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    元スレ勇者「剣とか持った事が無い」

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    タグ : - 僧侶 + - 硬派 + - 豪鬼 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    魔法使い「はい?」

    僧侶「えーとそれは……」

    盗賊「冗談だよな?」

    勇者「いや剣とか習った事が無いんだ」

    盗賊「まさか路銀がそこそこあるのって……」

    勇者「王様から青銅の剣とか貰ったけど使えないから売った」

    2 = 1 :

    魔法「た、盾は?」

    勇者「売った」

    僧侶「それでは勇者様は一体何を装備なさるのですか?!」

    勇者「そう大声を出さないでくれよ……剣は習っていないが武道そのものは修めているから」

    盗賊「びっくりさせんなよ……で、お前の得意分野って?」

    魔法「……素手とかいうオチじゃないでしょうね」

    勇者「そんな全裸になると強くなる勇者みたいな……ちゃんと武器を用いる武道だ」

    勇者「と言っても、ここら辺じゃ出回っていないから家のものを持ってこなくちゃいけないんだけどさ」

    3 :

    見てみるか

    4 = 1 :

    勇者宅前
    勇者「ちょっと取ってくるから待っててくれ」

    盗賊「あいよ」

    僧侶「それにしてもあまり出回っていない武器というのは……」

    魔法「……棍棒とか」

    盗賊「いやー売っているだろう」

    僧侶「東の国のニンジャーたる種族が用いる鎖鎌ですとか!」

    盗賊「確かに中々流通しないな」

    勇者「お待たせー」
    *勇者は杉の棒を装備している*

    5 :

    まさかオナホで戦う勇者が現れるとは

    6 :

    おお勇者よ死んでしまうとは情けない

    7 :

    >>6
    もう一度機会を与えよう(なぜか上から目線

    8 = 1 :

    盗賊「……」

    僧侶「ゆ、勇者様?」

    魔法「勇者、それは?」

    勇者「杉の棒、杉で作られた棍だ」エッヘン

    盗賊「本気で言っているのか?」

    勇者「当たり前だ! 俺が生まれてこのかた棍術しか習っていない!」

    盗賊「勇者が戦力外とか……」パァン

    盗賊「え?」ジンジン

    魔法「な、なに?」

    勇者「……盗賊、構えてみろ」

    9 :

    トンファーキックとかトンファー頭突きとかトンファー大紅蓮龍皇掌とかか

    10 :

    棍棒じゃん

    11 = 1 :

    ッパァン
    盗賊「!」カァァン

    僧侶「注視していたのに」

    魔法「まるで見えなかった……」

    盗賊「お、驚いた……俺が反応できないだなんて。しかも構えた短剣だけを狙うとは」

    勇者「これが俺の力だ」

    僧侶「か、格好いいです……」

    魔法「ええ……」

    盗賊「だけど今の対人限定じゃないか?」

    13 = 5 :

    ひのきの棒じゃあかんのかと

    14 :

    カリスティックのこと?

    15 :

    三節棍ってヌンチャクの事だろ

    16 = 1 :

    ヒュヒュンパン ヒュンパパンドッ
    *勇者はスライム達を薙ぎ払った!*

    勇者「これでどうだ?」

    魔法「魔物相手でも引けを取らないなんて」

    盗賊「瞬殺だったな……」

    僧侶「というよりも勇者様がこの中で誰よりも素早いですね」

    勇者「これも長年の功夫の賜物だ」キリッ

    盗賊「説得力あるなぁ」

    魔法「……感心してるだけだと、立場が怪しいわよ」

    盗賊「は!」

    17 :

    アニメ化決定

    18 = 7 :

    この勇者、名前はリーだな

    19 :

    ほわたぁ!

    20 = 1 :

    勇者「……犬型2、任せる!」パパパパン

    魔法「火球魔法!」ボッ

    盗賊「よっと」シュバ

    魔法「なんだかんだで良いPTかもしれないわね」

    勇者「全ての敵を一呼吸で倒せるわけじゃないしな」

    僧侶「火力が安定していて私が空気ですね……」

    勇者「今はいいが何れは早期決着ができなくなるだろう」

    勇者「そうなった時は君が頼りなんだ」

    僧侶「勇者様……」

    21 :

    棒術は強いけどそのうち魔物相手じゃ薙刀や槍じゃないと通用しなくなるんじゃね

    22 = 1 :

    魔法「それにしても勇者の武器が木の棒だなんて……折れたらどうするのよ」

    僧侶「木と斧があれば武器調達できますね」

    勇者「切って形にするだけじゃ駄目なんだ。木の含水率によって強度が変わったりするからな」

    勇者「そこまで調節できれば安泰なんだがなぁ」

    魔法「え……ずっと木材で戦うつもり?」

    勇者「木材とか言うな」

    盗賊(できるだけ早くに剣術を教えないとっ)

    勇者「金属製で俺にも合う武器があればいいが……如何せん棍術だけで扱うには不十分だろうからな」

    盗賊「次の町に着いたら、俺が教えられる範囲で剣の稽古をつけてやるよ」


    盗賊「……」ボッコボコ

    勇者「何ていうかすまん」

    魔法「剣術の技量は盗賊にあるんでしょうけど、素早さの優位性に勝てるほどじゃないのね」

    23 :

    >>21
    そしたら鉄の棒とかミスリルの棒とかに持ち替えていけばいいんじゃね

    24 :

    的確に急所を突ければ、割と強いんじゃね?
    急所が分かればの話だけど

    25 = 1 :

    盗賊(マジ剣士見つけるか道場にぶちこまないとこの先が怖いな)

    勇者「まあ、今のところは戦えるし焦る必要は無いさ」

    魔法「まあ……そうよね」

    僧侶「勇者様は槍等をお使いになられた事は?」

    勇者「全くと言う訳ではないが……やはり不慣れかな。基本は突きだけだし、斬る動作もあるし」

    魔法「槍って突くだけじゃないの?」

    勇者「全部が全部って訳じゃないからなぁ」

    26 :

    こいつ実は大体の武術の基本抑えてるんじゃね?

    27 = 1 :

    勇者「そういえば……宿に泊まるのって初めてだなぁ」

    盗賊「俺は元々各地でトレジャーハントをしていたからな」

    魔法「私は別の国にいたからこの国に来るまでに何箇所かには泊まったわね」

    僧侶「私はずっと町から遠く離れる事が無かったので……」

    勇者「そうそう俺も俺も」

    魔法「あら……もしかして勇者と僧侶って顔見知り?」

    勇者「やー田舎の国と言えど都市だからなぁ。そこまで信心深い訳でもなかったし」

    28 = 1 :

    盗賊「まあなんだ。乾杯って事で」カチャン

    勇者「はは、やる気の無い乾杯だな」カチャカチャ

    魔法「まあいいじゃない。気を張り詰めすぎるのも良くないわ」カチャ

    僧侶「それにしても、自分が暮らす土地から勇者様が出るなんて思っていませんでした」

    盗賊「勇者の家系がいるってのは知られていなかったのか?」

    勇者「初代勇者の家系だぞ。何処かしらで話があってもおかしくない。が、盗賊は聞いた事無いだろ?」

    魔法「私もないわね」

    勇者「大役を果たした後の煩わしさを嫌い、家系の状況は王家のみが把握する事としたんだ」

    勇者「俺も親からその家系である事を聞いたのは数年前だよ」

    29 = 14 :

    薙刀持たせればOK

    30 :

    >>26
    一応勇者だし

    31 = 1 :

    盗賊「あー食った食った」

    勇者「俺ちょっと出かけてくるわ」

    盗賊「お、なんだ? 旅立ちそうそう溜まったか?」ニヤニヤ

    魔法「下品ねぇ……」

    勇者「俺は日課の鍛錬をするだけだよ」

    僧侶「棍術ですか?」

    勇者「戦えるとはいえ、まだまだ伸び代があるんだから鍛えないとな」

    盗賊「俺としては一般的な武芸を学んで欲しいだがなぁ……何れは剣で戦う時が来るだろう」

    勇者「機会があればな」

    32 = 1 :

    勇者「ふっ! はっ!」ヒュヒュンビュン

    勇者「せぃやぁぁ!」ォンッ


    僧侶「格好良い……」ポォ

    魔法「分かりやす過ぎね」

    僧侶「ま、魔法使いさんは何とも思わないんですか?」

    魔法「格好良いとは思うけども別に一目惚れはしないわね」

    僧侶「うー」

    盗賊「というかあんだけ棍術ができる奴もそうはいないだろう? 地元で噂になっていなかったのか?」

    僧侶「少しなら噂はありましたが……」

    魔法「所詮はマイナーな武術なのね」

    33 = 1 :

    勇者「さあ、出発しようか」

    盗賊「流石に次の町には二日後くらいになりそうだな」

    魔法「ま、焦る必要なんて無いんじゃない?」

    僧侶「慢心せず進みましょう!」


    *魔物の群れを1ターンKillした!*

    僧侶「あたしの存在って何なんでしょう」

    魔法「直に活躍もあるって」

    34 :

    何という幻想水滸伝

    35 = 1 :

    盗賊「これなら明日の昼前に町に着くな」

    勇者「思った以上に進みがいいな」

    僧侶「野宿なんて尚更初めてですね……」

    魔法「ま、流石の私もこれは初めてだわ」

    盗賊「どうやってここまで来たんだよ……」

    魔法「あら? 勇者の同行者の募集で大規模な送迎があったのよ。野宿と言えど常にテントで快適だったわよ」

    盗賊「なにその夢見たいな旅生活。初めて聞いた」

    勇者「そういえば、先月にキャラバンが来たのはそれに便乗していたものなのか」

    36 = 1 :

    盗賊「そうだそうだ。気になっていたんだがこの人選ってどう決まったんだ?」

    勇者「能力から考えて最適とされるPTがいくつも提示されてさ」

    勇者「それを俺が決めるって形だったんだ」

    魔法「何十……いえ何千組とありそうね」

    勇者「実際、人が違うだけで似た能力っていう面倒な組み合わせもあったからなぁ」

    僧侶「勇者様は何故私達を?」

    勇者「盗賊って見た事無いからその組み合わせの中で適当に……」

    魔法「他の実力者が聞いたら卒倒する理由ね」

    盗賊「まー……候補が何十とあっただけで、吟味なんてできないだろ」

    37 = 1 :

    魔法「この中で料理できる人っているの?」

    盗賊「簡単なものなら。あと大げさに言えば野戦食だな」

    僧侶「私は教会にいましたので一通りの家事はこなせます」

    魔法「まあ……私もそこそこには料理できるわね。勇者は?」

    勇者「……」ダラダラ

    盗賊「実家暮らしだもんな」

    勇者「盗賊が料理できると聞いて絶望した」

    盗賊「そこまで気にするか?」

    39 :

    40 = 1 :

    魔法「はい、召し上がれ」

    勇者「美味い!」ハフハフ

    盗賊「なんか俺も料理しなくていい気がする」モグモグ

    魔法「負担的にやってもらいたんだけど」

    盗賊「いや味の意味でさ。僧侶も俺よか旨いの確実だろうし」

    僧侶「そ、そんな事は」

    魔法「普段から料理していてそれはないでしょ」

    41 = 1 :

    勇者「見張りは俺がやるよ」

    僧侶「そ、そんな! 一番働いていない私がやります!」

    勇者「何言ってんだ。女の子に見張りなんかやらせられないよ」

    盗賊「男としての意地があるわな。って事で俺と勇者で交代制かねぇ」

    魔法「あたしとしてはこっちに役が回ってこないのならいーわ。おやすみ」ゴロン

    勇者「そういう訳だから僧侶もゆっくりとおやすみ」

    僧侶(せ、せめて勇者様と一緒に起きている位は!)


    勇者「おーい僧侶。朝食できたぞー」ユサユサ

    僧侶「え? はっ!」ガバ

    盗賊「簡単に作っただけだけどな」ズズゥ

    魔法「ふぅ……暖かい」

    42 :

    ティーダじゃねえか

    43 = 1 :

    勇者「本当に昼前に着いたな」

    盗賊「今日はもう休みでもいいのか?」

    勇者「そうだな。宿をとったら各自自由行動にするか」

    魔法「買い物行って来ようかしら」

    盗賊「なんかいい武器でもないかねぇ……」

    僧侶「盗賊さんのナイフって結構凄い物の気が……」

    勇者「他所の国から来ているとなると、ここらで買い換えられる装備なんてないんだろうなぁ」

    44 = 1 :

    魔法「あら……このブーツいいわね」

    僧侶「あの杖、魔力が上がるそうですよ」

    勇者「……」

    盗賊「予備の武器にしてもちっとなぁ……」

    魔法「いい加減杖以外もしっかりとした物にしようかしら」

    盗賊「今はまだ後衛に攻撃がいく事も無いだろうし、節約してもいいと思うがな」

    勇者「……」キュンキュン

    45 = 24 :

    何にキュンキュンしてるんだ?

    46 = 1 :

    魔法「そっちはどう?」

    盗賊「俺は何も買って、おい勇者。棒が二本になってるぞ」

    勇者「ひ、檜の棒が売っていたんだ」

    勇者「杉の棒はいい加減古いしそ、そろそろ買い換えるべきだと思って」

    盗賊「違う。結局棍術から離れる気が無い事を言ってんだ」

    勇者
    右手 杉の棒      サブウェポン
    左手 杉の棒         檜の棒
    頭 武道家の鉢巻
    体 ブレストプレート
    足 武道家の靴
    装 アームガード

    盗賊「とりあえず剣だけでも装備しとけよ。ほら青銅の剣」

    *勇者は装備に必要な熟練度が足りません*

    勇盗「ええ?!」

    47 = 1 :

    町長「おお……貴方様が勇者でございますか」

    勇者「え? はい、そうですが貴方は?」

    町長「私はこの町長を務めている者です」

    盗賊「町長が何故俺達なんかにわざわざ挨拶を?」

    町長「それが……勇者様にお願いしたい事がありまして」

    魔法「魔物でも暴れているのかしら?」

    町長「その通りなのです」

    盗賊(兵士に頼めよって言っちゃいけないんだろうなぁ)ヒソヒソ

    勇者(そりゃそうだろうな)ヒソ

    48 = 1 :

    勇者「場所と規模を教えていただけますか?」

    町長「ここから北西の大きな橋に……数は20以上と言われております」

    魔法「ここら辺で一番大きな橋ね」

    僧侶「最寄の王国への最短ルートですよね?」

    盗賊「どの道俺らも通るんだ。ついでに討伐しちまおうぜ」

    勇者「まあ端から討伐するつもりだったけどさ」

    魔法「その魔物達は明日、討伐致しますのでご安心下さい」

    町長「ありがとうございます……本当にありがとうございます」

    49 = 1 :

    勇者「あれが魔物の軍団か。こちらには気付いていないな」

    盗賊「インプの群れだな。一気に片をつけようぜ」

    魔法「流石に早期決着は難しそうね」

    僧侶「回復は任せて下さい!」

    勇者「頼もしい限りだ。いくぞ!」

    *勇者達はインプの群れに襲い掛かった!*


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