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    元スレ上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 上条美琴 + - 下条 + - 心理掌握 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 = 579 :


    上条「それが……まだ分からないことがあるんだ」

    禁書「……?」

    上条「あいつは、俺に騙していたと言った時……今までと違う顔をしてた」

    禁書「今までと、違う顔って……?」

    上条「何て言うか……いつもみたいに笑ってなかったって言うか……必死っつーか……」

    禁書「必死……」

    上条「それに、俺に惑わせるなって……」

    禁書「……どういうことか分からないかも」

    上条「……うーん。俺にもよく分かんないよ。
        って言うか、インデックスに恋愛相談なんてな。3年は早かったか」

    禁書「むっ! それはご挨拶かも! シスターである私には恋愛相談だって朝飯前なんだよ!
        朝ごはんの話したらお腹空いたんだよ!」

    上条「朝飯の話なんてしてねぇよ。……ぷっ、ははは! あははははは!!
        お前と喋ってると泣いてる暇もないな」 ワシワシ

    禁書「むぅ……もう、とうまの馬鹿」 プゥッ

    上条「はは、悪い悪い。ありがとなインデックス。吐き出したら、ちょっと楽になったし、心の中を整理出来たよ」

    禁書「……そっか、ならいいんだよ!」

    602 = 579 :


    上条「とにかく、もう一回操祈に話を聞かないと。
        今になって考えてみれば、やっぱり変だ……バラすにしたって、あのタイミングはおかしいんだよ。
        あいつが御坂への嫌がらせのためって言うのが本当なら、御坂にもっとダメージを与えるような手段を取ったはずだ。
        あれ……そういや何で俺と付き合うことが御坂への嫌がらせになるんだろうなー……未だに分からん」

    禁書「そこは深く追求しない方がいいかも……。
        ……でもとうまって、一途なんだね。みさきが羨ましいんだよ……」 ボソッ

    上条「ん? 何か言ったか?」

    禁書「何でもない。それよりとうま! 泣いたらお腹空いたんじゃない? ご飯が食べたいんだよ!」

    上条「おいおい、こんな時間からかよ。 太るぞ」

    禁書「太らないんだよ!」

    上条「カップラーメンがあってたと思うけど……」

    禁書「どんと来いなんだよ!」

    上条「分かった分かった。今作ってやるよ。腹が減っては戦は出来ないって言うしな」

    禁書「うん!」

    603 = 579 :


    翌日

    ――――

    学舎の園 ゲート前



    上条「さて、どうやって中に入ったもんかな……昼間はやっぱ無理かなー」

    御坂「……あ」

    上条「ん? おう、御坂か。どうしたんだ、今日休みだろ」

    御坂「うん、ちょっと……。何? まさかあいつのところに行く気?」

    上条「そうだ」

    御坂「ああそう、楽しそうでいいわねぇ……」

    上条「あいつの話をちゃんと聞かないと駄目だからな」

    御坂「……は?」

    上条「御坂、ごめんな。俺、騙されてたんだってさ」

    御坂「! あ、あんた……気付いたの!?」

    上条「いや気付いたって言うか、突然あいつにそう言われた……」

    御坂「ひどい……。ねぇ、大丈夫? あんた食蜂に結構夢中な感じだったし、ショックなんじゃ……」

    604 = 579 :


    上条「ああ、久しぶりに泣いた」

    御坂「泣いた……。そう……なんだ。あ、じ、じゃあさ……気分転換に私と」

    上条「でもたぶんそれはあいつの本音じゃないんだ」

    御坂「は、はぁ!? あんた今度はストーカーにでもなるつもり? どんな発想よそれ!」

    上条「違うって。けどそう思われるよなー実際……どうやってあいつに会いに行けばいいか困ってたとこでさ」

    御坂「話が見えてこないんですけど……」

    上条「操祈の様子が変だったんだよ」

    御坂「あいつはいつも変よ。イカレてると言ってもいいわ」

    上条「そうか? ちょっと変わってるけど可愛いだろ」

    御坂「あーはいはい……。結局そこは変わってないわけねー。
        で、どこが変だったわけ?」
        
    上条「なんとなくな。昨日は俺も気が動転して飛び出してきちまったから、気の所為だったかもしれないし。
        だからそれを確かめに行くんだよ」

    御坂「あんたの都合の良い解釈って線は? 正直、あの女に関わるのはほんとにお勧めしないわよ。もう痛い程分かったと思うけど」

    上条「どうだろうな。だけど操祈はああ見えて寂しがり屋だと思うんだ」

    605 = 579 :


    御坂「寂しがり屋……」

    上条「あんなに大勢の友達侍らせてさ、そりゃやり方は間違ってんのかも知れないけど、
        あんな能力を持っちまったら誰だって少しくらいそいつを自分の都合の良いように利用しようって思うんじゃないか?」

    御坂「人の心の中を覗いてそれを弄りまわして遊ぶことが少しくらい?
        悪戯のレベルを超えてるわね」

    上条「まあな。でもお前にだって相手が何を考えてるか、知りたいって思う時はあるだろ」

    御坂「あんたがそれ言うとは思わなかったわ……常に知りたいわよ」

    上条「え、何が?」

    御坂「なんでもない! それで?」

    上条「そんな手段を持ってるのに使わずにいるなんてこと、誰にでも出来ることじゃねぇ。
        そしてもし、相手の心の中を知っちまったとしたらどうだ?
        普段何気なく接してる相手が、腹の中では自分に対して悪意を向けてるって知ってしまったら。
        能力を使って改竄してしまおうって考えに至ってもおかしくはないだろ。
        そりゃ体の良いストレス解消用の相手が欲しかっただけなのかもしれないけど、それならあんなにたくさんの友達を傍に置いておく必要なんて無いはずだ」

    御坂「それと私に嫌がらせをすることにどんな関係があんのよ」

    上条「それは……そんな積み重ねの結果ひねくれたあいつの趣味なのかも」

    御坂「ふざけんな!」 ビリビリッ!

    上条「うわっ! じ、冗談だって。
        確かに褒められたことじゃないしな。だけど、理解出来ないわけでもないだろ」

    御坂「……まあ、仮に私が黒子達の心の中で嫌われてること知っちゃったら、凹むし、人付き合いってもんが怖くなるかも知れないけど……」

    606 = 593 :

    寂しがり屋だったらマジ銀姉ちゃんになっちゃうじゃん・・・・

    607 = 579 :


    上条「……だから俺は、あいつが本当に心の底で抱えているものが何なのか、確かめに行かなくちゃいけないんだ」

    御坂「……」

    上条「あいつが本当に俺の事を何とも思ってないならそれでいいさ。
        その時はきっぱり諦める。俺は結局、あいつの心の中なんて読めないからさ。
        最後はあいつの言葉を信じるしかないんだよな」

    御坂「……馬鹿ね、あんたは」

    上条「悪かったな。どうせ万年補習の無能力者ですよ」

    御坂「あいつが、寂しがりやで、友達を傍に置いておきたかったって?あんたそりゃいくら何でも考え過ぎ。
        好きな子を美化したくなるのは分かるけど、あいつは派閥の女王様として担ぎ上げられるのが気持ち良くて、
        ついでに色々と学園都市へ顔が利くパイプラインが欲しかっただけよ」

    上条「うーん、それも否定は出来ないんだよな……」

    御坂「でも……あんたの話を聞いてたら、あいつの中で何か変わったのかもって思えた」

    上条「御坂……」

    御坂「心の読めない相手から、そんな風に素直にグイグイこられたら狼狽えるでしょ。
        好きでもない相手だったらすっげー引くけどね」

    上条「そ、そうなのか……もしかして引かれてたのか」

    御坂「けど……少しでもいいなって思える相手だったら……まぁ、うん」

    上条「何だよ」

    御坂「分かりなさいよ馬鹿! 大体私があいつの立場だったら正直嬉ゴニョゴニョ……」

    上条「?」

    609 = 579 :


    御坂「ったくもう……あれ?」

    上条「ん? どうした?」

    御坂「あそこにいるのって……」

    縦ロール「ハッ……ハァッ……ハッハッ……!」 フラフラ…

    上条「あ、操祈の友達の……」

    御坂「何か様子が変じゃない?」

    縦ロール「ゼェ……ゼェ……」 フラフラ…

    上条「おーい、何してるんだ?」

    縦ロール「ハァ……ハァ……」

    御坂「顔色悪いですよ! ちょ、ちょっと。ストップストップ!」 ガシッ

    縦ロール「は……離して下さいまし……! 女王のご命令で……ハァ……後999万9948周こなさなくては……
           ハァ……ハァ……わたくしは寮に戻れないのですから……! うぐっ……」 ドサッ

    上条「お、おい大丈夫か!?」

    縦ロール「女王……まだしばらくお時間はかかりそうですが……必ずや1000万周のノルマを終えて見せます……」 モゾモゾ…

    610 = 608 :

    つめんねえっつえんだろカス

    612 = 579 :


    御坂「あんた、右手!」

    上条「え? あ、ああ……そうか!」 スッ 


    パキィィィィイイイイイイイインッッ!


    縦ロール「……え? ……うっ……うぉぇええええええ……」 ゲロゲロゲロゲロ…

    御坂「……大丈夫ですか?
        この様子だと飲まず食わずで走り続けてたみたいね。
        足がパンパンだし」 サスリサスリ

    上条「操祈がやらせたのか……」

    縦ロール「うぅ……お、お手数をおかけし……げほっげほっ!」

    御坂「いいですから……。ちょっと、水買ってきて」 チャリンッ

    上条「あ……ああ」

    613 = 608 :

    何黙々と投下してんの?おもんないから失せろ

    614 = 579 :


    上条「はい水」

    御坂「ゆっくり飲んで下さい。胃がビックリしちゃうから」 キュッキュッ

    縦ロール「ングッ……コクコク……ッハァッ! ハァ……ハァ……あ、ありがとう……御坂さん」

    上条「大丈夫か?」

    縦ロール「ふぅ……わ、わたくしは、何をしていたんですの……?
          確か、女王に……」

    御坂「操られてたんです。能力で。大体外周1000万周なんて、本当にしたら死んじゃいますよ」

    縦ロール「女王に……?」

    御坂「はい。他の子達も一緒に。ただもう派閥は無いけど」

    上条「!?」

    縦ロール「派閥が……無い?」

    上条「どういうことだ御坂……?」

    御坂「実は、今朝食蜂の派閥が解散になったらしいのよ」

    縦ロール「!!」

    上条「な、なんで?」

    御坂「し、知らないわよ。寮で聞いて、今様子見に来たとこだったんだから……」

    縦ロール「そ……んな。では、女王は今お一人で……?」

    御坂「さぁ……」

    上条「操祈は何のつもりなんだ……」

    615 = 608 :

    黒歴史

    616 = 608 :


     歴
      史

    617 = 608 :













            歴
     





      史

    618 = 608 :

    >>1
    お前これ母ちゃんにみせてみろ
    仕事もせず何してんだこの息子はって泣き崩れちゃうで?
    それでいいのか?何かに気づいたならこんなアホなことやめてハロワいけ

    619 = 579 :


    御坂「あいつの頭ん中なんて誰にも分かんないわよ」

    縦ロール「……わたくし、女王に確認して参りますわ!」

    御坂「えっ、でも……操作されてたのに、そんなわざわざ……」

    縦ロール「……確かに、時折女王のお傍にいたときの記憶が無いことには気づいておりましたし、
          身に覚えのない傷や痣が身体にあるのをおかしいと思っておりました。
          しかし、それでも女王はわたくしのお友達ですから」

    御坂「と、友達って……」

    縦ロール「少なくとも、わたくしはそう思っておりますわよ?
          仮に記憶を改竄し、心を操作されていようとも、女王がわたくし達をお傍に置いて下さっていたことには変わりありませんから。
          その女王がわたくし達を必要無いと斬り捨てるのなら、わたくしは何故と問いましょう。
          その答えに納得がいかないなら、異議不服の申し立ても致しましょう。
          それが、友人と言うものではありませんの?」

    上条「……」

    御坂「……」

    縦ロール「では、失礼いたしますわね。ごきげんよう御坂さん」

    御坂「え……あ、はい……」

    上条「待ってくれ、一緒に行こう」

    縦ロール「え……どうしてですの?」

    上条「まあ色々とあって」

    縦ロール「御坂さん……?」

    御坂「ごめんなさい。こいつもあの女に言いたいことがあるみたいで」

    縦ロール「まあ、ゲートを通れるのならば構いませんが……」

    上条「それなんだよなー……あとはどうやって入るか」

    御坂「……仕方ないわね……じゃあせめて夜まで待ちなさい。そしたら、どうにかしてあんたも中に連れていってあげるから」

    上条「御坂……ありがとな」

    御坂「別に。私も、嫌がらせされっぱなしって訳にもいかないしね。
        あの馬鹿を公正させないと駄目なんでしょ!」

    620 :

    派閥を解散させたのか…

    621 = 608 :

    >>1
    よーく自分の書いた文章を読み返してみなさい
    恥ずかしくて顔真っ赤になってただろ?
    我に返りやめるんだ

    622 = 567 :

    あんま騒いでると電力供給とめるぞ(キリッ
    みたいな反応がほしいのかな?ぼくちゃん

    623 :

    福岡さん久しぶり!
    元気にしてた?

    624 = 608 :

    あーあ、続けちゃった
    恥ずかしい恥ずかしい

    625 = 620 :

    >>622
    おいやめろ 構うな

    626 :

    >>622せっかくみんなスルーしてんだからさ

    630 :

    しつこいぞ、荒らし

    633 = 579 :

    ――――


    食蜂の寮 食蜂の私室



    全てが馬鹿らしくなった。
    全てがつまらなくなった。
    深夜、昼間女子学生で溢れていた街並みは嘘のように静まり返っている。
    学舎の園内、常盤台中学に程近い一角にあるその洋館の中で、食蜂は今独りぼっちだった。
    地中海沿岸風の街並みの中でも、とりわけ食蜂好みの瀟洒な館は元々常盤台の職員用の寮として建設されたものであった。
    それを食蜂が常盤台の理事長に『お願い』して譲ってもらったのだ。


    食蜂「……」 


    学生の個室にしてはいささか広い部屋のベッドに腰掛け、窓の外に見える月を見上げる。
    こんなに静かな夜は久しぶりだった。
    いつもならみんなで遅くまで遊んだり、ひと肌恋しい夜は取巻きの縦ロールを枕代わりにして眠ったりしているのに。


    食蜂「……学舎の園の夜は、こんなに静かだったのねぇ……」


    夜空を見つめる食蜂の瞳には虚無感。
    他人の向ける感情の全てが自分の掌の中。その虚しさを、昨夜思い知らされた。
    こんなはずではなかった。
    たった一人の、心を読めない相手のために、ここまで精神をかき乱されるとは思いもよらなかったのだ。


    彼を追い出した後、彼の心と向き合うことから逃げた自分が許せなくて、派閥の女生徒にひたすらに当り散らした。
    いつもよりさらに傍若無人に振る舞った食蜂であったが、それも夜が明ける頃に飽きて、後に残ったのは虚しさだけ。
    だから彼女らを解き放った。
    もはや自分には必要ないと思ったから。彼女らを思うがままに操る自分が、とても滑稽に思えたから。

    634 = 608 :

    ※ネット上に書いた文章は二度と消えません
    ※ネット上に書かれたものは全世界の人が見れるようになります

    >>1
    >>1
    >>1

    今すぐ書くのをやめなさい

    637 = 579 :


    今にしてみれば、心の中が見えない彼とのコミュニケーションはあの退屈な日々の一服の清涼剤となっていたように思える。
    心が見えないから、彼をいかにして夢中にさせるかを考えた。
    自分の思惑が正しく相手に伝わったことを知った時、素直に嬉しかった。


    食蜂(手の中で踊ってしまったのは、案外私の方だったのかもねぇ)


    彼からの想いが真っ直ぐに伝えられることから目を逸らした。
    全ては望みどおりに事が運んだと、どこか他人事のように自分を見下ろしていた。
    だが、食蜂は理解した。
    自分は、彼の真っ直ぐな気持ちに怖気づき、ただ敗北宣言をしただけなのだと。
    それに気づいたとき、食蜂の心は折れた。


    食蜂(何が『心理掌握』よぉ。私は、私の心に負けたのねぇ……。
       あの人に捉われていく自分が許せなくて……ただ、逃げた……)


    御坂美琴へのささやかな嫌がらせから、彼をただ夢中にさせたいという欲望へと変化していく己の心に気付いたのはいつだったのだろうか。
    彼に抱き締められた時から?
    それとも口づけた時から?


    食蜂(結局何より度し難いのは、自分自身の心だったわぁ)


    食蜂操祈を支えていた『自分だけの現実』。
    彼に心を預ければ崩れ、彼から目を逸らしてもまた崩壊の道を辿る。
    その心は、とうの前から『掌握』されていたのだ。
    もはや恐れから名前すら呼べぬ彼によって。


    食蜂(何も聞こえない……静かな夜……。今日はよく眠れそうねぇ)


    世話を焼く彼女達はもういない。
    広い屋敷に自分は独りぼっち。
    しかし、もはや誰の胸中も気にする必要のないこの状況は彼女に安らぎを与えた。
    二度と表へ出たいと思わぬ程に。

    644 = 579 :


    食蜂「ああ……静かだわぁ」


    ポツリと呟く。
    そのまま後ろへ倒れ込み、キングサイズのベッドへ体を預けた食蜂。
    金糸の髪がふわりとシーツの上に広がって、大の字に沈み込む身体。
    だが、彼女が微睡の中に落ちることは許されないようだった。
    何故ならば


    食蜂「で、何しにに来たの?」


    淡々と告げられた言葉。
    銀河のように煌めくはずの瞳の光は鈍い。
    想いの宿らぬ無感情な言の葉は、ただ届けられる。


    言葉も無く、静かにそこに佇む彼の元へ。




    上条「お前が、寂しがってんじゃないかと思って」





    ざわめく心、揺れる心、荒ぶる心。
    天井を見つめた食蜂は、深く息を吸い瞼を閉じる。





    食蜂「……お馬鹿さぁん」





    彼が何を考えているのか分からない。
    昨日は恐ろしかったそれも、今は少し心地よい。
    心を動かされることを期待し、そして何より恐怖する自分がそこにいる。
    心を持ち、生きた人間との対話が在る。
    誰より心を揺らした相手とのコミュニケーションが生まれる。
    ただその事実が、再度開かれた食蜂の瞳に銀河を宿した。

    647 = 579 :

    今日はここまでです。
    多分次で終わります。それではまた近いうちに


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