元スレ伊織「薄暗い病院の中で、私は彷徨っていた」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
153 = 1 :
伊織(私は床に置かれているシャワーを手に取った)
伊織「……きゃっ!」
真美「い、いおりん?」
伊織(……思わず声を上げてしまった)
伊織(シャワーの頭に虫が這いつくばっていただけだった)
伊織(もしも誰かいたら危ないところだったわ……)
154 = 110 :
あばばばば
155 = 114 :
これはそろそろまずいルートに入りかけてる予感
156 = 122 :
こんな時になんだけどいおりんのきゃっ可愛い
157 = 1 :
伊織(……もう、個室に居ても意味がなさそうね)
伊織(私たちは、個室を後にすることにした)
伊織「……」キィ
伊織(扉は軽く押しただけで開いた)
伊織「……やっぱり誰もいないわね」
伊織(……外には誰もいなかった)
伊織(やっぱり……さっきの声は録音だったのかしら)
伊織(だとすれば……それはどこから?)
伊織(私はシャワールームを見渡した)
伊織(シャワールームは個室が三つあった)
伊織(どうやら私たちは三番目の個室に入っていたようだった)
伊織(他の個室は閉まっているけど……)
158 = 1 :
真美「ねえ、いおりん……」クイクイ
伊織「どうしたの?」
真美「あっち……外に行ける扉があるみたいなんだけど……」
伊織(真美が指さした先――そこには確かに扉があった)
伊織(あそこから外に出れる……けど、何か怖いわね)
伊織(どうしようかしら……)
安価下3
1個室を調べる
2外へ向かう
164 = 1 :
伊織(個室を調べてみましょうか)
伊織(どっちの個室を先に調べようかしら?)
安価下3
1 1番目の個室
2 2番目の個室
168 = 1 :
伊織(一番目の個室を調べてみようかしら)
伊織(私はゆっくりと扉を開いた)
伊織「……」キィ
伊織(そこには……やはり同じシャワールームが広がっていた)
真美「……なにもないね」
伊織「……そうね」
伊織(私たちは目を伏せた)
169 :
ドキドキする
170 = 1 :
伊織(そのとき――私はシャワールームに落ちている何かに気付いた)
伊織「……なにかしら」
伊織(それに近づいてみると――そこには一枚の紙が落ちていた)
真美「……なにそれ?」
伊織「さあ……なにかしら」
伊織(私はその紙を手に取ると――少しだけ目を開いた)
伊織「これ……何かの案内図よ」
真美「案内図?」
伊織「ええ」
伊織(私たちが拾ったもの……それは何かの案内図だった)
171 = 128 :
おお!
172 = 1 :
伊織(そこには図面のようなものが書かれていた)
伊織(すでに紙は劣化していたものの、断片的に読み取ることができた)
伊織(そして……私はあることに気付く)
伊織「……ここ、シャワールームって書いているわ」
伊織(私が指さした場所を真美が後ろから眺めてきた)
真美「ほんとだ……文字掠れてるけど、ちょっとだけ読めるね」
伊織「……これ、もしかしてここの案内図かしら?」
伊織(私はもう一度その案内図を眺めた)
伊織(案内図には、一階、二階、三階が書かれていた)
伊織(だけど……二階と三階については完全に消えちゃって読めないわね)
伊織(そのとき、真美が口を開いた)
173 = 1 :
真美「……そう言えば、ゲームでも似たような展開があったような」
伊織「……本当に?」
真美「たぶん……だけど」
伊織「そう……」
伊織(真美が言うには、この案内図はゲームを攻略するには必要だったはず、と言っていた)
伊織(だとすれば……ここに来たのは間違いではなかったようね)
伊織「それにしても……」
伊織(私はもう一度案内図に目を落とす)
伊織(シャワールームを出た先――そこは小さな個室が書かれていた)
伊織(そして、その個室を出た先は――『検査室』と一文が添えられていた)
174 = 52 :
これは強気に進んだほうがいいのか?
175 = 1 :
伊織(ここは一体……?)
真美「ねえ、いおりん……。そろそろ行かないと……兄ちゃんも待ってるし……」
伊織「……そうね」
伊織(二番目の個室を探したかったけれど、あまり時間もない)
伊織(そして私たちは先に進むことにした)
伊織「……さて」
伊織(私は扉に手をかけた)
伊織(ここを出た先には……何が待っているのかしら)
176 = 65 :
ドキドキする…
177 = 1 :
伊織(私は心臓音を抑えながら、ゆっくりと扉を開いた)
伊織「……」カチャ
伊織(……私は扉越しに部屋を眺めた)
伊織(どうやらそこは脱衣所のようだった)
伊織「……脱衣所、かしら」
伊織(私たちは脱衣所に踏み入れた)
伊織(そこは脱衣所と呼ぶには狭苦しかったけれど、洗面台などがあったことからもそれが間違いではないことが分かった)
伊織(何か調べた方がいいのかしら……?)
178 = 1 :
伊織(気になるところは……)
安価下3
1洗面台
2ゴミ箱
3脱衣置き場
179 = 89 :
気になるよぉ
185 = 1 :
伊織(ゴミ箱……何か手がかりがつかめるかもしれないわね)
伊織(私はそばに置いてあったごみ箱を覗き込んだ)
伊織(しかし……そこには何も入っていなかった)
伊織(……外れね)
186 = 1 :
真美「ねえ、いおりん」
伊織(そのとき、真美が私に声をかけた)
伊織「どうしたの?」
真美「真美、案内図を見つけてからちょっとだけ思い出したことがあるんだけど……」
伊織「……なにかしら?」
伊織(真美は、何を思い出したの?)
187 = 110 :
ガタガタ
188 = 1 :
真美「あのさ――」
伊織(真美が何かを言いかけた、そのときだった)
「ウガアアアアアアアアアアアアアア――ッ!」ガンガン
伊織「……ひっ!」ビクッ
真美「……また」ビクビク
伊織(今度は、さっきよりも近く――声が聞こえてきた)
伊織(……近づいているの?)
189 = 52 :
真美頼みか
190 = 102 :
早く逃げた方がいいな
191 = 4 :
叫び声は真美が喋ろうとするときばっかりだな…
192 = 145 :
真美頼む
193 = 1 :
真美「い、いおりん……」ギュッ
伊織「ま、真美……」
伊織(私は、このときはじめて竦み上げるという感覚を味わった)
伊織(表現できないような恐怖が――じわじわと近づこうとしていた)
伊織(ど、どうしよう……)
安価下3
1ここに留まる
2先へ行く
195 = 110 :
むずい2
199 = 102 :
どっちが正解かわからん…
200 = 115 :
俺的には1度戻ってPと話をして欲しいけど選択肢にないのよね
みんなの評価 : ☆
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