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    元スレ垣根「ただいま」

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    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 垣根 + - 垣根帝督 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 = 286 :


    禁書「理由ってなに?」

    アレ「理由は今、二人がしたことだ」

    垣根「あ?」

    一方「は?」

    アレ「君たちは、ありえないくらいに怒りやすい。そんな奴らを外に出せる訳ないだろう?」

    結標「確かに……」

    垣根「……そんなことねぇよな?」

    一方「……そンなことねェな」

    アレ「自覚なしか……。短気なうえに強大な力を持つ化け物を普通の人間と一緒にできるわけがない」

    垣根「外に行ったら能力なんて使わねぇよ」

    アレ「本当か?」

    垣根「本当だ」

    アレ「信用できんな。今だって怒りに任せて行動したではないか」

    一方「……」

    垣根「……」

    アレ「学園都市の中で何が起こっても隠蔽できる。しかし外で問題を起してみろ。大騒ぎになって収拾がつかなくなるぞ?」

    垣根「でも、俺は」

    アレ「“トド崎マジ巨人。つーかキャラ作りすぎだよねぇ”と言われたら、君は我慢していられるか?」

    垣根「!!!!」

    アレ「反射的に翼を出してしまうようでは、外出を認めることなどできないな」

    垣根「クソが……!」

    302 = 286 :


    アレ「レベル5であっても人並みに温厚であれば外出くらい許可はするぞ?」

    垣根「なんだって?」

    禁書「怒らなければいいんだね?」

    アレ「ん?どうしたゆかち?」

    禁書「これから一週間、二人が一度も怒らなければ、外出を認めて欲しいんだよ」

    アレ「それは無理だ。この二人にそんなことが出来る訳がない」

    垣根「やる!」

    一方「できますゥ!」

    アレ「なんだと?」

    垣根「絶対、一週間怒らずに過ごしてみせる!我慢できるってこと分からせてやるよ!」

    一方「俺もだ!そンくらい楽勝なンだよォォォォ!!!」

    アレ「雪歩って喋ってる声と唄声が全然違うな?他のメンバーに比べて浮きすぎだろう」

    一方「……」プルプル

    アレ「あいなまさんって顔だけで演技はそこまで上手くないな」

    垣根「……」ギリギリ

    アレ「…………ふむ。本気のようだな。ならば明日から一週間、本当に我慢できたのならば外出を考えてやってもいい」

    一方「本当かァ!?」

    垣根「やった!」

    アレ「しかしどんな理由であれ怒ったらその場でアウトだ。チャンスは一度だけだぞ?」

    垣根「ハッ。楽勝なんだよ」

    一方「楽勝すぎて欠伸が出ちまうなァ……」

    結標(え……本気で言ってるの?)

    アレ「そうか。せいぜい頑張れ」

    こうして四人は窓のないビルを後にした。
    交渉が成功したか失敗したかは分からないけれど、外出への第一歩を踏み出すことができたのだ。

    303 = 286 :

    >>173
    貴方は予言者でしたね

    ここまでです。
    読んでくれて本当にありがとうございました。

    304 :

    乙。
    アレイスタン自重汁wwwwww
    あわきんの恋愛よりアレイ☆の残念っぷりのほうが目立ってるってどういう事なの……。

    さて、ていとくんが初春ちゃんと遭遇したらどうなるんだろうね!

    毎度毎度楽しく読ませてもらってますぞ。

    305 :



    アレイスターもかよwwwwwwww

    306 :



    ☆もお仲間だったのかよW
    外出許可できない理由が普通にまともだったのには驚いた

    307 :

    ☆……なんだ同志じゃねえか……

    308 :

    まさか冗談で書いた>>173が現実となるとはw

    309 :

    はじめは☆の趣味バラすぞって脅せば楽勝じゃね?って思ってたけど
    許可しない理由がまっとう過ぎてなんも言えねえw

    310 :

    ☆がゆかちファン、風斬の声がアスミスもといもこタンなのももしかして☆が関係してるのか……

    311 :

    もうやだこの都市w

    312 :

    怒ってはいけない学園都市

    初春さん出番です!

    313 :

    なんだこれ…外に出られない理由がここまで正論だったこと見たことねえ

    314 :

    やだ…なにこれ…面白すぎる…

    奈々様ファンはいないの?

    315 :

    ゆかりんって、斜めからの写真ばっかりだよね。
    たまには正面からの天使スマイル()見てみたいな^^

    318 :

    ……たのしいか?

    319 :

    まだかな……

    320 :

    そろそろ落とすか

    323 :

    >>1まだか……

    生存報告ぐらいはしてほしい

    324 :

    あ、愛生に彼氏がいたことが発覚したらしいね
    どうでもいいけど

    325 :

    逆に付き合う程度の人生経験もない演技なんて・・・

    326 :

    あいなま信者怖いよ……。

    ていとくんなら学園都市を破壊するレベルの発狂ぶり。

    327 :

    作者逃げたっぽいね

    328 :

    なんか最近いろんなところで作者消えるんだけど

    329 :

    大丈夫だ…!

    まだ1ヶ月も経ってないんだから……!

    330 :

    どれだけ時間が経とうと、俺は待ってるぜ…

    331 :

    その間、オタ業界は着々とカオスな状況へ

    ・豊崎彼氏疑惑
    ・アイマスPS3で発売
    ・平野アレな写真流出 new!

    332 :

    >>331
    なんでニコ厨ってすぐにカオスって使ってどうでもいい情報言いたがるん?

    333 :

    などと意味不明な供述を繰り返しており…

    334 :

    で、このまま終わりなの?

    335 :

    つーか、これからっしょ

    336 :

    間をあけてしまって本当にすいませんでした。
    レスありがとうございます。
    少しですが投下します。

    337 = 336 :


    佐天「それは初春が悪い」

    白井「わたくしもそう思いますの」

    御坂「んー……私もそう思うかな……」

    垣根が窓のないビルで命がけ(?)の交渉をしている時、
    とあるフェミレスでは四人の少女が集まっていた。
    流行っている曲や服、新しく見つけた都市伝説、風紀委員の仕事、
    最近あったことなどをケーキやパフェを食べつつ仲良くお喋りしていた。

    他愛のない話が一段落すると、久しぶり集まったということで、一人ずつ近状報告をすることになった。
    先ほどの言葉は初春の話を聞き終えた三人の感想である。
    ちなみに初春がした話は垣根のことだ。

    初春「……やっぱりそうですよね」

    白井「大体、過去に色々あったからと言ってオタクという人種を差別しすぎじゃありませんの?」

    初春「でも、実際キモいですし」

    白井「平気ですの。真性オタクは3次元の女になんか興味ないですから。
       初春に性的興奮を覚えるのはオタクではなくロリコンですの」

    初春「ロリコンですか……」

    御坂「そもそもオタクって言っても色んな人居るでしょ?
       き、きっと良い人だって居るわよ!ひ、人の為に頑張っちゃうヤツとか!」

    白井「……お姉様、それって」

    御坂「へ!?アイツとは関係ないわよ!」

    佐天「あ!例の殿方ですね!」

    338 = 336 :


    初春「え、御坂さんの好きな人ってオタクなんですか?」

    御坂「え!?べ、べべべべ別に好きとかじゃなくて、でも、いや、その!!」

    佐天「へー。オタクの彼氏かぁ……。御坂さん漫画好きだし、お似合いなんじゃないですか?」

    御坂白井「「お似合い!!!?」」

    御坂「そんな、そそそそそそんなことあるわけ…………!」

    白井「そんなことわたくしは認めませんわよ!!!あんな類人猿!絶対に!ぜーーーーったいに認めませんの!!!!!!」

    初春「二人とも落ち着いて下さい」

    白井「お姉様は類人猿のゴミみたいな部屋を見てもまだ目が覚めませんの?」

    御坂「だって趣味なんて人それぞれじゃない」

    白井「だからってあんな男と付き合ったりなんかしたらお姉様が腐ってしまいますの!」

    御坂「でもアイツは良いヤツだし!そ、それに優しいし、ちょっとお人よしの所があるけど、でも…」

    白井「キッー!!!あの類人猿キモオタのクセにお姉様をたぶらかして!!!」

    初春「はぁ……でも、恋愛してるって良いですよね……私なんか何も無いですよ」

    白井「あら、初春が発情期ですの」

    初春「違いますよ!」

    佐天「初春にはまだ早いんじゃない?」

    初春「そんなことないですよ!」

    佐天「好き嫌いが多いお子様は恋愛なんてまだまだ先だと思うわ」

    白井「ですの!ですの!」

    339 = 336 :


    佐天「それにさ、顔が良いなら性格くらいどうでもいいんじゃない?」

    初春「でも、その“うんたん”とか意味分からないこと言われましたし……」

    御坂「うんたん?」

    初春「そう言ってくれって言われたんですよ。言ったらテンション高くなってキモかったです」

    御坂「……それは気持ち悪いかも」

    白井「気持ち悪いというか……やっぱり気持ち悪いですの」

    佐天「でもすっごく理想の顔に近かったんでしょ?その垣根さんって人」

    初春「はい」

    佐天「初春が変なこと言わなきゃLOVEが始まったかもしれないのに」

    初春「……」

    佐天「自分で出会いを潰しちゃうなんて、アホだよねぇ」

    白井「ですの。欠点の一つや二つ、目を瞑れないようでは恋愛なんて出来ませんの」

    初春「そんなことないですよ……」

    白井「実際、わたくしはお姉様の欠点である子ども趣味や男の趣味の悪さなど目を瞑っていますの」

    御坂「おい」

    白井「まぁ好きになってしまえば、欠点さえも愛おしくなってしまうのですけれどね」

    御坂「……それは、分かるわ」

    白井「類人猿のことかーーーーッ!!!!」

    初春「白井さん、叫ばないで下さい」

    佐天「初春って乙女思考だから理想高そうだよね。その理想をクリアするなんて垣根って人は凄いなぁ」

    初春「でも顔だけですし。それに、オタクとか抜きでも性格良く無さそうでした」

    佐天「どういう所が?」

    340 = 336 :


    初春「病院まで付き添ったって話したじゃないですか?」

    佐天「うん」

    初春「寝てる時に色んな女の人の名前を呼んでたんですよ」

    御坂「あら…それは……」

    白井「イケメンな殿方でしたら彼女が数人居ておかしくないですの」

    初春「そういうのって嫌じゃないですか?やっぱり一途な人が良いですよ」

    御坂「それにはすっごく同意だわ!!!!!!」

    白井「初春が変な男に引っかからなくて良かったですの」

    佐天「つまんないなー……青春が始まったかと思ったのに」

    白井「初春はわたくし達と談笑したり、風紀委員の仕事をしてるのがお似合いですの。男なんてまだまだ早すぎますの」

    初春「なんですかそれ……」

    佐天「とにかく、次にその垣根さんって人に会ったら先日はすいませんでしたくらいは言った方がいいんじゃない?」

    初春「……そうですね」

    御坂「それじゃそろそろ行く?もう夕方よ?」

    白井「そうですわね」

    話題が終わった所で四人はファミレスを後にした。
    病院で垣根が口にした名前は全て2次元の住人なのだが、彼女達は知るよしもない。



    友人達に“悪い”と言われ、初春は深く反省した。
    確かに初対面であそこまで言ったのは失礼だ。
    しかし、ほっこり(?)ボイスを大切にしろとか訳の分からないことを言ってくるあの男は、やっぱり嫌だ。
    良い顔だと思ったら、相当な女たらしのくせにオタクだし、でもやっぱりあれは言い過ぎだと思うし…………。

    とにかくあの男にもう一度会えたら謝罪をしようと思う。
    会えたら、だけれど。

    341 = 336 :

    ここまでです。
    間をあけてしまって本当にすいません。
    次はいつ投下するか分からないですが、ここまで間をあけることはないと思います。

    読んでくれてありがとうございました。

    342 :

    帰ってきたっ・・・富樫になったかと思ったが良かったよかった
    期待してるぜ

    344 :

    乙!!帰還おめでとう、そしてありがとう!!!

    >>343
    とりあえずぴゅあぴゅあはーと頼む。

    345 :

    おかえり

    346 :

    初春がエレキ持って歌う姿……すまん、マンガにしか見えない

    347 :

    おー待ってたぜ!!
    次も楽しみにしてる

    348 :

    おっ、やっと来たか。
    ずっと待ってた。
    それにずっと音信不通でかなり心配だったが……無事で何よりだ。

    ともかく久々の乙。

    349 :

    レスありがとうございます。
    待っていてくれてありがとうございます。
    本当に嬉しいです。

    今回は垣根と心理定規の過去をありえないくらい捏造しています。
    そういうのが嫌いな人はすいません。

    投下します。

    350 = 349 :


    垣根は気持ち良く朝を迎えた。
    昨日はアレイスターとの交渉が上手く(?)いった。
    その後は上条家にお邪魔してなのはA's観賞会をしながら一方通行と垣根のお金で寿司を注文し、盛大にお祝いした。

    この街から出られないのは、レベル5だからという理由ではなかった。
    自分の性格。短気なせい。
    そんなものいくらでも変えられる。
    彼女に会えるのなら罵倒されようがプライドをへし折られようが全て笑って許せる、と思う。

    垣根(こんな清々しい気持ちは久しぶりだぜ……)

    リモコンでデッキを操作し愛する彼女の曲を流す。
    彼女の唄声は、垣根の心をほっこりとさせてくれる。

    朝食のトースターとブラックコーヒーをテーブルに置き、イスに腰掛けた。
    窓から差し込む朝日が、部屋を明るく照らす。
    いつもの光景なのになんだか特別に感じた。

    ゆっくりと、カップを手に取った瞬間、チャイムがけたたましく鳴りだした。
    狂ったように響くチャイム音に良い気分は削がれていく。

    良い気分でご飯を食べようと思っていたのに誰だ。
    舌打ちしそうになったけれど、我慢した。

    垣根(これくらいで怒ったら駄目だ、きっと急用なんだ、急用だったら
       メールか電話でいいだろクソボケ、いちいち家に来てんじゃねぇよ死ね)

    イライラしてきたことに気付き、頭をふった。
    駄目だ。
    こんなことで腹を立てていたら外出許可が出なくなってしまう。
    心を落ち着かせるために深呼吸をしてから、玄関に向かった。


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