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元スレP「“チカラ”に目覚めたアイドルたち」
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|::::::::|::::::::::::::::::::|: ,.斗==ミ 斗==ミ |//::::::: : | 鳥 る
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亜美「や、やよいっち!? おのれ、ビンボーをこじらせたか!」
真美「バツとして後でこの取っといたチョコ、目の前でおいしそうに食べてやる~!」
P「で……それを確かめるためにも、小鳥さん。あなたには喋ってもらいます」
P「といっても、内容は何でもいいんです。何でもいいので喋ってみてください。できないのなら……そういうことなんですね」
小鳥「……」
亜美「へ? なんで?」
真美「ピヨちゃんは妄想嫌いになっただけで、別に喋れなくなったわけじゃないっしょ?」
亜美「ん? でも言われてみれば最近ピヨちゃんの声聞いてないような」
社長「……」
社長(音無くん、やはり……)
小鳥「……」
P「やはり、喋れないようですね。恐らく……あれ以来、一度も喋っていないでしょう」
亜美「あっ、アレって、ピヨちゃんがいきなり『妄想なんて、もう……しない』とか言ったアレ?」
真美「三日くらい前かな? 妄想使いなんてすごいチカラ持っててしかも元々妄想好きだったピヨちゃんがそんなこと言って、みんなメッチャびっくりしたんだよね~」
亜美「ピヨちゃんの妄想には無限の可能性を感じてたし、チョ~ショックだったよね」
真美「バツとして後でこの取っといたチョコ、目の前でおいしそうに食べてやる~!」
P「で……それを確かめるためにも、小鳥さん。あなたには喋ってもらいます」
P「といっても、内容は何でもいいんです。何でもいいので喋ってみてください。できないのなら……そういうことなんですね」
小鳥「……」
亜美「へ? なんで?」
真美「ピヨちゃんは妄想嫌いになっただけで、別に喋れなくなったわけじゃないっしょ?」
亜美「ん? でも言われてみれば最近ピヨちゃんの声聞いてないような」
社長「……」
社長(音無くん、やはり……)
小鳥「……」
P「やはり、喋れないようですね。恐らく……あれ以来、一度も喋っていないでしょう」
亜美「あっ、アレって、ピヨちゃんがいきなり『妄想なんて、もう……しない』とか言ったアレ?」
真美「三日くらい前かな? 妄想使いなんてすごいチカラ持っててしかも元々妄想好きだったピヨちゃんがそんなこと言って、みんなメッチャびっくりしたんだよね~」
亜美「ピヨちゃんの妄想には無限の可能性を感じてたし、チョ~ショックだったよね」
P「あのあと貴音が『お、思い出しました……』とか言って隕石の秘密について語り始めてさ、俺らは皆納得したんだよな」
P「小鳥さんは隕石に選ばれた。そのエネルギーのおかげであんなにすごいチカラを得た。そしてその副作用によって、特性の一つが逆になり、妄想が嫌いになってしまったんだ……って」
P「でも……違ったんだ。小鳥さんは……隕石に選ばれてなんかなかったんだ」
亜美「? つまりは、どういうことだってばよ……?」
P「ネットで調べたらこんな情報が出てきた。『スーパー・エネルギー・ストーンに選ばれるのは、その場にいるもっとも純粋な心の持ち主』……って」
真美「ピヨちゃんじゃないじゃん!!」
亜美「じゃあ誰が……?」
P「どう考えてもやよいだ。やよい以上に純粋な子はうちにはいない。つまり隕石に特別なエネルギーを与えられたことによりやよいのチカラはより強力になり……」
P「その副作用で、特性の一つが逆になったんだ」
P「群を抜いて『良い子』だったやよいは……とんでもなく『悪い子』になってしまったんだ!!」
真美「ふむふむ……白やよいが黒やよいに……まるでやよいっちの好きなオセロみたいだね」
P「皮肉なもんだな。俺たちは……仲間の中で一番の良い子を、相手にしなければならない」
P「最悪の場合……殺さなければならないんだ……」
亜美「……ん?」
亜美「ちょい待って、じゃあピヨちゃんのこれはどういうこと?」
P「小鳥さんは隕石に選ばれた。そのエネルギーのおかげであんなにすごいチカラを得た。そしてその副作用によって、特性の一つが逆になり、妄想が嫌いになってしまったんだ……って」
P「でも……違ったんだ。小鳥さんは……隕石に選ばれてなんかなかったんだ」
亜美「? つまりは、どういうことだってばよ……?」
P「ネットで調べたらこんな情報が出てきた。『スーパー・エネルギー・ストーンに選ばれるのは、その場にいるもっとも純粋な心の持ち主』……って」
真美「ピヨちゃんじゃないじゃん!!」
亜美「じゃあ誰が……?」
P「どう考えてもやよいだ。やよい以上に純粋な子はうちにはいない。つまり隕石に特別なエネルギーを与えられたことによりやよいのチカラはより強力になり……」
P「その副作用で、特性の一つが逆になったんだ」
P「群を抜いて『良い子』だったやよいは……とんでもなく『悪い子』になってしまったんだ!!」
真美「ふむふむ……白やよいが黒やよいに……まるでやよいっちの好きなオセロみたいだね」
P「皮肉なもんだな。俺たちは……仲間の中で一番の良い子を、相手にしなければならない」
P「最悪の場合……殺さなければならないんだ……」
亜美「……ん?」
亜美「ちょい待って、じゃあピヨちゃんのこれはどういうこと?」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおやよいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
P「小鳥さんについてはなんとなく想像できますが……多分、社長の方が知ってるんじゃないですか?」
社長「ああ……今考えれば、そうなのだろう、な」
亜美「くわしく」
社長「……彼女のチカラは、不便な能力だったのだよ」
亜美「えーどこが!? 妄想使いなんて、なんでもできんじゃん!」
真美「だよねだよね~! 不便なワケないっしょ!」
社長「例えばだがね……テスト返しの時、悪い点を想像してドキドキしたりすることはないかね?」
真美「んー、たまに。これ以上悪い点取ったらお小遣い減らすよーなんて言われてたら、嫌でもしちゃうかも」
社長「音無くんのチカラはだね……妄想を現実にすることができるチカラ、と言うよりは、想像してしまったことを現実にしてしまうチカラだったのだよ」
真美「……へ?」
社長「有り得る、と思ってしまえば、本人の意志とは無関係にそれは強制的に現実になる。カップリングの妄想だろうが……嫌な予感だろうが、ね」
社長「……そのチカラで、彼女は…………人を死に追いやってしまったのだ」
亜美「!?」
社長「道路で遊んでいる小さな子供に対して、ふと思ってしまったらしい。『危ないなぁ、もし車が来たら……』とな」
社長「あっ、と思った頃には時既に遅し。急に猛スピードでつっこんできた車は……サッカーボールのように容易く子供を跳ね飛ばしてしまったのだ」
社長「ああ……今考えれば、そうなのだろう、な」
亜美「くわしく」
社長「……彼女のチカラは、不便な能力だったのだよ」
亜美「えーどこが!? 妄想使いなんて、なんでもできんじゃん!」
真美「だよねだよね~! 不便なワケないっしょ!」
社長「例えばだがね……テスト返しの時、悪い点を想像してドキドキしたりすることはないかね?」
真美「んー、たまに。これ以上悪い点取ったらお小遣い減らすよーなんて言われてたら、嫌でもしちゃうかも」
社長「音無くんのチカラはだね……妄想を現実にすることができるチカラ、と言うよりは、想像してしまったことを現実にしてしまうチカラだったのだよ」
真美「……へ?」
社長「有り得る、と思ってしまえば、本人の意志とは無関係にそれは強制的に現実になる。カップリングの妄想だろうが……嫌な予感だろうが、ね」
社長「……そのチカラで、彼女は…………人を死に追いやってしまったのだ」
亜美「!?」
社長「道路で遊んでいる小さな子供に対して、ふと思ってしまったらしい。『危ないなぁ、もし車が来たら……』とな」
社長「あっ、と思った頃には時既に遅し。急に猛スピードでつっこんできた車は……サッカーボールのように容易く子供を跳ね飛ばしてしまったのだ」
亜美「う……うああ……」
社長「考えただけでも、恐ろしいチカラだろう? ……轢かれた子供は即死だった。誰からどう見ても、な」
社長「人が生き返るなんて、普通に考えて有り得ないこと。有り得ると思った範囲のことしか実現しないから……どれだけ妄想しても、その子供が生き返ることはなかった」
社長「小鳥くんは後日そのことを私に話してくれた。嫌なことを考えないようにしても、抑え込もうとすればするほど浮かんでくる。私は……どうすればいいの?」
社長「そう聞かれた私は、言葉に詰まった。そして結局……その日は何も答えられなかった」
社長「……今にして思えば、小鳥くんはその帰り際、何かを決意をしたような顔をしていた、な」
社長「翌日、小鳥くんは皆の前であの言葉を告げた。『妄想なんて、もう……しない』」
社長「貴音君の話した例の副作用の話で、我々はそういうことなのだと納得した。私も……そう思うことにした」
社長「しかし本当はあの瞬間、小鳥くんは自らのチカラで、自分を妄想出来ないようにしたのだ」
社長「とはいえ微調整の出来ない不便なチカラだ。結果、音無くんは……『思考すること』のほとんどを封じられてしまったのだろう」
社長「簡単な受け答えすら出来ていない今の状態が何よりの証拠。考えてみれば、妄想が嫌いになったからといってあの音無くんがここまで無口になるはずがない」
社長「あまり考えずにできる、身に染み付いた日常的な行動くらいはできていると信じたいが……危険な状態には違いないだろう」
社長「この様子だと、食事が取れているのかも怪しい。帰宅はしているようだが、風呂には入れているのか?そもそも着替えているのか? ……私は今、心配で仕方が無い」
真美「思ってた以上に悲惨すぎて何も言えない……」
P「やっぱ、そういうことになりますよね。小鳥さんは……自らのチカラで、自らのチカラに立ち向かった……ってことか」
社長「考えただけでも、恐ろしいチカラだろう? ……轢かれた子供は即死だった。誰からどう見ても、な」
社長「人が生き返るなんて、普通に考えて有り得ないこと。有り得ると思った範囲のことしか実現しないから……どれだけ妄想しても、その子供が生き返ることはなかった」
社長「小鳥くんは後日そのことを私に話してくれた。嫌なことを考えないようにしても、抑え込もうとすればするほど浮かんでくる。私は……どうすればいいの?」
社長「そう聞かれた私は、言葉に詰まった。そして結局……その日は何も答えられなかった」
社長「……今にして思えば、小鳥くんはその帰り際、何かを決意をしたような顔をしていた、な」
社長「翌日、小鳥くんは皆の前であの言葉を告げた。『妄想なんて、もう……しない』」
社長「貴音君の話した例の副作用の話で、我々はそういうことなのだと納得した。私も……そう思うことにした」
社長「しかし本当はあの瞬間、小鳥くんは自らのチカラで、自分を妄想出来ないようにしたのだ」
社長「とはいえ微調整の出来ない不便なチカラだ。結果、音無くんは……『思考すること』のほとんどを封じられてしまったのだろう」
社長「簡単な受け答えすら出来ていない今の状態が何よりの証拠。考えてみれば、妄想が嫌いになったからといってあの音無くんがここまで無口になるはずがない」
社長「あまり考えずにできる、身に染み付いた日常的な行動くらいはできていると信じたいが……危険な状態には違いないだろう」
社長「この様子だと、食事が取れているのかも怪しい。帰宅はしているようだが、風呂には入れているのか?そもそも着替えているのか? ……私は今、心配で仕方が無い」
真美「思ってた以上に悲惨すぎて何も言えない……」
P「やっぱ、そういうことになりますよね。小鳥さんは……自らのチカラで、自らのチカラに立ち向かった……ってことか」
亜美「ねぇ兄ちゃん、どうにかなんないの!?」
P「……わからない、けど……今日からは皆で色々と助けていこうな。なんか介護みたいで小鳥さんも嫌かもしれないけど」
社長「音無くん……」
小鳥「……」
響「みんなぁ!」シュンッ
P「おわっ!?」
真美「ひびきん!?」
亜美「おのれ……じゃなかった、えと、ごめんねひびきん! 亜美たち、やよいっちに騙されてたんだって!」
響「えっ? そこまで気付いてたのか? はは、良かったぁ……すぐ襲われるかもって、ちょっと身構えちゃったぞ」
真美「ほんとにごめんね、後でチョコあげるよ」
響「いいって、二人は悪くないもんな。チョコはもらうけど」
P「というか今どこから現れた? 響CHANGEのレパートリーに瞬間移動できる動物なんていたっけ?」
響「ああ、そうだ! ええっと、黒幕のこと分かってるんなら話は早い。皆でやよいを倒しに行くぞ!」
P「!」
響「今、真たちが時間稼ぎしてくれてる。多分、勝てない。だから……勝つために、仲間を集めてるんだ!」
P「……わからない、けど……今日からは皆で色々と助けていこうな。なんか介護みたいで小鳥さんも嫌かもしれないけど」
社長「音無くん……」
小鳥「……」
響「みんなぁ!」シュンッ
P「おわっ!?」
真美「ひびきん!?」
亜美「おのれ……じゃなかった、えと、ごめんねひびきん! 亜美たち、やよいっちに騙されてたんだって!」
響「えっ? そこまで気付いてたのか? はは、良かったぁ……すぐ襲われるかもって、ちょっと身構えちゃったぞ」
真美「ほんとにごめんね、後でチョコあげるよ」
響「いいって、二人は悪くないもんな。チョコはもらうけど」
P「というか今どこから現れた? 響CHANGEのレパートリーに瞬間移動できる動物なんていたっけ?」
響「ああ、そうだ! ええっと、黒幕のこと分かってるんなら話は早い。皆でやよいを倒しに行くぞ!」
P「!」
響「今、真たちが時間稼ぎしてくれてる。多分、勝てない。だから……勝つために、仲間を集めてるんだ!」
P「……勝算は?」
響「そんなのないぞ。でも、仲間が多い方が勝率は上がるに決まってる! プロデューサーたちも来てくれるでしょ?」
P「いやいや、そんな理由じゃ行けないって。亜美真美はともかく、俺や社長なんてどう考えても戦力外だろ。足手まといを庇いながらの戦闘は非効率的であるからにしてわざわざその道を選ぶのは非論理的であるからにしてゆえに」
響「うがー! 何言ってるんだ? 理屈なんかどうでもいいから、早く行くぞプロデューサー!」
P「ちょっおま……!」
社長「我那覇君。プロデューサー君はともかくとして……音無くんは連れて行けない。それでもいいかね?」
響「……ワケありっぽいな。分かった。その代わり他の皆は連れてくからね!」
P「ちょっと本気で待ってくれ心の準備が……」
「いってらっしゃい」
P「!」クルッ
P(小鳥さん、今……)
響「ハム蔵~! ピヨ子以外OKだって!」
シュンッ
P「えっ」
雪歩「わっ」
響「そんなのないぞ。でも、仲間が多い方が勝率は上がるに決まってる! プロデューサーたちも来てくれるでしょ?」
P「いやいや、そんな理由じゃ行けないって。亜美真美はともかく、俺や社長なんてどう考えても戦力外だろ。足手まといを庇いながらの戦闘は非効率的であるからにしてわざわざその道を選ぶのは非論理的であるからにしてゆえに」
響「うがー! 何言ってるんだ? 理屈なんかどうでもいいから、早く行くぞプロデューサー!」
P「ちょっおま……!」
社長「我那覇君。プロデューサー君はともかくとして……音無くんは連れて行けない。それでもいいかね?」
響「……ワケありっぽいな。分かった。その代わり他の皆は連れてくからね!」
P「ちょっと本気で待ってくれ心の準備が……」
「いってらっしゃい」
P「!」クルッ
P(小鳥さん、今……)
響「ハム蔵~! ピヨ子以外OKだって!」
シュンッ
P「えっ」
雪歩「わっ」
~病院~
医者「あれ?」
医者「おかしいねぇ、大火傷した急患が来てたはずなんだけど……どこ行ったかな?」
美希「……あふぅ」
美希「治った」ザッ
~森~
真「か……はぁっ……」
やよい「ふふっ、私の手ばかり気にしてくれてるもんだから、とーってもやりやすいです! そんなにこの手が怖いですか?」
真「……そりゃ、そうだ、よ。洗脳されたり、チカラを奪われたりするくらいな、ら……やられた方が、ずっと……ぐっ」
真(まいったな……あとどれくらい耐えればいい? もう……壊れそうだ)
やよい「なかなかしぶとかったですけど、そろそろ限界みたいですねぇ。最後は男らしく傷だらけで死なせてあげましょう」ジャキィ
真(はは、本気でやばいみたいだ。幻覚まで見え始めてる)
真(蒼く燃える鳥だなんて……いるはずがないのに……)
バサァッ
医者「あれ?」
医者「おかしいねぇ、大火傷した急患が来てたはずなんだけど……どこ行ったかな?」
美希「……あふぅ」
美希「治った」ザッ
~森~
真「か……はぁっ……」
やよい「ふふっ、私の手ばかり気にしてくれてるもんだから、とーってもやりやすいです! そんなにこの手が怖いですか?」
真「……そりゃ、そうだ、よ。洗脳されたり、チカラを奪われたりするくらいな、ら……やられた方が、ずっと……ぐっ」
真(まいったな……あとどれくらい耐えればいい? もう……壊れそうだ)
やよい「なかなかしぶとかったですけど、そろそろ限界みたいですねぇ。最後は男らしく傷だらけで死なせてあげましょう」ジャキィ
真(はは、本気でやばいみたいだ。幻覚まで見え始めてる)
真(蒼く燃える鳥だなんて……いるはずがないのに……)
バサァッ
アイドルたちがスタンド使いになって春香と戦うSSあった気がする
群れを離れた鳥のように
真「……あ」
やよい「どっこからっ斬っろおっかな~っと」
明日の行き先など、知らない
真(幻覚なんかじゃない。あれは…………)
だけど傷ついて 血を流したって
いつも 心のまま
ただ、羽ばたくよ――――――
バサァッ
やよい「よーし決めた、やっぱり脳天から……ん?」
ゴォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!
やよい「!?」ボォウッッ
真(春香……!)
春香「やよいいいいい!!! とりゃああああああああああああああああああ!!!!!」ゴォォォォォォあ
真「……あ」
やよい「どっこからっ斬っろおっかな~っと」
明日の行き先など、知らない
真(幻覚なんかじゃない。あれは…………)
だけど傷ついて 血を流したって
いつも 心のまま
ただ、羽ばたくよ――――――
バサァッ
やよい「よーし決めた、やっぱり脳天から……ん?」
ゴォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!
やよい「!?」ボォウッッ
真(春香……!)
春香「やよいいいいい!!! とりゃああああああああああああああああああ!!!!!」ゴォォォォォォあ
やよい「あっつ……あっつぅいいぃいぁ!!」ボォォウッ
真「!」
真「すごい……効いてる……!」
春香「真! 大丈夫!?」シュタッ
真「春香……なんで、ここに……」
真(いや、それより、この姿は…………)
春香「……守りたい命と……消したい命がここにあったから」
真「……?」
春香「ここに来た理由も、来れた理由も、それだけだよ。だから私は……やよいを殺す」
真「!」
春香「律子さんが殺された。千早ちゃんも殺された。そして今……真も、殺されかけた」
春香「どんな理由があるにしても、仲間の命を簡単に奪ってきたやよいを許すことなんて、やっぱりできないよ」
春香「もっといい方法があるのかもしれないけど……それでも私は天海春香だから」
春香「こうすべきとかそういうのは関係なしに、一人の人間、天海春香として、千早ちゃんたちの仇を討ちたい。これが今の正直な気持ちだよ」
真「春香……」
真「!」
真「すごい……効いてる……!」
春香「真! 大丈夫!?」シュタッ
真「春香……なんで、ここに……」
真(いや、それより、この姿は…………)
春香「……守りたい命と……消したい命がここにあったから」
真「……?」
春香「ここに来た理由も、来れた理由も、それだけだよ。だから私は……やよいを殺す」
真「!」
春香「律子さんが殺された。千早ちゃんも殺された。そして今……真も、殺されかけた」
春香「どんな理由があるにしても、仲間の命を簡単に奪ってきたやよいを許すことなんて、やっぱりできないよ」
春香「もっといい方法があるのかもしれないけど……それでも私は天海春香だから」
春香「こうすべきとかそういうのは関係なしに、一人の人間、天海春香として、千早ちゃんたちの仇を討ちたい。これが今の正直な気持ちだよ」
真「春香……」
真「もちろん、ボクだって同じさ。こんな悪いやよいを許したら、律子や千早が報われないよ」
真「でもね、春香……殺すのは皆が来てからだ」
春香「……え?」
真「どうしちゃったんだよ春香。何もかも一人で背負おうとしすぎだよ」
真「プロデューサーもいる。ボクたちもいる。楽しいことはもちろんだけど……辛いことを分かち合ってこその仲間じゃないか」
春香「!」
真「それに、やよいはそう簡単には殺せないよ。冷静さを欠いたままガムシャラに突っ込んでも、返り討ちに合うだろうね」
真「だからボクは今、皆を信じて戦ってるんだ。ボクが時間を稼げば、響たちが皆を集めてくれる。皆で戦えば、きっと……ってね」
真「春香は……皆を信じてないのかい?」
春香「そんなことない! でも……」
真「おっと……ごめん、ボクはここまでだ」
春香「えっ?」
春香「!! やよいが来る! 避けないと……」サッ
春香「真も……!!」
真「でもね、春香……殺すのは皆が来てからだ」
春香「……え?」
真「どうしちゃったんだよ春香。何もかも一人で背負おうとしすぎだよ」
真「プロデューサーもいる。ボクたちもいる。楽しいことはもちろんだけど……辛いことを分かち合ってこその仲間じゃないか」
春香「!」
真「それに、やよいはそう簡単には殺せないよ。冷静さを欠いたままガムシャラに突っ込んでも、返り討ちに合うだろうね」
真「だからボクは今、皆を信じて戦ってるんだ。ボクが時間を稼げば、響たちが皆を集めてくれる。皆で戦えば、きっと……ってね」
真「春香は……皆を信じてないのかい?」
春香「そんなことない! でも……」
真「おっと……ごめん、ボクはここまでだ」
春香「えっ?」
春香「!! やよいが来る! 避けないと……」サッ
春香「真も……!!」
春香(足が……切断されてる?)
真「君が来る少し前から、ボクはもう……限界なんだ。ごめんね春香、後は託したよ」
春香「真っ……ッ!?」ゴンッ
春香(透明な壁……!)
やよい「もう、邪魔させませんよ……春香さん」
春香「やよい……!」
やよい「さっきの、すーっごく熱かったです。焼かれた仕返しに……焼き付けてあげます」
やよい「真さんの死を、あなたの目に!!」キッ
春香「待っ……」
真「……」
真(長かったなぁ、ここまで……へへっ)
あずさ『死んだら、楽になれるんじゃないかしら~』
貴音『理解する必要も、ありませんね』
真(辛いこともいっぱいあった。何度も絶望して……心が折れそうになった)
真(だけど今は……うん、違う)
真「君が来る少し前から、ボクはもう……限界なんだ。ごめんね春香、後は託したよ」
春香「真っ……ッ!?」ゴンッ
春香(透明な壁……!)
やよい「もう、邪魔させませんよ……春香さん」
春香「やよい……!」
やよい「さっきの、すーっごく熱かったです。焼かれた仕返しに……焼き付けてあげます」
やよい「真さんの死を、あなたの目に!!」キッ
春香「待っ……」
真「……」
真(長かったなぁ、ここまで……へへっ)
あずさ『死んだら、楽になれるんじゃないかしら~』
貴音『理解する必要も、ありませんね』
真(辛いこともいっぱいあった。何度も絶望して……心が折れそうになった)
真(だけど今は……うん、違う)
真「……」ニッ
やよい(? 笑った……?)
真(雪歩がボクを信じてくれた。貴音が自分に打ち勝ってくれた。響がボクらを助けてくれた。そして……)
真「……春香!」
真(……ボクはもう、怖くない。だって皆がいてくれるから。皆がいれば、きっと勝てるから)
真「希望を見せてくれて……」
真(だからボクは……笑顔で死ねる)
真「ありがとう」ニカッ
春香「真ぉぉぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!!!!!!!!」
グサッ
やよい「はいおしまい。あっけないでーす」
春香「あ……ああ……」プルプル
春香(命が……消えた……)
やよい(? 笑った……?)
真(雪歩がボクを信じてくれた。貴音が自分に打ち勝ってくれた。響がボクらを助けてくれた。そして……)
真「……春香!」
真(……ボクはもう、怖くない。だって皆がいてくれるから。皆がいれば、きっと勝てるから)
真「希望を見せてくれて……」
真(だからボクは……笑顔で死ねる)
真「ありがとう」ニカッ
春香「真ぉぉぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!!!!!!!!」
グサッ
やよい「はいおしまい。あっけないでーす」
春香「あ……ああ……」プルプル
春香(命が……消えた……)
やよい「さて、と……次は春香さんですね」
春香「あ……うう……」
春香「うわあああああああああああっ!!!!」ゴォォォォォォ
やよい「……」ボォウッ
やよい「なんですか、そのへなちょこな炎」
春香「え……」
やよい「さっきはすごいかもーって思いましたけど……やっぱり春香さんですね」
やよい「奪う価値もない、クソ能力です」スタスタ
春香(……さっきも、思ったけど……この子、他人のチカラを……)
ドゴォッ
春香「がっ……!」
やよい「はいおしまい。鉄板を砕いたメガネパンチ、普通の人には耐えられな……」
やよい「……あれ?」
春香(死ねない……まだ、私は……!)ヨロッ
やよい「ふうん……粘りますか、意味ないのに」
春香「あ……うう……」
春香「うわあああああああああああっ!!!!」ゴォォォォォォ
やよい「……」ボォウッ
やよい「なんですか、そのへなちょこな炎」
春香「え……」
やよい「さっきはすごいかもーって思いましたけど……やっぱり春香さんですね」
やよい「奪う価値もない、クソ能力です」スタスタ
春香(……さっきも、思ったけど……この子、他人のチカラを……)
ドゴォッ
春香「がっ……!」
やよい「はいおしまい。鉄板を砕いたメガネパンチ、普通の人には耐えられな……」
やよい「……あれ?」
春香(死ねない……まだ、私は……!)ヨロッ
やよい「ふうん……粘りますか、意味ないのに」
これはPの夢だ…
Pが目をさませばみんな仲良い765プロがあるんだ
Pが目をさませばみんな仲良い765プロがあるんだ
~亜空間~
P「……情報交換は、こんなとこだな。なるほど、大体事情は分かった」
響「こっちも、色々新しいことに気付けたぞ。そっか、やよいは……隕石なんかに選ばれたせいで……」
貴音「……考え得る中で……最悪の展開ですね」
伊織「……」
あずさ「……」
P「伊織もあずささんも、そう落ち込むことはない。責任を感じているのかもしれんが……仕方なかった、だろ?」
伊織「……私は」
伊織「気付いてた……その可能性に」
P「……え?」
伊織「でも……認めたくなかったのよ。やよいが犯人だなんて……どうしても……」
伊織「そのわがままのせいで!! 私は! 美希に酷いことを!!!」
P「おい落ち着け、自分を責めても……!」
伊織「……大丈夫。落ち着いてるわ」
伊織「情けない……やってやろうじゃないの!! 自分のミスは、自分で取り返す!」
P「……情報交換は、こんなとこだな。なるほど、大体事情は分かった」
響「こっちも、色々新しいことに気付けたぞ。そっか、やよいは……隕石なんかに選ばれたせいで……」
貴音「……考え得る中で……最悪の展開ですね」
伊織「……」
あずさ「……」
P「伊織もあずささんも、そう落ち込むことはない。責任を感じているのかもしれんが……仕方なかった、だろ?」
伊織「……私は」
伊織「気付いてた……その可能性に」
P「……え?」
伊織「でも……認めたくなかったのよ。やよいが犯人だなんて……どうしても……」
伊織「そのわがままのせいで!! 私は! 美希に酷いことを!!!」
P「おい落ち着け、自分を責めても……!」
伊織「……大丈夫。落ち着いてるわ」
伊織「情けない……やってやろうじゃないの!! 自分のミスは、自分で取り返す!」
あずさ「強いわね……伊織ちゃん」
P「ですね。心配、いらなかったか。あずささんは大丈夫ですか?」
あずさ「……私は」
あずさ(私は……割り切れない…………)
P「……」
P「……響、春香と美希は?」
響「春香は、入れ違いだ。自分たちがこっちに向かってる途中、すごい速さでやよいの方に向かってった」
響「強制的にこっちに呼ぼうと思ったんだけどハム蔵のチカラでも捉え切れなかったんだ。今は多分真と一緒。 あの様子なら足手まといにはならない、と思う」
真美「あのー……それなんだけど」
響「……なに?」
真美「あっちの空間からはこっちの空間の音は聞こえなかったんだけどさ、こっちの空間からあっちの空間の音は聞こえるわけじゃん?」
P「らしいな。音に限らず、なんでもそんなマジックミラーみたいな感じなんだろ?」
真美「でね、真美もじっとしてらんなくて、ずっとそっちに集中してたんだけど……ちょうど今さっき、なんだけどね……」
真美「まこちんの心音……聞こえなくなった……」
P「!?」
P「ですね。心配、いらなかったか。あずささんは大丈夫ですか?」
あずさ「……私は」
あずさ(私は……割り切れない…………)
P「……」
P「……響、春香と美希は?」
響「春香は、入れ違いだ。自分たちがこっちに向かってる途中、すごい速さでやよいの方に向かってった」
響「強制的にこっちに呼ぼうと思ったんだけどハム蔵のチカラでも捉え切れなかったんだ。今は多分真と一緒。 あの様子なら足手まといにはならない、と思う」
真美「あのー……それなんだけど」
響「……なに?」
真美「あっちの空間からはこっちの空間の音は聞こえなかったんだけどさ、こっちの空間からあっちの空間の音は聞こえるわけじゃん?」
P「らしいな。音に限らず、なんでもそんなマジックミラーみたいな感じなんだろ?」
真美「でね、真美もじっとしてらんなくて、ずっとそっちに集中してたんだけど……ちょうど今さっき、なんだけどね……」
真美「まこちんの心音……聞こえなくなった……」
P「!?」
P「……春香は?」
真美「まだ生きてるよ。やよいっちのすぐそばで。でも、もう……やばいかも……」
P「……こりゃ、急いだ方が良さそうだな」
真美「あれ?」ピクン
P(真……お前の死は、無駄にはしないからな)
響「ハム蔵!急いでくれ!」
ハム蔵「ハッ、ハッ、ハッ」カラカラ
P「……なぁ響、このハムスターの運動するやつみたいな移動方法、なんとかならないか?」
響「えー、でもこの亜空間ごと移動するには、これしかないんだぞ? これでも地上を移動するより多分速いんだからな!」
P「でももっと急がないと……貴音! 重力処理はしてるのか?」
貴音「ええ、ハム蔵が最も運動しやすい重力に調整しています。しかし……気休め程度にしかならないかと」
真美「ねぇ、次は病院にミキミキを拾いに行くんだよね?」
響「そうだぞ。伊織によると美希は大怪我してるらしいから動けてないはずだし、まずはいぬ美が治して……」
真美「でもね、そのミキミキ……」
真美「やよいっちのすぐ近くまで来てるっぽいんだけど」
真美「まだ生きてるよ。やよいっちのすぐそばで。でも、もう……やばいかも……」
P「……こりゃ、急いだ方が良さそうだな」
真美「あれ?」ピクン
P(真……お前の死は、無駄にはしないからな)
響「ハム蔵!急いでくれ!」
ハム蔵「ハッ、ハッ、ハッ」カラカラ
P「……なぁ響、このハムスターの運動するやつみたいな移動方法、なんとかならないか?」
響「えー、でもこの亜空間ごと移動するには、これしかないんだぞ? これでも地上を移動するより多分速いんだからな!」
P「でももっと急がないと……貴音! 重力処理はしてるのか?」
貴音「ええ、ハム蔵が最も運動しやすい重力に調整しています。しかし……気休め程度にしかならないかと」
真美「ねぇ、次は病院にミキミキを拾いに行くんだよね?」
響「そうだぞ。伊織によると美希は大怪我してるらしいから動けてないはずだし、まずはいぬ美が治して……」
真美「でもね、そのミキミキ……」
真美「やよいっちのすぐ近くまで来てるっぽいんだけど」
~森~
やよい「真さん以上に何故かしぶといですね……身体強化もできない、ただの炎使いが」
春香「……」ボロッ
やよい「もう死にかけに見えますけど……そろそろとどめ、なーんて言ってまた他の人が来てうやむやになるのも嫌ですし……一応メガネかけて周囲の確認でもしときましょうか」スチャ
やよい(透視&千里眼!)カッ
やよい(……響さんたちの姿は無い。そこまで遠くには逃げられないはずだし、ハム蔵のチカラでこっちからは干渉できない別の空間でも作ったかな?)
やよい(いいですねぇ……ますます欲しい)ジュルリ
やよい(で……結局765メンバーで見えるのは、この人だけですか)
やよい「って、メガネいらなかったか。真っ正面から普通に歩いて来てますね」
やよい「……美希さん」
美希「……」スタスタ
春香(美……希……?)
やよい「目、閉じてますけど、どうしたんですか? あっもしかして見えないとか? 伊織ちゃんのチカラで……」
美希「ううん……もう治った。ただ今は……こうしてた方がよく見えるだけ」
やよい「……は?」
やよい「真さん以上に何故かしぶといですね……身体強化もできない、ただの炎使いが」
春香「……」ボロッ
やよい「もう死にかけに見えますけど……そろそろとどめ、なーんて言ってまた他の人が来てうやむやになるのも嫌ですし……一応メガネかけて周囲の確認でもしときましょうか」スチャ
やよい(透視&千里眼!)カッ
やよい(……響さんたちの姿は無い。そこまで遠くには逃げられないはずだし、ハム蔵のチカラでこっちからは干渉できない別の空間でも作ったかな?)
やよい(いいですねぇ……ますます欲しい)ジュルリ
やよい(で……結局765メンバーで見えるのは、この人だけですか)
やよい「って、メガネいらなかったか。真っ正面から普通に歩いて来てますね」
やよい「……美希さん」
美希「……」スタスタ
春香(美……希……?)
やよい「目、閉じてますけど、どうしたんですか? あっもしかして見えないとか? 伊織ちゃんのチカラで……」
美希「ううん……もう治った。ただ今は……こうしてた方がよく見えるだけ」
やよい「……は?」
美希「美希、寝てるの好きだからかな……寝てた方が、落ち着いて周りを見れるんだ」
美希「風だけで……全部…………うん、よく見える」
やよい「……ああ、わかりました。天才ってやつですね。私みたいな庶民にとっては、すっごく腹が立つかなーって」
美希「……春香」
春香「美希……」
美希「よかった、生きてて……本当に……」ヒュウウウウ
春香「美希にまたねって……言ったもん……真に後を、託されたもん……」
春香「何度も、死にそうになったけど……炎、消えそうになったけど……」
春香「死ねるわけ、ないじゃ……?」シュウウウ
春香(傷が……癒えてく……?)
美希「『癒しの風』だよ。美希の必殺技……じゃなくて、必生技、かな?」
美希「美希のチカラは、風のチカラ。あらゆるものを“飛ばす”チカラ」
美希「だからね、ちょっとコツを掴めば……怪我とか病気とか、痛いのだって、飛んでけーって、できるの」
春香「ふふっ、なにそれ……ありがとう…………」
やよい「イラッ……ときますね、相変わらずその無茶苦茶ぶりには」
美希「風だけで……全部…………うん、よく見える」
やよい「……ああ、わかりました。天才ってやつですね。私みたいな庶民にとっては、すっごく腹が立つかなーって」
美希「……春香」
春香「美希……」
美希「よかった、生きてて……本当に……」ヒュウウウウ
春香「美希にまたねって……言ったもん……真に後を、託されたもん……」
春香「何度も、死にそうになったけど……炎、消えそうになったけど……」
春香「死ねるわけ、ないじゃ……?」シュウウウ
春香(傷が……癒えてく……?)
美希「『癒しの風』だよ。美希の必殺技……じゃなくて、必生技、かな?」
美希「美希のチカラは、風のチカラ。あらゆるものを“飛ばす”チカラ」
美希「だからね、ちょっとコツを掴めば……怪我とか病気とか、痛いのだって、飛んでけーって、できるの」
春香「ふふっ、なにそれ……ありがとう…………」
やよい「イラッ……ときますね、相変わらずその無茶苦茶ぶりには」
やよい「美希さん、やっぱりあなた……全然見えてないですよ」
美希「むー、ちゃんと見えてるもん」
やよい「見えてないのは、状況のことです。春香さんの傷を癒して、二人で戦ったところで……私に勝てるとでも思ってるんですか?」
美希「だから……見えてるよ。うん、確かにやよいまだ本気出してなさそうだし、勝てないかもしれないけど」
美希「……春香と一緒に、逃げて時間を稼ぐくらいはできるの」
美希「春香、飛べる?」
春香「うん……なんとか」
やよい「ふうん……まあ、それなら少しは寿命伸びるかもですね」
やよい「でもどっちみち、おろかな道には違いないです」
美希「ミキ的には、ナイスチョイスって思うな」
やよい「逃がすつもりなんてありませんけど……もし美希さんたちがうまく逃げ切って、お仲間たちと合流できたとします」
やよい「それでも私に勝てないことくらい……美希さんなら分かりますよね?」
春香(……確かに、やよいは強い。私の知る限り、今のやよいに勝てる人なんて……)
美希「……可能性を蔑ろにしてたら、前に進めないの」
やよい「はいはい……それじゃ鬼ごっこ、始めましょっか」ダッ
美希「むー、ちゃんと見えてるもん」
やよい「見えてないのは、状況のことです。春香さんの傷を癒して、二人で戦ったところで……私に勝てるとでも思ってるんですか?」
美希「だから……見えてるよ。うん、確かにやよいまだ本気出してなさそうだし、勝てないかもしれないけど」
美希「……春香と一緒に、逃げて時間を稼ぐくらいはできるの」
美希「春香、飛べる?」
春香「うん……なんとか」
やよい「ふうん……まあ、それなら少しは寿命伸びるかもですね」
やよい「でもどっちみち、おろかな道には違いないです」
美希「ミキ的には、ナイスチョイスって思うな」
やよい「逃がすつもりなんてありませんけど……もし美希さんたちがうまく逃げ切って、お仲間たちと合流できたとします」
やよい「それでも私に勝てないことくらい……美希さんなら分かりますよね?」
春香(……確かに、やよいは強い。私の知る限り、今のやよいに勝てる人なんて……)
美希「……可能性を蔑ろにしてたら、前に進めないの」
やよい「はいはい……それじゃ鬼ごっこ、始めましょっか」ダッ
やよい「ええい!!」ビュンッ
春香「わっ、やっぱ速……」
美希「春香! 飛んで!!」
春香「! うん!」ビュンッ
美希「えいっ」ヒュウ
やよい「!」スカッ
美希「行くよ!」ヒューーイ
やよい「……厄介な風です」
美希「止められなくったっていいの。ちょっとズラせば攻撃は外せる!」
やよい「だったら……これはどうですか?」スッ
春香「!! 真上に……巨大な鋼鉄の板!」
春香(やっぱり……千早ちゃんのチカラを……!)
やよい「ズラせるもんならズラしてみてください! 押し潰しますよー!!」
春香(やばっ……)
やよい「……って、もうあんな遠くに逃げてる!? くそっ、思ったより速いです」
春香「わっ、やっぱ速……」
美希「春香! 飛んで!!」
春香「! うん!」ビュンッ
美希「えいっ」ヒュウ
やよい「!」スカッ
美希「行くよ!」ヒューーイ
やよい「……厄介な風です」
美希「止められなくったっていいの。ちょっとズラせば攻撃は外せる!」
やよい「だったら……これはどうですか?」スッ
春香「!! 真上に……巨大な鋼鉄の板!」
春香(やっぱり……千早ちゃんのチカラを……!)
やよい「ズラせるもんならズラしてみてください! 押し潰しますよー!!」
春香(やばっ……)
やよい「……って、もうあんな遠くに逃げてる!? くそっ、思ったより速いです」
春香「……?」
美希「春香、こっち」ボソッ
やよい「じゃあ次は逃げられないように……っと」サッ
ガシャコーン
春香「!!」
やよい「六方向全部板で囲んじゃったら、さすがにどうしようもないでしょう。あはは」
春香「何を……」
やよい「そして上の板だけ少し小さくして……押し潰す!」
やよい「さぁ……今度は、どうやって逃げるんですかねぇ!!」スッ
ガシャアアアアアアン
やよい「……手応え…………無し?」
やよい「まさか美希さんも瞬間移動を? いや、そんなはずは……」
美希「よし……けっこう逃げれたね」
春香「何したの? やよい、一人で何と戦ってたの?」
美希「ん、大したことしてないよ? 春香の炎で熱せられた空気に、美希の風……それでちょっと蜃気楼作っただけ」
美希「春香、こっち」ボソッ
やよい「じゃあ次は逃げられないように……っと」サッ
ガシャコーン
春香「!!」
やよい「六方向全部板で囲んじゃったら、さすがにどうしようもないでしょう。あはは」
春香「何を……」
やよい「そして上の板だけ少し小さくして……押し潰す!」
やよい「さぁ……今度は、どうやって逃げるんですかねぇ!!」スッ
ガシャアアアアアアン
やよい「……手応え…………無し?」
やよい「まさか美希さんも瞬間移動を? いや、そんなはずは……」
美希「よし……けっこう逃げれたね」
春香「何したの? やよい、一人で何と戦ってたの?」
美希「ん、大したことしてないよ? 春香の炎で熱せられた空気に、美希の風……それでちょっと蜃気楼作っただけ」
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