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元スレ照「内緒のはなしは…」宥「あいるてるゆーわっと!」

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451 = 95 :

「あなたたちを引き剥がすのはこれから先ずっと常に天和を出し続けるより難しそう」

姫子「ですかね」

「喧嘩別れして1年音信不通だった相手を追いかけて上京してる時点で並じゃない」

姫子「……そこまで知ってるだなんて、やっぱり妬けてしまいますねぇ」




「わたしはまだ気分悪いし、荷物みてるから」

「じゃ、わたしも」

「いいのに」

「ううん、もっとお日様が照ってからじゃないと泳ぐのは寒いから」

「じゃ玄、姫子!行くぞ!」ダッ

「はーい」タッ

姫子「ビーチボール膨らませたらすぐ行きますね」

453 = 340 :

さるよけ

454 :

大学物での哩さんの出演率の高さ

455 = 95 :

「はあ」

「哩のバイタリティには呆れる」

「ちょっと羨ましいけどね」

「……ん」

「ちょっと寝る」

「じゃあ」ポンポン

「?」

「膝枕」

「いいの?」

「おいで」

「じゃ、失礼します」

458 = 95 :

.


「思ってたより良いものだね、これ」

「そうかな?初めてするんだけど」

「うん。寝心地最高」

「昔は玄ちゃんと二人でお母さんの膝枕で寝てたなぁ」

「すごく和む光景が浮かんだ」

「あはは」

「ねえ、宥」

「宥はやっぱり卒業したら実家を?」

「うん、それはたぶん確実」

「そうだよね」

「わたしは……どうしようかなぁ」

「今まではただ好きな麻雀を打っていて、そしてなまじ才能があったからそれだけでどうにかなった」

「でも、これからは?と考えた時に、ふと他には何も持っていないことに気が付いたんだ」

「………」

459 = 95 :

「高3のお正月にあった小鍛冶健夜の対局を知ってる?」

「あ、照ちゃんと小鍛冶さんが戦ったやつだよね」

「見てたよ?」

「あれはエキシビションですらなかったよ。ただのバラエティのおふざけ企画だった」

「残り2家はただの芸人だった。小鍛冶さんはまるでやる気なんかなかった」


「それでも」


「わたしは、そんな小鍛冶さんにさえ勝てなかった」


「この道を進むべきなのか、そうでないのか、今のわたしには決められない」


「だから、宥に」

「………」

「少なくとも私は、麻雀に真剣に打ち込む照ちゃんの姿が好きだよ」


「宥ならそういってくれると思った」

461 = 95 :

「少し肩の荷が下りた気分」


「うん、安心した顔になったよ」

「さすがに眠気がもう限界……」


「……さっきのは寝言。そう思ってほしい」


「寝言に返事したから死んじゃうよ」


「このまま死ねるなら本望かも」


「もう」


「……おやすみ」


「おやすみなさい、照ちゃん」

464 = 95 :

姫子「トース」ポン


「アタックじゃあああああ!」バチーン


ボスッ

「ぷえっ!」


「あー、顔面当ててしもーた。すまんすまん」


「もう、痛いです」

姫子「じゃ、サーブ行きますよー」

姫子「そーれ」

465 = 95 :

.


「とうっ!」


「えい」


姫子「ナイスパス!」



(……それにしても)


「そりゃ!」





(……………………揺れないなぁ)

466 = 457 :

自分が揺らせばいいんですよ

467 = 454 :

安心のおも畜生クロチャー

新道寺はスレンダーだからこそ輝くんだろいい加減わかれよ

468 = 95 :

「ふぁ……」

「あ、起きた?」

「今何時くらい?」


「ちょうど1時だよ。3人はついさっき海の家に行ったとこ」

「そう……お昼食べたら海行こうか。せっかくだし」

「うん」

「じゃ、行こう」




「いやー、海の家で食べるラーメンっちゅーんは特別な感じがすんな」

姫子「普段だったらこんなマズいのは食べきれんですね」

「縁日の焼きそばみたいなものですかね」

「どこで食べても安定してるカレーが一番いいと思うけど」

「たこ焼きおいしい」

469 = 95 :

「さて、午後の部開始!」

「哩さん!砂に埋めるのやりたいです」


「おう、どっからでも埋めんかい」

「わーい」



「……わたしは波打ち際で遊んでるよ」

「沖縄でもそうだったけど、やっぱり照ちゃん泳げないんだね」

「うん」


「浮き輪つけてもいいからちょっと泳ごうよ」

「そこまで言うなら……」

「わかった。手、離さないでね」

「う、うん」

471 = 206 :

おもちがないから浮かないのか…

472 = 105 :

もちはもちでもかき餅か…

473 = 95 :

「なあ玄、今どんな感じ?どんな感じ?」

「とってもマーベラスな感じになってますよ!」

「そうか!玄は芸術の才能があるなー」

「えへへ」


(ほんとにマーベラスな感じだよ!本物もこのくらいあればなぁー)


(ああ!全身圧迫拘束される砂の感じもなかなかすばら!)



姫子「な、なんなんやろーね、あの砂の胸部分の大きさは」



「結構バタ足うまいね」

「うん、泳ぐための技術がないわけじゃない」

「じゃあどうして泳げないの?」


「水に浮かないから」

474 :

力を抜けば勝手に浮くのに

475 = 457 :

体脂肪が少ないと浮かないという事ですか

476 :

おもち…

478 = 95 :

「あぁ……」

「なんか言ってて悲しくなった」

「うん……」



「海ってのは、広いね」

「ほんとうだね」

「月並みだけど、わたしの悩みなんてちっぽけに思えてくる」



「あのね、宥」


「なに?」


「わたし、頑張るよ」



「……」

「うん、わたしも頑張ってみることにするよ」

481 = 95 :

「すっかり遅くなっちゃったね」

「まぁ、砂まみれのまま車に乗っけるわけにはいかんけんな」

「あのホテルのバイキング、なかなか美味しかった」

「夏は宿泊客だけじゃなくてもあのビーチは海水浴客でにぎわうみたいやからね」

「食事と風呂だけの利用もできたのは正直助かった」

「ジャグジーもなかなかやったし」

「おかげで懐が寒いけどね」

「ふっ、バイトしてない実家暮らしにはな」

「……なんか始めようかな」


「………」

「………」


「みんな寝とんの?姫子は寝とるみたいやけど」

「うん。両脇の二人も」


「……そうか」

482 = 100 :

紫煙

483 = 95 :

「なあ、照」


「何?」



「いつまで知らん振り決め込むつもりなん?」


「それは、どういう」


「みなまで言わせんな。宥のことに決まっとろうが」


「やっぱり、そうなの?」


「そらもうそうやろ。本気で気付いとらん訳?」


「……いや」

「もしかして、と思うことは多々あった」

「でも、今までそういう事が無かったから」

「天下の白糸台エース様が?」

485 = 95 :

「大半はその肩書きあってだよ。わたしの本質を見ようとしていた人は少ない」

「ふーん、てっきりわたしは弘世のやつとはそういう関係だと」

「当たらずとも遠からず。といっても、菫は背中を任せられる親友といった感じだけど」

「味付けはシュガーじゃなくてペッパー、ということか」

「よく意味が分からないけど、刺激し合える関係ということなら間違ってない」

「じゃあ、宥が告白してきたら受け入れる?」


「……」

「わからな―――」


「……いや、そうするよ」


「正直、宥と居るときほど心休まる時はないから」


「自分でも、この気持ちに結論を出さなきゃとは思ってたんだ」

487 = 95 :

「なら良し。そのまま『わからない』と言っとったらスマキにして海に沈するところやった」

「にしても、待っとるだけじゃ進展しそうにはないぞ。宥の場合は特にな」

「きっと、カタはつけて見せるよ」

「そうしろ」






(………………………)

489 = 95 :

―――――――夏休み明け、哩の家

「さて諸君、学祭が1ヶ月後に迫っとるわけだが」

「あまり思い出したくない……」ズーン

「まあまあ、今年は参加すればいいよ」

姫子「楽しみやね」

「どんな感じなんだろう」


「ま、実状は内輪の縁日みたいなものでもあるが」

「せっかくなので今回は出店者側でやってみようと思う」

「そんなことできるの?」

「ああ。出店要件はサークル・ゼミ・その他事前に申請した当学学生が所属する団体」

「ちなみに、新規客の獲得のためにここの学生がバイトしてる大学周辺の飲食店が、その学生に頼んで出店することもあるそうだ」

「ルールの抜け道ってことだね」

「まあ、学祭は生徒の自主性に任せるということで、明らかな営利行為だが大学側も黙認しているらしい」

「レベルが高い出店があったほうが盛り上がるでしょうしね」

「そう!そして今回広場の一等地を確保できた」

492 = 95 :

姫子「ああ……昨日朝早く出てったのは申請の為っちゅうことですか」

「ああ。申請が今日から開始やからな」

「すごーい」


「まだやるとも言ってないのにずいぶんな勇み足」

「やるやろ?」

「やる」


「まあ、最悪辞退すればほかの団体が繰り上げになるだけやったから」

「それで、なにをするの?」

494 = 95 :

「玄さんという強力な助っ人もおることやし、ビアガーデンをやろうと思う」

「学祭って11月の第2週だよ?寒いのにビール飲む人いるの?」

「その辺は去年リサーチ済み。祭とあって缶ビールが400円でも飛ぶように売れる」

「そして、立ち食いになることが多くて困っとる人が見受けられた」

「去年……」シクシク

姫子「なんとも大学生って感じでよかですねぇ」

「なるほど、わたしも参加できるわけですか」


「じゃ、その他手続きは済ませておくから。メニューとかそういうのを考えていこう」

「はーい」

495 = 171 :

まいるちゃん可愛い

497 = 95 :

「おっし、開店ぞ」

「二人ともギャルソン衣装似合ってるねー」

「そうかな、ありがとう」

「ちょっと寒い……」

「その恰好にマフラーはおかしいから我慢してね」

「かわりに貼るカイロ持ってきたから」

姫子「頑張りましょうね玄さん、哩さん」

「おう」



「こっちビール3つと料理おねがーい」

「かしこまりましたー」

「こっちはビール2つでー」

「すぐにお持ちします」

498 = 95 :

「なかなかに盛況ですね」

「ああ。ほかの店で買ったものを持ち込む客もおるが、それでちょうどよく回るペースになっとる」

姫子「儲けのためってわけじゃないですけど、ビールだけだと楽ですけんねぇ」

「オーダー入ったよ。モツ煮込みと唐揚げ」

「あいよー」

「ここからステージの大道芸とかショーも見れるし、最高のポジションですね」

「もっと褒めろ褒めろ」

姫子「手ぇ止まっとりますよ!」


「すみません」
「すみません」

499 = 123 :

大学モノって本編のキャラそのまま持ってきたようなのが多いけど
これはみんな年相応に成長してるのがいいね

500 = 95 :

.


「はぁ……疲れた」

「お疲れさん。大成功やったな」

「売り上げ……諸経費を引いて5万3000円ですね」

姫子「1日でこれはすごいですね」

「明日はどうするんですか?」

「いや、ここはいい場所やけん1日しか使えんのよ」

「明日は普通に参加しようと思っとる」

「なるほど、両方楽しもうってことですね」

姫子「そうですね、わたしもその方がいいと思います」

「照ちゃん、飲み物買ってきたよ」

「ありがとう……」


「よっしゃ、とりあえず今日は売り上げでパーっと飲みに行くぞ!」


「おー!」


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