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    元スレ勇者「魔王を倒しに行こうぜ」

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    201 = 181 :

    メイドA「何時も氷龍の渡りの後の晩は豪勢に振舞うんですよ」

    メイドA「町としての採取量の報告とかも夕方ぐらいに届く事もありまして」

    メイドA「各個に伝えられるのはその時がだいたいです」

    戦士「食料とかどうするんだ? 備蓄で豪勢に、か?」

    メイドB「渡りが終わった直後に近くで待機している行商がこちらに来るんです」

    勇者「あー確かに書き入れ時か」

    メイドB「腕に寄りをかけて振舞いますので、たくさん食べて下さいね」

    勇者「あー……流石にもう一泊は」

    メイドA「いえいえ、お気になさらないで下さい。主も是非と申しています」

    203 = 181 :

    「皆、ご苦労だった。勇者君達も色々と手伝わせてもらいすまなかった」

    戦士「いやー一宿一飯……ん? あれ?」

    勇者「後も考えると八泊二十飯の恩だな」

    「明日の朝発つのか? もっとゆっくりしていってくれていいというのに」

    リザ娘「流石にこれ以上ご迷惑をお掛けする事も……」

    ハピ娘「そもそも宿ではありませんしねぇ……」

    ゴレ娘「魔王も倒さないとー」

    「そうか、残念ではあるが致し方ない。また何時でも寄ってくれ」

    204 :

    しえん

    206 = 181 :

    「さて、話はこれぐらいにしてそろそろ食べるとするか。冷めてしまっては元も子もないだろう」


    ゴレ娘「ほれおいひい!」

    勇者「すっげー……こんな豪華なもの、初めてかもしれん」

    戦士「はっぐ、はぐ、っぷはぁ!」

    リザ娘「このソース一体なんだろう」カチャカチャ

    メイドF「そちらは山葡萄のソースですね。気候が気候ですから長持ちするんですよ」

    ハピ娘「今度試してみようかしら……」

    リザ娘「だな」

    209 = 181 :

    勇者「ああ……なんて贅沢だ。幸せだ」

    戦士「全くだな」

    リザ娘「今日はゆっくり休んで明日に備えるか」

    ハピ娘「少し名残惜しいですわね」

    ゴレ娘「……久々のお家だったね」

    メイドA「やはり三人は根無し草をされて……?」

    勇者「ええ、そんな所で出会ってこうして仲間になるよう交渉したんです」

    211 = 183 :

    さるは続くよどこまでも
    落ちてたら深夜かどっかで
    おやすみ

    214 = 202 :

    定期的にほかのスレに書き込めばいいんじゃね?

    216 = 184 :

    一番さびれているSS掲示板を選択していくのか(困惑)

    217 :

    いいなこれ

    228 = 227 :

    230 :

    ミンサガをやりたくなってくるな。支援

    232 :

    支保

    233 :

    続いてますように

    235 = 204 :

    ほす

    236 = 204 :

    237 :

    ほしんぐ

    240 = 204 :

    241 = 181 :

    翌日
    勇者「お世話になりました」

    「ああ、また何時でも寄ってくれ。それと」

    メイドA「はい、こちらに」

    戦士「なんだ? 剣か?」

    リザ娘「魔力を感じるな……魔法剣か」スラン

    ハピ娘「蒼い刀身……綺麗」

    ゴレ娘「氷の魔力……雪水晶?」

    勇戦「え?!」

    242 = 181 :

    リザ娘「たあ!」ビュァン

    ハピ娘「ほ、本物?!」

    「あれだけの量を採取してくれたのだし、私達にできる形で返したかったのだよ」

    勇者「い、いいんですか……?」

    戦士「これ絶対俺らの採取量よりも……」

    メイドA「これでも黒字ですよ」

    ゴレ娘「宿泊代はー?」

    メイドB「……トントンですね」

    243 = 181 :

    勇者「えぇぇ……」

    リザ娘「本当によろしいですか?」

    「その代りと言っては何だが、またこの時期に寄ってくれ」

    戦士「なるほどそういう事か」

    勇者「そういう事でしたら、有り難く使わせ貰います」

    リザ娘「じゃああたしのお古は勇者に」

    勇者「……」

    戦士「……」

    244 = 181 :

    戦士「なんでそうなるんだよ!」

    リザ娘「力任せに使う剣じゃない。言わば技の剣」

    ハピ娘「であればリザ娘さん行きですわね」

    ゴレ娘「お古も戦士向きじゃない?」

    リザ娘「そういう事だ」

    勇者「戦力的ヒエラレルキーが低いな……」

    戦士「仕方が無いとはいえな……」

    245 = 181 :

    「ここから西の山……こちらに面した崖に洞窟がある」

    「そこに魔王城の近くに通ずる道があるという。もしも早急に魔王城に向かうつもりなら」

    「そちらを行くといいだろう」

    勇者「そんなところに道? だとしても距離がおかしいな」

    戦士「てか、先週の魔物討伐の報酬は……」

    リザ娘「勇者のペンダントに記録されているのだろう? であれば先の町でもいいんじゃないか」

    ゴレ娘「ゴーゴー」

    246 = 227 :

    魔王城に行くの早いな

    247 = 181 :

    勇者「ふう……」ザッザッ

    戦士「まだ距離があるなぁ」

    リザ娘「だがこのまま行けば今日中には着けそうだな」

    ハピ娘「詳しい位置までは分かりませんし、何処かに一泊すべきでは?」

    ゴレ娘「寒いねー」ボスボス

    勇者「この先の街道を右に曲がると宿があるらしいし、そこかなぁ」

    戦士「あーあったけぇ湯に浸かりてぇ……」

    リザ娘(贅沢な)

    ハピ娘(なんて贅沢な事を!)

    ゴレ娘(贅沢者ー)

    248 = 181 :

    宿屋
    「ここは天然の温泉が湧いているんですよ。心行くまで浸かっていって下さい」


    勇者「ふああぁぁ……」

    戦士「たまんねぇなぁ……」

    勇者「全くだな……ま、期せずして彼女らに温泉を体験してもらえて良かったよ」

    戦士「……この壁の向こうに」ゴクリ

    勇者「殴るぞ」

    249 = 239 :

    緩やか

    250 = 181 :

    ゴレ娘「はふぅ~~」

    ハピ娘「う~……何なんですのこの臭い」

    リザ娘「これが所謂腐った卵の臭いか」

    ゴレ娘「卵とか趣向品」

    ハピ娘「私達には手が出せなかった代物ですわね」

    リザ娘「飼う以外の選択肢がなかったからな。ま、今はある程度自由に食べられる訳だが」

    ゴレ娘「あんまり感動なかったね」

    ハピ娘「ですわね……」


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