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    元スレ勇者「仲間に女入れるのはおかしい」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 勇者 ×2+ - 完結 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    551 = 496 :

    やっぱり今日あとで投下していい?

    553 :

    ぜひやりたまえ

    555 :

    >>550
    自分でやれください

    556 = 543 :

    おっ、楽しみ

    557 :

    ベギラ…

    559 = 496 :

    勇者「…」
    ヌリヌリ
    たったった
    勇者は自分の肩の辺りに何かを塗りつけ、戻ってきた!

    ドラゴン「ガアアッ!」

    ドラゴン「がぶっ!」

    勇者「痛いお」

    ドラゴンは勇者の右肩に食いついた!
    鋭いキバが勇者の肉を食らう

    魔法使い「勇者あ!!!ダメ!…ボクはいいから…もう逃げてーー!!!」
    泣き叫ぶ魔法使い。勇者は食いつかれつつ半笑いだ!
    ドラゴン「…! バタンっ!」

    ドラゴンは倒れた!

    魔法使いはレベルがあがった!

    魔法使い「勇者…? 今のは…?」

    勇者「毒。皮膚からは入らないけど消化器官からは一発で瀕死。珪素系の毒
    ドラゴンの好きな肉の匂いも上から塗ったけど」

    魔法使い「で、でもそんなに大怪我して…。剣を使えば…」

    勇者「人には色々事情があるんだよ魔法使いちゃん。ところで、俺今君の命助けたよね?」

    魔法使い「う、うん!ありがとう! まさか勇者が助けに来てくれるなんて思わなかったから…ボクうれしかったよ!
    …それに、勇者も生きてて…ホントに良かった…!」

    勇者「感謝って形にしないとダメだよね?」

    魔法使い「…?」

    勇者「性奴隷って知ってる?」

    魔法使い「せいどれい?」

    560 = 496 :

    魔王の城~最上階、魔王の間の扉前~

    戦士「勇者どん! 無事だっただか!」

    勇者「この肩をみろ。ぜんぜん無事じゃねぇ」

    盗賊「ま、軽口叩ける余裕があるんなら大丈夫やな」

    魔法使い「勇者…、しっかり」

    勇者「いや、まぁ、大丈夫。それより、ようやくここまで来たな」

    盗賊「ああ」

    戦士「色々大変な旅だったべ」

    勇者「娼婦を買ったり、カジノでナンパしたり…」

    盗賊「女魔族を性奴隷にしたり、ラーミアの卵食べたり…」

    戦士「ありゃ旨かったべ」

    勇者「王族をゆすったり…一般市民にぼったくりの商品売りさばいて大もうけしたり」

    戦士「楽しかったべ」

    盗賊「ごくたまに魔族と戦ったりもしたな」

    勇者「ごくごくたまにな」

    魔法使い「……」

    勇者「本当につらく長い旅だったが、それもこのときのため! 俺たちは魔王と立会い、そして目的を果たす!」

    魔法使い「そ、そうだよ! ボクたちで魔王を倒して、魔族のいない世界を作ろうよ!」

    勇者「え?」
    盗賊「は?」
    戦士「ぬ?」

    魔法使い「え? あ、あれ? ボクなにかおかしいこと言った?」

    勇者「…ま、いいや。行こうぜ」

    魔法使い「で、でも、勝算はあるの? 魔王は本当に強いらしいよ。レベル99にいたった勇者のお父さんも、真っ向勝負で敗れたって…。それって、人間には勝てないってことじゃ…」


    勇者「魔法使い」

    魔法使い「な、なに?」

    勇者「俺は負けるのが大嫌いなんだよ」

    561 :

    相変わらずのゲスっぷりで良かった

    562 :

    まさか勇者って元々レベル上がらないの?

    563 = 557 :

    ありゃ旨かったべwwwwww

    564 = 496 :

    ~魔王の間~

    魔王「フン。勇者よ… よくここまでやってきたな。 褒めてやろう」

    勇者「ありがとう」

    魔王「実に優秀だ。人間にしておくには惜しい どうだ 余に仕えぬか? 
    さすれば世界の半分をくれてやろう」

    勇者「全部くれ」

    魔王「なんて?」


    565 :

    そういや魔族の3姉妹ってどうなったんだっけ?

    566 = 501 :

    なんてww

    567 :

    勇者「いや、だから。仕えるから、代わりに世界の実権は全部くれ」

    魔王「え、いや、そりゃ、、ちょっとまて…」

    勇者「トップは決断力が大事だよ」

    魔王「…いや、それじゃ意味ないではないか。ダメだ」

    勇者「90%は?」

    魔王「ダメだダメだ!」

    勇者「85%!」

    魔王「……いや、ダメだダメだ!」

    勇者「…ちっ、じゃあもういいよ。仕方ない。あんたぶっ殺す」

    魔王「ほう…さすがは勇者、甘い誘惑には乗らぬか」

    戦士「あの人、自分の発言おかしいとおもわねぇべか?」

    盗賊「ほっとけよ。あーはよ帰ってビール飲みたいわー」

    魔法使い「魔王! あなたを倒して、ボクたちは平和を手にしてみせるよ!」

    勇者「ははは。魔法使いは面白いなぁ」

    魔王「来るがよい。地上のつわものたちよ…!」

    568 = 496 :

    戦いが始まった。
    戦士「よいしょぉ!!」
    戦士の攻撃! 魔王に97のダメージを与えた!

    盗賊「ボケがぁ!」
    盗賊の攻撃! 魔王に55のダメージを与えた!

    魔法使い「行くよ! マヒャド!」
    魔法使いはマヒャドを唱えた! 魔王に60のダメージ

    勇者「命を大事に!」
    勇者は応援した!

    魔王「余のメラゾーマは(略)…カイザーフェニックス!」
    魔王「さらにただの拳の攻撃も威力は…」
    魔王「そして魔力弾を」

    魔王は三回攻撃をした!

    一同「くっ」

    しばらく戦いは続く、が、なにもしない勇者と魔王の三回攻撃のため、勇者たちは劣勢だった!

    魔王「ふん…。所詮キサマらなどこの程度だ」

    戦士「あー、これはやばいべ」

    盗賊「せやな…」

    魔王「しかし、やはりキサマらの力は惜しい。何故だ。何故それほどの力をもちながら下等な人間に組する? 英雄ともてはやし、過酷な戦いを強いられながら」


    勇者「ちょっとなにいってるかわからないですね」

    魔王「キサマの父親もそうだった。わずかな仲間を引きつれ、この本拠地にやってきた。度重なる戦闘の疲労や補給の得られないゆえの飢えで苦しみながらな。そして一人また一人と死んでいった。祖国からの援助は届くはずもないはるか遠い地で、頼るものもなくな」

    勇者「…」

    魔王「先代の勇者はそれでも愚直に戦った。人のためにな。
    高潔な男だったよ。致命傷を受けた仲間を楽にしてやるために手を下したときには涙を流してもいた」

    勇者「…」

    魔王「およそ人として鍛えられる最強の領域にいたっていた男だったが、ワシの前に敗れた。無残にな。ワシは敵とはいえ、それほどの力を得た勇者に敬意を表し、死体を棺に入れ、人間に引き取りにくるよう命じた。人々にたたえられるべき功績をもつ敵だと思ったからだ」

    勇者「…恐れて誰もこなかったんだろ? 知ってるよ。それどころか、個人の判断で魔王に挑んだ愚か者だ、だからこちらでは関知しない、っていったんだろ?
    俺もガキのころはそのせいでずいぶん苦労したもんだ。

    ま、ほとぼりが冷めたころには人間の間でも英雄だったといわれるようになったけどな」

    魔法使い「…そんな…! そんなのって…あんまりだよ…」

    魔王「そうだ。人間は醜い。己の利のみをよしとする矮小なやからだ」

    魔法使い「違うよ…! 人間は…ひどいこともするけど、そればかりじゃ」

    勇者「でも大抵は酷い」

    571 = 543 :

    勇者にとっては親父の敵討ちだよな……
    まぁこいつの場合、魔王よりも人間を恨んでそうだけど。

    572 = 496 :

    魔王「わかりながら、何故戦う?。もし万が一、お前がワシを倒したとしたら、どうなると思う?」

    勇者「検討はつくかな。最初はもてはやされるだろうね」

    魔王「そうだ。・だが人は突出した存在を認めない。かならずお前は迫害されるぞ。
    そのときお前はどうする?」

    勇者「そうなったら、俺は、この地上を…


    去る



    なんて言うと思うか? 俺はドラゴンの騎士じゃねぇんだぜ」

    魔王「なに?」

    勇者「話あわせてやりゃー、調子にのってベラベラしゃべりやがって、バカじゃねぇのか? アンタ」

    魔王「…なんだと…」

    573 = 543 :

    ダイェ……

    575 :

    そろそろ完結しそう

    576 = 496 :

    勇者「俺の親父は立派な人だったさ。でもバカだよバカ。何故自己犠牲的になる必要がある? いやならやめればいいんだ。結果死んだ。そりゃ死ぬさ。当たり前だ。

    俺のように道中の国々を豊かにしたうえで援助をうけず、単独で旅すれば苦労するの当然だろう?

    でもそりゃ文句いうことじゃねぇ。自分を犠牲にしたのは親父の判断だからな。
    だから別にあんたを恨んじゃいない

    誰かのために、ってのは体のいい言葉だが、人のために、組織のために、国ために、世界のために、自分の幸福を犠牲にして闘い、働くものは一見尊い、だが俺から言わしてもらえば3流だね」


    戦士「…勇者どんが、父親の話をするなんて、初めて聞いただ」

    魔王「ほう。では一流とはなんだ? 自己の利のみを考え、守り、
    ままならぬ世の中をうらみ、英雄にすべてを押し付ける者か? 大国の王や貧しく弱い平民のように」

    勇者「違うね。それは2流さ。。あー、面白い。魔王と問答するのが夢の一つだったんだよな。戦闘中だが、ペラペラしゃべらせてもらうぜ」

    盗賊「ああ、いってやれいってやれ。スカッとするわ」


    勇者「まず、知ってたか? この地球は、俺を中心に回っている」

    魔王「…狂ったか」

    578 :

    勇者「俺から言わせてもらえば、自分以外の何かが世界の中心だと思うほうが狂ってるね。
    俺は何にも敗れない。何にも屈しない。誰かの駒にはならないし、搾取もされない。
    俺は俺の幸せのために生き続ける。気に入らないヤツはぶっ潰す。欲しいものは掠め取る。
    世界や社会が障害になるならそれすら変える。
    迫害なんか鎮圧するまでもなく起こさせすらしない!
    誰かのためじゃない、
    俺自身のためにな。いいか?


    俺は俺の幸福のために、世界を変える!




    ぶっつぶしたヤツが悪党だったら正義と呼ばれるだろう。掠め取られたヤツは俺をゲスと呼ぶだろう。だが、そんなことは俺には一切関係がない!」

    580 = 543 :

    濡れた

    581 = 496 :

    戦士「いいきったべ。かっこいい感じも何故かするけんど、ありゃ究極のわがままだべ。要するに」

    盗賊「せやなー…・でもまぁ、ええんちゃう。あれで、アイツのいう自分の幸福には人のもんも入ってたりするからな。たまにやけど。
    それにあれやな。前に、だからお前らも自分を中心に地球を回せ、とかいわれたときはまじで意味わからへんかったわ」


    魔法使い「…ふぇ? えっと…つまり、勇者はいい人なの? 悪い人なの?」

    盗賊「ははは。アレを理解するのはむずかしいでー。ま、良い悪い、っつか、あーゆーヤツってだけや」

    魔王「…ふ、フハハハ。面白い男だ! 父親とは違うようだな。では聞こう。何故お前はワシを倒そうとする。お前ほどの男なら魔王がいようが魔族があろうが、なにも問題はあるまい」

    勇者「勝負が終わったら教えてやるよ」


    魔王「ほう? お前はまだ余に勝てると思っているのか?」

    勇者「ひゃくぱー」

    魔王「よかろう。行くぞ!」

    582 :

    頑張れゲス!

    583 :


    そして再開する戦い。
    魔王の攻撃は早く、重く、強い。早々に魔法使いは気絶してしまった!

    戦士「はぁ…はぁ…まずいべ」

    勇者「なーに。まだまだいけるさ」

    戦士「また根拠のない自信だべか?」

    盗賊「なんもしてへんくせにな」

    勇者「おれはお前たちを信じているぜ!」

    戦士「まーた、いいこと言ってる風に酷いこといってるべ。要するに単独で突撃しろってことだべ?」

    勇者「さすが、長い付き合いだな。わかってるー」

    戦士「わかったべ。魔法力くらいは消費させて、カラにさせてみせるべ」

    盗賊「ほなら、俺はアイツの武器の杖をすりとって壊したるわ」

    魔王「…解せんな。キサマらも何故、その男とともに戦う。厚い主従の契りがあるようには見えんがな」

    戦士「しゅじゅーってなんだべ?」

    盗賊「主人と家臣の関係のことや」

    戦士「そんなもんねぇだ。だども、オラたちは勇者の友達だ。それに…オラもオラを中心に地球を回してるだ。おらの目標のためにはアンタなんかいないほうだいいだ」

    盗賊「ま、そういうことやな。もちろん俺も、地球回してるで。要は利害の一致、あとは腐れ縁の友情みたいなもんやな。正味のとこ、勇者ほど信用できるヤツはある意味おれへんよ」

    戦士「行くべ!! 全国の幼女よ! オラに力を!」

    盗賊「行くで!! おまえをしばいたあとを祝杯や!」

    584 :

    いま北

    期待

    585 = 543 :

    一体どんなゲスな手を……

    586 = 496 :

    突撃する戦士

    魔王「ならば、くらえ!」

    魔王の最大爆発呪文が放たれた! 

    戦士「ぐへぇ…。勇者どん、あとは、任せただ…」

    戦士は気絶した! 戦闘不能だ! しかしこの攻撃で魔王の魔法力はつきた!

    盗賊「今や!」

    魔王「!?」

    盗賊は神速のスリ技で魔王の武器となる杖を盗みとり、破壊した!

    魔王「小賢しいわ!」

    魔王は拳で盗賊を殴りつけた! 武器も魔法力のなくても、魔王の力は圧倒的だ!

    盗賊「勇者、頼んだで…」

    盗賊も気を失った!

    魔王「さて、残るはキサマ一人だ。裸の勇者、いや、…一般人よ」

    勇者「……」

    587 = 577 :

    うあああああ

    588 = 496 :

    魔王はゆっくりと勇者に歩み寄る。魔法力がなくても、武器がなくても、少しも勇者に脅威を感じている様子はない。

    魔王「キサマの旅は見ておった。使い魔をやってな」

    勇者「ストーカーかよ、きめぇww」

    魔王「そのよく回る口と、小賢しい策略でこれまでやってきたようだな?。
    たかだドラゴンを倒すのにも命をかける始末か」

    勇者「テヘペロ」

    魔王「竜王をあえて残虐に殺したのも、その後の魔族が戦わずに降伏するよう仕向けるため」

    勇者「いやあれは…」

    魔王「お前自身は一度たりとも戦ってはいない。ときおり魔法を使うようなそぶりをみせたのも総て虚構。ただのポーズだ」

    勇者「いやいや。魔法なら使えるよ? ほら、メラ!(ぼっ) どう、一服やらない?」

    魔王「ククク、ふははは。心意気は面白いが、実力は伴っていないようだな?」

    勇者「…」

    魔王「お前は勇者などではない。ただの詐欺師だ。むしろそこに転がっている戦士や盗賊のほうが、はるかに強い」

    勇者「…かもな」

    魔王はさらに勇者に近づく。

    勇者「うりゃ!」

    勇者は痺れ薬の入った袋を投げつける

    魔王「ハハハハ。ワシを誰だと思っている。こんなものが効くと思うか?」

    勇者「やだなー。ジョークですよジョーク。そうだ。世界の半分でいいです。だから部下にしてください」

    魔王「もう遅い。ふ、これならお前の父親のほうがよほど面白い相手だった。人として鍛えられる頂点にいた男。このワシとも互角に戦えた。無論、最後に勝ったのはワシだがな。あの男でさえ倒せなかったワシを、キサマごときに討てるはずはない」

    さらに歩み寄る魔王。すでに二人の距離は2メートルもない。魔王はすでに防御体制すらとっていない。はるか格下の、いや虫を叩き潰すかのように悠然としている。

    勇者「…よせ。やめろ…」

    魔王「さらばだ。偽りの勇者よ」

    勇者「…!」

    魔王は余裕をくずさず、右手を振り上げ


    ズシャっ!!!

    590 :

    ぎゃあああああ

    591 = 557 :

    この勇者は味方にした方が人生たのしいもんね

    592 = 501 :

    あれ?勇者死んだ?

    593 :

    気になる展開

    594 :

    ドキドキ…

    595 :

    どうなった…?

    596 :

    今北いいとこじゃねーか!!!

    いえーい、まとめさん赤でオナシャース\(^o^)/

    597 = 575 :

    まさかお預けじゃないよな

    598 :

    生きてるよね…?

    599 = 582 :

    そういえばなんでか勇者レベル上がらねぇんだよな

    600 = 496 :

    魔王が見たものは、肉片になっている勇者でもなく、壁にあいた大穴でもなく。

    魔王「…バカな…!」

    自らの胸にすさまじい勢いで深々と突き刺さった剣、そしてそれを握り締め、常人ならざる闘気を放つ男、勇者の姿だった!


    勇者「ああ。バカだな。お前は」

    ズバっ! 勇者は魔王に刺さった剣を真一文字に横に振りぬき、魔王の半身を切り裂いた!
    つづいて、

    どかっ!

    勇者から痛烈な蹴りが放たれ、魔王ははじき飛ばされる!

    勇者「ギガデイン」

    落ちる稲妻が魔王を襲う

    勇者「ギガデイン」

    勇者「ギガデイン」

    勇者「ギガデイン」

    地に手を突いた魔王に連続して落ち続ける雷。

    魔王「ぐあっ…! なにっ…ぐはっ…! 何故…! なぜだぁ…!!」


    勇者「簡単だろ(ギガデイン)、俺は(ギガデイン)本当に(ギガデイン)強かったってことだ」

    魔王は混乱状態のまま雷を浴び続ける。

    魔王「…ならば…なぜ…!」

    勇者「親父は人として究極の強さだった。でもお前に負けた。なら、俺がいくら鍛えてもお前に勝てる道理はない(ギガデイン)。だから、待ったよ。お前を確実に(ギガデイン)
    殺せるチャンスをな」

    魔王「なん…だと…!?」

    勇者「油断しきったバカ面が近づいてくる、たった一度のチャンスを、作ったよ。
    そのために俺は旅の途中、一度も戦わなかった。ただの一度もな。子どものころから必死に鍛え続け、とっくに親父と同じ人の頂点を極めているこの強さを振るわなかった。旅を始めて、最初にふるった一撃が。魔王への一撃だ」

    魔王「…では…!」

    勇者「俺のことをよく知らないやつは、俺を強いと思ってる。俺のことを少し知っているヤツは『本当は弱い』と思っている。そして」

    勇者は戦士と盗賊を見た。

    勇者「俺のことを、よく知っているやつだけが…俺は『本当に強い』と知っている!!!
    ギガスラッシュ!」

    魔王「ぐああああっ!!」

    勇者「言っただろ? 自分のために世界を変える、と、そんな男が、鍛えていないと、弱いと、本気でそう思ったのか? このマヌケ」


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