元スレ女「ボクは、誰を信じればいい?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 :
こういう方がうるさいのが早々に閉じてくれて助かるな
読みやすい
202 = 20 :
男「だんだん明るくなってきたな」
女「そうだね。日が昇ってきた」
窓から朝日が昇っていた。
普段こんな時間に起きることも、学校にいることもないので新鮮だ。
女「君、あんまり眠くなさそうだね」
男「ん、昨日寝てたからかな」
女「よく風邪をひかなかったね」
ああ、それには俺も驚いてる。
203 = 174 :
>>200
この垢こいつのかよクッソワロタwwwww
鍵掛かったったwwwwww
204 = 20 :
男「屋上って寒くないのかも?」
女「だからといって、まさかまたあんなところで寝ようとは思わないよね?」
もちろん。
まさか学校に閉じ込められそうになったなんて。
そんなのはごめんだ。
妹も怒るし、良い事がない。
女「ふふっ、少しは懲りているみたいだね」
男「ご名答」
俺は大きくため息をついた。
205 = 20 :
結局、この後すこし喋っていたら、少しずつクラスには人が集まってきた。
だんだん増えてきても、俺達は会話を続けていた。
と言っても、半分はヤツの下ネタトークだったのだが……。
まあ、それも悪くない気がした。
女「おっと、そろそろ本鈴だ」
男「そうだな」
そう言って、バッグから小説と伊達メガネを取り出した。
女「じゃあ、またお昼に」
男「もう一緒に食うこと決定なのか?」
女「いやかい?」
男「いいや、かまわねえよ」
俺も、すこしこいつに心を開きかけていたのだった。
207 = 20 :
事件は、いきなり起きた。
一人の女子が、自分の教科書が無くなったと言った。
それは、どうやら置き勉していたものを、今日見つからなくなったということだ。
その娘はとにかく男子からも人気で、凄く可愛げのある娘だった。
男「……お前、なにか知らないか?」
女「ボクは知らないよ。彼女のことなんか気にかけたこともない」
男「なんでだよ、困ってる人を助けるんじゃないのか?」
女「ボクを嫌っている人は別だよ」
嫌ってる?
208 = 30 :
さて
210 = 20 :
男「嫌われてんのか?」
女「まあね」
昼飯を食うってことで、俺の席に来たやつは、不愉快そうに言った。
女「まあ、気にすることはないよ。ボクも彼女のことは苦手だから」
ニコっと、笑っているけれど。
おんな同士のそういう話、怖いんだよなぁ……。
男「まあ、お前がそういうつもりならかまわないけどな……」
俺も、バッグから弁当を……。
男「あ」
211 = 20 :
しまった……。弁当がない。
女「どうしたんだい?」
男「いやあ、弁当を忘れた」
女「おや、それは不幸だね」
くそ……こいつがこんな早い時間に俺をつれてこなきゃ……。
女「はい」
ヤツは俺の口の前に、卵焼きを持ってきた。
男「なんの真似だ」
女「施しだよ、施し」
何食わぬ顔で、俺に卵焼きを食わせようとしている。
しかもあーんで。
213 = 20 :
男「……くれるなら普通にくれ」
女「ダメだよ。手にはばい菌がいっぱいなんだから」
男「で、でもよぉ」
女「昨日の夜、ナニかあったかもしれないしね」
くそ……昨日はしてねーよ。
男「悪いが昨日はしてないんでね」
女「何を?」
男「……」
俺、墓穴掘るの上手いのかもなぁ……。
214 = 20 :
男「わかったよ、もらってやる」
女「ふふっ、もらう側なのに随分と上から目線だね」
ほっとけ。
男「ん……まあ、美味いな」
女「ありがとう。作った甲斐があった」
男「ふーん、弁当はお前が作ってるのか?」
女「流石に全部は無理だよ、こういうのはさ」
男「なんで弁当箱を見てるんだ?」
そこまで作ってたら逆に嫌だよ。
215 = 20 :
周りがざわついてることに気づく。
男「……?」
どうやら、さっきのあーんを見られていたらしい。
そりゃそうだ、俺とこいつはただでさえいつもぼっち飯をしていたくらいなんだ。
そんなやつらがいきなり仲良くあーんとかしてたら。
俺ですら不審に思う。
女「君は結構、周りのことを気にしてしまう方なのかな?」
男「……まあ、そうかもな」
217 = 20 :
女「まあ、気にすることないさ」
湯気が出るほどに熱いお茶を水筒から出して、すすっている。
女「ふぅ、美味しい」
男「おばあちゃんみたいだな」
女「はは、よく言われない」
言われないのかよ。
女「言う人なんて、ボクの周りにはいないからね」
男「……いるじゃねえか」
女「?」
男「俺がいるだろ」
彼女の顔はすこし怪訝そうになった。
俺は何を言ってるんだ。
218 = 20 :
女「そうなるね……はは、いきなり言うから驚いたよ」
弁当をパクパクと食べながら、彼女は言った。
男「えーっと、卵焼きだけか?」
女「それ以上にいるのかい?」
男「お前な……」
女「冗談だよ、はい」
彼女はバッグからすぐに食べられるバランスフードみたいなものを出してきた。
カロリーメ○トだな、これは。
219 = 20 :
女「これで我慢してくれるかい?」
男「ああ、かまわん。ありがとう」
女「どういたしまして、さ」
微笑んで、彼女は自分の席に戻っていった。
なんともまあ、良い奴。
……なのだが。
何かが引っかかる。
よくわからないんだけど、なんとくなく。
220 = 187 :
ほ
221 = 20 :
その後、なんにもなく授業は進んだ。
しかし、帰りのHRのこと。
「そういえば昨日の日直は女だった」
という言葉を、教科書を盗まれたと言っている女子が言い始めた。
女「……」
彼女は俯いて、何も言わなかった。
しかし、ヤツに味方するやつはいるわけもなく。
暫定的に、犯人扱いされることとなった。
222 = 20 :
男「なんで何も言わねーんだよ」
女「はは、何を言ったって無理だよ」
あまり親しくない俺でもわかるような、作り笑いだった。
女「彼女とボクのどちらを信じるかって二択を迫れば、間違いなく彼女だ」
なんだかなあ。
女「今からボクは先生に呼び出されていてね。色々と聞かれることになってる」
男「ちゃんと言い訳できるのか?」
女「まあ、ちゃんと話せばすこしはわかってくれると思うけどね」
「すこしは」っと、もう一度彼女は強調した。
223 = 43 :
どんどん続けて
224 = 187 :
ほ
225 :
今からここに俺の考えたSS書いても良い?
226 = 38 :
>>225
みんなにNGされるけどね
227 = 45 :
おもしろくないのに読んじゃう…悔しいっビクンビクン
228 = 130 :
駄目だ冬子で再生されるぅ~
229 :
ほ
231 = 229 :
ほ
233 = 229 :
ほ
234 = 30 :
ほう
みんなの評価 : ☆
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