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    元スレ苗木「どきどき修学旅行?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    151 = 1 :

    朝日奈「べっつにー。そうだよね、苗木には霧切ちゃんとか舞園ちゃんとかセレスちゃんとかいるもんねー」プイッ

    苗木「い、いや、だからその三人とは何もないんだってば……」

    朝日奈「……ふふ、でもさー」ニヤニヤ

    苗木「ん?」

    朝日奈「ほら、私苗木には恋愛シミュレーションお願いしたりしてるじゃん? そこで苗木が私に好きだって言ってくれた時もあったなーって///」

    苗木「でも、それはシミュレーションで……」

    朝日奈「それでも好きって言ったことには変わりないよね? えへへ、これってあの三人は誰も経験してないよねー?」

    苗木「ま、まぁ、そうだね」

    朝日奈「うんうん、そっかそっか。それならいいんだよ!」ニコニコ


    えらくご機嫌な朝日奈さん。大きな絶望に直面した時でも彼女はこの笑顔を失わないのか。

    失わないに決まっている、なにせ彼女は超高校級の才能を持ったみんなの希望なんだから!


    朝日奈「ん、どうしたの苗木?」

    苗木「いや、朝日奈さんの笑顔って凄く良いなぁって思って。ずっとその笑顔を絶やさないでね」ニコ

    朝日奈「なっ……い、いきなり何恥ずかしい事言ってんのよバカっ!!///」ダダッ

    153 = 82 :

    三大天使は格が違うなぁ

    155 = 16 :

    残姉ちゃん可愛いよ

    156 = 1 :

    【牧場】


    ここは牧場……の割に動物は少ないな。

    看板を見ると、ウサミ牧場って書いてある。自分もウサギのくせに……。


    苗木「……ふぁ。なんかこうのんびりした所だと眠くなるなぁ…………あれは」


    誰を見つけた? >>158

    157 = 82 :

    残姉

    158 :

    セレスさん

    160 = 4 :

    女ばっかじゃねえか

    161 :

    狛枝の呪い

    162 = 1 :

    苗木「セレスさんか、こんな所に居たんだ」

    セレス「あら、あなた。偶然ですわね」

    苗木「あなたって……そうだ、江ノ島さんの事はどうなったの?」

    セレス「ふふふ、三人で仕留めましたわ」ニコ

    苗木「仕留めた!?」

    セレス「えぇ、苗木君を無理矢理告白させた事を認めさせ、深々と頭を下げさせましたの」

    苗木「……あ、あぁ、そういう事か」

    セレス「しかしあの方、意外とM気質を持っているのではないでしょうか。頭を下げさせられてるのに、やたらうっとりと『絶望的!!』とか仰っていましたわよ」


    聞かなかった事にしておこう。


    苗木「それで、セレスさんはどうしてこんな所に?」

    セレス「やはり似合いませんか?」

    苗木「うん、まぁ……」

    セレス「特に理由はありませんわ。ただの気晴らしです。ですが、こうして苗木君と出会えた事は、ここの動物達に感謝すべきなのでしょうか」ニコ

    苗木「え、う、うーん、どうかなぁ……」

    164 :

    面白い

    166 :

     

    ウサミ「らーぶ、らーぶ」ヒョコ


    苗木「わっ、ウサミ!?」

    セレス「いきなり現れるのですね、あなたは」

    ウサミ「うふふ、そういうシステムでちゅから。それにしても苗木君、あんな事言っていても、何だかんだみんなと仲良く交流しているではないでちゅか!」ニコニコ

    セレス「みんな?」ピクッ

    苗木「……それでウサミは何の用なのかな?」

    ウサミ「この牧場をちょっと改造しに来まちた! やっぱり牧場なのに牛さんが一匹もいないのは寂しいと思うのでちゅよ」

    セレス「ちょっと苗木君、みんなと仲良く交流というのはどのような……」

    苗木「セレスさん、変だよ。こう言っているのにウサミは牛を連れていない!」

    セレス「……はぁ。それがどうかしましたの?」

    苗木「いや、どうも牛を追加しようとしてるみたいでさ」

    セレス「わたくしより牛のほうが関心あるのですか……」ブツブツ

    ウサミ「うふふ、違いまちゅよー。あちしは、そこにいるニワトリを牛さんに変えにきたのでちゅ!」

    苗木セレス「「は?」」

    167 = 166 :

     

    ウサミ「ちんぷい、ちんぷい。ちちんぷいぷい、ちんちんぷいぷいー!」


    ボワン!!


    「モォ~!!」


    苗木「…………え!?」

    セレス「……ニワトリが牛になりましたわね」

    苗木「い、いや……えっ、何これ!?」

    ウサミ「うふふ、ビックリしましたか? これがこのマジカルステッキの力なんでちゅ!!」バーン!!

    セレス「そんな100円均一に売ってそうなオモチャにそれほどの力が……」

    ウサミ「ひ、酷いでちゅ……」ガーン


    本当の魔法?

    いやいやいや、そんなわけ、そんなの超高校級どころか超人級じゃないか!


    苗木「え、えーと、種は全く分からないけど、何かの手品って事?」

    168 = 166 :

    ウサミ「手品ではないでちゅ」

    苗木「いやでもそれ以外説明のしようが……!」

    ウサミ「ふふふ、苗木君が例の件を諦めてくれたらおちえてあげてもいいでちゅよー」タッタッタ

    苗木「あっ、ちょっと! 行っちゃった……」

    セレス「例の件とは?」

    苗木「え、あー、まぁ大した事でもないよ」

    セレス「……ウサミには言えるのにわたくしには言えないのですね」ムスッ

    苗木「そ、そういうわけじゃなくて……その……」

    セレス「苗木君!」

    苗木「な、なに!?」

    セレス「わたくしは、この修学旅行中にあなたを恋人から家族へとクラスアップさせてみせます! ここに宣言いたしますわ!!」ビシッ

    苗木「いや、まず恋人でもないんだけど……」


    まぁ、これはこれで希望だし、いいのかな?

    ……でも、ボクの希望のカケラは溜まってるし、あんまり意味無いような…………。

    169 = 166 :

    【砂浜】


    最初にボク達が居た砂浜だ。

    ヤシの木がなっていて、白い砂浜に青い海が。まさに南国を象徴している。


    苗木「閉じ込められていなければゆっくり楽しめたんだけどなー…………ん、あれは」


    誰を見つけた? >>171

    170 :

    霧切

    171 :

    江ノ島

    172 :

    桑田

    174 :

    そろそろ男をだな、

    175 = 166 :

    苗木「江ノ島さんか、大丈夫?」

    江ノ島「え、何の事?」

    苗木「いや、だって、霧切さん達が……」

    江ノ島「あー、平気平気! むしろ最高だったよ!!」ニコニコ


    やっぱりこの人そういうので興奮する人なのかな……。


    苗木「それで、どんな感じだったのかな、あの三人は?」

    江ノ島「何だかんだ息合ってたよ、あんたら仲良いんじゃねえか! って感じでね!」

    苗木「そっか、良かったよ。ごめんね、嫌な役やらせちゃって」

    江ノ島「全然平気、むしろ良かったんだってば!」ニコニコ


    そういえばそうだった……。


    苗木「でも、絶望を与えるっていうのも中々難しいものだよね。ボクはあまりいい方法を思いつかないや」

    江ノ島「あ、そこは大丈夫だよ!」

    苗木「え?」

    176 = 165 :

    スナイプ出来ない奴が悪い

    179 = 166 :

    江ノ島「こんな平和は続かない、絶望的な事はきっと起きるよ」ニコ

    苗木「何か仕掛けてるの?」

    江ノ島「さぁ?」

    苗木「さ、さぁって……じゃあ何で分かるのさ」

    江ノ島「エスパーだから!」ニコ

    苗木「それ舞園さんと被ってる」

    江ノ島「じゃあ女の勘って事で! ほら、苗木、一緒にここに寝転がろう?」


    江ノ島さんが指さした先には砂浜の上にビニールシートがしかれていた。


    苗木「スーパーから持ってきたの?」

    江ノ島「うん、あそこ何でもあるからね。ほら早く早く!」

    苗木「わ、分かったって……」


    砂浜に敷かれたビニールシートの上に寝転がると、視界には雲一つない青空だけが広がる。

    聴こえるのは波の音だけ。

    一瞬閉じ込められる事を忘れるくらい、ただ平和だった。

    180 = 178 :

    ①①①①

    181 = 166 :

    江ノ島「……絶望的だね」

    苗木「そう、かな?」

    江ノ島「うん。つまらなくてつまらなくて、でも、たまにはこういうのもいいよね」

    苗木「……うん。ゆっくりできるのはいいよ。それがいつまでもってなるとちょっとアレだけどね」

    江ノ島「あはは、そだね。大丈夫、大丈夫。今は溜めの時間だから」

    苗木「溜め?」

    江ノ島「物事には落差が大切だと思うのよ。だから、今はこうしてクソつまらない絶望的な時間に身を委ねるのも悪くないなって」

    苗木「……江ノ島さんって何考えてるかよく分かんないや」

    江ノ島「そう? 苗木なら分かってくれると思うけどなー」

    苗木「うん。ボクも江ノ島さんの事分かりたいと思うよ」

    江ノ島「それ誘ってんのー? あたしのコテージ行く?」ニヤニヤ

    苗木「そういう意味じゃないよ」

    江ノ島「分かってますー。相変わらずつれないねー、苗木」


    そのまましばらく、寝転がっていた。

    時間は普段よりも遥かにゆっくりと流れていた。

    183 = 166 :

    【中央の島 ジャバウォック公園】


    このジャバウォック島は中央の島と、周りの五つの島で構成されているみたいだ。

    ボク達が居たのはその中の第一の島。他の島はまだ入れないとウサミに言われた。

    だからこうして中央の島にある公園に来たわけど……。


    苗木「……何もないな」


    そこにあったのはベンチと、いくつもの動物が合わさったような大きな銅像だけ。

    立派なのは分かるけど、そこまで感動できるわけでもないなぁ。


    苗木「ん、あれは…………」


    誰を見つけた? >>185

    185 = 171 :

    十神

    187 = 166 :

    苗木「十神クン……何をしてるの?」

    十神「ふん、泳いでいるようにでも見えるか? ただ調べ物をしているだけだ」

    苗木「調べ物?」

    十神「苗木、お前はバカ正直にあのウサミとやらの指示を聞いてその通りに動く気か? 俺はゴメンだな、だからこうして自力での脱出方法を探している」


    さすが十神クン、絶望的な状況の中でも自分なりのやり方を貫いているみたいだ。


    苗木「ここにそのヒントが?」キョロキョロ

    十神「さぁな。ただ、このジャバウォック島の構造的に、中央に位置しているこの場所には何かあると見た」

    苗木「もしかして、その銅像を動かすと何かが起きるとか。ほら、ゼルダの伝説みたいにさ」

    十神「何の話をしているのかは知らんが、ここまで巨大なものは大神でも不可能だろう」

    苗木「だ、だよね……」

    十神「しかし妙だな」

    苗木「なにが?」

    十神「本来この位置にはもっと重要な施設があるはずだ。島の中央だしな。だが、あるのはくだらん銅像だけだ」

    苗木「うーん……やっぱりこの銅像に何かあるのかなぁ……」

    189 = 166 :

    十神「……いずれにしろ、情報が少なすぎる。せめて他の島へ行ければいいんだが」

    苗木「でもウサミが封鎖してたよね」

    十神「苗木、お前泳ぎは得意か?」

    苗木「……朝日奈さんに頼んでよ」

    十神「ならお前が頼め。その方が効率が良い」

    苗木「ねぇ、十神クン。せっかくのクラスメイトなんだしさ、もっと仲良くはできないのかな?」

    十神「ありえん、俺はお前達とは住んでいる世界が違う。なぜかお前には余計な事まで話してしまうがな」


    これは褒められてるのかな……。


    十神「とにかくこの話を朝日奈に伝えろ。分かったな」スタスタ

    苗木「あ……行っちゃった」


    でも十神クンは十神クンで希望を持って動いている。

    例え正規の道じゃなくても、それ自体はきっと良い事なんだよね。

    190 = 166 :

    【ホテル・一階ロビー】


    ボク達のコテージが並んでいる奥にはプールがある。

    さらにその奥にホテルがあって、一階はロビー。二階はレストランになっている。

    ロビーにはテレビやアーケードゲームなんかが置いてあり、退屈はしなさそうだ。


    苗木「ん、あれは…………」


    誰を見つけた? >>192

    191 :

    江ノ島

    192 = 173 :

    ちーたん

    193 :

    江ノ島と残姉

    194 = 166 :

    苗木「不二咲クン、ここに居たんだ」

    不二咲「あ、苗木君! えへへ、こんにちは」ニコ


    その笑顔に一瞬目の前の彼が男だという事を忘れかける。

    でもボクは山田君じゃないから表立って取り乱したりはしない。


    苗木「え、えーと、ゲームやってるの?」

    不二咲「うん! 結構得意なんだよボク。たまに作ったりもするし」ニコニコ

    苗木「不二咲クンの使ったゲームか……なんだかとっても凄そうだね」

    不二咲「そ、そんな事ないってばぁ……」


    そうは言っているが、超高校級のプログラマーが作ったゲームだ。

    もし世の中に出せば大受け間違いなしだろうな。


    苗木「そういえば、不二咲クンは希望のカケラはどうなってるの?」

    不二咲「えーと、こんな感じだよ!」スッ


    パッと見る限り、男子中心にそこそこ溜まっているようで、逆に女子が少ない。

    195 :

    ええな

    196 = 166 :

    苗木「やっぱり女子は苦手?」

    不二咲「う、うん……ちょっとね……。でも、いつまでもこんな感じじゃダメだよね!」


    不二咲クンは決意の表情で小さい手を握り締める。

    普段は大人しいように見えても、心は強い人だというのがボクの不二咲クンへの印象だ。


    苗木「不二咲クンならきっと、大丈夫だよ。女子も皆良い人だし…………あ、でも腐川さんにはちょっと注意かな」

    不二咲「あ、あはは、それは少し分かるよ…………そうだ、大和田君にアドバイスもらおうかな!」

    苗木「大和田クン?」

    不二咲「うん、男らしい大和田クンなら、きっと女子との接し方もよく知ってると思うんだ!」ニッコリ

    苗木「…………」

    不二咲「あれ、どうしたの苗木クン?」

    苗木「あ、い、いや、何でもないよ!」アセアセ


    確か大和田クンって女子に告白しても玉砕しまくりって聞いたような……。

    いや、でも言うべきじゃないよね。言ったらボクがぶっ飛ばされそうだし。

    198 = 166 :

    【ホテル 二階レストラン】


    二階のレストランは開放的で、丸テーブルがいくつか置いてある。

    まだそんな時間でもないけど、夕食は勝手に出てくるのかな?


    苗木「ん、あれは…………」


    誰を見つけた? >>200

    199 :

    せれす

    200 :

    きりぎり


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