そのなんていうか興味が……あれ?」
思えば春香とも、長いつきあいになる。
ランクFからずっと一緒にやってきたのだ。
それこそ辛い時も苦しい時も、共に乗り越えてきた。
色んな春香の表情も見てきた。
しかし今、目の前にいる春香の表情は、そんな俺でも初めて見るものだ。
俺だって、そういう言葉があるのは知っていた。
だが、この目で間近に見るのは初めてだ。
これが『憤怒』という表情……まさか春香でそれを見る事になろうとは……
248 :
コレは教育やろなあ
249 = 76 :
春香「プロデューサーさんのばかばかばか!!! ひどいひどいひどい!!! ううう……」
一言だけ怒鳴ると、春香は泣きだした。
色々な意味で覚悟はしていたが、この春香の反応は予想外だった。
春香「ううう……ううううう……」
P「ご、ごめん、春香。その、風俗なんて行って……」
春香「ぞんなごとはいいんでず!」
P「え、ええっ!?」
春香「わ、私だって……私だって年頃の女の子なのに……」
P「そ、それはわかってるが」
春香「じゃあなんでそんな告白のしかた、するんですか!! 好きな人から告白される……女の子の一生の夢ですよ!!! それを、ムードもなんにもない場所で、ふ、風俗の話の流れでなんて、あんまりです!!!!!!」
250 = 76 :
俺は絶句した。
いや、俺だってムードは、もう少しなんとかしたかった。
カフェにだって誘ったじゃないか。
P「……ごめん」
春香「もう……いいです」
春香は、ハンカチで涙を拭き始めた。
春香「なんかそんな気もしてましたし。プロデューサーさんにそういう期待をしたのが、間違いでした」
言葉は少しきついが、ようやく春香は笑う。
春香「でも、好き、か……えへへ、プロデューサーさんに好きって言われちゃった……」
一度笑い始めると、今度は春香はニコニコとし始める。
女の子とは、こういうものなんだろうか。
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