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    元スレ音無「やべ、煙草切らしちまったぜ」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 音無 + - ぁE + - いじめ + - ペルソナ + - ヤンキー + - ヴァンガード + - 不良 + - 岩沢 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 :

    乙!
    店員の正体はいw・・・・・・?

    402 :

    大穴狙いでTうわなにをするやめry

    403 :

    成仏した奴ですね、わかります。

    404 :

    オーディションと中華料理店で大体わかるよな

    405 :

    オーディションと中華料理店…ランカちゃんか!

    406 :

    私だ。

    407 :

    なんだお前か。

    408 :

    お前だったとは

    409 = 404 :

    暇を持て余した

    410 :

    神々の

    411 :

    遊び。

    412 :

    >>406-411
    お前らwwww

    413 :

    岩沢さんがいっぱい^^

    414 :

    妙な連携やめろや

    見てて微笑んでしもた


    ニカッ

    415 :

    アホばかりですね

    416 :

    >>414
    うわきも
    ひくわー

    417 :



    ―街の病院―

    音無「すまんな初音。兄ちゃん来週からちょっと来れなくなるんだ」

    初音「分かったよお兄ちゃん。ちょっとさびしいけど、我慢してるね」

    音無「悪いな。またまとめて雑誌買ってくるからさ」

    初音「うん、ありがとう。…そう言えばお兄ちゃん」

    音無「ん?何だ?」

    初音「今日看護婦さんに聞いたら私と同じ年ぐらいの車椅子の女の子居るって言ってたよ」

    音無「へぇ、マジか」

    初音「そこのメモに病室の番号書いてあるよ」

    音無「サンキューな」スッ

    初音「私も『本選んでくれてありがとう』って言ってたって伝えてね」

    音無「ああ。じゃあまた来週な」ガララッ

    418 = 58 :



    ―とある病室―

    音無「ここか…個室なんだな」コンコン

    「誰ですか?」

    音無「音無っつったら分かるか?」

    「…どうぞ」

    ガララッ

    音無「よう、やっぱりお前だったか」

    「あなたは私がここに入院してるって分かってたの?」

    音無「車椅子に点滴付きのパジャマ姿してりゃ分かるわな。入院できる病院はここがポピュラーだしな」

    「そう…」

    音無「下で買ってきたもんだが、花束くれてやるよ」バッ

    「あっ…どうも」パシ

    419 = 58 :



    音無「ついでに初音、俺の妹が本を選んでくれてありがとうってよ」

    「どういたしまして」

    音無「お前…個室ってことは何か重大な病気でも…」

    「そこまで重大じゃないわ。現に車椅子で散歩されるのが許されてるし」

    音無「まぁ、下手に出歩かない方がいいんじゃねぇか?」

    「…ひょっとして心配してるの?」

    音無「別に。来週は来れねーから先に言っておいただけだ」

    「ご用事?」

    音無「まぁ、そんなとこだよ…じゃあ俺は帰るからな」スタスタ

    「うん。…あ、待って」

    音無「あ?」ピタ

    420 = 58 :



    「これ。お花のお礼」スッ

    音無「何だこりゃ…」

    「髪留めだけど、嫌だったかしら?」

    音無「男が髪留めってどうよ…」

    「だって…あなた私より髪長いわ」

    音無「それはお前がショートカットだからだろ。女の子なら伸ばせよ」

    「やっぱり肩にかかるくらいじゃ短いのね。…分かった、髪の毛伸ばすわ」

    音無「そっちのが似合うと思うぜ。…んじゃこの髪の毛は貰っとくわ」

    「うん」

    音無「今度こそあばよ」ガララッ

    ピシャッ

    421 = 58 :



    ―繁華街―

    ザワザワ

    音無「いよいよ来週か…死にゃしねーだろがアバラの二、三本は覚悟しとくかな…」スタスタ

    ロックヲ~♪

    音無「ん?ゲリラライブ…なわけねーか、ストリートの奴か」チラ

    店員「いーつもー思うーよ♪」ジャンジャン

    音無「あーっ!そのクマのお前本屋の店員か!」ビシィ

    店員「な、何だ。びっくりさせないでくれ」

    音無「あんた本屋のバイトの餓鬼だろ?バイトはもう終わったのか?」

    店員「餓鬼って…私はこれでも16歳なんだけどね」

    422 = 58 :



    音無「俺より二歳年下じゃねーか。十分ガキだな」

    店員「冷やかしなら散ってくれ。それに本屋のバイトはもう終わったし、次のバイトの合間に弾いてるだけだ」

    音無「16にして労働者か。俺は自分で金稼がないからわからんが大変そうだな(大体ぶっ倒した奴の戦利品だからな)」

    店員「うちの家族は最悪でさ。だからオーディションに受かったら早く家出て音楽に専念したいんだ」

    音無「歌手志望か?」

    店員「ああ。どっちかと言うとロックバンドだけどね」

    音無「よく分からんが…まぁ頑張れば報われるんじゃね?」

    店員「そうだといいがな」

    423 = 58 :



    音無「少なくとも本屋で会った時は応援してやるからさ。頑張りな」

    店員「フッ、変な奴だな」

    音無「来週は無理だが、その次週からまた世話になるからよ。じゃあな」スタスタ

    店員「全く面白い奴だ。…名前を聞くべきだったか?」


    ―――
    ――



    ―街の本屋―

    店員「あれから三ヶ月もたったが…来ないな、あのヤンキー」

    店員「最後に会ったのが三ヶ月前だから、そろそろ来ても良い頃なんだが…」

    店員B「岩沢さーん、あっちの棚の本の補充お願ーい!」

    岩沢「ああ、ただいま!…」フラッ

    岩沢「…っと、めまいが。ちょっと働き過ぎたかな」スタスタ

    424 = 58 :




    ―とある病院の一室―

    初音「あの、看護婦さん…」

    看護婦「あら何かしら初音ちゃん?」

    初音「お兄ちゃんから連絡来たりしましたか?」

    看護婦「…いえ、来てないわね」

    初音「それならいいんけど…最近お兄ちゃん来てくれないなぁ」ショボン

    看護婦「(お兄さんからの手紙に妹に心配かけさせたくないからシラを切ってくれって書いてたけど…)」

    初音「うーん…明日は来てくれるかな」

    看護婦「(初音ちゃんのこれからの治療費だけ同梱されてて後は音信不通なんて…お兄さんは一体何をしてるの…?)」

    初音「奏ちゃんのとこに遊びに行きたいけど…私身体動かないからなぁ…」シュン

    425 = 58 :



    ―同病院の個室―

    「…遅いな、結弦」

    「また一緒に本屋で初音ちゃんの本を選んであげたいし…髪も伸びてきたから見てもらいたいわ」

    「…独りきりの世界でやっとできた友達、なのに」

    「もうあなたは来てくれないの…結弦?」

    「独りは寂しい……っ!」ギュッ

    「…う…胸、が…っ!」グッ

    「助けて…ゆ…づる…」

    426 = 58 :



    ――


    医者「本当に奇跡としか言いようがありません」

    奏母「本当にありがとうございました」ペコリ

    医者「いえ、俺なら心臓のドナーとなってくださった方に言ってもらいたいのですが…」

    奏母「…はい。そのお方のお葬式はいつ頃で」

    医者「それが、提供者が不明だったんですよ。我々も気味悪く思いましたが時間が無かったもので…」

    奏母「そ、そうですか…でもその人のお方でうちの奏は助かったんです、気味悪いなんて思いません」

    427 = 58 :



    医者「…後、二つほど重要な話があります」

    奏母「何でしょうか?」

    医者「奏さんの記憶に何らかの欠落があります」

    奏母「それは何かの記憶喪失で…」

    医者「日常的に問題はありません。ただ、欠落した記憶は『意識を失う間際に強く会いたいと願った人』なんです」

    奏母「どうしてそんなことが…分かったんですか?」

    医者「人の脳には様々な記憶機能がついているのですが…そのうちの一つの対人に関係する記憶の一部がごっそり消えていたんですよ」

    428 = 58 :



    奏母「まぁ…その人物って一体?」

    医者「それは誰かは分かりませんが…最後に一つ、酷な話なんですが」

    奏母「…」ゴク

    医者「奏さんは…あと十年も生きられないでしょう」

    奏母「…悲しいことですが、それは薄々感じとっていました…一時凌ぎでしかないと」

    奏母「でも奏に人並みの青春ぐらいは与えてあげたかったんです」

    「ん…」

    奏母「…奏!目覚めたの?お母さんが分かる!?」

    「分かるよ、お母さん」

    奏母「よ、良かったぁ…」ヘナヘナ

    医者「ちょっと、検索の為器具取ってきます!」ダッ

    奏母「本当に良かった…」

    「(あれ…誰か…大事な人…お母さんお父さんの他に誰か…忘れてる)」

    「(思い…だせない)」

    429 = 58 :



    ―――
    ――



    音無「……っ!!」バッ

    ゆり「どうやらお目覚めのようね…どうだった、自分の過去は?」

    音無「…俺は」

    ゆり「ん?」

    音無「俺はどうなったんだよ!」ガシッ

    ゆり「ちょ、痛い!それをあなたが見てきたんじゃないの?!」

    直井「どうしました音無さん!まさかこの女が何か」ガチャ バタバタ

    ゆり「何もしてないわよ!」

    椎名「まずは落ち着け、音無…」ポン

    音無「あ、ああ。悪かったな…」

    ゆり「何かワケがありそうな過去だったみたいね」

    音無「(俺は…一体あれからどうしたんだ?)」

    430 = 58 :

    何か消化不全みたいな感じになっちゃいました;
    音無の記憶の中核部は二話ぐらい先で証したいです。

    431 :

    乙!です
    音無さんの容姿は、髪長(キタロー)、つり目三白眼、そして短ランでおk?

    432 :

    つまりガラの悪いらぎさんですね

    433 = 416 :

    声が神谷だと似合わない

    434 :

    不良に似合うのって高木渉とか岸尾の低音ぐらいしかなくない?

    435 :

    >>431
    はい、大体そんな感じだと想像してください。

    ――

    ゆり「どんな過去かは聞かないでおくわ…」

    音無「(俺は生前、奏によく似た奴…それだけじゃない、あれは岩沢…)」

    直井「顔色悪いですよ、音無さん」

    音無「ああ…平気だ」

    ゆり「安心して音無くん。記憶が戻ればみんな同じような感じだったわ」

    音無「…いや、まだ足りない」

    直井「え?」

    音無「まだ…肝心な部分が思い出せないんだ」

    ゆり「…そう。それは残念ね」

    436 = 58 :



    音無「そこを思い出さなきゃ、俺がここに来た意味が分からない」

    直井「音無さん…」

    ゆり「とりあえず、暗い顔してても仕方ないでしょ」

    椎名「ゆり?」

    ゆり「三人今から時間はあるかしら?」

    音無「……」

    直井「どうします、音無さん?」

    椎名「私もお前に任せる」

    音無「…行ってみるだけ行ってみるか。この状況で何か企んでるわけじゃなさそうだし」

    437 = 58 :



    ―校庭外・花壇―

    直井「貴様、一体どこまで連れて行く気なんだ」スタスタ

    ゆり「もう少しでつくわよ」

    椎名「あさはかなり…」

    音無「…ん?おい、あの花壇の中に居るのって」

    ゆり「天使!?」バッ

    音無「そう身構えるな。おい、奏!」

    「…結弦?」クルッ

    音無「ゆりが面白いこと紹介してくれるってよ。そんな泥くせーことやってねーでお前も来い」

    「でも、まだ花壇が…」

    音無「んなもん後だ後だ」グイ

    「あっ…」

    438 = 58 :



    音無「まぁ、とりあえず謝っとけ直井」

    直井「アナタがそう言うなら仕方ないですね。…悪かったですよ」ペコリ

    日向「こうして直井も謝ってることだし、もーよくねぇかみんな?」

    野田「いや、まだ主犯が頭を下げていない」

    藤巻「そうだぜ…元はと言えば全員コイツのせいなんだからな」

    音無「…フン」

    ゆり「音無君のことは、リーダーである私が許すわ」

    藤巻「なっ、いいのかよゆりっぺ!」

    野田「俺達はそいつに!」

    439 = 58 :



    ゆり「音無君は私を潰せと言っただけで、あなた達を殺せとは言っていなかった…違う?」

    藤巻「そうだけどよ…」

    ゆり「直井くんもちゃんと謝ったんだし、もういいでしょ?」

    野田「ゆりっぺがそこまで言うなら、いいことにするが…貴様はいつか殺す!絶対に殺す!」

    音無「…やってみろ」

    ゆり「さぁて、みんな仲良く?なったことだし『モンスターストリーム』スタートよ!」

    音無「普通に釣りって言えよ」

    440 = 58 :

    店員さんの正体は岩沢さんでした。
    ちょっと、最近遅くなり気味になるかもしれません。

    441 :

    乙です!
    遅くても更新してくれるだけで有り難い。音無さんのイメージもし易くなったし

    442 :

    音無本人のいない生前の記憶を思い出すってどういうこと?
    心臓が覚えてるって?エンジェルハートかよ

    443 :

    お前本編見てねーだろ?

    444 :

    こっちを映像化するべきだった

    445 :

    かなで>>>1>>>>超えられない壁>>マエダ>>>>>>>>>>>芋

    446 :

    芋ひでぇwwwwww

    447 :

    >>442
    確かに

    448 :

    その辺は補完してくれると信じている

    449 :

    >>442関連の質問の方、すみません。その辺は後々描写します。


    ―――

    ワイワイ

    ガヤガヤ

    音無「何が楽しくて釣りなんぞせねばならんのかねー。しかも晩飯って何だよ」

    ゆり「オペレーショントルネードでも良かったけど、それじゃあなたがすっきりしないでしょ?」

    音無「しょーじき釣りも釣れなきゃスカッとしねーし」

    ゆり「ほら、フィッシュ斎藤くんから釣り竿貰ってきなさいよ」

    音無「やだよ、色々めんどい」

    ゆり「ただ単に竹竿にルアーつけて水の中に放り込むだけでしょ」

    450 = 58 :



    椎名「ならば音無」ヌッ

    音無「うわっ、どっからわいてくんだよテメェは!」

    椎名「この苦無を使ってみろ」ガシャ

    音無「…こんなモンどっから仕入れたんだよ」

    椎名「手作りだ」

    音無「そっスか」

    ゆり「釣り竿が面倒なら使ってみたらいいんじゃない?」

    音無「これ、どうやって使うんだ」

    椎名「こういう風に使うんだ」シュッ

    バシャン ザクッ

    「……」プカー

    音無「…いや、それできるのお前だけださ」

    椎名「できない奴にわざわざ渡したりしない」


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