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元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」
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翌日・・・・・・
侍「と、言うわけで到着でござる!」
魔王「ここか…… 今さらのようだが、本当に余がくる意味はあるのか?」
侍「むしろ殿が来てくださらんと始まらないでござる。 では、張り切っていくとしましょう!」
魔王「しかし、ここは……」
侍「こういうところは初めてですか? 大丈夫、殿は素直な感想を言ってくださればよいのです! ささ、早く早く」グイグイ
魔王「わかった、 わかったから引っ張るでない……」
侍「と、言うわけで到着でござる!」
魔王「ここか…… 今さらのようだが、本当に余がくる意味はあるのか?」
侍「むしろ殿が来てくださらんと始まらないでござる。 では、張り切っていくとしましょう!」
魔王「しかし、ここは……」
侍「こういうところは初めてですか? 大丈夫、殿は素直な感想を言ってくださればよいのです! ささ、早く早く」グイグイ
魔王「わかった、 わかったから引っ張るでない……」
『呉服屋』
「いらっしゃい」
侍「着物を一つ見繕っていただきたいのでござるが」
「着るのはあなたかしら?」
侍「そうでござるよ?」
「まあ、可愛らしい子ねえ。 頑張って似合うの探してあげるわ」
侍「照れるでござるな。 よろしくお願いします」ペコ
「じゃ、ちょっと採寸取るわね~」
侍「殿、少々ここいらで待っていてくだされ」
魔王「……わかった」
「こっちよ~」
侍「はーい。 では、すぐ戻ってきますゆえ」スタスタ
魔王「……」
魔王「……落ち着かんな」
「いらっしゃい」
侍「着物を一つ見繕っていただきたいのでござるが」
「着るのはあなたかしら?」
侍「そうでござるよ?」
「まあ、可愛らしい子ねえ。 頑張って似合うの探してあげるわ」
侍「照れるでござるな。 よろしくお願いします」ペコ
「じゃ、ちょっと採寸取るわね~」
侍「殿、少々ここいらで待っていてくだされ」
魔王「……わかった」
「こっちよ~」
侍「はーい。 では、すぐ戻ってきますゆえ」スタスタ
魔王「……」
魔王「……落ち着かんな」
・・・・・・
「はい、採寸終わり。 じゃあ、選んでみましょうか」
侍「いよいよでござるな! ワクワクするでござる」
「うふふ。 ところで、さっきの方はあなたの旦那様かしら?」
侍「うえっ!? ま、ままだそんなのではござらんよ! 殿は殿でござる」アタフタ
「あら~? まだ、ってことはそうなる予定があるのかしら。 きゃ~」クネクネ
侍「あぐっ、 え、ええとその……」カァアアア
「いいわよ~ お姉さん応援しちゃう。 可愛くして、一気に落としちゃいましょ」
侍「よ、よろしくお願いします」
「はいは~い♪」
「はい、採寸終わり。 じゃあ、選んでみましょうか」
侍「いよいよでござるな! ワクワクするでござる」
「うふふ。 ところで、さっきの方はあなたの旦那様かしら?」
侍「うえっ!? ま、ままだそんなのではござらんよ! 殿は殿でござる」アタフタ
「あら~? まだ、ってことはそうなる予定があるのかしら。 きゃ~」クネクネ
侍「あぐっ、 え、ええとその……」カァアアア
「いいわよ~ お姉さん応援しちゃう。 可愛くして、一気に落としちゃいましょ」
侍「よ、よろしくお願いします」
「はいは~い♪」
・・・・・・
魔王「……(思えばこの状況、他人に見られたらどういいわけすれば良いのだろうな?)」
魔王「……(女物の呉服屋で一人佇む、大柄で筋肉質な男。 ローブで全体が露になってない分、いくらかソフトな印象か)」
魔王「……(『ここで知人を待っている』というのも、奥に引っ込まれておると説得力に欠ける。
『余が着るのだ』もう往来を歩けなくなるな……ううむ)」
「お待たせしました~」スタスタ
魔王「ッ!」ビクッ
「?」
魔王「……(思えばこの状況、他人に見られたらどういいわけすれば良いのだろうな?)」
魔王「……(女物の呉服屋で一人佇む、大柄で筋肉質な男。 ローブで全体が露になってない分、いくらかソフトな印象か)」
魔王「……(『ここで知人を待っている』というのも、奥に引っ込まれておると説得力に欠ける。
『余が着るのだ』もう往来を歩けなくなるな……ううむ)」
「お待たせしました~」スタスタ
魔王「ッ!」ビクッ
「?」
魔王「む……申し訳ない。 警戒していたものでな」
「? 安心してください、すっごく可愛いですから~」
魔王「そうか。 ……で、当の本人はどこにおるのだ?」
「ほらほら~ 恥ずかしがらなくていいのよ?」
侍「……殿」ヒョコ
魔王「どうした?(来る前はあれほどはしゃいでおったというのに……)」
侍「拙者、生まれてこの方こういう服とは縁がなかったもので、似合っていなくても笑わないでいただきたいでござる」
魔王「余も人のことをいえたものではないからな。 約束しよう」
侍「で、では……」ソロリ
「? 安心してください、すっごく可愛いですから~」
魔王「そうか。 ……で、当の本人はどこにおるのだ?」
「ほらほら~ 恥ずかしがらなくていいのよ?」
侍「……殿」ヒョコ
魔王「どうした?(来る前はあれほどはしゃいでおったというのに……)」
侍「拙者、生まれてこの方こういう服とは縁がなかったもので、似合っていなくても笑わないでいただきたいでござる」
魔王「余も人のことをいえたものではないからな。 約束しよう」
侍「で、では……」ソロリ
魔王「……」
「どうです~ 可愛いでしょう?」
魔王「……」
侍「と、殿いかがですか……? へ、変だったりとか」モジモジ
魔王「……丈が少々短すぎではないか?」
侍「あう、や、やっぱりそうですか……? 拙者には似合わないですな……」ショボン
魔王「いや、似合ってはいると思うぞ。 ただ、少々寒そうだなと思ってな。」
侍「で、では……?」
魔王「うむ、これでよかろう。 店主、いくらだ?」
侍「えっ、いえいえ殿、自分で買いまする!」
魔王「よいよい。 会長に報酬を貰ったが余にはさして使い道が無いし、臣下の身だしなみを整えるのも主君のつとめであろう?」
侍「殿……ありがたき幸せ」
「毎度ありがとうございま~す。 侍ちゃんそのまま着てく?」
侍「そうさせていただく! ずっと着てたいくらいでござる」ルンルン
「よかったわね~ 気に入ってもらえて。 この子、すっごく不安がってたんですよ~?」
魔王「そうなのか」
侍「こ、こらっ! 余計なことは言わなくていいでござる」アタフタ
「こわ~い。じゃあ、お買い上げありがとうございました~、また来てね」
「どうです~ 可愛いでしょう?」
魔王「……」
侍「と、殿いかがですか……? へ、変だったりとか」モジモジ
魔王「……丈が少々短すぎではないか?」
侍「あう、や、やっぱりそうですか……? 拙者には似合わないですな……」ショボン
魔王「いや、似合ってはいると思うぞ。 ただ、少々寒そうだなと思ってな。」
侍「で、では……?」
魔王「うむ、これでよかろう。 店主、いくらだ?」
侍「えっ、いえいえ殿、自分で買いまする!」
魔王「よいよい。 会長に報酬を貰ったが余にはさして使い道が無いし、臣下の身だしなみを整えるのも主君のつとめであろう?」
侍「殿……ありがたき幸せ」
「毎度ありがとうございま~す。 侍ちゃんそのまま着てく?」
侍「そうさせていただく! ずっと着てたいくらいでござる」ルンルン
「よかったわね~ 気に入ってもらえて。 この子、すっごく不安がってたんですよ~?」
魔王「そうなのか」
侍「こ、こらっ! 余計なことは言わなくていいでござる」アタフタ
「こわ~い。じゃあ、お買い上げありがとうございました~、また来てね」
夕食後・・・・・・
魔王「のう、侍よ」
侍「いかがなされた、殿?」
魔王「座るときは用心するがよい」
侍「?」
魔王「……まあ、いつも正座であるそちならさして問題はないか」
侍「はぁ……」
「おい、侍が着物来てるぞ……」ヒソヒソ
「うお、生足やべえ」
「おいおいマジかよ……」
勇者「侍ちゃん今日は道着じゃないんだね。 どうしたの?」
魔王「のう、侍よ」
侍「いかがなされた、殿?」
魔王「座るときは用心するがよい」
侍「?」
魔王「……まあ、いつも正座であるそちならさして問題はないか」
侍「はぁ……」
「おい、侍が着物来てるぞ……」ヒソヒソ
「うお、生足やべえ」
「おいおいマジかよ……」
勇者「侍ちゃん今日は道着じゃないんだね。 どうしたの?」
侍「拙者も少々身だしなみに気を使ってみたでござる」
勇者「うん、似合ってるよ」
侍「ありがとう。 勇者殿も、道着姿が板についてきたでござるな」
勇者「えへへ、そうかな?」
侍「ええ。 ほかの皆さんももちろんしっくりきているでござる」
戦士「魔法使いよぉー」
魔王「どうした?」
戦士「この道着っちゅうのきつくねえか? 主に胸とかが」ピチピチ
騎士「たしかに、少々窮屈だな……」キシキシ
魔王「確かに、お前たちは窮屈そうだな……」
龍姫「あー? きつけりゃはだけさしときゃいいじゃねーの」パタパタ
姫「あなたには羞恥というものがございませんの!?」
遊び人「……」ペタペタ
遊び人「……チッ」
勇者「うん、似合ってるよ」
侍「ありがとう。 勇者殿も、道着姿が板についてきたでござるな」
勇者「えへへ、そうかな?」
侍「ええ。 ほかの皆さんももちろんしっくりきているでござる」
戦士「魔法使いよぉー」
魔王「どうした?」
戦士「この道着っちゅうのきつくねえか? 主に胸とかが」ピチピチ
騎士「たしかに、少々窮屈だな……」キシキシ
魔王「確かに、お前たちは窮屈そうだな……」
龍姫「あー? きつけりゃはだけさしときゃいいじゃねーの」パタパタ
姫「あなたには羞恥というものがございませんの!?」
遊び人「……」ペタペタ
遊び人「……チッ」
翌日・・・・・・
魔王「さて、ここが研究所か」
遊び人「わくわく」
龍姫「ヘェ……」
「ようこそおいでくださいました、会長からお話は伺っておりますのでどうぞ中へ」
魔王「うむ、今日は楽しませてもらうつもりだ」
魔王「さて、ここが研究所か」
遊び人「わくわく」
龍姫「ヘェ……」
「ようこそおいでくださいました、会長からお話は伺っておりますのでどうぞ中へ」
魔王「うむ、今日は楽しませてもらうつもりだ」
・・・・・・
所長「ようこそ、私が所長というものです」
魔王「そちからは魔力を感じないが、魔法は使えないのか?」
所長「いいえ。 様々な道具によって解決しています」
魔王「ほう、魔法を道具で……」
所長「ええ、例えばこちらの研究室では……」
遊び人「……龍姫さん」
龍姫「あー? どした」
遊び人「……なんであの人は肩に乗せた人形を見ながら喋っているの?」
龍姫「さあな。 趣味なんじゃないか?」
遊び人「業が深い……(魔法使いも全く気にしてる様子がないし)」
魔王「なるほど、この土地に多く含まれている物質に魔力を溜め込むものがあると」
所長「そのため、我々の国では物に精霊や魂が宿るなどと言われています」
所長「ようこそ、私が所長というものです」
魔王「そちからは魔力を感じないが、魔法は使えないのか?」
所長「いいえ。 様々な道具によって解決しています」
魔王「ほう、魔法を道具で……」
所長「ええ、例えばこちらの研究室では……」
遊び人「……龍姫さん」
龍姫「あー? どした」
遊び人「……なんであの人は肩に乗せた人形を見ながら喋っているの?」
龍姫「さあな。 趣味なんじゃないか?」
遊び人「業が深い……(魔法使いも全く気にしてる様子がないし)」
魔王「なるほど、この土地に多く含まれている物質に魔力を溜め込むものがあると」
所長「そのため、我々の国では物に精霊や魂が宿るなどと言われています」
遊び人「……魂?」
所長「ええ。 興味がおありで?」
遊び人「……少し」
魔王「……(む?)」
所長「では、少々かいつまんでお話しましょう」
所長「ええ。 興味がおありで?」
遊び人「……少し」
魔王「……(む?)」
所長「では、少々かいつまんでお話しましょう」
・・・・・・
龍姫「あー。けったいな奴だったな」
魔王「そうか? 人形を見ながら話すこと以外は割と常識人のように感じられたが」
遊び人「その時点でアウト」
魔王「む……だが、なかなか面白い話を聞かせてもらった」
龍姫「その点に関しちゃ俺様も同意だ。 (ただ、アイツの眼だけはちょっと気になったな)」
遊び人「……」
魔王「……遊び人?」
遊び人「……なんでもない。 帰ろう」テクテク
龍姫「おうおう。 とっとと帰って飯でも食おうぜ (あの眼……なーんも見てねえ。 全部のものが無くなってもいいみたいな眼ェしてやがったぞ)」
魔王「……そうだな」
龍姫「あー。けったいな奴だったな」
魔王「そうか? 人形を見ながら話すこと以外は割と常識人のように感じられたが」
遊び人「その時点でアウト」
魔王「む……だが、なかなか面白い話を聞かせてもらった」
龍姫「その点に関しちゃ俺様も同意だ。 (ただ、アイツの眼だけはちょっと気になったな)」
遊び人「……」
魔王「……遊び人?」
遊び人「……なんでもない。 帰ろう」テクテク
龍姫「おうおう。 とっとと帰って飯でも食おうぜ (あの眼……なーんも見てねえ。 全部のものが無くなってもいいみたいな眼ェしてやがったぞ)」
魔王「……そうだな」
終了! 日常パートとかさっぱりわかんねーぜ。 しかも久々だったからキャラがわからんくなってる。 いいや、俺が書いてるんだから俺がルールってことにしとくか。 次回からはまた通常パートに戻します。なお、またしばらくこれないかも……こんな亀に付き合って読んでくれとる人にはマジで感謝っす。
ではでは~
ではでは~
乙
>>1のペースで更新してくれや~
>>1のペースで更新してくれや~
>>768 リアルが立て込んでてもうしばらく無理っす……申し訳ない
一応生存報告。 投下はまだしばらく無理……無理矢理ふろしきを広げたつけがここできおった。 頑張るんでまっててもらえると嬉しいです。
ってか、このSSを待ち望んでくれる人がいるってのが少し驚きですわ。
一応生存報告。 投下はまだしばらく無理……無理矢理ふろしきを広げたつけがここできおった。 頑張るんでまっててもらえると嬉しいです。
ってか、このSSを待ち望んでくれる人がいるってのが少し驚きですわ。
うん、おちおち全裸蝶ネクタイでVIPもできないくらいには寒くなってきたよね
フゥウウウウー……久しぶりに『投下』しちゃいますね……人がいないときに投下する主義でね……
会長「ほう、これは……」パラパラ
魔王「なにか用か?」ガチャ
助手「お連れしましたぁ」
会長「ご苦労、助手君。 ホールケーキでも食べていたまえ」
助手「はぁーい」テクテク
会長「さて、魔法使い君。少々面倒なことになってね……」
魔王「なにか用か?」ガチャ
助手「お連れしましたぁ」
会長「ご苦労、助手君。 ホールケーキでも食べていたまえ」
助手「はぁーい」テクテク
会長「さて、魔法使い君。少々面倒なことになってね……」
魔王「ふん、話してみるがいい」
会長「もとよりそうさせてもらうつもりだよ。 ……さて、我が協会の活動目的は覚えているかね?」
魔王「人間と魔物の平和な融和だったと記憶しておるな」
会長「その通りッ! そして今、その目的を踏みにじらんとする事態が起きようとしているのだよ」
魔王「……戦争か?」
会長「少々スケールは小さいがおおよそそのようなものだ。 エルフたちと西の国が対立しつつある」
会長「もとよりそうさせてもらうつもりだよ。 ……さて、我が協会の活動目的は覚えているかね?」
魔王「人間と魔物の平和な融和だったと記憶しておるな」
会長「その通りッ! そして今、その目的を踏みにじらんとする事態が起きようとしているのだよ」
魔王「……戦争か?」
会長「少々スケールは小さいがおおよそそのようなものだ。 エルフたちと西の国が対立しつつある」
魔王「何、エルフだと?」ピクッ
会長「原因は不明だがね。君たちにはこれを解決してもらいたい」
魔王「具体的に申せ」
会長「西の国とエルフたちの頭を冷やし、その上で二度とこのようなことのないよう取り計らってもらいたい」
魔王「……」
会長「なお、それだけではつまらないので犠牲は『0』でお願いしたい」
魔王「0だと?」
会長「その通り。 どうだね、引き受けてもらえるかな」
魔王「当然」
会長「らしくもなく即決だが、大いに結構!何かが君の欲望の琴線に触れたのかね?」
魔王「さてな(断るハズもあるまい…… 無駄に制約の多い椅子に座っておった頃には出向こうとしただけで
戦争になりかねんゆえ血の涙を飲んで断念しておったが、ついに連中の魔法をこの目で見ることができるのか!おお、おお断るわけなかろう……
我が桃源郷へと続く切符をな!)」
会長「まあいい、それではよろしく頼むよ!」
会長「原因は不明だがね。君たちにはこれを解決してもらいたい」
魔王「具体的に申せ」
会長「西の国とエルフたちの頭を冷やし、その上で二度とこのようなことのないよう取り計らってもらいたい」
魔王「……」
会長「なお、それだけではつまらないので犠牲は『0』でお願いしたい」
魔王「0だと?」
会長「その通り。 どうだね、引き受けてもらえるかな」
魔王「当然」
会長「らしくもなく即決だが、大いに結構!何かが君の欲望の琴線に触れたのかね?」
魔王「さてな(断るハズもあるまい…… 無駄に制約の多い椅子に座っておった頃には出向こうとしただけで
戦争になりかねんゆえ血の涙を飲んで断念しておったが、ついに連中の魔法をこの目で見ることができるのか!おお、おお断るわけなかろう……
我が桃源郷へと続く切符をな!)」
会長「まあいい、それではよろしく頼むよ!」
道場・・・・・・
魔王「と、いうわけだ」キラキラ
戦士「はー、お次はエルフかい。 つええんかね?」
遊び人(以降賢者)「最高峰の魔力と、独自の魔法体系をもつ……らしい」
龍姫「種族ごとに魔法があるってなぁさして珍しくもねーんだがな。 連中の場合、それに特化してるっちゅーのがどうもな……」
侍「殿がやけにご機嫌なのが気になるでござるが……」
勇者「……」
姫「西の国が……? ああ、これはどういうことなの?」クラッ
騎士「姫、お気を確かに」
魔王「では、明日出発するからな。 各自用意しておけ」ニコニコ
戦士「なんとも急だねぇ……」
魔王「と、いうわけだ」キラキラ
戦士「はー、お次はエルフかい。 つええんかね?」
遊び人(以降賢者)「最高峰の魔力と、独自の魔法体系をもつ……らしい」
龍姫「種族ごとに魔法があるってなぁさして珍しくもねーんだがな。 連中の場合、それに特化してるっちゅーのがどうもな……」
侍「殿がやけにご機嫌なのが気になるでござるが……」
勇者「……」
姫「西の国が……? ああ、これはどういうことなの?」クラッ
騎士「姫、お気を確かに」
魔王「では、明日出発するからな。 各自用意しておけ」ニコニコ
戦士「なんとも急だねぇ……」
夜・・・・・・
魔王「さて、こんなものでいいか……」ドサドサ
『エルフ式コミュニケーション入門』『押さえておきたいエルフのマナー100選』『エルフの常識、非常識』……
魔王「しめて42冊か。思ったより少ないな、もう少しあっても良かったか……」
コンコンコン
魔王「ふっふっふっ……」ニヤニヤ
ゴンゴンゴン
魔王「まあ、この量なら今夜中には読み終わるであろ」
魔王「さて、こんなものでいいか……」ドサドサ
『エルフ式コミュニケーション入門』『押さえておきたいエルフのマナー100選』『エルフの常識、非常識』……
魔王「しめて42冊か。思ったより少ないな、もう少しあっても良かったか……」
コンコンコン
魔王「ふっふっふっ……」ニヤニヤ
ゴンゴンゴン
魔王「まあ、この量なら今夜中には読み終わるであろ」
ゴンゴンゴン……メキャグシャッ
龍姫「オイシカトぶっこいてんじゃねェよコラ」ズカズカ
魔王「なんだ騒々しい」
姫「も、申し訳ございませんわ」
騎士「やりすぎですよ龍姫殿!」
龍姫「オメーラがちんたらしてっから俺様が解決してやったんだろうが。じゃーな、俺様ァ寝る」ヒラヒラ
龍姫「オイシカトぶっこいてんじゃねェよコラ」ズカズカ
魔王「なんだ騒々しい」
姫「も、申し訳ございませんわ」
騎士「やりすぎですよ龍姫殿!」
龍姫「オメーラがちんたらしてっから俺様が解決してやったんだろうが。じゃーな、俺様ァ寝る」ヒラヒラ
魔王「壊すだけ壊して帰るか……やれやれ困ったものだ」フフッ
姫「破天荒というか、型破りというか……」
騎士「……」
魔王「さて、余に用があるのだったか?」
姫「ああ、そうでしたわ」パン
騎士「呆然としていましたね……」
魔王「何かな?」
姫「ええ、わたくしたち少々用事ができてしまいまして今すぐ発たなければなりませんので。お別れの挨拶に」ペコ
姫「破天荒というか、型破りというか……」
騎士「……」
魔王「さて、余に用があるのだったか?」
姫「ああ、そうでしたわ」パン
騎士「呆然としていましたね……」
魔王「何かな?」
姫「ええ、わたくしたち少々用事ができてしまいまして今すぐ発たなければなりませんので。お別れの挨拶に」ペコ
騎士「姫」
姫「黙っていなさい」
騎士「……は」
魔王「……ほかの連中にはよいのか?(よく噛まずに言えるな……)」
姫「少々名残惜しいですが。仕方ありませんわ。よろしくお伝えください」
魔王「……」チラ
騎士「……」
魔王「……そうか。 他には余から言っておこう。 達者でな」
姫「ええ、こちらこそ。 それでは、またいつか」ペコ スタスタスタ
騎士「……失礼します」スタスタ
魔王「……」バタン
姫「黙っていなさい」
騎士「……は」
魔王「……ほかの連中にはよいのか?(よく噛まずに言えるな……)」
姫「少々名残惜しいですが。仕方ありませんわ。よろしくお伝えください」
魔王「……」チラ
騎士「……」
魔王「……そうか。 他には余から言っておこう。 達者でな」
姫「ええ、こちらこそ。 それでは、またいつか」ペコ スタスタスタ
騎士「……失礼します」スタスタ
魔王「……」バタン
魔王「……もうよいぞ」
龍姫「おう」ヌッ
魔王「どう見る?」
龍姫「さてな。 細かいこと考えるなぁ嫌いなんだ」
魔王「そうか」
龍姫「ああ」
魔王「……」
龍姫「……」
魔王「……」
龍姫「おう」ヌッ
魔王「どう見る?」
龍姫「さてな。 細かいこと考えるなぁ嫌いなんだ」
魔王「そうか」
龍姫「ああ」
魔王「……」
龍姫「……」
魔王「……」
龍姫「……ついてってやろうか?」
魔王「なに?」
龍姫「心配なんだろ? 俺様が適当に尾行(ついて)ってやるよ」
魔王「……うむ、お願いしよう」
龍姫「はいよ。 そんじゃぁ報酬貰おうか。 前金だけでいいぜ」
魔王「驚いたな。そちはそういったものには興味がないと思っておった。 ええと、どこにしまったかな……」ゴソゴソ
龍姫「あー、ちゃうちゃう。ホレ、こっち向け」スタスタ
魔王「?となると…… おい、少々顔が近くはないか?」
龍姫「じゃないと貰えないからな」グイッ
魔王「何を……むぐっ」グッ
魔王「なに?」
龍姫「心配なんだろ? 俺様が適当に尾行(ついて)ってやるよ」
魔王「……うむ、お願いしよう」
龍姫「はいよ。 そんじゃぁ報酬貰おうか。 前金だけでいいぜ」
魔王「驚いたな。そちはそういったものには興味がないと思っておった。 ええと、どこにしまったかな……」ゴソゴソ
龍姫「あー、ちゃうちゃう。ホレ、こっち向け」スタスタ
魔王「?となると…… おい、少々顔が近くはないか?」
龍姫「じゃないと貰えないからな」グイッ
魔王「何を……むぐっ」グッ
龍姫「……ん」スッ
魔王「……」ポカン
龍姫「まあ、前金ならこんなもんだろ。 じゃーな、行ってくる」タタタタタ
魔王「………」
魔王「……え?」
魔王「……」ポカン
龍姫「まあ、前金ならこんなもんだろ。 じゃーな、行ってくる」タタタタタ
魔王「………」
魔王「……え?」
魔界・・・・・・
魔姫「……」イラッ
魔姫「どこぞのメストカゲがお父様を誑かしているような気がします……」ギリッ
魔姫「気のせいかもしれませんが、次にお会いしたときにはしっかりと『お話』をきかなければなりませんね……」ウフフ
「おい、魔姫様がまた別の世界に行っておられるぞ。会議があるんだからはやく呼び戻せよ」
「無茶言うな、俺に丸焼きになれっていうのか?」
「大丈夫だ、あの御方の火力なら恐らく粉末になるから加工されるとしたらスパイスになる」グッ
「余計悪いわ!」バシッ
魔姫「……」イラッ
魔姫「どこぞのメストカゲがお父様を誑かしているような気がします……」ギリッ
魔姫「気のせいかもしれませんが、次にお会いしたときにはしっかりと『お話』をきかなければなりませんね……」ウフフ
「おい、魔姫様がまた別の世界に行っておられるぞ。会議があるんだからはやく呼び戻せよ」
「無茶言うな、俺に丸焼きになれっていうのか?」
「大丈夫だ、あの御方の火力なら恐らく粉末になるから加工されるとしたらスパイスになる」グッ
「余計悪いわ!」バシッ
うおう、思ったより短いねぇ…… 次回は、もしかするとすぐに投下できるかもしれないっす。 これだけだとまだ話の導入部で面白くもなんともないですからね。
あと最近LOVなるゲームにはまって散財がやばい
それとオーズが終わっちゃったせいでいろいろやばい
ではでは、また次回の投下でお会いしましょう。 面白いと言ってくださる方、読んでくださる方、ありがとうございます。 あなたがたがいる限りは頑張りますので、駄文ですがどうか宜しくお願いします。
あと最近LOVなるゲームにはまって散財がやばい
それとオーズが終わっちゃったせいでいろいろやばい
ではでは、また次回の投下でお会いしましょう。 面白いと言ってくださる方、読んでくださる方、ありがとうございます。 あなたがたがいる限りは頑張りますので、駄文ですがどうか宜しくお願いします。
いくら「すぐに投下できるかも」と言ったとはいえ、これほどまでに早いとは誰も思うまい! 今のうちに投下だ!
早朝・・・・・・
魔王「ようやく終わった……」ボケー
侍「殿ー?」ガラッ
戦士「おーい、起きてっかー?」フリフリ
魔王「……朝?」
勇者「もう時間ですよー」
賢者「……ひょっとして寝てないの?」
魔王「ようやく終わった……」ボケー
侍「殿ー?」ガラッ
戦士「おーい、起きてっかー?」フリフリ
魔王「……朝?」
勇者「もう時間ですよー」
賢者「……ひょっとして寝てないの?」
魔王「一徹程度寝ていないうちに入らん。行くとしようか」スッ
勇者「はい! ……ところで、姫さんと騎士さん、それに龍姫さんを知りませんか?」
戦士「そういや居ないな。姫と龍姫のやつはともかく、騎士は朝強かったと思うんだけどな」
魔王「……連中は用事があるそうでな。『一時』抜けるそうだ」
賢者「……?」
侍「……左様でござったか。うんうん、では行きましょう」
戦士「おいちょっと待てよ」
勇者「はい! ……ところで、姫さんと騎士さん、それに龍姫さんを知りませんか?」
戦士「そういや居ないな。姫と龍姫のやつはともかく、騎士は朝強かったと思うんだけどな」
魔王「……連中は用事があるそうでな。『一時』抜けるそうだ」
賢者「……?」
侍「……左様でござったか。うんうん、では行きましょう」
戦士「おいちょっと待てよ」
魔王「なんだ?」
勇者「用事ってなんですか? というより、止めなかったんですか?」
魔王「知らんし、知ろうとも思わん。 大事な用というのなら止めることもできんだろう」
戦士「そりゃ、そうだけどさ……」
賢者「……一言くらい欲しかった」
魔王「余もそう言ったのだがな。 火急の用だったということだ」
勇者「……」
勇者「用事ってなんですか? というより、止めなかったんですか?」
魔王「知らんし、知ろうとも思わん。 大事な用というのなら止めることもできんだろう」
戦士「そりゃ、そうだけどさ……」
賢者「……一言くらい欲しかった」
魔王「余もそう言ったのだがな。 火急の用だったということだ」
勇者「……」
戦士「……わぁったよ。 戻ってくるんだろ? なら文句ねぇさ」ハァ
魔王「うむ、そちは相変わらず物分りがいい」ポフポフ
戦士「ちっ……」
魔王「一応手は打ってあるゆえ、安心しておけ」
戦士「へいへい。 最初っからそー言えよな」
勇者「……」ボソッ
賢者「……?」
魔王「うむ、そちは相変わらず物分りがいい」ポフポフ
戦士「ちっ……」
魔王「一応手は打ってあるゆえ、安心しておけ」
戦士「へいへい。 最初っからそー言えよな」
勇者「……」ボソッ
賢者「……?」
関所・・・・・・
魔王「雨か……」サァァァアア
師匠「ううむ、ついとらんのう。旅立ちが雨とは」
侍「なんとも嫌な感じでござる」
勇者「そうかなぁ? そんなことより、お見送りありがとうございます!」
師匠「ホッホッ、どういたしまして。 ワシももう歳じゃからこれくらいしかしてやれんが……」
戦士「なに、十分だよ。 帰ってきたときにうまい飯でも出してくれりゃあなおいい」
賢者「右に同じ」
師匠「あい分かった。 ワシ自ら腕を振るうゆえ、頑張ってくるのじゃぞ」カラカラ
侍「承知。 では師匠、行って参ります」スッ
魔王「そちらも無理をせぬようにな」
師匠「うむ、ではな」ヒラヒラ
魔王「雨か……」サァァァアア
師匠「ううむ、ついとらんのう。旅立ちが雨とは」
侍「なんとも嫌な感じでござる」
勇者「そうかなぁ? そんなことより、お見送りありがとうございます!」
師匠「ホッホッ、どういたしまして。 ワシももう歳じゃからこれくらいしかしてやれんが……」
戦士「なに、十分だよ。 帰ってきたときにうまい飯でも出してくれりゃあなおいい」
賢者「右に同じ」
師匠「あい分かった。 ワシ自ら腕を振るうゆえ、頑張ってくるのじゃぞ」カラカラ
侍「承知。 では師匠、行って参ります」スッ
魔王「そちらも無理をせぬようにな」
師匠「うむ、ではな」ヒラヒラ
・・・・・・
師匠「さて、わしも帰らんとな」
ゴロゴロゴロ
師匠「雷様まで出張ってきよったわ。 無事だといいんじゃが……」
師匠「さて、わしも帰らんとな」
ゴロゴロゴロ
師匠「雷様まで出張ってきよったわ。 無事だといいんじゃが……」
道場・・・・・・
???「ここか」ドンドン
ザーザー
「何用か!」
???「下っ端に用はない。 この道場の主を出せ」
「なっ……何用だと聞いている!」
???「聞こえなかったか? 人間。 お前より上を出せということだ」
「用も言えぬ人物を通すわけにはいかん。お引き取り願おう」
???「やれやれ。よほどのアホウと見える」
「なに……!」
???「ここか」ドンドン
ザーザー
「何用か!」
???「下っ端に用はない。 この道場の主を出せ」
「なっ……何用だと聞いている!」
???「聞こえなかったか? 人間。 お前より上を出せということだ」
「用も言えぬ人物を通すわけにはいかん。お引き取り願おう」
???「やれやれ。よほどのアホウと見える」
「なに……!」
・・・・・・
師匠「……!」ピクリ
「師匠、どうされました?」
師匠「雷様がきよる……」
「は?」
「ジジイ、ついにボケたか」
師匠「ちゃうわいアホども!」
ドスドスドス
???「ふん、ここか?」ガラッ
師匠「……!」ピクリ
「師匠、どうされました?」
師匠「雷様がきよる……」
「は?」
「ジジイ、ついにボケたか」
師匠「ちゃうわいアホども!」
ドスドスドス
???「ふん、ここか?」ガラッ
「う、うう……」
「!!お、おい大丈夫か!」
「片手で引きずり回すだぁ?……女の勁力じゃねぇな」
師匠「……こりゃあ驚いたわい。 今時の雷様はこんなにべっぴんさんなんじゃのう。 そうでないと売れんのか?」
???「おい、お前がここの主か?」
師匠「いかにも。 とりあえず、ワシの弟子を離してやってくれんか? 非礼を働いたならワシが詫びよう」
???「フン」ポイッ
「うぐっ」ドシャ
師匠「もうちょい丁寧に扱って欲しいのう…… 奥で手当しなさい」
「はい!」ガシッ
「おい、しっかりしろよ」
「う、うう……」
スタスタスタ
「!!お、おい大丈夫か!」
「片手で引きずり回すだぁ?……女の勁力じゃねぇな」
師匠「……こりゃあ驚いたわい。 今時の雷様はこんなにべっぴんさんなんじゃのう。 そうでないと売れんのか?」
???「おい、お前がここの主か?」
師匠「いかにも。 とりあえず、ワシの弟子を離してやってくれんか? 非礼を働いたならワシが詫びよう」
???「フン」ポイッ
「うぐっ」ドシャ
師匠「もうちょい丁寧に扱って欲しいのう…… 奥で手当しなさい」
「はい!」ガシッ
「おい、しっかりしろよ」
「う、うう……」
スタスタスタ
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