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    元スレ伊織「薄暗い病院の中で、私は彷徨っていた」

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    501 = 278 :

    伊織(部屋の死角を調べてみようかしら……)

    伊織(私たちは部屋の死角に目を向けた)

    伊織(……そこには一枚の紙切れが落ちていた)

    伊織(私はそれを眺める)


    《けっかについて》


    伊織(結果について……?)

    伊織(紙切れにはそう書かれていた)

    伊織(結果? なんのことなの?)

    伊織(私はその紙に目を落とした)


    《ほうこくしょ ひけんしゃ こうかなし》


    伊織(そこにはそれだけが書かれていた)

    伊織(どういうことなの?)

    502 :

    被験者は誰なのか

    503 = 459 :

    わしじゃよ

    504 = 278 :

    伊織(そのとき真美が私の袖を引いた)

    真美「いおりん……怪物来ちゃうかもしれないよ……」

    伊織「……そうね」

    伊織(ICUからはどこにも扉は通じていなかった)

    伊織(つまり追いつめられれば逃げ道はない――ここは危険ね)

    伊織(私たちはICUを後にした)

    伊織(そして私たちは再び診察室に戻ってきた)

    真美「ねえ、いおりん……。さっきからたくさんいろんなことありすぎて……真美もう頭パンパンだよ……」

    伊織「……そうね、一度整理してみましょうか」

    伊織(真美の言うことに従い、私は一度情報を整理することにしてみた)

    505 = 489 :

    メアリーじゃないの

    506 = 278 :

    伊織(さて、何から考えようかしら……時間もないし手短に済ませないと……)


    安価下3

    1怪物について
    2紙切れについて
    3案内図について
    4アリスについて
    5ゲームについて
    6ICUでの出来事について

    510 = 278 :

    伊織(ICUでの出来事について考えてみましょうか)

    伊織(ICUの中には――そう、たくさんの薬が置かれていたわ)

    伊織(なんであんなところに薬があったの?)

    伊織(そうね、そもそもここは精神病院じゃなかったの?)

    伊織(精神病院ではICUで何をするのかしら……)

    伊織(それに――あの紙切れ)

    伊織(被験者という言葉、たしかシャワールームでも聞こえてきたわ)

    伊織(たしか……それは、医院長しか知らないと声は言っていた)

    伊織(……この二つの出来事に何か関連性はあるのかしら)

    511 = 278 :

    伊織(他に何かあるかしら……?)


    安価下3

    1怪物について
    2紙切れについて
    3案内図について
    4アリスについて
    5ゲームについて

    515 :

    >>503
    生きとったんかワレー!

    516 = 278 :

    伊織(案内図について……)

    伊織(これは、シャワールームに落ちていたものよ)

    伊織(ここには病院の間取りが書かれているわ)

    伊織(真美の言うように、ゲームにおいても案内図は重要な役割を果たしていた)

    伊織(たしかに何もわからないより、分かっている方がいいけれど……)

    伊織(……そもそも、なんで案内図はシャワールームに落ちていたのかしら?)

    伊織(……誰かが落としたの?)

    517 = 278 :

    伊織(……そう言えば、さっき考えていたことと関連付けてみましょうか)

    伊織(ICUで拾った紙切れ、あれには被験者と書かれていた)

    伊織(シャワールームで聞いた被験者という言葉……)

    伊織(被験者と言うことなのだから――あのICUにあった薬は誰かに使われていたものなのね)

    伊織(……それをシャワールームで誰かが話していた、ということになる)

    伊織(もしかすると、あの案内図はその誰かが落としたということになるのかしら)

    伊織(……だとすれば、間抜けな話ね)

    伊織(とりあえず、この仮説は間違ってはなさそうね)

    伊織(少し、前に進んだ気がするわ)

    518 = 440 :

    おお進んでる

    519 = 278 :

    伊織(他に何かないかしら)


    安価下3

    1怪物について
    2紙切れについて
    3アリスについて
    4ゲームについて

    524 = 502 :

    結局これは現実なんだろうか?
    ゲームの中とか夢とかだったり

    525 = 278 :

    伊織(ゲームについて、少し考えてみましょうか)

    伊織(ゲームは……そうね、HOSPITALというゲームのことよ)

    伊織(このHOSPITALには二つのソフトがある)

    伊織(それは、HOSPITAL:ALICEとHOSPITAL:MARYだったわね)

    伊織(今、私たちはMARYと呼ばれるソフトに沿って行動している)

    伊織(……ゲームの内容を真美は知っていたおかげでここまで来ることが出来たけど)

    伊織(真美は断片的にしか内容を覚えていないみたいだったわ)

    伊織(……そうね、気になるところと言えば――ALICEの存在かしら)

    伊織(ALICEという子……つまりアリスはさっき受付で名前が出てきたけれど……)

    伊織(ALICEというゲームは私たちは内容も知らない)

    伊織(少し感じていた疑念――ALICEというゲームの方の役は現実に存在するの? これは真美も感じていたわ)

    伊織(……どうなのかしら)

    526 = 278 :

    伊織(他には……)


    安価下3

    1怪物について
    2紙切れについて
    3ゲームについて

    527 = 278 :

    ※間違えました

    伊織(他には……)


    安価下3

    1怪物について
    2紙切れについて
    3アリスについて

    532 = 278 :

    伊織(アリスについて……もう少し考えてみましょうか)

    伊織(アリスは誰なのかしら?)

    伊織(病院にいるってことは、患者ということになるの?)

    伊織(そう言えば……HOSPITAL:MARYにはメアリーという女の子が出てくるって言ったわね)

    伊織(二人に接点はあるのかしら?)

    533 = 278 :

    伊織(接点……か)

    伊織(少し思い出しそうなことがあるわ……あれはたしか……)


    真美『うん。もともと、このゲーム二人専用だったから』


    伊織(そう、真美はこんなことを言っていたわ)

    伊織(このゲームは二人専用――つまり二人いないとできないということなのかしら)

    伊織(……何か違うわね)

    伊織(……二人いた方がいい? ……そうね、そっちのほうが近そうだわ)

    伊織(大体、ゲームって二人専用でも一人で出来たりするわよね)

    伊織(でも恐らくこのゲームは二人専用というよりも――二人でやる方を勧めるということなのかしら)

    伊織(でもそれはなぜ?)

    伊織(……分からないわね。でも何か分かりそうな気がするわ)

    534 = 278 :

    伊織(こんなところかしら)

    伊織(頭で情報を整理したことを真美に伝えてみた)

    真美「うーん……?」

    伊織「どうかしたの?」

    伊織(真美は何かを考えるように首を傾げた)

    伊織(私の仮説に何か引っかかるところでもあったのかしら?)

    伊織(真美はゆっくりと口を開いた)

    536 = 278 :

    真美「……あのね、いおりんが言った被験者っていうところの話なんだけどさ」

    伊織「ええ」

    真美「なーんか引っかかるんだよね」

    伊織(真美は再び頭を抱えた)

    伊織「どういうこと?」

    真美「……あ、そうそう。確か……ゲームでもね、そんな展開があったんだよ」

    伊織「ゲームの中で……?」

    真美「……うん」コクリ

    伊織(やっぱりこれもゲームに沿って動いているわけね)

    伊織(そして真美は何かを思い出したかのように目を開いた)

    537 = 278 :

    真美「……思い出した」

    伊織「……え?」

    真美「いおりん、案内図ちょっと見てくれる?」

    伊織「ええ……いいけど」コクリ

    伊織(真美は案内図を開くと、ある場所を指さした)

    真美「今、真美たちがいる診察室があるよね」

    伊織「ええ、そうね」

    伊織(真美はその先を指さす)

    真美「ゲームでは怪物は――ここに潜んでたんだよ」

    伊織(……真美が指さした先、そこには『処置室』と書かれていた)

    伊織(これって……)

    伊織「う、嘘……この正面の扉の先じゃない……」カタカタ

    真美「う、うん……」

    伊織(そう、真美が言った怪物の居場所――それは私たちのいる部屋の正面だった)

    538 = 502 :

    処置室以外には出ないの?

    539 = 502 :

    処置室以外には出ないの?

    540 = 409 :

    よし逃げよう

    541 = 529 :

    先に倒しちゃおう!

    542 = 289 :

    >>322
    ここで処置室に入って死んだしね

    543 = 489 :

    処置室の扉塞いじゃおう

    544 = 283 :

    少なくとも時間をかけすぎなければ左の分からない部屋から更に他の廊下とか受付方面に抜けられるってことだろうな

    545 = 278 :

    伊織(そして真美は話を続ける)

    真美「でも大丈夫だよ、いおりん」

    伊織「どういう意味……?」フルフル

    真美「これがゲームの通りなら……怪物は扉を開けられないんだもん」

    伊織「……?」

    伊織(真美は分からないと言う顔の私に説明した)

    546 = 278 :

    伊織(真美は分からないと言う顔の私に説明した)

    真美「怪物はね、ずっとこの部屋をうろうろしてるんだよ」

    伊織「……」

    真美「この部屋よく見たら結構広いよね」

    伊織「ええ……」

    真美「怪物はね、この部屋でずうっと待ってるんだよ」

    伊織「……誰を?」

    真美「……ゲームの二人を」

    伊織(真美は顔を俯かせた)

    547 = 502 :

    わお
    雪歩に扉の前にあな掘ってもらお

    548 = 502 :

    わお
    雪歩に扉の前にあな掘ってもらお

    549 = 278 :

    伊織(……真美の話を少し整理してみようかしら)

    伊織(ここは診察室)

    伊織(そして右手にはICU、正面には処置室がある)

    伊織(左手の部屋は――何があるのかは案内図にも書いていないわ)

    伊織(とりあえず、処置室は危険と言うことが分かっただけでも良かったと言うことかしら)

    伊織(もしも考えずに入っていたら……あまり考えたくないわね)

    伊織(怪物は処置室にとどまっている可能性が高い)

    伊織(つまり、あの部屋に入らなければ……一応安全と言うことかしら)

    550 = 379 :

    怪物さえ抑えたらもうただの脱出ゲームだなやったぜ


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