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    元スレ女「ボクは、誰を信じればいい?」

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    51 = 20 :

    「あはは、やっぱりそうだったか」

    クスっと含みのある笑いをしながら、その影響で流れた涙を拭いた。

    「男の子なら、しかたのないことかな?」

    ……いっそ殺せ。

    「……ん?」

    玄関の前に誰かいる。

    「げ」

    「どうしたんだい?」

    妹だ。

    仁王立ちして、俺をじとりとした目で見ている。

    52 = 30 :

    んん??

    53 = 21 :

    なんだこの癖になる女

    続きはよ

    54 = 20 :

    「おや、彼女は……」

    「俺の妹だ……」

    相当お怒りのご様子だ。

    「と、とりあえずまた明日学校でな。早くしないと怒られる?」

    「じゃあ、迎えに行ってもいいかい?」

    「もうなんでもかまわん、じゃあな!」

    何も考えず無心で、俺はやつとの会話を絶ち、妹の元へ言った。

    「……またあした」

    そんな言葉を、聞いた気がした。

    55 = 20 :

    「おっす、ただいま妹」

    「話は家で聞くから」

    なんだこのふくれっ面。

    可愛い顔が台無しだぞ。

    ……とか言ったら怒られるんだろうな。

    冗談は置いといて。

    俺はやつがいるであろう後ろを振り向いた。

    しかし、そこに彼女は既にいなかった。

    「……悪いことしたな」

    別れ際がどうしても歯切れが悪かったのが、どうも心残りだった。

    56 :

    しえん

    57 = 43 :

    いもにゃんきゃわわしえん

    58 = 20 :

    「さっきの人はだれ?」

    どん、っと壁を背にさせられ、迫られた。

    「いや……クラスの友達」

    「いつもお兄ちゃん言ってたよね、『女子の友達なんていないよ』って」

    妹よ、下向き過ぎて顔が見えない。あと怖い。

    「なのに、綺麗な女の人? 更にはこんな遅い時間まで何してたの?」

    「学校……にいた?」

    「が、学校で何をしし、してたの!?」

    なんで俺こんなに迫られてんの?

    59 = 20 :

    「な、何もしてない」

    「何もしてなくてこんな時間に帰ってくるわけないじゃん!」

    「いや、マジで……」

    強いて言えば窓から出てきたことくらいしか。

    ……ノーブラノーパンは忘れろ。

    「寝てたらこんな時間になったんだよ」

    その時、俺は考えた。

    寝てたらこんな時間+綺麗な女の人と一緒に帰ってきた=

    「うわああああお兄ちゃんがああああああ!」

    「ま、待て誤解だ!」

    確かに誤解を招く言い方だったけど!

    60 = 45 :

    ほうほうほう

    61 = 20 :

    とりあえず妹の腕を掴んだが、振り切られる。

    妹が階段を上る。俺も上る。

    「ついてこないで!」

    「飯は誰が作るんだよ!」

    「お母さんに頼んでよ!」

    それは無理だ。

    俺はなぜか俺が妹の料理の実験台になってるんだから。

    あの時は「お兄ちゃんに喜んでもらえるように頑張るね」とかほざいてたくせに!

    「お前以外に俺に料理をつくる奴はいないんだよ!」

    俺の気持ち届かず、部屋に入られた。

    62 = 30 :

    心地好い

    63 = 20 :

    「えーっと妹……」

    中学生になってからというもの、なんだか少し壁がある。

    「俺は別にあいつと一緒に寝てたわけじゃない」

    「嘘」

    「嘘じゃない! ほんと……」

    ちょっと待て。

    なんだか寝てる時、妙に背中が暖かかった気がする。

    寝ぼけていたけど、それだけは確かだ。

    ……いや、まさかな。

    「……だよ」

    「なんで語尾がぼやけてるの?」

    「うぐっ」

    64 = 45 :

    最近こういうの見なかったけどいいな

    65 = 50 :

    ハリー!

    66 = 20 :

    「何かあったんでしょ」

    「……くっ」

    いや、待てよ……?

    「何って、なんだよ?」

    「え?」

    「お前の言う、一緒に寝て、『何か』ってなんだって聞いてるんだよ」

    「え、あっ……えっと……」

    「おい、答えろ!」

    悪いお兄ちゃんでごめんな。俺は飯が食いたいんだ。

    今もずっと腹が鳴り続けて苦しい。

    67 = 20 :

    がちゃりと、妹が部屋のドアを開けた。

    「……作る」

    「ま、マジで?」

    「……だから、聞かないで」

    「も、もちろんだ」

    顔を真赤にした妹は、そそくさと階段を降りていった。

    恥じらうとは、まだまだ子ども。

    そして、大人げない兄だと思った。

    「……逆にペラペラと話されてたら妹に幻滅するところだったぜ」

    ムッツリな妹で良かった。

    68 = 20 :

    そして出てきたのは、生姜焼き。

    「ウマそうだな」

    「ちょっと焦げちゃったけど、我慢してね」

    「ちょい焦げくらいが上手いんだよ」

    まあ、俺が思ってたより焦げてるが気にしない。

    「……ん、美味い」

    「ほ、ほんと?」

    「おう。また上手くなったな」

    「……へへ」

    はぁ、いつもこうやって照れくさそうに笑う妹であってくれ。

    グレたりしないでくれ。できれば彼氏とかもやめてくれ。

    苦痛で耐えられないことくらいは予想できる。

    69 = 30 :

    フラグ回収藩急げ

    70 :

    練習中の落書き
    こんなイメージだった

    71 :

    絵師様が来たぞ

    72 = 20 :

    ついついイタズラしたくなるのは、やはり兄だからなのか。

    「食べ終わったら流しに置いといてね。私お風呂に入るから」

    「え、先に入るのか?」

    「どういうこと?」

    「久しぶりに一緒に入ろうかと思って」

    という最悪の結果が目に見えたことを口走る。

    やばい、これは完全に。

    「ふぇ……」

    顔がリンゴみたいになっていらっしゃる。

    「……ばかっ!」

    罵声とともに、妹は風呂に向かった。

    ……またもや怒らせてしまった。

    73 :

    ええいはやくせんか!

    75 = 43 :

    いもちゅしえん

    76 = 20 :

    生姜焼きは本当に美味しくて、最近の腕の上達っぷりには本当に舌を巻く。

    「妹ー、ごちそうさまー」

    風呂場に向かって言ってみたが、まず聞こえてないだろう。

    「さて、と」

    俺は着替えるために部屋に行った。

    制服を脱いで、とりあえずパジャマになるつもりだ。

    しかし、パジャマは俺の部屋に無かった。

    「ああ、パジャマは風呂場ん所か」

    どうせ風呂に入るんだ。妹が出た後に、風呂に入ってから着替えよう。

    77 :

    アフィさんお疲れーっす

    78 = 20 :

    そして待つこと一五分。

    長い。

    「妹ー……まだかかりそう?」

    「こ、声かけないでよ!」

    「いや、いつもより長い気がするからさ」

    女の人ってどうも風呂が長いな。

    「ちょっと、色々考え事してて……き、気にしないでよ」

    「ふむ。なんだったら俺に相談しろよ」

    「やだ! 絶対にやだよ!」

    うわ、傷つく。

    「お兄ちゃんには……特に」

    シャワーの音がでかすぎて、よく聞き取れなかった。

    まあ、待つしかないか。

    79 = 45 :

    ほほう

    80 = 20 :

    「ふー、お兄ちゃん出たよー」

    「おーう」

    テレビを観ていたら、妹の声が。

    「よいしょっと」

    「あー、熱いなぁ」

    「タオル一枚かよ。風邪ひくぞ」

    「湯上がりだから大丈夫だもーん」

    べっと舌を出して、猛烈可愛くない妹。

    「……や、やっぱり着替える」

    しかし俺を見た、その刹那、すぐに着替えに戻った。

    なんなんだ……。

    82 = 45 :

    しえん

    83 = 20 :

    ピンクの可愛らしいパジャマの妹が出てきて、やっと俺は風呂に入れる。

    時間はそろそろ日が変わるくらいだ。

    「んー……」

    風呂に浸かると、驚くほどお湯が熱く感じた。

    屋上で寝たのは、結構まずかったかもしれない。

    「体の芯から冷えてるってやつか」

    しかし、その熱さが逆に心地よい。

    だんだんおっさんになってきたなぁ。

    84 = 20 :

    「お兄ちゃん、パジャマここに置いとくね」

    「わざわざごめんな」

    「い、いいよ……ちゃんとパジャマ着てから出てきてね?」

    なんだその忠告。

    「了解」

    妹のか細い声を聞いて、俺はしぶしぶ了解した。

    「それにしても……」

    今日はやけに風呂が気持ちいい。

    「それもこれも、妹が先に入ったからか?」

    ……なんてな。気持ち悪い。

    85 = 30 :

    おれは気持ちいいいしえん

    86 = 20 :

    そんなこんなで、妹より長湯してしまった。

    のぼせることもなく、気持ちよかった。

    「んあー……」

    とりあえずパンツを穿き、外に出る。

    何か忘れている気がするが、まあいいだろう。

    「ん?」

    妹がソファーで眠っていた。

    「ったく、寝るなら部屋で寝ろよな……おーい、妹?」

    「んんぅ……」

    87 = 74 :

    しえん

    88 = 20 :

    「ったく……とりあえず持ってあがるかぁ」

    そういえば、俺も母さんに持ちあげられて知らぬ間に部屋にいたっけ。

    「……懐かしいな」

    ふふっと、俺は声を出して少し笑った。

    「こんなところで寝てたら風邪ひくぞ……っと」

    妹を持ち上げた。

    ……瞬間だった。

    「!?」

    妹がちょうど起きた。

    89 = 20 :

    「にゃ、なにしてるの!?」

    「ん、お前が寝てたから部屋まで持って行こうと思って」

    「い、いいよ、まだ歯磨きしてないし……」

    あ、そうだったのか。疲れて寝てたのかと思った。

    「そうか? なら下ろすけど」

    妹を下ろすと、顔を隠しながら、

    「……重くなかった?」

    と訪ねてきた。

    「軽かったよ。持っても辛くなかったし」

    「よ、よかったー……」

    90 = 20 :

    そして、キッと俺を睨んで、

    「お兄ちゃんが遅いからずっと待ってたら寝ちゃったんだから!」

    「え、俺のせいなの?」

    「そーゆーこと! 歯磨いてくる!」

    「あ、おい……」

    やれやれ、また怒らせてしまった。

    「……俺も磨くかな」

    妹の背中についていき、洗面所に行った。

    「……」

    妹は黙って歯を磨いていたが、カクンカクンと、眠そうに首を落としていた。

    91 = 20 :

    「おーおー、眠そうだな」

    「誰のせいだと思う?」

    「ま、俺は頼んでないし?」

    「ご飯作るんじゃなかった……」

    それは大いに困る。

    「ま、でもありがとな」

    「え?」

    「帰りに迎えてもらうのって、幸せだからさ」

    「ふ、ふーん。そっか」

    プイッと、そっぽを向いた。

    そしてその後、妹は上機嫌に鼻歌まじりに歯を磨いていた。

    92 = 20 :

    ……妹パート長くね?

    いつもの倍以上あるぞ。

    と、メタなことは置いといて、

    「ねえ、お兄ちゃん」

    なんだ?

    歯磨きを終えた俺を洗面所前で妹が待っていた。

    なにか頼み事か? 金は貸さないぞ。

    「なんだ?」

    「やっぱり持ち上げてもらおっかなって」

    え、なんで?

    93 = 20 :

    「はぁ?」

    「い、いいじゃん。ワガママ聞いてよ」

    別に断る理由は無いけども。

    する意味はあるのか?

    「よいしょ」

    「きゃっ、お尻触った」

    「触ってない。触るつもりもない」

    「ほんとにー?」

    シスコンだったら触らずに揉んでるだろうし、むしろひん剥いてだな……。

    なんて、俺は軽度のシスコンなのでちょっと触った気分を味わうくらいにしておこう。

    94 = 20 :

    「ほらよ、ここまででいいか?」

    「えーベッドまで寝かせてよ」

    お前なぁ……。

    「風呂入ってすぐに汗かかせる気かよ」

    「あ……やっぱり重かった?」

    しゅんと妹がしょげた。

    いかん、こんな顔は見たくない。

    「な、なわけないだろ。妹の一人や二人持てるって」

    「ならいいんだけど」

    ただ、ずっと持ち上げてるのも辛いもんだぜ?

    95 :

    あげ

    98 :

    >>7
    またそれか、とか言ってるのにそのあとを読むとあまり親しくないっぽい

    >>28
    屋上から誰もいない教室へ瞬間移動でもしたのか

    全体的に地の文のテンポが一定過ぎて飽きがくる上に何が言いたいか分かりにくい


    まとめると、つまらない

    99 = 30 :

    妹しえん

    100 = 20 :

    「あ、ドアは私が開けるね」

    お嬢様抱っこをされた状態で、妹はドアノブを掴んだ。

    「これでオッケーだよ」

    久しぶりに部屋に入った。

    最近は「お兄ちゃん出入り禁止」なんぞという紙が貼ってあり死にたくなった。

    中は至って普通。汚くはないが、妹のにおいがする。

    妹のにおいは昔から変わらない、ほんのりと甘い香りだ。

    「中学になってから初めて入ったよね」

    「ああ、そうなるな」


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