元スレ久「須賀君、奈良まで遠征に行って来て頂戴」 京太郎「ええっ!?」
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501 = 488 :
三尋木「和服を馬鹿にした 雑用君には 和服の素晴らしさを たーぷりと 教えてあげないとねぃ」
京太郎「え、遠慮しときます…」
三尋木「あははは 面白い 冗談を言うねー 君」ニコニコ
京太郎「そ、そうですか? ハハッ…」
三尋木「うん♪」
502 = 488 :
――――
―――
――
三尋木「現在の和服には、大人の女性用・大人の男性用・子供用があるのは 雑用君も知ってるよね?」
京太郎「え、ええ まぁ…」
三尋木「男性用と女性用の和服のそれぞれに、正装・普段着・その間の服があって
基本的に男女両用の和服はないんだけど、和服を構成する要素には、肌襦袢、長襦袢、長着、羽織、伊達締め、腰紐、帯、帯板、帯締、袴、足袋、草履、下駄などがあるんよ」フリフリ
京太郎「(か、帰りたい…)」
503 = 488 :
三尋木「ちゃんとついてきてるー? 雑用君? 」
京太郎「な、なんとか…」
三尋木「ちなみに 豪華な模様を持つものが多いのは、長着と帯! 数万円から数百万の帯まで た~っくさんあるんよ!」フリフリ
京太郎「す、数百万!? 全部 一緒なんじゃ…」
三尋木「かぁ~ これだから素人は…」
京太郎「す、すいません」
三尋木「いい? どうして こんなにも価格が違うのか? ってのを知りたいんだよね?」
京太郎「は、はい」
504 = 488 :
三尋木「帯にも色々と種類があるんよ 例えば… ん~ 丸帯とか?」
京太郎「丸帯?」
三尋木「丸帯ってのは江戸時代に創られた正装用の帯でね?
広幅に織った帯地を二つ折りにして片側を絎けたもので、両面共に柄が出るんで非常に豪華な帯になるんよ
丸帯という名称は広幅の織物を丸ごと使うことからきてるけど、それだけ重く締め難いものとなるって事」
京太郎「へぇ~」
505 = 488 :
三尋木「価格が違うのはそこ」
京太郎「? 手が込んでるか 込んでないとか ですか?」
三尋木「そそっ 高価な帯と廉価な帯はどこが違うのか?
帯に限らずきものの価格は、素材と手間で決ると言って良い
高価な素材を使えば価格は高くなり、安価な素材を使えば価格は安くなる
けどね?、特殊な素材を除けば素材によって数十倍もの価格の開きはできないんよ
価格を左右する大きな要因は主に手間
手織と機械織では手間が大きく異なる
手機だと横糸一本一本を手で簸を飛ばしながら通して行くから、機械よりも手間がかかり高価になるんよ」パタパタ
京太郎「色糸の数が多ければ多いほど手織り職人は 糸を選んで簸を通す手間が大変なものと成るってわけですか? 」
三尋木「おぉ~ぅ! 正解! わかってんじゃん!」ビシッ
京太郎「そ、そうですか?」テレテレ
506 = 488 :
三尋木「私 個人としてはさー 帯も着物も 手作りがいいんだけど…」
京太郎「けど?…」
三尋木「手織りはどうしても 機械で作るより 時間がかかるうえに お金も 高いから 一般受けは 余りしないんよ…」
京太郎「そりゃそうですよ…」
京太郎「今は 手間より早さを 求められていますからね… 時代の流れには 逆らえませんよ」
三尋木「」ポカーン
507 = 488 :
京太郎「な、なんですか?」
三尋木「あっ いや 意外にも 良い事 言うなー って 思ってね」パタパタ
京太郎「そうですか? なら 雑用君から 名前で呼んで下さい 」
三尋木「うーん それはちょっと無理かなー 雑用君に 慣れちゃったし 何なら セクハラ君 でも 私は いいけど?」
京太郎「雑用君でお願いします」
三尋木「おぉ~ぅ ドM だったとは… 中々やるねぃ」
京太郎「もう… 勝手にして下さい…」
508 = 488 :
三尋木「んじゃ ドM君d「お断りします! 」えぇ~っ なんで?」
京太郎「その名前だと 社会的地位を 確実に無くします」
三尋木「社会的地位ねー… いるの?」
京太郎「いりますよ! ほんと それだけは勘弁して下さい 咏さん」
三尋木「どーしてもってなら 別にいいけどさー ん? あれ? 私 君に名前 言ったっけ?」
509 = 488 :
京太郎「糞長い 愚痴の中で 何回か登場してましたよ…」
三尋木「そ、そうだっけ? 知らんけど」
京太郎「そこは知っといて下さいよ」
三尋木「いや しらんし」
京太郎「………(もう ヤダ この人…)」
510 = 488 :
三尋木「あ! そうそう 連絡先教えてといくれる?」
京太郎「連絡先ですか? 別に構いませんよ」
三尋木「じゃ、この紙の、ここに名前と生年月日よろしくねー」サッ
京太郎「生年月日までいるんですか?」
三尋木「うん♪ あ 電話番号は こっちの紙に 書いて」
京太郎「? わかりました」
511 = 488 :
三尋木「それと… 判子とか 持ってるー?」
京太郎「判子? 確か持ってたと思いますけど… あぁ これだ」
三尋木「判子は ここ」
京太郎「どうでもいいんですけど 何で連絡先 書くのに 判子がいるんですか?」
三尋木「………念のため?」
京太郎「何故に疑問形なんですか…」ポン
512 = 488 :
三尋木「うひょー ありがとさん♪」
京太郎「悪用だけは 絶対にしないで下さいよ? 信頼してますからね?」
三尋木「悪用なんて しないってー♪ 」
京太郎「(大丈夫なんだろうか…)」
三尋木「んじゃ また 明日ー」フリフリ
京太郎「明日!?」
三尋木「今日の夜に また 連絡すっから~ よろしくねー♪」フリフリ
京太郎「え、ええ…」
513 = 488 :
~清澄 部室~
京太郎「二度も買い物に行く事になるとは…」
京太郎「(戻りたくねぇ…)」
ガチャ
京太郎「た、ただ今 戻りました… えっ? ど、どうしたんですか?」
咲「………」グスッ
和「………」ウルウル
久「ん? あぁ 須賀君 おかえりなさい」
514 = 488 :
京太郎「えっ? あっ はい」
京太郎「(何だ この 異様な雰囲気は… )ぶ、部長 何かあったんですか?」ヒソヒソ
久「あ~ うん ちょっとね…」
京太郎「そ、そうですか…」
久「そうそう 須賀君 」
京太郎「何でしょうか?」
久「はい これ」バサッ
515 = 488 :
京太郎「? ウィークリー麻雀トゥデイ? (凄い見覚えのある人が表紙なんだけど…)何ですか? これ?」
久「雑誌よ 雑誌 中々 面白いから 須賀君も それ読んで しっかり勉強しなさい」
京太郎「は、はい! あの 部長? この表紙の人って…」
咲・和「」ビクッ
久「表紙? あぁ~ 三尋木プロね ウィークリー麻雀トゥデイ特集で表紙を飾るくらいだから 相当な腕よ まぁ 最近は ちょっと黒星ばかりで 引退とか騒がれてるけどね」
516 = 488 :
京太郎「そう… ですか…」
久「それがどうかした?」
京太郎「へ? あぁ いや 特には…」
久「? そう? まぁ とにかく頑張ってね?」
京太郎「はい!」
517 = 488 :
――――
―――
――
京太郎「あの人 そんなに有名な人だったんだ…」
京太郎「(とても信じがたいな…)」ペラ
京太郎「おっ? タイトル挑戦までした事 あんのかよ あの人」ペラ
京太郎「しかも彼女にしたいランキングで一位とってんじゃん!(何が生き遅れだよ…)」
京太郎「てか この雑誌 最近のか? 最近の… ポイな…」ペラ
518 = 488 :
ピリリリリリ
京太郎「(ん? 知らない番号だな?…)」
京太郎「はい 須g「ヤッホー♪ 雑用君? いやー 参った 参ったー 悪いんだけどさー? 今日会った場所に 今すぐ来てくれないかなー? んじゃー よろしくー♪」ピッ
京太郎「(ほんとにプロなのか…?)」
519 = 488 :
――――
―――
――
三尋木「おぉー 来た 来た」
京太郎「どうしたんですか? 急に?」
三尋木「いやね? 正直な話をすると 帰り道がわかんねー 状態なんだわ だ・か・ら 一晩とめてくれると助かるんだけど?」
京太郎「」
京太郎「いやいや それはマズイでしょ!?」
三尋木「親子さんには ちゃんと説明すっからさー お願い! このままじゃ 野宿なんよ」パタパタ
520 = 488 :
京太郎「親は居ないんで大丈夫なんですけど…」
三尋木「よし! 難問クリアー!」
京太郎「難問クリアー じゃないですって! そもそも 咏さん プロ雀士 じゃないですか… 俺の家に泊まったなんて事 バレたら大変な事になるんじゃ…」
三尋木「あちゃー バレちゃったか~ うーん でも まぁ 大丈夫! 知り合いとか何とか言えばいいしさぁ ほんと頼むよー!」
京太郎「そうは言われても…」
521 = 488 :
三尋木「よし! わかった! 泊めてくれたら 私が直々に麻雀 教えてあげるから!」
京太郎「咏さんが?」
三尋木「そそっ 何なら 夜のお相手も…」ニヤッ
京太郎「それはいいです」
三尋木「ひどっ!?」ガーン
京太郎「まぁ そうですね…(プロが教えてくれる事なんて 滅多にないしなぁ… ここは一つOKするか…)わかりました 咏さんが 教えてくれると言うのでしたらOKです」
三尋木「教える 教える! 何でも聞いて! 」
522 = 488 :
――――
―――
――
三尋木「ほぇ~ 意外と広いんだねぃ」
京太郎「まぁ そこそこ…」
三尋木「へぇー !」キラーン
京太郎「とりあえず ご飯食べてないでしょうから ご飯を食べm って~ おぃぃ!」
三尋木「ん? どしたー?」ガサゴソ
京太郎「何やってんですか!?」
523 = 488 :
三尋木「んー エロ本探し」ガサゴソ
京太郎「んな!? そんなところには ありませんから!」
三尋木「昔から 隠すなら ベッドの下って 決まってるんだよねー」ガサゴソ
三尋木「あれれ? 」スカスカ
京太郎「だから言ったでしょ? そんなところにはないって…(誰がベッドの下なんかに隠すか…)」
524 = 488 :
三尋木「」トコトコ
京太郎「今度はなんですか? トイレならあっちですよ?」
三尋木「んー これだ!」
京太郎「!?」
三尋木「はっはーん ねぇ ねぇ 辞書見ようとしたら 変な本が出てきたんだけどー?」ニヤッ
京太郎「(ば、馬鹿な!? 何故 数ある カモフラージュの中から それを選び出すんだ!)」
三尋木「えぇ~っと なになに? えっ? 貧乳 えっ? 和服… パラ… ダイス…? えっ?」チラ
京太郎「(巨乳ばかりで飽きたから たまには 趣向を変えてみただけなのに~ 何でよりにもよって あれなんだよ!)あ、あはははは………」
三尋木「………」
京太郎「………すんません」
525 = 488 :
――――
―――
――
京太郎「(き、気まずすぎる…)ど、どうですか?」
三尋木「」ビクッ
三尋木「な、中々の う、腕前で…」パタパタ
京太郎「(縮こまっちゃてんじゃん… これ… 麻雀教えてとか言える 雰囲気じゃねぇ…)」
三尋木「………」
526 = 488 :
三尋木「(あれって もしかして… 私を意識してんのかな? ま、まさかの一目惚れ!? いやいや それはないねー …あれ? でも よく考えてみるとさー 好きでもない女 普通に家に 入れるかな? しかも今日会った よくわからない女を… って事は やっぱり…)あ、あの…」
京太郎「は、はい(どんな罵倒だろうとも 受けきってみせる!)」
三尋木「ふ、ふつつか者ですが よ、よろしくお願いします」ペコッ
京太郎「へ? あ! こ、こちらこそ よろしくお願いします」ペコッ
京・三「「………」」
527 = 488 :
三尋木「プッ あはははは! ど、土下座って! あはははは マジっすか! あはははは 」
京太郎「ちょ 笑わないで下さいよ…」
三尋木「あはははは ごめん ごめん 余りにも 衝撃的だったもんだから」ケラケラ
京太郎「はぁ…」
528 = 488 :
――――
―――
――
萬子:1~9
索子:Ⅰ~Ⅸ
筒子:①~⑨
京太郎「(レ、レベルが違いすぎる…)」
三尋木「さってと… 打ってみてわかったんだけど 雑用君は 守りが ダメダメだから 守りを重点的に学んでいかないと駄目みたいのようだねぃ」
三尋木「んじゃ まずは スジについて 教えるから」
京太郎「は、はい」
529 = 488 :
三尋木「スジって言うのは 両面待ちを前提とした、相手の捨て牌から考える守りって感じかな?」
三尋木「例えばー ん~ こんな感じの捨て牌があって 相手にリーチされたとする」
東Ⅷ②1北Ⅳ西Ⅵ←リーチ
三尋木「この相手はリーチを仕掛けたとき Ⅵ を切っとるんけど 考えてごらん?」
234 567 ④④④ ⑦⑧⑨ ⅦⅧ 南南
または
234 567 ④④④ ⑦⑧⑨ ⅣⅤ 南南
三尋木「みたいな 牌の待ちは考えられにくくない?」
京太郎「確かに… それだと 自分で捨てた牌があるんで ロンはできないですね」
530 = 488 :
三尋木「そそっ わざわざ リーチまでかけて 聴牌宣言しておいて ロンできません とか マジ馬鹿でしょ?」
三尋木「待ちで待つ事は 普通はしないよね? んじゃ 結局 何が言いたいのかと言うと…
ⅣⅤ または ⅦⅧ の両面待ちの可能性が低い と言う事なんよ」
京太郎「へぇ~」
三尋木「したがって Ⅵ が 捨てられているから Ⅲ Ⅵ Ⅸ で待ってる可能性が低いって事が言えるんよ!」
京太郎「な、なるほど…」
531 = 488 :
三尋木「あくまでも両面待ち前提って事を忘れないで欲しいんだけどねー」パタパタ
京太郎「はい! でも少し難しいですね…」
三尋木「そう? じゃ より詳しく 説明するねぃ」
三尋木「さっき Ⅵ が捨てられていた事から Ⅲ と Ⅸ が当たり牌の可能性がわかったけど… これをスジって呼ぶんよ」
1・4・7「(イー・スー・チー)」
2・5・8「(リャン・ウー・パー)」
3・6・9「(サブ・ロー・キュー)」
三尋木「こーんな感じで 全部で3種類のスジがあって
⑤が捨てられていれば ② と ⑧ は比較的安全牌って言えるし
4が捨てられていれば 1 と 7 は 比較的安全牌だと予想できるねぃ」
532 = 488 :
京太郎「それじゃあ その3種類のスジを覚えていれば 言いんですか?」
三尋木「まぁ 覚えておいて損はないんだけどねー」パタパタ
三尋木「おっと もう一つ 忘れてたよ…
片スジには 要注意が必要なんよ!」パタパタ
京太郎「? 片スジ?」
三尋木「そそっ
533 = 488 :
1・4・7「(イー・スー・チー)」
2・5・8「(リャン・ウー・パー)」
3・6・9「(サブ・ロー・キュー)」
がスジだからと言って 1 が捨てられていれば 4 が 安全かと言うと ちょ~っと 違うね
少し考えればわかると思うけど 2 3 の聴牌なら 1 4 待ちになるけど 5 6 の聴牌なら 4 待ちになるよね?」
京太郎「言われてみれば そうですね」
三尋木「このように 片方 だけの スジの事を 片スジと呼ぶんよ!」ビシッ
京太郎「片スジ… 恐るべし!」
534 = 488 :
三尋木「ちなみにだけど 片スジの両方が 捨てられていれば スジは完成するからね?」
京太郎「そうなんですか?」
三尋木「ほら 1 と 7 が捨てられていれば 4 はスジとなり 比較的安全牌になるでしょ?」
京太郎「あっ ほんとだ…」
三尋木「最初は 難しいだろうけど 何事も経験がものを言うから 実践あるのみ!」パタパタ
京太郎「はい!」
京太郎「よし! 今日は徹夜だ!」
535 = 488 :
三尋木「おぉ~っ やる気だねぃ んじゃ 悪いんだけど シャワー浴びても おっけーい? 朝から 歩き回ったから 汗かいちゃって あぁ あと 服も」
京太郎「はいはい 服は 適当に持ってて 構いませんので… タオルは リビングにありますから」
ガチャ
三尋木「おっけーい じゃ シャワー 浴びてくるけど… 覗けよー?」フリフリ
京太郎「覗くなじゃなくて 覗け! かよ!? 」
三尋木「♪」トテトテ
536 = 488 :
京太郎「なんだか よく わからん人だ… 」
京太郎「………」
京太郎「(三尋木… 咏… か…)」
ガチャ
三尋木「やっべー お湯 でないんっスけど!? 」
京太郎「うぉーーーい!!! 前隠せ! 前!」
537 = 488 :
――――
―――
――
三尋木「いゃ~ サッパリしたー♪」
京太郎「…何で ワイシャツ 一枚しか 着てないんですか!?
」
三尋木「なんて言うの? なんとなーく 着てみた みたいなー? ………興奮する?」
京太郎「スエット 貸しますんで それ着て下さい!」
三尋木「えぇ~っ 暑いから 着たくないだけど…」
京太郎「野宿と どっちがいいですか?」
三尋木「うひょー こんな ところに スエットがあるとか! マジ着るしかないしょ!」
538 = 488 :
京太郎「最初から着て下さいよ…」
三尋木「ちょい ちょい」グイグイ
京太郎「? 何ですか? ブッ!」
三尋木「きゃっ!」
京太郎「きゃっ! じゃないですよ! 服も 自分で着れないんですか!?」
三尋木「せっかく サービスしてあげたのに それは ないんじゃないのー?」フリフリ
京太郎「サービスの度が強すぎなんですよ!」
539 = 488 :
三尋木「あちゃー… 雑用君には 刺激が強すぎちゃったかー 」ケラケラ
京太郎「もう勘弁して下さいよ…」
京太郎「はぁ…」
540 = 488 :
~~~朝~~~
京太郎「ん… あぁ… 俺 このまま 寝ちゃったのか…」
京太郎「(結局 一回も勝てなかったけど… 久しぶりに 打ちまくったな…)」
京太郎「………」
京太郎「(…何で この人は 俺を抱きまくら にして 寝てんだ?)」
三尋木「ん…」ムニュ
京太郎「!?」
541 = 488 :
京太郎「(な、なんだ… この異常な程の柔らかさは… !? おいおい この人 まさか…)」ワサワサ
京太郎「(ブラ着けてねぇのかよ!?)」
三尋木「ん… はぅ… 」
京太郎「(耐えろ! 耐えるんだ京太郎! お前なら出来るはずだ!)」
三尋木「………」モゾモゾ
京太郎「(? 今度はなんだ?)」
三尋木「暑い…」ポイ
京太郎「!?」
542 = 488 :
京太郎「(下 脱ぎやがった!?)」
京太郎「(ど、どどど どうすんだよ これ! と、とりあえず 起こさないと… )う、咏さーん? 朝なんで起きて下さーい」
三尋木「んー」ガシッ
京太郎「(お、俺の手が 咏さんの 股に! ホールドされた! し、しかも 下着も穿いてねぇのかよ!?)」
543 = 488 :
京太郎「(素数だ! 素数を数えるんだ 京太郎! 2 3 5 7 11 13 17 19…)」
三尋木「ん… あ… 」
京太郎「(23 29 31 37 41 43 47 53!… 頼む 起きてくれ!)」
三尋木「ん… ふわぁ~… ふぅ~ あっれー? ん?」キョロキョロ
三尋木「………えっ!?」
京太郎「や、やっと 起きましたか…」
三尋木「」チラ
京太郎「できれば 離れてもr「きゃーーー!!!」ブホォッ!」バシン
544 = 488 :
三尋木「な、なんで私 下脱いでんの!?… えっ? も、もしかして… 雑用君に 無理矢理…」
京太郎「貴女が俺を抱きまくらに してたんでしょうが!」
三尋木「へ? そ、そなの? し、しらんけど」
京太郎「ほんと… マジ勘弁して下さいよ…」
三尋木「え、えへへっ」
545 = 488 :
――――
―――
――
京太郎「結局 その服に着替えるんですか」
三尋木「昨日 洗って 干しといたからねぃ」フリフリ
京太郎「いつの間に!?」
三尋木「さぁー?」
京太郎「さぁーって…」
三尋木「! 何か今さ なんんて言うか… 頭の中で ピピピー って 電流が流れて 私に こう言ったんよ ライオンに会いに行けー ライオンに会いに行けーって」フリフリ
京太郎「ライオンなら動物園にいるんで行って来て下さい」
三尋木「なーに言ってるかなー? 雑用君も 行くに来まってるじゃん」
546 = 488 :
京太郎「はい? 俺 これから部活なんですけど…」
三尋木「部活に乗り込んで 朝の事 バラされて信頼無くされるのと 私と動物園に行って私のご機嫌とるのと どっちがいいー?」ニヤッ
京太郎「ど、動物園で…」グスッ
三尋木「泣くほど 嬉しいかー 」ケラケラ
三尋木「んじゃー 動物園に向けて レッツゴー!」
547 = 488 :
~~~動物園~~~
三尋木「あはははは 雑用君も こっち来てごらんってー!」
京太郎「こ、今度は何ですか?」ゲッソリ
三尋木「ゾウが水浴びしとるんよ! 気持ちよさそうにー!」フリフリ
京太郎「(わからない… ゾウの水浴びで あそこまで はしゃぐ 咏さんが…)は、はぁ…」
三尋木「おおっ? 今度は 猿が餌を食べとるよ! 雑用君も貰ってきたら?」
548 = 488 :
京太郎「俺は猿ですか!?」
三尋木「あはははは 冗談 冗談だんよー! 次は ペンギン ペンギン」トテトテ
京太郎「そんな走り回らなくったって ペンギンは逃げませんよ…」
三尋木「分かってないねぃ…」バッ
三尋木「ペンギンは 動物園において 一番人気なんよ 出遅れて見れなくなったら大変 悲しいとは思わないかい?」フリフリ
京太郎「(なら… 一番 始めに ペンギンコーナー 行けよ! 何で動物園にまで来て トカゲを 一番最初に見るんだよ! それも 虫かごに 入っるような奴を…)」
三尋木「おーい 生きてるかー?」
京太郎「生きてますよ…」
三尋木「よし! それじゃあ 行こー♪」
549 = 488 :
――――
―――
――
三尋木「うひょー か、可愛いー 」キラキラ
京太郎「あれが 噂に聞く ペンギンの散歩って奴ですか…」
三尋木「ペンギンってさ 世間一般では「脚が短い」と思われてるけど 実際には体内の皮下脂肪の内側で脚を屈折してるって 知ってた?」フリフリ
京太郎「そうなんですか?」
三尋木「関節はこの状態のまま固定されてるから 脚を伸ばすことはできなくて 体外から出ているのは足首から下の部分だけで 成鳥ではほとんど脂肪に隠されていて表面上見えないんだけどー 生後まもなくの脂肪の少ないペンギンではその骨格がはっきりと見てとれるんよ」フリフリ
550 = 488 :
京太郎「やたら詳しいですね…」
三尋木「一般常識ってやつ?」
京太郎「(さっきから 見え隠れしてる パンフレットはなんなんだよ…)」
三尋木「次は イルカを見るとしますかー」フリフリ
京太郎「咏さん… 動物園に イルカは いないと思うんですけど…」
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