元スレ勇者「剣とか持った事が無い」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 = 179 :
……
国王「勇者達よ! よくぞ魔王を討ち取った!」
国王「これでこの世界は……」
勇者「これから先はしばらく引っ張りダコだな」
盗賊「嫌な話だ」
魔法「まあ、それなりの報酬も貰えるしあたしは気にならないわね」
僧侶「皆さんはこれから……どうなさるんですか?」
302 = 179 :
勇者「……そうか。こうして旅をするのも終わりか」
盗賊「寂しくなるが今生の別れじゃないからな」
魔法「あたしは故郷に帰ってまた魔法の研究かしらねー」
盗賊「俺はまたトレジャーハントでもしにあちこち回るわ。ま、慎ましく暮らす分には、当分働かなくていいぐらいだが」
僧侶「私は教会に戻る事になります……勇者様は?」
勇者「うーん、特には何も考えていないなぁ。特別継ぐべき家業がある訳でもないし」
勇者「ま、どの道しばらくは勇者として自由にはいかないだろうから、そこら辺でのんびり考えればいいかな?」
魔法「あたし達は散り散りになるわね」
盗賊「んじゃあ、毎年この日に集まるか?」
勇者「お、いいなそれ」
303 :
しえん
304 = 179 :
僧侶「あ、あの……勇者様……その」ゴニョゴニョ
魔法(頑張って僧侶)
盗賊(ここがルートの分かれ道だぞ)
勇者「どうした僧侶?」
女騎士「やっほ」
勇者「うお! なんだ、お前か」
盗賊(誰だ? まさか剣の稽古の?)
魔法(国が全く違うじゃない、この国の騎士でしょ)
女騎士「いやあ、本当に君が魔王を倒しちゃうだなんて驚きだよ」
305 = 186 :
>>284
幽助も付けてたし戦闘狂なんだよ
306 = 179 :
勇者「よく言うよ。『もし魔王が現れたら一緒に旅に行こうね』とか言っておいて」
女騎士「いやーははは……本当にごめん。まさか本当に魔王が現れるだなんて思わなくて就職しちゃったからさ」
勇者「だからこそ、俺は安心して旅立つことができたんだけどな」
女騎士「勇者……はは、ありがとう」
魔法(おっと?)
盗賊(こいつぁ……)
僧侶「!? !?」パクパク
307 = 179 :
女騎士「強くなったんだろ? 久々に手合わせしようよ」
勇者「いや、嫌だ! お前との剣の稽古はトラウマだ!」
盗賊「え? お前、剣使うの消極的だったのって」
勇者「子供の頃稽古という名目で木刀で滅多打ちにされたんだ!」
盗賊(虐待……)
魔法(まさかあの寝言は……)
僧侶「!? !?」オロオロ
308 = 179 :
勇者「こいつの母親が剣の使い手で、俺の家系がなかったら彼女が本家勇者だったんだよ」
魔法「え? 何それ本当?」
女騎士「そりゃあ腕がなければこの年で騎士なんて務まらないからね」
僧侶「……」ダラダラダラ
盗賊「……お前ら幼馴染か?」
勇者「幼少の頃から稽古していたからな」
女騎士「と言っても稽古する武器は違ったけどねー」
309 = 179 :
女騎士「まー何にせよ。勇者はこのままここに住むの?」
勇者「今の所は他にやりたい事も無いしな」
女騎士「じゃあ……また一緒に居られるね」モジモジ
勇者「ああ、そうだな」ニコ
僧侶「」
魔法(あー)
盗賊(だから異性として親密にならなかったのかぁ)
その後、世界は平和に健やかなる時を刻んだ。
がある時、邪神を崇拝する信仰が立ち上がったという。
その後、一悶着を起こすその宗教の司教が若い女性だという話はあまり知られていない。
勇者「剣とか持った事が無い」 完
310 = 292 :
僧侶、南無
311 = 229 :
乙
僧侶…
312 :
僧侶ちゃんかわいそう
313 = 186 :
えっ
・・・乙
314 = 303 :
おつ
僧侶に救いがなかったな
315 :
僧侶ちゃんの後日談はよ
316 = 179 :
久方ぶりに腹抱えて笑ったけど
頭抱えて凹んだわ
枕濡らしながら寝るわ
みんなの評価 : ★
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