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元スレ魔王「余は何をやっておるのだ……」
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食堂・・・・・・
魔王「なかなかよい腕の料理人がいるようだな」
龍姫「あー、気に入ってくれたか? ……そりゃあよかった」
勇者「ごちそうさまでした! すごくおいしかった」
姫「ご馳走様ですわ」
龍姫「このあとお前らの予定はどうなってるんだ?」
魔王「とりあえず明日協会に報告のために出発だな。 いろいろ世話になった」
龍姫「お、おーそうか、明日いっちまうのか……」シュン
魔王「?」
魔王「なかなかよい腕の料理人がいるようだな」
龍姫「あー、気に入ってくれたか? ……そりゃあよかった」
勇者「ごちそうさまでした! すごくおいしかった」
姫「ご馳走様ですわ」
龍姫「このあとお前らの予定はどうなってるんだ?」
魔王「とりあえず明日協会に報告のために出発だな。 いろいろ世話になった」
龍姫「お、おーそうか、明日いっちまうのか……」シュン
魔王「?」
コンコン
龍姫「あー? 誰だ」
??「わしじゃ、食事は終わったかの?」
龍姫「じっちゃんか。 入っていいぞ」
魔王「じっちゃんとは?」
龍姫「ああ、今龍皇やってる奴だよ」
龍皇「その通りじゃ。 龍姫や、試練は無事達成できたようじゃの?」
龍姫「おう、それについてじっちゃん、ひとついいか?」
龍皇「ホ?」
龍姫「一発殴らせろ」メキュッ
龍皇「ぶほォオオオオッッ!」
龍姫「あー? 誰だ」
??「わしじゃ、食事は終わったかの?」
龍姫「じっちゃんか。 入っていいぞ」
魔王「じっちゃんとは?」
龍姫「ああ、今龍皇やってる奴だよ」
龍皇「その通りじゃ。 龍姫や、試練は無事達成できたようじゃの?」
龍姫「おう、それについてじっちゃん、ひとついいか?」
龍皇「ホ?」
龍姫「一発殴らせろ」メキュッ
龍皇「ぶほォオオオオッッ!」
一同(((((殴ったーッッ!?)))))
龍皇「い、一体何するんじゃ孫よ!? わし何かしたか?」
龍姫「試練のこと、内容はともかくパートナー探しが重要だってことぐらいはしっかり話してくれても良かったんじゃあないか? ん?」グリグリ
龍皇「……ホッホッホッ、言わなかったっけ?」
龍姫「泣かす」グッ
魔王「そのへんにしておけ。 そちが老体を虐殺(イジメ)る姿を見るのは忍びない」
龍姫「おめーもこのボケジジイのせいでエラい目にあわされたんだぜ? 俺様だけならともかくよう」
魔王「余がいいと言っておるのだ。 もうよいであろう?(元はといえばそちが余を拉致ってきたことが原因なのだがな)」
龍皇「い、一体何するんじゃ孫よ!? わし何かしたか?」
龍姫「試練のこと、内容はともかくパートナー探しが重要だってことぐらいはしっかり話してくれても良かったんじゃあないか? ん?」グリグリ
龍皇「……ホッホッホッ、言わなかったっけ?」
龍姫「泣かす」グッ
魔王「そのへんにしておけ。 そちが老体を虐殺(イジメ)る姿を見るのは忍びない」
龍姫「おめーもこのボケジジイのせいでエラい目にあわされたんだぜ? 俺様だけならともかくよう」
魔王「余がいいと言っておるのだ。 もうよいであろう?(元はといえばそちが余を拉致ってきたことが原因なのだがな)」
龍姫「あー……わぁったよ。 おめーがイイってんなら許すさ」
龍皇「おおありがたや、おかげで孫娘に虐殺される王様にならずに済みましたですじゃ」
魔王「間違いは誰にでもあること、気に召すことはない」
龍皇「うむ……………君がわしの孫娘を助けてくれたのかの?」
魔王「そうだ。 魔法使いという」
龍皇「ほうほう、良い名じゃ。 して、龍姫よ」
龍姫「あー? んだよじっちゃん」
龍皇「挙式はいつにするのじゃ?」
一同「「「「「は?」」」」」
龍皇「おおありがたや、おかげで孫娘に虐殺される王様にならずに済みましたですじゃ」
魔王「間違いは誰にでもあること、気に召すことはない」
龍皇「うむ……………君がわしの孫娘を助けてくれたのかの?」
魔王「そうだ。 魔法使いという」
龍皇「ほうほう、良い名じゃ。 して、龍姫よ」
龍姫「あー? んだよじっちゃん」
龍皇「挙式はいつにするのじゃ?」
一同「「「「「は?」」」」」
龍皇「いや、じゃから挙式……」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍皇「いや、じゃから挙式……」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍皇「いや、じゃから挙式……」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍姫「……前々からあぶねえとは思ってたけど、限界だったか。 俺様の試練が終わったあとでよかったぜ」
侍「娶られ展開なんて誰も望んでいないでござる!」ガタッ
戦士「だれとだれの挙式なんだ?」ポカン
魔王「皆目見当もつかん」
龍皇「あり? あそこの洞窟は一緒に入ったものが必ず結婚するというスポットなんじゃが……」
遊び人「えらく安っぽい。 伝説の木の下?」
龍皇「なにしろわしの一族しか入らんからな、 わしらがずっと守っていけば今後も挙式率100%じゃて」グッ
魔王「なるほど、伝説ではなく事実をうまく利用してそれっぽく自演をしておるのか」
勇者「出来レースですよーそんなんじゃ」
龍皇「いや、でも龍姫よ……ココだけの話、まんざらでもないじゃろ?」ボソッ
龍姫「……」ムスッ
姫「? 龍姫さん顔が赤いですわよ?」
龍姫「マジ? うっわあー……」
魔王「ご老人、 何と言ったのだ?」
龍皇「お主とけっこ……」
龍姫「わーわーわー!」ガシバキボコ
龍皇「むおぅ……」ボロボロ
魔王「大丈夫か、ご老体」
龍皇「大丈夫ですじゃ。 そんなことより魔法使い君、折入ってお願いがあるのじゃが」
龍姫「……」ムスッ
姫「? 龍姫さん顔が赤いですわよ?」
龍姫「マジ? うっわあー……」
魔王「ご老人、 何と言ったのだ?」
龍皇「お主とけっこ……」
龍姫「わーわーわー!」ガシバキボコ
龍皇「むおぅ……」ボロボロ
魔王「大丈夫か、ご老体」
龍皇「大丈夫ですじゃ。 そんなことより魔法使い君、折入ってお願いがあるのじゃが」
魔王「なんだ?」
龍皇「わしの孫の龍姫を、一緒に連れていってはくれんかのう?」
魔王「……ふむ(願ってもない申し入れだ。 今回のように余がまた拉致られんとも限らんし、そのとき余の居ない方のパーティーにこやつが居てくれるとなると
非常にありがたい。 何より龍の魔法について聞かせてもらえるではないか! ふふふ、希少魔法共がどんどん余の手の内に入ってゆく……)」
龍姫「や、やっぱり迷惑だよな?」モジモジ
魔王「いや、少なくとも余は一緒に来てもらいたいと思っている。 皆、どう思う?」
遊び人「私は構わない(師匠は何か意図無く言う人ではない)」
勇者「わたしもいいですよぉ。 人が多いほうが楽しいです」
戦士「アンタが一緒に来てくれるってんなら、魔法使いが攫われても安心だな。 アタシは別にいいぜ」
騎士「特に反対する理由はありません。(龍族と旅か……自制せねば。 あの方は奴とはちがう、あの方は奴とはちがう、あの……)」
姫「み、右に同じですわ(騎士が粗相をしなければ良いのですけど)」
侍「……」ポカーン
魔王「侍?」
侍「主人に反論などあろうはずもございません(ど、泥棒蜥蜴が……)」ギリギリ
魔王「とのことだ」
龍姫「あー……………そうかい。……じゃ、世話ンなるわ」
龍皇「わしの孫の龍姫を、一緒に連れていってはくれんかのう?」
魔王「……ふむ(願ってもない申し入れだ。 今回のように余がまた拉致られんとも限らんし、そのとき余の居ない方のパーティーにこやつが居てくれるとなると
非常にありがたい。 何より龍の魔法について聞かせてもらえるではないか! ふふふ、希少魔法共がどんどん余の手の内に入ってゆく……)」
龍姫「や、やっぱり迷惑だよな?」モジモジ
魔王「いや、少なくとも余は一緒に来てもらいたいと思っている。 皆、どう思う?」
遊び人「私は構わない(師匠は何か意図無く言う人ではない)」
勇者「わたしもいいですよぉ。 人が多いほうが楽しいです」
戦士「アンタが一緒に来てくれるってんなら、魔法使いが攫われても安心だな。 アタシは別にいいぜ」
騎士「特に反対する理由はありません。(龍族と旅か……自制せねば。 あの方は奴とはちがう、あの方は奴とはちがう、あの……)」
姫「み、右に同じですわ(騎士が粗相をしなければ良いのですけど)」
侍「……」ポカーン
魔王「侍?」
侍「主人に反論などあろうはずもございません(ど、泥棒蜥蜴が……)」ギリギリ
魔王「とのことだ」
龍姫「あー……………そうかい。……じゃ、世話ンなるわ」
???・・・・・・
巨漢「以上で報告を終わりますわん」
??「……そうか。 ご苦労だった、下がっていいぞ」
巨漢「失礼いたしますわん」スタスタ
??「……………ふむ、厄介なのは『魔王』だけかと思っていたが、奴がしくじるとなると、もう少し上のランクと見て良いのだろうな。
まあよい、この程度ならば想定の範囲内というやつだ」
「しかし困ったな、この時期に『龍の試練』を行なったとなると……まさか、計画が漏れているのか?」
「龍の王族がパーティーに加わるとなると、これはもう完全に想定外だ。……早急に手を打たねば」
巨漢「以上で報告を終わりますわん」
??「……そうか。 ご苦労だった、下がっていいぞ」
巨漢「失礼いたしますわん」スタスタ
??「……………ふむ、厄介なのは『魔王』だけかと思っていたが、奴がしくじるとなると、もう少し上のランクと見て良いのだろうな。
まあよい、この程度ならば想定の範囲内というやつだ」
「しかし困ったな、この時期に『龍の試練』を行なったとなると……まさか、計画が漏れているのか?」
「龍の王族がパーティーに加わるとなると、これはもう完全に想定外だ。……早急に手を打たねば」
???・中庭・・・・・・
巨漢「ふぅ……」
???「聞いたぞ、しくじったそうだな」
巨漢「んん? あら、戦乙女ちゃんじゃない。 あれはあたし好みのイイ男がいなかったからよ」
戦乙女「ふん、戯言を。 ……油断か?」
巨漢「んー、そうでもないわね」
戦乙女「ほう、面白いな。 下界の生物にしてはやるようだ」
巨漢「ま、次に駆り出されるのはアナタでしょうから、せいぜい期待してなさい」
戦乙女「そうさせてもらおう。 ふっふっふ、腕が鳴るというものだ……」ニヤリ
巨漢「じゃ、失礼するわよ(はぁ、性格がこんなんじゃなかったらとってもかわいい子なのにねぇ……誰かこの子に戦い以外の喜びを教えてあげられないかしら)」
戦乙女「また会おう。 私は下界に赴く」スタスタ
巨漢「はぁーあ(かわいそうな子……)」
巨漢「ふぅ……」
???「聞いたぞ、しくじったそうだな」
巨漢「んん? あら、戦乙女ちゃんじゃない。 あれはあたし好みのイイ男がいなかったからよ」
戦乙女「ふん、戯言を。 ……油断か?」
巨漢「んー、そうでもないわね」
戦乙女「ほう、面白いな。 下界の生物にしてはやるようだ」
巨漢「ま、次に駆り出されるのはアナタでしょうから、せいぜい期待してなさい」
戦乙女「そうさせてもらおう。 ふっふっふ、腕が鳴るというものだ……」ニヤリ
巨漢「じゃ、失礼するわよ(はぁ、性格がこんなんじゃなかったらとってもかわいい子なのにねぇ……誰かこの子に戦い以外の喜びを教えてあげられないかしら)」
戦乙女「また会おう。 私は下界に赴く」スタスタ
巨漢「はぁーあ(かわいそうな子……)」
ようやくだるいし読み手のみなさまも面白くなかったであろう戦闘パートが終わりました
このあとはまあ、頑張って矛盾を出さないようにしたいです。 まあ、もう既に出ちゃってるんですけど。
キャラが多くなってきた? 大丈夫、最悪FF7方式で乗り切る! もしかしたらまだ増えるかもだぜ!
では、また次の投下でー。 見てくださっている方はマジでありがとうございます
このあとはまあ、頑張って矛盾を出さないようにしたいです。 まあ、もう既に出ちゃってるんですけど。
キャラが多くなってきた? 大丈夫、最悪FF7方式で乗り切る! もしかしたらまだ増えるかもだぜ!
では、また次の投下でー。 見てくださっている方はマジでありがとうございます
半分ぐらいは残しても問題無い気がしたんだ
老い耄れたで説明するにも限度がありそうだから別人で済まされそうだし
したんだ
老い耄れたで説明するにも限度がありそうだから別人で済まされそうだし
したんだ
すんません最近リアルが立て込んでて……暇をぬってもそもそ書いてるのでもう少々お待ちくだされ。
とりあえず生存報告
とりあえず生存報告
ホモスレになったと聞いて。 申し訳ない、もうちょっとほもほもしててくれ
キタけど、キタけども! ホモホモじゃなくてほむほむ、または熱くなりたいんやー!
すんませんごたついて落ちてました。 今日の夜には投下できるかと思います。 日曜日から期待してくれている人は申し訳ない、ゴタゴタ整理の時間をもうちょっとだけくれ。
日常パートとか初めてだから生暖かい目で見守ってやってください。 では、はじめまーす
協会本部・・・・・・
会長「素晴らしいッ!」 クワッ
魔王「やかましいな……以上で報告は終わりだ。 疑問点は先程提出した報告書を参照するがいい」
会長「わかった。 思わぬアクシデントがあったが無事帰還してくれて何よりだよ魔法使い君」
魔王「生存率は今のところ10割をキープしておるのでな」
会長「やはり私の目に狂いはなかったようだね。……助手君! 例のものを」
助手「は~い、こちら今回の報酬のぉー……」 ガラガラ
魔王「ほう、これは……」
会長「素晴らしいッ!」 クワッ
魔王「やかましいな……以上で報告は終わりだ。 疑問点は先程提出した報告書を参照するがいい」
会長「わかった。 思わぬアクシデントがあったが無事帰還してくれて何よりだよ魔法使い君」
魔王「生存率は今のところ10割をキープしておるのでな」
会長「やはり私の目に狂いはなかったようだね。……助手君! 例のものを」
助手「は~い、こちら今回の報酬のぉー……」 ガラガラ
魔王「ほう、これは……」
道場・・・・・・
勇者「ふっ! はっ!」 ブンブン
師匠「うむ、そうそう腰を入れてな……(なんじゃこの娘は……)」
勇者「はい!」 ビュン
師匠「……(素晴らしい型で振りをした、と思った次の瞬間にはさらに洗練された太刀筋を描く……
まるで数ヶ月分の修行の成果を早送りで見ておるようじゃ……まるで……)」
侍「アレで今まで剣を習ったことがなかったでござるか……」 アゼン
戦士「ヘェ、キレーな型じゃん」 ブオンブオン
「大の男3人で運ぶのがやっとな模造刀を片手で軽々と……」
「できておる喃……」
「つーか、……あの筋力は異常!」
侍「なんちゅうもんを振り回しているんでござるかおぬしは……」
戦士「ん? コレか」 グイ
侍「実は凄まじい筋肉バカだったでござるか……」
勇者「ふっ! はっ!」 ブンブン
師匠「うむ、そうそう腰を入れてな……(なんじゃこの娘は……)」
勇者「はい!」 ビュン
師匠「……(素晴らしい型で振りをした、と思った次の瞬間にはさらに洗練された太刀筋を描く……
まるで数ヶ月分の修行の成果を早送りで見ておるようじゃ……まるで……)」
侍「アレで今まで剣を習ったことがなかったでござるか……」 アゼン
戦士「ヘェ、キレーな型じゃん」 ブオンブオン
「大の男3人で運ぶのがやっとな模造刀を片手で軽々と……」
「できておる喃……」
「つーか、……あの筋力は異常!」
侍「なんちゅうもんを振り回しているんでござるかおぬしは……」
戦士「ん? コレか」 グイ
侍「実は凄まじい筋肉バカだったでござるか……」
戦士「そんなマッチョでもねえぞ?」
侍「なぜその腕拙者より多少太いぐらいの腕でそれを振り回せるのか理解できん……」
勇者「やぁっ!」 ビュオン
師匠「いうなれば、天然戦闘形態……」ボソ
勇者「はい?」
師匠「なんでもないわい。 2000本終わったから後3000本じゃ」
勇者「はい! (もっと、もっと強く!)」 ビュン
侍「なぜその腕拙者より多少太いぐらいの腕でそれを振り回せるのか理解できん……」
勇者「やぁっ!」 ビュオン
師匠「いうなれば、天然戦闘形態……」ボソ
勇者「はい?」
師匠「なんでもないわい。 2000本終わったから後3000本じゃ」
勇者「はい! (もっと、もっと強く!)」 ビュン
中庭・・・・・・
侍「さて、殿を探すとするか……む、あちらは……遊び人に姫と騎士、それに龍姫殿でござるな」スタスタ
遊び人「……」ポウ
侍「遊び人殿」
遊び人「……?」 クルリ
侍「何をなさっているのでござる?」
遊び人「治癒の応用……」スッ
侍「ほう、これは……枯れかけの木に花が!」
姫「光魔法とはまた治癒のプロセスが違うのかもしれませんわね」
騎士「そのうち魔法使い殿に聞いてみると良いかもしれませんね。 下手するとそのまま夜明けを見ることになるかもしれませんが」
龍姫「ちげえねぇや」ケタケタ
遊び人「……」ドヤ
侍「さて、殿を探すとするか……む、あちらは……遊び人に姫と騎士、それに龍姫殿でござるな」スタスタ
遊び人「……」ポウ
侍「遊び人殿」
遊び人「……?」 クルリ
侍「何をなさっているのでござる?」
遊び人「治癒の応用……」スッ
侍「ほう、これは……枯れかけの木に花が!」
姫「光魔法とはまた治癒のプロセスが違うのかもしれませんわね」
騎士「そのうち魔法使い殿に聞いてみると良いかもしれませんね。 下手するとそのまま夜明けを見ることになるかもしれませんが」
龍姫「ちげえねぇや」ケタケタ
遊び人「……」ドヤ
侍「いや、これは良いものを見せて頂いた。 かたじけない」
遊び人「いい。 魔力は今は借りている分があるから尽きる心配がないし」ボソ
侍「む。 そういえば、殿をご存知ないでござるか?」
遊び人「たしか、書庫に行くとか言ってた……気がする」
侍「ありがたい。 では、後ほど夕飯で」スタスタ
遊び人「……」
遊び人「もうすぐ……」ボソ
遊び人「いい。 魔力は今は借りている分があるから尽きる心配がないし」ボソ
侍「む。 そういえば、殿をご存知ないでござるか?」
遊び人「たしか、書庫に行くとか言ってた……気がする」
侍「ありがたい。 では、後ほど夕飯で」スタスタ
遊び人「……」
遊び人「もうすぐ……」ボソ
書庫・・・・・・
魔王「……」ペラ
侍「とーのっ♪」ヒョコ
魔王「む……侍か。 もう夕餉の時間か? 余がボケてなければついさっき昼餉を食べたばかりのような気がするが」
侍「まだでござる。 拙者はなにか殿の手伝いでもできればと思い探していた所存」
魔王「左様か。 ならば、この字が読めぬのだが……」
侍「見せてくだされ。 これは……共通言語ではなく、東の国の古語でござる。 だいぶ古いものを読まれるのでござるな」
魔王「ふむ、ということは今はもう使われておらぬ言葉なのか?」
侍「その通りです。 ですがこの国で多少の教養がある者ならば読めるでござる。 拙者が読んで進ぜましょう」
魔王「すまない、では頼む」
魔王「……」ペラ
侍「とーのっ♪」ヒョコ
魔王「む……侍か。 もう夕餉の時間か? 余がボケてなければついさっき昼餉を食べたばかりのような気がするが」
侍「まだでござる。 拙者はなにか殿の手伝いでもできればと思い探していた所存」
魔王「左様か。 ならば、この字が読めぬのだが……」
侍「見せてくだされ。 これは……共通言語ではなく、東の国の古語でござる。 だいぶ古いものを読まれるのでござるな」
魔王「ふむ、ということは今はもう使われておらぬ言葉なのか?」
侍「その通りです。 ですがこの国で多少の教養がある者ならば読めるでござる。 拙者が読んで進ぜましょう」
魔王「すまない、では頼む」
・・・・・・
侍「……つまり、魔導を志すとはあらゆるところに存在する精霊との親和を目指すことを意味し……(ところで、このしちゅえーしょんはどうなんでござるかな?)」
魔王「なるほど、魔法をそう捉えておったのか……」ブツブツ
侍「また、精霊はすみかによってその性格を変え……(薄暗い密室での二人きりの読み聞かせ会……語呂だけ見ると相当いかがわしいでござるな)」ジュルリ
魔王「……?」ゾワ
侍「……以上でござる」パタン
魔王「礼を言う。 まさか余の知らない文字で書かれてるとは思わなんだ」
侍「いえいえ、殿に尽くすことが家臣の本懐なれば。礼には及ばないでござる」
魔王「うむ、助かった。 礼は必ずさせてもらおう」
侍「そうでござるか? ……では折入ってお願いがあるのでござるが」
魔王「ほう。 言ってみるがよい」
侍「実は……」
侍「……つまり、魔導を志すとはあらゆるところに存在する精霊との親和を目指すことを意味し……(ところで、このしちゅえーしょんはどうなんでござるかな?)」
魔王「なるほど、魔法をそう捉えておったのか……」ブツブツ
侍「また、精霊はすみかによってその性格を変え……(薄暗い密室での二人きりの読み聞かせ会……語呂だけ見ると相当いかがわしいでござるな)」ジュルリ
魔王「……?」ゾワ
侍「……以上でござる」パタン
魔王「礼を言う。 まさか余の知らない文字で書かれてるとは思わなんだ」
侍「いえいえ、殿に尽くすことが家臣の本懐なれば。礼には及ばないでござる」
魔王「うむ、助かった。 礼は必ずさせてもらおう」
侍「そうでござるか? ……では折入ってお願いがあるのでござるが」
魔王「ほう。 言ってみるがよい」
侍「実は……」
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