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元スレ男「監禁されて始まる恋?」

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551 = 1 :




「……あぁ、おかえり」

「ただいまー。外寒いよぉ」

「……」

「……」

「……えっ? 今のメール嘘じゃね?」

「へ?」

「ほら、『あと十分くらい』っての」

「あ、うん。嘘だね」

「なんで?」

「……ごめん。何となく」

「……」



552 = 1 :




「いかんいかん、しょうもない嘘によって無駄に時間を浪費してしまった。本題に戻ろう」

「りょーかい」

「で、どこにするよ?」

「そういえばお姉ちゃんは?」

「まだ返信来ない……つっても全然経ってないけど」



ヴーッヴーッ



「おっ」



553 = 1 :


12/20 17:35
from 姉貴
sub:無題
―――――――――
五、任



「あと五分くらいで帰るって」

「なんだ、割りとすぐ近くにいたんだね」

「それでどこにするかはオレらに任せるってよ」

「ふーん」


554 = 1 :






「――という訳で、近場に最近できたパスタ屋さんに来ました」

「いや、分かってるけど?」

「でも取りあえず言っとかないと分かんないだろ?」

「へ?」

「……」



555 = 1 :







「……」

「……」

「……」

「頼むもん決まったか?」

「うん」

「姉貴は?」

「……ん」

「じゃあ呼ぶわ」ピンポーン


556 = 1 :



店員「いらっしゃいませー。ご注文をお伺いします」

「ミートソースを一つ!」

店員「ミートソースをお一つ」



(姉貴、先いいぞ)チラッ

(……後でいい)

(あいよ)



「じゃあこの『伊勢海老のクリームソースパスタ』ってのを」


557 = 1 :



店員「伊勢海老のクリームソースパスタをお一つ」

「……」

店員「……お客様はどうなさいますか?」

「……あ、えっと、私も同じやつを……」

店員「畏まりました。ミートソースをお一つ、伊勢海老のクリームソースパスタをお二つで宜しいですか?」

「はい」


558 = 1 :




「……」


「……ん? どうした?」


「……あたしだけミートソース……子供っぽい……伊勢海老のほうが大人のチョイス……負けた……完全に……」ブツブツ


「いやお前まだ子供だろ」


「良いじゃん別に……ミートソース美味しいじゃん……」ブツブツ


「……もう突っ込まんぞ。あぁもう突っ込まんとも」


「……」



559 = 1 :




「―――ところでさぁ」

「立ち直り早ぇなオイ」

「……」

「兄貴よくこんな店知ってたね」

「あぁ、クラスの奴に教えて貰ってな」

「……」

「ふーん。同じクラスの人に」

「あぁ」



560 = 1 :




「それいつごろ?」

「んー、確か一週間と少し前……くらいかな?」

「……」

「教えてくれた人って男の人? 女の人?」

「なんでそこまで……」

「いいじゃんいいじゃん」

「……」

「……まぁ、女子だけど」



「……」ピクッ



561 = 1 :




「ふーん……女の人にねぇ。へぇーえ」


「あ、あぁ」


「……」イラッ


「そっかぁ。ふーん……」


「……ちっ」イライラ


「え、オレなんか悪い事言ったか?」



562 = 1 :




「……因みにそれ、どんなシチュエーションで言われたの?」


「へ? えーっと……確か学校で昼休みに『良い店だから今度一緒に行こうよ』とか言われたような……」


「……」


「……」ピシッ


「あ、姉貴? グラスにヒビ入ってますけど……」



563 = 1 :




店員「お待たせしました。ミートソースのお客様」


「あ、はーい」


店員「伊勢海老(ryのお客様―――」


「……」ギロッ


店員「ひぃっ!?」ビクッ


「あああごめんなさいテキトーに置いといてくれて結構です!!」



564 = 1 :







「い、頂きまーす!」


「……」


「……」


「……」


「……頂きまーす」ボソッ


「……頂きます」ボソッ


(なにこれこわい)



565 = 1 :

今日はここまでです。友くんマジ爆発しろ。

明日か明後日にまた来ますね。


……あと多分皆さん分かってると思いますが、そろそろ終わりが近いです。

566 :

いや、むしろ始まりかも…

 乙

567 :

終わっちゃうのか・・・

568 :

俺の中で何かが始まった

569 :


三番目に頼む所がかわいい これはいつも以上にきた
もう終わりか…全然分かってませんでした

570 :

乙ですよん。嫉妬可愛い……

571 :

>>569握手
友と同じものを頼む姉さんかわいい

572 :

現実の姉とはえらい違いだな

まず現実は顔がアレだし

573 :


やっぱり姉はいいなあ

574 :

では始めます。

今回を含めてあと二回で終わられそうです。

575 = 1 :




「……」


TV〈 やっぱり俺、お前の事が好きだ!

TV〈 ○○くん……!私、ずっと待ってたんだよ……!

TV〈 あぁ……あぁ!ごめんな……!


「……」




「……」ジーッ



576 = 1 :




「お姉ちゃーん、髪とかしてー」ガチャッ

「……あ、うん」

「……またドラマ見てるんだ、兄貴」

「二夜連続放送なんだって」

「ふーん」

「ほら。座れ」

「はーい」



577 = 1 :




「……」ボーッ



「あれ? また放心状態になっちゃってるね」

「……」サッサッ

「どうしたのかな?」

「……」サッサッ

「……」



578 = 1 :




「……」

「うーん……やっぱりこれは恋―――」

「……」ギリギリ

「痛い痛い痛い!櫛っ!!お姉ちゃん櫛食い込んでる!!」





「……」ボーッ


※特に何も考えてないです。



579 = 1 :




「兄貴ー」

「んー?」

「さっきからボーッとしてどうしたの?」

「んー……いや、別に」チラッ


TV〈 暖かい……

TV〈 ずっとこうしてたいね……


「……」ボーッ



580 = 1 :




「……」


「…………なんかオレも人肌恋しくなってきたな……」ボソッ







「!!」グサッ

「だから櫛痛いよぉぉぉ!!」



581 = 1 :




「あっ」

「うぅ……痛い……」

「ご、ごめ……」

「もう……じゃあいつも通り結んでくれる?」

「……あ、うん」



「……」ボーッ



582 = 1 :




――そして。



(……)ペラッ

(……)

「……へっくしっ!!」

(あー寒い。風邪引いちまったかな……?)

(……そろそろ寝るか……)



583 = 1 :




――ガンッ。




「ん? はーい」




ガチャッ……




「……」



584 = 1 :




「あれ? こんな夜中にどうした?」

「……」

「まさか……スマブラやりに来たとか?」

「……」

「……つーかなんで枕持参してんの?」

「……」

「……」



585 = 1 :




「……さ、さっき……」

「?」

「……」

「さっき? さっきって何?」

「……」

「……」

「……」

「……取りあえず、座れば?」

「……」スッ



586 = 1 :




「……」

「……」

「……今日は」

「ん?」

「……今日は、寒い」

「あぁ。そりゃとっくに冬だしなぁ」

「……」

「……」



587 = 1 :




「……」

「……」

「……寒い、から。」

「寒いから?」

「……」

「……」

「……」

「……?」







「…………ちっ」ギロッ

「えぇぇ!? な、なんか知らんけどごめんなさい!!」



588 = 1 :




(なんで今オレ睨まれたの!? 怖いよもう!!)

「……」

「あ、あの……」

「……今日は寒い」

「はい。すこぶる寒いです」

「……だから。」

「????」



589 = 1 :




「あ、あの……」

「……」

「もう少し分かりやすく説明して貰えますか……?」

「……寒いし」

「はい。寒いです」

「……そ、それにさっき…………って言ってたよな?」

「はい…………はい?」



590 = 1 :






「……だ、だから!さっき『人肌恋しい』って言ってただろ!!」ギロッ


「はい言いましたごめんなさい刺さないで下さい!!!!」





591 = 1 :




「……」

「……」

「……そういう事、だから」

(自信は無いが、枕持ってるっつーことは……)

「……」

「……えーっと、つまりオレの部屋に寝に来たって事――ですか?」

「…………っ!」ギロッ

「あああ違いますよねそんな訳ないですよねごめんなさい!!!!」



592 = 1 :




「……」


「……」


「……ってる」ボソッ


「はい?」


「そ、それで……あってる……///」ボソッ


(か、顔赤っ!何これマジギレする兆候!?)



593 = 1 :




「……わ、分かったよ。じゃあ布団敷くから―――」

「は?」

「え?」

「……」

「……」

「……さっきから何回も言ってる。今日は凄く寒い」

「えぇ、まぁ十二月ですし」

「……」

「……」



594 = 1 :




「あの……まさかとは思うけど、オレのベッドで寝る、と……?」

「……ちっ……」

(ええぇぇ!? マジですか!?)

「……」

「……」

「……寒いから、だから」

「いやー、あのですね。寒いからって姉弟で一つのベッドで寝るってのは……流石に、ねぇ?」

「……妹とは昨日寝てたのに」

「だ、だからあれは事故というか……」



595 = 568 :

ああもう可愛いなあwwwwww

596 = 1 :




「……つ、次は私の番」


「顔赤いぞ? 熱でもあるんじゃないのか?」


「……」


「だ、だから今日のところはちゃんと自分の部屋に戻って―――」


「……」ギロッ


「―――っしゃあ!さっさと寝るぞ姉貴!!」






(あっはっはー☆もうどうにでもなーれ♪)




597 = 1 :




――そして。



「……」

「……」

「……」

「……」

「……な、なぁ」

「……ん」

「狭くないか?」

「別に」

「……」

「……」



598 = 1 :





「……なぁ、やっぱり―――」

「だ、黙れ」

「……」

「……」

(はぁ……ったく。なんでオレなんかと……)

「……」







「…………き……だからだよ……」ボソッ

「ん? どうかしたか?」

「……別に」




599 = 1 :





「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……起きてる?」

「……ん」




600 = 1 :





「……あ、悪い。起こしちまったか?」

「……いや」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……り……りんご」

「……」

「……」

「……は?」

「何でもないですごめんなさい」





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