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元スレ男「監禁されて始まる恋?」

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401 :

おつおつ
姉かわいい

402 :

どうも、>>1です。
申し訳ないですが今日の投下は無理っぽです……

明日か明後日には必ず来ます。


皆さん良いお年を!

403 :

今年一番の一乙!

404 :

一日遅れの明けましておめでとう。

それでは新年初投下、始めます。

405 = 1 :




――翌日。



「ふぁーあ……」


「……」


(十二時……そろそろ妹が帰ってくるか?)


(……顔洗お)スタスタ


406 = 1 :




ガチャッ。


(お、帰って来たか)スタスタ

「……おーい、今日どこ行くつもりなんだ?」チラッ




「……あ?」ギロッ




「あ、姉貴っ!?」



407 = 1 :



「……」

「……今日は早いんだな」

「……」

「……」

「……」スタスタ

(……)


408 = 1 :




(……あれ? まだ機嫌悪いのか? なんで?)

(昨日の……そうだな。夜飯食った時までは普通だったのに)

(あの時お気に入りの皿割っちまったからか?)

(???)



409 = 1 :




ガチャッ。


「ただいまー」

「おう」

「あれ? お姉ちゃんも帰ってるの?」

「あぁ、たった今な」

「じゃあ今日お姉ちゃんも連れて行こうよ!」

「良いけど……来るかな?」

「大丈夫だって。じゃあ聞いてくるねー」




410 = 1 :








「―――で、何か買いたい物でもあんの?」

「あたしは普通に冬物の服とか」

「……姉貴は?」

「……」

「……姉貴?」

「……」ギロッ

(おうふ)




「…………私も同じ」

「へぇ……」


411 = 1 :




(あれ? これわざわざオレまで付いていく意味なくね?)


「なんか言った?」


「何でもねぇ。早く行こうぜ」キリッ


「……」



412 = 1 :




そして―――。


「どう? 似合う?」

「あぁ」

「……」




「……どう? 似合う?」

「あぁ」

「……」




「……どう? 似合う……?」

「あぁ」

「……」




「……」

「あぁ」

「……」


413 = 1 :




「……」


「……」


「……グスッ……」


「いやお前ならもう少し明るい色の方が良いんじゃねぇか?」キリッ


「ほんと!? 兄貴にそう言われたら迷うなぁー」


「……」



414 = 1 :

ごめんなさい
用事できたんでちょっと外出てきます
三十分はかからないかと……

416 :

舞ってる

418 = 1 :

再開します。

419 = 1 :






(――はい。そしていつの間にか二人とはぐれてしまいました……っと)

(ったく。面倒くせぇなぁ――ん?)



〈 キミタチカワウィーネ!

〈 ダレデスカー??



(……まさか……)



420 = 1 :




DQN1「君達何処から来たのー?」

DQN2「今暇ー?」

「暇じゃないでーす!」ニコッ

「……ちっ」





(……あ、ヤバい。これはヤバい。主に向こうの人達が)



421 = 1 :



DQN1「君達可愛いねー」

「あはは。よく言われまーす」

DQN2「どっか遊びに行かない?」

「だから暇じゃないでーす。ていうかまだ買い物の途中でーす」ニコッ

DQN1「そっちの娘は?」

「……」

「あ、お姉ちゃん人見知りなんですよー」


422 = 1 :



DQN1「お姉ちゃん?」

DQN2「へぇ、姉妹なの? 全然似てないねー」

「あはは。それもよく言われまーす」

「…………」





(うわあああああぁぁ姉貴の目付きがヤバくなってるぅぅぅ!!)

(止めねぇと!主に向こうの人達の為に!!)



423 = 1 :




DQN2「よし。じゃあ何処行こっか?」ガシッ


「―――っ!」イラッ


(あ、これはヤバいかも……)


DQN2「どうしたの?」


「……」スッ…






「はいストォ――――ップ!!」ガシッ


424 = 1 :




「あ」


「……」


DQN1「あぁん? 誰だよあんた」


「危ねぇ……ぎりセーフか……」


DQN2「誰だって聞いてんだよ」


「ったく……そうやってすぐ光り物出したらダメだっての。前にも言ったろ? しかも店ん中で」


「……ちっ」


DQN1「だから誰だよ答えろコラァ!」



425 = 1 :




DQN1「格好つけてんじゃねぇぞオイ!」

DQN2「誰なんだコラァ!」

「……じゃ、そろそろ出るか」

「あ、うん」

「……」






DQN1「待ってよコラァ!」

DQN2「無視しないでよコラァ!」



426 :

光り物常備の姉かわいい

427 = 1 :








「はぁ……ナンパされたからって限度があるだろ?」


「……」


「おい、聞いてんのかよ」


「…………急に手、掴むから」


「だからってなぁ……いつもみたいに無視するか睨めば良かったのに」ハァ


「……」


「……」


428 = 1 :




「……」


「……」


「……って、お前は珍しく静かなんだな」


「さっきからお姉ちゃんの心配ばっかり……やっぱりあたしって要らない娘なのかな? いまいちキャラも立ってないし……」ブツブツ


「いやお前は軽くいなしてたから心配なかったんだよ!つーかキャラがどうとか言うの止めて!?」



429 = 1 :




――そして、夜。


「……」ペラッ

「……」

(……姉貴の様子がおかしい。ていうか怖い)ペラッ

(夜飯の時もどこか放心状態だったし、なにより目付きと機嫌がいつもの三割増しで悪い)

(と思ったら妹とは普通に話してるし……オレ、なんかしたか?)

(さっきのナンパの事か……?)

(……??)



430 = 1 :




コンコン。



「あいよー」

「おじゃま」ガチャッ

「どうした?」

「スマブラやろーぜ!」

「却下。やるなら一人でやれ」ペラッ

「えー」

「……」

「……」



431 = 1 :




「やろーよぉ」

「断る」

「……」

「……いや、マジで。悪ぃけどまだ腕が痛ぇんだ。ごめんな」

「あ……そっか。ごめん」

「んーん」ペラッ



432 = 1 :




「……じゃ、おやすみ」

「――あ、ちょい待って」

「?」

「ちょっと聞きたい事があってさ。姉貴の事なんだけど」

「お姉ちゃんがどうかした?」

「……なんかさ、機嫌悪くね?」

「そうかな? 普通だけど……」

「お前にはな。でもオレにはいつも以上にシビアというかドライというか……」

「いつから?」

「多分昨日の夜飯食った後くらいからだと思う。買い物の時も帰り道くらいでしか話してねぇしさ」



433 = 1 :




「……昨日の夜って、あのお笑い番組見てた時らへん?」

「そうそう」

「……」

「なんなんだろうな一体……」

「……えーっとねぇ」

「おっ。分かるのか?」

「分かるって言うか……その……」

「いいから教えてくれ。流石にこれ以上死と隣り合わせの生活は辛いしな」

「あはは……えっと、多分だけど―――」

「ふむふむ」


434 = 1 :







(……結局、確信出来る事は無かった)

(妹から言われたのは「『とある言葉』を姉貴に言え」とだけ……)

(ほんとにそんなんで機嫌が直るのか……些か心配である)

(……ていうか今の姉貴に近付くなんて出来ません。怖いから。)

(どうすっかなぁ……)





――コンコン。




435 = 1 :



(このノックは……また妹か。どうしたんだ?)

「なんだ? スマブラはやんねぇぞ―――」ガチャッ





「……は? スマブラ……?」





(ちょ、ミュ○ツーが来なすったぁぁぁぁぁ!!?)



436 = 1 :




「あぁいや、何でもない」

「……」

「……で、どうした―――んですか?」

「なんで敬語……」

(やっぱ怖いぜ……どうか刺されませんように)

「……」

「……」

「……」

「取りあえず、座れば?」

「……」スッ



437 = 1 :




「……」


「……」


「……どうかした?」


「……ちっ……」


(怖い)


「……」


「……」


438 = 1 :





「…………きは……めん……」ボソッ



「……はい?」



「……だ、だから!」ギロッ



「は、はいっ!!」




439 = 1 :





「さ、さっきはごめん!!」


「……え?」




440 = 1 :




「さ、さっき……って買い物ん時のナンパの件、か?」


「……ちっ」


(あ、そうなんだ……)


「……」


(……そんな事をわざわざ謝りに来るなんて……)ホロリ


「……何泣いてんの」ギロッ


「……いや。何でもないっす」


「……ちっ」



441 = 1 :




「と、取りあえずそれだけだから」スクッ


(……あ、そうだ)


「……」スタスタ


「姉貴」


「……」ピタッ


(えーっと、確か……)







「『オレ、別に彼女とかいないから』」



442 = 1 :



「……」


(……おいおい、固まっちまったぞ。ホントにこんなんで機嫌直るのか妹よ?)


「……」


「……えっと、姉貴ー?」


「……」







「……ちっ!」



ガチャッ、バタン!



(……あれ? なんかもっと怒らせちゃってなかったか?)



443 = 1 :




(…………)



(……まぁ、分からん事を考えても仕方ない。もう寝るか)



(…………)



(結局男からは連絡なし、か……)



444 = 1 :


今日はここまでです。

また明日、来れたら来ますね。

445 = 426 :

姉が可愛くて死にたい

446 :

新年早々悶えしぬとこだった

447 :

刺されてもいいから姉ください

448 :

寧ろ挿したい

449 :

男サイドがみたい

450 :

乙ですよん。妹派だったのに阿部派になったわ。相変わらず可愛いな。


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