元スレ照「内緒のはなしは…」宥「あいるてるゆーわっと!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
501 :
さきーさきー
502 = 95 :
.
宥「んむ……」パチ
宥「今何時かな……」
19:48
宥「あぁ~」
宥「これはつまり2日目まるっと寝過ごしたってことだよね」
宥「昨日は2次会哩ちゃん家になったんだっけ」
宥(視界の端に映るのは大量の茶色いビン……)
宥(そして)
照「ん……」
宥(わたしを抱きしめる形で寝ている照ちゃん)
504 :
猿ッたといいて
508 = 95 :
宥(二度寝……できるわけないよね)
宥(まつげ長いなぁ)
宥(……………)ドキドキ
宥(こんなにも、わたしは……)
宥(決めたよ、照ちゃん)
宥(わたしは、もう―――――)
511 = 95 :
―――――――松実宥、大学4年の春
照「もう卒業か」
宥「あっという間だったねえ」
照「特にこの1年は短かった気がするな」
宥「そうだね」
照「楽しいときは瞬く間に過ぎる、ってことかな」
宥「もう、照ちゃんったら」
照「ほんとうだよ、宥と居て人生で一番楽しい4年間だった」
宥「わたしも」
宥「そういえば、去年はあんまり哩ちゃんと会ってないなぁ」
512 :
しえん
514 = 95 :
照「旅行とか、イベントごとでは一緒に居たけどね」
照「あいつなりに、理由があるんだよ」
宥「へぇ……」
宥「なんだか照ちゃんは、わたしの知らない哩ちゃんを知ってるよね」
照「でも、哩の知らない宥の顔のほうがたくさん知ってるよ」
宥「……恥ずかしいな」
宥「でも、嬉しい」
哩「おーい、お前らー」
宥「あ、哩ちゃん」
哩「式終わったし、これから飲みに行こうや」
518 :
何かやな予感…
この人があのSSの作者だと悲恋になりそうで…
519 = 95 :
照「最後まで哩は……」
宥「でも、そのほうが哩ちゃんらしいよね」
哩「そーそー、酒抜きに聞けないこと全部聞いてからお別れにすっぞ」
照「うちは姫子さんと哩のところみたいに爛れてないから……」
照「それに、これはお別れなんかじゃないよ」
宥「そうだね、きっとまたすぐに会える」
哩「そやねー、じゃ、糸をもっぺん結び直しとこーか?」
宥「糸?」
哩「あとで照に聞いて」
哩「にしても、照はプロで宥は実家。就活せんでいい奴らはちゃきいよなー」
521 = 95 :
照「哩だって、してなかったじゃない」
哩「ばれたか」
宥「え」
照「したいこと、見つけたんでしょ?」
哩「まーな」
宥「そういうことなら、大丈夫そうだね」
哩「んじゃ、そろそろ行くぞ。車に乗れ」
宥「はーい」
522 = 95 :
―――――――現在
照「奈良のチームへの移籍が決まったから、これからは一緒に居られるよ」
宥「ほんと!?」
カランカラン
「む」
「あ、すみません……今日は営業してないんですよ」
「はい、申し訳ないです。またよろしくお願いします」
哩「はあ、看板をCLOSEにすんの忘れとった」
523 = 501 :
ええな支援
524 = 95 :
宥「だめだよ哩ちゃん」
哩「すまん。しかしまあ、宥もよく頑張ったな」
哩「もっというと、新婚なのに3年もほったらかされてよく頑張った」
照「わたしはどこかの誰かと違って可能な限り奈良に居たから」
哩「ぐっ」
宥「わたしたちを引き剥がすのは、これから先ずっと九蓮宝燈で和了りつづけるより難しいよ」
哩「宥も言うようになったなあ」
哩「ほい、じゃあ3人分の飲み物がそろったところで」
照「うん」
宥「はい」
哩「宥と照の結婚記念日と」
照「哩のお店のオープン2周年を祝って」
宥「哩ちゃんのお店のオープン2周年を祝って」
「乾杯!」
525 = 397 :
やったー!
528 = 501 :
かんぱーい
529 = 95 :
―――――――松実宥、大学2年の冬
オネェチャン、デンワダヨ
照「ん」
照「もしもし」
宥『あ、照ちゃん、今大丈夫?』
照「うん」
宥『来週の金曜日って何か予定あるかなぁ』
照「金曜日って……クリスマスじゃない。いいよ」
宥『えへへ』
照「わたしのバイトは学校やってる時しかやってないから」
宥『図書館のお手伝いだっけ、ぴったりだね』
照「まぁお給料は大したことないけど」
宥『わたしも、クリスマスに雀荘に来るお客さんって少ないから、お休みなんだ』
宥『じゃあ、24日に』
照「うん、楽しみにしてる」
530 :
着信音のみの登場がちょっと面白い
531 = 134 :
ふんふむ
532 = 95 :
――――――――――――――――――――――
哩『いつまで知らん振り決め込むつもりなん?』
――――――――――――――――――――――
照「……それも来週まで」
――――――――――――――――――――――
哩『じゃあ、宥が告白してきたら受け入れる?』
――――――――――――――――――――――
照「……いや、それには及ばない」
照「わたしから告白する!」
「宮永さん、仕事中よ。しかもここは図書館」
照「あ」
照「すみませんでした……」ズーン
533 = 118 :
しえんぬ
534 = 95 :
――――――12月24日
照「お待たせ」
宥「そんなに待ってないよ」
照「でも、寒かったでしょ。ほら、こんなに手が冷たくなってる」
宥「わ」
照「さ、行こう」
宥(な、なんだか今日の照ちゃん、いつもより積極的な気がする)
照「宥は寒さに弱いんだから……屋内で待っててくれたらよかったのに」
宥「ううん」
宥「すぐに見つけて欲しかったから……一番目立つ場所で待ってたの」
照「もう……風邪ひいても知らないよ?」
宥「看病してくれないの?」
照「……まさか」
照「わたしが40度の熱出してても一晩中看病するよ」
宥「ふふ」
535 = 95 :
.
姫子「哩さん、結局あのふたりどげんなるとでしょーかね?」
哩「まあ、あんだけハッパかけりゃあ今日動くやろ」
姫子「ですかねぇ」
哩「ほんなら、どっちがコクるか賭けてみるか?」
姫子「えー、じゃあ、照さんからに1万円」
哩「なら宥からに1万円かな」
姫子「もしどっちも外れたらどうします?」
姫子「告白できずに終わった!とか」
哩「うーん……あいつらに1万円ずつやろう」
姫子「ですかー」
.
537 :
今>>195のとこまで追いついた
支援
538 = 95 :
照(き、切り出せないまま宥のアパートについてしまった)
照(はあぁぁぁ……)
照「じゃ、じゃあ宥。この辺で。また初詣にもいこう」
宥「照ちゃん」
照「!」
照「何?」
宥「今日出かける前に、決めてきたことがあるの」
宥「ううん、決めたのは学祭の時。ほんとうはもっと前だったかも」
宥「わたしはもう、ほんとうの気持ちから目をそらして逃げたりしないよ」
照「…………」
540 = 95 :
照「うん」
照「わたしも決めてきたことがあった」
照「でももう少しでその決意を仕舞ってしまうところだった」
照「宥は優柔不断なようでいてしっかりとこういう時決断できるよね」
宥「照ちゃんこそ、いつだって必要な時に欲しい言葉をかけてくれるよね」
照「家事ダメダメ炬燵バカだったのに」
宥「仏頂面で本だけが友達だったのに」
宥「って、家事ダメダメは照ちゃんもでしょ!?」
照「ふふっ、ばれたか」
宥「あははははは!」
541 = 171 :
まいるちゃん可愛い
544 = 95 :
宥「……ねえ、照ちゃん、ナイショの話があるんだけど」
照「奇遇だね、実はわたしも」
照「あのね……」
宥「あのね……」
「大好きだよ!」
カン
545 = 501 :
ひゃっほう
乙
546 :
最後あっさりwww
乙
548 = 512 :
いいねえ
乙乙
みんなの評価 : ★★
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