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元スレミーナ「サーニャさんへチェック!」サーニャ「……///」
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※イメージし易いよう補足
ロマーニャ基地のミーナの執務室はドアを入って量側の壁一面に本棚がある模様。
正面にはミーナさんのお仕事用の机とイス、入って右側にはテーブル一台と横長イスが二台ある感じ。
[参照・2期ファンブック]
ロマーニャ基地のミーナの執務室はドアを入って量側の壁一面に本棚がある模様。
正面にはミーナさんのお仕事用の机とイス、入って右側にはテーブル一台と横長イスが二台ある感じ。
[参照・2期ファンブック]
ミーナ「サーニャさーんっ!」
サーニャ「……」チラ
ミーナ「……」グッ
サーニャ「……」コク
サーニャ「…サーニャ・リトヴャク、これより夜間哨戒へ発進します」ゴォォオ
ガシャン
ブゥゥウン
ミーナ「……」
美緒「……あまり無理をさせるなよ? 見たところウィッチの任務に支障はないようだが」
ミーナ「…えっ?」
美緒「なんだ? 違うのか?」
ミーナ「違うって……何が?」
サーニャ「……」チラ
ミーナ「……」グッ
サーニャ「……」コク
サーニャ「…サーニャ・リトヴャク、これより夜間哨戒へ発進します」ゴォォオ
ガシャン
ブゥゥウン
ミーナ「……」
美緒「……あまり無理をさせるなよ? 見たところウィッチの任務に支障はないようだが」
ミーナ「…えっ?」
美緒「なんだ? 違うのか?」
ミーナ「違うって……何が?」
美緒「サーニャを秘書にして"愛でて"いるんじゃないのか?」
ミーナ「っ!! ちょっと、なによそれ!?///」
美緒「基地員達の噂になってるぞ? 毎日、甲斐甲斐しく茶を酌んで執務室を訪れるサーニャを見るそうだ」
ミーナ「!!」ギクッ
美緒「それで耳を澄ますと、時折2人の"楽しそうな声"が聞こえるとかで――」
ミーナ「!! …………ぇ!???」
美緒「……まぁ、なんだ? あまり感心はできないが、…サーニャの同意を得ているなら私からは――」
ミーナ「まっ、まってぇ美緒!!! 誤解!! 誤解ですっ!!!///」アワアワ
美緒「しかし、さっきの以心伝心はやはりキマシt――」
ミーナ「そんなわけ無いでしょっ!!?///」ズイ
美緒「…では、どういうわけなんだ? お前の為に茶を持って行ってるのは私も知ってるぞ?(エイラも騒いでいるしな)」
ミーナ「それは……その。 ちょっとチェスの相手をしてもらってるだけよ? 別にやましい事なんて…//」
ミーナ「っ!! ちょっと、なによそれ!?///」
美緒「基地員達の噂になってるぞ? 毎日、甲斐甲斐しく茶を酌んで執務室を訪れるサーニャを見るそうだ」
ミーナ「!!」ギクッ
美緒「それで耳を澄ますと、時折2人の"楽しそうな声"が聞こえるとかで――」
ミーナ「!! …………ぇ!???」
美緒「……まぁ、なんだ? あまり感心はできないが、…サーニャの同意を得ているなら私からは――」
ミーナ「まっ、まってぇ美緒!!! 誤解!! 誤解ですっ!!!///」アワアワ
美緒「しかし、さっきの以心伝心はやはりキマシt――」
ミーナ「そんなわけ無いでしょっ!!?///」ズイ
美緒「…では、どういうわけなんだ? お前の為に茶を持って行ってるのは私も知ってるぞ?(エイラも騒いでいるしな)」
ミーナ「それは……その。 ちょっとチェスの相手をしてもらってるだけよ? 別にやましい事なんて…//」
美緒「チェス? ……ああ、欧州将棋か」
ミーナ「…それ他所で言うと怒られるわよ?」
美緒「盤上で王将を取り合うんだろ? 同じではないか!」ワッハッハ
ミーナ(違うわ……)
ミーナ「……初めは私の我侭に付き合ってもらってたの」
ミーナ「そしたら本人も居心地良かったみたいで……最近では私の暇を待つ間も執務室で本を読んでるわ」
ミーナ「毎日紅茶を淹れてくれるのも、彼女なりのお礼なのよ……」
美緒「なるほどな。 まぁサーニャはああいう奴だから、普通に上官と打ち解けているならむしろ喜ばしいことだ」
ミーナ「そうよ、…もぅ! だいたい、なんでそんな荒唐無稽な噂…」
美緒「はっはっは! まぁ男子軍人集まればそういう話も出るさ、娯楽の一種だ! あまり酷く叱ってやるな」
ミーナ(美緒ってこんなに大人だったかしら……?)ビックリ
ミーナ「…随分と基地員事情に詳しいわね、坂本少佐?」
美緒「ああ、501の構成員には施設班を始め扶桑海軍兵も多いしな。 それと私やシャーリーは基地本部の給湯所もよく利用するから、その際の談話で聞いたりもする」
ミーナ「…それ他所で言うと怒られるわよ?」
美緒「盤上で王将を取り合うんだろ? 同じではないか!」ワッハッハ
ミーナ(違うわ……)
ミーナ「……初めは私の我侭に付き合ってもらってたの」
ミーナ「そしたら本人も居心地良かったみたいで……最近では私の暇を待つ間も執務室で本を読んでるわ」
ミーナ「毎日紅茶を淹れてくれるのも、彼女なりのお礼なのよ……」
美緒「なるほどな。 まぁサーニャはああいう奴だから、普通に上官と打ち解けているならむしろ喜ばしいことだ」
ミーナ「そうよ、…もぅ! だいたい、なんでそんな荒唐無稽な噂…」
美緒「はっはっは! まぁ男子軍人集まればそういう話も出るさ、娯楽の一種だ! あまり酷く叱ってやるな」
ミーナ(美緒ってこんなに大人だったかしら……?)ビックリ
ミーナ「…随分と基地員事情に詳しいわね、坂本少佐?」
美緒「ああ、501の構成員には施設班を始め扶桑海軍兵も多いしな。 それと私やシャーリーは基地本部の給湯所もよく利用するから、その際の談話で聞いたりもする」
ミーナ「…シャーリーさんはハンガーにいることが多いし、貴女はこっちの仕事や訓練でも来るものね……」ハァ
美緒「まあな。 ルッキーニも菓子をねだりによく来るそうなんだが、私が叱っておいたから大丈夫だろう」
ミーナ「ああ、もぅ……(結成当時まで規律水準戻そうかしら?)」グッタリ
美緒「そうそう、先ほどの言葉もそこで習得したんだ! えっと、キマ――」
ミーナ「それは俗語よ美緒っ!! 忘れなさい!」
美緒「そうか? せっかく覚えたのだが…」ムゥ
ミーナ(純朴ってこうして汚されていくのね。 ……エイラさんの気持ちがわかったわ)アタマイタイ
美緒「しかし本当に給仕を雇うとは驚いたぞ? 冗談だったんだがな」ワッハッハ
ミーナ「……その給仕とか秘書とかって言うのも誤解よ! さっき言ったでしょ?」
美緒「すまんすまん、この前のお返しにと少しふざけ過ぎたな」ワハハ
ミーナ「もうお相子でいいわ……」
ミーナ「……」
ミーナ「………でも、私は本気だったかも…」ボソ
美緒「…なに?」
美緒「まあな。 ルッキーニも菓子をねだりによく来るそうなんだが、私が叱っておいたから大丈夫だろう」
ミーナ「ああ、もぅ……(結成当時まで規律水準戻そうかしら?)」グッタリ
美緒「そうそう、先ほどの言葉もそこで習得したんだ! えっと、キマ――」
ミーナ「それは俗語よ美緒っ!! 忘れなさい!」
美緒「そうか? せっかく覚えたのだが…」ムゥ
ミーナ(純朴ってこうして汚されていくのね。 ……エイラさんの気持ちがわかったわ)アタマイタイ
美緒「しかし本当に給仕を雇うとは驚いたぞ? 冗談だったんだがな」ワッハッハ
ミーナ「……その給仕とか秘書とかって言うのも誤解よ! さっき言ったでしょ?」
美緒「すまんすまん、この前のお返しにと少しふざけ過ぎたな」ワハハ
ミーナ「もうお相子でいいわ……」
ミーナ「……」
ミーナ「………でも、私は本気だったかも…」ボソ
美緒「…なに?」
ミーナ「……あの時、弟子をとろうかって言ったでしょ?」
美緒「とるのか…!?」
ミーナ「………誘ってみようかなって…」
美緒「……キ――」
ミーナ「やめてっ!」
美緒「うむ……ミーナが弟子とはなぁ」
ミーナ「……美緒が宮藤さんに期待するのとはまた違う形だけど、あの子も将来多くを助けてあげられるウィッチになると思うの」
ミーナ「今回のことでその才能を感じたわ」
美緒「ミーナの跡継ぎとは……名誉と苦労の抱き合わせだな」
ミーナ「ふふっ、なぁにそれ? 別にまだ決まったわけじゃないわよ?」
美緒「………無理強いはダメだぞ、ミーナ?」
ミーナ「……ええ、わかってるわ」
美緒「とるのか…!?」
ミーナ「………誘ってみようかなって…」
美緒「……キ――」
ミーナ「やめてっ!」
美緒「うむ……ミーナが弟子とはなぁ」
ミーナ「……美緒が宮藤さんに期待するのとはまた違う形だけど、あの子も将来多くを助けてあげられるウィッチになると思うの」
ミーナ「今回のことでその才能を感じたわ」
美緒「ミーナの跡継ぎとは……名誉と苦労の抱き合わせだな」
ミーナ「ふふっ、なぁにそれ? 別にまだ決まったわけじゃないわよ?」
美緒「………無理強いはダメだぞ、ミーナ?」
ミーナ「……ええ、わかってるわ」
次の日 午後
執務室
ミーナ「……」カキカキ
コッ……コッ…
ミーナ「……入っていいわ」
『…失礼します』
ガチャ パタン
ミーナ「いらっしゃい。 今日はいつもより早く片付きそうよ?」
サーニャ「はい…」ススッ
ミーナ「ありがとう」カチャ
ミーナ「……」コクコク
ミーナ「…サーニャさんのおかげですっかりミルクティーが気に入っちゃったわ」ウフフ
執務室
ミーナ「……」カキカキ
コッ……コッ…
ミーナ「……入っていいわ」
『…失礼します』
ガチャ パタン
ミーナ「いらっしゃい。 今日はいつもより早く片付きそうよ?」
サーニャ「はい…」ススッ
ミーナ「ありがとう」カチャ
ミーナ「……」コクコク
ミーナ「…サーニャさんのおかげですっかりミルクティーが気に入っちゃったわ」ウフフ
ミーナ「仕事中はコーヒーじゃないと物足りなかったのに、…こんなに軽くて飲み応えのある紅茶があるなんて知らなかった」
サーニャ「……もう葉が無くなりそうなので、よければ同じ物を買ってきます」
ミーナ「あら、もう? やっぱり美味しいから皆飲んでるのね」
サーニャ「ぇ、えっと………はい…」
ミーナ「ん…、おかげでまだ頑張れそうだわ」カチャ
ミーナ「…それじゃぁ、もう少し待っていて頂戴ね?」
サーニャ「はい」
――――
――
―
ミーナ「……さてと」トスン
ミーナ「今日はサーニャさんが白だったわね?」
サーニャ「……もう葉が無くなりそうなので、よければ同じ物を買ってきます」
ミーナ「あら、もう? やっぱり美味しいから皆飲んでるのね」
サーニャ「ぇ、えっと………はい…」
ミーナ「ん…、おかげでまだ頑張れそうだわ」カチャ
ミーナ「…それじゃぁ、もう少し待っていて頂戴ね?」
サーニャ「はい」
――――
――
―
ミーナ「……さてと」トスン
ミーナ「今日はサーニャさんが白だったわね?」
サーニャ「はい、よろしくお願いします」ペコ
ミーナ「……ねぇ、サーニャさん?」
サーニャ「?」
ミーナ「私がチェスを始めた理由、…覚えてるかしら?」
サーニャ「? はい。……戦略研究のためって…」
ミーナ「そうね。…うふふっ、こんなゲームと戦争が同じなわけ無いけど――」
ミーナ「例えばこの盤上を今、私達の戦場に例えると……少し違って見えてくるのよ」
サーニャ「……」
ミーナ「そうねぇ~、ちょうど色が同じだから…黒がネウロイ。……そして白が私達ウィッチ」トンッ
ミーナ「海上戦という設定でポーンは洋艦、なんて考えたこともあったわね。 …うふふ、笑っちゃうでしょ?」
サーニャ「……いえ」
ミーナ「あくまでチェスだし……ひとりで弄ってたから、そういうのも偶には面白かったりするのよね…」
サーニャ「……」
ミーナ「……ねぇ、サーニャさん?」
サーニャ「?」
ミーナ「私がチェスを始めた理由、…覚えてるかしら?」
サーニャ「? はい。……戦略研究のためって…」
ミーナ「そうね。…うふふっ、こんなゲームと戦争が同じなわけ無いけど――」
ミーナ「例えばこの盤上を今、私達の戦場に例えると……少し違って見えてくるのよ」
サーニャ「……」
ミーナ「そうねぇ~、ちょうど色が同じだから…黒がネウロイ。……そして白が私達ウィッチ」トンッ
ミーナ「海上戦という設定でポーンは洋艦、なんて考えたこともあったわね。 …うふふ、笑っちゃうでしょ?」
サーニャ「……いえ」
ミーナ「あくまでチェスだし……ひとりで弄ってたから、そういうのも偶には面白かったりするのよね…」
サーニャ「……」
ミーナ「…」チラ
ミーナ「なんてね? …ごめんなさい、始めましょうか」
サーニャ「…はい」
――――
――
―
サーニャ「っ…………」
ミーナ「……」
サーニャ「………」タジタジ
ミーナ(サーニャさんは本当に素直ね。 私の意図を知ってか知らずか、すっかり"その気"で打ってるわ)
サーニャ「……」
サーニャ「っ……」スッ
ミーナ「なんてね? …ごめんなさい、始めましょうか」
サーニャ「…はい」
――――
――
―
サーニャ「っ…………」
ミーナ「……」
サーニャ「………」タジタジ
ミーナ(サーニャさんは本当に素直ね。 私の意図を知ってか知らずか、すっかり"その気"で打ってるわ)
サーニャ「……」
サーニャ「っ……」スッ
サーニャ「~っ……」
ミーナ(随分怯えてるようね。 …でもそれで良いのよ、サーニャさん?)
サーニャ「……」コト
ミーナ(…ごめんなさいね。 ちょっと試させてもらうわ)
――――
――
―
サーニャ「…………」
サーニャ「っ…」コト
ミーナ「……(すっかり弱腰、…昨日までの強さは見る影も無いわ)」スッ
ミーナ(………たとえ想像でも、初めて"戦争の指揮"を執ってるんだから無理もないわよね)
ミーナ(随分怯えてるようね。 …でもそれで良いのよ、サーニャさん?)
サーニャ「……」コト
ミーナ(…ごめんなさいね。 ちょっと試させてもらうわ)
――――
――
―
サーニャ「…………」
サーニャ「っ…」コト
ミーナ「……(すっかり弱腰、…昨日までの強さは見る影も無いわ)」スッ
ミーナ(………たとえ想像でも、初めて"戦争の指揮"を執ってるんだから無理もないわよね)
ミーナ「……」コト
サーニャ「……」
サーニャ「…………………」スッ
サーニャ「…」コト
ミーナ「……(準備できたわ。 …少し気が引けるけど、ごめんなさいね)」スッ
サーニャ「…!(キング?)」
ミーナ「……」コト
サーニャ「!?」
ミーナ「……(サーニャさんがこのチャンスを生かす方法は"ひとつ"しか無いけど……?)」チラ
サーニャ「っ…!」ピクッ
ミーナ(多分気付いてるわね)
サーニャ「…………(ど、どうしよう)」
サーニャ(ミーナ隊長、…もしかしてわざと……なんで…?)
サーニャ「……」
サーニャ「…………………」スッ
サーニャ「…」コト
ミーナ「……(準備できたわ。 …少し気が引けるけど、ごめんなさいね)」スッ
サーニャ「…!(キング?)」
ミーナ「……」コト
サーニャ「!?」
ミーナ「……(サーニャさんがこのチャンスを生かす方法は"ひとつ"しか無いけど……?)」チラ
サーニャ「っ…!」ピクッ
ミーナ(多分気付いてるわね)
サーニャ「…………(ど、どうしよう)」
サーニャ(ミーナ隊長、…もしかしてわざと……なんで…?)
サーニャ「……」
サーニャ(…今なら勝てるけど……でも…)
サーニャ「っ……(でも…っ!)」ギュッ
サーニャ「……」スッ
サーニャ「…………」コト
ミーナ「っ!」ピクッ
サーニャ「………」
ミーナ「……サーニャさん?」ジロ
サーニャ「………は、はい…」
ミーナ「どうしてチェックメイトしなかったのかしら?……気付いてたんでしょう?」
サーニャ「……」オドオド
ミーナ「あなたがこっちを出せば、コンビネーション〈※駒の犠牲を払う戦術〉の形でチェックメイトできたはずよ?」
サーニャ(…今なら勝てるけど……でも…)
サーニャ「っ……(でも…っ!)」ギュッ
サーニャ「……」スッ
サーニャ「…………」コト
ミーナ「っ!」ピクッ
サーニャ「………」
ミーナ「……サーニャさん?」ジロ
サーニャ「………は、はい…」
ミーナ「どうしてチェックメイトしなかったのかしら?……気付いてたんでしょう?」
サーニャ「……」オドオド
ミーナ「あなたがこっちを出せば、コンビネーション〈※駒の犠牲を払う戦術〉の形でチェックメイトできたはずよ?」
サーニャ「………」
ミーナ「どうしてかしら?」
サーニャ「…………」
ミーナ「こたえなさい」
サーニャ「っ…」ビクッ
ミーナ「……」
サーニャ「…………」
サーニャ「……わ、私の所為で死なせる…なんて……でき…ま…せん」フルフル
ミーナ「…ここを逃せば、後に多くの駒を取られるかもしれないわよ?」
サーニャ「……でもっ…わたし…っ…」
ミーナ「……今この戦いの命題は キングを墜とすこと。 貴女も駒も、そのために戦っているのよ?」
ミーナ「どうしてかしら?」
サーニャ「…………」
ミーナ「こたえなさい」
サーニャ「っ…」ビクッ
ミーナ「……」
サーニャ「…………」
サーニャ「……わ、私の所為で死なせる…なんて……でき…ま…せん」フルフル
ミーナ「…ここを逃せば、後に多くの駒を取られるかもしれないわよ?」
サーニャ「……でもっ…わたし…っ…」
ミーナ「……今この戦いの命題は キングを墜とすこと。 貴女も駒も、そのために戦っているのよ?」
サーニャ「……がぃ……す…」ボソ
ミーナ「……」
サーニャ「…ち……ちがいますっ!」
ミーナ「……なにがかしら?」
サーニャ「わ…私は……私達は――」
ミーナ「……」
サーニャ「皆をまっ…まもる為に戦ってま…す……っ」ウル
ミーナ「……」
サーニャ「ぅっ……グスッ…、ごめん…なさぃ……」シクシク
ミーナ「……(いけない、やり過ぎかしら…)」スク
ミーナ「…サーニャさん」スッ
サーニャ「ひっ……!」ビクッ
ポン
ミーナ「……」
サーニャ「…ち……ちがいますっ!」
ミーナ「……なにがかしら?」
サーニャ「わ…私は……私達は――」
ミーナ「……」
サーニャ「皆をまっ…まもる為に戦ってま…す……っ」ウル
ミーナ「……」
サーニャ「ぅっ……グスッ…、ごめん…なさぃ……」シクシク
ミーナ「……(いけない、やり過ぎかしら…)」スク
ミーナ「…サーニャさん」スッ
サーニャ「ひっ……!」ビクッ
ポン
サーニャ「っ………?」
ミーナ「……ごめんなさい」ナデナデ
サーニャ「……?」
ミーナ「…貴女みたいな仲間を持てて、私は本当に誇らしいわ」
サーニャ「……グスッ…。…ミーナ隊長…?」
ミーナ「意地悪してごめんなさい? 貴女がどう答えるか知りたかったの…」
ミーナ「…その、泣かれちゃうとは思わなかったから……」ゴソゴソ
ミーナ「本当にごめんなさい…」スッ
サーニャ「ん……い、いぇ…私の方こそ…」グシグシ
ミーナ「私もまさかあそこまで本気で入り込んじゃうとは思わなかったから、…ちょっとだけビックリしちゃったわ」
サーニャ「…///」
ミーナ「……ごめんなさい」ナデナデ
サーニャ「……?」
ミーナ「…貴女みたいな仲間を持てて、私は本当に誇らしいわ」
サーニャ「……グスッ…。…ミーナ隊長…?」
ミーナ「意地悪してごめんなさい? 貴女がどう答えるか知りたかったの…」
ミーナ「…その、泣かれちゃうとは思わなかったから……」ゴソゴソ
ミーナ「本当にごめんなさい…」スッ
サーニャ「ん……い、いぇ…私の方こそ…」グシグシ
ミーナ「私もまさかあそこまで本気で入り込んじゃうとは思わなかったから、…ちょっとだけビックリしちゃったわ」
サーニャ「…///」
ミーナ「うふふ。その素直な所も、貴女の良い所よ?(ちょっとだけ心配だけど)」
サーニャ「そ、そんなこと……//」モジ
ミーナ「……」
ミーナ「…………さてと。 それじゃあ私の番だったわね」
サーニャ「…ぇ?」
ミーナ「……」
ミーナ「………サーニャさん」
サーニャ「ぇ……はい…」
ミーナ「…その………っ」
ミーナ「………」モジ
サーニャ「…………?」
ミーナ「……(らしくないわ、私っ…)」ゴクリ
ミーナ「…指揮官を目指してみない?……私の下で」
サーニャ「ぇ…!?」
サーニャ「そ、そんなこと……//」モジ
ミーナ「……」
ミーナ「…………さてと。 それじゃあ私の番だったわね」
サーニャ「…ぇ?」
ミーナ「……」
ミーナ「………サーニャさん」
サーニャ「ぇ……はい…」
ミーナ「…その………っ」
ミーナ「………」モジ
サーニャ「…………?」
ミーナ「……(らしくないわ、私っ…)」ゴクリ
ミーナ「…指揮官を目指してみない?……私の下で」
サーニャ「ぇ…!?」
ミーナ「貴女には才能があるの。 局面を正当に評価する目と大局を見るセンス……なにもマインドスポーツだけで使える物じゃないわ」
ミーナ「固有魔法だって私と同じ……いいえ、私以上に戦場の俯瞰視に長けているのよ?」
サーニャ「……わたしが…?」
ミーナ「サーニャさんの才能はこの先の戦いで多くの仲間を導く力になるわ」
ミーナ「私が、今度はウィッチの指揮戦術を教えてあげる…!」
サーニャ「……」
ミーナ「……」スッ
サーニャ「…!」
ミーナ「…」コト
サーニャ「………」
ミーナ「固有魔法だって私と同じ……いいえ、私以上に戦場の俯瞰視に長けているのよ?」
サーニャ「……わたしが…?」
ミーナ「サーニャさんの才能はこの先の戦いで多くの仲間を導く力になるわ」
ミーナ「私が、今度はウィッチの指揮戦術を教えてあげる…!」
サーニャ「……」
ミーナ「……」スッ
サーニャ「…!」
ミーナ「…」コト
サーニャ「………」
サーニャ(……キングを前に…? …でも、これ…私の番で取られちゃうんじゃ…?)
ミーナ「…貴女がよければ、ヴェネツィアのネウロイを掃討後に私が大尉昇進を推薦するから……501解散後は私の"参謀"として付いて来て欲しいの!」
サーニャ「っ!!?」ビックリ
ミーナ「一緒に欧州を取り戻しましょう……きっと貴女の御両親を見つける近道にもなると思うし、護ってあげる事にだってなるわ」
サーニャ「ミーナ隊長……」
ミーナ「…さあ。 貴女の番よ、サーニャさん?」
サーニャ「……………」
ミーナ「……取るかどうかは、あなたの自由よ?」
サーニャ「………」
ミーナ「…貴女がよければ、ヴェネツィアのネウロイを掃討後に私が大尉昇進を推薦するから……501解散後は私の"参謀"として付いて来て欲しいの!」
サーニャ「っ!!?」ビックリ
ミーナ「一緒に欧州を取り戻しましょう……きっと貴女の御両親を見つける近道にもなると思うし、護ってあげる事にだってなるわ」
サーニャ「ミーナ隊長……」
ミーナ「…さあ。 貴女の番よ、サーニャさん?」
サーニャ「……………」
ミーナ「……取るかどうかは、あなたの自由よ?」
サーニャ「………」
サーニャ「………」
サーニャ(…お父様……お母様…)
サーニャ(……………エイラ…)
サーニャ(…お父様……お母様…)
サーニャ(……………エイラ…)
サーニャ「………」スッ
サーニャ「……」ピタッ
ミーナ「っ!」
サーニャ「…………」
サーニャ「……」スス
サーニャ「………負けました」ペコリ
ミーナ「っ……」ギュ
サーニャ「……」
ミーナ「…………そぅ…」
サーニャ「……すみません。 私…約束したんです…。 一緒に探すって…」
ミーナ「……」
サーニャ「その……だから…」シュン
サーニャ「……」ピタッ
ミーナ「っ!」
サーニャ「…………」
サーニャ「……」スス
サーニャ「………負けました」ペコリ
ミーナ「っ……」ギュ
サーニャ「……」
ミーナ「…………そぅ…」
サーニャ「……すみません。 私…約束したんです…。 一緒に探すって…」
ミーナ「……」
サーニャ「その……だから…」シュン
ミーナ「…。 あらあら」ニコ
サーニャ「!」
ミーナ「分かっているわ。 貴女がこのキングを取れない事も」ウフフ
サーニャ「…ミーナ隊長……」
ミーナ「どお? 今日は私の勝ちよ?」
サーニャ「……」
ミーナ「サーニャさんもまだまだねぇ~!」ウフフ
サーニャ「ぅ………ごめ…なさっ…」グスッ
ミーナ「あらやだ、どうしたの? 折角拭いたのにまた泣いちゃって…」アラアラ
サーニャ「…はぅ……うっ…」ポロポロ
ミーナ「……」
ミーナ「……ありがとう、サーニャさん…」
サーニャ「…~っ……」
――――
――
―
サーニャ「!」
ミーナ「分かっているわ。 貴女がこのキングを取れない事も」ウフフ
サーニャ「…ミーナ隊長……」
ミーナ「どお? 今日は私の勝ちよ?」
サーニャ「……」
ミーナ「サーニャさんもまだまだねぇ~!」ウフフ
サーニャ「ぅ………ごめ…なさっ…」グスッ
ミーナ「あらやだ、どうしたの? 折角拭いたのにまた泣いちゃって…」アラアラ
サーニャ「…はぅ……うっ…」ポロポロ
ミーナ「……」
ミーナ「……ありがとう、サーニャさん…」
サーニャ「…~っ……」
――――
――
―
ミーナ「それじゃあ悪いけど、宮藤さん達に夕食に着くのは遅れるって伝えておいて頂戴?」
サーニャ「はい…」
ミーナ「食器の片付けまで頼んじゃってごめんなさいね?」
サーニャ「い、いえ…。 ……あの…?」
ミーナ「大丈夫よ……早く行きなさい。 夕飯が冷めちゃうわよ?」
サーニャ「………はい。 失礼しました」トテトテ
ガチャ パタン
ミーナ「……」
ミーナ「……………優しい子ね、…本当に」
ガチャ
ミーナ「…!」ピク
美緒「…失礼するぞ?」パタン
サーニャ「はい…」
ミーナ「食器の片付けまで頼んじゃってごめんなさいね?」
サーニャ「い、いえ…。 ……あの…?」
ミーナ「大丈夫よ……早く行きなさい。 夕飯が冷めちゃうわよ?」
サーニャ「………はい。 失礼しました」トテトテ
ガチャ パタン
ミーナ「……」
ミーナ「……………優しい子ね、…本当に」
ガチャ
ミーナ「…!」ピク
美緒「…失礼するぞ?」パタン
ミーナ「美緒……!」
美緒「……ふられたな?」
ミーナ「……」
美緒「…まあ、こればかりは仕方ない。 本人の意思だからな」スタスタ
ミーナ「……聞いてたの?」ジト
美緒「馬鹿を言え、見張りだ。 あんな所また誰かに聞かれでもしたら困るんだろ? ましてや訪ねて来る奴がいたら水をさすからな」
ミーナ「…貴女はデリカシーは有るのに不器用すぎよ……まったく」
美緒「ふっ……今日のお前ほどではないと思うがな?」
ミーナ「……」
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「……ショックか?」
ミーナ「…………そうね」
美緒「……ふられたな?」
ミーナ「……」
美緒「…まあ、こればかりは仕方ない。 本人の意思だからな」スタスタ
ミーナ「……聞いてたの?」ジト
美緒「馬鹿を言え、見張りだ。 あんな所また誰かに聞かれでもしたら困るんだろ? ましてや訪ねて来る奴がいたら水をさすからな」
ミーナ「…貴女はデリカシーは有るのに不器用すぎよ……まったく」
美緒「ふっ……今日のお前ほどではないと思うがな?」
ミーナ「……」
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「……ショックか?」
ミーナ「…………そうね」
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- レッド「なにこのポケモン」キルリア「……」 (1001) - [53%] - 2010/8/19 4:16 ★★★×6
- カレン「あなたにとって、私は何?」ゼロ「……!」 (463) - [52%] - 2012/9/23 23:45 ★★
- マミ「キュゥベえを預かってほしいの」 ほむら「………」 (371) - [49%] - 2012/3/26 4:45 ★★
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