私的良スレ書庫
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元スレアレイスター「超能力者達にバンドを組ませる――『最終計画』だ」土御門「」
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>>48
現役ドラマーかっこいいです。俳優ですか?
現役ドラマーかっこいいです。俳優ですか?
土御門「歌の上手い下手は実際に聴いてみるのが一番だろうな、どうする」
麦野「今からどっかのカラオケにでも行く?」
御坂「あー、ごめんなさい。あんまり遅いと門限過ぎちゃうんです」
一方通行「ンじゃ、とりあえず今日はこれで解散でいいンじゃねェのか」
削板「『今日は』――つまり明日か明後日に再び集会があるってことだよなあ?」
垣根「……、……」ヒー、フー、ミー
土御門「そういうことだ。これはアレイスター直々の計画だからな……垣根?」
垣根「……、はっ! なんか呼んだか」
一方通行「ナニ指折って数えてンだオマエ」
垣根「いや、これは過去何回女の子に愛してるって歌ったか数えてたんだけどさ」
麦野「気のせいか両手使ってるように見えるんだけど」
御坂「両手使ってたわね。さっき少なくとも十人はカウントしてた」
削板「それマジで浮気じゃねえか、この根性無し! すごいパーンチ」
ドュクシッグフッ
垣根「ちょ、ま、なに今の!? 俺が防御する前になにお前!」
土御門「すごいパンチだそうだ」
一方通行「油断は禁物、ってなァ。土御門ォ、あとでメール入れとけ」スタスタスタ
麦野「そんじゃ私も帰るかにゃーん」カツカツカツ
御坂「やっば、ほんと門限過ぎそう!」パタパタパタ
削板「そろそろオレも帰る! んじゃな!」ズダダダダダ
垣根「……、土御門だっけ?」
土御門「ああ。なんだ」
垣根「ずっと疑問に思ってたんだけど、お前はなんでいた訳?」
土御門「……、……」
垣根「?」
麦野「今からどっかのカラオケにでも行く?」
御坂「あー、ごめんなさい。あんまり遅いと門限過ぎちゃうんです」
一方通行「ンじゃ、とりあえず今日はこれで解散でいいンじゃねェのか」
削板「『今日は』――つまり明日か明後日に再び集会があるってことだよなあ?」
垣根「……、……」ヒー、フー、ミー
土御門「そういうことだ。これはアレイスター直々の計画だからな……垣根?」
垣根「……、はっ! なんか呼んだか」
一方通行「ナニ指折って数えてンだオマエ」
垣根「いや、これは過去何回女の子に愛してるって歌ったか数えてたんだけどさ」
麦野「気のせいか両手使ってるように見えるんだけど」
御坂「両手使ってたわね。さっき少なくとも十人はカウントしてた」
削板「それマジで浮気じゃねえか、この根性無し! すごいパーンチ」
ドュクシッグフッ
垣根「ちょ、ま、なに今の!? 俺が防御する前になにお前!」
土御門「すごいパンチだそうだ」
一方通行「油断は禁物、ってなァ。土御門ォ、あとでメール入れとけ」スタスタスタ
麦野「そんじゃ私も帰るかにゃーん」カツカツカツ
御坂「やっば、ほんと門限過ぎそう!」パタパタパタ
削板「そろそろオレも帰る! んじゃな!」ズダダダダダ
垣根「……、土御門だっけ?」
土御門「ああ。なんだ」
垣根「ずっと疑問に思ってたんだけど、お前はなんでいた訳?」
土御門「……、……」
垣根「?」
むぎのんアームに直接シンセ接続したらどんなプログレバンドも敵わないな
禁書キャラで一番歌が上手いのって誰だろうなぁ
やっぱりステイルかな?主に中の人的な意味で
やっぱりステイルかな?主に中の人的な意味で
土御門「それは……」
垣根「それは?」
土御門「……プロデューサーだからだ」
垣根「あ、なんかおつかれ。マジおつかれ」
土御門「一応名刺もあるんだぜい。ほら、受け取れ」スッ
垣根「おう。なになに」
【超能力者最終計画主任・土御門元春】
垣根「……ネーミングセンスねえにも程があるだろ!」ベシッ
土御門「ちなみにそれで『レベル5ラストプランプロデューサー』と読むらしい。あと地面に叩きつけるな、それプラスチック製だから丈夫だけど」
垣根「無駄! 無駄すぎる努力!」ゲシゲシ
土御門「さらに言うとオレは略してバンド計画と呼んでる」
垣根「そっちでいいじゃねえかよ!」ゲシゲシ
土御門「それじゃ、オレもぼちぼち帰るか」スタスタスタ
垣根「おー、また明日なー」フリフリ
ふう、と垣根帝督はため息を吐く。土御門の後姿が見えなくなるまで手を振っている彼はわりと常識人かもしれなかった。
学園都市の技術によって蘇生された体は、以前とまったく同じ感覚だった。
もっとも、学園都市の上層部を全面的に信頼できるほど、垣根は甘い人間ではないのだが。
彼がこうして人の形を再び手に入れた経緯は省くとして、一度失ったものを取り戻した垣根に怖いものなどない。
バンドを組むなら以前のように生かしてやる――そんな提案を彼は熟考した末に受け入れた。
提案の不可解さやリスクをすべて計算したうえで受け入れたのだ。
ただ能力を吐き出す物体と化していた彼にとっては、生身の体を手に入れられることこそ最重要事項だったとも言える。
「……まさか、あいつらとバンド組むはめになるとはな。ここはギターボーカルでリーダーの俺がちゃんとしねえと」
コキコキと肩を回しながら、彼もまた夜の闇へと溶けていく。
ちなみに垣根の中ではすでに自分がリーダーでボーカルでギターという認識がなされているようだが、実際のところは未定である。
第一話・終了
垣根「それは?」
土御門「……プロデューサーだからだ」
垣根「あ、なんかおつかれ。マジおつかれ」
土御門「一応名刺もあるんだぜい。ほら、受け取れ」スッ
垣根「おう。なになに」
【超能力者最終計画主任・土御門元春】
垣根「……ネーミングセンスねえにも程があるだろ!」ベシッ
土御門「ちなみにそれで『レベル5ラストプランプロデューサー』と読むらしい。あと地面に叩きつけるな、それプラスチック製だから丈夫だけど」
垣根「無駄! 無駄すぎる努力!」ゲシゲシ
土御門「さらに言うとオレは略してバンド計画と呼んでる」
垣根「そっちでいいじゃねえかよ!」ゲシゲシ
土御門「それじゃ、オレもぼちぼち帰るか」スタスタスタ
垣根「おー、また明日なー」フリフリ
ふう、と垣根帝督はため息を吐く。土御門の後姿が見えなくなるまで手を振っている彼はわりと常識人かもしれなかった。
学園都市の技術によって蘇生された体は、以前とまったく同じ感覚だった。
もっとも、学園都市の上層部を全面的に信頼できるほど、垣根は甘い人間ではないのだが。
彼がこうして人の形を再び手に入れた経緯は省くとして、一度失ったものを取り戻した垣根に怖いものなどない。
バンドを組むなら以前のように生かしてやる――そんな提案を彼は熟考した末に受け入れた。
提案の不可解さやリスクをすべて計算したうえで受け入れたのだ。
ただ能力を吐き出す物体と化していた彼にとっては、生身の体を手に入れられることこそ最重要事項だったとも言える。
「……まさか、あいつらとバンド組むはめになるとはな。ここはギターボーカルでリーダーの俺がちゃんとしねえと」
コキコキと肩を回しながら、彼もまた夜の闇へと溶けていく。
ちなみに垣根の中ではすでに自分がリーダーでボーカルでギターという認識がなされているようだが、実際のところは未定である。
第一話・終了
まあこんな感じのノリでやっていきます
マジで本格的なバンドにはならないと思う、器物破損はあるだろうけど
あと、できればsage進行で頼むわ
んじゃな!
マジで本格的なバンドにはならないと思う、器物破損はあるだろうけど
あと、できればsage進行で頼むわ
んじゃな!
乙です
また新しい楽しみができた
あ、あと
バイキンマンじゃなくて
ばいきんまんな
また新しい楽しみができた
あ、あと
バイキンマンじゃなくて
ばいきんまんな
>>63
俺が昨日小ネタスレで書いたの全間違えじゃねぇかマジすんませんした
俺が昨日小ネタスレで書いたの全間違えじゃねぇかマジすんませんした
違和感なく読んでるが面子がやばいってもんじゃないな
御坂も常識人っぽく見えて実は頭のねじガタガタなのだろうか
御坂も常識人っぽく見えて実は頭のねじガタガタなのだろうか
上条のためにハイジャックしてロシアに行くくらいだからな
レベル5は頭のねじが飛んでないとなれないんじゃねww
レベル5は頭のねじが飛んでないとなれないんじゃねww
>>71
黒妻のベースが容易に想像出来た。きっとスラップ奏法全開で頭ブンブン振り回しながら演奏するんだろうな
黒妻のベースが容易に想像出来た。きっとスラップ奏法全開で頭ブンブン振り回しながら演奏するんだろうな
暗部で人殺しまくってる土御門もな
そういった意味じゃ人殺してないぶん御坂のがまともだ
つか頭のネジが一本や二本ふっ飛んでないと禁書世界じゃ生きていけないな
そういった意味じゃ人殺してないぶん御坂のがまともだ
つか頭のネジが一本や二本ふっ飛んでないと禁書世界じゃ生きていけないな
まあぶっ飛んでなきゃ能力使えねーしな(パーソナルリアリティー的な意味で
>>87
それは、だってほら、削板は勉強できないから……
それは、だってほら、削板は勉強できないから……
純粋な興味なんだが、>>1が本気出して全部地の文で書き通したらすげぇ良作になりそうなネタだよな
麦恋とか旅掛スレみたいに
麦恋とか旅掛スレみたいに
>>87
そ、そうだよ! それは技名であって! 通り名じゃねえじゃん!!!
べつにナンバーセブンが真っ先に浮かんだとかそんなんじゃねえええええ
あと俺地の文だけでやると10レスあたりで瀕死になるんだすまない
んじゃぼちぼち
一時間ほどお付き合いください
そ、そうだよ! それは技名であって! 通り名じゃねえじゃん!!!
べつにナンバーセブンが真っ先に浮かんだとかそんなんじゃねえええええ
あと俺地の文だけでやると10レスあたりで瀕死になるんだすまない
んじゃぼちぼち
一時間ほどお付き合いください
御坂美琴はスカートを揺らしながら走っていた。
すらりと伸びた足。その上に視線をずらすと見えるのは下着ではなく短パンであって、期待してはいけない。
さて、なぜ彼女が急いでいるのかと言えば、待ち合わせ時間をとっくに過ぎてしまっているからだ。
「黒子め……なんで私が出かけるって言ったらあいつ相手になんのよ!」
寮を出る際に同室の白井黒子が「あらお姉様、昨日今日とずいぶんお忙しいんですのね」と話しかけてきたことはまだいい。
問題は、次に白井が続けた台詞にある。
――またあの殿方ですの?
ふざけんなコラ! と赤面しながら叫び返し、御坂は勢い良く寮を飛び出したのだった。
御坂が向かっているのは第六学区のとあるカラオケボックス。
しかし、走りながらも彼女はどこか冷静に遅刻するのは自分だけではないだろうと予測を立てていた。
それというのも、集まるメンバーが並み一通りではないうえに、おそらくあの面子の中では自分が一番常識人であろうという自負を抱いているからである。
まあとにかくそんなわけで、寮を出た直後の勢いは失速しほとんどマラソン状態になっている御坂だが、そんな彼女の視界にある集団が入り込んできた。
自分とまったく同じ容姿の少女が四人、なにやら話しながら歩いている。
すれ違う人間は「あれ四つ子かな」「瓜二つ……いや四つ?」「すげえなおい」「美少女四人の姉妹丼、ありやわ」などと呟いているが、少女達は気にも留めない。
四つ子のひとりが、ふと御坂を見た。そして、普段の彼女達にしては珍しい驚愕の表情を浮かべ立ち止まる。
あり、と御坂は違和感を覚え、少女達に駆け寄った。これで周囲が「五つ子だ」と騒ぎ始めたものの、御坂もさほど気にならないようだ。
「あんたら。こんなとこで何してんの?」
首からさげたネックレスをこれ見よがしに見せ付けて、少女の中で一番「姉」であるミサカ一〇〇三二号が簡潔に答える。
「ライブに行くんです、とミサカはお姉様が急いでいるようなのでアーティストについては控えさせていただきます」
ぽかんと口を開ける御坂をよそに、じゃあ行くかーと少女達はぞろぞろ歩いていった。以前に比べて個性が出てきたのか、少し遅れ気味の少女も見受けられる。
「……ラ、ライブ?」
開いた口をなんとか閉じて、御坂は去りゆく少女達を見送る。あの子達の興味を引いたアーティストは一体誰なんだろうと考えながら。
数十分後、とあるカラオケボックス前
土御門「超電磁砲が遅いな……何かあったのかもしれない」
一方通行「だから女との待ち合わせは十五分前にしとけっつってンだよ」
垣根「ああ、それわかるわ。十五分前にしても平気で三十分遅れるからな、女って」
麦野「そりゃあんたの魅力がないからよ。待たせてもいいやってレベルなんじゃないの」
削板「お前らの発言聞いてるとなんかすげえ疎外感があるんだが、そんなに待ち合わせ経験あるのか」
御坂(全員、揃っている……だと……!?)
御坂(ま、まさかね、まさか私が一番遅いだなんて……いやでもなんか行きづらいなあ、みんな勢揃いしてるし)
一方通行「……ン? おいあれ」
麦野「あ。第三位じゃない……なにこそこそ隠れてんのかしら」
土御門「大方、自分が一番遅れたことに動揺でもしたんだろう。オレも驚いたくらいだしな」
削板「あー、たしかにな。オレは待ち合わせ十分前に来たけど、一方通行と垣根はすでにいたぞ」
垣根「俺一番だったもん。んで数十秒後に一方通行がきた」
一方通行「ナニ若干勝ち誇ったよォな顔してンだ二位」
垣根「んだとこのもや」
土御門「はいはい落ち着け落ち着け。とりあえず、麦野。呼んできてもらえるか」
麦野「しょうがないなあ、……クソったれのメスガキィィィイイイ!!! 一番遅れてきてんだ、ジャンプしてスライディング土下座くらい披露しろってんだよぉぉぉおおお!!!!」
御坂「!?!?」ビクッ
一方通行(オンオフの切り替えうますぎだろォ……)
垣根「誰も罵倒しておびき出せとは言ってねえよな」
麦野「あ? んなこたぁどうでもいいんだよ、そら来た」
タッタッタッタッ
御坂「あ、あの、遅れてすみませんでしたっ!」
土御門「そんなに気にしなくてもいい。こいつらなんだかんだで今は暇だからな」
削板「オレはわりと忙しいぞ。この後もランニングする予定だ」
一方通行「それ忙しいって言わねェよ」
麦野「ねえ、ジャンプからのスライディング土下座は?」
垣根「まあまあ。第三位は一番年下なんだから許してやれって」キリッ
御坂(えっと、垣根さんって案外常識人なのかしら)
一方通行「せンせェ、垣根くンが紳士っぷりをアピールして自株持ち上げてますゥ」
垣根「なんでバレた!」
土御門「お前のキメ顔は分かりやすすぎるにゃー。じゃ、入るぞ」
一方通行「……ン? おいあれ」
麦野「あ。第三位じゃない……なにこそこそ隠れてんのかしら」
土御門「大方、自分が一番遅れたことに動揺でもしたんだろう。オレも驚いたくらいだしな」
削板「あー、たしかにな。オレは待ち合わせ十分前に来たけど、一方通行と垣根はすでにいたぞ」
垣根「俺一番だったもん。んで数十秒後に一方通行がきた」
一方通行「ナニ若干勝ち誇ったよォな顔してンだ二位」
垣根「んだとこのもや」
土御門「はいはい落ち着け落ち着け。とりあえず、麦野。呼んできてもらえるか」
麦野「しょうがないなあ、……クソったれのメスガキィィィイイイ!!! 一番遅れてきてんだ、ジャンプしてスライディング土下座くらい披露しろってんだよぉぉぉおおお!!!!」
御坂「!?!?」ビクッ
一方通行(オンオフの切り替えうますぎだろォ……)
垣根「誰も罵倒しておびき出せとは言ってねえよな」
麦野「あ? んなこたぁどうでもいいんだよ、そら来た」
タッタッタッタッ
御坂「あ、あの、遅れてすみませんでしたっ!」
土御門「そんなに気にしなくてもいい。こいつらなんだかんだで今は暇だからな」
削板「オレはわりと忙しいぞ。この後もランニングする予定だ」
一方通行「それ忙しいって言わねェよ」
麦野「ねえ、ジャンプからのスライディング土下座は?」
垣根「まあまあ。第三位は一番年下なんだから許してやれって」キリッ
御坂(えっと、垣根さんって案外常識人なのかしら)
一方通行「せンせェ、垣根くンが紳士っぷりをアピールして自株持ち上げてますゥ」
垣根「なんでバレた!」
土御門「お前のキメ顔は分かりやすすぎるにゃー。じゃ、入るぞ」
店内
一方通行「……、へェ」
垣根「なんだなんだなんだ、物珍しそうに見てるじゃねえか。ひょっとしてカラオケ初心者? カラオケ童貞?」
削板「カラオケ童貞!? そんな言葉があるのか……!」
麦野「本物の童貞が言ってもだせえだけだっつの。土御門、もちろん部屋はVIPだよね」
土御門「ああ、最初からそのつもりだ。金はある」
御坂「お、けっこう手持ちの札があんのね」
土御門「アレイスターにせびったからな。最奥のVIPルーム、フリータイムで」
店員「かしこまりました。ドリンクバーはお付けいたしますか?」
一方通行「いる。付けろ」
垣根「お前が即答すんのかよ!」
店員「はい、では少々お待ち下さい」
麦野「カラオケかあ。久しぶりかも……あー、あー」
御坂「えっと、今回って具体的にどんな意図で集まったんだっけ」
土御門「ボーカルを決める。まあ、各々の歌の上手さも気になるんだよ」
垣根「なあなあ一方通行。初心者ってことはカラオケがアカペラだって知らないんだろ?」
一方通行「ア、カペラァ?」
麦野(早速騙しにかかってるわねこいつ)
御坂(アカペラなら風呂でやってろって話じゃない)
垣根「そ。カラオケってのはマイクついてるだけで、BGMなんて流れないんだぜ。なあ、土御門」
土御門「なんでオレに振る」
一方通行「待て、アカペラだとしたらわざわざマイクのためだけにオマエらはここに来ンのかよ」
削板「いや? オレはBGMつきで歌いたくて来てるんだけど。垣根の言うカラオケとオレのカラオケは違うんだろうな」
一方通行「……ふ、ゥ、ン?」カチリ
垣根「てめ、ナンバーセブンこらぁぁぁあああ!!! なにあっさり言っちゃってんだ、っていだだだだだだだ! 能力全開で足踏んでくるぞこいつ!!!!」
麦野「はいはい自業自得自業自得」
一方通行「……、へェ」
垣根「なんだなんだなんだ、物珍しそうに見てるじゃねえか。ひょっとしてカラオケ初心者? カラオケ童貞?」
削板「カラオケ童貞!? そんな言葉があるのか……!」
麦野「本物の童貞が言ってもだせえだけだっつの。土御門、もちろん部屋はVIPだよね」
土御門「ああ、最初からそのつもりだ。金はある」
御坂「お、けっこう手持ちの札があんのね」
土御門「アレイスターにせびったからな。最奥のVIPルーム、フリータイムで」
店員「かしこまりました。ドリンクバーはお付けいたしますか?」
一方通行「いる。付けろ」
垣根「お前が即答すんのかよ!」
店員「はい、では少々お待ち下さい」
麦野「カラオケかあ。久しぶりかも……あー、あー」
御坂「えっと、今回って具体的にどんな意図で集まったんだっけ」
土御門「ボーカルを決める。まあ、各々の歌の上手さも気になるんだよ」
垣根「なあなあ一方通行。初心者ってことはカラオケがアカペラだって知らないんだろ?」
一方通行「ア、カペラァ?」
麦野(早速騙しにかかってるわねこいつ)
御坂(アカペラなら風呂でやってろって話じゃない)
垣根「そ。カラオケってのはマイクついてるだけで、BGMなんて流れないんだぜ。なあ、土御門」
土御門「なんでオレに振る」
一方通行「待て、アカペラだとしたらわざわざマイクのためだけにオマエらはここに来ンのかよ」
削板「いや? オレはBGMつきで歌いたくて来てるんだけど。垣根の言うカラオケとオレのカラオケは違うんだろうな」
一方通行「……ふ、ゥ、ン?」カチリ
垣根「てめ、ナンバーセブンこらぁぁぁあああ!!! なにあっさり言っちゃってんだ、っていだだだだだだだ! 能力全開で足踏んでくるぞこいつ!!!!」
麦野「はいはい自業自得自業自得」
入室
一方通行「暗ェ」
土御門「今照明つけるぞ、っと」カチ
ポワーン
垣根「いつも思うけど、ラブホみたいだよな」
削板「は、入ったこと、あるのか……?」
垣根「ねえけど」
麦野「だから童貞は黙ってろクソが。んで、どうするわけ?」ドカッ
土御門「さすが麦野。あえて誰もが座らなかった中央を陣取るとは」
一方通行「俺ドリンクバー行ってくるわ」
御坂「あ、ひとりで行ける?」
一方通行「オマエは俺をどこまでなめてンだ殺すぞ」
垣根「えっ、でもお前来たことないんだよな? ドリンクバー使いこなせんの? 大丈夫?」
一方通行「ドリンクバーは使いこなすモンじゃねェ。使い切るモンだ」
削板「使い切ったらだめだろさすがに」
一方通行「!?」
土御門「まあ今の気持ちはわからなくもないな。よりによってナンバーセブンにつっこまれたとか」
一方通行「……、とりあえず行ってくるっつったら行ってくンだよォ」ガツッ スタスタスタ
麦野「んー、ポテトとか頼んじゃっていい?」ガチャ
垣根「訊ねていながらすでに電話を片手にしているあたりがなんとも」
御坂「そういう垣根さんもちゃっかりメニューガン見してませんか」
垣根「ああ、第三位も見るか? ほら」スッ
御坂「はあ……」
削板「ハンバーグ食いたい」
土御門「ここで本格的に食事する気か!」
一方通行「暗ェ」
土御門「今照明つけるぞ、っと」カチ
ポワーン
垣根「いつも思うけど、ラブホみたいだよな」
削板「は、入ったこと、あるのか……?」
垣根「ねえけど」
麦野「だから童貞は黙ってろクソが。んで、どうするわけ?」ドカッ
土御門「さすが麦野。あえて誰もが座らなかった中央を陣取るとは」
一方通行「俺ドリンクバー行ってくるわ」
御坂「あ、ひとりで行ける?」
一方通行「オマエは俺をどこまでなめてンだ殺すぞ」
垣根「えっ、でもお前来たことないんだよな? ドリンクバー使いこなせんの? 大丈夫?」
一方通行「ドリンクバーは使いこなすモンじゃねェ。使い切るモンだ」
削板「使い切ったらだめだろさすがに」
一方通行「!?」
土御門「まあ今の気持ちはわからなくもないな。よりによってナンバーセブンにつっこまれたとか」
一方通行「……、とりあえず行ってくるっつったら行ってくンだよォ」ガツッ スタスタスタ
麦野「んー、ポテトとか頼んじゃっていい?」ガチャ
垣根「訊ねていながらすでに電話を片手にしているあたりがなんとも」
御坂「そういう垣根さんもちゃっかりメニューガン見してませんか」
垣根「ああ、第三位も見るか? ほら」スッ
御坂「はあ……」
削板「ハンバーグ食いたい」
土御門「ここで本格的に食事する気か!」
ドリンクバー
一方通行「……、……納得いかねェ。ブラックが売り切れでカフェラテしかねェとかマジ納得いかねェ」
一方通行「普通逆だろォが。ブラック単体で飲むやつってそうそういねェぞ」
一方通行「てェか売り切れってなンだよ俺の前に使い切ったやついンのかよふざけンな。吐け、出せ、寄越せ」
一方通行「やべェすげェムカついてきた。なンだなンだよなンですかァ? ブラックねェとかホントなめやがってよォ」
一方通行「どォしろってンだ、あァ? 俺にオレンジジュース飲めってかァ? 果汁100%と豪語しやがるこのオレンジジュースで我慢しろってかァァァアア!?」
一方通行「……、カフェラテは御免だなァ」ピッ
ガー ドゥルルルルル ピッ
一方通行「腹立つから残ってる氷全部使ってやらァ」ザクザクザクザク
一方通行「あとついでに腹立つからミルクとシュガー全部持ってく」スッスッスッ
一方通行「ン。戻るか」
スタスタスタスタスタスタ
垣根「おー、お前オレンジジュースなんて飲むの? お子サマだな」
一方通行「うっせェ黙れ吐け出せ死ね」
麦野「私も軽く何か取ってくるわ。誰か適当に曲入れとけば?」スタスタバタン
御坂「あ、それじゃ私も行ってこよっかな」タタッ
削板「カレーでもいい。主食が食いたい」
土御門「カレー食いながら歌うってけっこうしんどいと思うぜい」
垣根「あ、言い忘れてたけどこのマイク俺のだから。譲らねえから」
一方通行「二本しかねェマイクの片方を独占するやつって……」
ギャーナンデコオリナイノヨー!!!
ウワッミルクトシュガーモナイ!!!
土御門「……一方通行。そのポケット一杯に詰め込まれたミルクとシュガーは」
一方通行「うっせェ黙れ吐け出せ死ね」
削板「オレンジジュースより氷のほうが多いように見えるんだが」
一方通行「ちげェよ多くねェよ俺はこれくらいの氷がねェとつまンねェンだよ」
一方通行「……、……納得いかねェ。ブラックが売り切れでカフェラテしかねェとかマジ納得いかねェ」
一方通行「普通逆だろォが。ブラック単体で飲むやつってそうそういねェぞ」
一方通行「てェか売り切れってなンだよ俺の前に使い切ったやついンのかよふざけンな。吐け、出せ、寄越せ」
一方通行「やべェすげェムカついてきた。なンだなンだよなンですかァ? ブラックねェとかホントなめやがってよォ」
一方通行「どォしろってンだ、あァ? 俺にオレンジジュース飲めってかァ? 果汁100%と豪語しやがるこのオレンジジュースで我慢しろってかァァァアア!?」
一方通行「……、カフェラテは御免だなァ」ピッ
ガー ドゥルルルルル ピッ
一方通行「腹立つから残ってる氷全部使ってやらァ」ザクザクザクザク
一方通行「あとついでに腹立つからミルクとシュガー全部持ってく」スッスッスッ
一方通行「ン。戻るか」
スタスタスタスタスタスタ
垣根「おー、お前オレンジジュースなんて飲むの? お子サマだな」
一方通行「うっせェ黙れ吐け出せ死ね」
麦野「私も軽く何か取ってくるわ。誰か適当に曲入れとけば?」スタスタバタン
御坂「あ、それじゃ私も行ってこよっかな」タタッ
削板「カレーでもいい。主食が食いたい」
土御門「カレー食いながら歌うってけっこうしんどいと思うぜい」
垣根「あ、言い忘れてたけどこのマイク俺のだから。譲らねえから」
一方通行「二本しかねェマイクの片方を独占するやつって……」
ギャーナンデコオリナイノヨー!!!
ウワッミルクトシュガーモナイ!!!
土御門「……一方通行。そのポケット一杯に詰め込まれたミルクとシュガーは」
一方通行「うっせェ黙れ吐け出せ死ね」
削板「オレンジジュースより氷のほうが多いように見えるんだが」
一方通行「ちげェよ多くねェよ俺はこれくらいの氷がねェとつまンねェンだよ」
土御門「さて、誰から歌う?」
一方通行「ここは第一位の俺から歌ってやっかァ」
削板「いや、あえての序列最下位であるオレが」
垣根「いやいやだったらボーカル兼リーダー兼ギターであるこの俺が」
一方・削板「「どうぞどうぞ」」
垣根「……しまった」
土御門「まあマイク持ってるし妥当ですたい。何歌うんだ、垣根」
垣根「んー……どうすっかなあ。これと言って持ちネタあるわけでもねえんだよ、俺」ピッピッ
一方通行(持ちネタどころか音楽なンざ普段聴かねェのに何を歌えばいいンだ)
削板(第一位が少し青くなってるような、いや元から白いんだなこいつ。根性ねえんだろうなこいつ)
土御門「履歴?」
垣根「おう。なんかねえかな、っと……お」
ピッ ソウシンカンリョウシマシタ
~♪♪ ~♪~
一方通行(案の定わかンね、!)
土御門「か、垣根……お前ってやつは!」
削板「どうせやるなら真似るんだろ!? なあ、そうなんだろ!」
垣根「へへっ、よせやい」
一方通行(なンだ? この曲有名なンかよ)
ドリンクバー
麦野「ふう。結局店員に氷補充してもらったけど、切らしたやつ……タダじゃおかねえ」
御坂「このカルピスあんまり美味しくないわ、相当薄めてるみたい」
麦野「あはは、カルピス選ぶなんてやるわねえ」
御坂「?」
麦野「セーエキ、連想しない?」
御坂「」
一方通行「ここは第一位の俺から歌ってやっかァ」
削板「いや、あえての序列最下位であるオレが」
垣根「いやいやだったらボーカル兼リーダー兼ギターであるこの俺が」
一方・削板「「どうぞどうぞ」」
垣根「……しまった」
土御門「まあマイク持ってるし妥当ですたい。何歌うんだ、垣根」
垣根「んー……どうすっかなあ。これと言って持ちネタあるわけでもねえんだよ、俺」ピッピッ
一方通行(持ちネタどころか音楽なンざ普段聴かねェのに何を歌えばいいンだ)
削板(第一位が少し青くなってるような、いや元から白いんだなこいつ。根性ねえんだろうなこいつ)
土御門「履歴?」
垣根「おう。なんかねえかな、っと……お」
ピッ ソウシンカンリョウシマシタ
~♪♪ ~♪~
一方通行(案の定わかンね、!)
土御門「か、垣根……お前ってやつは!」
削板「どうせやるなら真似るんだろ!? なあ、そうなんだろ!」
垣根「へへっ、よせやい」
一方通行(なンだ? この曲有名なンかよ)
ドリンクバー
麦野「ふう。結局店員に氷補充してもらったけど、切らしたやつ……タダじゃおかねえ」
御坂「このカルピスあんまり美味しくないわ、相当薄めてるみたい」
麦野「あはは、カルピス選ぶなんてやるわねえ」
御坂「?」
麦野「セーエキ、連想しない?」
御坂「」
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