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    元スレ女「君が思っているよりも、ボクは……」

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    1 :

    「ねえ、ねえ……起きてくれ」

    「んあ……」

    「ふふっ、昨日は早く寝なかったのかな」

    「……」

    「どうしたんだい、そんな顔をして」

    「なぜ俺の部屋にいる」

    2 = 1 :

    「なぜって、気持ちよく寝ている君を視姦して、起こしても起きないようなら襲おうとしていたところだよ」

    「起きて良かった」

    「うん、アッチも起きてるよ」

    「え……うおっ!」

    「男の子なんだから、気にすることないよ」

    「いつもは気にしなくても、今はするだろう……」

    3 :

    見てやる感謝しろよ

    4 = 1 :

    「おや、いつもと状況が違うのかな?」

    「お前なぁ」

    「ふふっ、そうだね。ボクのいる前で自慰は流石に無理だよね」

    「いや、しねえよ」

    「大丈夫だよ、ボクは興味があるから目の前でじっくりと見せてもらえれば」

    「なんで見ようとしてんだよ」

    5 :

    チャゲアスかとオモタ

    6 :

    前のドS攻め妹スレの人か?

    7 :

    なんか前もこんな感じのあったけど、続き?

    8 = 1 :

    「この口振りから察すると、君は朝に一度用を済ますのかな?」

    「察するな。そんなことはねえよ」

    「ふむ、素直に答えてくれてありがとう」

    「しまった……で、なんだよお前」

    「ん?」

    「なんでここにいるんだって聞いてるんだよ」

    9 = 1 :

    「ああ、そのことか」

    「急に来られたらこっちも迷惑だっつーの」

    「パンツ一丁で寝ているから、誘ってるのかなと思ったのだけれど」

    「暑いからな!」

    「それはそうだよ。夏なんだから」

    「本当に最近は熱帯夜だ」

    「うん、ボクも最近はノーパンで寝るよ」

    10 = 1 :

    「ノーパン!?」

    「もちろんパンツは穿いてないけれど……」

    「ズボンは着てるよな」

    「? 着てないよ」

    「なっ!」

    「ふふ、驚いたかな? 冗談だよ」

    11 = 1 :

    「……別に驚いてねー」

    「すごい食いつき方をしていたけれど」

    「……はぁ」

    「今日、ボクがここに来た理由はただ一つ」

    「なんだよ」

    「君と、夏休みを思う存分堪能しようと思ってね」

    12 :

    ボクっ子可愛い!

    13 = 1 :

    「……だからって朝に殴りこんでくるとはどういうことだ」

    「大げさな言い方だなぁ」

    「昼ごろに来ればいいのに……ふわぁ」

    「でも、高校二年の夏は一度しかないんだ」

    「そりゃな」

    「だから、ボクは君とたくさん遊ぶために、朝にお邪魔したんだ。さ、早く着替えてくれ」

    14 = 1 :

    「は? なんだ、外にでも行くつもりかよ」

    「うん、そのつもりだよ。察しが良くて助かる」

    「暑いから嫌だね。俺は涼しい部屋で夏休みを優雅に過ごしたい」

    「でも、君はエアコンをつけないよね」

    「お前が来るからだろ」

    「ふふっ、ボクがエアコンに弱いこと、気にしてくれてるんだね」

    「……ちっ」

    15 = 1 :

    「まあ、君が嫌というのなら、ボクは諦めるよ」

    「諦めてどうすんだ?」

    「そうだね。夏休み中は君とは会わない……かも」

    「そりゃまた両極端な答えだな」

    「ただ、そうなると宿題も一緒にはできないね」

    「!」

    「まあ、いいよね。君は涼しい部屋で夏休みを満喫したいんだから」

    16 = 1 :

    「……わかったよ、遊ぶ。遊んでやるよ」

    「そう来なくっちゃ」

    「で、予定とかはもう決めてあるのか」

    「うん。今から海に行くよ」

    「海か……って、今日かよ。急だなおい」

    「ふふっ、いきり立ったが挿入だよ」

    「思い立ったが吉日だ。なんにも合ってねー」

    17 = 1 :

    「ツッコミ、ありがとう」

    「お前と毎日いたら嫌でもこうなる」

    「いやあ、それほどでも」

    「誉めてない」

    「それで、水着はあるのかな?」

    「多分押し入れのどこかにあるはず」

    「良かった。ボクは楽しみにし過ぎていたから……」

    18 = 1 :

    なんのためらいもなく、ヤツは短いスカートをまくりあげ、

    「水着できちゃったんだ」

    ヤツの下半身は、パンツではなく、水着であった。

    ……何故スクール水着なんだ。

    あとなんだそのハニカミながら舌を出した顔は。

    「いきなりそういうことするな」

    「おや、反応が悪いね」

    どんな反応を期待してたんだ。

    さらにヤツはヒラヒラとスカートをはためかせ、

    「スクール水着なのだけれど、どうかな」

    どうかなと言われても。

    19 = 1 :

    仕方なく、質問をする。

    「なんでスクール水着なんだ」

    「泳ぎやすいからね」

    「とりあえずスカートを元に戻せ」

    まるでありがたみのない水着チラが気に食わない。

    「うん、了解」

    まくしあげたスカートを戻して、クルリと一回転した。

    意味は特にないだろう。

    20 = 1 :

    俺は押し入れではなく、タンスの中を覗いた。

    「へえ、ここにパンツがあるんだね」

    「見るな。お前は外で待ってろ」

    パンツをまじまじと見るな。

    「そこに水着が入っているのかい?」

    「多分……入ってない」

    「なるほど、着替えのパンツを持って行くんだね」

    「いちいち言うな! ほら、さっさと玄関に行け」

    21 = 1 :

    「ふふ、そうだね。うっかりエッチな本を見つけたら大変だし」

    ヤツはゆっくりと部屋のドアに向かった。

    「じゃあ、玄関で待ってるね」

    ニッコリと笑って、部屋をあとにした。

    「……」

    本当に、食えないヤツだ。

    そしてなぜエロ本の存在を示唆した。

    玄関にやって正解だった。

    押入れには……いや、言わないでおこう。

    言ってもしかたのないことだ。

    22 :

    ボクっ娘はいいものだ

    23 = 1 :

    夏は毎年妹と必ず一度はプールに行くので、水着はある。

    これは去年買った水着……だと思う。

    押し入れには色々な荷物の後ろに少しばかりのエロ本がある。

    さっき出たところを見たが、もう一度周りを確認する。

    「……ふう」

    ヤツはもう部屋にいない。だから心おきなく水着を探せる。

    エロ本の内容は……いや、言う必要はないか。

    24 :

    久しぶりだな
    >>1の書くボクっ娘は可愛いな

    25 = 1 :

    「……お、あったあった」

    去年のまま変わらず、袋の中に入っていた。

    トランクスっぽい水着。

    「俺も着替えていくか……」

    一丁だったパンツに手をかけ、そのまま下におろした。

    「お兄ちゃん、女さんとどこに行……」

    「あ」

    「……きゃああああ!」

    ……部屋に入るときはノックをしてくれ、妹よ。

    26 = 1 :

    妹の誤解を解くのに、数分を要した。

    どうやら納得してくれたみたいだった。

    もしも誤解されたままだと押入れの前でパンツを脱ぐ意味不明の兄になってしまうところだった。

    そして、プールに行く事を伝えると、とても不機嫌そうな顔をしていた。

    多分、一緒に行きたいのだろう。

    「私も行きたい!」

    「今度な」

    妹の行きたい攻撃をすかさず避けて、ヤツの待つ玄関に向かった。

    27 :

    つまんないんだけど
    死んでよ

    28 :

    はい

    29 :

    西尾みたいだな

    30 = 1 :

    ヤツは俺を見るとニヤッと口の端をつり上げた。

    「ここから妹くんとの仲睦まじい会話が聞こえたよ」

    筒抜けか。

    「そうかい」

    「『私もイキたい!』って、どういうことかな?」

    違う。

    違わないが違うぞ、それは。

    その間違え方はダメだろ。

    31 = 1 :

    「勘違いするな」

    「でも、言っていただろう」

    「字を変えるな、ややこしい」

    俺は軽くため息をついた。

    いつもこんな具合で、話がそれる。

    「で、海までどうやって行くんだ?」

    ここから海は、歩いたら一時間以上はかかるぞ。

    「歩いて行こうかなと思っているのだけれど」

    ……歩くのか。

    32 = 28 :

    いい

    33 = 1 :

    「ここから一時間以上かかるんだぞ?」

    「いいじゃないか。時間はたくさんあるしそれに、」

    君とたくさん話したいから。

    ヤツは微笑んでそう言った。

    まあ、別に。

    コイツがそうしたいならそれで、いいんだが。

    ……暑いだろうなぁ。

    34 :

    「君と二人乗り、というのもいいけれど、イケナイことだから」

    お前の言い方だと、ちょっと違うように聞こえるんだが。

    「じゃあ、行こうぜ。海までの道分かるか?」

    俺はさっぱりわからない。

    「うん」

    このあたりなら、わかるんだよな、コイツは。

    人間ナビみたいなやつだ。

    「それでは、行こうか」

    「おう」

    35 :

    みてるよ

    36 = 34 :

    玄関を開けると、空気が歪むような熱風が一気に体を通り抜けた。

    一週間の運命を表現してるかの如く、セミが力強く鳴いている。

    ああ、夏だ。どうしようもなく夏だ。

    「ふふ、真っ盛りだね」

    ヤツは珍しく麦わら帽子をかぶりだした。

    特に気にしていなかったが、一応補足。

    今日のヤツは白いワンピースを着ている。

    が、スカートは短い。

    ミニスカートのワンピース。

    37 = 34 :

    そういえば、制服も恐ろしく短い。

    見たことはないが、ヤツ曰く『穿いていない』らしい。

    まあ、さっきと同じく冗談だとは思うんだが。

    そんなこんなで、今はヤツの提案通り、歩いて海に向かう。

    「暑いな」

    俺も帽子くらい持ってくればよかった。

    ジリジリと日差しが突き刺さってくる。

    38 :

    これは佐々木でいいのかな?

    39 = 34 :

    「そうだね。ボクはムラムラするよ」

    「は?」

    「スクール水着が汗で密着して、しめつけられているんだ」

    大げさに息を荒くさせて、自分の体を抱きしめるヤツ。

    「新しい世界が見える!」

    「戻ってこい」

    隣にいたくないぞ、今のお前。

    変な世界を開くな。

    40 :

    前に同じようなやつみたな
    パクリかよ

    41 = 34 :

    「そうだね」

    ヤツはなにもなかったように元に戻った。

    暑いのに元気だな、こいつは。

    汗はかいてるけど、笑顔のままだ。

    「そういえば、水とかは持ってきたかな」

    「あっ」

    妹の相手をしてて、用意をしっかりしてなかった。

    「どうやら、持っていないみたいだね」

    「まあ、どっかで買えばいいだろ」

    「いや、その必要はないよ」

    42 = 34 :

    肩に掛けていた地味なバッグから、ペットボトルを取り出した。

    中は透明。まあ、水だろう。

    「ちょっと、余分に持ってきたからさ」

    そして、それを俺に差し出した。

    おい……飲んだ形跡があるんだが。

    「……飲んだ?」

    「ふふっ、少しだけ飲んでしまった」

    43 = 34 :

    飲んだ、と言っても量はそれほど減っていない。

    「他にないのか?」

    「あとはボクの分だけだよ」

    そっち口つけてないじゃないか。そっちをくれよ。

    「ちっ……」

    まあ、しかたない。

    こっちはもらう側だからな。

    「礼は言わないぞ」

    「それって、言ってるようなものだよね」

    うるせえ。

    44 = 34 :

    「この太陽の照りようだと、日焼けしてしまうね」

    「ああ、間違いなくな」

    妹がとにかく焼ける体質で、毎回行く度に黒くなる。

    でも、夏が終わるとだんだんと元に戻っていく。

    不思議な体質だ。

    「際どい水着で、変な日焼け跡を残すのもいいね」

    「恥ずかしくて学校に行けなくなるぞ」

    「それを考えると、すっごく興奮するね」

    こいつ、目がマジだ。

    45 = 34 :

    「ボクはあまり焼けない体質でね」

    「ふーん」

    「だからなにも塗らないんだ」

    確かに、コイツは白い。

    妹は塗っても焼けるぞ。

    人それぞれなのかもしれないな。

    「ふふっ、黒くなるのも、ちょっと元気があるように見えて素敵だけどね」

    確かに、焼けた妹はいつもより活発に見える。

    まあ、通常でもうるさいしやかましいけど。

    46 = 34 :

    「白いのを塗っている女の子達……か」

    「おい」

    なにを考えている。

    真面目な顔で。

    「いやあ、海の人気のないところでお盛んなカップルもいるだろうから」

    その手の上下運動をやめろ。

    あと壁に手をつけて腰を振るのもだ。

    「そんなに見つめないでくれよ」

    ヤツの顔が暑さで若干赤くなってるのがまたムカつく。

    48 = 34 :

    「やめろそういうのは」

    人に見られたらどうする。

    「どういうのならいいのかな?」

    「どういうのでもダメだ」

    どうであれ誤解されかねん。

    「ふむ、君はどうやら見られているプレイは恥ずかしいみたいだね」

    みんなそうだろ。

    「ふふ、一つ勉強になった」

    メモを取るフリをするな。

    そんな情報、誰が欲しがる。

    49 = 34 :

    その後もヤツの行き過ぎた下ネタトーク(これがいつも通り)が続いた。

    海が遠くで、見える所までやってくると、様々な人の声が聞こえてきた。

    「人がたくさんいそうだね」

    「ああ」

    「ナンパされたらどうしよう」

    「え」

    なんだ、そんなこと気にしてるのか、コイツは。

    自意識過剰なやつだ。

    「君が」

    「俺かよ!」

    逆ナンの心配をするな。

    50 :

    ボクっ娘を男の娘に変換してしまう自分の脳が許せない


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