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    元スレ照「内緒のはなしは…」宥「あいるてるゆーわっと!」

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    みんなの評価 : ★★
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    501 :

    さきーさきー

    502 = 95 :

    .

    「んむ……」パチ


    「今何時かな……」

    19:48

    「あぁ~」


    「これはつまり2日目まるっと寝過ごしたってことだよね」

    「昨日は2次会哩ちゃん家になったんだっけ」



    (視界の端に映るのは大量の茶色いビン……)




    (そして)


    「ん……」


    (わたしを抱きしめる形で寝ている照ちゃん)

    504 :

    猿ッたといいて

    508 = 95 :

    (二度寝……できるわけないよね)




    (まつげ長いなぁ)



    (……………)ドキドキ



    (こんなにも、わたしは……)




    (決めたよ、照ちゃん)




    (わたしは、もう―――――)

    511 = 95 :

    ―――――――松実宥、大学4年の春


    「もう卒業か」


    「あっという間だったねえ」


    「特にこの1年は短かった気がするな」


    「そうだね」


    「楽しいときは瞬く間に過ぎる、ってことかな」


    「もう、照ちゃんったら」


    「ほんとうだよ、宥と居て人生で一番楽しい4年間だった」


    「わたしも」


    「そういえば、去年はあんまり哩ちゃんと会ってないなぁ」

    512 :

    しえん

    514 = 95 :

    「旅行とか、イベントごとでは一緒に居たけどね」


    「あいつなりに、理由があるんだよ」


    「へぇ……」


    「なんだか照ちゃんは、わたしの知らない哩ちゃんを知ってるよね」


    「でも、哩の知らない宥の顔のほうがたくさん知ってるよ」


    「……恥ずかしいな」


    「でも、嬉しい」


    「おーい、お前らー」


    「あ、哩ちゃん」


    「式終わったし、これから飲みに行こうや」

    518 :

    何かやな予感…
    この人があのSSの作者だと悲恋になりそうで…

    519 = 95 :

    「最後まで哩は……」


    「でも、そのほうが哩ちゃんらしいよね」


    「そーそー、酒抜きに聞けないこと全部聞いてからお別れにすっぞ」


    「うちは姫子さんと哩のところみたいに爛れてないから……」


    「それに、これはお別れなんかじゃないよ」


    「そうだね、きっとまたすぐに会える」


    「そやねー、じゃ、糸をもっぺん結び直しとこーか?」


    「糸?」


    「あとで照に聞いて」


    「にしても、照はプロで宥は実家。就活せんでいい奴らはちゃきいよなー」

    521 = 95 :

    「哩だって、してなかったじゃない」


    「ばれたか」


    「え」


    「したいこと、見つけたんでしょ?」


    「まーな」


    「そういうことなら、大丈夫そうだね」


    「んじゃ、そろそろ行くぞ。車に乗れ」


    「はーい」

    522 = 95 :

    ―――――――現在


    「奈良のチームへの移籍が決まったから、これからは一緒に居られるよ」

    「ほんと!?」


    カランカラン

    「む」



    「あ、すみません……今日は営業してないんですよ」

    「はい、申し訳ないです。またよろしくお願いします」




    「はあ、看板をCLOSEにすんの忘れとった」

    523 = 501 :

    ええな支援

    524 = 95 :

    「だめだよ哩ちゃん」

    「すまん。しかしまあ、宥もよく頑張ったな」

    「もっというと、新婚なのに3年もほったらかされてよく頑張った」

    「わたしはどこかの誰かと違って可能な限り奈良に居たから」

    「ぐっ」

    「わたしたちを引き剥がすのは、これから先ずっと九蓮宝燈で和了りつづけるより難しいよ」

    「宥も言うようになったなあ」


    「ほい、じゃあ3人分の飲み物がそろったところで」

    「うん」

    「はい」


    「宥と照の結婚記念日と」

    「哩のお店のオープン2周年を祝って」
    「哩ちゃんのお店のオープン2周年を祝って」



    「乾杯!」

    525 = 397 :

    やったー!

    528 = 501 :

    かんぱーい

    529 = 95 :

    ―――――――松実宥、大学2年の冬

    オネェチャン、デンワダヨ


    「ん」

    「もしもし」

    『あ、照ちゃん、今大丈夫?』

    「うん」

    『来週の金曜日って何か予定あるかなぁ』

    「金曜日って……クリスマスじゃない。いいよ」

    『えへへ』

    「わたしのバイトは学校やってる時しかやってないから」

    『図書館のお手伝いだっけ、ぴったりだね』

    「まぁお給料は大したことないけど」

    『わたしも、クリスマスに雀荘に来るお客さんって少ないから、お休みなんだ』

    『じゃあ、24日に』

    「うん、楽しみにしてる」

    530 :

    着信音のみの登場がちょっと面白い

    531 = 134 :

    ふんふむ

    532 = 95 :

    ――――――――――――――――――――――

    『いつまで知らん振り決め込むつもりなん?』

    ――――――――――――――――――――――

    「……それも来週まで」

    ――――――――――――――――――――――

    『じゃあ、宥が告白してきたら受け入れる?』

    ――――――――――――――――――――――

    「……いや、それには及ばない」



    「わたしから告白する!」



    「宮永さん、仕事中よ。しかもここは図書館」



    「あ」


    「すみませんでした……」ズーン

    533 = 118 :

    しえんぬ

    534 = 95 :

    ――――――12月24日


    「お待たせ」

    「そんなに待ってないよ」

    「でも、寒かったでしょ。ほら、こんなに手が冷たくなってる」

    「わ」

    「さ、行こう」

    (な、なんだか今日の照ちゃん、いつもより積極的な気がする)

    「宥は寒さに弱いんだから……屋内で待っててくれたらよかったのに」

    「ううん」

    「すぐに見つけて欲しかったから……一番目立つ場所で待ってたの」

    「もう……風邪ひいても知らないよ?」

    「看病してくれないの?」

    「……まさか」

    「わたしが40度の熱出してても一晩中看病するよ」

    「ふふ」

    535 = 95 :

    .



    姫子「哩さん、結局あのふたりどげんなるとでしょーかね?」

    「まあ、あんだけハッパかけりゃあ今日動くやろ」

    姫子「ですかねぇ」

    「ほんなら、どっちがコクるか賭けてみるか?」

    姫子「えー、じゃあ、照さんからに1万円」

    「なら宥からに1万円かな」

    姫子「もしどっちも外れたらどうします?」

    姫子「告白できずに終わった!とか」

    「うーん……あいつらに1万円ずつやろう」

    姫子「ですかー」




    .

    537 :

    >>195のとこまで追いついた
    支援

    538 = 95 :

    (き、切り出せないまま宥のアパートについてしまった)


    (はあぁぁぁ……)


    「じゃ、じゃあ宥。この辺で。また初詣にもいこう」


    「照ちゃん」


    「!」


    「何?」


    「今日出かける前に、決めてきたことがあるの」


    「ううん、決めたのは学祭の時。ほんとうはもっと前だったかも」


    「わたしはもう、ほんとうの気持ちから目をそらして逃げたりしないよ」


    「…………」

    540 = 95 :

    「うん」


    「わたしも決めてきたことがあった」


    「でももう少しでその決意を仕舞ってしまうところだった」


    「宥は優柔不断なようでいてしっかりとこういう時決断できるよね」


    「照ちゃんこそ、いつだって必要な時に欲しい言葉をかけてくれるよね」


    「家事ダメダメ炬燵バカだったのに」


    「仏頂面で本だけが友達だったのに」


    「って、家事ダメダメは照ちゃんもでしょ!?」


    「ふふっ、ばれたか」


    「あははははは!」

    541 = 171 :

    まいるちゃん可愛い

    544 = 95 :

    「……ねえ、照ちゃん、ナイショの話があるんだけど」


    「奇遇だね、実はわたしも」




    「あのね……」
    「あのね……」



    「大好きだよ!」




    カン

    545 = 501 :

    ひゃっほう

    546 :

    最後あっさりwww

    548 = 512 :

    いいねえ
    乙乙


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