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元スレ番長「SOS団?」
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古泉「では、行きましょうか」
>一樹、キョンの頭がテレビに突き刺さる。
>落ちるから気をつけろよ。
キョン「落ちるってどういう――うおっ!」
古泉「これは――」
>……! 2人はテレビに飲み込まれるように吸い込まれていった。
>伝えるのが少し遅かったようだ。
>溢れる寛容さで自分を許した。
長門「……」
>有希は無言で入っていってしまった。
>そろそろ自分もいこう。
>一樹、キョンの頭がテレビに突き刺さる。
>落ちるから気をつけろよ。
キョン「落ちるってどういう――うおっ!」
古泉「これは――」
>……! 2人はテレビに飲み込まれるように吸い込まれていった。
>伝えるのが少し遅かったようだ。
>溢れる寛容さで自分を許した。
長門「……」
>有希は無言で入っていってしまった。
>そろそろ自分もいこう。
………
……
…
――テレビ内部。
>無事に到着できたようだ。
キョン「いっつつつつ……番長、落ちるってことはもう少し早めに言ってくれ」
古泉「思い切り落ちましたね」
キョン「尻を強打したぞ……」
>すまない。
古泉「長門さんは華麗に着地してましたけどね」
キョン「逆に言えば長門くらいなもんだろう……」
古泉「しかし、なんでしょう。ここは」
>霧に覆われてはいないもののどこかどんよりとした淀んだ空気が漂っている。
古泉「……似ていますね。閉鎖空間に」
キョン「似ているって、ここはあの味気ない灰色の世界と違って色があるだろう」
古泉「ええ、外見はあまり似ているとは言えませんが、雰囲気といいましょうか。
閉鎖空間に入ったときの空気と酷似しているのです」
……
…
――テレビ内部。
>無事に到着できたようだ。
キョン「いっつつつつ……番長、落ちるってことはもう少し早めに言ってくれ」
古泉「思い切り落ちましたね」
キョン「尻を強打したぞ……」
>すまない。
古泉「長門さんは華麗に着地してましたけどね」
キョン「逆に言えば長門くらいなもんだろう……」
古泉「しかし、なんでしょう。ここは」
>霧に覆われてはいないもののどこかどんよりとした淀んだ空気が漂っている。
古泉「……似ていますね。閉鎖空間に」
キョン「似ているって、ここはあの味気ない灰色の世界と違って色があるだろう」
古泉「ええ、外見はあまり似ているとは言えませんが、雰囲気といいましょうか。
閉鎖空間に入ったときの空気と酷似しているのです」
古泉「もしかしたら、番長氏も同じことを考えたのではないでしょうか」
>その通りであると伝えた。
古泉「やはり、同じ精神世界を映す世界として似ているのでしょう」
キョン「そういうものなのか。俺も一度入ったことあるが……わからん」
>しかし、ここはなんだろう。
キョン「なんつーか……ただのだだっ広い部屋だな」
古泉「そうですね、床はフローリングですし。
よく分からないですが、子供が遊ぶようなおもちゃが転がっていますね。
100メートル、150メートルほどでしょうか、コンクリートの打ちっぱなしの壁が見えます」
長門「現在位置から前方の壁までの距離は137.82メートル」
キョン「天井は、結構高いな……10メートルくらいか」
長門「8.59メートル」
古泉「……だ、そうです」
>いくつか窓も見受けられるが、夜なのだろうか、窓から光は差し込んでいない。
キョン「番長、テレビの中って大体こんな感じなのか?」
>自分たちの世界のテレビの中は、入ったものの心に呼応して形成される。
>その通りであると伝えた。
古泉「やはり、同じ精神世界を映す世界として似ているのでしょう」
キョン「そういうものなのか。俺も一度入ったことあるが……わからん」
>しかし、ここはなんだろう。
キョン「なんつーか……ただのだだっ広い部屋だな」
古泉「そうですね、床はフローリングですし。
よく分からないですが、子供が遊ぶようなおもちゃが転がっていますね。
100メートル、150メートルほどでしょうか、コンクリートの打ちっぱなしの壁が見えます」
長門「現在位置から前方の壁までの距離は137.82メートル」
キョン「天井は、結構高いな……10メートルくらいか」
長門「8.59メートル」
古泉「……だ、そうです」
>いくつか窓も見受けられるが、夜なのだろうか、窓から光は差し込んでいない。
キョン「番長、テレビの中って大体こんな感じなのか?」
>自分たちの世界のテレビの中は、入ったものの心に呼応して形成される。
キョン「ってことは、俺らの誰かがこの風景を作り出しているってことか?」
>ということだと思うが……。
古泉「ふむ……」
長門「この光景は涼宮ハルヒの深層心理に酷似している」
キョン「ハルヒの?」
長門「完全な同一性は見出せない。しかしかなりの適合率で合致している」
古泉「つまりこれは、涼宮さんの心象風景ということなのでしょうか」
>一樹とキョンは何か考え事をしている。
>あたりを見回してみたが、出口は前方に見える扉だけのようだ。
キョン「とりあえずこの部屋から出てみるか?」
古泉「ええ、推察はここをでてからでいいでしょう」
キョン「……そうだ長門。もう一度確認しておくが出口は作れるんだよな?」
長門「問題ない。この空間と外界の接合は容易」
キョン「よかった。安心したよ」
古泉「では、張り切って行ってみましょうか」
>ということだと思うが……。
古泉「ふむ……」
長門「この光景は涼宮ハルヒの深層心理に酷似している」
キョン「ハルヒの?」
長門「完全な同一性は見出せない。しかしかなりの適合率で合致している」
古泉「つまりこれは、涼宮さんの心象風景ということなのでしょうか」
>一樹とキョンは何か考え事をしている。
>あたりを見回してみたが、出口は前方に見える扉だけのようだ。
キョン「とりあえずこの部屋から出てみるか?」
古泉「ええ、推察はここをでてからでいいでしょう」
キョン「……そうだ長門。もう一度確認しておくが出口は作れるんだよな?」
長門「問題ない。この空間と外界の接合は容易」
キョン「よかった。安心したよ」
古泉「では、張り切って行ってみましょうか」
長門「――止まって」
キョン「どうした? 長門」
長門「敵性を感知。正体不明、警戒を必要とする」
キョン「警戒だと……!?」
>やはり、シャドウか……!
長門「外界の物質のすべてと不適合。未知の物質で構成されている。
質量、分子構造、構成物質、すべて不明」
長門「こちらに、来る――」
シュウウゥゥウゥウ―――
???「くすっ」
>これは……まさか。
キョン「な、長門!?」
古泉「長門、さん……?」
長門「否定。私ではない」
>有希ではない。
>だが……有希の、影。
キョン「どうした? 長門」
長門「敵性を感知。正体不明、警戒を必要とする」
キョン「警戒だと……!?」
>やはり、シャドウか……!
長門「外界の物質のすべてと不適合。未知の物質で構成されている。
質量、分子構造、構成物質、すべて不明」
長門「こちらに、来る――」
シュウウゥゥウゥウ―――
???「くすっ」
>これは……まさか。
キョン「な、長門!?」
古泉「長門、さん……?」
長門「否定。私ではない」
>有希ではない。
>だが……有希の、影。
>有希の影は怪しく笑っている。
キョン「ば、番長。ど、どうなってる」
>これは――。
有希の影「いい、説明しなくて。分かってるはず」
>!
キョン「声まで一緒かよ……」
有希の影「当然、私は彼女、彼女は私」
長門「否定。情報統合思念体が地球に送り込んだ対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、
パーソナルネーム『長門有希』は私しか存在しない」
長門「よってあなたは『長門有希』ではありえない」
有希の影「くすっ、そう思いたいのなら思えばいい」
古泉「……」
長門「また情報統合思念体全域にあなたは存在していない」
キョン「長門の恰好をした偽物さんよ、何の目的でこんなことをする」
有希「くすっ、キョンくん、会えてうれしい。でも何の目的、と聞かれたら困るかな」
キョン「!? な、なんでお前が俺のあだ名をを知っている!?」
キョン「ば、番長。ど、どうなってる」
>これは――。
有希の影「いい、説明しなくて。分かってるはず」
>!
キョン「声まで一緒かよ……」
有希の影「当然、私は彼女、彼女は私」
長門「否定。情報統合思念体が地球に送り込んだ対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、
パーソナルネーム『長門有希』は私しか存在しない」
長門「よってあなたは『長門有希』ではありえない」
有希の影「くすっ、そう思いたいのなら思えばいい」
古泉「……」
長門「また情報統合思念体全域にあなたは存在していない」
キョン「長門の恰好をした偽物さんよ、何の目的でこんなことをする」
有希「くすっ、キョンくん、会えてうれしい。でも何の目的、と聞かれたら困るかな」
キョン「!? な、なんでお前が俺のあだ名をを知っている!?」
有希の影「何で知ってる、って私が長門有希だからに決まっているでしょう?」
キョン「ふざけるなッ!」
有希の影「ふざけてなんかいない。本当のことを言っているだけ」
古泉「どうやら、困ったことになったようですね」
長門「あなたの言動は整合性に欠けている。理解不能」
有希の影「そんなことはないわ、情報の伝達に齟齬が生じることはありえない」
有希の影「私はあなたのことなら何でも知っている。
涼宮ハルヒの観察の為にここに来たことも、急進派と対立したことも、
永遠とも思える特定期間を延々と繰り返したことも、自らを改変し世界をも改変してしまったことも」
有希の影「みんなみんな知ってる。なんならこの地球に潜伏している端末の数も知っている」
有希の影「異時間同位体でもない、まったく完全に私はあなた」
長門「……」
キョン「なんなんだ、こいつは……!」
長門「相互理解は不可能と断定。同じく対象の敵性の上昇を確認。レベルを警戒から戦闘態勢へ。
ターミネートモードへ移行。情報操作を開始する」
>有希の口元が高速で動く。
>……! しかし有希の影も同じように動いている。
キョン「ふざけるなッ!」
有希の影「ふざけてなんかいない。本当のことを言っているだけ」
古泉「どうやら、困ったことになったようですね」
長門「あなたの言動は整合性に欠けている。理解不能」
有希の影「そんなことはないわ、情報の伝達に齟齬が生じることはありえない」
有希の影「私はあなたのことなら何でも知っている。
涼宮ハルヒの観察の為にここに来たことも、急進派と対立したことも、
永遠とも思える特定期間を延々と繰り返したことも、自らを改変し世界をも改変してしまったことも」
有希の影「みんなみんな知ってる。なんならこの地球に潜伏している端末の数も知っている」
有希の影「異時間同位体でもない、まったく完全に私はあなた」
長門「……」
キョン「なんなんだ、こいつは……!」
長門「相互理解は不可能と断定。同じく対象の敵性の上昇を確認。レベルを警戒から戦闘態勢へ。
ターミネートモードへ移行。情報操作を開始する」
>有希の口元が高速で動く。
>……! しかし有希の影も同じように動いている。
キョンは自分のシャドウ見たら立ち直れなさそう
そして俺も寝るけど頑張れ
そして俺も寝るけど頑張れ
>2人とも見つめあったまま、動かなくなってしまった。
キョン「な、長門?」
長門「…………情報操作により対象の無力化を試みたが失敗した。
情報妨害因子を構成し、こちらの情報操作を無効化したと考えられる」
有希の影「ふふふ、無駄、無駄よ、そんなこと。
あなたにできることは私もできるのだから」
キョン「……いい加減にしろ」
有希の影「ふふ、どうしたのキョンくん」
キョン「やめろ、その名前で呼ぶな。本物の長門にだって呼ばれたことないんだ。
それをお前が軽々しく呼ぶんじゃねぇっ!」
長門「……」
有希の影「ふふふ」
キョン「その笑いもやめろ!
いいか、長門の表情っていうのはな、長門検定1級の俺じゃなければわからんような微細な変化だ。
それにお前みたいに長門は笑顔を安売りしない!!」
キョン「長門と同じ顔をしてやがるくせに、長門が到底しないような事ばかりしやがって。
顔と声だけ似せても、全くに長門に似てねぇんだよモノマネ野郎!」
有希の影「ふふふ、傷つくなぁ、傷ついちゃうなぁ」
キョン「な、長門?」
長門「…………情報操作により対象の無力化を試みたが失敗した。
情報妨害因子を構成し、こちらの情報操作を無効化したと考えられる」
有希の影「ふふふ、無駄、無駄よ、そんなこと。
あなたにできることは私もできるのだから」
キョン「……いい加減にしろ」
有希の影「ふふ、どうしたのキョンくん」
キョン「やめろ、その名前で呼ぶな。本物の長門にだって呼ばれたことないんだ。
それをお前が軽々しく呼ぶんじゃねぇっ!」
長門「……」
有希の影「ふふふ」
キョン「その笑いもやめろ!
いいか、長門の表情っていうのはな、長門検定1級の俺じゃなければわからんような微細な変化だ。
それにお前みたいに長門は笑顔を安売りしない!!」
キョン「長門と同じ顔をしてやがるくせに、長門が到底しないような事ばかりしやがって。
顔と声だけ似せても、全くに長門に似てねぇんだよモノマネ野郎!」
有希の影「ふふふ、傷つくなぁ、傷ついちゃうなぁ」
キョン「やめろっつってんだろ!!」
長門「……」
>キョンは激昂している。
古泉「確かに、長門さんを模倣するにしては外見以外の完成度が低すぎますね」
古泉「番長氏は、どういうことかわかっているのではないですか?」
>……あれは、有希の影。彼女の中に存在する一面が具現化しているものだ。
>つまり……文字通り、もう一人の有希といっても過言ではない。
キョン「ん、なっ!?」
有希の影「ふふふ、だから言っているでしょう?」
古泉「つまりそれは……」
有希の影「私はこんな風に人間みたいに笑いたいってこと。もっと人間らしくいたいってこと」
長門「否定する」
有希の影「あなたは否定しても、キョンくんなら心当たりがあるんじゃない?」
キョン「……! それは、世界を改変したときの長門のことを言っているのか?」
有希の影「ふふ、せいかーいっ」
長門「……」
>キョンは激昂している。
古泉「確かに、長門さんを模倣するにしては外見以外の完成度が低すぎますね」
古泉「番長氏は、どういうことかわかっているのではないですか?」
>……あれは、有希の影。彼女の中に存在する一面が具現化しているものだ。
>つまり……文字通り、もう一人の有希といっても過言ではない。
キョン「ん、なっ!?」
有希の影「ふふふ、だから言っているでしょう?」
古泉「つまりそれは……」
有希の影「私はこんな風に人間みたいに笑いたいってこと。もっと人間らしくいたいってこと」
長門「否定する」
有希の影「あなたは否定しても、キョンくんなら心当たりがあるんじゃない?」
キョン「……! それは、世界を改変したときの長門のことを言っているのか?」
有希の影「ふふ、せいかーいっ」
古泉「どういうことですか……?」
キョン「前に、俺が世界の改変に巻き込まれたことは話したよな」
古泉「ええ」
キョン「そのときの長門は、その、なんだ。宇宙人じゃなく人間になっていた。
感情も豊かとはいえないまでも、今の長門からは考えられないくらい表情を変化させていた」
有希の影「つまり、そういうこと」
キョン「ぐっ、ぐっ……!」
長門「あれはエラーの集積が起因している。私の意思ではない」
有希の影「ふふふ、嘘ね。長門有希は、私は思った通りに感情を発したい」
長門「否定する」
有希の影「もっと濃密に人間とコミュニケーションをとりたい」
有希の影「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースなんかではなく
人間のように、人間として彼と接したい」
長門「否定する」
有希の影「彼のことを、キョンくんと呼びたい」
長門「……強く否定する」
キョン「前に、俺が世界の改変に巻き込まれたことは話したよな」
古泉「ええ」
キョン「そのときの長門は、その、なんだ。宇宙人じゃなく人間になっていた。
感情も豊かとはいえないまでも、今の長門からは考えられないくらい表情を変化させていた」
有希の影「つまり、そういうこと」
キョン「ぐっ、ぐっ……!」
長門「あれはエラーの集積が起因している。私の意思ではない」
有希の影「ふふふ、嘘ね。長門有希は、私は思った通りに感情を発したい」
長門「否定する」
有希の影「もっと濃密に人間とコミュニケーションをとりたい」
有希の影「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースなんかではなく
人間のように、人間として彼と接したい」
長門「否定する」
有希の影「彼のことを、キョンくんと呼びたい」
長門「……強く否定する」
有希の影「キョンくんと一緒にいたい。2人きりでいたい。
そのためには涼宮ハルヒは邪魔。朝比奈みくるは邪魔。古泉一樹は邪魔。
今の無感情な私は邪魔!」
キョン「長門……」
古泉「……」
長門「……やはり言語による相互理解は不可能」
有希の影「ふふふ」
長門「私はあなたのすべてを否定する」
有希の影「ふふふ、あはっ、あはは、アハハハハハハハハハハハッ!!」
>これは、マズイ!
>有希の影から力が溢れだしている……!
長門「うっ……」
>有希がひざからくずおれた。
>倒れる直前に受け止めることができたようだ。
シャドウ有希「我は影、真なる我……今私が本物になるから……待っててねキョンくん!
その前には、邪魔な3人を……消す」
>殺気がこちらに向く。
そのためには涼宮ハルヒは邪魔。朝比奈みくるは邪魔。古泉一樹は邪魔。
今の無感情な私は邪魔!」
キョン「長門……」
古泉「……」
長門「……やはり言語による相互理解は不可能」
有希の影「ふふふ」
長門「私はあなたのすべてを否定する」
有希の影「ふふふ、あはっ、あはは、アハハハハハハハハハハハッ!!」
>これは、マズイ!
>有希の影から力が溢れだしている……!
長門「うっ……」
>有希がひざからくずおれた。
>倒れる直前に受け止めることができたようだ。
シャドウ有希「我は影、真なる我……今私が本物になるから……待っててねキョンくん!
その前には、邪魔な3人を……消す」
>殺気がこちらに向く。
古泉「これは、マズイですね。ダメ元で試してみますが、能力が使えるかどうかは……
よしんば使えたとしても通用するかどうか」
古泉「長門さんは完全に気絶してしまったようですし」
キョン「長門が……そんな」
古泉「それだけならまだしも、敵自体があの長門さんです。
……これほど絶望的な状況が、今まであったでしょうか」
古泉「これは、無抵抗のまま殺されてしまうかもしれませんね」
キョン「何を諦観していやがるっ」
古泉「そうは言いましても……残念ながら打開策は思い浮かびません」
キョン「くっ……」
>キョン、有希を頼む。有希の身体をキョンに預けた。
キョン「あ、ああ……番長、どうするつもりだ?」
>何とかしてみせる。
古泉「(やはり、彼の力はこれだけでなかったようですね……!)」
シャドウ有希「あなたに何ができるのかしらァ……?」
>行くぞ、ペルソナッ!!
よしんば使えたとしても通用するかどうか」
古泉「長門さんは完全に気絶してしまったようですし」
キョン「長門が……そんな」
古泉「それだけならまだしも、敵自体があの長門さんです。
……これほど絶望的な状況が、今まであったでしょうか」
古泉「これは、無抵抗のまま殺されてしまうかもしれませんね」
キョン「何を諦観していやがるっ」
古泉「そうは言いましても……残念ながら打開策は思い浮かびません」
キョン「くっ……」
>キョン、有希を頼む。有希の身体をキョンに預けた。
キョン「あ、ああ……番長、どうするつもりだ?」
>何とかしてみせる。
古泉「(やはり、彼の力はこれだけでなかったようですね……!)」
シャドウ有希「あなたに何ができるのかしらァ……?」
>行くぞ、ペルソナッ!!
古泉「(ペル……ソナ?)」
キョン「古泉、アイツの邪魔にならないように離れるぞ!」
古泉「え、ええ」
>イザナギ――ッ!
シャドウ有希「アハハッ! そんな人形で何するつもりかしらッ!」
>こうするっ! ジオダインッ!
――ピシャァンッ!
キョン「い、イカズチ!?」
古泉「彼もこの空間限定で能力を行使できるということでしょうか……?」
シャドウ有希「うぐっ……ふふ、なるほど。
あなたの中にあった正体不明のパーソナルデータはそれね」
シャドウ有希「複数確認できたということは、つまり、それだけじゃないわね。フフフフ、いいわ。面白い。
いえ、ここはユニークといった方がいいかしらね、アハハハッ!」
>イザナギ、もう一度ジオダインッ!
シャドウ有希「もう効かない。対象を確定及び崩壊因子を構成、実行――」
>!! ジオダインが霧散してしまった……!
キョン「古泉、アイツの邪魔にならないように離れるぞ!」
古泉「え、ええ」
>イザナギ――ッ!
シャドウ有希「アハハッ! そんな人形で何するつもりかしらッ!」
>こうするっ! ジオダインッ!
――ピシャァンッ!
キョン「い、イカズチ!?」
古泉「彼もこの空間限定で能力を行使できるということでしょうか……?」
シャドウ有希「うぐっ……ふふ、なるほど。
あなたの中にあった正体不明のパーソナルデータはそれね」
シャドウ有希「複数確認できたということは、つまり、それだけじゃないわね。フフフフ、いいわ。面白い。
いえ、ここはユニークといった方がいいかしらね、アハハハッ!」
>イザナギ、もう一度ジオダインッ!
シャドウ有希「もう効かない。対象を確定及び崩壊因子を構成、実行――」
>!! ジオダインが霧散してしまった……!
シャドウ有希「確かにあなたに対して情報操作はできない……
だけど、受けた攻撃なら、あなたの攻撃の位相が確定する瞬間を狙って
演算を行い崩壊因子を組み込めば攻撃を無効化することは容易にできる、ふふふふ」
>ならば、ルシフェル! アギダインッ!
シャドウ有希「ぐうっ!! でも……ありがとう。その攻撃を覚えさせてくれて」
>くっ……大したダメージはないようだ。
シャドウ有希「今度は私が披露する。ターミネートモードへ移行。
でも、情報操作は無効化されてしまう」
>なにかが、くる!
シャドウ有希「あなたに通用する攻撃――それはッ」
ヒュン
>はやっ――
シャドウ有希「あなたの追えないスピードで、普通に殴るッ!!」
ドォンッ!!
キョン「ば、番長!」
古泉「10メートルは飛びましたね……」
キョン「そんな悠長なこと言ってる場合か!」
だけど、受けた攻撃なら、あなたの攻撃の位相が確定する瞬間を狙って
演算を行い崩壊因子を組み込めば攻撃を無効化することは容易にできる、ふふふふ」
>ならば、ルシフェル! アギダインッ!
シャドウ有希「ぐうっ!! でも……ありがとう。その攻撃を覚えさせてくれて」
>くっ……大したダメージはないようだ。
シャドウ有希「今度は私が披露する。ターミネートモードへ移行。
でも、情報操作は無効化されてしまう」
>なにかが、くる!
シャドウ有希「あなたに通用する攻撃――それはッ」
ヒュン
>はやっ――
シャドウ有希「あなたの追えないスピードで、普通に殴るッ!!」
ドォンッ!!
キョン「ば、番長!」
古泉「10メートルは飛びましたね……」
キョン「そんな悠長なこと言ってる場合か!」
シャドウ有希「あなたに触れることができるのは、すでに実証済み。
そして、今ので終わり」
>……まだだ。
シャドウ有希「……なぜ? 常人なら間違いなく死ぬ攻撃」
>――ヨシツネ、何とか間に合った。
シャドウ有希「よくわからないけれど、物理攻撃も無効化する……やっかい」
シャドウ有希「ならば、物理攻撃でもない、私の攻撃でもないもので
お前にとって未知の攻撃する」
>……どうするつもりだ?
シャドウ有希「こうするつもり」
一樹の影「……」
キョン「!!」
古泉「参りましたね……今度は僕ですか」
そして、今ので終わり」
>……まだだ。
シャドウ有希「……なぜ? 常人なら間違いなく死ぬ攻撃」
>――ヨシツネ、何とか間に合った。
シャドウ有希「よくわからないけれど、物理攻撃も無効化する……やっかい」
シャドウ有希「ならば、物理攻撃でもない、私の攻撃でもないもので
お前にとって未知の攻撃する」
>……どうするつもりだ?
シャドウ有希「こうするつもり」
一樹の影「……」
キョン「!!」
古泉「参りましたね……今度は僕ですか」
シャドウ有希「この影は既に私の情報統制下に置かれている」
シャドウ有希「そしてシャドウたちを、吸収するっ!」
>!!
>どこからともなく現れたシャドウたちが有希の影に取り込まれていく!
シャドウ有希「アハハハハハあハあははハハはははアはハハハはッ!!」
>形状が大きく変わっていく。巨大化し、青白く発光を始めた。
シャドウ有希「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ヴァアアヲオオオオ!!」
>完全に自我が崩壊している。
>これは……!
キョン「お、おいおい。これじゃあ、まるで」
古泉「神人ではないですか……!」
シャドウ有希「ヲオオオヲオオヲヲヲ!!!」
ギィン――
>有希の影の手のひらに赤く光る球体が形成されていく。
古泉「あれは、まさか……」
シャドウ有希「そしてシャドウたちを、吸収するっ!」
>!!
>どこからともなく現れたシャドウたちが有希の影に取り込まれていく!
シャドウ有希「アハハハハハあハあははハハはははアはハハハはッ!!」
>形状が大きく変わっていく。巨大化し、青白く発光を始めた。
シャドウ有希「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ヴァアアヲオオオオ!!」
>完全に自我が崩壊している。
>これは……!
キョン「お、おいおい。これじゃあ、まるで」
古泉「神人ではないですか……!」
シャドウ有希「ヲオオオヲオオヲヲヲ!!!」
ギィン――
>有希の影の手のひらに赤く光る球体が形成されていく。
古泉「あれは、まさか……」
古泉「避けてください!」
>!!
ギィン!!
>先ほどまで自分がいた場所の床が消滅している。
古泉「困りましたね……我々の力を持つ神人、ですか」
シャドウ有希「オオオオオオヲヲオオオオ……」
>先ほどと同じ、赤い球体を連続で放ってきた。
>しかし、すべて容易に避けられる。
>自我がなくなったことで命中精度が著しく落ちているようだ。
シャドウ有希「ヲオオオ……」
>しかし、射出される数が多すぎるため避けることで精いっぱいだ。
キョン「古泉! どうにかならないのか!」
古泉「長門さんの影が能力行使してるのですから……やってみます」 キィン
キョン「……それはいつぞやのカマドウマのバケモノを退治したときに使った?」
古泉「今の僕では、この手のひらサイズの大きさを形成することが限界のようです」
>!!
ギィン!!
>先ほどまで自分がいた場所の床が消滅している。
古泉「困りましたね……我々の力を持つ神人、ですか」
シャドウ有希「オオオオオオヲヲオオオオ……」
>先ほどと同じ、赤い球体を連続で放ってきた。
>しかし、すべて容易に避けられる。
>自我がなくなったことで命中精度が著しく落ちているようだ。
シャドウ有希「ヲオオオ……」
>しかし、射出される数が多すぎるため避けることで精いっぱいだ。
キョン「古泉! どうにかならないのか!」
古泉「長門さんの影が能力行使してるのですから……やってみます」 キィン
キョン「……それはいつぞやのカマドウマのバケモノを退治したときに使った?」
古泉「今の僕では、この手のひらサイズの大きさを形成することが限界のようです」
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- キリコ「…IS学園?」 (155) - [43%] - 2012/2/25 1:15 ★
- キノ「安価の国?」 (237) - [40%] - 2013/6/29 6:15 ○
- 黒子「半額弁当?」 (198) - [40%] - 2010/2/20 0:46 ★★
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