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    元スレ照「内緒のはなしは…」宥「あいるてるゆーわっと!」

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    みんなの評価 : ★★
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    251 = 109 :

    さるよけしえん

    252 = 95 :

    「あ、アルフォート……」

    「アホか」パコン

    「あいた」



    「第一、急に呼んだのは哩じゃない」

    「それくらい想定しとけよ」

    「わたし一人さびしく教室に座ってたのに……」

    「あ」

    「少しくらい優しくてしてくれてもいいじゃない」グス

    「そうやね、すまん」

    「では気を取り直していただきます」パキ

    「嘘泣きかい!?」

    253 = 222 :

    さるよけ

    254 = 222 :

    さるよけふんふむ

    255 = 95 :

    「照ちゃんお猪口空だよ~」トクトク

    「あ、ありがと」

    「しっかし宥も大酒飲みになったな」

    「こんな体にしたのは誰ですか~」

    「妙な言い方をすんな」

    「酔った時の性格のブレが一番大きいのは宥だよね」

    「お前もたいがいやけどな」

    「そう?」

    「覚えとらんならいいよ」

    「気になる」

    「じゃ、ちょっと耳貸せ」


    「毎回最近会った悲しいことを泣きながら宥に慰めてもらいよる」ヒソヒソ

    「……そうなの?」ヒソヒソ

    「ああ」

    (そうなんだ……)

    256 = 222 :

    ふんふむ

    258 = 109 :

    さるったか?支援

    259 = 95 :

    「二人とも~、締めは何がいいかなあ」


    「うどん!」
    「雑炊!」

    「お?」

    「は?」


    「鍋の締めはうどんやろ」

    「ダシが効いた雑炊こそ至高と決まってる」


    「鍋二つに分けてどっちも作るねー」


    「よっしゃ」
    「ありがとう」

    260 = 222 :

    さるよけ

    261 = 222 :

    さるよけ連打

    262 = 95 :

    ―――――春休みの始まり



    「疲れたぁ」

    「お疲れさん」

    「テストどうだった?」

    「わたしは大丈夫」

    「今回は万全。テストを協力するくらいの知人はできたし」

    「よかったね」

    「ちっ」

    「なんね照その舌打ちは」

    「お前に宮永先輩と呼ばせたかったんだがな」

    「おあいにく様やね」

    「もう」

    263 = 109 :

    ニワカしえん

    264 = 222 :

    ふんふむ

    265 = 95 :

    「春が近づいたら宥もちゃんと活動できるようになるだろうしな」

    「そのことは言わないでぇ」

    「これで朝のお迎えも必要ないかな」

    「え……」

    「?」

    「あ、あのね照ちゃん」

    「照ちゃんさえよければこれからもお願いしたいなって」

    「そう?わたしはいいけど」

    「お熱いこって」

    「で、春休みはやっぱし帰省するんか?」

    「わたしはね」

    「今回はいいかな……」

    「そうなん?まあわたしもバイトがあるけん帰らんけど」

    268 = 95 :

    「照は別に用事があるわけじゃないっちゃろ?」

    「うん」

    「なら宥の実家に遊びに行けば?」

    「え」

    「そんな、宥に迷惑でしょ」

    「わたしは、そんなことないけど」

    「お部屋だって余ってるし」

    「余ってないほうがいいと思うけどな」

    「も、もう哩ちゃん!」

    「?」

    「ふふ、照」

    「なに」

    「お前の“鏡”も大したコトないな」

    「どういう意味?」

    「自分で考えりぃ」

    269 = 171 :

    まいるちゃん可愛い

    270 :

    照さんかわいい

    271 = 95 :

    「じゃ、二人とも。テスト終了祝いに、夜になったらこの住所のとこにきい」

    「どこここ」

    「来てみてのお楽しみ」

    「そう、じゃあ楽しみにしてるね」

    「ああ」






    「ここだね」

    「waxing moon……満ちていく月、か」

    「何のお店?」

    「これ、たぶん…」キィ


    「いらっしゃいませ」


    「いわゆる、バーってやつかな」

    「そん通り」

    272 = 95 :

    「うちのバイトはここの調理補助。ドリンクに関しては見習い」

    「それで来年になったら教えてあげる、って訳」

    「ま、建前上な」

    「とりあえず掛けて」

    「うん」

    「意外というか、そうでもないというか」

    「どっちが先だったの?」

    「え?」

    「ここで働くうちにお酒にはまったのか、お酒に関わるバイトをしたいと思ったのか」

    「……後者」

    「まぁ、そりゃそうか」

    「そろそろ二人も別のに手を出してみんかなーと思って」

    「むしろ日本酒ってラスボスな気がしたけど」

    「細かいことは気にしなさんなって」

    273 = 103 :

    絶対SMバーだと思ったのに

    274 = 236 :

    部長そろそろ帰らないと姫子NTRちゃうよ

    275 = 103 :

    姫子はすばらと仲良くヤってるから安心して

    276 = 95 :

    「じゃ……乾杯」

    「乾杯」





    ―――――――翌日、駅


    「はぁ……慣れない奴だとやっぱ効く」

    「最近やっと慣れてきたとこだもんね」

    「宥の実家って、どんなところ?」

    「うーん、東京と比べたら何にもないよ」

    「長野だってそうだよ」

    「あ、桜がきれいかな」

    「今はまだ季節じゃないけど」

    「そう、それはちょっと残念」

    「もう少し春になったらお花見に行こうよ。哩ちゃんも誘って」

    「うん」

    277 = 222 :

    ふんふむ

    278 :

    寝る前支援

    279 = 95 :

    「ちょっとお手洗い」フラ

    「やっぱりまだ残ってるみたいね」

    「うん、車内じゃ寝ることにする」

    「退屈させて悪いけど」

    「ううん、そんなことないよ」

    「一人で帰るより、ずっと」

    「そう?」

    「あ」

    「どうかした?」

    「ついでに駅弁一緒に選ぼう」

    「うん」

    280 = 95 :

    「ここが……」

    「松実館。わたしのおうち」

    「ほんとに旅館なんだね」

    「ウソだと思ってたの?」

    「そういう訳じゃないけど」


    「ただいまー!」

    「あ、お帰りなさいおねえちゃん、……と、宮永さん?」

    「しばらくお世話になります」

    「一緒に帰ってきちゃった」

    「大丈夫かな?」

    「別に大丈夫だと思うけど。部屋はお母さんの部屋も客間も空いてるし」

    「荷物運んどくよ」

    「うん、ありがとう」

    「すまないな」

    「いーえ、これも仕事の一環ですから」

    282 = 95 :

    「ここがお母さんの部屋。そんなに広くはないけどどうぞ」

    「いや、十分だよ」

    「それしても、勝手に使っていいのか?」

    「うちは父子家庭だから」

    「そう……」

    (さっき下に仏壇があったけど、そういうことか)

    「お風呂は大浴場のほうを使ってくださいね。お家のお風呂ってのは嫌かもしれませんので」

    「特に気にしないけど」

    「そうですか?まぁうちの大浴場はアピールポイントの一つでもあるので是非どうぞ」

    「あ、0時から5時までは清掃なんで気を付けてください」

    「汚れ物はこの籠に入れてくれて置いたらお昼には持って行って洗っちゃいます」

    「何もかもすまないな」

    「ご飯は私たちと一緒でいいですかね?お父さんと一緒というのは居心地悪いかもですけど」

    「大丈夫だけど。気難しい人なの?」

    284 = 95 :

    「特にそんなことは。少々躾に厳しいので憧ちゃんなんかは敬遠してますね」

    「ああ……中堅の」

    「後で浴衣を持ってきますね。説明は以上です。ごゆっくり」

    「ずいぶん仲居業が板についてるんだな」

    「もう昔からずっとだからね。あれでも厨房のほうが得意なんだよ」

    「宥はやらないの?」

    「わたしは裏方ばっかりかなぁ……少し人見知りしちゃうし」

    「人それぞれ得意、不得意があるから」

    「そうだよね」

    「じゃあ、わたしもお手伝いしなきゃ」

    「頑張って」

    「うん、ご飯できたら呼びに来るから」

    「わかった」

    285 :

    追い付いた支援

    286 = 109 :

    さるさんよけ

    288 = 285 :

    シズ

    289 = 285 :

    290 = 95 :

    .


    「ふう……」チャポン

    カラカラ

    「お湯加減はどう?」

    「宥!?」

    「なんで驚いてるの?」

    「いや、なんでも」

    「そう?」

    「お父さんとは普通に話してたね」

    「うん。いい人だったよ」

    「これからも仲良くしてやってくれってさ」

    「お父さんってば……」

    「確かにいいお風呂だな」

    「露天風呂のほうには行ってみた?」

    「うん、今日はちょうど満月が浮かんでたよ。綺麗だった」

    291 :

    さるよけ

    292 = 285 :

    293 = 95 :

    「桜の時期は夜もお昼もすごい景色だよ」

    「つくづく咲いていないのが悔やまれるね」

    「わたしは桜が咲いててもあんまり行かないけどね」

    「外が寒いから?」

    「うん」

    「本当に宥は寒がりだね」

    「だってぇ」

    「ふふ」

    「あのね、サウナもあるんだけど」

    「いや、今日はもう既にのぼせかけなんだ」

    「遠慮しておく」

    「そう……」

    「明日は玄さんと奈良を案内してくれるんだっけ?」

    294 = 285 :

    「」

    295 = 95 :

    「そうだよ」

    「じゃ、もうあがるね」ザパ

    「うん」


    カラカラカラ ピシャン



    「………」ブクブクブク


    「サウナでおしゃべりしたかったなぁ……」



    ガラガラ!


    「おねえちゃん!せっかくだから久しぶりに背中を流します!」


    「玄ちゃん!?」

    297 = 95 :

    .


    「ここかな?」

    「ん、く、宥……きっつぅ……」

    「っつあ!」


    「痛い痛い痛い!やめてってば!」

    「やめないよ~」

    「ちょっ、ほんとに痛いって」

    「気持ちいいでしょ~」

    「それは、そうだけどっ」

    「はっ、はっ」

    「ほんとにおかしくなるー!」

    「大丈夫だってば」

    298 = 95 :

    .


    「はい、おしまい」

    「痛かった~」

    「でもだいぶ楽になったでしょ」

    「ああ……よかったよ」

    「ふふ」

    「宥のマッサージ」

    「少しは自信あるんだよ?」

    「というかマッサージ師の免許持ってるの?」

    「持ってないよ?」

    「ダメじゃない」

    「友人だからセーフだよ」

    「だいたい、なんで宥が来るの」


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