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元スレ妹「私が義理の妹だったらどうする?」
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兄「なんて?」
妹「私とあんたが血つながってなかったらどうする?」
兄「取りあえず爆笑する」
妹「死ね」
ガチャッ バタンッ
兄「実におもしろい」
妹「……」
昨夜
父「妹、大事な話がある」
妹「なに、浮気でもした?」
父「してない」
妹「じゃあなに」
父「驚かずに聞いてくれ。実は――」
妹「実は?」
父「実は、お前と兄は血がつながって無いんだ」
妹「な、なんだってー」
父「はっはっは!驚いたか!」
妹「驚いたー……もう寝ていい?」
父「マジなんだが」
ガチャ
母「お風呂あがったわよ」
妹「ねぇお母さんお父さんが浮気したってさ」
母「ほぉぅ?」 ボキボキ
父「してない!してないよ母さん!」
妹「私と兄が血つながってないとか言ってんだけど、病院連れて行く日決めようお母さん」
母「あら、話したの?」
妹「え」
父「そうだ、そろそろ妹は受け止められると思って」
妹「え」
母「そうよ?あんたは私の連れ子、兄はこの人の連れ子」
妹「なんですと……」
妹「はぁ……」
友「おはよー」
妹「おはよ」
友「どうしたの?」
妹「ちょっとね」
友「なんかあったの?」
妹「あったというかあり続けているというか」
友「現在進行中の悩みって事か」
妹「現在どころか生涯続く悩みというか」
友「え!?それは一大事ですな」
妹「そう、だからちょっと一人にしてください」
友「いつ頃まで?」
妹「お昼まででいいよ」
友「分かった!」
昼休み
友「で、どんな悩みなの?」
妹「え?言うの?」
友「言え」
妹「家庭の事情」
友「もっと踏み込んで」
妹「……私の兄との事で」
友「あとひと踏ん張り!」
妹「……うちの親、再婚だった」
友「分かった、血つながってないわけね」
妹「え!?ちょもうちょっとオブラートにっていうかもう分かったの!?」
友「まぁ似てないもんねお兄さんと、そんな気はしてた」
妹「似てるじゃん」
友「いや似てないよあんたとお兄さん」
妹「なんだと…」
友「なに?似てて欲しいの?」
妹「いや、別にそういうのは無いけど……似てないかなぁ…」
友「全然似てない、系統が違う」
妹(何故かショックな私がいる)
友「お兄さんと自分が似てない事にショックを受ける妹であった……後半へ続く」
妹「続かんっちゅーの。……ふーん、自分達からすれば気付かないもんだね」
友「私は気付いてたけどそんなもんかね」
妹「ふーん……そっかそっか」
ガラッ
「妹ちゃん、お兄さん来てるよ」
妹「え?」
妹「……」
兄「ん」
妹「あ、お弁当」
兄「忘れてんじゃねぇよばーか」
妹「うるさいな」
兄「お礼の一言位言えんのかお前は」
妹「さんきゅー」
兄「じゃあな」
妹「あ、ちょい待って。こっち来て」
兄「は?」
グイッ
兄「おわっ」
妹「……」 ジー
グニィ
兄「いへぇ」
妹(似てないのか……まぁそうか……うーん)
兄「はなふぇ」
妹「あ、ごめん」
兄「なにがしたいんだお前は」
妹「……パーツ照合?」
兄「ロボットか俺は。行くわ」
妹「あ、うん」
ガラッ
友「キスした?」
妹「いやしてないし」
友「え?血のつながりが無いと分かってから芽生えた私の本当の気持ち、届けっ!的な奴は?」
妹「りぼんコミックスは卒業したまえ」
友「ちゃおだもん」
妹「じゃあちゃおでいいから卒業しなさい」
友「禁断の愛、って奴リアルでイケるよ?ある意味人によっては涎出ちゃう様な環境に自分がいる事を自覚しなさい」
妹「あんたが変態で哀しいよ」
友「私へんたいぢゃなぃもん!」
妹「似合わないねそれ」
友「冷静に突っ込むなよ」
妹「ごめん空気読めなくて」
友「でもさー、あんたそんなに顔悪くないってかむしろ顔いい方だし?お兄さんもフツメンだし?」
妹「だからなんだ」
友「いけるって!」
妹「いけるならいこうみたいなノリやめろうざい」
友「何事も冒険だって!人生1度きりなんだしさ!」
妹「はぁ……そんなに人をくっつけさせたいなら、まず己が実績を持って説得力を持たせてからにしなさい」
友「え?じゃあ私お兄さんと付き合っていい?」
妹「それはだめ」
友「……」
妹「……」
友「だめ?」
妹「うんだめ」
友「なんで?」
妹「えー……私はあんたと、「兄の彼女」ではなく、「私の友達」というスタンスで付き合いたいから」
友「ぇぇー?お兄さんの彼女になっても私達の友情は不滅よぉぉ♪」
妹「うるさい」
友「……」
妹「にやにやするんじゃない!」
友「にやにや」
妹「声に出すな!」
テンプレなツンデレでもない
かといってデレデレでもない
良い妹だ
かといってデレデレでもない
良い妹だ
妹「ただいま」
兄「おかえり」
妹「……」 ジー
兄「ふぁぁ」
妹「あんたって、結構イケメンよね」
兄「家族間でそういうの言い合って傷の舐め合いって死ぬほど虚しくなるからやめような?お兄ちゃんとの約束だ」
妹「お兄ちゃんだって、きっも」
兄「帰ってきてそうそうキモい事言っといてよく言う」
妹「お母さんは?」
兄「まだ仕事だろ」
妹「ふーん」
兄「あ、茶沸かしといたわヒマだったんで」
妹「あー今日私当番だっけ?さんきゅー」
兄「いいって事よ」
妹「よーしじゃあお風呂入っちゃおうかな、お茶ついでにお風呂は?」
兄「それは流石にまだ」
妹「じゃあ入れるから」
兄「好きにしなはれ」
妹「関西の人ってそういう他地域の人が使う関西弁ってイラッッとするらしいよ」
兄「分かったでござる」
妹「かといって昔に戻るな」
兄「ok i will be back!!!」 グッ
妹「頭おかしいのねあんた」
兄「風呂出たら俺入るから呼べよ、部屋いるから多分」
妹「分かった」
兄「……」
妹「……」
兄「……覗けと?」
妹「死ね」
妹「ばばんばばんばんばん」
妹「あびばびば」 ガラッ
妹「ふふんふふーん♪」
ゴクゴクゴク
妹「っぷは」
妹「ふー」
妹「……さてと」
兄の部屋
コンコン
妹「……」
コンコン
妹「……」 ガチャッ
シャカシャカシャカシャカ♪
妹「……」
兄「……」 カリカリカリ
妹「……」
兄「……」 カリカリカリ
テテテッ ボフッ
兄「……」 カリカリカリ
妹「……うーむ」
兄「うーむ」 ポリポリ
妹「……」
兄「……」 カリカリカリ
2時間後
ガチャッ
母「ただいまー、兄ー妹知らない?」
兄「……」 カリカリ
母「……」
ゴンッ
兄「って!?」
母「こら、白状しなさい。妹に何したの」
兄「なんだよ!妹なんか来てねぇよ!……風呂入ってんじゃね?……って7時!?……時間経つのはぇぇ」
母「あんた気付いてないの?」
兄「は?」
母「後ろ向けー後ろ!」
兄「」クルッ
妹「……」 スー スー
母「……」
兄「……俺は無実だ母さん」
母「……」
兄「きっと妹は忍術を使える様になったからそれで」
母「ま、いいわ。本人に聞けば済む事……妹、起きなさい」
妹「んーん」
母「起きなさい」
妹「……やぁ」
母「……」
ビシッ
妹「あたぁ!?」
妹「なにするのさ」 ムクッ
母「……」
兄「……」
妹「あ(えーと……)」
母「……」
妹「お母さん」
母「なに?」
妹「すべてこいつが悪いのよ」
兄「えええ!?」
母「何かされたの?」
妹「私を無視しやがったので不貞腐れて寝た」
母「それは兄が悪い」
兄「いやいや声かけられなかったし!いつのまにか部屋に忍び込まれてたの俺!俺被害者!」
母「ま、どうでもいいわ。二人とも降りてきて、ごはんにするから」
バタンッ
兄「……この野郎」
妹「あ、そうそうお風呂あがった」
兄「見りゃ分かるわ!」
妹「見ればね、あんた見なかったし」
兄「ぐ…」
妹「風呂あがったら言えって言ったのあんただし」
兄「ぐぬ」
妹「でも私はあんたが珍しく勉強してるっぽいから?だからあんたキリのいい所で一息つく時に声かけようと待ってあげてたわけ」
兄「ぐぬぬ」
妹「何か反論は?」
兄「めしだってよ」
妹「露骨すぎる話題逸らしだね」
兄「めしだめしだー」 ガチャッ
兄「はふっはふっ、ふはっ」 モグモグ
妹「下品な食い方だなおい」
兄「うるせぇ」
母「おいしい?」
兄「うめぇ」
妹「……」 モグモグ
母「あんたも答えなさいよ可愛くないわね」
妹「このデパートで買ってきた惣菜美味しい」
母「ぐぬぬ……ところで兄はお風呂いつ入るの」
兄「この後」
母「母さん先に入っていい?」
兄「何分ぐらいかかる?」
母「30分位」
兄「10分で上がるから俺先にしてくれ」
母「烏の行水ね……分かった」
兄「ごっそさんっ!」
妹「はやっ」
兄「風呂入るわ」
母「タオル2階から持っておりなさい」
兄「へーい」
妹「……何とも忙しそうだね」
母「勉強始めたんでしょう」
妹「え?」
母「受験勉強」
妹「……駅前の本屋に内定したんじゃないの?」
母「大学行くことにしたんだって」
妹「 」
母「……うん」 ニコニコ
妹「……」
妹「ふーん……どこの大学?」
母「関東地方だって」
妹「……ふーん、ごちそうさま」
母「もういいの?」
妹「ごちそうさま」
妹の部屋
ガチャッ バタンッ
妹「……」
妹(え、何この感じ……別にいいじゃん大学の方が)
妹「……私何考えてんの?」
妹「……」
妹「訳わかんない」 ボフッ
2週間後
友「ところで何か進展あった?」
妹「は?」
友「またまたん♪」
妹「兄と私?」
友「うんうん」
妹「ないっつーの。馬鹿?」
友(でも妹の口から絶対にそんなのはあり得ないとかは聞かないしなぁ……)
妹「つか、最近会話もあんまりしてないし」 ボソッ
友「え?なんで?」
妹「勉強、してるから」
友「妹が?」
妹「兄がだよ。何で私だよ」
友「え?でもお兄さん駅前の本屋に就職するって言ってなかったっけ?妹が嬉しそうに話してたから覚えてる」
妹「誰が嬉しそうだったと?……大学行くんだってさ」
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