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    元スレ勇者「商人、ちょっとこい」

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    タグ : - DQ + - かがみ + - ハーレム + - 勇者 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    商人「はいはい」

    勇者「えと、商人って転職したくない?」

    商人「え?転職ですか?」

    勇者「うん」

    商人「えと……私、やっぱり足手まといですか?」

    勇者「え……いや、そういうわけじゃないけど」

    商人「いいですよ。確かに私はお金をすこーし拾えて、道具の鑑定が出来るだけですもんね」

    勇者「いや……あの」

    商人「……すいません、愚図で」

    勇者「あー、そのー……なんでもない!忘れてくれ!!」


    僧侶「言えなかったようですよ」

    魔法使い「勇者様って女の子に甘いですからねー」

    僧侶「そろそろ、商人を転職させて戦力アップさせたいのになぁ」

    3 = 1 :

    宿屋

    商人「はぁ……」

    商人「やっぱり、転職を考えたほうがいいんでしょうねえ」

    商人「私は今の自分に誇りを持っていますし、できれば転職はしたくない……」

    商人「でも、装備できるものも限られてるし……」

    商人「……いやいや、そもそも、装備できる武器や防具が制限されているなんておかしくないでしょうか?」

    商人「私だって人間です。剣を握ることはできるし、鎧を着ることもできる」

    商人「そうですよ。そもそも、そんな固定概念はどっからきたんでしょうか?」

    商人「がんばれば、大バサミやゾンビキラーぐらい装備できるでしょう」

    商人「メラとかホイミぐらい使えるんじゃないでしょうか?」

    商人「よし……」

    商人「そうと決まれば……!!」

    4 :

    俺の直感が支援しろと言っている

    5 = 1 :

    魔法使い「メラゾーマって……こうやるのね……ふんふん」

    コンコン

    魔法使い「はーい?」

    商人「失礼します」

    魔法使い「どうかしたの?」

    商人「あの、私に魔法を教えてください」

    魔法使い「え?」

    商人「どうか」

    魔法使い「いや、商人には魔法なんて……」

    商人「やってみなければわかりません」

    魔法使い「うぇ?」

    商人「お願いします!!!切実なんです!!!」

    魔法使い「は、はいはい!!わかったから、顔を近づけないで!!」

    商人「では、何から始めましょうか?」

    魔法使い「……じゃあ、メラからやってみる?」

    6 = 1 :

    商人「メラ!!」

    シーン

    魔法使い(素直に転職すればいいのに……)

    商人「メラミ!!」

    魔法使い「ストップ!」

    商人「はい?」

    魔法使い「メラミなんてできるわけないでしょ?」

    商人「そ、そうですか?」

    魔法使い「はぁ……これだから素人は」

    商人「す、すいません……」

    魔法使い「いい?魔法を使うっていうのは結構精神力を使うの」

    商人「はい」

    魔法使い「叫ぶだけじゃできないわ」

    商人「なるほど」

    魔法使い「こう……指先に意識を集中させて……メラ!!」

    7 = 1 :

    商人「おぉ……指先に意識を……」

    魔法使い「……」

    商人「メラ!!」

    シーン

    商人「……ま、初めてですし」

    魔法使い「言い訳すな」

    商人「すいません……」

    魔法使い「やっぱりさ、ダーマに行って神様に力を授からないとダメだって」

    商人「でも、そうすると、商人で居られなくなります」

    魔法使い「そりゃそうでしょ」

    商人「そんなの嫌なんです!!」

    魔法使い「顔近いって!!!」

    商人「すいません……」

    魔法使い「どうして商人であることにこだわるの?もうさ、魔物も強くなってきたし、実際商人のままだと辛いでしょ?」

    商人「実は……」

    9 = 1 :

    ―――数ヶ月前 ルイーダ

    勇者「仲間はやっぱり、戦士、僧侶、魔法使いがいいなぁ」

    ルイーダ店員「マジっすか?ちょっと今、戦士がいないんですよね」

    勇者「え?そうなんですか?あ、じゃあ、武道家――――」

    商人「あわわ……わ!!?」

    ガシャーン!!

    勇者「うわあ!!?」

    店員「ちょっと、商人さん!!お水も配膳できないの!!?」

    商人「す、すいません!!すいません!!!」

    店員「そんなんだから誰も雇ってくれないのよ?」

    商人「すいません……」

    店員「ほら、早く床の掃除してね」

    商人「はい……すいません……すいません……」

    勇者「……あの子は?」

    店員「ああ。あまりに愚図なんで誰も拾ってくれずにもう半年もここでバイトをしている商人っすよ」

    11 = 1 :

    勇者「愚図って……」

    店員「まあ、見ての通りっすよ。何をやるにも失敗するんす」

    勇者「……」

    店員「いくら可愛くても戦闘になると困るのは仲間ですからね……って、勇者さん!?」

    商人「うぅ……ぐす……」

    勇者「……手伝うよ」

    商人「え……」

    勇者「大丈夫?」

    商人「あ、はい……すいません」

    勇者「謝るんじゃなくて、こういうときはお礼を言うべきだ」

    商人「あ、はい……あ、ありがとうございます」

    勇者「よし……はい、これでもうガラス片は残ってないな」

    商人「勇者様にこんなことをさせて申し訳ありません……」

    勇者「いいよ。それより、少しだけ聞きたいことがあるんだけど」

    商人「はい、なんでしょう?」

    12 :

    なぜ寝るときにこんなスレを見つけてしまうんだ

    14 = 1 :

    勇者「商人ってどんなことができるの?俺、あんまりよく知らないんだ」

    商人「あ、えと……お金を拾えたり、道具鑑定ができたり、あとはおおごえでお店をよぶことができます」

    勇者「へえ」

    商人「す、すいません……きっと魔法使いさんとか僧侶さんのほうが役に立つとおも―――」

    勇者「すごい!!」

    商人「え?」

    勇者「いやー、戦士や武道家ばっかりに目が行ってて知らなかったけど、商人ってそんなにすごいんだ」

    商人「い、いえ……そんなことは」

    勇者「だって、お金は大事だし、道具の鑑定も使い方とか分かるんだろ?あと、お店を呼ぶって便利すぎる」

    商人「そ、そうでしょうか?」

    勇者「うん。凄い!―――よし、決めた!!」

    商人「は、はい?」

    勇者「俺の仲間になってくれないか?」

    商人「えぇぇえええ!?!!?」

    勇者「君の力を借りたい。ダメかな?」

    15 :

    勇者とちゅっちゅしたい

    16 :

    あぁもう支援するわ

    17 :

    金貯めたいから商人時々なってたな

    18 = 1 :

    商人「そ、そんな……私なんてきっとダメですよ」

    勇者「いや。その能力は絶対に俺の助けになってくれる」

    商人「え……」

    勇者「お願いだ。仲間になってくれ」

    商人「ちょっと!?あの!!頭をあげてください!!!」

    勇者「頼む」

    商人「わ、わかりました!!なります!!なりますから!!」

    勇者「ホントか!?ありがとう!!」

    商人「きっと、後悔しますよ……」

    勇者「しない」

    商人「あ、えと……」

    勇者「よし、あとは魔法使いと僧侶を仲間にしたいなぁ」

    商人(初めてだ……こんなに私を必要としてくれる勇者様にあえるなんて……)

    商人(うん……商人として、私は絶対に勇者様の力になってみせる!!)

    商人(―――がんばるぞ!)

    19 = 10 :

    勇者イケメン!

    21 :

    なんか切ない

    22 = 1 :

    魔法使い「―――なるほどね。それが嬉しかったわけだ」

    商人「はい……」

    魔法使い「それで商人を捨てたくないと」

    商人「はい……そうなんです」

    魔法使い(勇者様も中々罪作りね)

    商人「やっぱり、魔法は使えないでしょうか?」

    魔法使い「うーん……魔法使いから商人に転職したら『魔法を使える商人』っていうのもできるけど……」

    商人「それだと……一度、商人を捨てなければいけませんね」

    魔法使い「まあ、前例がないし……やるだけやってみる?」

    商人「協力してくれるんですか?」

    魔法使い「無駄な努力かもしれないけど」

    商人「ありがとうございます!!」

    魔法使い「ふう……じゃあ、まずはね……」

    商人「はい!」

    23 = 1 :

    翌日

    勇者「おーし、じゃあ、出発するか」

    僧侶「はーい」

    魔法使い「はぁい……」

    商人「……(うとうと」

    勇者「どうした?眠そうだけど?」

    商人「い、え……」

    魔法使い「なんでも、ないですから……」

    勇者「大丈夫か?」

    商人「は、はい……」

    魔法使い「ちょっと」

    商人「はい……」

    魔法使い「徹夜までしたんだから、ちゃんと成果を見せてよ?」

    商人「はい!がんばります!!」

    勇者「んじゃ、いくか」

    24 = 1 :

    戦闘

    勇者「はぁ!!」

    ズバッ!!

    魔物A「ぐええええ」

    魔物B「ぎゃしゃー!!」

    勇者「なに!?」

    魔法使い「メラゾーマ!!!」

    ゴォォォォ!!

    勇者「―――助かった!」

    魔物C「びょしゅーー!!!」

    勇者「え?!」

    商人「危ない!勇者様!!―――メラ!!」

    シーン

    商人「そんな!?」

    勇者「―――ぐは!?」

    25 :

    まぁ出ないわなw

    26 :

    支援するよ

    27 = 10 :

    やっぱでねぇw

    28 :

    メラゾーマとか使うとこでガンガンいこうぜ!でメラとかしたらブチギレるな

    29 = 1 :

    戦闘終了

    僧侶「ベホイミ」

    勇者「ありがとう……」

    魔法使い「ふう……なんとか勝てた」

    商人「あ、あの……」

    勇者「商人?どうした?」

    商人「すいません……私の所為で……」

    勇者「え、どうして―――」

    僧侶「全くです」

    魔法使い「ちょっと!?」

    僧侶「貴女がしっかり勇者様の背中を守っていれば、傷つかずに済んだんですよ?」

    勇者「おい」

    商人「すいません……すいません……」

    僧侶「謝って済む問題ではありません」

    勇者「僧侶、その辺にしとけって」

    31 = 1 :

    僧侶「しかし」

    勇者「いいから」

    商人「……すいません」

    勇者「もういいから。ほら、この通り傷も癒えたし」

    商人「勇者様……」

    魔法使い「ほらほら。過ぎたことを気にしてもしょうがないでしょ」

    商人「は、はい……」

    僧侶「……ふん」

    勇者「さ、気を取り直していこうか。この辺の魔物は凶暴だから野宿は避けたい」

    商人「そ、そうですね」

    魔法使い「じゃあ、早く行きましょう」

    僧侶「北に向かえば村があったはずです。急ぎましょう」

    勇者「おし!」

    商人「はぁ……」

    魔法使い「……」

    32 :

    僧侶、クビ

    33 = 1 :

    商人「あ、5G発見」

    勇者「え?ホントに?」

    商人「はい」

    勇者「すごいなー」

    ナデナデ

    商人「あぅ……///」

    僧侶「5Gなんて意味がありませんよ?」

    商人「え……あ、はい」

    僧侶「1000Gぐらい拾ってくれるなら別ですけど」

    魔法使い「僧侶!」

    勇者「どうしたんだ?」

    僧侶「別になんでもありません」

    商人「す、すいません……」

    僧侶「ふん……」

    勇者「おいおい」

    34 = 17 :

    今更だがハーレムかよ!

    35 = 1 :



    勇者「おっし。目的地に着いたな」

    僧侶「はい」

    商人「や、宿屋を探してきます!!」

    勇者「じゃあ、俺も―――」

    僧侶「勇者様は買い出しです」

    勇者「え?」

    僧侶「買い物には男手はいるんですから。ほら、いきましょう」

    勇者「あ、はいはい。魔法使い、商人についていってくれ」

    魔法使い「わかりました」

    商人「すいません……」

    魔法使い「なんで謝るのよ?」

    商人「あ、いえ……」

    魔法使い「ほら、元気出して。別に僧侶は貴女を責めてるわけじゃないから」

    商人「そ、そうなんですか……?」

    36 = 1 :

    宿屋

    商人「え?満室!?」

    店主「悪いね、旅のかた。今日はここに泊りたいって人が多くって」

    魔法使い「何かあるんでしょうか?」

    店主「魔王の勢力が強くなってきた所為か、ここら辺の魔物が一層凶暴化したらしくってね」

    商人「もしかして……多くの人がここで足止めを?」

    店主「そういうことだ」

    魔法使い「でも、このほかに宿屋はないんですよね?」

    店主「ああ」

    商人「そ、そんな……勇者様に怒られる……」

    魔法使い「怒りはしないと思うけど」

    店主「悪いね、本当に」

    商人「はぁ……いえ、ありがとうございました」

    魔法使い「さて、どうしたものか」

    37 :

    勇♂商♂僧♀
    魔は♂?♀?

    38 = 1 :

    僧侶「ええ!?」

    商人「すいません!すいません!!」

    勇者「いや、商人が謝ることじゃないだろ?」

    商人「で、でも」

    魔法使い「どうしますか?」

    勇者「うーん」

    僧侶「全く……どこで役に立てるんですか?」

    商人「すいません……」

    僧侶「やはり、早く転職すべきでは?」

    商人「あぅ……」

    魔法使い「僧侶、言葉が強い」

    僧侶「だって……」

    勇者「あ!そーだ。商人の特技におおごえってあるんだろ?それで宿屋呼べないのか?」

    魔法使い「おー!それだ!」

    商人「え……」

    39 :

    買い出しこそ商人が役立ちそうなところじゃね…?

    40 :

    僧侶が露骨にウザいキャラだな
    (愛=性)欲に負ける修道女とかどうなの

    41 = 1 :

    村の外

    勇者「実は見てみたかったんだよなぁ」

    魔法使い「そういえば使う機会ってありませんでしたね」

    僧侶「……できるのでしょうか?」

    商人「……あの、本当にやるんですか?」

    勇者「うん……なんか、まずい?」

    商人「いえ!いえ!!」

    僧侶「まさかとは思いますが、できないってことはないですよね?」

    商人「ギク……」

    魔法使い「まさか。商人の十八番だし」

    勇者「うんうん」

    商人「……で、では……宿屋さぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

    勇者「おお!!来そうだ!!」

    魔法使い「……(ワクワク」

    僧侶「……」

    42 = 28 :

    もういじめるのはやめて!!

    43 :

    こんなもんじゃね命かかってんだし
    むしろ勇者魔法使いが優しすぎ

    44 :

    >>37
    勇♂
    商♀
    魔♀
    僧♀
    というハーレムパーティなんじゃ?

    45 = 1 :

    ―――10分経過

    商人「……」

    勇者「やっぱり、店ごともってくるのか?」

    魔法使い「えー?あ、でも、宿屋だとそうかもしれませんね」

    僧侶「……」

    ―――30分経過

    勇者「遅いなぁ……あ、あれか?店ごとだから時間がかかるのか?」

    魔法使い「そうでしょうね」

    商人「……うぅ」

    僧侶「……はぁ」

    ―――1時間経過

    勇者「ふんふん!!」

    魔法使い「えっと……アバカムは……こうして……」

    僧侶「……来ませんね」

    商人「……すいません」

    46 :

    >>37
    >>1読んだか?

    47 :

    >>37がバカ過ぎワロタ

    48 :

    魔法使いは男なの?女なの?

    49 = 1 :

    勇者「え?できない?」

    商人「すいません……実はまだ……」

    僧侶「勇者様」

    勇者「どうした?」

    僧侶「今からでも遅くはありません。商人さんを転職させましょう」

    商人「え!?」

    勇者「うーん……」

    魔法使い「まあまあ」

    僧侶「商人の要とも呼べる『おおごえ』が使えない以上、この人をこのままにしておく意味があるとは思えません」

    商人「す、すいま―――」

    僧侶「誰かが死んでもそうやって謝る気ですか?」

    商人「そ、それは……」

    勇者「おい、僧侶」

    僧侶「事実です」

    魔法使い「……はぁ……どうしたものか……」

    50 = 47 :

    僧侶死ねよ


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