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    元スレ勇者「魔王を倒しに行こうぜ」

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    153 :

    勇者のハーレムだったら読んでないわ

    158 = 81 :

    160 = 1 :

    メイドC「はい、どうぞ」

    ゴレ娘「ご飯♪ ご飯♪」

    リザ娘「それにしても……一週間缶詰になるというのに、なんでこんなにしっかりとした料理なんだ?」

    「普段であればこの一週間、楽しみと言えばこれだからね」

    「何も無い部屋でしたらそれこそ魚すらそうは腐らない始末。備蓄さえあれば食材には困らないのだよ」

    ハピ娘「このお屋敷で遭難したら凍死するという訳ですね……」

    勇者「裏を返すと恐ろしい話だよな」

    162 = 81 :

    おかえり

    163 = 1 :

    戦士「ああ……生きてるって心地がする」

    勇者「これを機にお前も勉強に励めばいいのに」

    戦士「それができたら戦士なんてやってねーよ!」

    リザ娘「あたしは戦士肌だがこうして学問に励んでいるぞ」

    ゴレ娘「勉強楽しー」

    ハピ娘「それにしても……ゴレ娘さんより学問に疎い方がいるとは思ってもいませんでしたわ」

    勇者「え? 二人とそんなにレベル違わなくないか?」

    ゴレ娘「今日の勉強さっぱり分らなかった」

    メイドA「え?! 熱心に聞いているからてっきり……」

    164 = 1 :

    ゴォォォォ
    勇者「今日は一段と吹雪いていますね」

    「と言っても、私達にはもう普通になってしまったからねぇ。これくらいよくある方だ」

    戦士「思ったんだけどよ、これって家が押し潰されたりしないのか?」

    勇者「そういえばそうだな……これだけの吹雪が一週間。とても持ちこたえられるものとは思えない……」

    「そういえば説明していなかったか。朝方、非常に静かだとは思わないかね?」

    戦士「そうだっけか?」

    勇者「あれは偶然ではなくてそういう気象なのですか?」

    「うむ。そしてこの期間の雪だけは何故か大量の魔力が蓄積されているのだ。これも伝承めかせた要因なのだろうな」

    165 = 1 :

    「して、朝方になると吹雪が止み雪が溶け、そして魔力が濃縮された雪だけが残る。これが一週間続くのだ」

    戦士「ほー?」

    勇者「……。あ? え? まさか雪水晶って!」

    「その通りだ。ここで採れる貴重な資源なのだよ」

    戦士「雪水晶? なんだそりゃ」

    勇者「お前には氷結石って言えば分るか」

    戦士「それ……価値だけならミスリル銀を越えるっていうあれか!」

    戦士「斬れば凍てつき、振るえば吹雪く! 天然の魔法剣の材料じゃねーか!」

    166 = 96 :

    167 = 1 :

    勇者「とすると、この吹雪が止んだら……」

    「その通り、その採取が始まる。しかし日に長く晒されると雪水晶そのものが溶けてしまう」

    「日の出と共に雪雲が霧散していく。それから一時間の間のみだ」

    戦士「どうやって回収すりゃあいいんだ?」

    「真水に漬けるだけでいい。と言っても一分は漬けないといけないから、水を撒くという方法はとれない」

    勇者「完全に肉体労働ですね……俺達も手伝わせて下さい」

    「正直、若者が協力してくれるのは本当に有り難いよ」

    戦士「あれって採取量めっちゃ低いって話だけど、俺らが手伝ったぐらいで宿泊代って足りるのか?」

    「上手く採取できれば十分すぎるほどになるかと」

    168 = 1 :

    四日目
    リザ娘「へーそんなものがあるのか」

    ゴレ娘「お高い」

    ハピ娘「ミスリル銀より高価だなんて凄いですわね」

    戦士「そこらの魔法剣よりよっぽど強力な武器になるしな」

    勇者「まあ、それが手に入るんじゃなくて、その素材を宿代として採取してくるって話なんだけどさ」

    リザ娘「食うだけ食って、去る事に比べればというところだな」

    169 = 1 :

    ハピ娘「真水に漬けるだけ、と言われましても……もっと具体的にはどうされているのですか?」

    メイドB「シャベルで雪の根元を掘って雪を払う、そうしたら水桶にいれて一分後に取り出し」

    メイドB「水を拭いて保管……これを四人一組で行います」

    リザ娘「四人も……? 多くないか?」

    メイドC「掘る人、雪を払い水桶に入れる人、水桶から取り出し拭く人、これら運搬し収納箱に収める人の計四人です」

    戦士「根元……泥がついていると駄目なのか」

    勇者「水に漬けた時に吸着して、不純物混じりになるらしい。武具には使えないんですよね」

    メイドC「その通りです」

    170 = 1 :

    ゴレ娘「分担どうしよう?」

    リザ娘「水から出すのが一番の重労働だな……」

    ゴレ娘「あたしやろうかー?」

    戦士「え? いや、だが」

    ハピ娘「ゴレ娘さんの腕は感覚が鈍いらしいのですよ」

    勇者「いや……あの腕で雪水晶を傷つけずに拭けるのか?」

    リザ娘「だろうなぁ……」

    172 = 1 :

    メイドB「防寒防水グローブがありますからどなたでも大丈夫ですよ」

    リザ娘「あたしとゴレ娘は使えなさそうだな」

    ゴレ娘「雪払って水に入れるのやるー」

    ハピ娘「私は水から引き揚げるのをやりますわ」

    戦士「いいのか?」

    ハピ娘「耐冷魔法をかけてやりますし、更に道具もあるのでしたら難しくないかと思いますわ」

    勇者「運搬か雪かきか……」

    戦士「水に漬けっぱなしって駄目なのか?」

    メイドA「それをしてしまうと雪結晶の魔力が失われてしまうんですよ」

    173 = 1 :

    勇者「よし、作戦はこうだ」

    勇者「俺と戦士が掘りまくる」

    ゴレ娘「あたしが雪払って水桶に入れるー」

    ハピ娘「私が雪水晶を取り出し拭く」

    リザ娘「で、あたしが運ぶと」

    勇者「何気にリザ娘も重労働だな……」

    戦士「だなぁ……てかゴレ娘大丈夫なのか? 雪払うんだぞ」

    ゴレ娘「平気平気ー」

    174 = 71 :

    またさるくらいそう

    177 = 113 :

    大丈夫
    くらったのさ

    180 = 179 :

    さるって日付が変われば直るんじゃなかったっけ?

    181 :

    リザ娘「あたしはまあ、この腕と足があるから大した事無いさ」

    ハピ娘「リザ娘さんのその足が大いに役立つのって初めてじゃないかしら」

    リザ娘「あたしが駆けつけなくちゃならない状況って、この二人と一緒にいるとないしな」

    ゴレ娘「移動する時、皆で一緒」

    戦士「? ああ、足並み揃えるって事か」

    リザ娘「ま、久々に全力で突っ走ってやるさ。任せておけ」

    183 :

    もうずっとさる
    今晩はもうダメかもしれんね

    184 :

    素晴らしいスレを見つけてしまった

    185 = 184 :

    >>183
    いざとなったらSS速報に行くって手もあるよ
    リアルタイムで反応がほしいならVIP+でもいいし

    187 = 181 :

    八日目 早朝
    メイドC「こちらが防寒具です。魔法が込められておりおおよそ一時間程度であれば」

    メイドC「かなりの寒さを遮断できます」

    戦士「雪遊びしたくなってきた」

    勇者「雪水晶掘りの後に体力が残っていれば」

    リザ娘「体力残らない勢いでやってもらって構わないからな」

    ハピ娘「ゴレ娘さんとハピ娘さんはもっと寄って下さらない?」

    ハピ娘「耐冷魔法を全力で施しますわよ」

    188 :

    さるって一回くらうと二回目からかなり早くくらうんじゃなかったっけ

    189 :

    モン娘かわいいよモン娘

    190 = 181 :

    「さて、と。私も用意をするか」

    メイドA「え?」

    メイドB「ご主人様の防寒着はありませんよ?」

    メイドC「元々お使いになっていたのも予備も、勇者様達にお貸ししてしまっていますからね」

    メイドF「紅茶淹れてきますね」

    「毎年この為に体を鍛えているんだがなぁ……」

    191 = 181 :

    メイドA「もう間もなくです」

    勇者「気合入れていくぜ!」

    戦士「おう!」

    メイドB「始まった!」キィィィン

    リザ娘「な!」ブル

    ゴレ娘「!」ブルブル

    ハピ娘「なんて魔力……凄いわね」

    勇者「よし、いくぞ!」

    192 = 181 :

    一時間後
    勇者「」グッタリ

    戦士「」グッタリ

    ゴレ娘「終わった~」

    ハピ娘「う、腕が痺れましたわ……」プルプル

    リザ娘「流石にこれだけ走っていると疲れるな」フゥ

    メイドC「……」

    メイドA「すっご……」

    メイドB「計測急ぎなさい」

    194 = 181 :

    勇者「やっぱシャベルを使う筋肉は剣では身に付かないな」

    戦士「全くだ。明日は筋肉痛だ」

    リザ娘「シャベルか……多分あたし達が使っても痛めるだろうな」

    ハピ娘「それにしても私達の採取した量はどうだったのでしょうね……」

    ゴレ娘「計測してるって言ってたー」

    勇者「まだ出ていないのか? もう三十分は経ってるだろ」

    戦士「面倒なのかねぇ」

    195 :

    うーんこの

    198 = 181 :

    戦士「にしてもゴレ娘の雪の払い方は斬新だったな」

    勇者「雪水晶を持ったかと思ったらグルングルン腕を回し始めたからな」

    リザ娘「遠心力でも使わない限り、ゴレ娘にあれを傷つけずに雪を払う術があると思っているのか」

    メイドA「……は二階をお願いします。私達は外の板を外してきます」カツカツ

    勇者「あ、計測終わりましたか?」

    メイドA「はい、採取のご協力本当にありがとうございました」

    戦士「ってか今何してんだ?」

    リザ娘「氷龍の渡り対策を外しているところじゃないか?」

    ゴレ娘「手伝うー」

    199 = 181 :

    勇者「よっと」ベリベリベリ

    戦士「そういやぁ結局、どんぐらい採れたんだ?」

    メイドB「あー……あは、ふふふ」

    メイドA「B」

    メイドB「失礼しました。ちょっと笑みが抑えられなくて」

    勇者「でもそれだけ凄かった、って事ですよね」

    メイドB「はてさてさてはて」


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