元スレ梓「こ、この白髪ぁ!」一方通行「いってろ触角」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
501 :
一方さんがエフェクターやトレモロアームをベクトルで操作したらえらい事になりそう
シューゲイザーやポストロックが面白くなるな
502 :
たて笛をベクトル操作して、Fの和音だそうぜ!!
503 :
>>495
あれって音を綺麗に出すとか以前に音を出すのがムズい
504 :
こんばんは。
メリークリスマス!
……投下します。
505 = 1 :
中野家
梓「ど、どうぞ」
一方通行「……ォ邪魔します」
梓「……」
一方通行「……」
梓「あ、こっちです」ガチャ
一方通行「お、おゥ」
506 = 1 :
梓「麦茶もってきますから、そこのソファーに座って下さい」ガチャ
一方通行「りょォかいっす」
一方通行「……ふゥ」ボスッ
一方通行「なンで俺は後輩ン家に上がり込ンでンだよ……ン?」フニュ
一方通行「あァ、クッションか」フニュフニュ
一方通行「……面白れェなこれ」フニュフニュ
ガチャ
一方通行「!?」ビクッ
507 = 1 :
梓「お茶入りましたよ……って、どうしたんですか?」
一方通行「な、なンでもねェ!(クッションと戯れてましたなンて言えねェ……)」
梓「? とりあえず、お茶どうぞ」
一方通行「……ン、頂くわ」
一方通行「うめェ……やっぱ夏は麦茶だなァ」ゴクッ
梓「あ、分かりますそれ」ゴクッ
508 = 1 :
一方通行「あーっと、親はいないのか?」
梓「はい、ツアー中なので六ヶ月くらいいないんです」
一方通行「ツアー?」
梓「うちの親、ジャズ奏者なんですよ」
一方通行「マジか!?」
梓「え、ええ」
一方通行「すっげェなァ」
509 = 1 :
梓「まぁ名はあまり知られて無いんですけどね。どちらかというと、海外からのリスペクトが多いみたいです」
一方通行「へェ……」
梓「あ、練習でしたね……」
一方通行「そ、そォだな。やるか」
梓「……」
一方通行「……」
一方通行梓(気まずい…… )
510 = 1 :
一方通行「結構機材揃ってンな」
梓「えへへ……頑張ってお金貯めて買ったんですよ」プツッ
一方通行「ン? 親は家で練習しねェのか?」ジィー
梓「はい、基本的にスタジオでしか練習しないらしいです」ジャッ ジャッ
一方通行「ふーン……」ポーン ポーン
梓「あ、音叉でチューニングするんですね」チャーン チャチャ
511 = 1 :
一方通行「おゥ。音感も鍛えられるしな」
梓「なるほど……、よし完了っと」ジャラアアン
一方通行「うし、俺も完了だ。……あってるよな?」ジャラアアン
梓「えー、……はい、合ってます」ジャラアアン
梓「じゃあ、始めますか」
一方通行「よろしく頼ンます」
512 = 1 :
一方通行「おゥ。音感も鍛えられるしな」
梓「なるほど……、よし完了っと」ジャラアアン
一方通行「うし、俺も完了だ。……あってるよな?」ジャラアアン
梓「えー、……はい、合ってます」ジャラアアン
梓「じゃあ、始めますか」
一方通行「よろしく頼ンます」
513 = 1 :
梓「とりあえず最初は、クロマチック練習から」
一方通行「クロマチック?」
梓「半音階の事です。ギターは一フレット上がる毎に半音ですから」
一方通行「半音ずつ鳴らしていく運指練習っつゥ訳か」
梓「その通りです。じゃあ、六弦一フレットから四フレットまで、そこから五弦一フレットから四フレット……というふうに弾いてみて下さい。テンポは60、八分音符で」
カチッ カチッ カチッ カチッ
一方通行「オーケーやってみるわ」チャラララ チャラララ
―――――――――
514 = 1 :
梓「次はコード」
一方通行「オーケィ楽勝だ」
梓「ブラッシングとカッティング」
一方通行「結構むずいけど気持ち良ィな」
梓「ブリッジミュート」
一方通行「ロックンロールだなオイ」
梓「アルペジオ」
一方通行「ちっ、弦との間隔がまだ掴めてねェな」
515 = 1 :
梓「結構はかどりましたね」
一方通行「疲れたなァ……って、今何時?」
梓「えーっと……八時半です」
一方通行「マジか……ンじゃ、そろそろ帰るかァ」
梓「! ……ま、まって下さい!」
一方通行「ン? どォかしたか?」
梓「えっと、……晩御飯、食べていきませんか?」
516 = 1 :
一方通行「え、いやいや悪ィっつの。大体、三下も待ってるだろ……ン?」ブーブー
一方通行「メールか」パカッ
上条『遅いからもう飯食っちまったよ。米はあるけどおかずが無いから帰りに買ってこいな!』
一方通行「……」パタンッ
梓「先輩?」
一方通行「……頂いて良いっすか?」
梓「! もちろんっ!」
517 = 1 :
梓「何かリクエストあります?」
一方通行「え、梓が作ンのか?」
梓「あ、嫌でしたか……?」シュン
一方通行「違う違うそォいう意味じゃねェって! ただちょっと意外だった」
梓「もうっ、どういう意味ですか?」
一方通行「ははっ、悪ィ悪ィ。でもオマエも色々苦労してンだなァ」
518 = 1 :
梓「……そんなことないですよ」
一方通行「そォか? 親も普段からほとンど家にいねェンだろ?」
梓「ええ、まぁ。小学校低学年まではよくいたんですけど、それからはほとんど」
一方通行「じゃあガキの頃から家事等一人でやってたンだろ?」
梓「そうですけど……」
519 = 1 :
一方通行「立派な事じゃねェの? 学園都市以外でオマエみたいなやつそォそォいねェよ」
梓「そうですかね?」
一方通行「そンなもンだよ」
梓「うーん…………って、そんなことよりごはん!」
一方通行「……お任せってあり?」
520 = 1 :
梓「……期待はしないで下さいよ?」
一方通行「むしろ不安で一杯だ」
梓「もうっ! それはそれで嫌です!」
一方通行「はいはい分かった分かった。普通に楽しみにしてっから」
梓「……もう」
521 = 1 :
梓「出来ました!」
一方通行「結構早かったな」
梓「えへへ、実は今日の朝仕込んでおいたんですよ」
一方通行「なるほどなァ」
梓「はい、どうぞ」
一方通行「ほォ、肉じゃがにほうれん草のお浸し、みそ汁にご飯か。……もォオマエ結婚しても大丈夫なンじゃね?」
522 = 1 :
梓「ぶっ?! な、なななななに言ってんですかぁ!?」
一方通行「な、何って別に」
梓「い、良いから! 食べますよ! ほら、どうぞ!」
一方通行「分かった分かった! なンだよ急に?」
梓「……なんでもないですよーだ。いただきます」
一方通行「ふーン……いただきます」
523 = 1 :
一方通行「」ヒョイ モグモグ
梓「ど、どうですか……?」
一方通行「……めちゃくちゃうめェっす」
梓「ほ、ほんとですか!?」
一方通行「なンで嘘つかなきゃなンねェンだよ。あ、みそ汁もうめェ」ズズッ
梓「よ、良かったぁ……」
524 = 1 :
一方通行「ごちそォさン」
梓「お粗末さまでした」
梓「じゃあ片付けますね」カチャ カチャ
一方通行「手伝うぜ」カチャ カチャ
梓「良いですよ、座っててください」
一方通行「こンぐれェさせろって」
梓「……じゃあ、お願いします」
525 = 1 :
ジャー
一方通行「ふゥ……終了、とォ」
梓「ありがとうございました」
一方通行「なンでオマエが礼を言うンだっつの。ありがとな、梓。色々迷惑かけたな」
梓「いえ、そんな……も、元々誘ったのは私ですし」
一方通行「それでもだ」
梓「……それじゃ、どういたしまして」
526 = 1 :
一方通行「ンじゃ俺はそろそろ帰るわ」
梓「……」
一方通行「よっと……ギター背負いながらじゃ杖つきづれェなやっぱ。じゃあな、梓」グイッ
梓「もう帰るんですか……?」
一方通行「もォってオマエ……梓?」
梓「帰らないで下さい」
527 = 1 :
今日はここまでにします。
次で一話終わりの予定です。
クリスマスになに書いてるんだろう…………。
次回は火曜か水曜の予定です。
それでは、ありがとうございました!!!
529 :
おつ
曜日ワロタwwwwwwww
530 :
キャーブレナイ>>1サンカッコイー
麦茶のくだりでワロタ
531 :
しかし料理とかベタ褒めの一方通行は珍しいな
532 :
いいところでとめるなやぁぁぁぁぁぁ!、!!、!!、!!!
533 :
おお
名前もだ
534 :
素直な一通さんかあいいよぉ…
おつ!
535 :
明石家サンタワロタwwwwwww
536 :
新ジャンル「素直礼儀正しいモヤシ」
ニヤニヤがとまらないぜwwww
537 :
クリスマスももう終わるし、ひっそりと投下します。。。
538 = 1 :
一方通行「……? なに言ってンだオマエ?」
梓「いいじゃないですか……、あとちょっとだけ」
一方通行「…………」
梓「うれしかったんです、私。一緒にギター弾いたり、一緒にご飯食べたり……普段家じゃ一人だから、お兄ちゃんが出来たみたいで」
一方通行「……別に律達でも呼べば良いンじゃねェのか?」
539 = 1 :
梓「確かにそうかもしれません。……でも、他の先輩達とは何か違うンです」
一方通行「……わっかンねェよ」
梓「――寂しいんですよ……。部活は楽しいですし、先輩達は大好きです。でもやっぱり、家に帰って一人になると……」
一方通行「…………」
540 = 1 :
梓「……えへへ、ごめんなさい無理言って。もう忘れt」
一方通行「分かった」
梓「え?」
一方通行「携帯出せ」ピッピッ
梓「え、は、はい」スッ
一方通行「……」ピッ ピッピッ
541 = 1 :
一方通行「ほらよ」スッ
梓「?」
一方通行「連絡先だ。何だかンだで渡してなかったろ。あいつらにも渡しといてくれ、三下のも一緒に送っといたから」
梓「は、はい、分かりました」
一方通行「オマエが“暇”な時に何時でも連絡してこい。……俺で良けりゃ、傍にいてやっから」
542 = 1 :
梓「!! な、ななななに言って……」
一方通行「明日は学校だし、今日はもう遅ェから駄目だ。その代わり、オマエが呼べば、ずっと傍ににいてやる。……これじゃ駄目か?」
梓「っ…………あたり、まえじゃないですか」
一方通行「……」
梓「……ダメじゃ、ない、です」
543 = 1 :
一方通行「……そォか。そりゃ良かった」
梓「……あ、あのっ!」
一方通行「ン?」
梓「……好きです、先輩」
一方通行「分かったって。面と向かって言われっと照れるっつの」
梓「えっ」
一方通行「えっ」
544 = 1 :
一方通行「え、なにが?」
梓「え、なにが?」
一方通行「いやいやいやこっちが聞きてェって」
梓「いやこっちが聞きたいですよ」
一方通行「だから、好きっつゥのは分かったよって」
545 = 1 :
梓「お、大きい声で言わないで下さいよ! って、分かったってどういう意味ですか?」
一方通行「いやだから、オマエが俺を先輩として好きだってのは分かったって意味だよ」
梓「……え、あの、は?」
一方通行「ン?」
546 = 1 :
梓「完全にそういう雰囲気だったじゃないですか!! だから思いきって言えたのに!」
一方通行「思いきって?」
梓「だから、先輩としてじゃなく、お、男として好きだってことですっ!!」
一方通行「」
一方通行「」
547 = 1 :
一方通行「え、あ、そういうこと?」
梓「あ、あぅ……」
一方通行「寂しいってのはそういう意味で?」
梓「は、い……」
一方通行「だってオマエ、家で一人なのが寂しいって」
548 :
一方通行「ほらな」
梓「じゃ、じゃあ先輩はどういう意味でいったんですか!?」
一方通行「いや、寂しいときはまたきてやるよ、みたいな」
梓「……その心は」
一方通行「なンて後輩思いなンでしょう」
梓「」
一方通行「あ、梓?」
梓「……こ、こらぁー!!」
一方通行「おい、まて、マジで! ふ、不幸だァァァァァァ!! 」
一話 完
550 = 548 :
第二話『いちごパフェはいかが?』
「オマエさ、いきなりあれはねェよ」
「むぅ……」
というわけで、今日はここまでです。
毎回最後に書いてるのは、あくまでも予定なので。。。
気分で投下するときもあります。
でも、予定日はどちらかに必ずきますので。
それでは、ありがとうございました!
みんなの評価 : ★★
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