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元スレ伊織「薄暗い病院の中で、私は彷徨っていた」
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[前スレ]
千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」
http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1442148186/l50
このスレでは、前スレの>>846からの続きを書いています。
内容が分からない方がいれば、先に前スレの方の確認をお願いします。
千早「気が付けば私は、病棟の一室で眠っていた」
http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1442148186/l50
このスレでは、前スレの>>846からの続きを書いています。
内容が分からない方がいれば、先に前スレの方の確認をお願いします。
伊織(声もきになるけど……真美の様子が明らかにおかしいわ……)
伊織(少し、話を聞いてみましょうか……)
伊織「……真美、どうかしたの?」
伊織(私がそう尋ねかけると、真美は少しだけ眉を寄せた)
真美「……あのね、このアリスっていうの亜美が言ってたの思い出して」
伊織「どういうこと?」
伊織(たしか、亜美はこのHOSPITALというゲームの、二つあるうちのALICEという方をやっていたと言っていたわね)
伊織(そっちのゲームについては真美も分からないようだったけど……何か思い出したのかしら?)
伊織(少し、話を聞いてみましょうか……)
伊織「……真美、どうかしたの?」
伊織(私がそう尋ねかけると、真美は少しだけ眉を寄せた)
真美「……あのね、このアリスっていうの亜美が言ってたの思い出して」
伊織「どういうこと?」
伊織(たしか、亜美はこのHOSPITALというゲームの、二つあるうちのALICEという方をやっていたと言っていたわね)
伊織(そっちのゲームについては真美も分からないようだったけど……何か思い出したのかしら?)
真美「うん……。確か、亜美……アリスって子を使ってたと思う」
伊織「……?」
伊織(私は真美の顔を見た)
真美「ほら、真美の方のゲームはメアリーって子が出てきたんだけどね、亜美の方にはアリスっていう子が出てきたんだよ」
伊織「そういうこと……」
伊織(亜美はアリスという……恐らく女の子を操作していた)
伊織(アリスという名前はゲームのタイトルにもあるくらいだから……重要な登場人物なのかしら?)
伊織「……ちょっと待って、真美」
伊織(そのとき、私は何かが頭の隅で引っかかった)
伊織「……?」
伊織(私は真美の顔を見た)
真美「ほら、真美の方のゲームはメアリーって子が出てきたんだけどね、亜美の方にはアリスっていう子が出てきたんだよ」
伊織「そういうこと……」
伊織(亜美はアリスという……恐らく女の子を操作していた)
伊織(アリスという名前はゲームのタイトルにもあるくらいだから……重要な登場人物なのかしら?)
伊織「……ちょっと待って、真美」
伊織(そのとき、私は何かが頭の隅で引っかかった)
伊織(だけど、その引っかかりは上手く解決することは出来なかった)
伊織「いえ、……なんでもないわ」
伊織(まだ考えを纏めることが出来ないわね……)
伊織(なにか、思いつきそうな気がしたんだけど……)
伊織(どうしようかしら……)
安価下3
1真美に話を振る
2自分で考える
3行動に移る
伊織「いえ、……なんでもないわ」
伊織(まだ考えを纏めることが出来ないわね……)
伊織(なにか、思いつきそうな気がしたんだけど……)
伊織(どうしようかしら……)
安価下3
1真美に話を振る
2自分で考える
3行動に移る
伊織(真美からもう少し話を聞こうかしら)
伊織「ねえ、真美」
真美「どうしたの?」
伊織(何を聞けば……)
安価下3
1ゲームの続きについて
2現状について
3伊織のモヤモヤについて
伊織「ねえ、真美」
真美「どうしたの?」
伊織(何を聞けば……)
安価下3
1ゲームの続きについて
2現状について
3伊織のモヤモヤについて
伊織(言葉に出来るかは分からないけど、やっぱりモヤモヤしたままにしておくのは気持ち悪いわよね……)
伊織「私、ずっと引っかかることがあるんだけど……」
真美「どんなこと?」
伊織「でも……上手く言葉に出来ないのよ」
伊織(私がそう言うと、真美はうーんと腕を組んだ)
真美「実は真美も考えてたことがあったんだけどさあ……」
伊織「……なにかしら?」
伊織(真美は一呼吸置いた後、私を見据えた)
伊織「私、ずっと引っかかることがあるんだけど……」
真美「どんなこと?」
伊織「でも……上手く言葉に出来ないのよ」
伊織(私がそう言うと、真美はうーんと腕を組んだ)
真美「実は真美も考えてたことがあったんだけどさあ……」
伊織「……なにかしら?」
伊織(真美は一呼吸置いた後、私を見据えた)
真美「この紙にアリスって書いてあったじゃん……?」
伊織「ええ……そうね」
真美「今真美たちって、ゲームの登場人物なんだよね?」
伊織「そう、だけど……」
伊織(真美が何を言おうとしているのか、私は分かるような気がした)
伊織(恐らく、私がモヤモヤしていたことと同じことかもしれない――私は真美の言葉をじっと待った)
真美「だったら、亜美のやった方のアリス役がいても……おかしくなくない?」
伊織「!」
伊織(真美は、きょとんと私を見ていた)
伊織(そう、まさしくその通りだ)
伊織(私たちがHOSPITAL;MARYのゲームにいるならば――その対になるHOSPITAL:ALICEの登場人物がいてもおかしくないはずだ)
伊織(だとすれば……それは誰が……?)
伊織「ええ……そうね」
真美「今真美たちって、ゲームの登場人物なんだよね?」
伊織「そう、だけど……」
伊織(真美が何を言おうとしているのか、私は分かるような気がした)
伊織(恐らく、私がモヤモヤしていたことと同じことかもしれない――私は真美の言葉をじっと待った)
真美「だったら、亜美のやった方のアリス役がいても……おかしくなくない?」
伊織「!」
伊織(真美は、きょとんと私を見ていた)
伊織(そう、まさしくその通りだ)
伊織(私たちがHOSPITAL;MARYのゲームにいるならば――その対になるHOSPITAL:ALICEの登場人物がいてもおかしくないはずだ)
伊織(だとすれば……それは誰が……?)
伊織(私は腕を組んで眉をひそめた――そのとき、一つの疑念が芽生えた)
伊織(私たちの共通点は何だった――?)
伊織(そうだ――私たちはみんな765プロの仲間だ)
伊織(共通点はそこ以外考えられない)
伊織(……だとすれば、アリス役は――)
伊織「……まさかね」
伊織(私は首を振って誤魔化した)
伊織(まだ断定するには早すぎる)
伊織(2階に戻ってから、アイツにこのことを話してみて考えてみないことには……)
伊織(だから、今は鍵のことを考えることにしましょう)
伊織(私たちの共通点は何だった――?)
伊織(そうだ――私たちはみんな765プロの仲間だ)
伊織(共通点はそこ以外考えられない)
伊織(……だとすれば、アリス役は――)
伊織「……まさかね」
伊織(私は首を振って誤魔化した)
伊織(まだ断定するには早すぎる)
伊織(2階に戻ってから、アイツにこのことを話してみて考えてみないことには……)
伊織(だから、今は鍵のことを考えることにしましょう)
伊織(でも、どうしようかしら)
安価下3
1もう少し考える
2 探索に戻る
安価下3
1もう少し考える
2 探索に戻る
伊織(そろそろ探索に戻りましょう)
伊織(さて、どこを探そうかしら?)
安価下3
1受付の机の中
2待合室のソファ
伊織(さて、どこを探そうかしら?)
安価下3
1受付の机の中
2待合室のソファ
伊織(ソファを見てみましょうか)
伊織(私たちは、待合室のソファに近づいた)
真美「……なにかある?」
伊織「……どうかしら」
伊織(私がソファを覗くと――そこには一つの物があった)
伊織「……これ、ソファで隠されてるけど――下に何かあるわ」
伊織(私がそう言うと、真美も怪訝そうな表情で眺めてきた)
真美「……ほんとだね、どうする?」
伊織(私たちは、待合室のソファに近づいた)
真美「……なにかある?」
伊織「……どうかしら」
伊織(私がソファを覗くと――そこには一つの物があった)
伊織「……これ、ソファで隠されてるけど――下に何かあるわ」
伊織(私がそう言うと、真美も怪訝そうな表情で眺めてきた)
真美「……ほんとだね、どうする?」
伊織「そうね……」
安価下3
1ソファを動かす
2ソファを動かなさい
安価下3
1ソファを動かす
2ソファを動かなさい
伊織「動かしてみましょうか」
伊織(私たちがソファを動かすと……そこには、四角い枠と、掴めるような取っ手がつけられていた)
伊織(これは……)
真美「……これ、隠し扉みたいなものなのかな?」
伊織「……ええ、そのようね」
伊織(真美の言う通り、これは隠し扉のようだった)
伊織(ゲーム中にもこういった演出があるのかしら?)
伊織(だとすれば、これは……)
伊織(私たちがソファを動かすと……そこには、四角い枠と、掴めるような取っ手がつけられていた)
伊織(これは……)
真美「……これ、隠し扉みたいなものなのかな?」
伊織「……ええ、そのようね」
伊織(真美の言う通り、これは隠し扉のようだった)
伊織(ゲーム中にもこういった演出があるのかしら?)
伊織(だとすれば、これは……)
真美「開けるね?」
伊織(真美が取っ手を掴むと、そこからは階段のようなものが見えた)
伊織(これは――抜け道?)
真美「いおりん……これ」
伊織「ええ……」
伊織(ソファに隠されていた隠し階段)
伊織(これは先に進むことが出来そうだけど……なんだか怖いわね)
伊織(真美が取っ手を掴むと、そこからは階段のようなものが見えた)
伊織(これは――抜け道?)
真美「いおりん……これ」
伊織「ええ……」
伊織(ソファに隠されていた隠し階段)
伊織(これは先に進むことが出来そうだけど……なんだか怖いわね)
伊織(どうしようかしら)
安価下3
1階段を使う
2階段を使わない
安価下3
1階段を使う
2階段を使わない
伊織「……行ってみましょう」
真美「……」コクリ
伊織(私たちは……ソファの下にあった階段に足を踏み入れた)
伊織(足を踏み外さないようにしないと……)
真美「いおりん……」ギュッ
伊織「真美……」
伊織(私たちは手を取り合って、先へ進むことにした)
真美「……」コクリ
伊織(私たちは……ソファの下にあった階段に足を踏み入れた)
伊織(足を踏み外さないようにしないと……)
真美「いおりん……」ギュッ
伊織「真美……」
伊織(私たちは手を取り合って、先へ進むことにした)
[隠し通路の中]
伊織「……暗いわね」
伊織(階段を降りると、すぐに天井の低い道が先に伸びていた)
伊織(どうやら、本当に隠し通路だったみたいだ)
真美「すごい暗い……」
伊織(真美が私の手をぎゅっと掴んできた)
伊織(私も……体が震えてる)
伊織「……先へ進みましょう」
伊織(幸いにも、私たちは小柄だったので悠々と先に進むことが出来た)
伊織(そして、先には階段があった)
伊織「……また階段」
真美「……上に伸びてるよ?」
伊織「ええ……」
伊織(階段は上に伸びていた)
伊織(どうやら、ここからどこかの部屋に出ることが出来るらしい)
伊織「……暗いわね」
伊織(階段を降りると、すぐに天井の低い道が先に伸びていた)
伊織(どうやら、本当に隠し通路だったみたいだ)
真美「すごい暗い……」
伊織(真美が私の手をぎゅっと掴んできた)
伊織(私も……体が震えてる)
伊織「……先へ進みましょう」
伊織(幸いにも、私たちは小柄だったので悠々と先に進むことが出来た)
伊織(そして、先には階段があった)
伊織「……また階段」
真美「……上に伸びてるよ?」
伊織「ええ……」
伊織(階段は上に伸びていた)
伊織(どうやら、ここからどこかの部屋に出ることが出来るらしい)
真美「どうするの……?」
伊織「そうね……」
安価下3
1階段を上る
2引き返す
伊織「そうね……」
安価下3
1階段を上る
2引き返す
伊織「行きましょう」
伊織(私がそう言うと真美は不安そうに瞳を揺らした)
伊織(私も怖い……だけど、先へ進まないと――そこに何があったとしても)
伊織(私たちは一段一段上っていく)
真美「……これ、扉が」
伊織「……」
伊織(天井には同じく四角い扉があった)
伊織(これを開けば……どこかの部屋に出ることが出来るのだろう)
伊織(私がそう言うと真美は不安そうに瞳を揺らした)
伊織(私も怖い……だけど、先へ進まないと――そこに何があったとしても)
伊織(私たちは一段一段上っていく)
真美「……これ、扉が」
伊織「……」
伊織(天井には同じく四角い扉があった)
伊織(これを開けば……どこかの部屋に出ることが出来るのだろう)
伊織(……私は、心の中で何度もアイツの顔を思い出す)
伊織(大丈夫、きっと――)
伊織「……」キィ
伊織(私は、恐る恐る天井の扉を開いた)
伊織(そこは――どこかの個室だった)
伊織(大丈夫、きっと――)
伊織「……」キィ
伊織(私は、恐る恐る天井の扉を開いた)
伊織(そこは――どこかの個室だった)
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