元スレ男「イジメで地下倉庫に閉じ込められてる間に学校にテロリストが……」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 = 287 :
やっと来たか待ってたぜ…
期待
302 = 290 :
───
隊長「今、奴に一番近いのはお前だ!」
スナイパー『はっ!』
隊長「お前は、体格、装備、技術、経験において、全て奴を上回っている!」
スナイパー『はっ!』
隊長「奴がそちらに近付き、かつ、奴は丸腰だ!」
隊長「今しか好機は無い!」
スナイパー『はっ!!』
隊長「すぐに、近接銃器装備に切り替えて、階段を降りろ!! 3階から制圧していけ!!」
スナイパー『はっ!!』
───
303 = 290 :
───
階段を昇り終えた先。
屋上の扉の前。
男「はぁ……はぁ……」
息も絶え絶えの男。
男「はぁ……ゲホ……はぁ……」
武器は、何も持っていない。
そして、ズボンも履いていない。
男「はぁ……ゴホッ、……はぁ……んぐ」
目の前の扉を、睨みつける。
───
304 = 290 :
───
屋上
スナイパー「出動命令か……やれやれ」
ガチャリ
スナイパーライフルから体を離し、ホルスターから拳銃を引き抜く。
カチ
安全装置を外し、グリップを両手で抱え、
トリガーへ指を掛ける。
スナイパー(時間を掛けてはいけない……)
スナイパー(奴が武器を手に入れる前に、仕留める……!)
彼は屋上の扉へ駆け出した。
───
男は扉の傍で息を潜めた。
スナイパーを、待ち受ける。
───
スナイパー(もしや扉の横で、待ち受けているのか?)
拳銃を持つ手に力がこもる。
スナイパー(が、例え体当たりされようと、拳で殴られようと)
スナイパー(拳銃で一発、それで終わる……!)
スナイパー(素手で俺達に敵うと思うなよ……!)
305 = 290 :
───
男「………」ドッ ドッ ドッ ドッ
近づいて来る……!
そして男は、
立てかけておいたバットを手に取り、
振り上げた。
───
扉が、勢いよく開け放たれる。
ガチャッ!
スナイパー「っ!」
男「うわああああああああああああああ!!!!!」
スナイパー「ッ!?」
スナイパー「なん……」
そして
思いっ切り、振り下ろす。
グ
チ
ャ
肉が 潰れる 感触が 手に沈んだ。
───
306 = 290 :
308 :
乙
世の中のためにならなくても俺らのためになってるぜwwwwww
309 :
ナイス、ホームラン。
だが、あえて、フラグを立てさせてもらおう。
『・・・やったか?』(キリッ
310 = 288 :
え?
男さんスナイパー叩き潰したの?
強すぎワロタ
311 :
>>306
この画像作ってたから今回の投下はちょっと遅かったのかwwww
312 :
反動で引き鉄引かれて足でも負傷しちゃうかな?
313 :
ついにやっちゃったか…
314 :
Oh…
この画像もらって行きたい
お疲れ様です
316 :
乙です
服を脱いだのは、敵に丸腰だと思い込ませるためか
319 :
>>318
何度か開き直せば見れると思うよ
320 :
乙ですた
無事に皆殺しできるといいね!
324 :
おもしろい!
続き楽しみに待ってる
325 :
ここまで妄想したことはねーやwwwwww
326 :
映画
327 :
>>306
いまさら作者よりに気づいたwwww
328 :
まってるぜ
329 :
スナイパー「はァ゙っ!?ぐッ、」
ぶしゅう、と嫌な音が彼の顔から噴き出した。
床へ血の斑点がこぼれ落ちる。
スナイパー「ひ……が」
フラつくテロリスト。
が、あくまで怯ませただけだ。
非力な男の、たった一撃で倒せはしない。
男「………」
だから……だから"追撃"が必要だ。
しかし、
男「………」
人間、そうそう思い通りには動けない。
男「……っ」
躊躇する。
頭で理解して、四肢へ、指へ命令を出し、行動する。
それをスムーズに行うことは実は難しい。
ましてや相手を"殺す"というアクションである。
そうそうに行動できるわけがない。
スナイパー「ひ、……ぐ、うぅっ……」
しかし、すぐに追撃しなくては敵が回復してしまう。
330 = 329 :
男「………」
故に。
男「………」スッ
男はバットを振り上げた。
男「どん」
そして、言葉を呟く。
それと同時に、思い切りバットを振り下ろす。
ゴッガッ!
スナイパー「ぐぃァ゙!?」
再度、血が飛び散る。
壁に、床に、男の顔に、赤い飛沫が斑点を作る。
男「どん」
再度、バットを敵の頭へ振り下ろす。
グッゴシャ…!
スナイパー「 ぎ 」ブシュゥ…
今の男に、躊躇いは無い。
内心、怖くて逃げ出したい。
普通だったらこんな行動は出来ない。
だから、男は散々唱えてきた。
念仏のように、ひたすら唱えた。ロッカーの中で。
『掛け声』によって、機械的に動く為に。
感情を捨てて、動けるように。
──そして実際に、耳が、体が、覚えている。
言葉を、リズムを、動きを──自動再生する。
男「どん」
ゴ グチァ゙ッ
スナイパー「ぁ……ぃ」
うずくまる。
ただ、丸くなる。許しを乞うように。
スナイパーの手の平から、拳銃がこぼれ、床に落ちる。
硬質な音が響く。
男「よーい」
男は素早くそれを拾う──と、水鉄砲でも向けるように、スナイパーの顔面へ銃口を向けた。
安全装置は掛っていない。
当然だ。
男を見つけ次第撃ち殺すつもりだったのだから。
ガチリ、と音がして、引き金が半分ほど引かれる。
銃口はしっかりと、スナイパーの頭部へ向けられている。
男の頭の中は真っ白に塗り潰されて、何の感情も湧かなかった。
それでも、体は動いてくれた。
"呪文"のおかげで。
男「どん」
耳をつんざくような轟音と共に。
薄暗い、屋上への階段。
その壁に、床に、
一人目の犠牲者の、血と脳漿がブチ撒けられた。
───
331 = 329 :
━━━
なまえ: 本多 正弘 (ほんだ まさひろ)
ねんれい : 23歳
せいざ : さそり座
けつえきがた : B型
すきなもの : 推理小説、自己啓発書、隊長との食事
きらいなもの : 親、ムカデ、グリーンピース
やくわり : スナイパー(北校舎屋上にて) ※北側エリア監視役も兼ねる
ひとがら : 頭がキレる秀才タイプ。かつ努力も厭わない性格で、
宗教団体内では皆のお兄さん的な存在で頼られていた。
少年時代に教育熱心な親から、「優秀な兄に比べて劣る」という理由で虐待に近いしつけを受けていた。
これが成人後にも続く心の傷となり、後に「認めてくれる」宗教にのめり込むこととなる。
やがて、今回の事件の下準備としての戦闘訓練にて、隊長から狙撃の才能を見出され、
スナイパーという特別な役割を任される。
本人はこの大役を非常に喜んでおり、任命された時は隊長の手を取り、涙を流して礼を言ったという。
彼にとって、「認められる」ことはそれ程に重大な意味があったのだ。
しいん : バットによる殴打→頭部を銃で撃たれて死亡
━━━
カシャ
残り 26 人
カシャ
332 = 329 :
今日はここまで。
334 :
素人でも銃って引き金引くだけで人殺せるの?
335 = 329 :
>>334
素人ですが、撃った感触ですと、射撃後の指の脱臼等が一番問題で、近距離で止まった的に当てることはさほど難しくないという印象でした
336 :
>>1はどっかで本物使ったことあるの?
337 :
海外行で銃撃てる施設を観光でもしたのかな?俺も行ってみたい。
まあ至近距離で頭をねらえば素人でも引き金さえ引ければ殺せはするでしょ
……[ピーーー]ことを意識したらビビってなかなか撃てなそうだけど、男恐怖でかなり頭がいっちゃってるな
ガチ皆殺しするつもりだこいつ
338 :
何のことかと思ったら、>>222とかで呟いてる奴か
100レス前のことすっかり忘れてたわ
339 :
殺さなきゃ死ぬとはいえ、綿密に殺す計画をたてるのがすごすぎる
殺すときの恐怖まで事前にシミュレートしていて、どうしたら軽減できるかという対策まで立ててるのに驚いた
いくらシミュレートするとはいえ凡人じゃそんなところまで気がまわらないわ
340 :
乙です
この調子でばんばん殺していくのかな
341 = 329 :
342 :
すみません。ミスったので訂正します。
343 = 329 :
345 :
やべぇ面白すぎるだろこれ
こんなに続きが気になる話は久々だわ
346 :
今思ったんだけどさ、学校内に乗り込んでる奴を皆殺しにしたとしても他の信者に報復されるんじゃね?
347 :
>>346
そんなことはチラシの裏にでも書いてろ、くず
348 :
>>346
いままで神と崇めてた1番えらい人が死んだと知ったらなにもする気がおきなくなるんじゃね?
349 :
コロしたヤツのプロフィールとか生々しいからやめてくれwwww
350 :
>>349
シナリオ的にはただ殺されるための人間にだってバックボーンはあってもいいと思う。
男的には罪悪感を感じる余裕すらないだろうから、殺った奴がどういう人間か思いを巡らせるなんてできないだろうけど。
みんなの評価 : ★
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