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元スレP「“チカラ”に目覚めたアイドルたち」
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貴音「響……ああ、来てくださったのですね……」
響「貴音。自分、亜美と真美に襲われたんだ」
貴音「!」
響「二人は本気で自分を殺そうとしてきた。それが自分の意志なら、いいんだ。でももし無理矢理そんなことさせられてたら……犯人を許さない、って思った」
響「その犯人が……やよいなんだな?」
貴音「……ええ。その証拠に……私も雪歩や真に酷いことをしてしまいました。どう償ってよいか……わかりません」
響「そっか」
真「響、やよいは千早のチカラを使った。よく見ると律子のメガネも持ってる。……奪ったんだよ、チカラを……殺して!」
響「……そっか」
響「そうなんだな……やよい」キッ
やよい「来る途中、周りに人がいないことはメガネで確認してたんですけどねー……まいっか。3対1が4対1になったところで、私が負けるわけ」
響「……いや」
響「それは違うぞ」
やよい「……は?」
響「4対1なんかじゃない……15対1だ!」
響「貴音。自分、亜美と真美に襲われたんだ」
貴音「!」
響「二人は本気で自分を殺そうとしてきた。それが自分の意志なら、いいんだ。でももし無理矢理そんなことさせられてたら……犯人を許さない、って思った」
響「その犯人が……やよいなんだな?」
貴音「……ええ。その証拠に……私も雪歩や真に酷いことをしてしまいました。どう償ってよいか……わかりません」
響「そっか」
真「響、やよいは千早のチカラを使った。よく見ると律子のメガネも持ってる。……奪ったんだよ、チカラを……殺して!」
響「……そっか」
響「そうなんだな……やよい」キッ
やよい「来る途中、周りに人がいないことはメガネで確認してたんですけどねー……まいっか。3対1が4対1になったところで、私が負けるわけ」
響「……いや」
響「それは違うぞ」
やよい「……は?」
響「4対1なんかじゃない……15対1だ!」
やよい「15人? あっ、もしかして私を除く765プロメンバーみんなの思いを背負ってるとか寒いこと言うんじゃ……」
響「15人じゃないぞ。自分、真、貴音、雪歩の4人と……11匹だ!」
ザシュッ
やよい「……え?」ヨロッ
響「良くやったぞモモ次郎、流石はなんでも斬れる『刃使い』だな! どうだやよい、背中斬られるって痛いだろ?」
やよい「ッ……いつの間に……!」
ドガッ バキッ
やよい「ぐふっ……」
響「『前脚使い』ネコ吉のパンチと『後脚使い』ウサ江のキック、効いたろ? 鉄板だって余裕でぶちぬける威力だからな!」
やよい「このっ……!」パッ
やよい「ああ? 消えた……?」
響「そして『空間使い』のこいつがいる限り、そっちのターンはずっと来ないぞ」
響「さっきは助けてくれてありがとな……ハム蔵!」
ハム蔵「ヂュイ!」
響「これからだぞ、やよい……お前は、自分が倒す!」
響「15人じゃないぞ。自分、真、貴音、雪歩の4人と……11匹だ!」
ザシュッ
やよい「……え?」ヨロッ
響「良くやったぞモモ次郎、流石はなんでも斬れる『刃使い』だな! どうだやよい、背中斬られるって痛いだろ?」
やよい「ッ……いつの間に……!」
ドガッ バキッ
やよい「ぐふっ……」
響「『前脚使い』ネコ吉のパンチと『後脚使い』ウサ江のキック、効いたろ? 鉄板だって余裕でぶちぬける威力だからな!」
やよい「このっ……!」パッ
やよい「ああ? 消えた……?」
響「そして『空間使い』のこいつがいる限り、そっちのターンはずっと来ないぞ」
響「さっきは助けてくれてありがとな……ハム蔵!」
ハム蔵「ヂュイ!」
響「これからだぞ、やよい……お前は、自分が倒す!」
貴音「なんと……先ほど瞬間移動したような錯覚に陥ったのは、ハム蔵のチカラだったのですか」
やよい「……ああ、なるほど……そういえば、いましたね。あの時」
響『えっへへ、今日はなんと、自分のペット達もみ~んなでお祝いに来たんだぞ!』
やよい「チカラに目覚めたのは……人間だけじゃなかった、ってことですか」
響「そうだぞ。今まで気付かなかったけど……自分のペットたち、皆すっごく強くなってたんだ」
ハム蔵「ヂュイ!ヂュッヂュ!」
響「あははっ、粋なことを言うなぁハム蔵。うん……自分はもう、一人で戦ったりなんかしないよ」
響「自分にはこんなに頼もしい仲間たちがいるんだ。お前たちと一緒なら……誰にも負けないぞ!」
響「ヘビ香、ワニ子、皆を守ってくれ。イヌ美は治癒を!」
ヘビ香「シャー!」シュルルルル
ワニ子「ワニッ!」カプッ
真「ん? うわぁっ!ヘビ香お前、何を……!」シュルル
雪歩「ヘビ香ちゃん……?」シュルル
貴音「わに子がへび香を咥え、へび香が伸びて私達に絡まって……これは……」シュルル
響「『伸縮使い』ヘビ香はどこまでも伸びられる。『硬度使い』ワニ子は間接的にでも触れてるものの硬さを変えられる。これでみんな防御力アップさ!」
やよい「……ああ、なるほど……そういえば、いましたね。あの時」
響『えっへへ、今日はなんと、自分のペット達もみ~んなでお祝いに来たんだぞ!』
やよい「チカラに目覚めたのは……人間だけじゃなかった、ってことですか」
響「そうだぞ。今まで気付かなかったけど……自分のペットたち、皆すっごく強くなってたんだ」
ハム蔵「ヂュイ!ヂュッヂュ!」
響「あははっ、粋なことを言うなぁハム蔵。うん……自分はもう、一人で戦ったりなんかしないよ」
響「自分にはこんなに頼もしい仲間たちがいるんだ。お前たちと一緒なら……誰にも負けないぞ!」
響「ヘビ香、ワニ子、皆を守ってくれ。イヌ美は治癒を!」
ヘビ香「シャー!」シュルルルル
ワニ子「ワニッ!」カプッ
真「ん? うわぁっ!ヘビ香お前、何を……!」シュルル
雪歩「ヘビ香ちゃん……?」シュルル
貴音「わに子がへび香を咥え、へび香が伸びて私達に絡まって……これは……」シュルル
響「『伸縮使い』ヘビ香はどこまでも伸びられる。『硬度使い』ワニ子は間接的にでも触れてるものの硬さを変えられる。これでみんな防御力アップさ!」
真「そうか、お前、ボク達を守ってくれてるのか……はは、ありがとう」
貴音「しかしこうも巻きつかれては……動き辛いですね」
雪歩「……ひゃっ」ビクン
いぬ美「ペロペロ」
響「いぬ美は『舌使い』。その舌から出る唾液は嫌いなものを溶かし好きなものを治す……そんな感じさ」
響「雪歩を治したら次は真だぞ。皆の痛いとこは全部治すから、そこで休んでてね!」
雪歩「あうぅ、くすぐったいですぅ」
響「やよい、お前は絶対自分が倒す! 貴音は引き続きやよいに重力よろしくな!」
貴音「……ええ、少しでも動きが鈍ってくれればよいのですが」
貴音(それより響、貴女は……)
貴音(自らの手でやよいを倒すことに……拘りすぎてはいませんか?)
真「……」
やよい(まだ……まだです……)
響「さあ、休ませやしないぞ! モモ次郎、ネコ吉、ウサ江! そして『前歯使い』のシマ男も一緒に! ハム蔵の指揮で攻撃しまくるんだ!」
ザシュッ ドガッ バキ ジュムッ ザシュッ ドドガッ バゴォン バギャアン ガリガリ
貴音「しかしこうも巻きつかれては……動き辛いですね」
雪歩「……ひゃっ」ビクン
いぬ美「ペロペロ」
響「いぬ美は『舌使い』。その舌から出る唾液は嫌いなものを溶かし好きなものを治す……そんな感じさ」
響「雪歩を治したら次は真だぞ。皆の痛いとこは全部治すから、そこで休んでてね!」
雪歩「あうぅ、くすぐったいですぅ」
響「やよい、お前は絶対自分が倒す! 貴音は引き続きやよいに重力よろしくな!」
貴音「……ええ、少しでも動きが鈍ってくれればよいのですが」
貴音(それより響、貴女は……)
貴音(自らの手でやよいを倒すことに……拘りすぎてはいませんか?)
真「……」
やよい(まだ……まだです……)
響「さあ、休ませやしないぞ! モモ次郎、ネコ吉、ウサ江! そして『前歯使い』のシマ男も一緒に! ハム蔵の指揮で攻撃しまくるんだ!」
ザシュッ ドガッ バキ ジュムッ ザシュッ ドドガッ バゴォン バギャアン ガリガリ
やよい「……」ボロッ
響(よし……もう自己回復も追いつけてないっぽいぞ!)
響「響CHANGE!!」
ライオン響「これで……とどめだ!」ガオオオ
ライオン響(倒す、なんて言葉使ってたけど……こいつは殺さなきゃダメだ。殺さないと……被害は増えるばかりなんだ)
ライオン響(無惨に殺された律子や千早。したくもないことをさせられた貴音たち。……そんな犠牲者をこれ以上出さないためには、誰かがその元凶を殺すしかないんだ)
ライオン響(そんな汚れ役、誰にも頼めない。だったら……自分がやるしかないじゃないか!!)
ライオン響「お前は! 自分が!! 殺す!!!」
やよい「……ねぇ」
ライオン響「命乞いなら無駄だぞ!がおおおおおっ!!」
ドゴッ
ライオン響「……」
ライオン響「ごふっ……」
ネコ吉「にゃはっ」グリグリ
ライオン響「ネコ……吉……?」
響(よし……もう自己回復も追いつけてないっぽいぞ!)
響「響CHANGE!!」
ライオン響「これで……とどめだ!」ガオオオ
ライオン響(倒す、なんて言葉使ってたけど……こいつは殺さなきゃダメだ。殺さないと……被害は増えるばかりなんだ)
ライオン響(無惨に殺された律子や千早。したくもないことをさせられた貴音たち。……そんな犠牲者をこれ以上出さないためには、誰かがその元凶を殺すしかないんだ)
ライオン響(そんな汚れ役、誰にも頼めない。だったら……自分がやるしかないじゃないか!!)
ライオン響「お前は! 自分が!! 殺す!!!」
やよい「……ねぇ」
ライオン響「命乞いなら無駄だぞ!がおおおおおっ!!」
ドゴッ
ライオン響「……」
ライオン響「ごふっ……」
ネコ吉「にゃはっ」グリグリ
ライオン響「ネコ……吉……?」
ライオン響「な……何、するんだ、ネコ吉……今朝キミのエサをちょっと食べたのは謝るから、今は……うぐぅ」
やよい「そこの鳥たちと豚のチカラはなんですか? 食用ですか?」
ライオン響「えっ……ブタ太は『嗅覚使い』、オウ助は『真似使い』、コケ麿は『卵使い』だけど」
やよい「ふーん、そんなもんですか。なら……もういいかな」
ライオン響「え?」
やよい「チカラを知らずに殺してしまって、もしそいつが良いチカラを持ってたらもったいないかなーって。かといって何でもかんでも奪ってたら……メモリーの無駄遣い」
やよい「だからまずは全部知って、要るチカラと要らないチカラを分別しよーって思ったんです。そこの豚たちが何かしてくるの、待ってたんですよ?」
ライオン響「な……なに言ってるんだ。わけわかんないこと言って混乱させようとしても、無駄だ……ぞ……」ヨロッ
ライオン響(もう少し……もう少しなんだ、やよいを……殺せば……)
やよい「……やれ」
ザシュッ ドガッ バキ ジュムッ ザシュッ ドドガッ バゴォン バギャアン ガリガリ
ライオン響「っあ……」ボロッ
ライオン響「お前た……ち……」ドサッ
やよい「タイムセールの荒波に揉まれながらも商品は確実に掴んで生きてきたこのスーパーアイドル高槻やよいが……意味もなく一方的にやられてるわけ、ないじゃないですか」
やよい「ちょっとずつ洗脳してたんですよ。動物たちは脳もちっちゃくて実にやりやすかったです。ほーら、おいでおいでー」
やよい「そこの鳥たちと豚のチカラはなんですか? 食用ですか?」
ライオン響「えっ……ブタ太は『嗅覚使い』、オウ助は『真似使い』、コケ麿は『卵使い』だけど」
やよい「ふーん、そんなもんですか。なら……もういいかな」
ライオン響「え?」
やよい「チカラを知らずに殺してしまって、もしそいつが良いチカラを持ってたらもったいないかなーって。かといって何でもかんでも奪ってたら……メモリーの無駄遣い」
やよい「だからまずは全部知って、要るチカラと要らないチカラを分別しよーって思ったんです。そこの豚たちが何かしてくるの、待ってたんですよ?」
ライオン響「な……なに言ってるんだ。わけわかんないこと言って混乱させようとしても、無駄だ……ぞ……」ヨロッ
ライオン響(もう少し……もう少しなんだ、やよいを……殺せば……)
やよい「……やれ」
ザシュッ ドガッ バキ ジュムッ ザシュッ ドドガッ バゴォン バギャアン ガリガリ
ライオン響「っあ……」ボロッ
ライオン響「お前た……ち……」ドサッ
やよい「タイムセールの荒波に揉まれながらも商品は確実に掴んで生きてきたこのスーパーアイドル高槻やよいが……意味もなく一方的にやられてるわけ、ないじゃないですか」
やよい「ちょっとずつ洗脳してたんですよ。動物たちは脳もちっちゃくて実にやりやすかったです。ほーら、おいでおいでー」
やよい「よーしよし、ムササビちゃん、いいこいいこ」ガシッ
響「あ……」
やよい「んっ、ありがと」ドクンッ
ポイッ
モモ次郎「」ドサッ
やよい「ふむふむ……」シャキッ
ザシュザシュザシュッ
ネコ吉ウサ江シマ男「」ドサッ
やよい「うん、良い感じ。刃が出るやつだけ、良さそうなので貰っておきます。その他は……触った感じ、いらないかなーって」シュッ
響「ああ……」
やよい「そこで見ててください、響さん。まだ終わりじゃないんですから」
やよい「このために生かしておいたんですよ。ペットたちの行く末を見守るのは……飼い主の義務なんですから、ね」
響「ああっ……うう……」ポロポロ
やよい「さて、一番欲しいのはやっぱりハム……!」
バチバチィ!!
響「あ……」
やよい「んっ、ありがと」ドクンッ
ポイッ
モモ次郎「」ドサッ
やよい「ふむふむ……」シャキッ
ザシュザシュザシュッ
ネコ吉ウサ江シマ男「」ドサッ
やよい「うん、良い感じ。刃が出るやつだけ、良さそうなので貰っておきます。その他は……触った感じ、いらないかなーって」シュッ
響「ああ……」
やよい「そこで見ててください、響さん。まだ終わりじゃないんですから」
やよい「このために生かしておいたんですよ。ペットたちの行く末を見守るのは……飼い主の義務なんですから、ね」
響「ああっ……うう……」ポロポロ
やよい「さて、一番欲しいのはやっぱりハム……!」
バチバチィ!!
↑↑↑ここまで小鳥さんの妄想↑↑↑
↓↓↓ここから小鳥さんの妄想↓↓↓
↓↓↓ここから小鳥さんの妄想↓↓↓
やよい「ッ……」ビリビリ
真「へへっ、やーりぃ! ……命中、だね」シュウウ
響「ま……こと……?」
やよい「……今のはちょっと、効きましたよ」イラッ
真「ありがとう響。動物たちも……よく戦ってくれた」
真「おかげで全快したよ。折れてた右手も復活したし……これで思う存分雷を『放出』出来る」
真「このチカラの本来の使い方、とくとご覧あれ、ってね!」
やよい「まだやりますか、真さん。765プロメンバーは後回しにしても良かったんですけど……」
やよい「えへっ、気が変わっちゃいました。……お前からやります」
響「だ……めだ、真……自分が……自分がやるから……」
真「熱くなりすぎだよ響。君にしか出来ないことって、それじゃないだろ?」
響「えっ……?」
真「今一番避けるべきことは、ハム蔵のチカラをやよいに取られることだ。どう考えても強力だからね。なのにその主の響がやよいに執着してたら、ハム蔵は逃げられないじゃないか」
真「響はハム蔵と一緒に雪歩たちを連れて逃げるんだ。そしてもっと仲間を連れて……フルメンバーでやよいに立ち向かう」
真「それが今出来るベストなんだ。だからさ、もしボクを信じてくれるんなら……そのための時間稼ぎ、任せてくれ」
真「へへっ、やーりぃ! ……命中、だね」シュウウ
響「ま……こと……?」
やよい「……今のはちょっと、効きましたよ」イラッ
真「ありがとう響。動物たちも……よく戦ってくれた」
真「おかげで全快したよ。折れてた右手も復活したし……これで思う存分雷を『放出』出来る」
真「このチカラの本来の使い方、とくとご覧あれ、ってね!」
やよい「まだやりますか、真さん。765プロメンバーは後回しにしても良かったんですけど……」
やよい「えへっ、気が変わっちゃいました。……お前からやります」
響「だ……めだ、真……自分が……自分がやるから……」
真「熱くなりすぎだよ響。君にしか出来ないことって、それじゃないだろ?」
響「えっ……?」
真「今一番避けるべきことは、ハム蔵のチカラをやよいに取られることだ。どう考えても強力だからね。なのにその主の響がやよいに執着してたら、ハム蔵は逃げられないじゃないか」
真「響はハム蔵と一緒に雪歩たちを連れて逃げるんだ。そしてもっと仲間を連れて……フルメンバーでやよいに立ち向かう」
真「それが今出来るベストなんだ。だからさ、もしボクを信じてくれるんなら……そのための時間稼ぎ、任せてくれ」
響「真……」
響「…………たしかに……そうだな、ごめん。分かった」
響「ハム蔵……一旦、『亜空間』に、逃げる、ぞ……」
響「自分と、雪歩と貴音……それと生き残った動物たちを連れて……体力的に、いけるか?」
ハム蔵「……ヂュイ」キリッ
響「はは……ほんと、男前だな……」
やよい「いやいや、他はともかく……ハム蔵は逃がしませんよ?」ビュンッ
響「!!」
響(なんだこれ! 人間の速さじゃ……)
やよい「私は本来『気使い』なんですよ。気を高めれば人間離れした動きだってできます」
やよい(捉えた!)
ドゴォッ
やよい「ッ……!」ズザー
真「人間離れした動きならお互い様さ。ボクの場合その源は電気だけどね」バチバチ
真「ハム蔵! 今のうちに!」
響「…………たしかに……そうだな、ごめん。分かった」
響「ハム蔵……一旦、『亜空間』に、逃げる、ぞ……」
響「自分と、雪歩と貴音……それと生き残った動物たちを連れて……体力的に、いけるか?」
ハム蔵「……ヂュイ」キリッ
響「はは……ほんと、男前だな……」
やよい「いやいや、他はともかく……ハム蔵は逃がしませんよ?」ビュンッ
響「!!」
響(なんだこれ! 人間の速さじゃ……)
やよい「私は本来『気使い』なんですよ。気を高めれば人間離れした動きだってできます」
やよい(捉えた!)
ドゴォッ
やよい「ッ……!」ズザー
真「人間離れした動きならお互い様さ。ボクの場合その源は電気だけどね」バチバチ
真「ハム蔵! 今のうちに!」
やよい「くっ……待て!」
ハム蔵「……ヂュ!」
雪歩「あっ……真ちゃ」
シュンッ
やよい「……ッ」
真「よし、なんとか全員行ってくれたみたいだ」
やよい「……真さん……覚悟はいいですか?」ピキピキ
真「覚悟、か。自分でも……よく分かんないや」
真「心より先に、体が動いてた。ボクはそれに従っただけ。……後悔は、無い」スッ
やよい「そうですか……なら、その体に分からせてやらないとですね」スッ
バッ
ドドドドド
ガキィン シュパッ バリバリィッ スチャッ バババッ ズキュウウウン
ズバァッ
ザシュザシュザシュッ
ハム蔵「……ヂュ!」
雪歩「あっ……真ちゃ」
シュンッ
やよい「……ッ」
真「よし、なんとか全員行ってくれたみたいだ」
やよい「……真さん……覚悟はいいですか?」ピキピキ
真「覚悟、か。自分でも……よく分かんないや」
真「心より先に、体が動いてた。ボクはそれに従っただけ。……後悔は、無い」スッ
やよい「そうですか……なら、その体に分からせてやらないとですね」スッ
バッ
ドドドドド
ガキィン シュパッ バリバリィッ スチャッ バババッ ズキュウウウン
ズバァッ
ザシュザシュザシュッ
~亜空間~
響「ふう……ありがとな、いぬ美。だいぶ楽になった」
雪歩「ねぇここどこ? 出して! 真ちゃんが! 真ちゃんがっ!!」
響「ここはハム蔵が作り出した亜空間。さっきの場所のすぐ近くにあるけど、普通の手段じゃ決して来られない場所さ。ここにいれば、やよいに見つかることはまずない」
響「外からこの空間内のものは認識できないけど、ここからあっちの空間は認識できる。ほら、そこでやよいと真が……あ、ううん、見なくていい」
響「とにかく自分たちはさっきまでここに身を潜めてたんだ。さっき助けられたのは、嗅覚使いのブタ太がお前たちを見つけてくれたからなんだぞ」
雪歩「そんなの聞いてない! 真ちゃんを……見捨てるの!?」
響「見捨てるんじゃない、信じたんだ。自分たちは真を信じて、真は自分たちに託した。それを無かったことにはできない」
雪歩「でも! 真ちゃんも連れて皆で逃げればそれで良かったじゃない!」
貴音「雪歩……どうか理解してくださいまし。今やよいを自由にするわけにはいかないのです」
響「あの身体能力と目を持つやよいをほっといたら、765プロの皆はすぐに見つかって捕まって……洗脳されるか、殺されるか。良いことなんて一つもない」
響「だから、自分たちが仲間たちをこっちに連れてくるまでの間、やよいを足止めする必要があるんだよ。悔しいけど、この中であのスピードについていけるのは多分真だけだからな」
雪歩「う、あう……あ! そうだ! ハム蔵ちゃんのチカラでやよいちゃんを亜空間に閉じ込めちゃえばいいんだよ! ねぇ響ちゃん、そうすれば……」
響「ダメだ。ハム蔵が作り出した亜空間は、その核となるハム蔵がそこいないとすぐに形を保てなくなって、中にいるものは元の空間に戻されるらしい」
響「だからハム蔵とやよいを別空間に隔離するには、これしかないんだ」
響「ふう……ありがとな、いぬ美。だいぶ楽になった」
雪歩「ねぇここどこ? 出して! 真ちゃんが! 真ちゃんがっ!!」
響「ここはハム蔵が作り出した亜空間。さっきの場所のすぐ近くにあるけど、普通の手段じゃ決して来られない場所さ。ここにいれば、やよいに見つかることはまずない」
響「外からこの空間内のものは認識できないけど、ここからあっちの空間は認識できる。ほら、そこでやよいと真が……あ、ううん、見なくていい」
響「とにかく自分たちはさっきまでここに身を潜めてたんだ。さっき助けられたのは、嗅覚使いのブタ太がお前たちを見つけてくれたからなんだぞ」
雪歩「そんなの聞いてない! 真ちゃんを……見捨てるの!?」
響「見捨てるんじゃない、信じたんだ。自分たちは真を信じて、真は自分たちに託した。それを無かったことにはできない」
雪歩「でも! 真ちゃんも連れて皆で逃げればそれで良かったじゃない!」
貴音「雪歩……どうか理解してくださいまし。今やよいを自由にするわけにはいかないのです」
響「あの身体能力と目を持つやよいをほっといたら、765プロの皆はすぐに見つかって捕まって……洗脳されるか、殺されるか。良いことなんて一つもない」
響「だから、自分たちが仲間たちをこっちに連れてくるまでの間、やよいを足止めする必要があるんだよ。悔しいけど、この中であのスピードについていけるのは多分真だけだからな」
雪歩「う、あう……あ! そうだ! ハム蔵ちゃんのチカラでやよいちゃんを亜空間に閉じ込めちゃえばいいんだよ! ねぇ響ちゃん、そうすれば……」
響「ダメだ。ハム蔵が作り出した亜空間は、その核となるハム蔵がそこいないとすぐに形を保てなくなって、中にいるものは元の空間に戻されるらしい」
響「だからハム蔵とやよいを別空間に隔離するには、これしかないんだ」
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雪歩「……こうするしか、なかったんだね」
響「ごめんな、雪歩…………ブタ太、どうだ?」
ブタ太「ブヒョー」
響「なるほど、近くにあずさがいるのか。そして公園の方に伊織、病院の方に美希、事務所には七人くらい……でも千早と律子が死んでるんなら、五人だな」
響「で、春香は……ええっ!? ハム蔵、頼む!」
ハム蔵「ヂュイッ」
貴音「響、まずは三浦あずさをこちらに連れてきましょう。真によると彼女はやよいの洗脳を受けていたようですが……恐らくもう大丈夫でしょう」
貴音「どうやらこの洗脳、時間とともに薄れゆくもののようです。現に今の私の心に、犯人としての萩原雪歩は殆どおりません」
雪歩「で、でも私はまだ、犯人としての四条さんが頭から離れないですぅ……今はもちろん、違うって分かってるんですけど」
響「うーん、そもそも洗脳されるってどんな感じなんだ?」
雪歩「えっと、まず……記憶の捏造かな。四条さんが律子さんを殺した瞬間を見たっていう記憶が、ハッキリと私の中に……うう、忘れたいよ」
貴音「そして、意志の誘導。犯人は許せない。殺さなければならない。そういった思いが、極端に強くなります」
響「『気使い』、だっけ。人の心をこんなにも簡単に操れるなんて……恐ろしいチカラだな」
貴音「ともかく、急ぎましょう。戦力を集めなければ……勝てる戦いも勝てません」
響(みんな……待ってろよ……!)
響「ごめんな、雪歩…………ブタ太、どうだ?」
ブタ太「ブヒョー」
響「なるほど、近くにあずさがいるのか。そして公園の方に伊織、病院の方に美希、事務所には七人くらい……でも千早と律子が死んでるんなら、五人だな」
響「で、春香は……ええっ!? ハム蔵、頼む!」
ハム蔵「ヂュイッ」
貴音「響、まずは三浦あずさをこちらに連れてきましょう。真によると彼女はやよいの洗脳を受けていたようですが……恐らくもう大丈夫でしょう」
貴音「どうやらこの洗脳、時間とともに薄れゆくもののようです。現に今の私の心に、犯人としての萩原雪歩は殆どおりません」
雪歩「で、でも私はまだ、犯人としての四条さんが頭から離れないですぅ……今はもちろん、違うって分かってるんですけど」
響「うーん、そもそも洗脳されるってどんな感じなんだ?」
雪歩「えっと、まず……記憶の捏造かな。四条さんが律子さんを殺した瞬間を見たっていう記憶が、ハッキリと私の中に……うう、忘れたいよ」
貴音「そして、意志の誘導。犯人は許せない。殺さなければならない。そういった思いが、極端に強くなります」
響「『気使い』、だっけ。人の心をこんなにも簡単に操れるなんて……恐ろしいチカラだな」
貴音「ともかく、急ぎましょう。戦力を集めなければ……勝てる戦いも勝てません」
響(みんな……待ってろよ……!)
~事務所~
亜美「行かせてよ~兄ちゃん~!」
P「いいやダメだ。響が生きてて、それを殺しに行くなんて、許すわけがないだろ」
P「よく聞け。響は犯人じゃない! お前らは操られてるんだ!!」
亜美「な……なんだってー!!」
真美「兄ちゃんがそういうなら、そうなのかも」
亜美「だったらひびきんに悪いことしちゃったね」
真美「うんうん、後で謝らなきゃ。真美、取っといたチョコひびきんにあげるよ」
P「で、だ。誰に操られてたかだが……やっぱ彼女としか思えない、ですね、社長」
社長「うむ……君がネットで調べ得たあの情報を考えるに……答えは一つしかないようだね」
P「じゃ……最終確認としましょうか」スタスタ
P「小鳥さん……少し喋ってもらいますよ」
小鳥「……」
亜美「へ? あっ、さてはピヨちゃんが亜美たちを操ってたの!?」
P「いや、そうじゃない。お前たちを操ってた……正確には洗脳してたのは、やよいだろう」
亜美「行かせてよ~兄ちゃん~!」
P「いいやダメだ。響が生きてて、それを殺しに行くなんて、許すわけがないだろ」
P「よく聞け。響は犯人じゃない! お前らは操られてるんだ!!」
亜美「な……なんだってー!!」
真美「兄ちゃんがそういうなら、そうなのかも」
亜美「だったらひびきんに悪いことしちゃったね」
真美「うんうん、後で謝らなきゃ。真美、取っといたチョコひびきんにあげるよ」
P「で、だ。誰に操られてたかだが……やっぱ彼女としか思えない、ですね、社長」
社長「うむ……君がネットで調べ得たあの情報を考えるに……答えは一つしかないようだね」
P「じゃ……最終確認としましょうか」スタスタ
P「小鳥さん……少し喋ってもらいますよ」
小鳥「……」
亜美「へ? あっ、さてはピヨちゃんが亜美たちを操ってたの!?」
P「いや、そうじゃない。お前たちを操ってた……正確には洗脳してたのは、やよいだろう」
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