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元スレモバP「みくにゃんのファンをやめます」
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アイドルマスターシンデレラガールズの前川みく+高峯のあのSSです
――2月22日、夜
モバP「みく、お前に大切な話があるんだ」
みく「わ、わかったにゃ」
モバP「俺、みくにゃんのファンをやめます」
みく「…え、ひどくない?」
モバP「みく、お前に大切な話があるんだ」
みく「わ、わかったにゃ」
モバP「俺、みくにゃんのファンをやめます」
みく「…え、ひどくない?」
――話は遡り、22日朝、事務所にて
みく「PチャンPチャン、おはようだにゃ!今日もライブのお仕事頑張るにゃ!」
モバP「・・・あぁ、みくか」
みく「どうしたにゃ?Pチャン、元気がないにゃ」
モバP「ん、なんでもない。すこし考え事を、な」
みく「考え事って?」
みく「PチャンPチャン、おはようだにゃ!今日もライブのお仕事頑張るにゃ!」
モバP「・・・あぁ、みくか」
みく「どうしたにゃ?Pチャン、元気がないにゃ」
モバP「ん、なんでもない。すこし考え事を、な」
みく「考え事って?」
モバP「いや、みくたちは今日のライブ大丈夫かな、って思ってさ」
みく「失礼だにゃ。ライブはPチャンと一緒に何十回も経験してるにゃ」
みく「それに、今回は2人でのライブだし、鬼に金棒にゃ」
モバP「猫に小判、ってことは?」
みく「地味にPチャンがひどいこと言うにゃ!」
みく「失礼だにゃ。ライブはPチャンと一緒に何十回も経験してるにゃ」
みく「それに、今回は2人でのライブだし、鬼に金棒にゃ」
モバP「猫に小判、ってことは?」
みく「地味にPチャンがひどいこと言うにゃ!」
みく「ところでPちゃん、今日は何の日か知ってるかにゃ?」
モバP「今日は、ええっと、何日だったっけか?」
みく「2月22日だにゃ」
モバP「なにか大切な日だった気がするけど、なんだっけ」
モバP「今日は、ええっと、何日だったっけか?」
みく「2月22日だにゃ」
モバP「なにか大切な日だった気がするけど、なんだっけ」
みく「ヒントはいるかにゃ?」
モバP「そうだな、できれば頼む」
みく「大ヒントだにゃ。今日は2が3つあるんだにゃ」
モバP「なるほど、語呂合わせだな」
モバP「そうだな、できれば頼む」
みく「大ヒントだにゃ。今日は2が3つあるんだにゃ」
モバP「なるほど、語呂合わせだな」
モバP「・・・そうか、思い出したぞ」
みく「じゃあ、Pチャン、答えをどうぞだにゃ」
モバP「夫婦(22)にっ(2)こりで、食器洗浄機の日だ、そうだろ」
みく「違うにゃ!いや、本当はそうかもしれないけどみくが求める答えと違うにゃ」
みく「じゃあ、Pチャン、答えをどうぞだにゃ」
モバP「夫婦(22)にっ(2)こりで、食器洗浄機の日だ、そうだろ」
みく「違うにゃ!いや、本当はそうかもしれないけどみくが求める答えと違うにゃ」
モバP「じゃあ、ふーふーふー(222)で、おでんの日か?」
みく「それも違うにゃ」
モバP「あとは、ヘッドホンの日、なんてのもあるらしいな」
みく「だーかーらー、もっと特定の誰かの大切な記念日だにゃ!」
みく「それも違うにゃ」
モバP「あとは、ヘッドホンの日、なんてのもあるらしいな」
みく「だーかーらー、もっと特定の誰かの大切な記念日だにゃ!」
のあ「……それくらいにしておいたら?」
モバP「お、の、のあ…?」
のあ「……なにを固まっているの?」
モバP「いや、どうしたんだそのメイド服」
モバP「お、の、のあ…?」
のあ「……なにを固まっているの?」
モバP「いや、どうしたんだそのメイド服」
のあ「……なにか、問題でも?」
モバP「いや、格好が斬新すぎてな」
のあ「……ライブでの、猫耳メイド服は見慣れていないの?」
モバP「そんな正統派メイド服は、もう別枠だ」
モバP「いや、格好が斬新すぎてな」
のあ「……ライブでの、猫耳メイド服は見慣れていないの?」
モバP「そんな正統派メイド服は、もう別枠だ」
みく「のあさん、似合っているにゃ!」
のあ「……ふふ、ありがとう、みく」
のあ「……そうね、お茶を入れたの、どうぞ」
モバP「あ、あぁ、ありがとう」
のあ「……ふふ、ありがとう、みく」
のあ「……そうね、お茶を入れたの、どうぞ」
モバP「あ、あぁ、ありがとう」
のあ「みくも、ぬるめにしておいたわ。お茶を」
みく「のあさん、ありがとうだにゃ」
のあ「……それと、みく」
みく「どうかしたにゃ?」
みく「のあさん、ありがとうだにゃ」
のあ「……それと、みく」
みく「どうかしたにゃ?」
のあ「……誕生日、おめでとう」
みく「の、のあさん…!うれしいにゃ!」
のあ「それと、誕生日プレゼント、今渡すわ」
みく「これは入手難易度が高い、マニア垂涎、『猫鍋写真集』」
みく「の、のあさん…!うれしいにゃ!」
のあ「それと、誕生日プレゼント、今渡すわ」
みく「これは入手難易度が高い、マニア垂涎、『猫鍋写真集』」
みく「ありがとうだにゃ!大切に読むにゃ」
のあ「……そう、喜んでもらえたのね」
みく「絶版になってて、前から欲しかったんだにゃ!」
のあ「……探した甲斐があったわ」
のあ「……そう、喜んでもらえたのね」
みく「絶版になってて、前から欲しかったんだにゃ!」
のあ「……探した甲斐があったわ」
みく「それにくらべてPチャンときたら」
モバP「はは、もちろん覚えてたに決まってたさ、みくの誕生日」
みく「むぅ~、ホントかにゃ~?」
モバP「ほんとだって」
モバP「はは、もちろん覚えてたに決まってたさ、みくの誕生日」
みく「むぅ~、ホントかにゃ~?」
モバP「ほんとだって」
のあ「ちなみにその本の情報をくれたのは……」
モバP「あ、あ~!の、のあ、今日の準備は大丈夫か?」
のあ「……えぇ、問題ないわ」
みく「?」
モバP「あ、あ~!の、のあ、今日の準備は大丈夫か?」
のあ「……えぇ、問題ないわ」
みく「?」
のあ「……みく、今日も頼むわね」
みく「任せるにゃ!猫耳どうし、頑張るにゃ」
モバP「みくとのあのダブル猫耳ユニット、かなり人気だからなぁ」
のあ「……意外だったわ、こんなに人気になるのは」
みく「任せるにゃ!猫耳どうし、頑張るにゃ」
モバP「みくとのあのダブル猫耳ユニット、かなり人気だからなぁ」
のあ「……意外だったわ、こんなに人気になるのは」
みく「最初は、『なんでのあさんが猫耳衣装!?』って思ったにゃ」
モバP「気づいたら、みくにゃんのファンが減ってたしな」
『ファンのみなさん「「「みくにゃんのファンをやめます」」」』
みく「あれは嫌な事件だったにゃ…」
モバP(…まぁ、実際に減るわけがないんだけど、黙っておこう)
モバP「気づいたら、みくにゃんのファンが減ってたしな」
『ファンのみなさん「「「みくにゃんのファンをやめます」」」』
みく「あれは嫌な事件だったにゃ…」
モバP(…まぁ、実際に減るわけがないんだけど、黙っておこう)
モバP「みくとのあ、キュートとクールの組み合わせ」
モバP「この2つの相乗効果で、人気は波に乗ってる」
みく「お仕事もライブも、いっぱい増えたにゃ」
モバP「新規のファンも取り込めたし、大成功だったな」
のあ「……そうね、誰かに喜んでもらうのはうれしいもの」
モバP「この2つの相乗効果で、人気は波に乗ってる」
みく「お仕事もライブも、いっぱい増えたにゃ」
モバP「新規のファンも取り込めたし、大成功だったな」
のあ「……そうね、誰かに喜んでもらうのはうれしいもの」
モバP「これも、俺のプロデューサーとしての手腕のおかげ、だな」
みく「そうかにゃ?みくとのあさんの魅力あってこそにゃ」
モバP「のあはどう思うんだ?」
のあ「……それは貴方がよく知っているから、答える必要はないわ」
みく「そうかにゃ?みくとのあさんの魅力あってこそにゃ」
モバP「のあはどう思うんだ?」
のあ「……それは貴方がよく知っているから、答える必要はないわ」
みく「え~、のあさんはみくの味方だと思ってたのに…」
のあ「私はどちらの敵でもないわ、いままでも、これからも」
モバP「だ、そうだ。この話は平行線だな」
みく「むぅ…、にゃんか納得いかないにゃ」
のあ「私はどちらの敵でもないわ、いままでも、これからも」
モバP「だ、そうだ。この話は平行線だな」
みく「むぅ…、にゃんか納得いかないにゃ」
のあ「……そういえば、みく、ライブの衣装は直ったの?」
みく「はっ、そうだにゃ、確認するの忘れてたにゃ!」
モバP「あぁ、この前のライブの時に裾がほつれたってやつか」
みく「Pチャン、ちゃんと直ってるかにゃ!?」
みく「はっ、そうだにゃ、確認するの忘れてたにゃ!」
モバP「あぁ、この前のライブの時に裾がほつれたってやつか」
みく「Pチャン、ちゃんと直ってるかにゃ!?」
モバP「たしかちひろさんが手配してくれてたと思うんだが」
みく「じゃあ、ちひろさんに聞いてくるにゃ」
モバP「そうだな、確認してきてくれるか?」
みく「わかったにゃ、行ってくるにゃ!」
ドタドタドタドタ・・・
みく「じゃあ、ちひろさんに聞いてくるにゃ」
モバP「そうだな、確認してきてくれるか?」
みく「わかったにゃ、行ってくるにゃ!」
ドタドタドタドタ・・・
モバP「ふぅ、慌ただしいな、みくは」
のあ「……それがあの娘らしさ、ね」
モバP「はは、それもそうだな」
のあ「……えぇ、あれが素、よ」
のあ「……それがあの娘らしさ、ね」
モバP「はは、それもそうだな」
のあ「……えぇ、あれが素、よ」
のあ「……ところで、少し話があるのだけど」
モバP「どうしたんだ?」
のあ「となり、座るわ…」
モバP「ん、あぁ」
モバP「どうしたんだ?」
のあ「となり、座るわ…」
モバP「ん、あぁ」
のあ「……さっきの誕生日プレゼント」
モバP「あぁ、あれか。あんなに喜んでもらえるとはな」
のあ「……話さなくてよかったの?」
モバP「何をだ?」
のあ「”貴方”がみくのために選んでくれたこと」
モバP「あぁ、あれか。あんなに喜んでもらえるとはな」
のあ「……話さなくてよかったの?」
モバP「何をだ?」
のあ「”貴方”がみくのために選んでくれたこと」
モバP「俺はのあに相談されたから、アドバイスしただけだ」
モバP「それに、実際に探して見つけたのは、のあ、お前自身だ」
のあ「……だから、話さなかった?」
モバP「あぁ、そんなところだ」
モバP「それに、実際に探して見つけたのは、のあ、お前自身だ」
のあ「……だから、話さなかった?」
モバP「あぁ、そんなところだ」
のあ「……違うわね、もっと別の理由」
モバP「…ん、わかるのか?」
のあ「ただ単に、恥ずかしかった」
のあ「あの娘のために、何かをしてあげることが」
のあ「……どうかしら?」
モバP「…ん、わかるのか?」
のあ「ただ単に、恥ずかしかった」
のあ「あの娘のために、何かをしてあげることが」
のあ「……どうかしら?」
モバP「ははっ、わかるか」
のあ「……そうね、それなりに長い付き合いだから」
モバP「みくの前だと、特に本音を出すのが恥ずかしいんだよな」
のあ「……本音を出すのは難しいもの、誰でも」
のあ「……そうね、それなりに長い付き合いだから」
モバP「みくの前だと、特に本音を出すのが恥ずかしいんだよな」
のあ「……本音を出すのは難しいもの、誰でも」
モバP「みくは、俺が最初にプロデュースしたアイドルだからな」
モバP「初めて社長にプロデューサーとしてスカウトされてから」
モバP「若造なりに、一緒にいろんな仕事をやってきて」
モバP「一緒に楽しんで笑って、苦しいことも共有して」
モバP「そして、一緒に大きくなってきたんだ」
モバP「初めて社長にプロデューサーとしてスカウトされてから」
モバP「若造なりに、一緒にいろんな仕事をやってきて」
モバP「一緒に楽しんで笑って、苦しいことも共有して」
モバP「そして、一緒に大きくなってきたんだ」
のあ「……でも、今の貴方は仮面をつけて本音を隠している」
モバP「ん、どういうことだ」
のあ「……時間を共有した男女」
のあ「……苦楽を共にした男女」
のあ「……そこに特別な感情が生まれるのは、必然」
モバP「ん、どういうことだ」
のあ「……時間を共有した男女」
のあ「……苦楽を共にした男女」
のあ「……そこに特別な感情が生まれるのは、必然」
のあ「……でも、今の貴方は仮面をつけて本音を隠している」
モバP「ん、どういうことだ」
のあ「……時間を共有した男女」
のあ「……苦楽を共にした男女」
のあ「……そこに特別な感情が生まれるのは、必然」
モバP「ん、どういうことだ」
のあ「……時間を共有した男女」
のあ「……苦楽を共にした男女」
のあ「……そこに特別な感情が生まれるのは、必然」
モバP「俺、そんなにわかりやすいか?気をつけているつもりだったが」
のあ「……事務所の誰も気づいていない、私だけ。ちひろも知らない」
モバP「確かに気づかれたら、騒がれてるか」
のあ「……そう、だからこれは私と貴方の秘め事」
のあ「……事務所の誰も気づいていない、私だけ。ちひろも知らない」
モバP「確かに気づかれたら、騒がれてるか」
のあ「……そう、だからこれは私と貴方の秘め事」
モバP「でもな、俺はプロデューサーで、あいつはアイドルだ」
モバP「”こういう感情”はもっちゃいけないんだ、俺は」
のあ「……だから貴方は選んだのね」
のあ「……仮面をつけて、自分の思いを隠すことを」
モバP「”こういう感情”はもっちゃいけないんだ、俺は」
のあ「……だから貴方は選んだのね」
のあ「……仮面をつけて、自分の思いを隠すことを」
モバP「半分は、まぁ、そんな感じだな」
のあ「……残り半分は?」
モバP「なに、恋に未熟な男の子によくあることさ」
モバP「思いを告げて、それが叶わないことが怖い、っていう、な」
のあ「……残り半分は?」
モバP「なに、恋に未熟な男の子によくあることさ」
モバP「思いを告げて、それが叶わないことが怖い、っていう、な」
のあ「……変なところで臆病なのね、貴方」
モバP「そうだな、自分でもそう思うよ」
のあ「……私もそうなのだけれど」
モバP「ん?」
のあ「……なんでもないわ」
モバP「そうだな、自分でもそう思うよ」
のあ「……私もそうなのだけれど」
モバP「ん?」
のあ「……なんでもないわ」
のあ「……でも、仮面をつけるのは疲れるわ」
のあ「……そして、必ず限界を迎える」
モバP「はは、辛くないといえば嘘になるけど、それでもやっていくさ」
モバP「なに、のあにしか気づかれてないんだ、これからも…」
のあ「……そして、必ず限界を迎える」
モバP「はは、辛くないといえば嘘になるけど、それでもやっていくさ」
モバP「なに、のあにしか気づかれてないんだ、これからも…」
のあ「……私は、心配。貴方が、それで壊れてしまうことが」
モバP「そっか?それは大げさじゃない、か」
のあ「……それに、私も今のままは」
モバP「ん?」
のあ「……そうね、貴方に隠していても、仕方がないわね」
モバP「そっか?それは大げさじゃない、か」
のあ「……それに、私も今のままは」
モバP「ん?」
のあ「……そうね、貴方に隠していても、仕方がないわね」
のあ「……貴方、今、私がなんでこのメイド服を着てるか、わかる?」
モバP「ん、単なる気まぐれじゃないのか?」
のあ「……覚えてないかしら、私が初めてライブの衣装を着たとき」
モバP「あぁ、あのときか」
モバP「ん、単なる気まぐれじゃないのか?」
のあ「……覚えてないかしら、私が初めてライブの衣装を着たとき」
モバP「あぁ、あのときか」
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